JPH03198640A - モータのステータの組み立て方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ 本発明は、ロータを回転自在に内蔵するステータの組み
立て方法に関し、詳しくはステータの内径寸法を精度高
く仕上げて、ステータとロータ間のエアーギャップを小
になそうとする技術に係る１ ものである。

［従来の技術１ 一般に、モータの小形、高出力化が要求されているが、
そのためにはステータ側のマグネットとロータ側の鉄芯
間のエアーギャップを小さ（する方が良い。しかしエア
ーギャップを小さくするのに、ロータがステータに衝突
する場合があり、各部品のばらつきを考慮して最小のエ
アーギャップにする必要がある。

［発明が解決しようとする課題］ そして、第１３図及び第１４図に従来例を示していて、
３はモータのケースを兼ねたヨークであり、２はマグネ
ットであり、ヨーク３の内径を基準に略Ｃ字状のマグネ
ット２を取り付ける。従ってマグネット２の厚さ、ねじ
れ、そり等の寸法のばらつきがステータＳのマグネット
２の内径寸法Ａに含まれ、かかる寸法Ａがばらつくとい
う問題があった。一方、ロータＲ側において、４は軸受
であり、軸受４は軸受台５に取り付けられているが、軸
受台５はヨーク３の内径基準に取り付けら２− れているため、軸受４のラジアル方向の位置は軸受台５
、軸受４の寸法のばらつきが含まれる。６は鉄芯で、軸
７に圧入固定されており、軸７は軸受４の内径で支持さ
れている。そしてロータＲが回転したときのロータＲの
外径寸法りはヨーク３の内径を基準に軸受台５、軸受４
、軸７及び鉄芯６の寸法のばらつきが含まれる。しかし
てエアーギャップＣはマグネット２の内径寸法Ａと回転
時のロータＲの外径寸法りで決まり、そのばらつきは上
述のように非常に多くの部品寸法のばらつきに依存する
。モしてモータＭを小形高出力化するためにエアーギャ
ップＣを小さくしたいが、回転中のロータＲとステータ
Ｓとの当たりを回避するためには多くの部品寸法の向上
を図らなければならない。かかる部品寸法の精度向上は
製造技術上の制約を受けるとともに部品コストの上昇は
避けられないものである。しかして、成るレベルにまで
はエアーギャップＣを小さくできるが、それ以上は難し
くなるものである。ところで、マグネット２の厚さ寸法
を精度よ（管理するのは、内面及３− び外面とも研摩する必要があり、コストアップとなるも
のである。

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、部品のコスト上昇なくエアー
ギャップを小さくして、モータの小形高出力化を達成す
ることがで外るモータのステータの組み立て方法を提供
することにある。

［課題を解決するための手段１ 本発明のモータのステータの組み立て方法は、外径寸法
Ｅが精度高く仕上げられた円柱状の芯金共１の外面に略
Ｃ字状のマグネット２の複数個が圧接され、これら複数
個のマグネット２・・・の外面に略Ｃ字状のヨーク３が
装着され、ヨーク３の周方向において少なくとも１箇所
に周方向における寸法吸収部Ｘが形成され、その後、芯
金共１を抜き出して内径基準にステータＳを組み立てる
ことを特徴とするものである。

［作用１ このように、外径寸法Ｅが精度高く仕上げられた円柱状
の芯金共１の外面に略Ｃ字状のマグネッ４− ト２の複数個が圧接され、これら複数個のマグネット２
・・・の外面に略Ｃ字状のヨーク３が装着され、ヨーク
３の周方向において少なくとも１箇所に周方向における
寸法吸収部Ｘが形成され、その後、芯金共１を抜き出し
て内径基準にステータＳを組み立てることを特徴とする
ことによって、ステータＳの内径は、そのマグネット２
が外径寸法Ｅが精度高く仕上げられた芯金共１に圧接さ
れて寸法出しが行なわれ、各部品寸法の精度を高めるの
を回避して、ステータＳの内径寸法Ａの精度を向上し、
かつかかる場合に、マグネット２の外面に装着するヨー
ク３の周方向において寸法吸収部Ｘを形成することで、
マグネット２の外面に装着するヨーク３の寸法誤差を吸
収して、マグネット２側への密着性を高めて仕上がり性
も向上し、コストアップを抑えながらエアーギャップＣ
を小になし、モータＭの小形高出力化を達成するように
したものである。

［実施例］ 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

−へ− 第１図及び第２図に本発明の方法を示していて、芯金ｉ
４：１は略円柱状に形成され、その外径寸法Ｅが精度高
く仕上げられている。芯金共１の外周部にはストッパー
突条８の２本が直径方向でかつ全長にわたって形成され
ている。しかして芯金４１の外径寸法Ｅにその内径が大
略等しく形成されたに略Ｃ字状のマグネット２が芯金共
１の外面に圧接されて沿わせられ、かかる場合、ストッ
パー突条８にてマグネット２の回転止めが行なわれ、そ
してこれら２個のマグネット２．２の外面に略Ｃ字状の
ヨーク３の２個がマグネット２を周方向に跨ぐようにし
て接着剤にて装着される。かかる場合、ヨーク３．３の
周方向において２箇所に周方向に間隔を隔てた寸法吸収
部Ｘが形成されている。

このようにして、マグネット２の内径寸法は芯金共１の
外径寸法Ｅに矯正されて寸法精度を高めるのである。と
ころで、マグネット２の外周寸法はマグネット２の寸法
のばらつきに起因して精度はよくないが、これを吸収す
るために寸法吸収部Ｘが形成され、寸法吸収部Ｘにおい
てマグネット２を逃がすことで、寸法を吸収するのであ
る６そして寸法吸収部Ｘはマグネット２の周方向の中心
部に形成されて寸法吸収を良好に行えるようにしである
。そして接着剤が乾燥後に芯金１４：１を抜いて、内径
基準のステータＳが得られるのである。

そして軸受台５に軸受４が挿入され、スラスト板９を装
着した軸受台５がヨーク３の内面に内面基準に挿入され
、この軸受台５の軸受４に対して鉄芯６を装着した軸７
を挿入し、この軸７の他端側に他方の軸受台５がヨーク
３の内面に内面基準に挿入され、この軸受台５の軸受４
が軸７に挿入され、しかして内面基準になされたマグネ
ット２に装着したヨーク３の内面を基準にロータＲが内
ａされるのである。第３図において、１０は整流子、１
１は刷子である。

このように、ステータＳの内径は、そのマグネット２が
外径寸法Ｅが精度高く仕上げられた芯金共１に圧接され
て寸法出しが行なわれ、各部品寸法の精度を高めるのを
回避して、ステータＳの内径寸法Ａの精度を向上するの
であり、かつかかる場フー 今に、マグネット２の外面に装着するヨーク３・・・の
周方向において間隔を隔てて寸法吸収部Ｘを形成するこ
とで、マグネット２の外面に装着するヨーク３の寸法誤
差を吸収するのであり、マグネット２側への密着性を病
めて仕上がり性も向上し、そしてこのようなステータＳ
内にロータＲを内面基準に組み込み、しかしてコストア
ップを抑えながらエアーギャップＣを小になし、モータ
Ｍの小形高出力化を図るものである。Ｄはロータの外形
寸法、１４はコイルである。

第４図は第２実施例を示し、１２は合成樹脂であり、２
個のマグネット２．２を金型内に取り付けた芯金共１に
装着した状態で同時成形し、マグネット２，２同士の位
置決めがなされ、ヨーク３との接着剤での接着時のずれ
等を回避している。

又、ヨーク３とマグネット２とを同時成形してステータ
Ｓを形成することができる。

第５図は第３実施例を示し、芯金共１の外面にマグネッ
ト２を取り付け、マグネット２の外周にヨーク３を取り
付けた後、マグネット２とヨーク８− ３とを同時成形して固定するものである。かかる場合、
合成樹脂１２はモータＭの軸７の長手方向にも形成され
ており、軸受台５，５に対する取り付けのための基準面
１２ａ、１２ａが形成されている。かかる場合、ヨーク
３と軸受台５との間には隙間ｄが形成されている。

第６図は第４実施例を示し、マグネット２に両軸受台５
，５を取り付けた梢成のものを示し、かかる場合、マグ
ネット２に軸受台５，５に対する取り付は基準面ｅを形
成し、このようにマグネット２に形成した取り付は基準
面ｅにおいて軸受台５を取り付けることで、−層寸法精
度を高めて、エアーギャップＣを小に抑えることができ
るものである。

第７図及び第８図は第５実施例を示し、ヨーク３をばね
性を有する円筒形状体の一部を切り欠いて形成され、そ
の自由状態においてヨーク３の内径をマグネット２の外
径よりも小にし、しかしてマグネット２の外周にヨーク
３を取り付けたときばね性にて密着するようにしたもの
である。かかる場合、１箇所の寸法吸収部Ｘが広がった
り、狭くなったりして、マグネット２の外周の寸法の誤
差を吸収し、ヨーク３がマグネット２に密着して、磁束
のもれを防止している。

第９図及び第１０図は第６実施例を示し、板状の磁性材
料をつる巻きばね状にしてヨーク３を形成し、自由状態
でその内径をマグネット２の外径よりも小にし、マグネ
ット２にヨーク３を取り付けたときマグネット２の外周
に密着するようにしたものである。

第１１図及び第１２図は＃＆７実施例を示し、ヨーク３
の周方向の１箇所以上にばね性を有するばね変形部１３
を形成し、かかるばね変形部１３を寸法吸収部Ｘとし、
かかるヨーク３の自由状態においてマグネット２の外径
よりも小にし、ヨーク３をマグネット２の外周に取り付
けたとき、ヨーク３がマグネット２に密着して磁束がも
れないようにしたものである。

［発明の効果］ 以上要するに本発明は、外径寸法が精度高（仕１０− 上げられた円柱状の芯金具の外面に略Ｃ字状のマグネッ
トの複数個が圧接され、これら複数個のマグネットの外
面に略Ｃ字状のヨークが装着され、ヨークの周方向にお
いて少なくとも１箇所に周方向における寸法吸収部が形
成され、その後、芯金具を抜き出して内径基準にステー
タを組み立てるから、ステータの内径は、そのマグネッ
トが外径寸法を精度高く仕上げられた芯金具に圧接され
て寸法出しが行なわれ、各部品寸法の精度を高めるのを
回避して、ステータの内径寸法の精度を向上し、かつか
かる場合に、マグネットの外面に装着するヨークの周方
向において寸法吸収部を形成するから、マグネットの外
面に装着するヨークの寸法誤差を吸収して、マグネット
側への密着性を高めて仕上がり性も向上し、コストアッ
プを抑えながらエアーギャップを小になし、モータの小
形高出力化を達成することができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を示す一実施例の分解斜視図、第
２図は同上の断面図、第３図（ａ）（ｂ）は同上により
得られたモータの一部破断した縦断面図、横断面図、第
４図（ａ）（ｂ）は同上の＃２実施例のモータの一部破
断した縦断面図、横断面図、第５図（ａつ（′ｂ）は同
上の第３実施例の一部破断した縦断面図、横断面図、第
６図（ａ）（ｂ）は同上の第４実施例の一部破断した縦
断面図、横断面図、第７図及び第８図は同上の第５実施
例を示し、第７図（ａ）（ｂ）は同上のヨークの正面図
、ヨークをマグネットに取り付けた断面図、第８図は同
上のモータの横断面図、第９図及び第１０図は同上の第
６実施例を示し、第９図（ａ）（ｂ）は同上のヨークの
正面図、取り付は状態の断面図、第１０図は同上のモー
タの横断面図、第１１図及び第１２図は同上の第７実施
例のモータの横断面図、ヨークの取り付は状態の断面図
、第１３図は従来例のモータの一部破断した縦断面図、
第１４図は同上の横断面図であり、１は芯金具、２はマ
グネット、３はヨーク、Ｃはエアーギャップ、Ｄは外径
寸法、Ｒはロータ、Ｓはステータ、Ｘは寸法吸収部であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ロータを回転自在に内蔵するステータの組み立て
   方法であって、外径寸法が精度高く仕上げられた円柱状
   の芯金具の外面に略Ｃ字状のマグネットの複数個が圧接
   され、これら複数個のマグネットの外面に略Ｃ字状のヨ
   ークが装着され、ヨークの周方向において少なくとも１
   箇所に周方向における寸法吸収部が形成され、その後、
   芯金具を抜き出して内径基準にステータを組み立てるこ
   とを特徴とするモータのステータの組み立て方法。