JPH0616897Y2 - ガラス封着体 - Google Patents
ガラス封着体Info
- Publication number
- JPH0616897Y2 JPH0616897Y2 JP9628588U JP9628588U JPH0616897Y2 JP H0616897 Y2 JPH0616897 Y2 JP H0616897Y2 JP 9628588 U JP9628588 U JP 9628588U JP 9628588 U JP9628588 U JP 9628588U JP H0616897 Y2 JPH0616897 Y2 JP H0616897Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- sealed
- metal member
- cylindrical metal
- sintered body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガラス封着体に関し、特に円筒状金属部材にガ
ラス管を接合,封着したガラス封着体に関する。
ラス管を接合,封着したガラス封着体に関する。
一般に、円筒状金属部材(以後封入皿と記す)、或い
は、皿状金属部材(以後封入皿と記す)とガラス管とを
接合,封着するためには、前工程として、封入皿の封着
部に予めガラスを溶着させておき、その端部にガラス管
を接続していた。
は、皿状金属部材(以後封入皿と記す)とガラス管とを
接合,封着するためには、前工程として、封入皿の封着
部に予めガラスを溶着させておき、その端部にガラス管
を接続していた。
例えば第2図に示した様に、封入皿1の先端をガス火焔
等で加熱し酸化物を生成させ、其の封入皿1の先端周囲
にガラス管を加熱し、巻き付けてビード巻き4を行い、
更に、所定寸法のガラス管5をビード巻き4の先端に加
熱,溶着しガラス封着体を構成している。
等で加熱し酸化物を生成させ、其の封入皿1の先端周囲
にガラス管を加熱し、巻き付けてビード巻き4を行い、
更に、所定寸法のガラス管5をビード巻き4の先端に加
熱,溶着しガラス封着体を構成している。
この様な従来のガラス封着体に於いては、製造法として
ガラス旋盤に依る手作業の加工法で有るため、精度のば
らつきが有るばかりでなく、高度な技術も要すると言う
欠点が有った。更には、多くの工程を要するため量産に
は適せず、コスト高となる欠点をも有していた。
ガラス旋盤に依る手作業の加工法で有るため、精度のば
らつきが有るばかりでなく、高度な技術も要すると言う
欠点が有った。更には、多くの工程を要するため量産に
は適せず、コスト高となる欠点をも有していた。
本考案の目的は、精度のばらつきがなく、高度な技術を
要せず、量産に適した、安価なガラス封着体を提供する
ことにある。
要せず、量産に適した、安価なガラス封着体を提供する
ことにある。
本考案は、円筒状金属部材にガラス管を接続したガラス
封着体に於いて、前記円筒状金属部材の封着部に予め金
属酸化物を生成し、該金属酸化物上に粉末ガラスから成
る円環状ガラス焼結体を形成して加熱し、前記円環状ガ
ラス焼結体を溶解して、密着ガラス層を形成するととも
に該密着ガラス層を介して前記円筒状金属部材と前記ガ
ラス管が接合,封着されている。
封着体に於いて、前記円筒状金属部材の封着部に予め金
属酸化物を生成し、該金属酸化物上に粉末ガラスから成
る円環状ガラス焼結体を形成して加熱し、前記円環状ガ
ラス焼結体を溶解して、密着ガラス層を形成するととも
に該密着ガラス層を介して前記円筒状金属部材と前記ガ
ラス管が接合,封着されている。
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例の断面図である。
第1図に示すように、最初に、外径20mm,高さ30m
m、肉厚1.5mmのコバール製円筒状の封入皿1に、予
め、酸化膜を生成させて置き、その封入皿1の先端部の
酸化膜上に粒径が約200メッシュの微粉末ガラスを有
機溶剤で混練した泥状ガラスを塗布,乾燥し、円環状ガ
ラス焼結体を形成する。
m、肉厚1.5mmのコバール製円筒状の封入皿1に、予
め、酸化膜を生成させて置き、その封入皿1の先端部の
酸化膜上に粒径が約200メッシュの微粉末ガラスを有
機溶剤で混練した泥状ガラスを塗布,乾燥し、円環状ガ
ラス焼結体を形成する。
次に、20メッシュの粉末ガラスとすでに円環状ガラス
焼結体が形成されている封入皿1をカーボン型治具にセ
ットし、炉内に挿入し加熱して粉末ガラスを焼成する。
焼結体が形成されている封入皿1をカーボン型治具にセ
ットし、炉内に挿入し加熱して粉末ガラスを焼成する。
次に、円環状ガラス焼結体と粉末ガラスを溶融し、密着
ガラス層2と粗粉末ガラス溶融体3を形成するととも
に、密着ガラス層2を介して、粗粉末ガラス溶融体3を
封入皿1に接合,封着し、円環状のガラス封着体が構成
される。
ガラス層2と粗粉末ガラス溶融体3を形成するととも
に、密着ガラス層2を介して、粗粉末ガラス溶融体3を
封入皿1に接合,封着し、円環状のガラス封着体が構成
される。
尚、本ガラス封着体は、粉末ガラスに限定せず、普通の
ガラス管を用いても同じ効果が得られ、型成形が可能で
あるため、連続炉等に依る量産にも適している。
ガラス管を用いても同じ効果が得られ、型成形が可能で
あるため、連続炉等に依る量産にも適している。
以上の説明から本考案のガラス封着体に於いては、封入
皿との溶着に粉末ガラスを用い、更に、型成形する事に
依り、作業が容易となる事はもちろんの事、任意の型を
揃える事に依り、ガラス肉厚及び長さに於いて所定の寸
法が得られ、ばらつきが少く精度が優れていると言う効
果が有る。
皿との溶着に粉末ガラスを用い、更に、型成形する事に
依り、作業が容易となる事はもちろんの事、任意の型を
揃える事に依り、ガラス肉厚及び長さに於いて所定の寸
法が得られ、ばらつきが少く精度が優れていると言う効
果が有る。
又、金属面に直接密着ガラス層を形成する事に依り、強
度に置いても優れた、破壊し難いガラス封着体が得られ
るという効果もある。
度に置いても優れた、破壊し難いガラス封着体が得られ
るという効果もある。
尚、本ガラス封着体は粉末ガラスに限定せず、普通板ガ
ラスに於いても可能で有り、型成形で有るため連続炉等
に依る量産にも適しているという効果もある。
ラスに於いても可能で有り、型成形で有るため連続炉等
に依る量産にも適しているという効果もある。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は従来のガ
ラス封着体の一例の断面図である。 1……封入皿、2……密着ガラス層、3……粗粉末ガラ
ス溶融体、4……ビード巻き、5……ガラス管。
ラス封着体の一例の断面図である。 1……封入皿、2……密着ガラス層、3……粗粉末ガラ
ス溶融体、4……ビード巻き、5……ガラス管。
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状金属部材にガラス管を接続したガラ
ス封着体に於いて、前記円筒状金属部材の封着部に予め
金属酸化物を生成し、該金属酸化物上に粉末ガラスから
成る円環状ガラス焼結体を形成して加熱し、前記円環状
ガラス焼結体を溶解して、密着ガラス層を形成するとと
もに該密着ガラス層を介して前記円筒状金属部材と前記
ガラス管とを接合,封着したことを特徴とするガラス封
着体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9628588U JPH0616897Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | ガラス封着体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9628588U JPH0616897Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | ガラス封着体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217537U JPH0217537U (ja) | 1990-02-05 |
JPH0616897Y2 true JPH0616897Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31321153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9628588U Expired - Lifetime JPH0616897Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | ガラス封着体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616897Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2005321530B2 (en) * | 2004-12-28 | 2009-01-08 | Technical University Of Denmark | Method of producing metal to glass, metal to metal or metal to ceramic connections |
-
1988
- 1988-07-19 JP JP9628588U patent/JPH0616897Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0217537U (ja) | 1990-02-05 |
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