JP2581307Y2 - パルサ付磁石発電機 - Google Patents
パルサ付磁石発電機Info
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- JP2581307Y2 JP2581307Y2 JP1992022422U JP2242292U JP2581307Y2 JP 2581307 Y2 JP2581307 Y2 JP 2581307Y2 JP 1992022422 U JP1992022422 U JP 1992022422U JP 2242292 U JP2242292 U JP 2242292U JP 2581307 Y2 JP2581307 Y2 JP 2581307Y2
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/12—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
- H02K21/22—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating around the armatures, e.g. flywheel magnetos
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/12—Stationary parts of the magnetic circuit
- H02K1/18—Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
- H02K1/187—Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to inner stators
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
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- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
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- H02K11/01—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for shielding from electromagnetic fields, i.e. structural association with shields
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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- Electromagnetism (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パルサ付磁石発電機に
関し、特に、パルサの磁石発電機への取り付け構造の改
良に係り、例えば、車両用エンジンや汎用エンジンに直
結されて点火信号を得るパルサ付磁石発電機に利用して
有効なものに関する。
関し、特に、パルサの磁石発電機への取り付け構造の改
良に係り、例えば、車両用エンジンや汎用エンジンに直
結されて点火信号を得るパルサ付磁石発電機に利用して
有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】パルサ付磁石発電機においては、エンジ
ンに連結された回転子の回転に同期してパルサからパル
ス信号が出力されるため、このパルス信号をCDIユニ
ットの点火信号として用いることができる。
ンに連結された回転子の回転に同期してパルサからパル
ス信号が出力されるため、このパルス信号をCDIユニ
ットの点火信号として用いることができる。
【0003】そして、従来のパルサ付磁石発電機におい
ては、パルサコイル内を鎖交する磁束の変化によってパ
ルス信号が発生するようになっている。
ては、パルサコイル内を鎖交する磁束の変化によってパ
ルス信号が発生するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パルサ付磁石発電機においては、回転子のマグネットの
磁束が常に漏洩しており、この漏洩磁束のパルサに対す
る影響が、パルサのコアから回転子ヨーク側に洩れる漏
洩磁束と、パルサ本体を支持するステーから回転子ヨー
ク側に洩れる漏洩磁束との間に差があるため、この磁束
の差によってノイズが発生する。
パルサ付磁石発電機においては、回転子のマグネットの
磁束が常に漏洩しており、この漏洩磁束のパルサに対す
る影響が、パルサのコアから回転子ヨーク側に洩れる漏
洩磁束と、パルサ本体を支持するステーから回転子ヨー
ク側に洩れる漏洩磁束との間に差があるため、この磁束
の差によってノイズが発生する。
【0005】点火信号となるパルス信号の他にノイズが
発生すると、点火エネルギがコンデンサに充分蓄積され
ないうちに放電されることになるため、CDIユニット
にノイズフイルタ回路を設けなければならず、コスト高
となってしまう。
発生すると、点火エネルギがコンデンサに充分蓄積され
ないうちに放電されることになるため、CDIユニット
にノイズフイルタ回路を設けなければならず、コスト高
となってしまう。
【0006】本考案の目的は、回転子側からパルサ側へ
洩れる漏洩磁束によってパルサからノイズが発生するの
を防止することができるパルサ付磁石発電機を提供する
ことにある。
洩れる漏洩磁束によってパルサからノイズが発生するの
を防止することができるパルサ付磁石発電機を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係るパルサ付磁
石発電機は、マグネット(3)が固定子(5)の発電子
コイル(7)に対向して内周側に配された回転子(1)
のヨーク(2)の外周面にはリラクタ部(4)が形成さ
れており、前記ヨーク(2)の外側にはパルサ(11)
が前記リラクタ部(4)と対向するように配されてお
り、このパルサ(11)は前記リラクタ部(4)と対向
して磁気回路を形成するコア(13)が収容された本体
(12)と、このコア(13)に巻装されたパルサコイ
ル(14)と、前記本体(12)に固着されて一部が前
記固定子(5)のベース(6)に締結されたステー(1
8)と、このステー(18)の立ち上がり部(19)に
磁気的に接続されて前記コア(13)に磁気的に接続さ
れているマグネット(16)とを備えているパルサ付磁
石発電機において、前記ステー(18)の前記ヨーク
(2)側の端辺には突起(20)がヨーク(2)の方向
に突設されており、前記マグネット(3)を軸方向で二
等分した中心線(L1)と前記リラクタ部(4)の中心
線(L2)との距離(A1)と、前記ステー(18)の
厚さを二等分した中心線(L3)と前記マグネット
(3)の中心線(L1)との距離(A2)が等しくなる
ように、かつ、前記ヨーク(2)の外周面から前記パル
サ(11)のコア(13)先端までの距離(B)と、前
記ヨーク(2)外周面から前記突起(20)の先端まで
の距離(C)とが等しくなるように、前記回転子(1)
とパルサ(11)との関係が設定されていることを特徴
とする。
石発電機は、マグネット(3)が固定子(5)の発電子
コイル(7)に対向して内周側に配された回転子(1)
のヨーク(2)の外周面にはリラクタ部(4)が形成さ
れており、前記ヨーク(2)の外側にはパルサ(11)
が前記リラクタ部(4)と対向するように配されてお
り、このパルサ(11)は前記リラクタ部(4)と対向
して磁気回路を形成するコア(13)が収容された本体
(12)と、このコア(13)に巻装されたパルサコイ
ル(14)と、前記本体(12)に固着されて一部が前
記固定子(5)のベース(6)に締結されたステー(1
8)と、このステー(18)の立ち上がり部(19)に
磁気的に接続されて前記コア(13)に磁気的に接続さ
れているマグネット(16)とを備えているパルサ付磁
石発電機において、前記ステー(18)の前記ヨーク
(2)側の端辺には突起(20)がヨーク(2)の方向
に突設されており、前記マグネット(3)を軸方向で二
等分した中心線(L1)と前記リラクタ部(4)の中心
線(L2)との距離(A1)と、前記ステー(18)の
厚さを二等分した中心線(L3)と前記マグネット
(3)の中心線(L1)との距離(A2)が等しくなる
ように、かつ、前記ヨーク(2)の外周面から前記パル
サ(11)のコア(13)先端までの距離(B)と、前
記ヨーク(2)外周面から前記突起(20)の先端まで
の距離(C)とが等しくなるように、前記回転子(1)
とパルサ(11)との関係が設定されていることを特徴
とする。
【0008】
【作用】前記した手段によれば、ヨーク外周面からパル
サのコア先端までの距離と、ヨーク外周面からステーの
突起先端までの距離が共に等しく、かつ、マグネットを
二等分した中心線と、パルサコアの中心とステーの中心
とを結ぶ線とを二等分した線が等しくなるように、回転
子とパルサとの形状が設定されているため、回転子のヨ
ークからパルサコアに洩れる洩れ磁東(Φ 1 )と、回転
子ヨークからパルサステーの突起側に洩れる漏洩磁束
(Φ 2 )とが共に等しくなり、結果として各洩れ磁束に
よって発生するノイズが相殺され、漏洩磁束によってノ
イズが発生するのを防止することができる。
サのコア先端までの距離と、ヨーク外周面からステーの
突起先端までの距離が共に等しく、かつ、マグネットを
二等分した中心線と、パルサコアの中心とステーの中心
とを結ぶ線とを二等分した線が等しくなるように、回転
子とパルサとの形状が設定されているため、回転子のヨ
ークからパルサコアに洩れる洩れ磁東(Φ 1 )と、回転
子ヨークからパルサステーの突起側に洩れる漏洩磁束
(Φ 2 )とが共に等しくなり、結果として各洩れ磁束に
よって発生するノイズが相殺され、漏洩磁束によってノ
イズが発生するのを防止することができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例であるパルサ付磁石
発電機を示す縦断面図、図2(a)はその平面図、
(b)はパルサを示す斜視図、図3(a)、(b)、
(c)はその作用を説明するための各説明図である。
発電機を示す縦断面図、図2(a)はその平面図、
(b)はパルサを示す斜視図、図3(a)、(b)、
(c)はその作用を説明するための各説明図である。
【0010】本実施例において、パルサ付磁石発電機は
回転子と固定子とパルサとを備えている。回転子1は有
底円筒形状に形成されているヨーク2の内周面に複数個
のマグネット3を環状に配されて固定されており、ヨー
ク2がエンジンに直接または間接的に回転駆動される回
転軸(図示せず)に連結されるようになっている。ヨー
ク2の外周面には被検出部としてのリラクタ部4が突設
されている。
回転子と固定子とパルサとを備えている。回転子1は有
底円筒形状に形成されているヨーク2の内周面に複数個
のマグネット3を環状に配されて固定されており、ヨー
ク2がエンジンに直接または間接的に回転駆動される回
転軸(図示せず)に連結されるようになっている。ヨー
ク2の外周面には被検出部としてのリラクタ部4が突設
されている。
【0011】固定子5は略円盤形状に形成されているベ
ース6を備えており、ベース6は固定子1のヨーク2に
おける開口部に同心的に配されてエンジンの外殻等に固
定される。ベース6の回転子側の端面(以下、上面とす
る。)には複数個の発電子コイル7がヨーク2内におい
てマグネット3に対向するように環状に配されて固定さ
れている。
ース6を備えており、ベース6は固定子1のヨーク2に
おける開口部に同心的に配されてエンジンの外殻等に固
定される。ベース6の回転子側の端面(以下、上面とす
る。)には複数個の発電子コイル7がヨーク2内におい
てマグネット3に対向するように環状に配されて固定さ
れている。
【0012】固定子5のベース6の外周にはパルサ取付
部8が所定箇所に配されて径方向に張り出されており、
取付部8はベース6に略台形の板形状に一体成形されて
いる。取付部8の上面には一対のねじ孔9がそれぞれ開
設されている。
部8が所定箇所に配されて径方向に張り出されており、
取付部8はベース6に略台形の板形状に一体成形されて
いる。取付部8の上面には一対のねじ孔9がそれぞれ開
設されている。
【0013】パルサ11は樹脂が用いられて略直方体形
状に形成されている本体12を備えており、本体12に
は先端部が本体12から露出しているコア13と、ボビ
ン15に巻回されてコア13に外装されているパルサコ
イル14と、コア13に磁気的に接続されている磁束源
としてのマグネット16とが内蔵されている。
状に形成されている本体12を備えており、本体12に
は先端部が本体12から露出しているコア13と、ボビ
ン15に巻回されてコア13に外装されているパルサコ
イル14と、コア13に磁気的に接続されている磁束源
としてのマグネット16とが内蔵されている。
【0014】本体12の下端部には薄板が用いられてプ
レス加工等により一体成形されたステー18が、一部を
本体12の内部に植え込まれて固着されており、ステー
18の立ち上がり部19は本体12の内部においてマグ
ネット16に磁気的に接続されている。
レス加工等により一体成形されたステー18が、一部を
本体12の内部に植え込まれて固着されており、ステー
18の立ち上がり部19は本体12の内部においてマグ
ネット16に磁気的に接続されている。
【0015】ステー18における回転子1側の端辺には
突起20が回転子1の方向に突出されて一体的に形成さ
れており、この突起20は回転子ヨーク2の接線に沿う
ように左右方向に長方形の平板形状に形成されている。
また、ステー18には一対の挿通孔21が両端部にそれ
ぞれ配されて上下方向に開設されており、両挿通孔2
1、21は前記ねじ孔9にそれぞれ整合するようになっ
ている。
突起20が回転子1の方向に突出されて一体的に形成さ
れており、この突起20は回転子ヨーク2の接線に沿う
ように左右方向に長方形の平板形状に形成されている。
また、ステー18には一対の挿通孔21が両端部にそれ
ぞれ配されて上下方向に開設されており、両挿通孔2
1、21は前記ねじ孔9にそれぞれ整合するようになっ
ている。
【0016】次に、前記構成にかかる取付部およびパル
サの組付作業並びに組立後の構成を説明する。
サの組付作業並びに組立後の構成を説明する。
【0017】パルサ11は固定子ベース6に突設された
取付部8の上面に、コア13の先端部を内側に向けられ
るとともに、ステー18の左右の挿通孔21、21が左
右のねじ孔9、9にそれぞれ整合するように配されて当
接される。続いて、ねじ部材22が挿通孔21に挿通さ
れてねじ孔9に螺入されることにより、パルサ11はベ
ース6における取付部8に締結される。
取付部8の上面に、コア13の先端部を内側に向けられ
るとともに、ステー18の左右の挿通孔21、21が左
右のねじ孔9、9にそれぞれ整合するように配されて当
接される。続いて、ねじ部材22が挿通孔21に挿通さ
れてねじ孔9に螺入されることにより、パルサ11はベ
ース6における取付部8に締結される。
【0018】このようにして前記構成によるパルサ11
が回転子1に組み付けられた状態において、パルサ11
と回転子1との関係が、次の通りになるように、パルサ
11および回転子1の各部が構成されている。
が回転子1に組み付けられた状態において、パルサ11
と回転子1との関係が、次の通りになるように、パルサ
11および回転子1の各部が構成されている。
【0019】回転子1のマグネット3を軸方向で二等分
した中心線L1 とリラクタ部4の中心線L2 との間の距
離A1 と、ステー18の厚さを二等分した中心線L3 と
マグネット3の中心線L1 との間の距離A2 とは、互い
に等しくなる。
した中心線L1 とリラクタ部4の中心線L2 との間の距
離A1 と、ステー18の厚さを二等分した中心線L3 と
マグネット3の中心線L1 との間の距離A2 とは、互い
に等しくなる。
【0020】かつまた、ヨーク2の外周面からパルサ1
1のコア13先端までの距離Bと、ヨーク2の外周面か
らステー18の突起20先端までの距離Cとは、互いに
等しくなる。
1のコア13先端までの距離Bと、ヨーク2の外周面か
らステー18の突起20先端までの距離Cとは、互いに
等しくなる。
【0021】次に作用を説明する。回転子1がエンジン
に駆動されて固定子5の周囲を旋回すると、パルサ11
はリラクタ部4を検出することになり、点火信号を発生
する。すなわち、リラクタ部4がコア13の近傍を通過
すると、マグネット16によって形成されている磁束が
変化するため、パルサコイル14に起電力が誘起し、こ
れが点火信号として出力される。
に駆動されて固定子5の周囲を旋回すると、パルサ11
はリラクタ部4を検出することになり、点火信号を発生
する。すなわち、リラクタ部4がコア13の近傍を通過
すると、マグネット16によって形成されている磁束が
変化するため、パルサコイル14に起電力が誘起し、こ
れが点火信号として出力される。
【0022】
【0023】ところで、図3(b)に示されているよう
に、従来のパルサ付磁石発電機においては、ヨーク2、
マグネット3、コア13、リラクタ部4、ステー18等
の関係が、A1<A2、B<C、に設定されているた
め、パルサ11のコイル14を鎖交する漏洩磁束には、
コア13側からコイル14に鎖交する磁束Φ1の量と、
ステー18側からコイル14に鎖交する磁東Φ2の量と
の間で差が発生する。この磁東Φ1とΦ2との磁東量の
差によって、回転子1の回転に伴って、パルサコイル1
4に鎖交する漏洩磁束について変化が発生するため、パ
ルサコイル14に図3(a)に破線曲線で示されている
波形24または25に相当する起電力が発生し、ノイズ
が形成されてしまう。
に、従来のパルサ付磁石発電機においては、ヨーク2、
マグネット3、コア13、リラクタ部4、ステー18等
の関係が、A1<A2、B<C、に設定されているた
め、パルサ11のコイル14を鎖交する漏洩磁束には、
コア13側からコイル14に鎖交する磁束Φ1の量と、
ステー18側からコイル14に鎖交する磁東Φ2の量と
の間で差が発生する。この磁東Φ1とΦ2との磁東量の
差によって、回転子1の回転に伴って、パルサコイル1
4に鎖交する漏洩磁束について変化が発生するため、パ
ルサコイル14に図3(a)に破線曲線で示されている
波形24または25に相当する起電力が発生し、ノイズ
が形成されてしまう。
【0024】そこで、本実施例においては、パルサ11
および回転子1の構成各部を前記した関係になるように
それぞれ構成することにより、磁束Φ1 とΦ2 との磁束
量が等しくなるように設定している。
および回転子1の構成各部を前記した関係になるように
それぞれ構成することにより、磁束Φ1 とΦ2 との磁束
量が等しくなるように設定している。
【0025】すなわち、図3(c)に示されているよう
に、本実施例において、コア13側からコイル14に鎖
交する磁東Φ1の量は、ヨーク2の外周とコア13との
エアギャップB、コア13の中心線L2からマグネット
3の中心線L1までの距離A1によって決定される。他
方、ステー18側からコイル14に鎖交する磁束Φ2の
量は、ヨーク2の外周とステー18の突起20の先端ま
でのエアギャップCと、ステー18の中心線L3からマ
グネット3の中心線L1までの距離A2によって決定さ
れる。
に、本実施例において、コア13側からコイル14に鎖
交する磁東Φ1の量は、ヨーク2の外周とコア13との
エアギャップB、コア13の中心線L2からマグネット
3の中心線L1までの距離A1によって決定される。他
方、ステー18側からコイル14に鎖交する磁束Φ2の
量は、ヨーク2の外周とステー18の突起20の先端ま
でのエアギャップCと、ステー18の中心線L3からマ
グネット3の中心線L1までの距離A2によって決定さ
れる。
【0026】そして、本実施例においては、A1 =A2
、B=C、にそれぞれ設定されているため、これらの
関係によって決定される両磁束Φ1 とΦ2 との磁束量は
互いに等しくなる。かつまた、コイル13側からコイル
14に鎖交する磁束Φ1 と、ステー18側からコイル1
4に鎖交する磁束Φ2 とは互いに反対の向きの関係にあ
る。
、B=C、にそれぞれ設定されているため、これらの
関係によって決定される両磁束Φ1 とΦ2 との磁束量は
互いに等しくなる。かつまた、コイル13側からコイル
14に鎖交する磁束Φ1 と、ステー18側からコイル1
4に鎖交する磁束Φ2 とは互いに反対の向きの関係にあ
る。
【0027】したがって、例えば、図3(a)に示され
ているように、一方の磁束Φ1 の変化によって形成され
る起電力の波形24と、他方の磁束Φ2 の変化によって
形成される起電力の波形25とは互いに正反対の関係に
なるため、一方の波形24と他方の波形25とは相互に
打ち消し合う。
ているように、一方の磁束Φ1 の変化によって形成され
る起電力の波形24と、他方の磁束Φ2 の変化によって
形成される起電力の波形25とは互いに正反対の関係に
なるため、一方の波形24と他方の波形25とは相互に
打ち消し合う。
【0028】その結果、本実施例によれば、図3(a)
に実線で示されているように、点火信号23の後に、マ
グネット3の漏洩磁束によるノイズは発生しない。
に実線で示されているように、点火信号23の後に、マ
グネット3の漏洩磁束によるノイズは発生しない。
【0029】なお、従来例の場合には、例えば、一方の
磁束Φ1 の変化によって形成される起電力の波形24の
方が、他方の磁束Φ2 の変化によって形成される起電力
の波形25よりも大きいので、一方の起電力の波形24
または25がノイズとして現れてしまう。
磁束Φ1 の変化によって形成される起電力の波形24の
方が、他方の磁束Φ2 の変化によって形成される起電力
の波形25よりも大きいので、一方の起電力の波形24
または25がノイズとして現れてしまう。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ヨークからパルサのコア側へ洩れるマグネットの漏洩磁
束と、ヨークからステー側へ洩れる漏洩磁束との大きさ
が共に等しくなるように、回転子とパルサとの関係を設
定したため、漏洩磁束によってパルサからノイズが発生
するのを防止することができる。
ヨークからパルサのコア側へ洩れるマグネットの漏洩磁
束と、ヨークからステー側へ洩れる漏洩磁束との大きさ
が共に等しくなるように、回転子とパルサとの関係を設
定したため、漏洩磁束によってパルサからノイズが発生
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるパルサ付磁石発電機を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】(a)はその平面図、(b)はパルサを示す斜
視図である。
視図である。
【図3】作用を説明するための各説明図であり、(a)
は波形図、(b)は従来例の場合を示す模式図、(c)
は本考案の実施例の場合を示す模式図である。
は波形図、(b)は従来例の場合を示す模式図、(c)
は本考案の実施例の場合を示す模式図である。
【符号の説明】 1…回転子、2…ヨーク、3…マグネット、4…リラク
タ部、5…固定子、6…ベース、7…発電子コイル、8
…パルサ取付部、9…ねじ孔、11…パルサ、12…本
体、13…コア、14…パルサコイル、15…ボビン、
16…マグネット、18…ステー、19…立ち上がり
部、20…突起、21…挿通孔、22…ねじ部材、23
…点火信号、24、25…漏洩磁束による起電力の波
形。
タ部、5…固定子、6…ベース、7…発電子コイル、8
…パルサ取付部、9…ねじ孔、11…パルサ、12…本
体、13…コア、14…パルサコイル、15…ボビン、
16…マグネット、18…ステー、19…立ち上がり
部、20…突起、21…挿通孔、22…ねじ部材、23
…点火信号、24、25…漏洩磁束による起電力の波
形。
Claims (1)
- 【請求項1】 マグネット(3)が固定子(5)の発電
子コイル(7)に対向して内周側に配された回転子
(1)のヨーク(2)の外周面にはリラクタ部(4)が
形成されており、前記ヨーク(2)の外側にはパルサ
(11)が前記リラクタ部(4)と対向するように配さ
れており、このパルサ(11)は前記リラクタ部(4)
と対向して磁気回路を形成するコア(13)が収容され
た本体(12)と、このコア(13)に巻装されたパル
サコイル(14)と、前記本体(12)に固着されて一
部が前記固定子(5)のベース(6)に締結されたステ
ー(18)と、このステー(18)の立ち上がり部(1
9)に磁気的に接続されて前記コア(13)に磁気的に
接続されているマグネット(16)とを備えているパル
サ付磁石発電機において、前記ステー(18)の前記ヨーク(2)側の端辺には突
起(20)がヨーク(2)の方向に突設されており、 前記マグネット(3)を軸方向で二等分した中心線(L
1)と前記リラクタ部(4)の中心線(L2)との距離
(A1)と、前記ステー(18)の厚さを二等分した中
心線(L3)と前記マグネット(3)の中心線(L1)
との距離(A2)が等しくなるように、かつ、前記ヨー
ク(2)の外周面から前記パルサ(11)のコア(1
3)先端までの距離(B)と、前記ヨーク(2)外周面
から前記突起(20)の先端までの距離(C)とが等し
くなるように、前記回転子(1)とパルサ(11)との
関係が設定されていることを特徴とするパルサ付磁石発
電機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022422U JP2581307Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | パルサ付磁石発電機 |
KR2019930003628U KR200148912Y1 (ko) | 1992-03-13 | 1993-03-12 | 펄서 부착 자석발전기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022422U JP2581307Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | パルサ付磁石発電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578180U JPH0578180U (ja) | 1993-10-22 |
JP2581307Y2 true JP2581307Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12082247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022422U Expired - Fee Related JP2581307Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | パルサ付磁石発電機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581307Y2 (ja) |
KR (1) | KR200148912Y1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6213427Y2 (ja) * | 1979-01-26 | 1987-04-07 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP1992022422U patent/JP2581307Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-12 KR KR2019930003628U patent/KR200148912Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR930022467U (ko) | 1993-10-16 |
JPH0578180U (ja) | 1993-10-22 |
KR200148912Y1 (ko) | 1999-06-15 |
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