JPH02299680A - カード式パチンコ機における封入遊技球の循環装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は遊技球数データ等の各種信号要素を記録したカ
ードを用いて遊技を行うカード式パチンコ機に関し、特
にパチンコ機本体内に所定数封入されて循環使用される
遊技球の循環装置に関するものである。

［従来の技術］ パチンコ機本体内に封入した所定数の遊技球を循環使用
し、遊技球数データ等の各種信号要素が記録されたカー
ドをパチンコ機本体のカード挿入口に挿入することによ
り遊技が開始され、発射装置により遊技部に発射された
遊技球による遊技結果を演算して記憶すると共に、該演
算結果に基づいて前記カードの遊技球数データの内容が
帰零するのと関係的に遊技球の発射を不能状態とするよ
うにしたカード式パチンコ機は、例えば特公昭６２−２
７８２９号公報により知られている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、この種のカード式パチンコ機は、パチンコ機
本体内に刺入した所定数の遊技球を循環使用して遊技を
行うものであるから、遊技客が遊技球に直接手を触れる
機会がなく、したがって通常のパチンコ機に較べて遊技
球の汚れか少ないという利点がある。

しかし遊技球は、長いあいだ循環使用するうちにほこり
等が付着してどうしても汚れたり光沢が失われたりする
ため、一定期間ことに遊技球をパチンコ機本体の循環経
路から取出して新らしい遊技球と交換するか或いは球磨
きをしなけれはならないという煩わしさがある。また、
遊技球を清浄化した後循環経路に戻す際にその個数が不
足したり多過ぎたりすると遊技に支障を生しる虞れがあ
る等問題点が多い。

本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、封入遊技
球を球磨きしながら循環使用することができるようなカ
ード式パチンコ機における封入遊技球の循環装置を提供
しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明のカード式パチンコ
機における封入遊技球の循環装置は、発射装置を遊技盤
の側方」二部に設けると共に、遊技盤の裏面には発射装
置により遊技部に発射された遊技球を集合する遊技球集
合部と、該遊技球集合部に集合された遊技球を一個づつ
揚送する還元機と、該還元機により揚送された遊技球を
一列で螺旋状に整列させて発射装置に供給する螺旋タン
クレールを設ける。

そして前記還元機は、垂直方向に起立してモータにより
回転される螺旋回転体と、該螺旋回転体の側面に軸方向
と平行に設けられ、螺旋回転体の溝部に導入された遊技
球を保持して研磨しつつ上昇させる断面コ字形の案内板
とから構成したものである。

［作用］ 発射装置により遊技盤の側方」二部から遊技部に発射さ
れた遊技球は、遊技盤の裏面の遊技球集合部に集合され
て還元機の下端導入部に導かれ、螺旋回転体の溝部に受
けられると共に、案内板に係止される。一方、モータの
駆動により螺旋回転体が回転すると遊技球は案内板に係
止案内されると共に、その内面に接触しつつ溝部により
上昇し、還元機の上端導出部まで」二部する間に表面の
汚れを清浄して十分ド二球磨きされる。そして」１端導
出部から螺旋タンクレールに流出し、該螺旋タンクレー
ルに流出した遊技球は一列で螺旋状に整列されて一個づ
つ発射装置へ供給され、発射装置により再び遊技部に発
射されて循環使用される。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第１
−図は本発明の一実施例のカード式パチンコ機の斜視図
、第２図は正面図である。カード式パチンコ機１は、側
枠２の前面に前面枠３を装着している。前面枠３の前面
」二部にはガラス板を嵌めたガラス枠４が装着される。

前面枠３の前面下部には装飾パネル部５が形成され、そ
の装飾パネル部５上に遊技球を発射するための回動ハン
ドル６と、遊技球数を磁気記録等で記録したカードのカ
ード挿入ロアと、持球デジタル表示部８と、賞球購入セ
レクトボタン９と、精算ボタン１０等を設けている。前
記ガラス枠４の後面には遊技盤１１が装着されており、
その遊技盤１１の側方上部に遊技球の発射装ｗ１２を設
けている。また遊技盤１１の表面のガイドレール１３で
囲まれた遊技部１．１ａには複数の入賞球受口１４とア
ウト口１５及びファール球排出口２９が設けられている
。

第３図は本発明の一実施例のカード式パチンコ機の裏面
図であり、遊技盤１１の裏面には遊技球集合部１６が形
成される。遊技球集合部１６は、プラスチックなどの合
成樹脂材料でカバー状に構成されその遊技盤１１の裏面
と相対する板状部］６ａの内側に仕切壁１．６ｂを設け
て上部に入賞球集合径路１７を、下部にアウト球集合径
路１８を区画形成している。

前記入賞球集合径路１７とアウト球集合径路１８とは仕
切壁］、６ｂに開設した導出路１９により連通されてお
り、その導出路１９に入賞球の通過ごとに作動する入賞
球検出センサ２０を設けている。またファール球排出口
２９から流出するファール球を遊技球集合部１６へ應く
誘導通路３０を設け、その誘導通路３０にはファール球
が流下すると作動するファール球検出センサ４３を設け
ている。また、遊技盤１１の裏面において側枠２の一側
には入賞球集合部１６の出口１．６ｃから流出する遊技
球を」ユ方へ揚送する還元機２１と、還元機２１により
揚送されてくる遊技球を一列で螺旋状に整列させて収容
する螺旋タンクレール２２と、該螺旋タンクレール２２
に並ぶ遊技球を１個づつ発射装置１２に供給する遊技球
供給装置２３を設ける。

前記発射装置１２は、第４，６図及び第８図に示すよう
に遊技球の発射位置１２１と、該発射位置」２１に供給
された遊技球を検出する発射球検出センサ１２７と、該
発射位置１２１の遊技球を遊技部１．］、ａに発射する
打球杆１２２と、該打球杆駆動用のモータ１２３とから
大略構成される。前記発射位置１２１はガイ１−レール
１３の端部を略り字状に折曲げて形成され、その水平下
面に打球杆１２２の打球部］２２ａが臨む透孔１２１ａ
が穿設される。前記打球杆１２２は軸１２４により装置
板１２５に回動自在に支持され、その打球部１２２ａが
発射位置１２１の透孔１２１ａに下方から臨む。また打
球杆１２２の側面には係合ピン１２２ｂが突設されてい
る。前記モータ１２３の出力軸１２３ａにはカム１２６
が固着されており、該モータ１２３の駆動で回転するカ
ム１２６が前記係合ピン１２２ｂと係合又は離脱して打
球杆］２２を反復回動させ、第６図実線で示す復動時に
発射位置１２１の遊技球を遊技部１１ａに発射する。ま
た前記打球杆１２２にはワイヤ２４を介して引はね２５
の一端が係止されており、核用ばね２５の他端はワイヤ
２６を介して回動ハンドル６の軸６ａに固着された巻取
プーリ２７に止着されている。従って、回動ハンドル６
を回動操作することによってワイヤ２６が巻取プーリ２
７に巻取られると共に、引ばね２５が伸長するもので、
回動ハンＩ・ル６の回動度合により打球杆１２２による
遊技球の弾発力が自由に調節できるようになっている。

また巻取プーリ２７の周面には回動ハンドル６の回動操
作に伴ないオンしてモータ１２３を駆動させるためのス
イッチ２８を設けている。

前記還元機２］は、第５図及び第８図に示すように垂直
方向に起立して周面に遊技球が嵌入し得る溝部３１を螺
旋状に設けた螺旋回転体３２と、該螺旋回転体３２の軸
方向でありかつその側面と平行しこ設けられた案内板３
３とを有する。螺旋回転体３２は側枠２に固着された口
字状の支持板３４に上下端が回動自在に支持され、その
下端に該螺旋回転体３２を回転させるためのモータ３５
を設けている。−力、前記案内板３３は断面口字形をな
す樋状に形成され、枠部材３６を介して支持板３４に着
脱可能に装着される。そして螺旋回転体３２の側面に対
向する案内板３３の内側表面に磨布を貼着する等の適宜
な球磨面３７を形成し、この球磨面３７と螺旋回転体３
２の溝３１によって遊技球を１個づつ上方へ移送する揚
送路３８を形成している。揚送路３８の下端は導入路３
９を介して遊技球集合部１６の出口］、６ｃと連通し、
上端は導出路４０を介して螺旋タンクレール２２に連通
している。

前記螺旋タンクレール２２は、上方から下方に向けて遊
技球が一列で並ぶ球流路２２ａを螺旋状に形成したもの
で、その球流ｇ２２ａの距離は本実施例の場合少なくと
も循環使用される遊技球（約５０個）のすべてが並店て
ように選ばれる。これによって、小さなスペースですべ
ての遊技球を貯留することかでき、遊技球の交換を必要
とする際のカセット化の達成や還元機２１の球磨面３７
が’ＩＱれだ際の交換作業が非常に簡便となる。

前記遊技球供給装置２３は第４図及び第７図に示すよう
に、発射位Ｗ１２１の側部に軸４１により回動自在に軸
支され、第７図実線で示すように常にはコイルばね４２
の付勢で反時計方向に回動されて螺旋タンクレール２２
の球流路２２ａに並ぶ先頭の］−個の遊技球を受は入れ
て保持する球受部２３１を一体に有した供給レバー２３
２とソレノイＦ２３３とから成り、該ソレノイド２３：
３の励磁によって第７図鎖線のように下方に突出するプ
ランジャ２３４で供給レバー２３２を時計方向に回動し
、それによって球受部２３１の遊技球を１個づつ発射位
置１２１に供給するように構成される。

一方、前記装飾パネル部５の内部にはカート挿入ロアに
挿入されたカードの記録情報を読み取ることができるカ
ードリーダー４５と、カー１へに記録された遊技球数デ
ータ等を記憶する記憶手段、入賞球検出センサ２０及び
ファール球検出センサ４３の信号を（＋）の入力として
加え、発射球検出センサ１２７の信号を（−）の人力と
して加えて加減の演算を行う演算手段、記憶手段の記憶
値が零になったことにもとづいて発射装置１２による遊
技球の発射を停止する制御手段等を有するコンピュータ
４４を設けている。

次に本実施例のカード式パチンコ機の作用を説明する。

遊技客が所定数の遊技球数を記録したカードをカード挿
入ロアに挿入すると、カードはカードリーダー４５に取
り込まれてそのカードに記録されている遊技球数データ
等のチェックが行われる。そしてその遊技球数データは
コンピュータ４４の記憶手段に送られて記憶されると共
に、持味デジタル表示部８に送られて表示される。また
発射装置１２、遊技球供給装置２３の遊技停止状態を解
除して遊技球の発射を可能とすると共に、還元機用のモ
ータ３５を駆動させる。

従って、遊技客が回動ハンドル６を回動操作するとスイ
ッチ２８がオンして打球杆鄭動用のモータ１２３が駆動
すると共に、ソレノイド２３３が励磁し、該ソレノイド
２３３の励磁により螺旋タンクレール２２に並ぶ遊技球
が１個づつ発射球検出センサ１２７で検出されて発射位
置１２１に供給される。そして、発射位置１２１に供給
された遊技球は、モータ１２３の駆動に伴なうカム１２
６と係合ピン１２２ｂとの係合又は離脱による打球杆１
２２の反復回動により遊技盤１１の遊技部１１ａに発射
される。前記発射球検出センサ１２７からの発射信号は
（＝）信号としてコンピュータ４４の演算手段に送られ
、記憶手段の記憶数から１が減算されかつ記憶されると
共に、持味デジタル表示部８に１を減じた数を表示して
いく。

一方、遊技部１１ａに発射された遊技球が入賞球受口１
４に入賞すると、該入賞球は遊技盤１１の裏面の入賞球
集合部１６の入賞球集合径路１７に導かれると共に、入
賞球検出センサ２０を通過しながらアウト球集合径路１
８に集合される。またアウト球はアウＩ−口１５から入
賞球集合部１６のアウト球條合径路１８に集合されて入
賞球とともにその出口１．６ｃから導入路３９を径で還
元機２１の揚送路３８に導入される。

そして、前記入賞球検出センサ２０からの信号は、入賞
球−個についての景品球の数に換算した数例えば（＋１
３）信号としてコンピュータ４４の演算手段に送られ、
記憶手段の記憶数に入賞球−個当たり１３が加算されて
いき持味デジタル表示部８にその加算数が表示される。

また発射位置１．２１から発射された遊技球の弾発力が
弱くてミス発射となりファール球排出口２９に受けられ
ると、該遊技球はファール球として遊技盤ＩＪ裏面の誘
導通路３０に導かれ、ファール球検出センサ４３により
検出されながら入賞球集合部１６のアウト球集合径路１
８に集合されて入賞球、アウト球と同じように還元機２
１の揚送路３８に導入される。そして、前記ファール球
検出センサ４３からの信号は（＋）信号としてコンピュ
ータ４４の演算手段に送られ、記憶手段の記憶数に１が
加算されかつ記憶されると共に、持味デジタル表示部８
に］、を加算した数が表示される。

このため、ファール球は発射球検出センサ１２７からの
信号により記憶数から１減算されるもファール球検出セ
ンサ４３からの信号によって１加算されることになるの
で実質上減算にならない。

このようにして遊技部１１ａに発射された遊技球は入賞
球、アウト球、ファール球のいづれかとなりすべて入賞
球集合部１日に集合されて還元機２１の揚送路３８に導
入される。そして、揚送路３８に導入された遊技球は、
螺旋回転体３２の回動にともないその周面の溝３１と案
内板３３とで係止保持されつつ該案内板３３の内側表面
に沿って上昇する。この際に、案内板３３の内側表面に
磨布を貼着して球磨面３７が形成されているため、遊技
球は該球磨面３７で摩擦摺接され、表面の汚れを除去し
て十分に球磨きされつつ順法上昇し、」１方の出口より
導出路４０へと揚送され、さらにｆＡ旋タンタレール２
２へと導かれて循環使用される。

そして、遊技中に記憶手段の記憶が零になると終了信号
が制御手段に送られ、該制御手段により発射装置１２の
モータ１２３を止め以後の遊技球の発射を抑止して遊技
を不可能にする。また打止数に達したり記憶手段に持球
数が記憶されている状態で遊技を中止する場合には精算
ボタン１０を押す。

これによって、中止信号が送出されて前述と同じように
遊技を不可能にすると共に、カー１〜に持球数の書込み
を行った後、該カードをカー１〜挿入ロアから排出して
遊技客に返却する。

尚、還元機２１のモータ３５は、遊技終了後もしばらく
鄭動させておき、遊技球がすべて螺旋タンクレール２２
に回収された時点て停止するように時間設定しておくの
が好ましい。これによって、案内板３３の球磨面３７が
汚れて交換する必要が生したとき、該案内板３３を取外
しても封入遊技球がパチンコ機の外へ飛散したりするこ
とがなくその交換作業が容易にできる。また封入遊技球
のすべてが常に螺旋タンクレール２２に収められている
ため、案内板３３の交換作業後も遊技球の個数に狂いが
生じたりすることが皆無となる。

［発明の効果］ 以」二のように、本発明によ九ば、所定数の遊技球を封
入して循環使用するカート式パチンコ機において、遊技
球を還元機により上方へ揚送しながら循環させるもので
あり、かつ遊技球を揚送するのと同時に球磨きを行うよ
うにしたものであるから、従来のように遊技球を一々パ
チンコ機本体から取出して球磨きをする必要が全くなく
なり、煩わしさを解消して従業員の手数を省くことがで
きる等遊技球の循環使用の効果を一層高めることができ
る。

また、還元機により上方へ揚送した遊技球を螺旋タンク
レールに導いて一列で螺旋状に並べて発射装置に導くよ
うにしたので小さいスペースで多数の遊技球を整列待機
させておくことができ、遊技球を発射装置へ至極円滑に
供給することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はカード
式パチンコ機の斜視図、第２図は同正面図、第３図は一
部断面にして示す裏面図、第４図は発射装置部分の斜視
図、第５図は還元機部分の斜視図、第６図は発射装置部
分の正面図、第７図は遊技球供給装置部分の正面図、第
８図は発射装置への遊技球の供給状態を示す平面図、第
９図は還元機への遊技球の導入状態を示す平面図、第１
０図はブロック図である。 １・・・カード式パチンコ機、１１・・遊技盤、１．１
．ａ・・遊技部、１２・発射装置、１６・遊技球集合部
、２１・・還元機、２２・・螺旋タンクレール、３１・
・・溝部、３２・螺旋回転体、３３・・案内板、３５・
モータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 パチンコ機本体内に所定数の遊技球を封入して循環使用
   すると共に、カードに記録された遊技球数データに基づ
   いて前記遊技球を１個づつ発射装置に供給し、該発射装
   置により遊技盤の遊技部に発射された遊技球による遊技
   結果を演算して記憶すると共に、該演算結果に基づいて
   前記カードの遊技球数データの内容が帰零するのと関係
   的に遊技球の発射を不能状態とするようにされたカード
   式パチンコ機において、 前記発射装置を遊技盤の側方上部に設けると共に、遊技
   盤の裏面には発射装置により遊技部に発射された遊技球
   を集合する遊技球集合部と、該遊技球集合部に集合され
   た遊技球を一個づつ揚送する還元機と、該還元機により
   揚送された遊技球を一列で螺旋状に整列させて発射装置
   に供給する螺旋タンクレールを設け、 前記還元機は、垂直方向に起立してモータにより回転さ
   れる螺旋回転体と、該螺旋回転体の側面に軸方向と平行
   に設けられ、螺旋回転体の溝部に導入された遊技球を保
   持して研磨しつつ上昇させる断面コ字形の案内板とから
   構成されていることを特徴とするカード式パチンコ機に
   おける封入遊技球の循環装置。