JP2002272184A - 電動機の駆動制御装置 - Google Patents

電動機の駆動制御装置

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JP2002272184A JP2001069934A JP2001069934A JP2002272184A JP 2002272184 A JP2002272184 A JP 2002272184A JP 2001069934 A JP2001069934 A JP 2001069934A JP 2001069934 A JP2001069934 A JP 2001069934A JP 2002272184 A JP2002272184 A JP 2002272184A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】演算負荷を軽減して処理能力の低い演算装置で
も複数の電動機を制御できる駆動制御装置を提供する。 【解決手段】1つのディジタル演算手段を用いて2個の
電動機101と121の電流フィードバック制御を共通
に行う電動機の駆動制御装置において、ディジタル演算
手段における電流フィードックの演算周期を前記ディジ
タル出力の出力周期のn倍とし、かつ、各々の電動機に
対する電流フィードバック演算を互いに重ならないタイ
ミングで行うように構成した電動機の駆動制御装置。負
荷の重い電流フィードバック演算をPWM等のディジタ
ル出力周期のn倍の長い演算周期で行うことによって演
算負荷を大幅に軽減した上で、互いに異なるタイミング
で演算させることにより、演算負荷の時間的な分散が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の駆動制御
装置に関し、特にディジタルサーボ制御を用いて直流電
源から可変周波数、可変電圧の交流を出力して複数の交
流電動機を駆動する駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルサーボ制御を用いて直流電源
から可変周波数、可変電圧の交流を出力して交流電動機
を駆動する駆動制御装置は、一般的に電流フィードバッ
ク演算手段にマイクロコンピュータ等を用いて離散系の
演算処理を行っている。従来の駆動制御装置では電動機
を高速回転領域まで制御性よく駆動するため、例えば特
開平9−47065号公報に記載されるように、一般的
に離散系演算処理の演算周期として100μsec程度
の高速な演算処理を適用するとともに、離散化演算によ
る制御無駄時間の影響を補償するなどして遅れ時間を極
力小さくしている。更に、複数の電動機を高速回転領域
まで制御性よく独立に駆動制御するためには、上記の理
由により各々の電動機に対して独立に100μsec程
度の高速な電流フィードバック演算を行うことが必要で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術によって複数の電動機を電流フィードバック制御する
電流サーボ装置においては、例えば、100μsec程
度の演算周期毎に、複数の電動機各々に対する次期指令
電圧演算や角度補正演算を行う電流制御演算時間が必要
なので演算負荷が極めて重くなる。そのため相応の処理
能力を有するマイクロコンピュータ等のディジタル演算
器を、複数の電動機各々に対して少なくとも1以上配置
する必要があった。一例として複数の3相同期電動機を
ベクトル電流フィードバックで制御した場合、32bi
tRISCマイクロコンピュータを用いて演算すると、
アセンブラ使用時で約7割程度の演算負荷を占有するた
め、少なくとも2以上の複数の電動機を1つのマイクロ
コンピュータで駆動制御すると、当該マイクロコンピュ
ータの電流フィードバック演算が一制御周期内に納まら
ず、演算が破綻してしまう。そのため、各々の電動機に
対してそれぞれ専用のマイクロコンピュータを配する必
要があるのでコンピュータ数が増大するという問題があ
った。このように従来技術による複数の電動機を駆動す
る駆動制御装置においては、一般的な電動機の駆動用マ
イクロコンピュータを用いた場合には、駆動装置の小型
化や低価格化の阻害要因となっていた。
【0004】また、複数の電動機の駆動制御装置に対し
て現有する高速モータ制御マイクロコンピュータを適用
し、高々2個の電動機の駆動制御をさせた場合でも、高
速回転域まで対応する為に100μsecの演算周期を
設定すると、該周期内に電流フィードバック演算の演算
時間が間に合わず、演算が破綻してしまうという問題が
あった。たとえば高性能の32bitRISCマイクロ
コンピュータを用いた場合でも、1つの電動機あたりの
演算負荷が約5割程度あり、2つの電動機を駆動制御し
た場合には100μsecに納まらなくなり制御不能で
あった。
【0005】また、高速回転域での性能及び電流応答特
性を制約し、演算周期を延長した上で1つのマイクロコ
ンピュータで複数m個の電動機を駆動制御する場合にお
いても電流取り込み時間の同時性を確保するため、m個
の電動機のうちのk番めの電動機に流れる3相電流iu
(k)、iv(k)、iw(k)のうちの任意の2相分
の電流を同時に取り込む必要がある。そのため制御周期
毎のアナログ/ディジタル(以下、A/Dと略記)取り
込みタイミングが規定されるとA/D変換器は2×m個
の入力を必要とし、A/D入力ポートが不足するという
問題があった。
【0006】本発明は上記ごとき問題を解決するために
なされたものであり、本発明の一つの目的は演算負荷を
軽減して処理能力の低い演算装置でも複数の電動機を制
御できる電動機の駆動制御装置を提供することであり、
本発明の他の目的は多くのA/D入力ポートを必要とし
ない電動機の駆動制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、請求項1においては、1つの
ディジタル演算手段(例えばマイクロコンピュータ)を
用いて複数m個の電動機の電流フィードバック制御を共
通に行う電動機の駆動制御装置において、m個の電動機
を制御すべく前記ディジタル演算手段における電流フィ
ードックの演算周期を前記ディジタル出力の出力周期の
整数n倍とし、かつ、各々の電動機に対する電流フィー
ドバック演算を互いに重ならないタイミングで行うよう
に構成している。
【0008】また、請求項2においては、請求項1にお
いて、前記m個の電動機の各々に対する電流読み込み、
次期(次の演算周期)電圧指令演算、ディジタル出力の
一連の処理を、互いにずらして実行するように構成して
いる。
【0009】また、請求項3においては、請求項1また
は請求項2において、各電動機についての電流フィード
バック演算周期と同一時間内に出力されるn個のディジ
タル出力の各々の位相角補正演算とを、各電動機の電流
フィードバック演算周期内にまとめて行うように構成し
ている。
【0010】
【発明の効果】請求項1においては、電流フィードバッ
ク演算手段において負荷の重い電流フィードバック演算
をPWM等のディジタル出力周期のn倍の長い演算周期
で行うことによって演算負荷を大幅に軽減した上で、互
いに異なるタイミングで演算させることにより、演算負
荷の時間的な分散が可能となる。これにより、より低級
な処理能力を有するマイクロコンピュータを用いても、
演算が破綻することなく実行可能となるため、マイクロ
コンピュータの低価格化が可能になる、という効果があ
る。
【0011】また、請求項2においては、m個の電動機
に対する電流取り込み時間を互いにずらして実行するこ
とにより、同時に取り込みを行う電流は、k番めの電動
機を流れる3相電流iu(k)、iv(k)、iw
(k)のうちの任意の2相分の電流のみとなり、同時取
り込み可能な2チャネルのA/D入力ポートにより処理
が可能となる。これにより、マイクロコンピュータは多
チャネルの同時アナログポートを必要とせず、通常のモ
ータ制御マイクロコンピュータが有する2チャネルのみ
の同時アナログポートのみで処理が可能になる、という
効果がある。
【0012】請求項3においては、各々の電動機の電流
フィードバック演算周期と同一時間内に出力されるn個
のPWM等のディジタル出力の各々の位相角補正演算
を、各々の電動機の電流フィードバック演算周期内にま
とめて行うことにより、あたかもPWM等のディジタル
出力の出力周期毎に電流フィードバック演算を行ってい
るかの如く滑らかなPWM等ディジタル出力が可能にな
る、という効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の構成を
示すブロック図であり、2台の電動機AとBを制御する
場合を示す。図1において、電動機A101は例えば同
期電動機であり、PWM化電力変換部A104(例えば
インバータ回路)の出力によって駆動される。回転角検
出器A102(例えばレゾルバやエンコーダ等)は電動
機A101の回転角度を検出し、その結果を現在角θr
e演算ブロックA111へ送る。電流センサA103は
PWM化電力変換部A104から電動機A101のu、
v、wの各相に流れる電流を検出する。同様に、電動機
B121側においても、回転角検出器B122、電流セ
ンサB123、PWM化電力変換部B124、現在角θ
re演算ブロックB125が、上記と同様に、電動機B
121についての検出と各演算を行う。
【0014】電流制御演算ブロック105は外部から与
えられた電流指令値iq*A、id*Aおよびiq*
B、id*B(例えばアクセルペダルの開度と回転速度
に応じて決定される値)と実際の動作から求められた2
相電流iqA、idAおよびiqB、idBとの偏差に
基づいて電圧指令値vd’*A、vq’*Aおよびv
d’*B、vq’*Bを算出する。非干渉演算ブロック
106は干渉項の補正を行って2相電圧指令値vd*
A、vq*Aおよびvd*B、vq*Bを算出する。2
相→3相変換ブロック107(図では2相→3相を2φ
→3φと略記している)は軸変換を行って3相電圧指令
値vu*A、vv*A、vw*Aおよびvu*B、vv
*B、vw*Bを出力する。その出力でPWM化電力変
換部A104およびPWM化電力変換部B124を駆動
する。PWM化電力変換部A104およびPWM化電力
変換部B124は例えばPWM信号発生部とインバータ
回路とからなり、三角波と3相電圧指令値とを比較する
ことによってPWM信号を作成し、それによってインバ
ータ回路を駆動して電動機A101および電動機B12
1へ必要な電流を供給する。
【0015】電流値A/D変換部109は電流センサA
103および電流センサB123で検出したアナログ電
流値をディジタル値に変換する。3相→2相変換ブロッ
ク110は軸変換を行って3相の電流値を2相電流iq
A、idAおよびiqB、idBに変換し、電流制御演
算ブロック105へ送る。現在角θre演算ブロックA
111および現在角θre演算ブロックB125は、回
転角検出器A102および回転角検出器B122の出力
に基づいて上記の軸変換に必要な現在角θreAおよび
現在角θreBを算出する。θre補正演算ブロックA
112およびθre補正演算ブロックB126は現在角
θreAおよび現在角θreBについて制御無駄時間分
の進み角補正を行う。また、sin・cos参照ブロッ
ク113、114は現在角θreAおよび現在角θre
Bから軸変換に必要な数値を求め、2相→3相変換ブロ
ック107、3相→2相変換ブロック110へ送る。な
お、上記の各演算、変換ブロックは図面では分けて記載
しているが、実際には共通のコンピュータ等で構成でき
る。また、その演算内容については詳細を後述する。
【0016】(実施例)本発明の実施例として、同期電
動機に代表される電動機を2台用い、図1の回転角検出
器A102および回転角検出器B122としてレゾルバ
やエンコーダ等を用いて現在角度を読み込むシステム、
または誘導電動機に代表される電動機を2台用い、上記
と同様の回転角度センサを用いて現在角度を読み込むか
若しくは演算手段によって現在角度を算出するシステム
において、上記のようにして現在の電動機の回転角度を
検出し、電流センサ103および電流センサB123を
用いて電動機の相電流値を読み込み、マイクロコンピュ
ータやDSPに代表されるディジタル演算手段を用いて
電流フィードバック制御演算処理を行い、得られた制御
指令値によってPWM化電力変換部A104およびPW
M化電力変換部B124を制御することにより、電動機
に電力を供給する駆動制御装置に本発明を適用した場合
について説明する。
【0017】図2〜図4は本発明の実施例における処理
手順を示すフローチャート、図5は本発明の実施例の動
作を説明するための波形図、図6は実施例の割り込みタ
イミング毎の処理内容を示す図表である。なお、図3と
図4はの部分で接続されている。本実施例では、図5
の320に示す10kHzのPWMタイマ(三角波発
生)を2本動作させ、例えばタイマ波形の谷のタイミン
グで100μsec毎の割り込みが発生するものとす
る。
【0018】k演算周期時間内における最初の割り込み
(i=0区間内)で電動機A101を流れる3相電流の
うちの任意の2相の電流値、例えばiuA、ivAを電
流値A/D変換器に取り込み(図5の309)、同時に
この時点での現在角θreAを読み込む(図3のステッ
プ201、202)。
【0019】次に、該i=0の割り込み周期内に、上記
k制御周期内に2回出力されるPWM出力の各々の出力
タイミングまでの角度補正演算2回分をまとめて行い
(図3のステップ203)、上記3相電流を上記現在角
θreAを用いて軸変換を行うことにより2相電流値i
qA、idAを算出し(図3のステップ204)、電流
指令値iqA*A、idA*Aとの偏差を用いて電流制
御演算(図3のステップ205)および非干渉演算(図
3のステップ206)を実行し、得られた電圧指令値v
q*A、vd*Aを先に演算しておいた2回の出力タイ
ミングまでの補正後の角度を用いて軸変換したのちに得
られた3相電圧指令値vu*A、vv*A、vw*Aを
一旦ストアする(図3のステップ207:上記演算時間
は図5の310)。
【0020】なお、上記の非干渉制御とは、電動機を2
次磁束に直交するq軸成分と平行するd軸成分とに分離
して電流制御を行うベクトル電流制御において、流れる
電流とq軸、d軸のインダクタンスおよび回転数の作用
により、d軸電流がq軸電圧として、q軸電流がd軸電
圧として相互に干渉が生じるものを、予め演算によって
差し引いて打ち消す制御をいう。
【0021】また、k制御周期時間内における第2回目
の割り込み(i=1区間内)で電動機B121を流れる
3相電流のうちの任意の2相の電流値、例えばiuB、
ivBを電流値A/D変換器に取り込み(図5の31
2)、同時にこの時点での現在角θreABを読み込む
(図3のステップ208、209)。
【0022】次に、該i=0の割り込み周期内に、上記
k制御周期内に2回出力されるPWM出力の各々の出力
タイミングまでの角度補正演算2回分をまとめて行い
(図3のステップ210)、上記3相電流を上記現在角
θreAを用いて軸変換を行うことにより2相電流値i
qAB、idABを算出し(図3のステップ211)、
電流指令値iqA*B、idA*Bとの偏差を用いて電
流制御演算(図3のステップ212)および非干渉演算
(図3のステップ213)を実行し、得られた電圧指令
値vq*B、vd*Bを先に演算しておいた2回の出力
タイミングまでの補正後の角度を用いて軸変換したのち
に得られた3相電圧指令値vu*B、vv*B、vw*
Bを一旦ストアする(図3のステップ214:上記演算
時間は図5の313)。
【0023】一方、図2に示すように、カウンタiおよ
びjは2個の電動機の制御に対応させるため、それぞれ
0から1の値をとりうる整数値で、互いに1周期ずれて
1ずつカウントアップされるように設定する。先のi=
0の割り込み周期においては、電動機A101への3相
電圧指令値vu*A(0)、vv*A(0)、vw*A
(0)および電動機B121への3相電圧指令値vu*
B(1)、vv*B(1)、vw*B(1)をロードす
ることにより(図4のステップ215)、k制御周期内
のi=0割り込み周期内に演算された3相電圧指令値v
u*A(0)、vv*A(0)、vw*A(0)とk−
1制御周期内のi=1割り込み周期内に演算された3相
電圧指令値vu*B(1)、vv*B(1)、vw*B
(1)を取り込むことになる(図4のステップ21
6)。この値をPWMコンペアレジスタなどに書き込む
(図5の311)ことにより、次の割り込み周期i=1
のタイミングで、PWMタイマと該PWMコンペアレジ
スタ値とを比較するなどの処理を行い、電動機A101
へのPWM出力(図5の315)および電動機B121
へのPWM出力(図5の317)を得ることができる。
【0024】また、i=1の割り込み周期においては、
電動機A101への3相電圧指令値vu*A(1)、v
v*A(1)、vw*A(1)および電動機B121へ
の3相電圧指令値vu*B(0)、vv*B(0)、v
w*B(0)をロードすることにより、k制御周期内の
i=0割り込み周期内に演算された3相電圧指令値vu
*A(1)、vv*A(1)、vw*A(1)とk制御
周期内のi=1割り込み周期内に演算された3相電圧指
令値vu*B(0)、vv*B(0)、vw*B(0)
を取り込むことになる。この値をPWMコンペアレジス
タなどに書き込む(図5の314)ことにより、次の割
り込み周期i=1のタイミングでPWMタイマと該PW
Mコンベアレジスタ値とを比較するなどの処理を行い、
電動機A101へのPWM出力(図5の316)および
電動機B121へのPWM出力(図5の318)を得る
ことができる。
【0025】上記のように2個の電動機を同時に制御す
るような場合は、電流演算周期をPWM割り込み周期の
2倍に設定し、互いに1割り込み周期ずらせて演算さ
せ、かつ、各々の割り込み周期に出力されるPWM出力
タイミングまでの制御無駄時間補正をそれぞれの電動機
の制御演算に対して行うことにより、図6に示すような
順序の制御が可能となる。その結果、あたかも100μ
secの割り込み周期毎にそれぞれの電動機に対して毎
回独立に制御演算しているかのように、滑らか、かつ、
安定な駆動制御が可能になるとともに、4入力の電流同
時取り込みを2入力ずつ分散して取り込み可能となるの
で、A/D入力ポートが少なくて済み、さらに演算負荷
を1/2以下に短縮可能となる。
【0026】なお、本発明は、例えばシリーズハイブリ
ッド電気自動車における走行用の電動機と発電用の電動
機との制御に適用することが出来るが、これに限られる
ものではない。また、実施例においては、2台の電動機
を制御する場合を例示したが、3台以上の複数でもよ
い。その場合には、上記と同様に、電動機の数がm台で
あれば、電流フィードバック演算周期をディジタル出力
の出力周期の整数n倍(n≧m)とし、かつ、各々の電
動機に対して電流フィードバック演算を互いに重ならな
いタイミングで行うように構成すればよい。
【0027】次に、2台の電動機A101とB121の
各々における制御の詳細について説明する。図7〜図1
0は、一方の電動機における処理手順を示すフローチャ
ート、図11は動作を説明するための波形図である。な
お、それぞれの電動機における制御はタイミングが相互
にずれているだけで内容は同じであるから、一方につい
てのみ説明する。まず、ディジタルサーボ手段の具体的
な演算処理の実現手段として、概略の手順を図7および
図8に示す。なお、図7と図8は、の部分で接続さ
れる。この際、説明のため一例として電流フィードバッ
ク制御の条件を、PWMキャリア周波数10kHz(周
期=100μsec)、電流制御周期400μsecと
する。なお、本発明においては、PWMキャリア周波数
と電流制御周期は、互いに独立に任意に設定可能であ
る。
【0028】図11の1204に示す10kHzのPW
Mタイマ(三角波発生)を動作させ、例えばタイマ波形
の谷のタイミングで100μsec毎の割り込みが発生
するとする。本実施例ではk演算周期の割り込み120
5の発生により、まず、現在角θre(k)(図11の1
228)を用いて電動機の相電流読み込み値iu(k)、
iv(k)をid(k)、iq(k)に軸変換し(図7のステ
ップ1106)、算出された現在の2相電流値と電流指
令値をもとに電流制御演算を行い(図7のステップ11
07)、必要に応じて非干渉制御(図7のステップ11
08)を行った上で、k制御周期目のPWM出力指令値
を演算する(図8のステップ1109)。そしてk制御
周期目に出力すべき4個のPWMパルスの出力指令値演
算を開始する。すなわち、k制御周期目の最初の割り込
み1205直後を制御周期カウンタi=0としてiu
(k)およびiv(k)を取り込み、A/D変換を行う(図
7のステップ1101)。また現在角θre(k)を読み
込み(図7のステップ1102)、次にk制御周期に出
力する4個のPWMのそれぞれの出力タイミングにおけ
る補正角θ’re(k、j)を一度に演算する(図7のス
テップ1103)。
【0029】以下、図7のステップ1103における補
正角演算手順(ステップ1104、1105)を、図9
に基づいて詳細に説明する。先ず現在角θreを取り込
む(図9のステップ1121)。そしてk番目の電流フ
ィードバック演算周期とk番目の演算による4個のPW
M出力周期とは、1PWM周期(10kHz時には10
0μsec)だけ遅れることから、PWM周期のカウン
タjは制御周期のカウンタiに1を足してj=i+1と
する。これはすなわちk周期目の出力指令値演算は、必
ずk周期目の出力が始まる1PWM周期前に演算が完了
していることを示す。
【0030】また、4個各々のPWM出力時間を算出す
るため、4個のPWM出力タイミングの時間平均値PW
Mout(k)(図11の1222)から、各PWMパル
スの出力タイミングPWMout(k、j)までの遅れ
(進み)時間DELTA(k、j)(図11の△τd1〜△
τd4に相当)を下記(数1)式で演算する(図9の1
122)。 DELTA(k、j)=(10−6/2)(2×j−n−1)×(dθre/dt) …(数1) さらに上記時間平均値(1222)からの遅れ時間DE
LTA(k、j)をそれぞれ足しあわせ、かつ演算にかか
る1PWM周期100μsecを加えることにより、現
在角θreを読み込むタイミングから、k制御周期目の
4個のPWM出力それぞれまでの遅れ時間△τd1〜△
τd4を求め、この遅れ時間にk制御周期中の平均角速
度dθre/dtを掛け合わせ、現在角θreに足しあ
わせることで、各々のPWM出力時間における補正後の
角度θ’re(k、1)(図11の1234)〜θ’re
(k、4)(図11の1238)を算出する(図9のステ
ップ1123)。
【0031】この際、PWM出力タイミングの時間平均
値PWMout(k)(図11の1222)から各PWM
パルス出力時間までの遅れ(進み)時間は、遅れ方向(正
符号)と進み方向(負符号)とが1対となることから、D
ELTA(k、j)の演算(図9の1122)はどちらか
一方のみを行い、対となる時間は角度補正演算(図9の
ステップ1123)の演算式の符号反転により行い、得
られたθ’をもとにsin(θ’)、cos(θ’)をマッ
プ参照により得ることができる(図9のステップ112
4)。上記演算処理により、角度補正演算をj=1〜n
まで行うことなく、j=1〜n/2までで完了すること
ができる(図9の1125)。
【0032】なお、上記の非干渉制御とは、電動機を2
次磁束に直交するq軸成分と平行するd軸成分とに分離
して電流制御を行うベクトル電流制御において、流れる
電流とq軸、d軸のインダクタンスおよび回転数の作用
により、d軸電流がq軸電圧として、q軸電流がd軸電
圧として相互に干渉が生じるものを、予め演算によって
差し引いて打ち消す制御をいう。
【0033】以下、図8のステップ1109におけるP
WM出力指令値の演算について図10に基づいて説明す
る。まず、j=1〜4までの4個のPWMパルスそれぞ
れに、先に演算した補正角θ’を用いて軸変換を行い
(図10のステップ1131)、得られたu、v、w各
相電圧指令をストアする(図10のステップ113
2)。
【0034】k番目の制御周期における最初の100μ
sec割り込みjobで、上記のようなk制御周期に出
力するPWMパルスの指令電圧値をまとめて演算してお
き、それ以降は定期割り込みが発生する度にPWMコン
ペアレジスタに当該ストアされた指令電圧値を順番に書
き込む(図10のステップ1133)。PWMコンペア
レジスタに書き込まれた値(図11のrcu(k,1)
等)と三角波1204とを比較することにより、PWM
信号(図11の1216等)を発生することができる。
これにより、400μsec毎に電流フィードバック演
算を行っているにも関わらず、あたかも100μsec
毎に演算しているかのごとく正確かつ高分解能の出力を
得ることができる。
【0035】電流フィードバック演算周期における電動
機の速度変化は一般的には小さいと考えられるので、電
流フィードバック演算の1周期と同時間に出力されるn
個のディジタル出力のそれぞれの補正量の演算を1電流
フィードバック演算周期内でまとめて行うことにより、
電流フィードバック演算周期Aとディジタル出力の出力
周期Bとを異ならせることができる。それにより高速回
転にした場合の制御性を悪化させることなくディジタル
演算手段の負荷を低減できる。
【0036】各々の電動機において上記のごとき制御を
行い、前記図2〜図6で説明したように、各々の電動機
に対する電流フィードバック演算が互いに重ならないタ
イミングで行うようにすればよい。すなわち、コンピュ
ータ等のディジタル演算手段における電流フィードバッ
クの演算周期がディジタル出力の出力周期の整数n倍で
あり、かつ、前記電流フィードバック演算の1演算周期
の時間内に出力されるn個のディジタル出力のそれぞれ
の補正量の演算を、前記電流フィードバック演算の1演
算周期内で行なうように構成し、さらに、各々の電動機
の電流フィードバック演算周期と同一時間内に出力され
るn個のディジタル出力の各々の位相角補正演算を、各
々の電動機の電流フィードバック演算周期内にまとめて
行うように構成すればよい。
【0037】本実施例において、例えばn=4、PWM
キャリア周波数を10kHz(周期=100μsec)
とすると、制御周期が400μsecの電流フィードバ
ック演算を行っているにも関わらず、100μsec毎
にPWM波形を指令値に追従させて変化することが可能
であり、sin波に近い3相電圧指令値を出力すること
が可能となる。本性能は、高速回転領域でより顕著とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例における処理手順を示すフロー
チャートの一部。
【図3】本発明の実施例における処理手順を示すフロー
チャートの他の一部。
【図4】本発明の実施例における処理手順を示すフロー
チャートの他の一部。
【図5】本発明の実施例の動作を説明するための波形
図。
【図6】実施例の割り込みタイミング毎の処理内容を示
す図表。
【図7】各々の電動機における処理手順を示すフローチ
ャートの一部。
【図8】各々の電動機における処理手順を示すフローチ
ャートの他の一部。
【図9】図7のステップ1103における補正角演算内
容の詳細を示すフローチャート。
【図10】図8のステップ1109におけるPWM出力
指令値の演算内容の詳細を示すフローチャート。
【図11】図7〜図10における動作を説明するための
波形図。
【符号の説明】
101…電動機A 102…回転
角検出器A 103…電流センサA 104…PW
M化電力変換部A 105…電流制御演算ブロック 106…非干
渉演算ブロック 107…2相→3相変換ブロック 109…電流
値A/D変換部 110…3相→2相変換ブロック 111…現在
角θre演算ブロックA 112…θre補正演算ブロックA 113、114…sin・cos参照ブロック 121…電動機B 122…回転
角検出器B 123…電流センサB 124…PW
M化電力変換部B 125…現在角θre演算ブロックB 126…θr
e補正演算ブロックB iq*A、id*A、iq*B、id*B…電流指令値 vd’*A、vq’*A、vd’*B、vq’*B…電
圧指令値 vd*A、vq*A、vd*B、vq*B…2相電圧指
令値 vu*A、vv*A、vw*A…A側の3相電圧指令値 vu*B、vv*B、vw*B…B側の3相電圧指令値 iqA、idA、iqB、idB…2相電流 θreA、θreB…現在角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのディジタル演算手段を用いて複数m
    個の電動機の電流フィードバック制御を共通に行う電動
    機の駆動制御装置において、 m個の電動機を制御すべく前記ディジタル演算手段にお
    ける電流フィードックの演算周期を前記ディジタル出力
    の出力周期の整数n倍とし、かつ、各々の電動機に対す
    る電流フィードバック演算を互いに重ならないタイミン
    グで行うように構成したことを特徴とする電動機の駆動
    制御装置。
  2. 【請求項2】m個の電動機の各々に対する電流読み込
    み、次期電圧指令演算、ディジタル出力の一連の処理
    を、互いにずらして実行するように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の電動機の駆動制御装置。
  3. 【請求項3】各電動機についての電流フィードバック演
    算周期と同一時間内に出力されるn個のディジタル出力
    の各々の位相角補正演算とを、各電動機の電流フィード
    バック演算周期内にまとめて行うように構成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動機の駆
    動制御装置。
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