JPS645979Y2 - - Google Patents

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JPS645979Y2
JPS645979Y2 JP14589484U JP14589484U JPS645979Y2 JP S645979 Y2 JPS645979 Y2 JP S645979Y2 JP 14589484 U JP14589484 U JP 14589484U JP 14589484 U JP14589484 U JP 14589484U JP S645979 Y2 JPS645979 Y2 JP S645979Y2
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armature
signal
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flywheel
ignition
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内燃機関に取付けられるフライホイ
ール磁石発電機に関するものである。
[従来の技術] 内燃機関に取付けられるフライホイール磁石発
電機として、4極のフライホイール磁石回転子
と、内燃機関用点火装置に点火エネルギーを供給
する点火電源としてのエキサイタコイルを点火電
源用電機子鉄心に巻装した点火電源用電機子と、
機関の点火時期を定める為の信号を発生する信号
コイルを信号用電機子鉄心に巻装してなる信号用
電機子と、ヘツドランプ等の点火装置以外の一般
負荷に電力を供給する一般負荷用発電コイルを一
般負荷用電機子鉄心に巻装してなる一般負荷用電
機子とにより構成されるものが多く用いられてい
る。この種の発電機において、点火電源用電機子
と信号用電機子とをフライホイール磁石回転子の
周方向に並べて配置すると、一般負荷用発電コイ
ルを配置するためのスペースが無くなるため、従
来のこの種の発電機では、例えば実公昭46−
22268号公報に示されているように、点火電源用
電機子と信号用電機子とを発電機の軸線方向に重
ねて配置する、いわゆる2階建ての構成とし、該
点火電源用電機子及び信号用電機子と対称な位置
に一般負荷用電機子を配置していた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のように、点火電源用電機子と信号用電機
子とを発電機の軸線方向に重ねて配置する2階建
ての構成をとると、発電機の軸線方向寸法が長く
なるのを避けられず、発電機を配置する為に機関
側に多くのスペースを確保する必要があつて、機
関が大形化する欠点があつた。
なお、一般負荷用電機子は点火電源用電機子に
比べて厚さを薄くすることができることに着目し
て、信号用電機子を一般負荷用電機子に重ねて配
置することも提案されたが、このようにした場合
には、信号用電機子の磁路が一般負荷用電機子の
磁路に近接するため、ヘツドランプ等の負荷と一
般負荷用発電機コイルとの間の接続及び切離しを
行なうスイツチのオンオフに伴つて信号コイルに
誘起する電圧が大きく変動し、点火装置を誤動作
させることになる。従つてこの提案は採用するこ
とができない。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、内燃機関の回転軸に取付けられるボ
ス部を備えた磁性フライホイールに永久磁石から
なる4極の磁極を等角度間隔で設けてなる4極の
フライホイール磁石回転子と、内燃機関用点火装
置の点火電源として用いられるエキサイタコイル
を点火電源用電機子鉄心に巻装してなる点火電源
用電機子と内燃機関用点火装置に点火時期を定め
るための信号を供給する信号コイルを信号用電機
子鉄心に巻装してなる信号用電機子とランプ等の
一般負荷に電力を供給する一般負荷用発電コイル
を一般負荷用電機子鉄心に巻装してなる一般負荷
用電機子とを備えた固定子とからなるフライホイ
ール磁石発電機を改良したものである。
本考案においては、前記点火電源用電機子鉄心
及び信号用電機子鉄心が、前記フライホイール磁
石回転子の磁極の角度間隔に等しい角度間隔を有
する磁極部を両端に備えたI字形鉄心からなつて
いて、両電機子の鉄心は互いに180度離れた対称
な位置に配置されている。また一般負荷用電機子
鉄心は前記フライホイール磁石回転子のボス部の
外周にギヤツプを介して対向するボス対向面を有
して前記点火電源用電機子鉄心と信号用電機子鉄
心との間に配置された継鉄部と該継鉄部の互いに
180度離れた位置から互いに反対方向に突出する
1対の突極部とを一体に有しており、両突極部に
前記一般負荷用発電コイルが巻装されている。
[考案の作用] 上記の発電機において、点火電源用電機子及び
信号用電機子の磁路は、従来のこの種の発電機と
同様に、それぞれの電機子鉄心の一端の磁極部か
らフライホイール磁石回転子のいずれかのN極と
フライホイールの周壁とフライホイール磁石回転
子の上記N極に隣接するS極と電機子鉄心の他端
の磁極部とを通つて前記電機子鉄心の一端の磁極
部に戻る磁路となり、該磁路を流れる磁束の交番
によりエキサイタコイル及び信号コイルに電圧が
誘起する。
これに対し、一般負荷用電機子は点火電源用電
機子と信号用電機子との間にあつて、フライホイ
ールの同極性の磁極にしか対向できないため、該
一般負荷用電機子の磁路は上記点火電源用電機子
及び信号用電機子の磁路とは異なり、一般負荷用
電機子鉄心の各突極部からフライホイールの各磁
極とフライホイールの底壁部と、フライホイール
のボス部と一般負荷用電機子鉄心の継鉄部のボス
対向面と該継鉄部とを経て各突極部に戻る磁路と
なり、一般負荷用電機子鉄心の各突極部が対向す
る回転子磁極の極性が異なる毎に該磁路を流れる
磁束が交番して一般負荷用発電コイルに交流電圧
が誘起する。
上記のように、一般負荷用電機子の磁路を点火
電源用電機子及び信号用電機子の磁路と異ならせ
ることにより、該一般負荷用電機子を対称配置さ
れた点火電源用電機子と信号用電機子との間に配
置することができ、発電機の軸線方向寸法の縮小
を図ることができる。しかも信号用電機子と一般
負荷用電機子とは磁路構成が異なるため、両電機
子が干渉し合うことがなく、一般負荷用発電コイ
ルにつながる負荷のオンオフにより信号電圧が変
動するのを防ぐことができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示した
もので、同図において1は鉄等の磁性材料からな
るカツプ状のフライホイールであり、フライホイ
ール1の底壁部1aの中央部には円筒状のボス1
bが設けられている。ボス1bには内燃機関の出
力軸2のテーパ部が嵌合されるテーパ孔1cが設
けられ、該テーパ孔1cを通して外部に突出した
機関の出力軸の先端のネジ部にナツト3が螺合さ
れて、該ナツトの締付によりフライホイール1が
機関の出力軸に固定されるようになつている。こ
のフライホイールの取付け構造は周知のものであ
る。
フライホイール1の周壁部1dの内周には、4
個の弧状の永久磁石4A乃至4Dが90度の等角度
間隔で配置され、これらの磁石は接着等の適宜の
手段によりフライホイール1の周壁部に固定され
ている。磁石4A乃至4Dはフライホイールの周
方向に交互に異なる極性の磁極が並ぶように交互
に径方向の異なる向きに着磁されている。フライ
ホイール1及び磁石4A乃至4Dにより4極のフ
ライホイール磁石回転子5が構成されている。
上記磁石回転子とともに磁石発電機を構成する
固定子は、内燃機関用点火装置の点火電源として
用いられるエキサイタコイル6を点火電源用電機
子鉄心7に巻装したものからなる点火電源用電機
子8と、内燃機関用点火装置に点火時期を定める
ための信号を供給する信号コイル9を信号用電機
子鉄心10に巻装したものからなる信号用電機子
11と、ヘツドランプ等の点火装置以外の一般負
荷に電力を供給する一般負荷用発電コイル12を
一般負荷用電機子鉄心13に巻装したものからな
る一般負荷用電機子14とからなつている。
更に詳細に説明すると、点火電源用電機子鉄心
7及び信号用電機子鉄心10はそれぞれフライホ
イール磁石回転子の磁極に所定のギヤツプを介し
て対向する磁極部7a,7b及び10a,10b
を両端に有するI字形鉄心からなり、エキサイタ
コイル6及び信号コイル9はそれぞれ鉄心7の磁
極部7a,7b間のコイル巻装部及び鉄心10の
磁極部10a,10b間のコイル巻装部に配置さ
れている。点火電源用電機子鉄心7の磁極部7
a,7bの角度間隔及び信号用電機子鉄心10の
磁極部10a,10bの角度間隔はフライホイー
ル磁石回転子5の磁極の角度間隔(90度)に等し
く設定され、両電機子鉄心7及び10は互いに
180度離れた対称位置に配置されている。
一般負荷用電機子鉄心13はフライホイール1
のボス1bの外周を少なくとも半周以上取囲んで
該ボスの外周にギヤツプを介して対向するボス対
向面13a1を有する略U字形の継鉄部13a
と、継鉄部13aの互いに180度離れた部分から
互いに反対方向に突出した突極部13b及び13
cとを一体に有し、突極部13b,13cにそれ
ぞれ一般負荷用発電コイル12,12が巻装され
ている。この一般負荷用電機子12は、点火電源
用電機子8及び信号用電機子11の間に配置さ
れ、一般負荷用発電コイル12,12が巻装され
た突極部13b,13cの中心軸線が点火電源用
電機子鉄心7の中心軸線及び信号用電機子鉄心1
0の中心軸線と平行になるように位置決めされて
いる。そして突極部13b,13cの先端に設け
られた極片部13b1,13c1が所定のギヤツ
プを介して磁石回転子5の磁極に対向せしめられ
ている。
上記点火電源用電機子鉄心7の両端及び信号用
電機子鉄心10の両端にはそれぞれ取付け孔7
h,7h及び10h,10hが設けられ、これら
の取付け孔に挿入した取付けボルトを図示しない
機関のケース等に設けられた固定子台板に螺入す
ることにより、点火電源用電機子8及び信号用電
機子11が機関に固定されるようになつている。
同様に一般負荷用電機子鉄心13に取付け13
h,13hが設けられ、両取付孔に挿入したボル
トを固定子台板に螺入することにより一般負荷用
電機子13を機関に固定するようになつている。
一般負荷用電機子鉄心13及び信号用電機子鉄
心10は点火電源用電機子鉄心7よりも厚みが小
さく形成され、この例では、電機子鉄心13及び
7がフライホイール1の軸線方向に位置をずらし
て点火されている。
上記実施例において点火電源用電機子8及び信
号用電機子11の磁路は、各電機子鉄心の一端の
磁極部から該磁極部が対向する磁石とフライホイ
ール1の周壁部1dと電機子鉄心の他端の磁極部
に対向する磁石と電機子鉄心の他端の磁極部とを
経て電機子鉄心の一端の磁極部に戻る磁路とな
る。例えば、第1図に示す状態での点火電源用電
機子8の磁路は、鉄心7の磁極部7bから磁石4
Aとフライホイール1の周壁部1dと磁石4Dと
磁極部7aとを経て磁極部7bに戻る磁路とな
り、該磁路を通る磁束の交番によりエキサイタコ
イル6及び信号コイル9に電圧が誘起する。
これに対し、一般負荷用電機子14の磁路は、
第2図に矢印を付して示したように、電機子鉄心
13の突極部13b,13cから両突極部が対向
する磁石(図示の状態では4A,4C)とフライ
ホイール1の底壁部1aとボス1bと継鉄部13
aとを経て突極部13b,13cに戻る磁路とな
り、該磁路を通る磁束の交番により一般負荷用発
電コイル12,12に交流電圧が誘起する。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、一般負荷用電
機子の磁路を点火電源用電機子及び信号用電機子
の磁路と異ならせたため、該一般負荷用電機子を
対称配置された点火電源用電機子と信号用電機子
との間に配置することができ、発電機の軸線方向
寸法の縮小を図つて機関の小形化の要請に応える
ことができる。また信号用電機子と一般負荷用電
機子とは磁路構成が異なるため、両電機子が干渉
し合うことがなく、一般負荷用発電コイルにつな
がる負荷のオンオフにより信号電圧が変動するの
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した正面図、第
2図は同実施例の縦断面図である。 1……フライホイール、1a……底壁部、1b
……ボス、1d……周壁部、4A〜4D……永久
磁石、5……フライホイール磁石回転子、6……
エキサイタコイル、7……点火電源用電機子鉄
心、7a,7b……磁極部、8……点火電源用電
機子、9……信号コイル、10……信号用電機子
鉄心、10a,10b……磁極部、11……信号
用電機子、12……一般負荷用発電コイル、13
……一般負荷用電機子鉄心、13a……継鉄部、
13b,13c……突極部、14……一般負荷用
電機子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の回転軸に取付けられるボス部を備え
    た磁性フライホイールに永久磁石からなる4極の
    磁極を等角度間隔で設けてなる4極のフライホイ
    ール磁石回転子と、内燃機関用点火装置の点火電
    源として用いられるエキサイタコイルを点火電源
    用電機子鉄心に巻装してなる点火電源用電機子と
    内燃機関用点火装置に点火時期を定めるための信
    号を供給する信号コイルを信号用電機子鉄心に巻
    装してなる信号用電機子とランプ等の一般負荷に
    電力を供給する一般負荷用発電コイルを一般負荷
    用電機子鉄心に巻装してなる一般負荷用電機子と
    を備えた固定子とからなるフライホイール磁石発
    電機において、前記点火電源用電機子鉄心及び信
    号用電機子鉄心は前記フライホイール磁石回転子
    の磁極の角度間隔に等しい角度間隔を有する磁極
    部を両端に備えたI字形鉄心からなつていて互い
    に180度離れた対称な位置に配置され、前記一般
    負荷用電機子鉄心は前記フライホイール磁石回転
    子のボス部の外周にギヤツプを介して対向するボ
    ス対向面を有して前記点火電源用電機子鉄心と信
    号用電機子鉄心との間に配置された継鉄部と該継
    鉄部の互いに180度離れた位置から互いに反対方
    向に突出する1対の突極部とを一体に有して両突
    極部に前記一般負荷用発電コイルが巻装されてい
    ることを特徴とするフライホイール磁石発電機。
JP14589484U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPS645979Y2 (ja)

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JP14589484U JPS645979Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JPS6162573U JPS6162573U (ja) 1986-04-26
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JP14589484U Expired JPS645979Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JPS6162573U (ja) 1986-04-26

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