JPH09201468A - 遊技媒体磨き装置 - Google Patents

遊技媒体磨き装置

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Publication number
JPH09201468A
JPH09201468A JP1399696A JP1399696A JPH09201468A JP H09201468 A JPH09201468 A JP H09201468A JP 1399696 A JP1399696 A JP 1399696A JP 1399696 A JP1399696 A JP 1399696A JP H09201468 A JPH09201468 A JP H09201468A
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JP
Japan
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ball
polishing
game medium
game
pachinko
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Application number
JP1399696A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09201468A publication Critical patent/JPH09201468A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚れたパチンコ玉で遊技が行なわれてしまう
ことを防止できながらも、研磨部材が無駄に使用されて
しまうことを防止可能な研磨装置を提供する。 【解決手段】 S1において遊技中でないと判断され、
かつ、S2においてパチンコ玉の交換予定時期であると
判断された場合に、S3で要研磨指令信号が出力されて
パチンコ玉が研磨されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機、あるいはスロットマシンなどで代表され
る遊技機で遊技に使用された後、回収されて再び還元さ
れる遊技媒体を磨くための遊技媒体磨き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技媒体磨き装置として従来か
ら一般的に知られているものに、たとえば、遊技機で遊
技に使用され、回収された遊技媒体を、再び還元されて
使用される前に必ず磨くように構成された遊技媒体磨き
装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技媒体磨き装置では、遊技媒体の汚れの有無にかかわ
らず還元される際に必ず遊技媒体を磨くために、遊技媒
体磨き装置が無駄に使用されてしまうという不都合が生
じる。
【0004】この不都合を防止するために、たとえば、
遊技場の係員などが遊技媒体の汚れを判断するなどした
上で、所定の操作を行なうことに基づいて遊技媒体磨き
装置が稼働し、遊技媒体が磨かれるように構成すること
が考えられる。しかしながら、遊技媒体が汚れているか
否かをいちいち係員などが判断するのは手間である。ま
た、遊技場には一般に数多くの遊技機が設置されている
ことを考えれば、たとえば各遊技機ごとに使用されてい
る遊技媒体の汚れを確認することは非常に煩わしい作業
となる。
【0005】すなわち、係員などの判断に基づいて遊技
媒体磨き装置を稼働して遊技媒体の汚れを磨き落とすよ
うに構成した場合には、その判断は係員の経験や勘に依
存する部分が大きくなってしまうために、汚れた遊技媒
体で遊技が行なわれることを防止しながらも遊技媒体磨
き装置を無駄に稼働させないように該遊技媒体磨き装置
を運用することは非常に困難になるという不都合が生じ
る。
【0006】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、汚れた遊技媒体で遊技が行なわれ
てしまうことを防止できながらも、無駄に稼働してしま
うことのない遊技媒体磨き装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機で遊技に使用された後、回収されて再び還元
される遊技媒体を磨くための遊技媒体磨き装置であっ
て、前記遊技媒体の汚れを磨き落とすための遊技媒体磨
き手段と、前記遊技媒体を磨くべきか否かを自動的に判
断する判断手段と、前記判断手段により前記遊技媒体を
磨くべきであると判断された場合に前記遊技媒体が前記
遊技媒体磨き手段で磨かれるように遊技媒体磨き制御を
行なう磨き制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技媒体磨き手段の設け
られた遊技媒体磨き径路と、前記遊技媒体を前記遊技媒
体磨き径路へ案内するための案内手段とをさらに有し、
前記磨き制御手段は、前記判断手段により前記遊技媒体
を磨くべきであると判断された場合に前記案内手段を制
御して前記遊技媒体を前記遊技媒体磨き径路へ案内する
案内制御手段を含むことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記判断手段は、前
記遊技機で遊技が行なわれているか否かを判別する遊技
状態判別手段と、前記遊技媒体を磨く必要性があるか否
かを判別する遊技媒体磨き要否判別手段とを含み、前記
磨き制御手段は、前記遊技状態判別手段により前記遊技
機で遊技が行なわれていないと判別され、かつ、前記遊
技媒体磨き要否判別手段により前記遊技媒体を磨く必要
性があると判別されたことを条件として前記遊技媒体磨
き制御を行なうことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、判断手段の
働きにより、前記遊技媒体を磨くべきか否かが自動的に
判断される。そして、磨き制御手段の働きにより、前記
判断手段で遊技媒体を磨くべきであると判断された場合
に前記遊技媒体が前記遊技媒体磨き手段で磨かれるよう
に遊技媒体磨き制御が行なわれる。前記遊技媒体磨き制
御が行なわれることで前記遊技媒体磨き手段の働きによ
り、前記遊技媒体の汚れが磨き落とされる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、案内制御手段の働きに
より、前記判断手段により前記遊技媒体を磨くべきであ
ると判断された場合に前記案内手段が制御されて前記遊
技媒体が前記遊技媒体磨き径路へ案内される。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、遊技状態判別
手段の働きにより、前記遊技機で遊技が行なわれている
か否かが判別される。また、遊技媒体磨き要否判別手段
の働きにより、前記遊技媒体を磨く必要性があるか否か
が判別される。そして前記磨き制御手段の働きにより、
前記遊技状態判別手段で前記遊技機における遊技が行な
われていないと判別され、かつ、前記遊技媒体磨き要否
判別手段で前記遊技媒体を磨く必要性があると判別され
たことを条件として前記遊技媒体磨き制御が行なわれ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明はこれに限らず、コイン遊技機やスロットマシンなど
に適用することも可能である。
【0014】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機1
および共通カードユニット33を示す正面図である。
【0015】パチンコ遊技機1で遊技を行なう場合に
は、パチンコ遊技機1に接続されている共通カードユニ
ット33の共通カード挿入・排出口40に共通カードを
挿入する。この共通カードを挿入することにより、挿入
された共通カードに記録されている記録情報が読取られ
る。そして、遊技者が操作部9に設けられた引落しスイ
ッチ(図示省略)を押圧操作すると、予め定められた額
(たとえば100円)が共通カードの記録情報に含まれ
るカード残高から引落とされて持点に加算更新される。
パチンコ遊技機1の前面枠2の上方部分には、持点を点
灯量によってアナログ的に表示する持点アナログ表示器
7が設けられている。また、その持点アナログ表示器7
の左右にスピーカ8が設けられている。
【0016】持点が存在する状態で、遊技者が打球操作
ハンドル5を操作すれば、遊技媒体の一例となるパチン
コ玉が1発ずつ発射されて遊技領域11に打込まれる。
この発射玉が発射玉検出器27により検出される。な
お、発射勢いが弱すぎて遊技領域11まで到達しなかっ
たパチンコ玉は、流下してきてファール玉入口50aに
進入する。遊技領域11には、通常入賞口21,19
と、始動入賞口22とが設けられている。また、遊技領
域11のほぼ中央には、複数種類の識別情報を可変表示
して表示状態が変化する可変表示装置12が設けられて
いる。また、その下方には、開閉板15が開成して遊技
者にとって有利な第1の状態と開閉板15が閉成して遊
技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞
球装置13が設けられている。
【0017】パチンコ玉が始動入賞口22に入賞してそ
の始動入賞玉が始動入賞玉検出器24により検出されれ
ば、可変表示装置12が可変開始し、その可変表示停止
時の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえ
ば777)となれば、特定遊技状態が発生して可変入賞
球装置13の開閉板15が開成し、パチンコ玉が可変入
賞球装置13の入賞開口14に入賞可能な第1の状態と
なる。可変入賞球装置13は、通常時においてはソレノ
イド23の励磁が解除されているために開閉板15が閉
成して打玉が入賞不可能な第2の状態となっているが、
前記特定遊技状態が発生すれば、ソレノイド23が励磁
されて可変入賞球装置13が第1の状態となる大当り制
御が行なわれる。この可変入賞球装置13の第1の状態
は、打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞あるいは
所定期間(たとえば30秒間)の経過のうちいずれか早
い方の条件が成立することにより終了して第2の状態と
なる。また、可変入賞球装置13内には、特定入賞領域
16が設けられており、この特定入賞領域16に入賞し
た入賞玉が特定入賞玉検出器17により検出される。ま
た、可変入賞球装置13内に入賞したすべての入賞玉が
入賞玉検出器18により検出される。
【0018】可変入賞球装置13が第1の状態となって
いる期間中に打玉が特定入賞領域16に入賞して特定入
賞玉検出器17により検出されれば、その回の可変入賞
球装置13の第1の状態が終了するのを待って再度可変
入賞球装置13を第1の状態に制御する繰返し継続制御
が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数はたとえ
ば16回と定められている。
【0019】可変表示装置12の上方に設けられている
玉入口20に打玉が進入すれば、その玉が下方に誘導さ
れて始動入賞口22の上方にまで導かれ、その始動入賞
口22の上方から再度遊技領域11に放出される。その
結果、放出されたパチンコ玉は始動入賞口22に入賞し
やすい状態となる。図中25は、遊技状態などに応じて
点灯または点滅するランプである。また、遊技領域11
の最下端部分には、いずれの入賞口や入賞球装置にも入
賞しなかったパチンコ玉をアウト玉として回収するアウ
ト口45が形成されている。また、前面板4には、各種
表示器やスイッチなどが設けられているとともに、スピ
ーカ10が設けられており、このスピーカ10からは、
大当りにおける効果音などが発せられる。
【0020】図中6はリセットキースイッチであり、こ
のリセットキースイッチ6に遊技場の係員が所定のキー
を挿入して操作することにより、大当り終了時に持点を
使用した遊技の続行を許可するか否かが決定される。こ
のリセットキースイッチ6の操作がリセット操作検出器
6aにより検出される。また、32は遊技続行許容表示
器であり、リセットキースイッチ6の操作により、遊技
続行許容状態になっていることが点灯表示される。
【0021】図中36は、共通カードユニット33が使
用可能な状態であることを点灯表示するためのユニット
使用可表示器である。37は端数表示スイッチであり、
共通カードの残高に端数が存在する場合に、この端数表
示スイッチ37が押圧操作されることにより、その端数
が操作部9上の所定の表示器により表示されるように構
成されている。38は連結方向表示器であり、共通カー
ドユニット33が接続されているパチンコ遊技機の接続
方向を点灯表示するものである。39はカード挿入表示
器であり、カード挿入・排出口40に共通カードが挿入
されている旨を点灯表示するものである。また35は情
報出力部であり、挿入された共通カードなどに関する情
報を遊技場に設置されている管理用のホールコンピュー
タに出力するためのものである。34は情報入力部であ
り、共通カードに関する情報などがホール管理用のホー
ルコンピュータなどから入力される。また、3はガラス
扉であり、遊技領域11の前面を開閉可能に覆うもので
ある。ガラス扉3は、遊技場の係員などが所有する所定
の鍵で解錠操作が行なわれることにより開成する。
【0022】図2は、パチンコ遊技機1の背面図であ
る。パチンコ遊技機1には、所定数のパチンコ玉が封入
された封入玉循環径路が設けられており、封入されたパ
チンコ玉が循環して遊技に使用されている。
【0023】遊技領域11に設けられている入賞口や可
変入賞球装置13に入賞したすべての入賞玉は入賞玉集
合カバー部材44を通じて入賞玉検出器46で検出され
る。そして、アウト口45から回収されたパチンコ玉と
ともに打込玉検出器48で検出された後、玉出口57に
進入して封入玉通路47へ流下する。封入玉通路47へ
流下したパチンコ玉は回動樋60に案内される。一方、
ファール玉入口50a(図1参照)に進入したファール
玉は、ファール玉通路50bを介してファール玉戻り口
50に進入した後ファール玉検出器28で検出された
後、回動樋60に案内される。
【0024】回動樋60は、玉抜きソレノイド62が励
磁されることにより回動して、回動樋60内のパチンコ
玉を誘導樋76へ誘導可能である。玉抜きソレノイド6
2は、たとえば、パチンコ遊技機1が遊技状態にある場
合には励磁されないように構成されている。したがっ
て、パチンコ遊技機1が遊技状態にある場合には、回動
樋60に案内されたパチンコ玉は、再び弾発発射される
まで、回動樋60内で待機する。遊技者が打球操作ハン
ドル5(図1参照)を操作すれば、打球発射ユニット
(打球機構)53の打球モータ54の駆動力により連動
昇降杆55が上下動を行なう。この上下動に従って回動
樋60に待機中のパチンコ玉が1つずつ打込玉出口49
に供給される。そして、再び弾発発射されて遊技領域1
1内に打込まれる。なお、59は玉送りセンサであり、
連動昇降杆55の上下動に伴って打込玉出口49に案内
されたパチンコ玉を検出する。一方、遊技者が所定期間
以上、打球操作ハンドル5を操作しなければ、遊技領域
11から入賞玉集合カバー部材44へ案内されたパチン
コ玉が回動樋60および封入玉通路47に貯留される。
玉量検出器74は、封入玉の量が所定量以下となったこ
とを検出して欠乏表示ランプ(図示省略)などを点灯さ
せるためのものであり、すべての封入玉が待機状態にあ
る場合に、打込玉出口49を先頭に最後尾のパチンコ玉
が位置する場所に設けられている。
【0025】一方、封入玉に汚れが付着して、その汚れ
を磨き落とす必要性が生じた場合には、パチンコ遊技機
1が遊技状態にないことを条件として玉抜きソレノイド
62が励磁される。パチンコ遊技機1で遊技が行なわれ
ているか否かの判断は、たとえば、遊技者が共通カード
を共通カードユニット33に挿入しているか否か、ある
いは挿入された共通カードのカード残高が遊技を行なう
のに必要とされる額を満たしているか否かを判断するこ
とにより行なう。その他、営業時間外であることを条件
としてもよく、発射玉検出器27(図1参照)で所定期
間以上、発射玉の検出がなされないことを条件としても
よい。また、封入玉がその研磨を必要とする程度に汚れ
ているとの判断方法として、たとえば、発射玉検出器2
7により所定数の発射玉が検出されたか否かを判断する
ことが考えられる。あるいは、打球操作ハンドル5(図
1参照)に手が触れているか否かを検出するタッチセン
サの検出時間が所定時間に達したか否かを判断するよう
に構成してもよく、封入玉通路47に封入玉の汚れを実
際にチェックするための所定の汚れセンサを設けて、汚
れセンサの検出に基づいて封入玉の汚れを判断するよう
に構成してもよい。
【0026】玉抜きソレノイド62が励磁されれば、回
動樋60が回動して待機中のパチンコ玉が誘導樋76に
誘導される。誘導樋76に誘導されたパチンコ玉は、要
研磨玉検出器81で検出された後、玉磨き還元装置75
へ案内される。そして、すべての封入玉が玉磨き還元装
置75へ案内されれば、回動樋60が復帰する。すべて
の封入玉が玉磨き還元装置75へ案内されたか否かの判
断は、たとえば、回動樋60が回動してから所定時間が
経過したか否かにより行なうように構成してもよく、ま
たは、要研磨玉検出器81で検出されるパチンコ玉数が
所定値に至ったか否かにより判断するように構成しても
よい。
【0027】すべての封入玉が玉磨き還元装置75へ案
内されれば、リフトモータ78が駆動する。玉磨き還元
装置75内には、誘導樋76から案内されてきたパチン
コ玉とは別に予め定められた数のパチンコ玉が貯留され
ている。スプロケット77はリフトモータ78の駆動力
により回転して、パチンコ玉を研磨するとともに研磨し
終えたパチンコ玉を誘導壁80へ案内する。誘導壁80
へ案内されたパチンコ玉は後続するパチンコ玉により押
し進められて誘導壁80を揚送される。そして、補給玉
検出器82で検出された後、玉出口57から封入玉通路
47へ放出される。玉還元装置75は、要研磨玉検出器
81で検出されたパチンコ玉数と同数のパチンコ玉が補
給玉検出器8で検出されたことを条件にして、リフトモ
ータ78の駆動を停止する。これにより、スプロケット
77の回転が停止して玉磨き還元装置75から封入玉通
路47へのパチンコ玉の補給が終了する。
【0028】なお、玉量検出器74で所定数のパチンコ
玉が検出されたことを条件にして、リフトモータ78の
駆動が停止するように構成してもよい。
【0029】玉抜き径路84は、封入玉循環径路内のパ
チンコ玉をパチンコ遊技機1の外部へ排出させるために
設けられており、遊技場の管理者などが所定の操作ボタ
ン(図示省略)を操作することにより玉抜きソレノイド
62が励磁されるとともに仕切り弁83が回動して誘導
樋76と玉抜き径路84とが連通する。これにより、回
動樋60のパチンコ玉は誘導樋76へ案内された後、玉
磨き還元装置75へ流下することなく玉抜き径路84か
ら遊技機外部へ排出される。
【0030】以上、説明したように、パチンコ玉は封入
玉循環径路内で遊技に使用される度に磨かれるのではな
く、必要に応じて玉磨き還元装置75へ案内されて磨か
れる。したがって、玉磨き還元装置75のリフトモータ
78を常に稼働させる必要がないために、そのランニン
グコストを低減することができる。また、遊技が行なわ
れていないことを条件にしてパチンコ玉が玉磨き還元装
置75へ案内されるように構成されているために、遊技
中にパチンコ玉が玉磨き還元装置75へ案内されてしま
い、遊技ができなくなってしまうなどという不都合を防
止できる。さらに、これらの制御は、後述するように、
パチンコ遊技機1に設けられた持点制御用マイクロコン
ピュータ103(図7参照)が行なっているために、遊
技場の管理者などは管理が容易となる。また、封入玉を
管理者などの判断で玉抜き径路84から抜取ることも可
能であるために、パチンコ玉の汚れが磨き落とされてい
るか否かを実際に確認することも可能である。
【0031】図3,図4は、打球待機機構56を示す構
造図であり、図2に示した封入玉通路47,回動樋60
などを含む。なお、図3は打球待機状態を、図4はパチ
ンコ玉が玉磨き還元装置75へ誘導される際の状態をそ
れぞれ示している。
【0032】封入玉通路47の下方には、玉抜きソレノ
イド62と玉抜き復帰ソレノイド63とが設けられてい
る。玉抜きソレノイド62のプランジャ64は縦軸方向
の回動軸65周りで回動自在な回動部材66が連結され
ており、玉抜きソレノイド62が励磁されていない状態
でプランジャ64が伸張した状態では、回動部材66の
支え部材67が回動樋60の下方に入り込んで回動樋6
0が下方に回動しないように下から支えた状態となって
いる。したがって、前述した玉出口57から出てきたパ
チンコ玉がこの封入玉通路47上に貯留されて待機され
る。この状態で打球操作ハンドル5(図1参照)を操作
すれば、前述したように打球モータ54(図2参照)が
回転して連動昇降体55(図2参照)が上下に昇降し、
その上下昇降に伴って玉送り部材58が軸58cを回動
の中心として上下に揺動する。待機状態にあるパチンコ
玉の流下方向終端部分には、孔49a,49bが設けら
れており、パチンコ玉がこの孔49aに一部嵌まり込ん
だ状態となっている。この状態で、玉送り部材58が揺
動することにより、玉送り部材58の先端部分に形成さ
れている玉押上げ部分58a,58bが前記両孔49
a,49bを下方から上方に通過してパチンコ玉を上方
右方向に押上げる。すると、玉押上げ部58aで押上げ
られたパチンコ玉は図示右方向に移動して49bに一部
嵌まり込んだ状態で停止する。玉送り部材58の次の揺
動に伴って、その孔49bに一部嵌まり込んだパチンコ
玉が玉押上げ部58bにより押上げられ、打込玉出口4
9から打球発射位置に玉が送られる。打球発射位置に送
り込まれたパチンコ玉は、弾発されて遊技領域11(図
1参照)に打込まれる。なお、59は玉送りセンサであ
り、孔49aから孔49bに移動するパチンコ玉を検出
するためのものである。
【0033】遊技領域11(図1参照)に向かって打込
まれたパチンコ玉の弾発発射力が弱すぎて遊技領域11
(図1参照)まで到達しなかったファール玉は、ファー
ル玉入口50a(図1参照)に落入し、ファール玉通路
50bを通ってファール玉出口50から排出され、再び
封入玉通路47に戻される。この封入玉通路47内に戻
されるファール玉がファール玉検出器28により検出さ
れる。
【0034】一方、玉抜きソレノイド62が励磁されて
プランジャ64が吸引されれば、回動部材66が回動し
て支え部材67が打球待機機構56の上方から見て時計
回り方向に回動する。すると、回動樋60は支え部材6
7による下支えがなくなって回動軸68を中心として下
方に揺動する。これにより、貯留していたパチンコ玉が
回動樋60上を流下して玉入口61bから玉抜き樋61
aに進入した後、誘導樋76へ案内される。一方、支え
部材67の回動に伴って下支えがなくなった回動樋60
が下方に回動すれば、図4に示すように、回動樋60の
一側面と支え部材67の他側面とが当接状態となり、こ
の状態で玉抜きソレノイド62の励磁が解除されたとし
ても、回動樋60が邪魔になって支え部材67が元の位
置に復帰しないように当接保持される。
【0035】次に、玉抜き復帰ソレノイド63が励磁さ
れれば、プランジャ69が吸引されてリンク部材70が
回動軸71を中心として反時計回り方向に回動する。こ
のリンク部材70の端部には、回動樋60の遊端側に形
成されている長溝72に嵌合するピン73が設けられて
おり、リンク部材70が反時計回り方向に回動すること
によりピン73を介して回動樋60が上方に持ち上げら
れ、回動樋60の一側端と支え部材67の他側端との当
接が解除されて支え部材67が元の位置に復帰し、支え
部材67により回動樋60が支えられて回動樋60が上
方に持ち上げられた状態で保持される。この状態でパチ
ンコ玉が貯留可能な状態となる。なお、74は玉量検出
器であり、前述のとおり封入玉の量が所定量以下になっ
たことを検出して欠乏表示ランプなどを点灯させるため
のものである。
【0036】図5は、玉磨き還元装置75の構造を説明
するための分解斜視図である。玉貯留部材94には、誘
導樋76から案内されたパチンコ玉が流入する玉流入部
94aと、磨き終わったパチンコ玉を誘導壁80へ案内
するための案内部94bとが形成されている。一方、リ
フトモータ78は、取付ボス90およびリフトモータ7
8の駆動力により回転する軸87を含み、軸87が玉貯
留部材94に形成された開口88に臨むように玉貯留部
材94にねじ止めされる。スプロケット77は取付ボス
89を含み、開口88を介して軸87が取付ボス89に
挿着され、軸87と一体的に回転する。さらにスプロケ
ット77にはパチンコ玉を係合させるための凹部91が
形成されている。
【0037】研磨部材79にはねじ孔が形成され、係止
片86によりカバー85にねじ止めされ、カバー85に
一体的に固定される。カバー85は、研磨部材79を固
定した状態で玉貯留部材94にねじ止めされ、固定され
る。なお、図面の枠内に示す構造図は、カバー85を玉
貯留部材94へ固定する際の固定方法に関する変形例を
示したものである。この変形例では、カバー85に係止
片92を設けるとともに玉貯留部材94に係止片92が
挿入され係止される凹部93を設けて、カバー85を図
示矢印方向へ所定角度回転させることにより固定させ
る。
【0038】図6は、玉磨き還元装置75の動作を説明
するための説明図である。図6(a)は玉磨き還元装置
75の内部構造を示す図であり、図6(b)は、その断
面図である。
【0039】図示するように、誘導樋76から玉磨き還
元装置75へ進入したパチンコ玉はスプロケット77の
凹部91と係合して玉貯留部材94の壁面と研磨部材7
9とにより挾持される。リフトモータ78が駆動して軸
87が回転すれば、取付ボス89で軸87に固定された
スプロケット77がパチンコ玉を係合させた状態で回転
する。これにより、パチンコ玉は研磨部材78と当接し
た状態で玉貯留部材94内を回転移動する。そして回転
移動中に、パチンコ玉の汚れが研磨部材78で磨き落と
される。研磨部材78により汚れが磨き落とされたパチ
ンコ玉は誘導壁80へ案内され、さらに後続するパチン
コ玉により誘導壁80へ押し進められて揚送される。
【0040】図7は、パチンコ遊技機1に設けられた制
御回路の一部を示すブロック図である。
【0041】持点制御用マイクロコンピュータ103
は、遊技制御用マイクロコンピュータ98およびカード
ユニット用マイクロコンピュータ99と接続されてお
り、それぞれのマイクロコンピュータには、制御中枢と
してのCPU(図示省略),制御用プログラムを記憶す
るためのROM(図示省略),データを随時読出書込可
能なRAM(図示省略)が設けられている。さらに、持
点制御用マイクロコンピュータ103には、各種検出器
と接続される検出回路95,各種表示器と接続されるL
ED回路96,情報入出力回路97,リフトモータ7
8,玉抜きソレノイド62,玉抜き復帰ソレノイド6
3,発射装置ユニット53を制御するための発射制御回
路100,電源回路102の電位が低下した場合にその
電力をバックアップするためのバックアップ電源101
が設けられている。
【0042】打球操作ハンドル5(図1参照)が操作さ
れてパチンコ玉が発射されれば、その発射玉が発射玉検
出器27により検出され、その検出出力が検出回路95
を介して持点制御用マイクロコンピュータ103に入力
される。遊技領域11内に打込まれたパチンコ玉が入賞
すれば入賞玉検出器46に検出され、その検出信号が検
出回路95を介して持点制御用マイクロコンピュータ1
03に入力される。入賞玉検出器46の検出信号が持点
制御用マイクロコンピュータ103に入力されれば、持
点制御用マイクロコンピュータ103はその入賞信号を
遊技制御用マイクロコンピュータ98に入力する。遊技
制御用マイクロコンピュータ98は、これに応じて遊技
者に付与する得点数に関する信号を持点制御用マイクロ
コンピュータ103に入力する。入賞信号の入力を受け
て持点制御用マイクロコンピュータ103は、持点アナ
ログ表示制御用の信号をLED回路96に出力する。L
ED回路96は、これに応じて持点アナログ表示器7の
表示制御を行なう。
【0043】ファール玉の発生がファール玉検出器28
で検出されれば、その検出出力が検出回路95を介して
持点制御用マイクロコンピュータ103に入力される。
リセットキースイッチ6(図1参照)が操作されれば、
その操作が解除操作(リセット操作)検出器6aで検出
され、検出回路95を介して持点制御用マイクロコンピ
ュータ103に入力される。持点制御用マイクロコンピ
ュータ103は、この検出に応じてLED回路96に遊
技続行許容表示器32の表示制御用の信号を入力する。
LED回路96は、これに応じて遊技続行許容表示器3
2の表示制御を行なう。打込玉検出器48により打込玉
が検出されれば、その検出出力が検出回路95を介して
持点制御用マイクロコンピュータ103に入力される。
持点制御用マイクロコンピュータ103は、たとえば、
その検出回数を計数する。誘導壁80から封入玉通路4
7に補給されたパチンコ玉が補給玉検出器82で検出さ
れれば、その検出出力が検出回路95を介して持点制御
用マイクロコンピュータ103に入力される。持点制御
用マイクロコンピュータ103は、たとえば、その検出
回数を計数する。
【0044】回動樋60が回動してパチンコ玉が誘導樋
76に誘導されれば、そのパチンコ玉が要研磨玉検出器
81で検出される。要研磨玉検出器81でパチンコ玉が
検出されれば、その検出出力が検出回路95を介して持
点制御用マイクロコンピュータ103に入力される。持
点制御用マイクロコンピュータ103は、その検出回数
を計数して、玉磨き還元装置75に流入したパチンコ玉
数を算出する。封入玉通路47に所定数のパチンコ玉が
封入されていないことが玉量検出器74で検出されれ
ば、その検出出力が検出回路95を介して持点制御用マ
イクロコンピュータ103に入力される。持点制御用マ
イクロコンピュータ103は、この検出に応じて玉欠乏
表示器(図示省略)を点灯表示させる。孔49a(図
3,図4参照)から孔49b(図3,図4参照)へパチ
ンコ玉が移動すれば、その移動が玉送りセンサ59で検
出されて、検出回路95を介して持点制御用マイクロコ
ンピュータ103にその検出信号が入力される。
【0045】遊技制御用マイクロコンピュータ98によ
り、大当りを成立させることが決定されれば、大当り信
号が持点制御用マイクロコンピュータ103に入力され
る。持点制御用マイクロコンピュータ103は、大当り
信号を情報入出力回路97へ入力する。その他、遊技制
御用マイクロコンピュータ98には、始動入賞玉検出器
24,特定入賞玉検出器17などの検出信号が入力さ
れ、遊技制御用マイクロコンピュータ103はこれらの
入力に応じて持点制御用マイクロコンピュータ103に
各々の情報を入力する。持点制御用マイクロコンピュー
タ103は、始動入賞情報や特定入賞情報などを情報入
出力回路97へ入力する。情報入出力回路97は、これ
らの情報を、たとえば遊技場に設置されたホール管理用
のホールコンピュータなどへ送信する。
【0046】持点制御用マイクロコンピュータ103
は、玉抜きソレノイド62を励磁して回動樋60を回動
させ、パチンコ玉を玉磨き還元装置75へ案内する。そ
してすべてのパチンコ玉が案内された場合に玉抜き復帰
ソレノイド63を励磁して回動樋60を復帰させる。
【0047】持点制御用マイクロコンピュータ103
は、リフトモータ78を駆動制御してスプロケット77
を回転させる。これにより、パチンコ玉の研磨処理が実
行され、汚れの磨き落とされたパチンコ玉が補給玉検出
器82で検出された後、封入玉通路47へ案内される。
持点制御用マイクロコンピュータ103は、補給玉検出
器82で検出されたパチンコ玉数が要研磨玉検出器81
で予め検出されているパチンコ玉数と一致したことを条
件にリフトモータ78を停止させる。
【0048】次に、図8〜図10を参照して持点制御用
マイクロコンピュータ103の制御手順について説明す
る。持点制御用マイクロコンピュータ103は、以下に
説明するフローチャートに基づいた処理を実行可能であ
る。なお、これらのフローチャートに基づく制御プログ
ラムは、持点制御用マイクロコンピュータに構成されて
いるROMに記憶されている。
【0049】図8は、要研磨指令制御の処理手順を示す
フローチャートである。まず、S1において遊技中であ
るか否かが判断される。具体的には、前述のとおり、遊
技者が共通カードを共通カードユニット33に挿入して
いない状態であるか、あるいは挿入された共通カードの
カード残高が遊技を行なうのに必要とされる額に満たな
いものであるかなどを条件として、遊技中であるか否か
の判断がなされる。その他、発射装置ユニット53の動
作状態を条件としてもよく、営業時間外であることを条
件としてもよい。また、パチンコ遊技機1の電源がオフ
になっていることを条件とすることも考えられる。
【0050】S1において遊技中であると判断された場
合には、そのまま処理が終了する。一方、遊技中でない
と判断された場合には、S2に進み、封入玉通路47内
のパチンコ玉を交換する必要のある交換予定時期である
か否かが判断される。具体的には、前述のとおり、打込
玉検出器48により所定数のパチンコ玉が検出されたか
否かなどが判断される。その他、打球操作ハンドル5に
遊技者の手が触れているか否かを検出するためのタッチ
センサの検出時間が所定時間に達したか否かを判断する
ように構成してもよく、パチンコ玉の汚れを実際にチェ
ック可能な汚れセンサの検出出力に基づいて判断が行な
われるように構成してもよい。
【0051】S2において交換予定時期でないと判断さ
れた場合には、処理がそのまま終了する。一方、交換予
定時期であると判断された場合には、S3に進み、要研
磨指令信号が出力された後、処理が終了する。
【0052】図9は、玉抜き処理制御の処理手順を示す
フローチャートである。まず、S11において、玉抜き
処理中であるか否かが判断される。具体的には、玉抜き
ソレノイド62が励磁状態にあるか否かの判断がなされ
る。玉抜き処理中であると判断された場合には、後述す
るS14に進む。一方、玉抜き処理中でないと判断され
た場合には、S12に進み、要研磨指令信号が出力され
たか否かが判断される。要研磨指令信号が出力されてい
ないと判断された場合には、そのまま処理が終了する。
一方、要研磨指令信号が出力されている場合には、S1
3に進み、玉抜き処理が実行される。具体的には、玉抜
きソレノイド62が励磁される。これにより、回動樋6
0が回動してパチンコ玉が誘導樋76を介して玉磨き還
元装置75へ案内される。
【0053】次にS14に進み、要研磨玉検出器81の
検出出力に基づいて抜取り玉数がカウントされる。次に
S15に進み、所定時間が経過したか否かの判断がなさ
れる。具体的には、玉抜きソレノイド62が励磁されて
から、封入玉通路47および回動樋60に封入されてい
るすべてのパチンコ玉が玉磨き還元装置75へ案内され
るのに必要とされる所定時間を経過したか否かの判断が
なされる。なお、所定時間を経過したか否かの判断は、
持点制御用マイクロコンピュータ103に構成されてい
るRAM内の所定のタイマを用いて実行される。また、
所定時間を経過したか否かの判断に代えて、封入玉通路
47および回動樋60に予め封入されているパチンコ玉
数が要研磨玉検出器81の検出出力に基づいて検出され
たか否かが判断されるように構成してもよい。
【0054】S15において所定時間を経過していない
と判断された場合には、そのまま処理が終了する。一
方、所定時間を経過していると判断された場合には、S
16に進み、玉抜き処理が終了される。具体的には、玉
抜き復帰ソレノイド63が励磁されて回動樋60が復帰
される。次にS17に進み、研磨開始フラグがセットさ
れた後、処理が終了する。
【0055】図10は、研磨処理制御の処理手順を示す
フローチャートである。まず、S21において、研磨処
理中であるか否かの判断がなされる。具体的には、リフ
トモータ78が駆動されているか否かの判断がなされ
る。研磨処理中であると判断された場合には、後述する
S24に進む。一方、研磨処理中でないと判断された場
合には、S22に進む。S22では、研磨開始フラグが
セットされているか否かの判断がなされる。研磨開始フ
ラグがセットされていないと判断された場合には、その
まま処理が終了する。一方、研磨開始フラグがセットさ
れていると判断された場合には、S23に進み、研磨処
理が実行される。具体的には、リフトモータ78が駆動
される。これにより、スプロケット77が回転して、パ
チンコ玉が研磨されるとともに、研磨され終えたパチン
コ玉が誘導壁80を揚送されて封入玉通路47へ放出さ
れる。
【0056】次にS24に進み、補給玉検出器82の検
出出力に基づいて補給玉数がカウントされる。次にS2
5に進み、抜取り玉数と補給玉数とが一致するか否かの
判断がなされる。具体的には、予め要研磨玉検出器81
の検出出力に基づいてカウントされた抜取り玉数と、S
24においてカウントされた補給玉数とが一致するか否
かの判断がなされる。そして、一致しないと判断された
場合には、処理が終了する。一方、一致すると判断され
た場合には、S26に進み、研磨処理が終了される。具
体的には、リフトモータ78が停止される。これによ
り、スプロケット77の回転が停止して研磨処理が終了
する。研磨処理が終了した後、研磨処理制御の処理が終
了する。
【0057】次に、以上説明した発明の実施の形態の変
形例や特徴点などを列挙する。 (1) 図2を参照して、封入玉循環径路の径路途中に
玉磨き還元装置75を設けて、パチンコ玉を磨く必要が
生じた場合に玉磨き還元装置側の径路にパチンコ玉が案
内されるように構成した。すなわち、パチンコ玉を磨く
必要のないときには、パチンコ玉は回動樋60および封
入玉通路47より構成される主通路を循環して遊技に使
用される。一方、パチンコ玉を磨く必要性が生じたとき
には、誘導樋76,玉磨き還元装置75,誘導壁80か
らなる副通路をパチンコ玉が移動して、その汚れが磨き
落とされるように構成した。しかしながら、このような
副通路を設けることなく、主通路のみで構成するように
してもよい。この場合には、主通路に玉研磨装置を設け
て、必要時に玉研磨装置が稼働して主通路を移動するパ
チンコ玉の汚れが磨き落とされるように構成することが
考えられる。
【0058】(2) 図9および図10を参照して、S
22において研磨開始フラグがセットされたことを条件
としてS23において研磨処理が実行されるように構成
した。しかしながら、これに代えて、S13において玉
抜き処理が実行されるとともに研磨処理が実行されるよ
うに構成してもよい。具体的には、S12において要研
磨指令信号が出力されたことを条件として、玉抜きソレ
ノイド62が励磁されるとともにリフトモータ78が駆
動されるように構成することが考えられる。
【0059】(3) 本実施の形態においては、玉磨き
還元装置75がパチンコ遊技機1内部に設けられるよう
に構成した。また、玉磨き還元装置75はパチンコ遊技
機1の持点制御用マイクロコンピュータ103により制
御されるように構成した。しかしながら、これに代え
て、玉磨き還元装置75をパチンコ遊技機1外部に設け
ることが考えられる。この場合には、誘導樋76と誘導
壁80とをパチンコ遊技機1外部に延長して、玉磨き還
元装置75を設置する。また、持点制御用マイクロコン
ピュータ103により玉磨き還元装置75を制御するの
ではなく、玉磨き還元装置75専用の制御装置により制
御してもよい。また、パチンコ遊技機1台ごとに玉磨き
還元装置75を設置するのではなく、たとえば、遊技機
設置島ごとに玉磨き還元装置75を設けて、複数台のパ
チンコ遊技機1内の封入玉を処理できるように構成して
もよい。
【0060】
【課題を解決するための手段の具体例】図1に示したパ
チンコ遊技機1により、遊技機が構成されている。ま
た、玉磨き還元装置75および持点制御用マイクロコン
ピュータ103により、遊技機で遊技に使用された後、
回収されて再び還元される遊技媒体を磨くための遊技媒
体磨き装置が構成されている。
【0061】研磨部材79により、前記遊技媒体の汚れ
を磨き落とすための遊技媒体磨き手段が構成されてい
る。また、図8に示したフローチャートにより、前記遊
技媒体を磨くべき所定条件が成立したか否かを判別する
判別手段が構成されている。
【0062】図9および図10に示したフローチャート
により、前記判別手段により前記所定条件が成立したと
判別された場合に前記遊技媒体が前記遊技媒体磨き手段
で磨かれるように遊技媒体磨き制御を行なう磨き制御手
段が構成されている。
【0063】誘導樋76,玉磨き還元装置75,誘導壁
80により、前記遊技媒体磨き手段の設けられた遊技媒
体磨き径路が構成されている。また、玉抜きソレノイド
62および回動樋60により、前記遊技媒体を前記遊技
媒体磨き径路へ案内するための案内手段が構成されてい
る。
【0064】図9に示したフローチャートのS13によ
り、前記判別手段により前記所定条件が成立したと判別
された場合に前記案内手段を制御して前記遊技媒体を前
記遊技媒体磨き径路を案内する案内制御手段が構成され
ている。
【0065】図8に示したフローチャートのS1によ
り、前記遊技機で遊技が行なわれているか否かを判別す
る遊技状態判別手段が構成されている。また、S2によ
り、前記遊技媒体を磨く必要性があるか否かを判別する
遊技媒体磨き要否判別手段が構成されている。
【0066】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記遊技媒体を磨くべきであると判断され
た場合に前記遊技媒体磨き制御が行なわれるために、汚
れた遊技媒体で遊技が行なわれることを防止できながら
も無駄に稼働してしまうことのない遊技媒体磨き装置を
提供することが可能となる。
【0067】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記遊技媒体を磨くべきであると判断され
た場合に該遊技媒体が前記遊技媒体磨き径路へ案内され
るために、前記遊技媒体磨き手段を常に遊技媒体を磨く
ことが可能な状態に留めていても無駄に使用されてしま
うおそれがなく、これにより該遊技媒体磨き手段の構成
を単純化できる。
【0068】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、前記遊技機で遊技が行なわ
れていないと判別され、かつ、前記遊技媒体を磨く必要
性があると判別されたことを条件として前記遊技媒体磨
き制御が行なわれるために、遊技を中断させることなく
必要に応じて前記遊技媒体を磨くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機1の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機1の背面図である。
【図3】打球待機機構を示す構造図である。
【図4】打球待機機構を示す構造図である。
【図5】玉磨き還元装置を示す分解斜視図である。
【図6】玉磨き還元装置の構造を説明するための説明図
である。
【図7】パチンコ遊技機1に用いられる制御回路を示す
ブロック図である。
【図8】要研磨指令制御の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図9】玉抜き処理制御の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】研磨処理制御の処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、75は玉磨き還元装置、76は誘
導樋、77はスプロケット、78はリフトモータ、79
は研磨部材、80は誘導壁、81は要研磨玉検出器、8
2は補給玉検出器、83は仕切り弁、84は玉抜き通
路、47は封入玉通路、60は回動樋、57は玉出口、
62は玉抜きソレノイド、63は玉抜き復帰ソレノイ
ド、103は持点制御用マイクロコンピュータである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機で遊技に使用された後、回収され
    て再び還元される遊技媒体を磨くための遊技媒体磨き装
    置であって、 前記遊技媒体の汚れを磨き落とすための遊技媒体磨き手
    段と、 前記遊技媒体を磨くべきか否かを自動的に判断する判断
    手段と、 前記判断手段により前記遊技媒体を磨くべきであると判
    断された場合に前記遊技媒体が前記遊技媒体磨き手段で
    磨かれるように遊技媒体磨き制御を行なう磨き制御手段
    とを有することを特徴とする、遊技媒体磨き装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技媒体磨き手段の設けられた遊技
    媒体磨き径路と、 前記遊技媒体を前記遊技媒体磨き径路へ案内するための
    案内手段とをさらに有し、 前記磨き制御手段は、前記判断手段により前記遊技媒体
    を磨くべきであると判断された場合に前記案内手段を制
    御して前記遊技媒体を前記遊技媒体磨き径路へ案内する
    案内制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の
    遊技媒体磨き装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記遊技機で遊技が行
    なわれているか否かを判別する遊技状態判別手段と、 前記遊技媒体を磨く必要性があるか否かを判別する遊技
    媒体磨き要否判別手段とを含み、 前記磨き制御手段は、前記遊技状態判別手段により前記
    遊技機で遊技が行なわれていないと判別され、かつ、前
    記遊技媒体磨き要否判別手段により前記遊技媒体を磨く
    必要性があると判別されたことを条件として前記遊技媒
    体磨き制御を行なうことを特徴とする、請求項1または
    2記載の遊技媒体磨き装置。
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