JPH033969Y2 - - Google Patents

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JPH033969Y2
JPH033969Y2 JP1982194261U JP19426182U JPH033969Y2 JP H033969 Y2 JPH033969 Y2 JP H033969Y2 JP 1982194261 U JP1982194261 U JP 1982194261U JP 19426182 U JP19426182 U JP 19426182U JP H033969 Y2 JPH033969 Y2 JP H033969Y2
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JP
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cap
outer ring
metal outer
glass
flange portion
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JP1982194261U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は金属外環のフランジ部にキヤツプの
フランジ部を重ね合せて抵抗溶接などにより固着
する気密端子に関する。
背景技術 金属外環内にガラスを介してリード線を気密か
つ絶縁して封着してなる気密端子は、各種の高信
頼性電子部品の密閉容器として用いられている。
この気密端子にキヤツプを固着封止する場合、電
気抵抗溶接、冷間圧接、半田付けなど各種の方法
が採用されているが、いずれも封止工程におい
て、気密端子に熱的および/または機械的シヨツ
クが加わる。しかしながら、前記ガラスはこれら
のシヨツクに弱く、これがためにガラス封止部に
クラツクが発生し、気密性が損なわれるという不
具合があつた。特に、電気抵抗溶接においては、
所期の場所以外に電流が分流し、そのためのジユ
ール熱が問題となる。また、冷間圧接では、材料
の流動による変形で、キヤツプが気密端子の周面
部を押圧し、ガラスに機械的ストレスを与えるた
め、ガラスクラツクが生じやすい。
第1図はリレーなどに用いられる気密端子1の
平面図を示し、第2図はその正面図を示す。図に
おいて、2は金属外環で、下端周縁にフランジ部
3を有し、複数個の透孔4を有する。各透孔4に
はガラス5を介してリード線6が気密絶縁的に封
着されている。この気密端子1に所定の部品(図
示せず)を組み付けたのち、図示2点鎖線に示す
ようにキヤツプ7を被せ、そのフランジ部8を気
密端子1のフランジ部3に重ね合せて電気抵抗溶
接または冷間圧接で固着する。
こゝで、キヤツプ7は金属外環2の周面部を位
置決め手段として利用しているために、前述のよ
うに、熱的および/または機械的シヨツクがガラ
ス5に加わり、第3図に示すようにガラス5にク
ラツク5aが発生し気密劣化を生ずるのである。
そこで、上記のストレスを逃げるために、第4
図および第5図に示すように、キヤツプ7の開口
部の寸法を、金属外環2のフランジ部3を除く寸
法よりも大きく設計して、金属外環2の周面部と
キヤツプ7の内面との間に隙間9を形成する方法
が提案されている。
しかしながら、このような方法では、金属外環
2のフランジ部3とキヤツプのフランジ部8とを
一致せしめるガイドピンを備える固着装置を用い
ないと、第6図および第7図に示すように、キヤ
ツプ7が金属外環2のいずれかの側面部に当接し
て固着されることが多く、従来同様にガラスにク
ラツクが入りやすいのみならず、反対側の部分で
は大きな隙間9′が形成され、キヤツプ7のフラ
ンジ部8に金属外環2のフランジ部3からのはみ
出部分8aができ、外観不良を生じる。このた
め、キヤツプ7の開口部の寸法を金属外環2の寸
法よりも大きくする場合は、位置決め用のガイド
ピンを必須要件とし、装置が著しく煩雑かつ高価
になる欠点があつた。
考案の開示 それゆえ、この考案はガイドピンなしではキヤ
ツプの位置決めができ、しかもガラスのクラツク
を生じない気密端子を提供することを目的とす
る。
この考案は要約すると、金属外環のフランジ部
を除く周面部の前記透孔から離れた位置にキヤツ
プの偏心を防止する位置決め用の突起部を設けた
ことを特徴とする。
すなわち、前記突起部によりキヤツプの偏心防
止による位置決めを行ない、しかも前記突起部に
より金属外環の周面部とキヤツプの内面との間に
隙間を形成して、キヤツプ固着時の熱的および/
または機械的シヨツクによるガラスのクラツク発
生を防止し、かつキヤツプの位置ずれによる外観
不良をなくすことができる。
考案を実施するための最良の形態 第8図はこの考案の一実施例の気密端子11の
平面図を示し、第9図はその正面図を示し、第1
0図は側面図を示す。
図において、12は金属外環で、下端外周にフ
ランジ部13を有するとともに、複数個(図示例
では10個)の透孔14を有し、さらに前記フラン
ジ部13を除く周面部であつて、かつ前記透孔1
4から離れた位置に、複数個(図示例では6個)
のキヤツプの位置決め用の突起部15を有する。
前記各透孔14にはそれぞれガラス16を介して
リード線17が気密かつ絶縁して封着されてい
る。
上記の構成において、各リード線17に図示し
ない所定の部品を組み付けたのち、図示2点鎖線
のようにキヤツプ18を被せ、そのフランジ部1
9を金属外環12のフランジ部13に重ね合わせ
て電気抵抗溶接などにより固着する。こゝで、キ
ヤツプ18の開口部の寸法は、金属外環12の突
起部15,15間の外観寸法にほぼ等しく設定す
る。。このため、キヤツプ18を被せたとき、キ
ヤツプ18の内面は各突起部15の先端に密着
し、ガイドピンがなくても容易に偏心を防止して
位置決めすることができる。しかも、前記各突起
部15の先端部を除いては、金属外環12の外周
面とキヤツプ18の内面との間に隙間20が形成
されているので、キヤツプ18の固着時にガラス
16に熱的および/または機械的シヨツクが加わ
らず、したがつてガラス16にクラツクが発生し
ない。
なお、上記実施例では、ガラス5の位置から遠
い第1図の左右両側部にも突起部15を形成する
場合について説明したが、これら両部分には必ず
しも突起部15を必要としない。
また、上記実施例では各透孔14,14の間隔
寸法が同一の場合について示したが、突起部15
の両側の透孔14,14の間隔寸法を他の間隔寸
法よりも大きくしてもよい。
さらに、この考案は図示例のような矩形状の金
属外環を有する気密端子のみならず、正方形、長
円形、正円形などの各種の形状の気密端子に適用
できる。
なお、金属外環の周面部にキヤツプの位置決め
用の突起部を形成するのは、第1に、キヤツプの
方に形成すると、気密端子のガラス封止部の位置
等に応じて多種類のキヤツプを容易しなければな
らないが、金属外環側に形成する場合は、その外
形さえ同一であれば、ガラス封止部の位置等に拘
わらず同一のキヤツプを使用できることと、第2
に、キヤツプに突起部を形成する場合は、キヤツ
プの絞りプレス後、突起部の成形加工をしなけれ
ばならず、加工費が高くつくが、金属外環に突起
部を形成する場合は、金属外環のプレス時に同時
に突起部を形成することができ、原価低減が図れ
る利点があるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気密端子の平面図である。第2
図は第1図の気密端子の正面図である。第3図は
第1図の気密端子の欠点を説明するためのキヤツ
プ固着封止後の要部拡大平面図である。第4図は
および第5図は従来の気密端子の欠点を除くため
に考えられている気密端子とキヤツプの関係を示
す正面図および側面図である。第6図および第7
図は第4図および第5図に示す気密端子およびキ
ヤツプをガイドピンを有しない固着装置を用いて
固着した場合の欠点を示す気密端子およびキヤツ
プの正面図および側面図である。第8図はこの考
案の一実施例の気密端子の平面図である。第9図
は同上気密端子の正面図である。第10図は同上
気密端子の側面図である。 11……気密端子、12……金属外環、13…
…フランジ部、14……透孔、15……突起部、
16……ガラス、17……リード線、18……キ
ヤツプ、19……フランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の透孔およびフランジ部を有する金属外環
    の前記透孔にガラスを介してリード線を気密絶縁
    的に封着してなり、前記フランジ部にキヤツプの
    フランジ部を固着する気密端子において、 前記金属外環の周面部の前記透孔から離れた位
    置にキヤツプの偏心を防止する縦方向の位置決め
    用の突起部を設けたことを特徴とする気密端子。
JP19426182U 1982-12-21 1982-12-21 気密端子 Granted JPS5996776U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19426182U JPS5996776U (ja) 1982-12-21 1982-12-21 気密端子

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JP19426182U JPS5996776U (ja) 1982-12-21 1982-12-21 気密端子

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JPS5996776U JPS5996776U (ja) 1984-06-30
JPH033969Y2 true JPH033969Y2 (ja) 1991-01-31

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JP19426182U Granted JPS5996776U (ja) 1982-12-21 1982-12-21 気密端子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8487187B2 (en) * 2009-09-09 2013-07-16 Emerson Electric Co. Solid core glass bead seal with stiffening rib

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033624Y2 (ja) * 1977-03-23 1985-10-07 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 気密端子と容器の結合体

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JPS5996776U (ja) 1984-06-30

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