JPS6133718Y2 - - Google Patents

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JPS6133718Y2
JPS6133718Y2 JP1978029054U JP2905478U JPS6133718Y2 JP S6133718 Y2 JPS6133718 Y2 JP S6133718Y2 JP 1978029054 U JP1978029054 U JP 1978029054U JP 2905478 U JP2905478 U JP 2905478U JP S6133718 Y2 JPS6133718 Y2 JP S6133718Y2
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JP
Japan
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base
case
vibrator
piezoelectric
adhesive
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JP1978029054U
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JPS54133778U (ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は信頼性が高く大量生産に適しかつ生産
性の良好な圧電振動子に係り、特に封止構造の改
良に関する。
一般に所定形状に切り出した圧電体に電極を形
成し、この電極に外部から信号を与えて励振する
圧電振動子では経年変化を防止し、かつ圧電体、
電極、リード線等を保護するためにケースに収納
するようにしている。そしてこの種の圧電振動子
では一般に金属製の容器に密封し、内部を真空あ
るいは不活性ガス等を封入するようにしている。
ところで近時民生用の特に安価な圧電振動子では
合成樹脂製の容器に収納することが行なわれてい
る。第1図はこの種の圧電振動子の一例を示す截
断面図で図中1は圧電体に電極を形成した振動
子、2は樹脂製のベース、3はベース2に植設し
た一対の端子である。そして4はリード線で一端
に形成したクリツプによつて上記振動子の側部を
挾持し、他端を上記端子3に接続し、上記振動子
11を保持するとともに電極を上記端子3を介し
て外部へ導出するようにしている。そして5は合
成樹脂製でかつ有底筒状のケースで開口部を上記
ベース2の外周に形成した段部2aに嵌合して密
封するようにしている。
しかしながらこのようなものでは気密もれによ
つて特性が劣化し易く、この原因は主に封止部品
の気密を維持できないことにあつた。すなわちこ
のような合成樹脂製のケースは熱変形を生じ易
く、たとえばABS樹脂を用いた場合、280℃3秒
間のハンダデイツプ試験を行ない溶融ハンダに浸
漬すると容易に気密が破れてしまう。また接着剤
を用いて密封する場合も低粘度の接着剤は使用が
むずかしく、高粘度の接着剤は塗りむらを生じ易
い問題があつた。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので簡
単な構成で信頼性が高くしかも生産性の良好な封
止構造の圧電振動子を提供することを目的とする
ものである。以下本考案の一実施例を第2図に示
す截断面図を参照して詳細に説明する。第2図に
おいて11は圧電体に電極を形成した振動子、1
2はフエノール系等の耐熱樹脂製のベース、13
はベース12に植設した一対の端子である。そし
て14はリード線で一端に形成したクリツプによ
つて上記振動子11の側部を挾持し、他端を上記
端子13に接続し、上記振動子11を保持すると
ともに電極を上記端子13を介して外部へ導出す
るようにしている。そして15はABS樹脂等の
合成樹脂製でかつ有底筒状のケースである。この
ケース15は開口縁内周をテーパ面に形成し、か
つ中心方向へ突出する突起15aを内周に沿つて
形成している。またベース12の外周縁を上記ケ
ース15の開口縁内周に対応してテーパ面12a
に形成する。そしてベース12を上記突起15a
によつて外側から支えられるまで圧入し、ケース
15の開口をベース12によつて密封する。なお
ケース15にABS樹脂を用いベース12にフエ
ノール系樹脂を用いれば端子13のハンダ付け等
の熱によつてベース12が変形するようなことが
なく、しかもABS樹脂の可撓性によつて容易に
ケース15の開口にベース12を圧入でき好都合
である。
また、上記ケース15とベース12を封止する
ために、たとえば常温硬化型熱不可逆性の接着剤
を併用すればより確実に封止することができる。
なおこの場合たとえば第4図に示すようにケース
15の開口縁内周に余分な接着剤の逃げるスリツ
ト16を形成すれば接着剤がケース15内に流入
して特性を損なう等の問題を防止できる。
このような構成であればベース12およびケー
ス15に合成樹脂を用いることによつて安価に大
量生産することができしかも振動子11を封止す
る作業はケース15の開口へベース12を圧入す
ることによつて簡単かつ確実に行なえ著るしく作
業性を向上できる。特に接着剤を併用する場合に
ベース12はケース15の突起15aによつて保
持されるために接着剤が硬化するまでの間に動い
たり離れたりすることがなく、確実に接着するこ
とができる。したがつて気密もれによつて特性が
劣化するようなことがなく高性能を長期間維持で
き高信頼性が得られる。
以上詳述したように本考案は有底筒状で開口縁
内周をテーパ面に形成し、この開口縁に振動子を
保持するベースを嵌入するようにしたものであ
る。したがつて、信頼性が高く、生産性が良好で
コストも安価であり、大量生産に適する圧電振動
子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧電振動子の一例を示す截断面
図、第2図は本考案の一実施例を示す截断面図、
第3図は上記実施例の要部を示す図、第4図は本
考案の他の実施例の要部を示す図である。 11……振動子、12……ベース、13……端
子、14……リード線、15……ケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周縁をテーパ面に形成したベースと、 このベースに植設したリード端子と、 このリード端子によつて保持されるとともに電
    極を外部へ導出される振動子と、 有底筒状で開口縁の内周を上記ベースの外周縁
    に対応するテーパ面に形成した合成樹脂製のケー
    スと、 この合成樹脂製のケースのテーパ面の内周から
    中心方向へ突設され上記ベースを外側から支える
    突起とを具備する圧電振動子。
JP1978029054U 1978-03-09 1978-03-09 Expired JPS6133718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978029054U JPS6133718Y2 (ja) 1978-03-09 1978-03-09

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Publication Number Publication Date
JPS54133778U JPS54133778U (ja) 1979-09-17
JPS6133718Y2 true JPS6133718Y2 (ja) 1986-10-02

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ID=28876157

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411174B2 (ja) * 1974-02-06 1979-05-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411174U (ja) * 1977-06-25 1979-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411174B2 (ja) * 1974-02-06 1979-05-12

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JPS54133778U (ja) 1979-09-17

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