JPH0135590Y2 - - Google Patents

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JPH0135590Y2
JPH0135590Y2 JP2717284U JP2717284U JPH0135590Y2 JP H0135590 Y2 JPH0135590 Y2 JP H0135590Y2 JP 2717284 U JP2717284 U JP 2717284U JP 2717284 U JP2717284 U JP 2717284U JP H0135590 Y2 JPH0135590 Y2 JP H0135590Y2
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JP
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stator
mounting
stator core
side spigot
mounting part
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JP2717284U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関等の駆動源の駆動軸に取付
けられた磁石回転子と該駆動源に設けられた固定
子取付部に固定された固定子とにより構成される
磁石発電機に関するものである。
従来技術 内燃機関に取付けられる磁石発電機は、例えば
第1図に示すように、カツプ状に形成されたフラ
イホイール1と該フライホイールの内周に取付け
られた永久磁石2とからなる磁石回転子3と、環
状の継鉄部4aから磁石回転子の磁極に対向する
複数の突極部4bを放射状に突き出させてなる固
定子鉄心4と該固定子鉄心4の突極部に巻装され
た発電子コイル5とからなる固定子6とにより構
成される。磁石回転子3はフライホイール1の底
壁部にリベツト101により固定したボス部10
2のテーパ孔103に内燃機関の回転軸(駆動
軸)7のテーパ部を嵌合させてボルト8によりボ
ス部102を駆動軸7に締付固定することにより
機関に取付けられている。また固定子5は、機関
のケースの駆動軸7を取囲む領域に設けられた環
状の固定子取付部9に設けられた取付部側インロ
ー部9aに固定子鉄心4の内周に設けられた固定
子側インロー部4cを嵌合させることにより磁石
回転子3に対して同心的に位置決めされるととも
に軸線方向に位置決めされ、固定子鉄心4を貫通
させた複数の取付ネジ10を固定子取付部9に設
けたネジ孔9bに螺入することにより固定子5が
取付部9に固定されている。
従来のこの種の発電機においては、第2図に示
すように取付部側インロー部9aが円環状に形成
され、固定子側インロー部4cはこの取付部側イ
ンロー部9aの外周に嵌合するように円筒面状に
形成されている。従つて従来のこの種の発電機に
おいては、固定子側インロー部4cとボス部10
2との間に全周に亘つて取付部側インロー部9a
が介在しているため、取付部側インロー部と駆動
軸7との間のスペースが狭くなり、ボス部102
のテーパ孔103の周辺の肉厚を薄くするか、ま
たは駆動軸7の径を細くする必要があつた。その
ためボス部及び駆動軸の機械的強度が弱くなり、
ボス部が変形したり駆動軸が折れたりする事故が
生じることがあつて実用上問題があつた。
尚ボス部の肉厚を厚くし、駆動軸の径を充分太
くするために固定子取付部9の外径及び固定子鉄
心4の内径を大きくすることが考えられるが、こ
のようにした場合には、固定子鉄心の突極部の長
さが短くなり(発電機の外径をむやみに大きくす
ることはできない。)、コイルを巻くスペースが少
なくなるのを避けられない。そのため所定のター
ン数のコイルを巻くためにはコイル導体として線
径の小さい銅線を用いる必要があり、損失が多く
なつて所定の出力を得ることができなくなるだけ
でなく、損失による温度上昇が激しくなつて実用
的でない。
考案の目的 本考案の目的は、固定子鉄心の突極部を短くす
ることなく、しかも回転子のボス部の肉厚を薄く
したり駆動軸を細くしたりすることなく固定子を
取付部に位置決めするためのインロー部を設ける
ことができるようにした磁石発電機を提供するこ
とにある。
本考案は、駆動軸に取り付けられた磁石回転子
と、該駆動軸を取囲むように配置された環状の継
鉄部から磁石回転子3の磁極に対向する突極部を
放射状に突出させた固定子鉄心と該突極部に巻装
された電機子コイルとからなる固定子とを備えた
磁石発電機に係わるものである。
本考案が対象とする磁石発電機においては、駆
動軸を取囲むように設けられた環状の固定子取付
部に前記固定子鉄心を突き当てて軸線方向に位置
決めする突き当て面が形成されるとともに、該固
定子取付部に取付部側インロー部が形成される。
また固定子鉄心の内周には固定子側インロー部が
形成されていて、固定子鉄心が前記突き当て面に
突き当てられて該固定子鉄心が軸線方向に位置決
めされるとともに、固定子側インロー部が取付部
側インロー部に嵌合されて固定子が回転子に対し
て同心的に位置決めされ、周方向に間隔をあけて
固定子取付部に設けられた複数のネジ孔にそれぞ
れ固定子鉄心を貫通させた取付ネジが螺入されて
固定子が固定子取付部に固定される。
本考案においては、前記取付け部側インロー部
が、前記複数のネジ孔の間の領域に位置させて固
定子取付部の内周部から固定子側に突出させて設
けられた突起からなり、固定子側インロー部は前
記取付部側インロー部を構成する突起に外側から
嵌合する溝からなつている。
上記のように、取付部側インロー部をネジ孔の
間に位置する領域に設けると、取付部側インロー
部を全周に亘つて設ける場合に比べて該インロー
部を径方向の外側に設けることができ、これに伴
つて取付部の内周を固定子鉄心の内周と略同一位
置に配置することができる。従つて固定子鉄心の
大きさを同一とした場合、本考案によれば、従来
より取付部の内径を大きくすることができる。従
つて駆動軸を従来より太くすることができ、また
回転子のボス部の肉厚を従来より厚くすることが
できる。
実施例 以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第3図乃至第7図は本考案の実施例を示したも
ので、第3図において102は第1図と同様な構
造の磁石回転子のボス部であり、該ボス部は駆動
軸7に嵌着されて第1図の例と同様にボルトによ
り該駆動軸に固定されている。4は環状の継鉄部
4aと該継鉄部から放射状に突出させて設けられ
た突極部4b(第7図参照)とからなる固定子鉄
心で、図示してないが、該固定子鉄心の各突極部
に発電コイルが巻装されて固定子が構成されてい
る。内燃機関のケースの駆動軸7を取囲む領域に
は、環状の固定子取付部9が設けられており、第
4図乃至第6図に示すように、固定子取付部9
は、リング状部901と、該リング状部901の
外周部から径方向の外側に突出させて設けられた
3個の突出部902とを有している。各突出部9
02の軸線方向端面902aは固定子鉄心4の軸
線方向端面を突き当てて該固定子鉄心を軸線方向
に位置決めする突き当て面となつており、該軸線
方向端面902aがリング状部901の軸線方向
端面901aより固定子側に一定距離だけ突出す
るように形成されている。各突出部902の内周
側端部が一部半円形に切り欠かれて該切り欠き部
の内側に半部がかかるようにネジ孔903が設け
られ、該ネジ孔に取付ネジ10が螺入されるよう
になつている。
固定子取付部9のリング状部901のネジ孔9
03の間に位置する領域には、該リング状部の内
周側に位置させて前記突出部902の端面902
aより更に固定子側に突出した弧状突起からなる
取付部側インロー部904が設けられている。本
実施例では取付部側インロー部904の外側の部
分905の端面905aが突出部902の端面9
02aと同一の平面上に位置するように形成され
ていて、該外側部分905の端面905aも固定
子鉄心4を突き当てて固定子を軸線方向に位置決
めする突き当て面となつている。
一方固定子側インロー部401は第7図に示す
ように固定子鉄心4の内周に、周方向に所定の間
隔をあけて設けられた円弧状の溝からなり、該イ
ンロー部401が取付部側インロー部904に外
側から嵌合して固定子鉄心4を回転子に対して同
心的に位置決めするようになつている。固定子側
インロー部904の間に位置する部分には固定子
取付部9のネジ孔903に整合するネジ挿通孔4
02が設けられ、該ネジ挿通孔402を通してネ
ジ孔903に螺入された取付ネジ10により固定
子が固定子取付部9に固定されている。
上記実施例において、固定子取付部9の内径は
固定子鉄心4の内径に等しく設定されている。本
考案においては、取付部側インロー部をネジ孔の
間に位置する領域に設けた弧状突起により形成
し、固定子側インロー部を該取付部側インロー部
に外周側から嵌合する溝により形成したので、固
定子取付部の径を上記のように設定しても取付部
側インロー部及び固定子側インロー部を支障無く
設けることができる。従つて、第1図に示した取
付部側インロー部9aの厚みに相当する分だけ固
定子取付部の内径を大きくすることができ、第3
図に示したようにボス部102の肉厚を厚くする
ことができる。また機関の駆動軸を細くする必要
が無いので該駆動軸の強度を充分高くすることが
できる。
上記の実施例において、固定子側インロー部4
01を構成する円弧状の溝は、固定子鉄心を構成
する多数の鋼板の内固定子取付部9寄りに位置す
る所定枚数(取付部側インロー部904の嵌合代
を得るために必要な枚数)の鋼板を打抜くことに
より固定子鉄心の取付部9側の端部にのみ形成し
てもよく、また固定子鉄心を構成する全ての鋼板
の内周部を打抜くことにより固定子鉄心の軸線方
向の全長に亘つて形成してもよい。
上記の実例では、ネジ孔を3個形成したが、こ
のネジ孔の数は任意である。またインロー部の数
も任意である。
考案の効果 以上のように、本考案によれば、取付部側イン
ロー部を固定子取付部の複数のネジ孔の間の領域
に設けた突起により構成し、固定子側インロー部
を該突起に外側から嵌合する溝により構成して、
固定子取付部の内径を従来より大きくすることが
できるようにしたので、回転子のボス部及び駆動
軸を配設するスペースを広くとることができる。
従つて回転子のボス部の肉厚を充分厚くしてその
機械的強度を高めることができ、また駆動軸の径
を充分大きくしてその強度が低下するのを防ぐこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁石発電機の断面図、第2図は
第1図の固定子取付部の形状を示す平面図、第3
図は本考案の実施例の要部を示す断面図、第4図
は同実施例の固定子取付部を示す平面図、第5図
は第4図の−線断面図、第6図は該固定子取
付部の要部を示す斜視図、第7図は固定子鉄心の
平面図である。 1……フライホイール、102……ボス部、2
……永久磁石、3……磁石回転子、4……固定子
鉄心、4a……継鉄部、4b……突極部、401
……固定子側インロー部、5……発電コイル、6
……固定子、7……駆動軸、8……ボルト、9…
…固定子取付部、903……ネジ孔、902a,
905a……固定子突き当て面、904……取付
部側インロー部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動軸に取付けられた磁石回転子と、前記駆動
    軸を取囲むように配置された環状の継鉄部から前
    記磁石回転子の磁極に対向する突極部を放射状に
    突出させた固定子鉄心と前記突極部に巻装された
    電機子コイルとからなる固定子とを備え、 前記駆動軸を取囲むように設けられた環状の固
    定子取付部に前記固定子鉄心を突き当てて軸線方
    向に位置決めする突き当て面が形成されるととも
    に、該固定子取付部に取付部側インロー部が形成
    され、 前記固定子鉄心の内周には固定子側インロー部
    が形成され、 前記固定子鉄心が前記突き当て面に突き当てら
    れて該固定子鉄心が軸線方向に位置決めされると
    ともに、前記固定子側インロー部が前記取付部側
    インロー部に嵌合されて前記固定子が前記回転子
    に対して同心的に位置決めされ、 周方向に間隔をあけて前記固定子取付部に設け
    られた複数のネジ孔にそれぞれ固定子鉄心を貫通
    させた取付ネジが螺入されて前記固定子が前記固
    定子取付部に固定されている磁石発電機におい
    て、 前記取付部側インロー部は前記複数のネジ孔の
    間の領域に位置させて前記固定子取付部の内周部
    から前記固定子側に突出させて設けた突起からな
    り、前記固定子側インロー部は前記取付部側イン
    ロー部を構成する突起に外側から嵌合する溝から
    なつていることを特徴とする磁石発電機。
JP2717284U 1984-02-29 1984-02-29 磁石発電機 Granted JPS60141668U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2717284U JPS60141668U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 磁石発電機

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JP2717284U JPS60141668U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 磁石発電機

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Publication Number Publication Date
JPS60141668U JPS60141668U (ja) 1985-09-19
JPH0135590Y2 true JPH0135590Y2 (ja) 1989-10-30

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