JPH0232794A - Pwmインバータのゲート信号発生方法および装置、pwmインバータ装置 - Google Patents

Pwmインバータのゲート信号発生方法および装置、pwmインバータ装置

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JPH0232794A
JPH0232794A JP63179763A JP17976388A JPH0232794A JP H0232794 A JPH0232794 A JP H0232794A JP 63179763 A JP63179763 A JP 63179763A JP 17976388 A JP17976388 A JP 17976388A JP H0232794 A JPH0232794 A JP H0232794A
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信義 武藤
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慶次郎 酒井
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明照 植田
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    • HELECTRICITY
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、PWM (パルス幅変調)インバータのゲー
ト信号発生方法および装置に係り、特に交流電動機の回
転磁束制御に好適なPWMインバータのゲート信号発生
方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
3相インバータをPWM制御するにあたって、負荷の回
転磁束又は回転磁束指令に基づいてpwMゲート信号を
生成することが知れらている。
例えば、負荷の誘導電動機の回転磁束を検出し、この検
出回転磁束と基準回転磁束の偏差を零にするように、イ
ンバータの出力電圧ベクトルを制御する方法が特開昭5
9−25592号公報に記載されている。
また、基準回転磁束ベクトルに対して仮想回転磁束を設
定し、それらの偏差ベクトルを零にするようにインバー
タの出力電圧ベクトルを制御する方法が特開昭61−2
27696号公報や特開昭62−16092号公報に記
載されている。
なお、インバータの出力電圧ベクトルの制御は、3相ブ
リッジ構成のインバータスイッチ素子のオン・オフ状態
の組合せにより定まる6つの電圧単位ベクトルVおよび
2つの零ベクトルV。に基づき、それらの電圧ベクトル
を任意に組合せて用いることにより行なうことが、上記
公報および特開昭58−39279号公報に記載されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記の公知技術にあって、検出回転磁束との偏差に基づ
くものによれば、回転磁束を検出するための磁束検出器
が必要となり構成が複雑となる。
また、検出回転磁束と基準回転磁束との偏差に基づくも
の、および仮想回転磁界ベクトルと基準回転磁束ベクト
ルとの偏差に基づくものによれば。
その偏差を求めるためのデータサンプリングから電圧ベ
クトルを制御するまでの処理を同一時点。
すなわち実質的に瞬時に行なわなければ、制御精度が低
下する。したがって、回転磁束に対して高精度で追従制
御しようとすれば高速処理手段が必要となる。逆に言え
ば、処理速度によって制御精度が制約されるという問題
がある。また、PWMのスイッチング周波数が上記処理
時間に制限され、高くすることができないという問題が
ある。
しかも、瞬時々々の偏差を許容範囲内に収めるべく、電
圧ベクトルが選択され、これに基づいてインバータスイ
ッチ素子がオン・オフされるため、インバータスイッチ
素子のスイッチングモードが不定に変化することになる
。したがって、インバータスイッチ素子の単位時間当た
りのスイッチング頻度を把握又は管理することができな
いという問題がある。この問題はインバータスイッチ素
子の熱耐量との関係で定めるスイッチング耐量の選定に
大きな影響を及ぼすものである。
本発明の目的は、ゲート信号の発生にかかる処理時間高
速化の制約を受けずに回転磁束指令に高精度で追従させ
てゲート信号を発生することができる。PWMインバー
タのゲート信号発生方法および装置を提供することにあ
る。
また、本発明の目的は、スイッチング周波数を管理する
ことができるPWMインバータのゲート信号発生方法お
よび装置を提供することにある。
また1本発明の他の目的は、ゲート信号の周波数を高く
することにより、インバータ出の電圧電流リップルを低
減するとともに、負荷の騒音を軽減することができるゲ
ート信号発生方法および装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明のPWMインバータ
のゲート信号発生方法および装置は、サンプリング周期
ごとに交流電動機の回転磁束ベクトルの大きさを表わす
磁束指令値と速度指令値とを取込み、この取込まれた速
度指令値とサンプリング周期とから指令に係る磁束ベク
トルの回転角度を求め、この求めた回転角度と前記磁束
指令値とから今回サンプリング時の指令磁束ベクトルを
求め、次に前回サンプリング時に求めた指令磁束ベクト
ルに対する今回の指令磁束ベクトルの差ベクトルを求め
、この差ベクトルを複数の電圧単位ベクトルを用いて合
成し、この合成により得られた合成電圧ベクトルに従っ
てインバータスイッチ素子のゲート信号を生成するよう
にしたことにある。
また、前記電圧単位ベクトルは3相ブリッジ構成のイン
バータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せにより定
まる6つの電圧単位ベクトルおよび2つの零ベクトルを
含んでなり、前記差ベクトルの合成はその差ベクトルe
と方向が最も近い2つの電圧単位ベクトルVl、VJを
用い、かつそれらの電圧単位ベクトルの保持時間α、β
が式8式% (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
るように設定することができる。
また、前記電圧単位ベクトルは3相ブリッジ構成のイン
バータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せにより定
まる6つの電圧単位ベクトルおよび2つの零ベクトルを
含んでなり、前記差ベクトルの合成はその差ベクトルe
と方向が最も近い2つの電圧単位ベクトルVt1V□お
よび零ベクトルvoを用い、かつそれらの電圧単位ベク
トルの保持機関α、β、Toが式 %式% (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
るように設定することができる。
また、前記保持時間α、β、Toを自然数m区間に分割
し、各αm、βm 、 Tom (m =l、7,3−
、@)が式 %式%) (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
るようにすることができる。
また、前記零ベクトルvoは2つの電圧単位ベクトルV
IIvjの始点又は終点に配置され、前記Vl、又はv
Jに遷移する際に、1つのベクトル成分のみが変化する
零ベクトルを用いるようにすることが望ましい。
〔作用〕
本発明にかかるゲート信号発生方法および装置は、与え
られる磁束指令値(スカラ量)と速度指令値の変化から
、指令にかかる磁束ベクトル(以下、指令磁束ベクトル
という)の変化をサンプリング周期(Ts)間隔で求め
、前回(n−1)今回(n)の各サンプリング時の指令
磁束ベクトルφ(n−1)とφ(n)の差ベクトルe 
(n)に対応する電圧ベクトルでインバータを制動ずれ
ば。
負荷の回転磁束を指令磁束ベクトルφ(n)に追従させ
ることができることを原理とする。
すなわち、差ベクトルe (n)はサンプリング時点の
(n−1)時点からn時点までの指令磁束ベクトルの変
化に相当するものであり、これはインバータ出力の電圧
ベクトルvi、(n)とサンプリング周期Tsの積に等
しくなる。したがって、インバータを差ベクトルe (
n)に対応する電圧ベクトルV(n)によりTs時間駆
動することにより、負荷の回転磁束は差ベクトルe (
n)に相当する変化を受け、指令に応じた回転磁束ベク
トルが形成される。
ここで、インバータ出力の電圧ベクトルは、3相ブリッ
ジ構成のインバータの場合、正極側のスイッチ素子と負
極側のスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せにより定
まる。その組合せは8通りあり、π/3づつ角度がずれ
てなる6つの電圧単位ベクトルv (vl、v、、v3
.V4.v5.v、)および零ベクトルVg (V71
 V8)により表わされる。零ベクトルはインバータの
、出力線間電圧が零になる電圧単位ベクトルである。
したがって、差ベクトルに応じて任意の出力電圧ベクト
ルを得るには、上記の電圧単位ベクトルを組合せて差ベ
クトルを合成しなければならない。
そこで、差ベクトルe(n)に方向(角度)が最も近い
隣り合う2つの電圧単位ベクトルvl、v−を用いて差
ベクトルe (n)に一致する電圧ベクトルを生成する
。それらのベクトルv、、v4に係る大きさは、そのス
イッチ状態の保持時間α、βにより設定する。この保持
時間の和に(α+β)とサンプリング周期Tsとが等し
くない場合は、零ベクトルvoを加えて合成し、その保
持時間Toにより調整する。
このようにして得られた電圧ベクトルを構成する電圧単
位ベクトルVt+ Vj、voは、前述したようにイン
バータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せであるか
ら、スイッチ素子のオン状態を111 IIとし、オフ
状態を110 t)とするベクトル成分を用いて表わせ
ば、ゲート信号のパターンと同等になる。
したがって、電圧単位ベクトルvl、 VJ、 voの
ベクトル成分に合わせ、かつ保持時間α、β。
T、に合わせてゲート信号を形成し、このゲート信号に
従ってインバータスイッチ素子を駆動することにより、
指令にかかる回転磁束変化に追従させて、PWMインバ
ータの出力電圧ベクトルを制御することができる。
上述した指令値の取込みからゲート信号生成までの演算
処理等はサンプリング周期Tsの間に完了すればよい。
したがって、演算処理手段の処理速度に応じてサンプリ
ング周期T sを設定することができるから、格別高速
な演算処理手段が必要とされない。
また、サンプリング周期Tsが既知で、かつその周期T
sの間に発生する電圧単位ベクトルの切り換え回数が明
らかで、また一定しているから、PWMスイッチング周
波数を予め把握することができるとともに、管理するこ
とができる。
一方、保持時間α、β、Toをm区間に分割して合成差
ベクトルを得るようにすれば、サンプリング周期Tsが
一定であってもPWMスイッチング周波数を高くするこ
とができる。したがって、PWMスイッチング周波数の
高周波化をすることにより、出力電圧のリップルを低減
できる。また、交流電動機の騒音を可聴周波数以上にす
ることができ、騒音低減が達成できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて、説明する。
第1図に、本発明の一実施例のゲート信号発生装置を具
備してなるPWMインバータ′gt置装構成図を示す。
同図に示すように、PWMインバータ1は電源2から供
給される直流電力を交流電力に交換し。
負荷としての3相の交流電動機(図示例では誘導電動機
)3の回転磁束を駆動するようになっている。交流電動
機3の回転運動を決める回転磁束指令は、図示していな
い速度制御手段やトルク制御手段から、ポテンショメー
タ4と5を介してそれぞれ回転磁束ベクトルの大きさを
表わす磁束指令値φRと速度指令値ωRとして与えられ
る。この指令値φRとωRはゲート信号発生装置6に入
力されている。
ゲート信号発生装置6は、機能面から大きく分けると、
前処理手段10と電圧ベクトル合成手段20とゲート信
号生成手段30とを含んで構成されている。このゲート
信号発生装置6は、所定のサンプリング周期ごとに磁束
指令値φRと速度指令値ωRとを取込み、これらの指令
値に基づいて前回サンプリング時(n−1)に対する今
回サンプリング時(n)の指令磁束ベクトルの差ベクト
ルを求め、この差ベクトルを複数の電圧単位ベクトルを
合成し、この合成により得られた合成電圧ベクトルに従
ってインバータスイッチ素子Sup+S vp 、 S
 wp 、 S uN、 S VN 、 S WNのゲ
ー1−にそれぞれゲート信号Up、 Vp+ WPI 
UNI VNI WNを出力するようになっている。こ
こで、添字U、V。
Wは3相の各相を表わし、添字P、Nはそれぞれ正側ア
ームと負側アームを表わしている。なお、ゲート信号発
生装置6はワンチップ・マイクロコンピュータを用いて
形成することができる。
次に、第2図を用いゲート信号発生装置6の各部の詳細
な構成について動作とともに説明する。
豊丘監毛役上文 磁束指令値φRはサンプリング周期TsごとにA/D変
換器11に取込まれ、ここでアナログ量からデジタル量
の磁束指令値φSに変換される。
磁束指令保持手段12はA/D変換器11の出力を順次
取込み、前回サンプリング時(n−1)と今回サンプリ
ング時(n)の各磁束指令値φ5(n−1)とφ5(n
)を−旦保持するようになっている。
一方、速度指令ωRはサンプリング周期TsごとにA/
Di換器13に取込まれ、ここでアナログ量からデジタ
ル量の速度指令ω、に変換される。
この速度指令ω1は進み角度演算手段を形成する乗算器
14に導びかれ、ここにおいてサンプリング信号発生手
数15から出力される周期Tsを乗算し、次式(1)に
示すように、前回サンプリング時に対する今回サンプリ
ング時の磁束ベクトルの回転角度の進み角度Δθ(n)
が求められる。
Δθ(n):4)1(n)  ・Ts   ・=−、(
1)この進み角度Δθ(n)について次式(2)に示す
ように、n=1からn・まで積算すれば、サンプリング
指令にかかる磁束ベクトルの目標とする回転角度θ5(
n)が求まる。
θ5(n)=ΣΔθ(n−1)+Δθ(n)・・・・・
・(2)式(2)の演算は加算器16とレジスタ17に
より行われる。すなわち、レジスタ17には前回サンプ
リング時(n−1)の目標とする回転角度θ5(n−1
)が格納されており、これに加算器16において今回サ
ンプリング時(n)の進み角度へ〇(n)が加算される
。この加算結果は演算終了と同時にレジスタ17に入力
され、その内容が書換えられる。
電圧ベクトル合J手段20 まず、電圧ベクトルを合成する基本的な考え方について
説明する。PWMインバータの出力電圧ベクトルV(t
)と交流電動機3の内部に発生する磁束ベクトルφD)
との間には次式(3)に示す関係がある。
V (t) =αφ (t) /d t    ・・・
・・・  (3)式(3)で示す連続系の式をソフトウ
ェア処理を考慮して離散系の式に変形すると、次式(4
)となる。
V(n)=(φ(n)−φ(n−1)) / T s 
 −−(4)式(4)をさらに変形すると次式(5)が
得られる。
φ(n)−φ(n−1)=Ts−V(n)  ・””’
  (5)ここで、φ(n)はベクトルであるから、そ
の大きさをφs(n )とし、方向すなわち回転角度を
08(n)とすると、次式(6)が得られる。
式(6)で与えられる磁束ベクトルの動きを第3図に模
式的に示す。いま、サンプリング時点の(n−1)時に
おける指令磁束ベクトルφ(n−1)に対しくn)時点
の指令磁束ベクトルφ(n)が図示したように変化をし
たとすると、それらのベクトルの差(φ(n)−φ(n
−1))は図示A点からB点に向かう差ベクトルe(n
)に等しくなる。
したがって1式(5)から判るように、この差ベクトル
e(n)に相当する電圧ベクトルV (n)を発生させ
ることにより、磁束ベクトルをφ(n−1)からφ(n
)に変化させることができる。
ところで、PWMインバータ1が出力できる電圧ベクト
ルの方向は、3相ブリッジ構成のインバータスイッチ素
子のオン・オフ状態の組合せにより定められる。これを
単位ベクトルを用いて表わすと、第4図に示すように、
に/3ピッチずつ方向がずれた6つの離散的な電圧単位
ベクトルv1〜v6と、零ベクトルV。(v、又はv 
a )により表わすことができる。また、各電圧単位に
ベクトルと零ベクトルは、正側アームのスイッチ素子S
up+S vp 、 S wpのオン状態を“1”とし
、オフ状態を′0″とするベクトル成分として、例えば
V工(1,O,O)のごとく表わすことができる。なお
、負側アームのスイッチ素子は対応する相のアームと逆
の状態である。
したがって、前記差ベクトルe(、)に相当する電圧ベ
クトルV (n)を出力させるには、複数の電圧単位ベ
クトルv1〜vGと零ベクトルvttv6を用いて合成
しなければならない。
そこで、最も好ましい方法としては、差ベクトルe(n
)に方向が最も近い2つの隣合う電圧単位とV−の大き
さは保持時間のα、βを調整して次式(7)を満足させ
ることにより、差ベクトルe(n)に相当する電圧ベク
トルV (n)を出力することができる。
e   (n)   =  α Vs  + β V 
−・・・・・・    (7)すなわち、第3図に示す
ように、A点から電圧単位ベクトルViをα時間出力し
た後、電圧単位ベクトルVJに切換えてβ時間出力する
と、磁束ベクトルの先端が目標点Bに到達することを意
味している。
しかし、式(5)は電圧ベクトルV(n)がTs待時間
いう大きさ(スカラ量)を持っていることを表わしてい
る。したがって、式(7)で与えられる差ベクトルe 
(n)がA点から3点へ進むのに必要な時間(α+β)
がサンプリング周期Tsに、一致すれば、電圧ベクトル
V (n)は式(7)の右辺で表わされる。つまり、次
式(8)が満足されることを条件とする。
Ts=α+β         ・・・・・・ (8)
ところで、(α+β)の値は磁束ベクトルの進み角度Δ
θ(n)や回転角度θs (n)によって変化するもの
であるから、式(7)と(8)により差ベクトルe(、
)を合成する場合は、(α+β)の値の変化に合わせて
サンプリング周期Tsを変化させてやらなければならず
、制御が複雑になる。
このような複雑な制御を回避するためには、大きさおよ
び方向を持たない零ベクトルvoを導入し、次式(9)
と(10)を満足するように差ベクトルs (n)を合
成すればよい。
e(n)=αvl+βV J + T o v o ”
・−To = T s −(α+β)    ・・・・
・・すなわち、零ベクトルVOの保持時間Toを式(1
0)を満足するように選ぶことにより、(α+β)の値
が変化してもサンプリング周期Tsを一定にすることが
可能となる。
また1式(9)において、保持時間α、βITOをそれ
ぞれ任意の値に2分割し、がっα=α1+α2Iβ=β
1+β、 、 To= Tax + To2となるよう
に選定し、a1v+−+To1vo→β、vJ→α、M
l→TO2vo→β2v−のように切換えても合成する
ことができる。同様にm(自然数)分割して合成するこ
とも可能である。このようにすれば、インバータ周波数
を高周波化することができ、インバータ出力電圧のリッ
プルを低減できるとともに、交流電動機3の騒音低減に
効果がある。
上述したように、差ベクトルe (n)と電圧ベクトル
Ts−v(n)は一致したものとなり、保持時間α、β
、Toは時間の次元をもち、電圧単位ベクトルvl、V
J、VOは電圧の単位をもっことになる。
ここで、第2図実施例の電圧ベクトル合成手段20につ
いて具体的に説明する。
(電圧単位ベクトル選択手段21) 前述したように電圧単位ベクトルV+、V4は差ベクト
ルe(n)に方向が最も近い隣り合う関係のもの選択す
るのであるが、差ベクトルe (n)の方向と6つの電
圧単位ベクトルとを全部比較したのでは演算に時間がか
かる。ところで、通常、磁束ベクトルφ(n)の大きさ
は余り変化せず、その先端は円軌跡を描くことが多いか
ら、差ベクトルe (n)の方向はその円軌跡に沿った
ものとなる。したがって、(n)時点の指令磁束ベクト
ルφ(n)の回転角度0s(n)又は(n−1)時点の
指令磁束ベクトルφ(n−1)の回転角度θ5(n−1
)によって差ベクトルa (n)の方向が略定まる。そ
こで、本実施例の電圧単位ベクトル選択手段21は、第
4図に示すように各電圧単位ベクトルv1〜vi、によ
って区切られた6つの角度領域■〜■を設定し、この領
域にI〜■に対応させて、第1表に示すように、予め選
択すべき電圧単位ベクトルVt+ Vjを設定してなる
ROl14等のテーブルを有する構成としている。
第  1  表 すなわち、電圧単位ベクトル選択手段21は前処理手段
10のレジスタ17から(n−1)時点の回転角度θs
(n  1)が入力されると、第1表に定められた電圧
単位ベクトルV1.VJを選択して出力するようになっ
ている。なお、電圧単位ベクトル選択手段21には零ベ
クトル■。を含む電圧単位ベクトルのベクトル成分デー
タが格納されており、選択された電圧単位ベクトルVl
、VJおよび零ベクトルVl、V11のベクトル成分デ
ータをベクトル配置決定手段24に出力するようになっ
ている。
(差ベクトル演算手段22) 差ベクトル演算手段22は前処理手段10の磁束指令保
持手段12から磁束指令値φs(n  l)とφ5(n
)を取込むとともに、乗算器14から出力される進み角
度Δθ(n)を取込んで、差ベクトルe (n)ベクト
ル成分、すなわち大きさと方向を求めるようになってい
る。この演算処理において第5図を用いて説明する。
磁束指令値φ5(n−1)とφ5(n)が第5図に示す
関係にあるとすると、幾何学的な手法により、差ベクト
ルe(n)の大きさdと、差ベクトルe (n)が指令
磁束ベクトルφ(n−1)となす角度δは、それぞれ次
式(11)  (12)により求めることができる。
d=(φ5(n−1)2+φ5(n)” −2φ5(n
−1) ・ φ5(n)δ=cos−’((φ5(n−
1)−φ5(n)・CO5八〇へn))/d)・・・・
・・ (12) なお、サンプリング周期Tsが短いときは、φs (n
−1)とφ5(n)はほぼ等しいと近似でき、Δ0(n
)も小さいので、式(11)と(12)は次式(11’
 )と(12’ )とすることもできる。
d=Δθ(n)−φ5(n)      −・・・(1
1’ )δ=1/2  (π−八へ(n))  ・・・
・・・(12’ )(保持時間演算手段23) 保持時間演算手段23は、選択された電圧単位ベクトル
v、、v−の各保持時間α、βを第5図に示した幾何学
的方法によって求めるようになっている。
各保持時間α、βを求めるに際し、第1表により選択さ
れた電圧単位ベクトルvi、と■4のなす角度内に差ベ
クトルe (n)が入っているか否かが問題となる。す
なわち、第7図に示すように指令磁束ベクトルφ(n−
1)に対して指令磁束ベクトルφ(n)の大きさが大幅
に変化し、φ′(n)又はφ′(n)になると、予め定
められているV。
とvjのなす角度内から外れてしまうことがある。
これは例外的な現象ではあるが、この場合にはそれら2
つのVlとVJを用いてe (n)を合成することがで
きない。
そこで、保持時間演算手段23は差ベクトルe(n)の
角度データδに基づいて、e (n)がViとvi、の
なす角度内に入っているか否かを判断する。この判断が
肯定的な場合は第5図に従ってα、βを求める。一方、
否定判断のときは差ベクトルe (n)に方向が近い方
のVi又はVJを選択する。そして、選択したvi、又
はv4に対応する保持時間α又はβを求め差ベクトルe
 (n)を合成するようにしている。この後者の電圧ベ
クトル合成手順については、便宜的にベクトル配置決定
手段24と関連させて後で説明するものとし、ここでは
前者の場合、すなわち差ベクトルe(=1)が■、とv
jのなす角度内に入る一般的な場合を次に説明する。
第5図において、α=Wε、β=■とすると、それぞれ
次式(13)  (14)により求めることができる。
ここで、ktは時間に変換するゲインである。
また、角度γは選択する電圧単位バク1−ルと回転角度
θ5(n−1)によって定まり、第2表に示す関係にな
っている。
第2表 ここで、サンプリング周期Tsが一定の場合には、前記
式(10)に式(13)と(14)で求めたα。
βを代入して、零ベクトルvoの保持時間T0を求める
(ベクトル配置決定手段24) 上述のようにして得られた保持時間α、β、T0と電圧
単位ベクトルvi、VJ、vi、を用いて、差ベクトル
e (n)に相当する電圧ベレトルV (n)を合成す
ることができる。したがって、この合成電圧ベクトルV
 (n)に従ってインバータスイッチ素子を駆動するこ
とにより、指令磁束ベクトルの変化φ(n−1)→φ(
n)に追従させて回転磁束を制御することができる。
ベクトル配置決定手段24は合成電圧ベクトルの作成に
あたって、各電圧単位ベクトルVt1VJp■、の配置
を決定する。これらベクトルの配置は種々考えられるが
、電圧単位ベクトルのベクトル成分のうち、1組成分の
みが変化するようにすることが望ましい。すなわち、2
組成分が変化するとスイッチング損失が増大するととも
に電圧変動が大きくなるからである。
第4図において、隣り合う電圧単位ベクトルは、1相分
のベクトル成分が変化する関係になっている。したがっ
て、選定された2つの電圧単位ベクトルにVl、VJ間
の変化は問題ない。これに対し、零ベクトルV。とじて
vjとv8のいずれを選択するか、またどこに配置する
かは、Vl、VJとの関係で、ベクトル成分の変化が1
相分のものを選択、配置する。
ここで、第6図に示した具体例によりベクトル配置法に
ついて説明する。
スイッチングモードIは電圧単位ベクトルVl。
VJ、’Vllをm分割して合成するモードであり、図
示例は保持時間α、β、T0をそれぞれα=α、+α2
.β=β1+β2 、’r、= ’rf11+ ’ro
zに分割した例である。零ベクトルは図中0印で示した
位置、すなわち分割された電圧ベクトル(α1Vi+β
□VJ)あるいは(α2v、+β、VJ)の始点又は終
点に配置する。例えば、vIとしてvi(Oyl+○)
、v、としてv4(0,1,1)が選択された場合、ス
イッチングモードエによれば、次のベクトル配置とする
v、(0,0,0)+v、(0,1,0)→v4(0,
1,1)→vs(it1+i)→V4(Otl+1)→
v、(0,1,0)→(vv(0,0yO)) スイッチングモード■は電圧単位ベクトルを分割しない
場合のモードである。この場合も、上述の考え方に沿っ
て零ベクトルを選択して配置する。
例えば、Vlとvi、にそれぞれV3 (0,1−0)
とv4(0,1,1)が選択された場合のベクトル配置
は次のとおりになる。
v、(0,0,0)→v 、v (0−1、O)→V 
4 (0,1,1)→(v、(1、1、1)) スイッチングモード■は電圧単位ベクトルを分割しない
場合のモードである。この場合も、上述の考え方に沿っ
て零ベクトルを選択して配置する。
例えば、vlとvJにそれぞれvs (0、l 、O)
V4(0,1,1) 達選択された場合のベクトル配置
は次のとおりになる。
v、(0,0,0)→v、(0,1,0)→v4(0,
1,1)→〔vll(1,1,1)〕 スイッチングモード■は例外的な場合のスイッチングモ
ードである。電圧単位ベクトルViとvi、+の選択基
準は差ベクトルe (m)に最も方向が近い隣り合う関
係にあるものとしているが、本実施例では演算処理の簡
略化のために、第1表に示したように指令磁束ベクトル
φ(n−1)に対応させて予め設定している。したがっ
て、指令磁束ベクトルφ(n)の大きさが、第7図に示
すφ′(n)又はφ′(n)のように大幅に変化すると
、予め定められている電圧単位バク1−ルvIとvjの
なす角度内から差ベクトルe (n)が外れてしまう。
このような状態の場合は2つのVlとvjを用いて差ベ
クトルe (n)を合成することができない。
そこで、第6図スイッチングモード■に示したように、
vi、vjのうち差ベクトルe (n)に方向が最も近
い電圧単位ベクトルv、(又はv、)の−方のみで近似
する。なお、この場合にあっても次式(15)(16)
のように零ベクトルvoを適宜選択して始点又は終点に
配置する。
e’  (n)4αvt+Tov、      −−−
−・・e“ (n)岬βvs+TI、vo      
−・−−−−したがって、本実施例では、差ベクトルe
(n)の方向がvlとvjのなす角度内に入る場合はス
イッチングモード1又は■を選択し、入らない場合はス
イッチングモード■によることとしている。
また、スイッチングモードIとHの選択は、零ベクトル
の保持時間T、1. To、がインバータスイッチ素子
固有の特性で決まる最小通流率時間(To)win以下
の場合はモード■とする。つまり、インバータスイッチ
素子はターンオフ時間が必要なため、対アームのインバ
ータスイッチ素子の一方をオフするときは他方のインバ
ータスイッチ素子のオンを(To) winだけ遅らせ
、これにより短絡を防止する必要がある(このようなイ
ンバータスイッチ状態をプツトタイムと称する)。した
がって、この時間(To) +uinを零ベクトルvo
の保持時間To又はT Ott To2内で吸収しよう
とするものである。
また、スイッチングモード■においてTo<(T、)m
inとなる場合も、スイッチングモード■に切換える。
上述したスイッチングモードI、II、IIIの選択基
準をまとめると、次のようになる。
■差ベクトルe (n)がvlとvjのなす角度内にあ
るか否か a)肯定の場合ニスイツチングモード■又は■b)否定
の場合ニスイツチングモード■■保持時間T o t 
T o t + T O2と(To)IIIinとの大
小関係 a ) Tox+ TO2> (TO) winニスイ
ツチングモード1 b) To > (TO) yaxn> TQi e 
TO2ニスイツチングモード■ C) Toy Tatv TO2< (To) win
;スイッチングモード■ このようにして、スイッチングモードが選択され、電圧
単位ベクトルvt、vi、、voの配置が決定される。
そして、決定した配置順に従って各電圧単位ベクトル成
分、保持時間等からなるゲート信号を生成データがゲー
ト信号生成手段3oに出力される。なお、各ベクトルの
保持時間α、β。
To等は絶対時間軸tに変換されゲート信号生成手段3
0に出力される。このとき、前記(T 1ll)+++
inに相当する時間Tdを有するデッドタイムゲート信
号を形成し、併わせで出力する。
以上説明した前処理手段1oと電圧ベクトル合成手段2
0における演算処理手順を、マイクロコンピュータで実
現した場合のフローチャートを第8図に示す。
第8図において、ステップ101で割込みINTを分析
する。lNTlは上述の前処理手段10と電圧ベクトル
合成手段20に係る処理の割込み処理であり、INT2
は電圧ベクトル合成手段20で合成した電圧ベクトルに
係るデータを、ゲート信号生成手段30にセットする割
込み処理である。
lNTlの場合はステップ102に進んで磁束指令値φ
Rと速度指令値ωRを取込み、A/D変換を行なう。次
に、ステップ103にて前記式(1)により進み角度Δ
θ(n)を求めるとともに、前記式(2)により回転角
度(ls(n)を求める。
ステップ104にて第1表に示すテーブルを検索し、前
回求めた回転角度θ5(n−1)に基づいて予め設定さ
れている2つの電圧単位ベクトルvI。
VJを求める。次のステップ105では、前記式(11
)と(12)により差ベクトルe (n)のベクトルに
成分を演算し、差ベクトルs (n)がVlとv、のな
す角度内にあるか否かを判断する。
この判断が肯定のときはステップ106に進み、前記式
(10)  (13)  (14)により、各電圧単位
ベクトルの保持時間α、β、Toを演算する。そして、
ステップ107,108にてスイッチングモード■、■
、■の選択を前記条件■に従って行なう。
スイッチングモードIが選択されたときはステップ11
0に進んで、第6図に示したように分割した合成電圧ベ
クトルに基づいたゲート信号生成データを作成する。ス
イッチングモード■が選択されたときはステップ111
に進んで、第6図に示した合成電圧ベクトルに基づいた
ゲート信号生成データを作成する。
スイッチングモード■が選択されたときは、ステップ1
20に進む。このステップ120は前記ステップ105
の判断が否定の場合に移行するステップと同一である。
このステップではvlとvjのうちでe (n)に方向
が近い方の電圧単位ベクトルを選択する。次にステップ
121にて、選択されたVl又はVJIVOの保持時間
を求める。そして、ステップ122に進み、第6図に示
した合成電圧ベクトルに基づいたゲート信号生成データ
を作成する。
一方、INT2の場合は作成されたゲート信号生成デー
タをゲート信号生成手段30にセットする。
第9図に上述したlNTlと2の処理タイミングのタイ
ムチャートを示す。図示例はスイッチングモードIの例
であり、サンプリング周期TsごとにlNTlは1回起
動され、INT2は2回起動される。そして、(n−1
)時に処理されたゲート信号生成データは(n)時のサ
ンプリング周期にゲート信号生成手段30にセットされ
る。
ゲート()  −  30 ゲート信号生成手段30は入力されるゲート信号生成デ
ータに従って各インバータスイッチ素子Sup、 Sv
p、 Swp、 Sun、 Svn、 Sunにゲート
信号を出力するもにである。
第10図にゲート信号生成手段30の詳細構成図を示す
。ベクトル配置決定手段24により゛作成されたゲート
信号生成データは、ゲート信号発生装置6の内部バス2
5を介してレジスタ31と45にセットされるようにな
っている。レジスタ31には保持時間α、β、To、T
dとベクトル配置に合わせて定められた電圧単位ベクト
ルの切換え時刻ti、tz+  ta−・−・がセット
される。レジスタ45には各電圧単位ベクトル等に対応
したゲート信号(ベクトル成分)がセットされる。した
がって、レジスタ45は各インバータスイッチ素子に対
応させて6個の要素B up 、 B vp 、 B 
wp 、 B un *B vn 、 B wnを有し
てなり、かつ1サンプリング周期Ts分又は1/2Ts
分の電圧単位ベクトル等を配置順に格納する例えばFI
FO構成のレジスタにより構成されている。
レジスタ31の出力はレジスタ32〜37の入力端子に
接続され、これらレジスタ32〜37の出力端子はレジ
スタ38の入力端子に接続されている。レジスタ38出
力端子は比較器39の一方の入力端子に接続されている
。比較器39のもう一方の入力端子にはレジスタ40の
出力端子が接続されている。レジスタ40の入力端子は
タイマ41の出力端子に接続されている。また、タイマ
41のクロック端子はコントロール回路42に接続され
ている。また、コントロール回路42はレジスタ32〜
37およびレジスタ38のコントロール端子に接続され
ている。
比較器39の出力端子およびレジスタ45の出力端子は
レジスタ46の入力端子に接続されている。
このように構成されるゲート信号生成手段30の動作に
ついて次に説明する。
レジスタ31の時刻データはレジスタ32〜37のうち
いずれか1つが空になったとき、その空になったレジス
タに転送される。レジスタ32〜37の時刻データはコ
ントロール回路42から出力される信号によって順次レ
ジスタ38に転送される。一方、レジスタ40はタイマ
41の時刻データが転送され、時間の経過に合わせて書
き換えられる。比較r!39はレジスタ30の時刻デー
タがレジスタ38の内容に一致したタイミングに微分パ
ルスを発生する。この微分パルスによってレジスタ45
の先頭の内容がレジスタ46に転送されると同時に、レ
ジスタ32〜37のうちでレジスタ38に転送したもの
の内容がリセットされる。
これによりレジスタ46からゲート信号UP+ VP+
Wρ、UN、VN、WNが対応する各インバータスイッ
チ素子のゲート回路に印加される。
第11図にゲート信号生成手段30の動作タイミングチ
ャートを示す。図示のようにゲート信号は(Up+ V
P+ wpl UNI VNI WN) ノ組合せで記
述する。このうち(U P + V P t W P 
)は電圧単位ベクトルのベクトル成分表示と同一であり
、デッドタイムのゲート信号を除き、残りの(U N 
VN、 WN)は反転した表示となっている。
第11図において、時刻t工具前では、レジスタ46に
既に(0,0,0,1,1,1)のゲート信号が格納さ
れている。いま、レジスタ35に仁2=t、+ (To
L−Td)が、レジスタ45にデッドタイムゲート信号
(0,0,0,1,0,1)が格納されているとする。
このとき、タイマ41の値がt2=t1+ (Tom−
Td)になったとすると、比較器39から微分パルスが
出力される。これにより、レジスタ35の内容がクリヤ
されると同時に、レジスタ45に格納されたゲート信号
がレジスタ46に転送される。この結果、時刻し2にお
いてインバータスイッチ素子のオンオフ状態は、(0,
0,0,1,1,1)から(0,0,0,1,0,1)
に変わる。
次に、コントロール回路42の出力信号によってレジス
タ34の内容がレジスタ38に転送され、タイマ41の
内容と比較される。この比較結果が一致の場合は上述し
た手順に従って、次のゲート信号(例えば、t、におい
て(0,1,0,1,0,1))が出力される。一致し
ない場合はコントロール回路42の出力信号によってレ
ジスタ32〜37の未比較のレジスタの内容がレジスタ
38に転送され、タイマ41の内容と比較される。この
とき、全てのレジスタ32〜37の内容とタイマ41の
内容の比較が完了するまで、タイマ41の内容はコント
ロール回路42によってホールドされる。
比較が一巡したときにコントロール回路42からの指令
によりタイマ41の内容に+1が加算される。この比較
−巡に必要な時間は極めて短時間であることから、タイ
マ41の内容は第11図に示すように直線的な変化で表
わすことができる。
このようにして、第11図に示すように、ベクトル配置
決定手段24から出力されるゲート信号を生成データに
従ったゲート信号が順次インバータスイッチ素子のゲー
トに印加され、磁束指令値φRと速度指令値ωRに従っ
た回転磁束を形成するようにPWMインバータ1が駆動
される。
上述したように、本実施例によれば次の効果を奏するこ
とができる。
サンプリング周期Tsごとに取込まれた指令磁束値と速
度指令値に基づいて、前回に対する今回サンプリング時
の指令磁束ベクトルの大きさの変化と進み角度を求め、
すなわち差ベクトルe (n)を求め、この差ベクトル
e (n)を複数の電圧単位ベクトルVを用いて合成し
、この合成により得られた合成電圧ベクトルV(n)に
従ってインバータスイッチ素子のゲート信号を生成する
ようにしていることから、指令値取込みからゲート信号
生成に係る演算処理をサンプリング周期Ts内で行なえ
ばよい。したがって、磁束ベクトルの検出値と目標値等
の偏差ベクトルに基づいてゲート信号を生成するものと
比べて、ゲート信号生成に係る演算処理を高速に行なう
ことなく1回転磁束指令に高精度で追従させたゲート信
号を発生することができる。
また、差ベクトルe (n)の合成にあたり、差ベクト
ルe (n)に方向が最も近い2つの電圧単位ベクトル
VlとVJを用いていることから、サンプリング周期T
s内におけるインバータスイッチ素子のスイッチング回
数(頻度)を予め把握することが可能である。したがっ
て、スイッチング周波数を管理することができるので、
インバータスイッチ素子の熱損失を低減したり、熱耐量
の特性決定を合理的に行なうことができる。
また、零ベクトルV。を用いて合成電圧ベクトルV (
n)の大きさを調整してサンプリング周期Tsに一致さ
せるようにしていることから、Tsを一定にすることが
でき、サンプリング周期制御の構成が簡単になる。
また、スイッチングモードIによれば、合成電圧ベクト
ルV (n)に係る電圧単位ベクトルv1゜VJ、 V
gの保持時間α、β、Toを2つに分割して合成してい
ることから、サンプリング周期Tsが一定の場合にあっ
ても、その分割した数に応じてスイッチング周波数が高
周波化される。したがって、PWMインバータの出力電
圧のリップルを低減できるとともに、交流電動機の騒音
を低減できる。
また、差ベクトルe (n)の合成に用いる2つの電圧
単位ベクトルV1.VJを前回サンプリング時の磁束ベ
クトルの回転角度θ5(n−1)に対応させて予め定め
てROMテーブルに格納しておき、このテーブルを検索
して電圧単位ベクトルVl。
■、を選択するようにしていることから、電圧単位ベク
トル選択に要する処理時間を短くすることができる。な
お、実施例ではθ5(n−1)に対応させて電圧単位ベ
クトルV1gVJを設定してものについて示したが、実
際には進み角度Δθ(n)は小さいことから、θs (
n)に対応させて設定しても実質的に同一である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、サンプリング周
期ごとに取込まれた指令磁束値と速度指令値に基づいて
、前回に対する今回サンプリング時の指令磁束ベクトル
の大きさの変化と進み角度を求め、すなわち差ベクトル
を求め、この差ベクトルを複数の電圧単位ベクトルを用
いて合成し。
この合成により得られた合成電圧ベクトルに従ってイン
バータスイッチ素子のゲート信号を生成するようにして
いることから、指令値取込みからゲート信号生成に係る
演算処理をサンプリング周期内で行なえばよい。したが
って、磁束ベクトルの検出値と目標値等の偏差ベクトル
に基づいてゲート信号を生成するものと比べて、ゲート
信号生成に係る演算処理を高速に行なうことなく1回転
磁束指令に高精度で追従させたゲート信号を発生するこ
とができる。
また、差ベクトルの合成にあたり、差ベクトルに方向が
最も近い2つの電圧単位ベクトルV」とVJを用いてい
ることから、サンプリング周期内におけるインバータス
イッチ素子のスイッチング回数(頻度)を予め把握する
ことが可能である。
したがって、スイッチング周波数を管理することができ
るので、インバータスイッチ素子の熱損失を低減したり
、熱耐量の特性決定を合理的に行なうことができる。
また、零ベクトルvoを用いて合成電圧ベクトルの大き
さを調整してサンプリング周期に一致させるようにして
いるものによれば、サンプリング周期を一定にすること
ができ、サンプリング周期制御の構成が簡単になる。
また、合成電圧ベクトルに係る電圧単位ベクトルVl、
VJ、v、の保持時間α、β、Toをm区間に分割して
合成しているものによれば、サンプリング周期が一定の
場合にあっても、その分割した数mに応じてスイッチン
グ周波数が高周波化される。したがって、PWMインバ
ータの出力電圧のリップルを低減できるとともに、交流
電動機の騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のゲート信号発生装置を具備
してなるPWMインバータ装置の全体構成図、第2図は
第1図実施例のゲート信号発生装置の詳細構成図、第3
図は指令磁束ベクトルの変化を説明する図、第4図は電
圧単位ベクトルの配列を説明する図、第5図は差ベクト
ルおよび保持時間の求め方を説明する図、第6図はベク
トル配置法を説明する図、第7図は差ベクトルが選択さ
れた2つの電圧単位ベクトルのなす角度範囲から外れる
状態を説明する図、第8図は電圧ベクトル合成に関する
演算処理手順を示すフローチャート、第9図は第8図処
理手順の全体的なタイミングチャート、第10図は第2
図のゲート信号生成手段の詳細構成図、第11図はゲー
ト信号生成手段の動作タイミングチャートである。 1・・・PWMインバータ、2・・・電源、3・・・交
流電動機、4,5・・・ポテンショメータ、6・・・ゲ
ート信号発生装置、10・・・前処理手段、12・・・
磁束指令保持手段、14・・・乗算器、15・・・サン
プリング信号発生手段、16・・・レジスタ、20・・
・電圧ベクトル合成手段、21・・・電圧単位ベクトル
選択手段、22・・・差ベクトル演算手段、23・・・
保持時間演算手段、24・・・ベクトル配置決定手段、
30・・・ゲート信号生成手段、31〜38.40・・
・レジスタ、39・・・比較器、41・・・タイマ、4
2・・・コントロール回路、45.46・・・レジスタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、サンプリング周期ごとに交流電動機の回転磁束ベク
    トルの大きさを表わす磁束指令値と速度指令値とを取込
    み、この取込まれた速度指令値とサンプリング周期とか
    ら指令に係る磁束ベクトルの回転角度を求め、この求め
    た回転角度と前記磁束指令値とから今回サンプリング時
    の指令磁束ベクトルを求め、次に前回サンプリング時に
    求めた指令磁束ベクトルに対する今回の指令磁束ベクト
    ルの差ベクトルを求め、この差ベクトルを複数の電圧単
    位ベクトルを用いて合成し、この合成により得られた合
    成電圧ベクトルに従ってインバータスイッチ素子のゲー
    ト信号を生成するようにしたPWMインバータのゲート
    信号発生方法。 2、前記電圧単位ベクトルは3相ブリッジ構成のインバ
    ータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せにより定ま
    る6つの電圧単位ベクトルおよび2つの零ベクトルを含
    んでなり、前記差ベクトルの合成はその差ベクトル■と
    方向が最も近い2つの電圧単位ベクトル■_i、■_j
    を用い、かつそれらの電圧単位ベクトルの保持時間α、
    βが式 ■=α■_i+β■_j Ts=α+β (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
    るように設定された請求項1記載のPWMインバータの
    ゲート信号発生方法。 3、前記電圧単位ベクトルは3相ブリッジ構成のインバ
    ータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せにより定ま
    る6つの電圧単位ベクトルおよび2つの零ベクトルを含
    んでなり、前記差ベクトルの合成はその差ベクトル■と
    方向が最も近い2つの電圧単位ベクトル■_i、■_j
    および零ベクトル■_oを用い、かつそれらの電圧単位
    ベクトルの保持時間α、β、Toが式 ■=α■_i+β■_j+To■_o Ts:α+β+To (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
    るように設定された請求項1記載のPWMインバータの
    ゲート信号発生方法。 4、前記保持時間α、β、Toを自然数m区間に分割し
    、各αm、βm、Tom(m=1、2、3・・・、m)
    が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
    るように設定された請求項3記載のPWMインバータの
    ゲート信号発生方法。 5、前記零ベクトルv_oは2つの電圧単位ベクトルv
    _i、v_jの始点又は終点に配置され、前記v_i、
    又はv_jに遷移する際に、1つのベクトル成分のみが
    変化する零ベクトルを用いるようにした請求項3と4い
    づれかに記載のPWMインバータのゲート信号発生方法
    。 6、交流電動機の回転磁束ベクトルの大きさを表わす磁
    束指令値をサンプリング周期ごとに取込み、前回サンプ
    リング時と、今回サンプリング時の各磁束指令値を一旦
    保持する磁束指令値保持手段と、 交流電動機の速度指令値をサンプリング周期ごとに取込
    み、該速度指令値にサンプリング周期を乗じて前回サン
    プリング時に対する今回サンプリング時の磁束ベクトル
    の進み角度を求める進み角度演算手段と、 該進み角度演算手段により求めた進み角度を積算して磁
    束ベクトルの回転角度を求める回転角度演算手段と、 前記磁束指令保持手段に保持されている前回と今回サン
    プリング時の磁束指令値と、前記進み角度演算手段から
    出力される磁束ベクトルの進み角度に基づいて、前回と
    今回サンプリング時の磁束ベクトルの差ベクトルを求め
    る差ベクトル演算手段と、 該差ベクトル演算手段により求められた差ベクトルをイ
    ンバータスイッチ素子のオン・オフ状態組合せにより定
    める複数の電圧単位ベクトルを用いて合成する電圧ベク
    トル合成手段と、該電圧ベクトル合成手段により合成さ
    れた電圧ベクトルに従ってインバータスイッチ素子のゲ
    ート信号を発生するゲート信号生成手段と、を含んでな
    るPWMインバータのゲート信号発生装置。 7、前記電圧ベクトル合成手段は3相ブリッジ構成のイ
    ンバータスイッチ素子のオン・オフ状態組合せにより定
    まる6つの電圧単位ベクトルの中から前記差ベクトル■
    に方向が近い2つの電圧単位ベクトル■_i、■_jを
    選択する電圧単位ベクトル選択手段と、 該電圧単位ベクトル選択手段により選択された2つの電
    圧単位ベクトル■_i、■_jを用い、式■=α■_i
    +β■_j Ts=α+β (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
    る前記ベクトル■_i、■_jの保持時間α、βを求め
    る保持時間演算手段と、を含んでなるものとし、 前記ゲート信号生成手段は、前記ベクトル ■_i、■_jに対応するゲート信号をそれぞれ対応す
    る保持時間α、βに合わせて出力する構成とした請求項
    6記載のPWMインバータのゲート信号発生装置。 8、前記電圧ベクトル合成手段は3相ブリッジ構成のイ
    ンバータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せにより
    定まる6つの電圧単位ベクトルの中から前記差ベクトル
    を■に方向が近い2つの電圧単位ベクトル■_i、■_
    jを選択する電圧単位ベクトル選択手段と、 該電圧単位ベクトル選択手段により選択された2つの電
    圧単位ベクトル■_i、■_jと零ベクトルv_aを用
    い、式 ■=α■_i+β■_j+To■_o Ts=α+β+To (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
    る前記ベクトル■_i、■_j、■_oの保持時間α、
    β、Toを求める保持時間演算手段と、を含んでなるも
    のとし、 前記ゲート信号生成手段は、前記ベクトル ■_i、■_j、■_oに対応するゲート信号をそれぞ
    れ対応する保持時間α、β、Toに合わせて出力する構
    成とした請求項6記載のPWMインバータのゲート信号
    発生装置。 9、前記電圧ベクトル合成手段は、3相ブリッジ構成の
    インバータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せによ
    り定まる方向を有する6つの電圧単位ベクトルの中から
    前記差ベクトルを■に方向が近い2つの電圧単位ベクト
    ル■_i、■_jを選択する電圧単位ベクトル選択手段
    と、 該電圧単位ベクトル選択手段により選択された2つの電
    圧単位ベクトル■_i、■_jと零ベクトルv_oを用
    い、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、Tsはサンプリング周期し、 mは自然数1、2、・・・mを表わす) を満足する前記ベクトル■_i、■_j、■_oのm分
    割保持時間αm、βm、Tomを求める保持時間演算手
    段と、を含んでなるものとし、 前記ゲート信号生成手段は、前記ベクトル ■_i、■_j、■_oに対応するゲート信号をそれぞ
    れ対応する保持時間αm、βm、Tomに合わせて出力
    する構成とした請求項6記載のPWMインバータのゲー
    ト信号発生装置。 10、前記電圧ベクトル合成手段は、3相ブリッジ構成
    のインバータスイッチ素子のオン・オフ状態の組合せに
    より定まる6つの電圧単位ベクトルの中から前記差ベク
    トル■に方向が近い2つの電圧単位ベクトル■_i、■
    _jを選択する電圧単位ベクトル選択手段と、 該電圧単位ベクトル選択手段により選択された2つの電
    圧単位ベクトル■_i、■_jと零ベクトルv_oを用
    い、式 ■=α■_i+β■_j+To■_o Ts=α+β+To (ここで、Tsはサンプリング周期を表わす)を満足す
    る前記ベクトル■_i、■_j、■_oの保持時間α、
    β、Toを求める保持時間演算手段と、前記保持時間T
    oとこの保持時間Toを自然数mで除した値To/mと
    インバータスイッチ素子の最小通流時間(To)min
    との大小関係が式To/m>(To)min・・・・・
    ・(a)To>(To)min≧To/m・・・・・・
    (b)の式(a)を満足する場合は、前記保持時間α、
    β、Toをそれぞれm等分し、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を満足するように電圧単位ベクトル■_i、■_j、■
    _oをm分割配置して合成電圧ベクトルを生成するとと
    もに、式(b)を満足する場合は前式e=α■_i+β
    ■_j+To■_oを満足するように電圧単位ベクトル
    ■_i、■_j、■_oを配置して合成電圧ベクトルを
    生成するベクトル配置決定手段と、を含んでなるものと
    し、 前記ゲート信号生成手段は、前記ベクトル ■_i、■_j、■_oに対応するゲート信号をそれぞ
    れ対応する保持時間(α、β、To)または(αm、β
    m、Tom)に合わせて出力する構成とした請求項6記
    載のPWMインバータのゲート信号発生装置。 11、前記零電圧ベクトルv_oは2つの電圧単位ベク
    トルv_i、v_jの始点又は終点に配置され、前記v
    _i、またはv_j4に遷移する際に1つのベクトル成
    分のみが変化する零ベクトルを用いるようにした請求項
    8乃至10いづれかに記載のPWMインバータのゲート
    信号発生装置。 12、交流電動機を負荷とする3相ブリッジ接続された
    インバータスイッチ素子を含んでなるPWMインバータ
    を備え、このインバータスイッチ素子が前記請求項6乃
    至11のいずれかに記載のゲート信号発生装置から出力
    されるゲート信号により駆動される構成としたPWMイ
    ンバータ装置。
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