JP2522226B2 - 電磁式回転センサ - Google Patents

電磁式回転センサ

Info

Publication number
JP2522226B2
JP2522226B2 JP6036773A JP3677394A JP2522226B2 JP 2522226 B2 JP2522226 B2 JP 2522226B2 JP 6036773 A JP6036773 A JP 6036773A JP 3677394 A JP3677394 A JP 3677394A JP 2522226 B2 JP2522226 B2 JP 2522226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
plate
rotor shaft
bracket
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6036773A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07233772A (ja
Inventor
正幸 棚瀬
弘明 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP6036773A priority Critical patent/JP2522226B2/ja
Publication of JPH07233772A publication Critical patent/JPH07233772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522226B2 publication Critical patent/JP2522226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば内燃機関用点
火配電器内に組み込まれた電磁式回転センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関用点火配電器に組み
込まれた電磁式回転センサとして、図5に示したよう
に、内燃機関のカムシャフトに連結されているロータシ
ャフト101に所定の軸方向距離を隔てて2つのシグナ
ルロータ111、121を取り付けた技術が知られてい
る。
【0003】なお、この従来の電磁式回転センサは、エ
ンジン回転速度(NE)検出用信号発生器(以下NE信
号発生器と呼ぶ)110、およびクランク位置(G)検
出用信号発生器(以下G信号発生器)120を備えてい
る。NE信号発生器110は、図示下側のシグナルロー
タ111、発電コイル112、板状永久磁石113、磁
路形成用鉄心114および磁路形成用ブラケット115
等から構成されている。また、G信号発生器120は、
図示上側のシグナルロータ121、発電コイル122、
板状磁石123、磁路形成用鉄心124および磁路形成
用ブラケット125等から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のNE
信号発生器110およびG信号発生器120において
は、図5に示したように、板状永久磁石113、123
をロータシャフト101の軸方向に沿って配置し、さら
に発電コイル112、122と磁路形成用鉄心114、
124をロータシャフト101の軸に垂直に配置してい
るため、NE信号発生器110およびG信号発生器12
0の高さ方向(ロータシャフト101の軸方向)の小型
化が困難であるという問題点があった。また、発電コイ
ル112、122および板状永久磁石113、123を
ロータシャフト101のある径方向に順に配列している
ため、NE信号発生器110およびG信号発生器120
の径方向の小型化も困難であるという問題点もあった。
【0005】この発明は、電磁式回転センサの軸方向お
よび径方向の小型化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、略円筒状の
内部空間を有するハウジングと、このハウジングの一端
側壁面から前記ハウジング内に突出した状態で、前記ハ
ウジングに回転可能に支持されたロータシャフトと、こ
のロータシャフトの外周に設けられ、前記ハウジング内
で回転可能に収容されるシグナルロータと、前記ハウジ
ングの一端側壁面に沿って設置された板状基部、および
板状基部の一端部より前記ロータシャフトの軸に沿うよ
うに折曲げられ、前記シグナルロータと微小間隙を隔て
て対向する板状軸部を有する板状L字型の鉄心と、前記
ロータシャフトより外周側に設けられ、且つ前記鉄心の
板状基部と前記シグナルロータとの間に位置し、前記ロ
ータシャフトの軸に垂直な平面に沿って設けられた平板
状のブラケットと、前記鉄心の板状基部と前記ブラケッ
トとの間に位置し、前記ロータシャフトの軸に垂直な平
面に沿って設けられた平板状の永久磁石と、前記ロータ
シャフトの軸に垂直な平面上において前記ブラケットお
よび前記永久磁石と並んだ状態で、前記鉄心の板状軸部
の外周に巻回された発電コイルとを備えた技術手段を採
用した。
【0007】なお、前記ブラケットとして、略円環板状
に形成され、ほぼ中央に前記ロータシャフトが挿通する
挿通穴を設けたものを用いても良い。また、前記ブラケ
ットに、前記発電コイルを収容する収容部を設けても良
い。さらに、前記収容部として、前記ブラケットの外周
側に形成された凹部を用いても良い。
【0008】
【作用】この発明によれば、平板状のブラケットが板状
L字型の鉄心の板状基部とロータシャフトに設けたシグ
ナルロータとの間に配置され、平板状の永久磁石が鉄心
の板状基部とブラケットとの間に配置され、発電コイル
が鉄心の板状軸部の外周に巻回されている。これによ
り、板状基部から板状軸部までの鉄心の高さ範囲内に磁
石とブラケットと発電コイルとが配置され、特にシグナ
ルロータの軸方向側にブラケット、永久磁石、鉄心の板
状基部といった部品を配置でき、しかも発電コイルをブ
ラケットと磁石とに並べて配置したため、軸方向および
径方向の小型化が図られる。
【0009】
【実施例】
〔実施例の構成〕次に、この発明の電磁式回転センサの
一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は
電磁式回転センサをエンジンの電子式点火進角制御シス
テムに組み込んだ内燃機関用点火装置の点火配電器(所
謂ディストリビュータ)を示した図である。
【0010】ディストリビュータ1は、ロータシャフト
2と、該ロータシャフト2を回転自在に保持するハウジ
ング3と、該ハウジング3内に設けられた電磁式回転検
出装置4と、ロータシャフト2の図示上方に設けられた
配電部7とから構成されている。
【0011】ロータシャフト2は、ハウジング3の一端
側壁面からハウジング3内に突出した状態で、ハウジン
グ3にベアリング33、オイルシール34を介して回転
可能に支持されている。ロータシャフト2は、カップリ
ング22によりエンジンのカムシャフトまたはクランク
シャフトの回転が伝達される。また、このロータシャフ
ト2は、カップリング22によりカムシャフトの回転速
度またはクランクシャフトの1/2の回転速度で駆動さ
れる。
【0012】ハウジング3は、ベアリング33、オイル
シール34を介してロータシャフト2を回転自在に支持
する筒状部31と、電磁式回転検出装置4を収納する収
納部32とからなる。筒状部31は、円筒状の内部空間
を形成すると共に、外周35の周溝36内にOリング3
7を嵌め込んでいる。
【0013】図2ないし図4はこの実施例に採用された
電磁式回転検出装置4を示した図である。この電磁式回
転検出装置4は、ロータシャフト2の上端部21の外周
に固定された回転体41と、該回転体41に同軸的に設
けられた円環板状のブラケット45の一方側に設けら
れ、エンジン回転速度(NE)を検出するNE信号発生
器5と、ブラケット45の他方側に設けられ、クランク
位置(G)を検出するG信号発生器6とからなる。
【0014】回転体41は、磁路形成手段の1つであっ
て、ロータシャフト2の上端部の外周に圧入等により固
定される円筒状の固着部46を形成している。また、回
転体41の上面47には、後記する配電部7を取り付け
るための円形状凹所48が形成されている。ブラケット
45は、磁路形成手段の1つであって、NE信号発生器
5とG信号発生器6とに共通して利用されている。ま
た、ブラケット45の中央部には、図2にも示したよう
に、ロータシャフト2が挿通する挿通穴としての円形穴
42が形成されている。そして、ブラケット45の円形
穴42の中心を通る想像線を中心にして外周部の対称的
な位置に収容部としての凹所43、44がそれぞれ形成
されている。
【0015】NE信号発生器5は、本発明の電磁式回転
センサであって、ブラケット45、回転体41に一体的
に形成されたNE信号用シグナルロータ52、該NE信
号用シグナルロータ52に対応して設けられたNE信号
用発電コイル53、ブラケット45の下面に固定された
平板状の永久磁石54、および磁路を形成する板状L字
型の鉄心55等から構成されている。なお、ブラケット
45、NE信号用発電コイル53、永久磁石54および
鉄心55よりピックアップコイルが構成されている。
【0016】NE信号用シグナルロータ52は、図3に
も示したように、回転体41の上部外周面に24本の突
起物51が形成され、ハウジング3の収納部32内で回
転可能に収容されている。
【0017】鉄心55は、磁路形成手段の1つであっ
て、ブラケット45の凹部43の中心部を挿通するよう
設けられている。また、鉄心55は、ハウジング3の一
端側壁面に固定された板状基部55b、および該板状基
部55bの端部より上部へ向けて折曲げられてロータシ
ャフト2の軸に沿うように延長された板状軸部55cを
有している。この板状軸部55cの図示上部右部の磁極
部55aは、NE信号用シグナルロータ52の突起物5
1の先端面と微小間隙を介して対向している。
【0018】永久磁石54は、図4(A)にも示したよ
うに、ロータシャフト2の軸に垂直な平面に沿って設け
られ、鉄心55の板状基部55bとブラケット45との
間に挟み込まれた状態で取り付けられている。なお、永
久磁石54は、図1および図4(A)に示したように、
NE信号発生器5の磁気回路50に磁束を与える部品で
ある。
【0019】NE信号用発電コイル53は、図2および
図4(A)にも示したように、ロータシャフト2の軸に
垂直な平面上において、ブラケット45および永久磁石
54と並んだ状態で、鉄心55の板状軸部55cの下側
部分の外周に巻回されている。この実施例では、組付性
向上のため、NE信号用発電コイル53を鉄心55の板
状軸部55cの延長方向(ロータシャフト2の軸方向と
平行方向)に巻回している。また、NE信号用発電コイ
ル53は、図3にも示したように、第1のコイル部分5
31、および該第1のコイル部分531より巻数の少な
い第2のコイル部分532を備える。
【0020】NE信号用発電コイル53は、図3に示し
たように、NE−側端末53aがアース用接続線56に接
続し、NE+側端末53bがNE信号発生用接続線57
に接続し、NE信号用発電コイル53の中間点53cが
結線66を介してG信号用発電コイル63のG−側端末
63aに接続するコイルで、その第1のコイル部分53
1は、NE−側端末53aとNE +側端末53bとの
間のコイル部分で、一方の回転位置において回転位置信
号としてのNE電圧信号を発生する。この実施例では、
NE信号用シグナルロータ52の突起物51が鉄心55
の磁極部55aの位置を通過する毎にNE電圧信号(以
下NE信号電圧と呼ぶ)を発生する。
【0021】第2のコイル部分532は、上記第1のコ
イル部分531と重複して設けられており、NE−側端
末53aと中間点53cとの間のコイル部分で、磁気回
路50の磁束変化に伴ってG信号用発電コイル63に発生
するノイズ電圧のレベルを減少させるための部分電圧信
号を一方の回転位置において発生する。この実施例で
は、NE信号用シグナルロータ52の突起物51が鉄心
55の磁極部55aの位置を通過する毎に部分電圧信号
(以下部分電圧と呼ぶ)を発生する。
【0022】G信号発生器6は、本発明の電磁式回転セ
ンサであって、ブラケット45、回転体41に設けられ
たG信号用シグナルロータ62、該G信号用シグナルロ
ータ62に対応して設けられたG信号用発電コイル6
3、ブラケット45の下面に固定された平板状の永久磁
石64、および磁路を形成する板状L字型の鉄心65等
から構成されている。なお、ブラケット45、NE信号
用発電コイル63、永久磁石64および板状鉄心65よ
りピックアップコイルが構成されている。
【0023】G信号用シグナルロータ62は、図3にも
示したように、回転体41の下部外周に1本の突起物6
1が形成され、ハウジング3の収納部32内で回転可能
に収容されている。
【0024】鉄心65は、磁路形成手段の1つであっ
て、ブラケット45の凹所44の中心部を挿通するよう
設けられている。また、鉄心65は、ハウジング3の一
端側壁面に固定され、鉄心55と同一平面上に設置され
る板状基部65b、および該板状基部65bの端部より
上部へ向けて折曲げられてロータシャフト2の軸に沿う
ように延長された板状軸部65cを有している。この板
状軸部65cの図示上部左部の磁極部65aは、G信号
用シグナルロータ62の突起物61の先端面と微小間隙
を介して対向している。
【0025】永久磁石64は、図4(B)にも示したよ
うに、永久磁石54と同一平面上で、且つロータシャフ
ト2の軸に垂直な平面に沿って設けられ、鉄心65の板
状基部65bとブラケット45との間に挟み込まれた状
態で取り付けられている。なお、永久磁石64は、図1
および図4(B)に示したように、G信号発生器6の磁
気回路60に磁束を与える部品である。
【0026】G信号用発電コイル63は、図2および図
4(B)にも示したように、ロータシャフト2の軸に垂
直な平面上において、ブラケット45および永久磁石6
4と並んだ状態で、鉄心65の板状軸部65cの下側部
分の外周に巻回されている。この実施例では、組付性向
上のため、G信号用発電コイル63を鉄心65の板状軸
部65cの延長方向(ロータシャフト2の軸方向と平行
方向)に巻回している。
【0027】また、G信号用発電コイル63は、図3に
も示したように、G+側端末63bがG信号発生用接続
線67に接続している。このG信号用発電コイル63
は、他方の回転位置において回転位置信号としてのG信
号用電圧信号を発生する。この実施例では、G信号用シ
グナルロータ62の突起物61が鉄心65の磁極部65
aの位置を通過する毎にG信号用電圧信号(以下G信号
電圧と呼ぶ)を発生する。
【0028】配電部7は、キャップ71、ロータ72、
キャップ71の中心電極73、キャップ71のサイド電
極74、カーボンブラシ75、ロータブラシ76からな
る。キャップ71は、ハウジング3の筒状部31の図示
上端部にボルト77により締結されている。ロータ72
は、回転体41とともに回転するように回転体41の円
形状凹所48に固定された連結部材78を介して取り付
けられている。
【0029】配電部7は、図示しないイグニッションコ
イルの二次側に発生した高電圧が二次側コイルの高圧端
子からキャップ71の中心電極73、カーボンブラシ7
5、ロータブラシ76を経て、約0.7mmの放電ギャ
ップを火花放電して、キャップ71のサイド電極74に
達し、ロータ72の回転に伴って規定の点火順序にした
がい、エンジンの各シリンダの点火プラグへ分配する。
【0030】〔実施例の作用〕次に、この実施例に採用
した電磁式回転検出装置4の作用を図1ないし図4に基
づいて説明する。エンジンの運転が開始されると、エン
ジンのカムシャフトまたはクランクシャフトの回転がカ
ップリング22を介してロータシャフト2に伝達され
る。すると、カムシャフトの回転速度またはクランクシ
ャフトの1/2の回転速度でロータシャフト2が回転を
始める。
【0031】そして、ロータシャフト2の回転により、
永久磁石54→ブラケット45→ロータシャフト2→回
転体41の固着部46→NE信号用シグナルロータ52
→鉄心55→永久磁石54の経路で流れる磁気回路50
の磁束が周期的に変化する。また、ロータシャフト2の
回転により、同様にして、永久磁石64→ブラケット4
5→ロータシャフト2→回転体41の固着部46→G信
号用シグナルロータ62→鉄心65→永久磁石64の経
路で流れる磁気回路60の磁束が周期的に変化する。
【0032】このとき、NE信号用シグナルロータ52
の突起物51が鉄心55の磁極部55aの位置を通過す
る毎に磁束が急激に減少し、この磁束の周期的変化によ
り、NE信号発生器5のNE信号用発電コイル53にN
E信号電圧が発生する。また、G信号用シグナルロータ
62の突起物61が鉄心65の磁極部65aの位置を通
過する毎に磁束が急激に減少し、この磁束の周期的変化
により、G信号発生器6のG信号用発電コイル63にG
信号電圧が発生する。
【0033】また、NE信号用発電コイル53のNE信
号電圧とG信号用発電コイル63のG信号電圧との相互
干渉によって、G信号用発電コイル63で発生するG信
号のノイズ電圧は、NE信号用発電コイル53の第2の
コイル部分532で発生する部分電圧により打ち消され
るので、G信号のノイズ電圧のレベルが抑えられる。そ
して、NE信号電圧と、ノイズ電圧が低減されたG信号
電圧とがコンピュータに送られ、そのコンピュータで最
適点火時期が決定される。
【0034】〔実施例の効果〕以上により、この実施例
のNE信号発生器5は、鉄心55の板状軸部55cの高
さ範囲内に、永久磁石54、ブラケット45およびNE
信号用発電コイル53を配置できる。とくに、永久磁石
54、ブラケット45およびNE信号用発電コイル53
がロータシャフト2の径方向に並ぶことなく、ロータシ
ャフト2の軸に垂直な平面上で永久磁石54、ブラケッ
ト45およびNE信号用発電コイル53が並んで位置す
るように配置できる。
【0035】また、この実施例のG信号発生器6は、同
様にして、永久磁石64、ブラケット45およびG信号
用発電コイル63がロータシャフト2の径方向に並ぶこ
となく、ロータシャフト2の軸に垂直な平面上で永久磁
石64、ブラケット45およびG信号用発電コイル63
が並んで位置するように配置できる。
【0036】そして、G信号発生器6は、NE信号発生
器5とブラケット45を共通化しており、さらに発電コ
イル53、63同士、永久磁石54、64同士、鉄心5
5、65の板状基部55b、65b同士が同一平面上に
位置するように配置されている。その上、NE信号用発
電コイル53およびG信号用発電コイル63が、ロータ
シャフト2を中心にして対称的な位置に形成された凹所
43、44に収容されているので、ブラケット45の外
周より突出する部分がない。
【0037】そして、鉄心55の板状軸部55cの延長
方向にNE信号用発電コイル53を巻回していると共
に、鉄心65の板状軸部65cの延長方向G信号用発電
コイル63を巻回しているので、NE信号用発電コイル
53およびG信号用発電コイル63の軸方向の巻回寸法
を小さくできる。また、NE信号用発電コイル53およ
びG信号用発電コイル63を、図示上方より鉄心55の
板状軸部55cおよび鉄心65の板状軸部65cに嵌め
合わせて組付けることもできるので、組付作業性が向上
する。
【0038】したがって、NE信号発生器5およびG信
号発生器6は、ロータシャフト2の軸方向の厚みを薄く
することができ、且つロータシャフト2の径方向の張出
しを小さくすることができるので、ロータシャフト2の
軸方向および径方向に小型化を図ることができる。
【0039】〔変形例〕この実施例では、2個の信号発
生器5、6により電磁式回転検出装置4を構成したが、
1個または3個以上の信号発生器(電磁式回転センサ)
により電磁式回転検出装置を構成しても良い。また、こ
の実施例では、複数の発電コイルをNE信号用発電コイ
ル53およびG信号用発電コイル63に適用したが、そ
の他の信号用発電コイルでも良く、また発電コイルを3
つ以上としても良い。
【0040】この実施例では、NE信号用シグナルロー
タ52の突起物51の本数を24本としたが、この実施
例に限定されない。また、この実施例では、G信号用シ
グナルロータ62の突起物61の本数を1本としたが、
2本でも良く、4本でも良い。
【0041】この実施例では、磁気回路50の磁束を変
化させるために、NE信号用シグナルロータ52に突起
物51を設けたが、突起物51の代わりにNE信号用シ
グナルロータ52に凹所等の特徴部を設けても良い。ま
た、この実施例では、磁気回路60の磁束を変化させる
ために、G信号用シグナルロータ62に突起物61を設
けたが、突起物61の代わりにG信号用シグナルロータ
62に凹所等の特徴部を設けても良い。
【0042】
【発明の効果】この発明は、シグナルロータの軸方向側
にブラケットと鉄心の板状基部と磁石とが配置され、し
かもロータシャフトの軸に垂直な平面上においてブラケ
ットと発電コイルと永久磁石とを並べて配置したため、
シグナルロータの軸方向側にブラケットと発電コイルと
永久磁石とを薄くレイアウトできるので、ロータシャフ
トの軸方向と径方向に対して電磁式回転センサの小型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電磁式回転センサを組み込んだ内燃
機関用点火装置のディストリビュータを示した断面図で
ある。
【図2】この発明の実施例に用いたブラケットを示した
平面図である。
【図3】この発明の実施例に用いた複数の発電コイルの
結線図である。
【図4】(A)はこの発明の実施例に用いたNE信号発
生器の磁気回路の部分図で、(B)はこの発明の実施例
に用いたG信号発生器の磁気回路の部分図である。
【図5】従来の電磁式回転センサを適用した点火配電器
を示した断面図である。
【符号の説明】
2 ロータシャフト 3 ハウジング 4 電磁式回転検出装置 5 NE信号発生器(電磁式回転センサ) 6 G信号発生器(電磁式回転センサ) 42 円形穴(挿通穴) 43 凹所(収容部) 44 凹所(収容部) 45 ブラケット 50 磁気回路 52 NE信号用シグナルロータ 53 NE信号用発電コイル 54 永久磁石 55 鉄心 55a 磁極部 55b 板状基部 55c 板状軸部 60 磁気回路 62 G信号用シグナルロータ 63 G信号用発電コイル 64 永久磁石 65 鉄心 65a 磁極部 65b 板状基部 65c 板状軸部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)略円筒状の内部空間を有するハウジ
    ングと、 (b)このハウジングの一端側壁面から前記ハウジング
    内に突出した状態で、前記ハウジングに回転可能に支持
    されたロータシャフトと、 (c)このロータシャフトの外周に設けられ、前記ハウ
    ジング内で回転可能に収容されるシグナルロータと、 (d)前記ハウジングの一端側壁面に沿って設置された
    板状基部、および板状基部の一端部より前記ロータシャ
    フトの軸に沿うように折曲げられ、前記シグナルロータ
    と微小間隙を隔てて対向する板状軸部を有する板状L字
    型の鉄心と、 (e)前記ロータシャフトより外周側に設けられ、且つ
    前記鉄心の板状基部と前記シグナルロータとの間に位置
    し、前記ロータシャフトの軸に垂直な平面に沿って設け
    られた平板状のブラケットと、 (f)前記鉄心の板状基部と前記ブラケットとの間に位
    置し、前記ロータシャフトの軸に垂直な平面に沿って設
    けられた平板状の永久磁石と、 (g)前記ロータシャフトの軸に垂直な平面上において
    前記ブラケットおよび前記永久磁石と並んだ状態で、前
    記鉄心の板状軸部の外周に巻回された発電コイルとを備
    えた電磁式回転センサ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁式回転センサにおい
    て、 前記ブラケットは、略円環板状に形成され、ほぼ中央に
    前記ロータシャフトが挿通する挿通穴を有することを特
    徴とする電磁式回転センサ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電磁式回転センサにおい
    て、 前記ブラケットは、前記発電コイルを収容する収容部を
    有することを特徴とする電磁式回転センサ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電磁式回転センサにおい
    て、 前記収容部は、前記ブラケットの外周側に形成された凹
    部であることを特徴とする電磁式回転センサ。
JP6036773A 1994-03-08 1994-03-08 電磁式回転センサ Expired - Lifetime JP2522226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6036773A JP2522226B2 (ja) 1994-03-08 1994-03-08 電磁式回転センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6036773A JP2522226B2 (ja) 1994-03-08 1994-03-08 電磁式回転センサ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61291220A Division JPH0668270B2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05 電磁式回転センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07233772A JPH07233772A (ja) 1995-09-05
JP2522226B2 true JP2522226B2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=12479092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6036773A Expired - Lifetime JP2522226B2 (ja) 1994-03-08 1994-03-08 電磁式回転センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522226B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07233772A (ja) 1995-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3783314A (en) Signal generating mechanism
JP2522226B2 (ja) 電磁式回転センサ
KR910003668B1 (ko) 내연기관 점화장치용 자석발전기
JPS61144509A (ja) 内燃機関用回転位置検出装置
JPH0668270B2 (ja) 電磁式回転センサ
JPH0510543Y2 (ja)
US11391259B2 (en) Crankshaft driven flywheel magneto generator with circular winding for power supply in handheld batteryless combustion engines
JPH0252117B2 (ja)
JPS6033349Y2 (ja) 機関信号発生装置
JPS6033354Y2 (ja) 内燃機関用点火装置の配電器
JPH0229254Y2 (ja)
JPH0132644B2 (ja)
JPH059502Y2 (ja)
JPS609428Y2 (ja) 機関信号発生装置
JP2581307Y2 (ja) パルサ付磁石発電機
JPH0753394Y2 (ja) 点火用磁石発電機の回転子
JPH059501Y2 (ja)
JPS6033350Y2 (ja) 機関点火用信号発生装置
JPH10196503A (ja) コンデンサ放電式内燃機関点火装置
JPS5916537Y2 (ja) 点火用配電器
JPH07280507A (ja) 回転センサ
JPH036871Y2 (ja)
JPS608154Y2 (ja) 自動車用点火信号発生装置
JPS6036795Y2 (ja) 機関点火用信号発生装置
JPS645979Y2 (ja)