JP3946278B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等の弾球遊技機などで代表される遊技機に関し、詳しくは、遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえば、遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機があった。そして、この種の遊技機には封入された遊技玉が循環する循環径路が設けられていた。さらに、この種の遊技機においては、遊技領域内に設けられた釘などの構造物により挟まれるなどして遊技玉が停止してしまうというトラブルの発生する場合がある。このような場合には、通常、遊技場の係員などが遊技機を解錠して遊技領域内に停止している遊技玉を除去する。そして、さらに遊技が中断して遊技者に不利益を与えたことに対する補償として、遊技玉を遊技領域内へ投入して所定量の遊技結果価値を遊技者に付与せんとするサービス行為が行なわれることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、この種の遊技機は遊技玉が封入されているために、前述のサービス行為を行なうためには遊技場の係員などが常にサービス行為用の遊技玉を持歩くなどする必要があり、非常に面倒であるという不都合があった。さらに、この種の遊技機に投入された遊技玉は予め封入されている遊技玉と同様にして前記循環径路内を循環するため、前述のサービス行為が行なわれるごとに前記循環径路内の遊技玉量が増し、遊技機内部での遊技玉の循環不良や、これに伴う種々のトラブルなどが発生する可能性も高まるという不都合もあった。
【0004】
また、前記サービス行為が行なわれる場合にはサービス用の遊技玉を遊技領域の任意の箇所に投入可能となるように遊技機が解錠されて、通常、ガラス板などで覆われている遊技領域が外部に剥き出しの状態となる。このような状態にあっては、遊技者が係員などの目を盗んで改変された不正な遊技玉などを遊技領域内へ投入して遊技を不正に有利に行なわんと企てるおそれもあった。もし、そのような遊技玉などが投入されれば、改変された不正な遊技玉が前記循環径路内を循環して繰返し遊技に使用されるため、遊技場にとって不測の不利益が発生するという不都合が生じる。さらに、前記改変された不正な遊技玉は正規の遊技玉と同様に遊技機内に封入されてしまうため、改変された不正な遊技玉の除去が困難になるという不都合もあった。
【0005】
以上のように、この種の遊技機は遊技玉が遊技機内に封入されている関係上、その管理が非常に面倒になるという不都合が生じていた。
【0006】
本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、管理を容易に行なうことのできる遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機であって、
封入された前記遊技玉が循環する循環径路と、
前記循環径路から分岐して設けられる玉出通路と、
該玉出通路から遊技機外部へ前記遊技玉を排出するための玉出穴と、
前記玉出通路から前記遊技玉を排出させるための操作を行なう操作手段とを有し、
前記遊技機は、前記操作手段の操作により所定量の前記遊技玉を取出可能な態様で前記玉出穴から遊技機外部へ排出し、
前記遊技玉が前記玉出穴より排出された場合には前記玉出通路を埋めるまで遊技玉が前記玉出通路に進入し、該玉出通路が遊技玉で埋まった後に前記循環径路のうち前記玉出通路との分岐位置より下方の径路に遊技玉が流下することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記操作手段の操作毎に前記玉出穴から遊技玉を1つずつ排出するために、1つ分の遊技玉を保持する玉保持部をさらに含むことを特徴とする。
【0008】
請求項記載の本発明は、遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機であって、
前記遊技玉が循環する循環径路と、
該循環径路から分岐して設けられる過剰玉通路と、
該過剰玉通路から遊技機外部へ前記遊技玉を排出するための玉出穴と、
予め定められた量を超える前記遊技玉を前記玉出穴から排出する排出手段とを有し、
前記排出手段は、
遊技球がすべて回収されたことを検出する打込玉検出手段と、
前記循環径路と前記過剰玉通路との継合位置に設けられ、前記打込玉検出手段による前記検出により閉成状態から開成状態に変化して前記循環径路内の遊技球を前記過剰玉通路へ案内する開閉板とを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1記載の本発明によれば、操作手段が操作されることにより玉出穴から循環径路内に封入された遊技玉のうち所定量の遊技玉が入手可能な態様で遊技機外部に排出される。前記遊技玉が前記玉出穴より排出された場合には前記玉出通路を埋めるまで遊技玉が前記玉出通路に進入し、該玉出通路が遊技玉で埋まった後に前記循環径路のうち前記玉出通路との分岐位置より下方の径路に遊技玉が流下する。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、前記操作手段の操作毎に前記玉出穴から遊技玉を1つずつ排出するために、玉保持部により1つ分の遊技玉が保持される。
【0011】
請求項記載の本発明によれば、遊技球がすべて回収されたことが打込玉検出手段により検出されると、前記循環径路と前記過剰玉通路との継合位置に設けられた開閉板が閉成状態から開成状態に変化して前記循環径路内の遊技球が前記過剰玉通路へ案内されることにより、循環径路内を循環する遊技玉のうち、予め定められた量を超える遊技玉が玉出穴より排出される。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態では、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機遊技機を示すが、本発明にはこれらに限らず、コイン遊技機などであってもよい。
【0014】
図1は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1および共通記録媒体処理手段の一例の共通カードユニット100を示す正面図である。また、図2は、図1に示すパチンコ遊技機1に設けられた操作部17を詳細に示す図であり、パチンコ遊技機1の上方から操作部17を臨む図を示している。操作部17は、パチンコ遊技機1の前面板4に対して前面に突出する態様で設けられており、その上面には、図2に示すように、残額表示器23,ドット表示器16,自動引落スイッチ18a,自動引落表示器18b,返却スイッチ20a,返却可表示器20b,引落スイッチ21a,引落可表示器21b,中断スイッチ260a,中断可表示器260bが設けられている。
【0015】
遊技者が遊技をしたい場合には、遊技場に設置されている複数のパチンコ遊技機の中から遊技をしたいパチンコ遊技機1を探し出し、そのパチンコ遊技機に接続されている共通カードユニット100の共通カード挿入・排出口101に自己が所有する、記録媒体の一例となる共通カードを挿入する。共通カードとは、共通カードシステムに加盟している遊技場なら全国どこでも使用できる第三者発行型のプリペードカードのことである。この共通カードは図12に基づいて後述する。この共通カード250をカード挿入・排出口101に挿入することにより、その挿入された共通カード250に記録されている記録情報がカードリーダライダユニット111により読取られる。カード情報の中には、後述するように、カード残額情報が含まれており、その読取ったカード残額情報に基づいてカード残額が操作部17に設けられた残額表示器23により表示される。そして、遊技者が、引落可表示器21bが点灯しており引落しが可能な状態であることを確認して引落スイッチ21aを押圧操作する。すると、予め定められた額(たとえば100円)が前記カード残額から引落されて持点に加算更新される。その加算更新された持点がドット表示器16により表示されるとともに、引落しされた後の減額更新された残額が残額表示器23により表示される。また、パチンコ遊技機1の前面枠の上方部分には、持点を点灯量によってアナログ的に表示する持点アナログ表示器13が設けられている。また、その持点アナログ表示器13の左右にスピーカ14が設けられている。
【0016】
持点が存在する状態で、遊技者が打球操作ハンドル5を操作すれば、打球ハンマー24が間欠揺動してパチンコ玉が1発ずつ弾発発射されて遊技盤27の前面に形成されている遊技領域28に打込まれる。この弾発発射された発射玉が発射玉検出器25により検出される。なお、発射勢いが弱すぎて遊技領域28にまで到達しなかったパチンコ玉は、流下してきてファール玉戻り口363に進入した後、ファール玉として検出される。そのファール玉を検出するためのファール玉検出器26が設けられている。遊技領域28には、通常入賞口39,37と始動入賞口40が設けられている。また、遊技領域28のほぼ中央には、複数種類の識別情報を可変表示して表示状態が変化する可変表示装置29が設けられている。また、その下方には、開閉板32が開成して遊技者にとって有利な第1の状態と開閉板32が閉成して遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置30が設けられている。
【0017】
パチンコ玉が前記始動入賞口40に入賞してその始動入賞玉が始動入賞玉検出器41により検出されれば、可変表示装置29が可変開始し、その可変表示装置29の可変停止時の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となれば、特定遊技状態が発生して可変入賞球装置30の開閉板32が開成して、入賞開口31内に打玉が入賞しやすい第1の状態となる。可変入賞球装置30は、通常時においてはソレノイド33の励磁が解除されているために、開閉板32が閉成して打玉が入賞不可能な第2の状態となっているが、前記特定遊技状態が発生すれば、ソレノイド33が励磁されて可変入賞球装置30が第1の状態となる大当り制御が行なわれる。この可変入賞球装置30の第1の状態は、打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過のうちいずれか早いほうの条件が成立することにより終了して第2の状態となる。また、可変入賞球装置30の入賞開口31内には、所定箇所に特定入賞領域(Vポケット)34が設けられており、この特定入賞領域34に入賞した入賞玉が特定入賞玉検出器35により検出される。また、可変入賞球装置30内に入賞したすべての入賞玉が入賞個数検出器36により検出される。
【0018】
可変入賞球装置30が第1の状態となっている期間中に打玉が特定入賞領域34に入賞して特定入賞玉検出器35により検出されれば、その回の可変入賞球装置30の第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置30を第1の状態に制御する繰返継続制御が行なわれる。この繰返継続制御の上限回数はたとえば16回と定められている。
【0019】
可変表示装置29の上方に設けられている玉入口38にパチンコ玉が進入すれば、その玉が下方に誘導されて始動入賞口40の上方にまで導かれ、その始動入賞口40の上方から再度遊技領域28に放出される。その結果、その放出されたパチンコ玉は始動入賞口40に入賞しやすい状態となる。可変表示装置29が可変表示している最中にパチンコ玉が始動入賞口40に再度入賞すれば、その始動入賞が記憶され、可変表示装置29の可変表示が停止して再度可変開始できる状態になった段階でその始動入賞記憶に基づいて再度可変表示装置20が可変表示される。この始動入賞記憶の上限はたとえば4に定められている。図中43は、遊技状態に応じて点灯または点滅するランプである。また遊技領域28の最下端部分には、いずれの入賞口や入賞球装置にも入賞しなかったパチンコ玉をアウト玉として回収するアウト口42が形成されている。可変表示装置29の表示結果が予め定められた確率変動図柄による特定の表示結果となって特定遊技状態(大当り状態)が発生すれば、以降の大当りが発生する確率が向上する確率変動制御が行なわれる。また、可変表示装置29の表示結果が予め遊技場が定めたラッキーNO.に該当する表示態様となれば、その大当りが終了した後において景品交換することなく引き続き遊技を続行できる等の或る特典が与えられる。
【0020】
そして、パチンコ玉が発射されて前記発射玉検出器25により検出される度に、持点が「1」ずつ減算されてドット表示器16あるいは持点アナログ表示器13により減算表示される。一方、パチンコ玉がファール玉となりファール玉検出器26により検出される度に、持点が「1」ずつ加算されてドット表示器16あるいは持点アナログ表示器13により加算表示される。また、パチンコ玉が入賞口あるいは入賞球装置に入賞すれば、予め定められた大きさの得点がドット表示器に加算更新される。その入賞に伴なう持点の加算更新は、1点ずつ加算更新され、その1点ずつの加算更新がドット表示器16により表示される。また前記スピーカ14からは、後述するように、打玉の入賞等に伴なう持点への加算更新時における加算音を出力したり、共通カードの残額から引落した場合の貸出音等が出力され、あるいは、持点が少なくなった場合に、その旨が遊技者に報知される。前面板4には、図示するように、前述した各種表示器やスイッチ等が設けられているとともにスピーカ19が設けられており、このスピーカ19からは、前記大当り時における効果音等が発っせられる。
【0021】
また、持点が残り少なくなれば引落スイッチ21aを押圧操作すれば所定額がカード残額から引落されて持点の加算更新が行なわれる。あるいは、自動引落スイッチ18aを一度押圧操作しておけば、自動引落表示器18bが点灯して自動引落モードとなるので、持点が所定数以下になれば自動的に所定額がカード残額から引落されて持点の加算更新が行なわれる。なお、自動引落モードとなっている場合に、自動引落スイッチ18aを一度押圧操作すれば、自動引落表示器18bが消灯して自動引落モードが解除される。
【0022】
車の移動あるいは電話等の急用が生じて遊技者が遊技を中断したい場合には、中断可表示器260bが点灯しており、遊技を中断することが可能な状態であることを確認して遊技中断スイッチ260aを押圧操作する。すると、カード挿入・排出口101に挿入されている共通カードに、ドット表示器16に表示されている持点が書込まれてさらにこのパチンコ遊技機1の台番号および中断された旨の情報が書込まれて排出されると同時に、打球発射ユニット53が不能動化されて打玉が発射できない遊技不能状態に制御される。この状態で、当該パチンコ遊技機1の番号が書込まれていない共通カードがカード挿入・排出口101に挿入されたとしても、その挿入カードは受付けられず、遊技を行なうことができない。当該パチンコ遊技機1の台番号が書込まれている共通カードがカード挿入・排出口101に挿入されて初めて遊技を再開することができる。なお、遊技中断スイッチ260aが押圧操作されてパチンコ遊技機1が中断状態となっているときには、ドット表示器16に遊技が中断中である旨が表示される。
【0023】
遊技者が遊技を終了したい場合には、返却可表示器20bが点灯しており、遊技を終了することが可能な状態であることを確認して返却スイッチ20aを押圧操作する。すると、カード挿入・排出口101に挿入されている共通カード250に、ドット表示器16に表示されている持点と遊技を行なっているパチンコ遊技機1の台番号が書込まれるとともに台移動可フラグが書込まれる。
【0024】
ここで台移動可フラグとは、遊技者が遊技に使用可能な得点を残留させたまま遊技を終了して、他のパチンコ遊技機で遊技を行なう際に、残留させていた前記得点を使用して遊技を行なうことを許可するか否かを決定するために共通カードに記録される情報である。遊技を行なっている弾球遊技機で使用可能な得点が所定数以下となっている状態で遊技を終了すれば、共通カードに台移動可フラグが記録される。遊技者は、他のパチンコ遊技機で遊技を行なう際には、改めてカード残額の引落しを行なうことなく、前のパチンコ遊技機で残留させていた持点を使用して遊技を開始することができる。
【0025】
図中11はリセットキースイッチであり、このリセットキースイッチ11に遊技場の係員が所定のキーを挿入して操作することにより、大当り終了時に持点を使用しての遊技の続行を許すか否かが入力される。このリセットキースイッチ11の操作がリセット操作検出器11aにより検出される。また、12は遊技続行許容表示器であり、リセットキースイッチ11の操作により遊技続行許容状態になっていることが点灯表示される。18は遊技を終了させるための終了スイッチである。
【0026】
また、共通カードユニット100も、パチンコ遊技機1に対し分離可能に構成されており、遊技場においてパチンコ遊技機1を交換する場合には、パチンコ遊技機1から分離させて新しいパチンコ遊技機が設置された場合にそれに接続できるように構成されている。
【0027】
また、前記持点カード200をカード挿入・排出口9に挿入することにより、その持点カード200の記録情報(持点を含む)がカードリーダライタユニット8により読取られ、読取られた持点の範囲内でパチンコ遊技機1による遊技が可能となる。そして、持点カード200の持点を使い尽くした場合には、その0カードとなった持点カード200がカードストッカー10内に回収される。図中105は、共通カードユニットが使用可能な状態であることを点灯表示するユニット使用可表示器である。102は端数表示スイッチであり、共通カードの残額に端数が存在する場合に、この端数表示スイッチ102を押圧操作することにより、その端数が残額表示器23により表示されるように構成されている。また、この端数表示スイッチ102を押圧した状態で共通カードを挿入すると、共通カードに記録されている持点が残額表示器23に表示される。103は連結方向表示器であり、この共通カードユニット100が接続されているパチンコ遊技機の接続方向を点灯表示するものである。104はカード挿入表示器であり、カード挿入・排出口101に共通カード250が挿入されている旨を点灯表示するものである。また106は情報出力部であり、識別情報発行要求信号や記録媒体情報信号等を遊技場に設置されているホール用管理コンピュータに出力するためのものである。170は情報入力部であり、記録媒体識別情報信号や照合結果情報等がホール用管理コンピュータから入力される。また3はガラス扉であり、遊技領域28の前面を開閉可能に覆うものである。
【0028】
ガラス扉3は、遊技場の係員などが所有する所定の鍵で解錠操作が行なわれることで開成する。
【0029】
遊技領域28内において、釘などの影響によりパチンコ玉の玉詰まりが発生した場合には、遊技場の係員などにより、このガラス扉3が開成されて、玉詰まりが解消される。また、玉詰まりが発生すれば遊技が一旦中断されるので、サービス玉として係員などがパチンコ玉をいずれかの入賞口に入賞させて、遊技者に所定得点を与える場合がある。この際のサービス玉は、前面板4の奥に設けられた玉出レバー部376を操作することにより、玉出穴377より供給される。玉出レバー部376は、前面板開閉部375を操作して前面板4を開くことで、その操作が可能となる。前面板開閉部375はガラス扉3を開成させないと操作ができない位置に取付けられており、したがって遊技者が、その操作を行なうことはできない。玉出レバー部376の詳細については、図8を用いて後述する。
【0030】
図3は、パチンコ遊技機および共通カードユニットの一部内部構造を示す背面図である。パチンコ遊技機1の遊技盤保持枠44には、遊技盤取付用の回動レバー45が設けられており、この回動レバー45を回動操作することにより、遊技盤27が着脱可能となる。
【0031】
遊技盤27の裏面側には、遊技盤に形成されている入賞口や入賞球装置から入賞した入賞玉を誘導する入賞玉誘導カバー部材57が設けられている。この入賞玉誘導カバー部材57の下方には、入賞玉を1ヶ所に集合させるための入賞玉集合樋73が形成された入賞玉集合カバー部材72が設けられている。そして、遊技領域に設けられている入賞口や入賞球装置から入賞したすべての入賞玉は、この入賞玉集合カバー部材72により集合されて入賞玉検出器74により検出された後、合流樋75に誘導される。入賞玉集合カバー部材72には、アウト口42に進入したアウト玉を誘導する部材も設けられており、アウト口42からのアウト玉が合流樋75に導かれる。そして、合流樋75により、アウト玉と前記入賞玉とが合流されて打込玉検出器76により検出され、打込玉出口77を通って再度打球ハンマー24により打球される玉発射位置に導かれる。この打球ハンマー24は、打球発射ユニット53の打球モータ54の駆動力により間欠揺動される。この打球ハンマー24の間欠揺動に連動して連動昇降杆56が上下に動き、その上下動に従ってパチンコ玉が1つずつ打球発射位置に供給される。そして、その打球発射位置に供給されたパチンコ玉が打球ハンマー24により弾発されて遊技領域28内に打込まれる。
【0032】
一方、前述のとおりファール玉はファール玉戻り口63に進入して、ファール玉検出器26で検出された後、スクリュー部370(図6参照)により、上方へ移動されて打込玉出口77に導かれる。なお、発射勢いが弱くて発射玉検出器25(図1参照)まで到達しなかったパチンコ玉は、ファール玉戻り口364に侵入して、スクリュー部370により上方へ移動して打込玉出口77に導かれる。378は、前述したサービス玉を供給する場合などに、弾球遊技機内に封入されているパチンコ玉を外部へ排出するための玉出通路である。図1に示した玉出レバー部376を操作することにより、この玉出通路378からパチンコ玉が玉出穴377に排出される。
【0033】
遊技盤27の裏面側には、パチンコ機1の遊技状態を制御するための遊技制御基板67が設けられている。また、入賞玉集合カバー部材72の裏面側には、持点を演算制御するための持点演算制御基板91と、中継基板85,138とが設けられている。さらに、入賞玉誘導カバー部材57の裏面側には、可変表示装置29を構成する液晶表示ユニット58が臨んでいるとともに、中継基板60が設けられている。図中2は前面枠である。
【0034】
一方、共通カードユニット100には、ユニット制御基板107とカードリーダライタユニット111とが設けられている。そしてユニット制御基板107とカードリーダライタユニット111とが、コネクタ110,112を介して電気的に接続されている。ユニット制御基板107には、引落額設定スイッチ108が設けられており、遊技場の係員がこの引落額設定スイッチ108を設定操作することにより、1回の引落操作に伴って引落される共通有価価値(カード残額)の引落し額が入力される。カードリーダライタユニット111にはリセットスイッチ172が設けられている。このリセットスイッチ172は遊技者には操作できず遊技場の係員が操作できる箇所に設けられている。これを操作することにより不適正カードが排出される。図中106は情報出力部であり、170は情報入力部である。
【0035】
始動入賞玉検出器41がコネクタ64を介して中継基板60に接続されている。特定入賞玉検出器35がコネクタ65を介して中継基板60に接続されている。入賞個数検出器36がコネクタ66を介して中継基板60に接続されている。ソレノイド33がコネクタ63を介して中継基板60に接続されている。遊技盤前面に設けられたランプ43等がコネクタ62を介して中継基板60に接続されている。この中継基板60は、コネクタ61,69を介して遊技制御基板67に接続されている。
【0036】
入賞玉検出器74がコネクタ87を介して中継基板85に接続されている。打込玉検出器76がコネクタ90を介して中継基板85に接続されている。前述した発射玉検出器25がコネクタ88を介して、またファール玉検出器26がコネクタ89を介して、開口160を通る電気配線により電気的に中継基板85に接続されている。リセット操作検出器11aがコネクタ272を介して中継基板85に接続される。中継基板85は、コネクタ86,81を介して持点制御基板91に接続されている。
【0037】
また、持点制御基板91には、コネクタ157,コネクタ158,コネクタ159が設けられている。コネクタ157,158,159は、開口160を通る電気配線によりスピーカ19,遊技終了スイッチ18,ドット表示器16に接続されている。
【0038】
さらに、持点制御基板91は、カードリーダライタユニット8に対し、コネクタ79,80を介して電気的に接続されている。なお、図中7は持点カード処理装置であり、10はカードストッカーである。また、持点制御基板91は、コネクタ84,55を介して打球発射ユニット53に電気的に接続されている。さらに、この持点制御基板91は、コネクタ83,68を介して遊技制御基板67に電気的に接続されており、コネクタ78,47を介して中継基板46に電気的に接続されており、さらに、コネクタ82,139を介して中継基板138に電気的に接続されている。
【0039】
中継基板138は、コネクタ142,109を介してユニット制御基板107に電気的に接続されている。この中継基板138は、コネクタ140を介して引落スイッチ21a,返却スイッチ20aに電気的に接続されているとともに、コネクタ141を介して引落可表示器21b,残額表示器23に電気的に接続されている。
【0040】
さらに持点制御基板91は、コネクタ83,68を介して遊技制御基板67に電気的に接続されている。また、遊技制御基板67は、コネクタ70,59を介して液晶表示ユニット58に電気的に接続されている。
【0041】
遊技制御基板67は、コネクタ71を介して前述した持点アナログ表示器13に電気的に接続されている。また、この持点アナログ表示器13は、コネクタ48を介して中継基板46に電気的に接続されている。中継基板46は、出力用のコネクタ49〜52,271が設けられており、これらコネクタ49〜52がホール用管理コンピュータに接続されている。そして、コネクタ49を介して引落情報(売上)が出力され、コネクタ50を介して利益情報(減算)が出力され、コネクタ51を介して不利益情報(加算)が出力され、コネクタ52を介して打止情報が出力される。またコネクタ271を介して表示点灯用制御信号が遊技続行許容表示器12に出力される。
【0042】
図中6は、各種情報を設定するための遊技条件設定スイッチユニットである。この遊技条件設定スイッチユニット6には、当該弾球遊技機の種別を設定するための種別設定スイッチ部7と当該弾球遊技機の台番号を設定するための台番号設定スイッチ部8とが設けられている。これらスイッチ部はサムロータリースイッチで構成されている。図示するように、種別表示部7bの上下にそれぞれ種別設定キー7a,7aが設けられており、たとえば上方の種別設定キー7aを操作することにより、種別表示部7bに表示されている種別コードを順次歩進することができ、下方の種別設定キー7aを押圧操作することにより、種別表示部7bに表示されている種別コードを順次減算設定することができる。台番号設定スイッチ部8も、同様に、4桁の数字を表示可能な台番号表示部8bに表示されているそれぞれの桁に応じて上下に台番号設定キー8a,8aが配設されており、上方の台番号設定キー8aを押圧操作することによりその桁に対応する台番号表示部8bが順次歩進され、下方の台番号設定キー8aを操作することにより、その桁に対応する台番号表示部8bの数字が順次減算更新される。その結果、0〜9の10種類の種別を設定入力でき、0000〜9999の10000の弾球遊技機台番号を設定入力することができる。なお、弾球遊技機の種別とは、たとえば、パチンコ遊技機,コイン遊技機,スロットマシン等のような弾球遊技機の種類であってもよく、また、たとえばパチンコ遊技機における複数種類の機種(いわゆるフィーバータイプ,ヒコーキタイプ,権利物タイプ等)を示すものであってもよい。
【0043】
遊技条件設定スイッチユニット6には、さらに、持点使用条件設定スイッチ9に表示部▲1▼〜▲3▼が設けられており、この持点使用条件設定スイッチ9が▲1▼に相当する箇所に位置していれば、どの弾球遊技機での遊技結果価値としての持点も無条件に使用できる状態であり、▲2▼に相当する箇所に位置していれば、種別が同じ弾球遊技機の場合にのみ使用可能である状態を示しており、▲3▼に相当する箇所に位置していれば、他の弾球遊技機からの持点の使用は一切できない状態を示している。なお、共通カードに前述した台移動可フラグが記録されていれば、スイッチが▲1▼〜▲3▼のいずれの位置にあっても、遊技を最後に行なった弾球遊技機で使用していた持点を他の弾球遊技機に使用することが可能である。
【0044】
この台移動可フラグを記録するか否かに当たっての判断の基準は、遊技終了時にドット表示器16に表示されている最終遊技持点数である。
【0045】
ここで、最終遊技持点数とは、複数の弾球遊技機で遊技を行なった場合に最後の弾球遊技機で遊技を終了した時点における持点である。これに対して、複数の弾球遊技機で遊技を行なった結果、獲得した持点を合計持点と呼び区別する。
【0046】
遊技終了時に、この最終遊技持点数が規定数以下であれば、他の弾球遊技機で、その持点数を使用した遊技が許可され、その旨が台移動可フラグとして共通カード250に記録される。この規定数を設定するのに、使用可能個数設定スイッチ386が使用される。使用可能個数設定スイッチ386は、図示するように表示部▲1▼〜▲3▼が設けられており、規定数を3段階に設定可能なように構成されている。これにより、遊技店の方針により、設定変更可能であるため、遊技店の方針に広く対応することが可能である。
【0047】
また、遊技条件設定スイッチユニット6には、大当り終了時遊技続行設定スイッチ10が設けられており、スイッチが▲1▼に相当する箇所に位置していれば大当りが終了しても遊技が続行可能な状態を示しており、▲2▼に相当する箇所に位置していれば大当り終了により打球発射不能状態となり遊技が停止する状態を示している。
【0048】
この遊技条件設定スイッチユニット6がコネクタ79を介して持点制御基板91に接続に接続されている。
【0049】
図4および図5は、操作部17に設けられたドット表示器16の表示例を示す図である。ドット表示器16は、複数のLED22から構成されており、ドットマトリックス表示形式で表示を行なう。
【0050】
図4は、持点が「99」から「100」に加算更新される際の表示例を示している。図4(a)において、ドットマトリックスを構成しているLED22が「99」を表示するように点灯している状態から、図4(b)に示すとおり持点「99」を下方にスクロール表示させるとともに上方に加算更新した後の得点「100」を出現させて、図4(c)に示すとおり持点の更新表示動作が終了する。さらに持点の加算が発生すれば、連続して上述の更新表示動作がなされる。また、持点の減算更新がなされる場合には、図4の(c),(b),(a)の順序で下方から上方に持点の更新表示動作がなされる。
【0051】
図4で説明したように、ドット表示器16は、持点が1つずつ更新されるように構成したが、一度に付与される持点数に併せて、一度に持点の更新が行なわれるようにしてもよい。また、持点が残り少なくなって所定数以下となった場合には、持点を点滅表示させたり、あるいは、ドット表示器16の左半面と右半面とに交互に得点を表示させるなどして、遊技者にその旨を報知するように構成してもよい。以上のように、ドットマトリックスによるスクロール表示を行なうようにしたため、セグメント表示器による切換表示に比べて、持点の変化がかなり目まぐるしい場合であっても確認しやすくすることができる。
【0052】
図5は、遊技者が遊技の中断操作を行なうことにより、遊技が中断状態となっている際にドット表示器16に表示される表示例を示す。中断状態においては、図5の(a),(b),(c)の順序で「中断中」というメッセージがドット表示器16の右側から左側へ繰返しスクロール表示される。中断の表示は遊技を中断するまで使用されていた共通カードが再び挿入されることで解除されて、ドット表示器16には「中断中」のメッセージに代えて遊技者が中断前に所持していた持点が表示される。
【0053】
なお、遊技を中断していた遊技者が中断した際の共通カードを用いて再び遊技を再開することなく、景品交換を行なった場合には、弾球遊技機の中断状態が解除される。
【0054】
図6は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた封入玉循環径路を示す背面図である。
【0055】
本発明に係るパチンコ遊技機1は図6に示す封入玉循環径路内に所定数のパチンコ玉が封入されており、封入されたパチンコ玉が循環して使用されている。遊技領域に設けられている入賞口や可変入賞球装置から入賞したすべての入賞玉は入賞玉集合カバー部材72を通じて入賞玉検出器74へ誘導される。図はソレノイド365が励磁した状態を示す。通常時は、ソレノイド365が励磁されていない状態で、玉係止部材366が図面向かって右回りに所定角度回動し入賞玉の通過を拘束しない状態となっている。また、これにより玉係止部材367が入賞玉検出器74内に進入した入賞玉を保持するように図面向かって左回りに回動した状態となっている。この状態では入賞玉は入賞玉検出器74内に進入し、玉係止部材367により保持される。そしてソレノイド365が励磁することにより、玉係止部材366が図面向かって左回りに所定角度回動した図の状態となり、後続の玉を保持し、同時に玉係止部材367は右回りし入賞玉検出器74に保持されていた入賞玉の拘束を解除し、入賞玉は下方へ落下する。したがって入賞玉は、入賞玉検出器74内にソレノイド365の1回の励磁により1個ずつ送り込まれる。入賞玉の検出は以上の手順で行なわれるため、たとえば停電が発生した場合であっても入賞玉検出器74で未検出の入賞玉は玉係止部材367により係止されて、停電回復時に未検出の入賞玉が検出される。したがって、停電により入賞玉が無効になってしまうという不都合を防止できる。
【0056】
入賞玉検出器74から落下した入賞玉は合流樋75に誘導されて、アウト口42に進入したパチンコ玉と同流した後、打込玉出口77に導かれる。
【0057】
玉出レバー部376(図1参照)が操作された場合には、玉出通路378に滞留しているパチンコ玉が玉出部379を介して玉出穴377(図1参照)より排出される。玉出通路378には最大4個のパチンコ玉が滞留されるように構成されており、パチンコ玉が玉出穴377より抜取られた場合には玉出通路378を埋めるまで入賞玉検出器74から落下したパチンコ玉が玉出通路378へ進入する。
【0058】
一方、ファール玉は、ファール玉戻り口363,364からスクリュー軸369の下部に誘導されてスクリュー部370に進入した後、モータ368の駆動力により合流樋75まで上昇させられる。そして、その後打込玉出口77へ誘導される。なお、ファール玉戻り口363から進入するパチンコ玉は発射玉検出器25で検出された後、ファール玉として回収されたパチンコ玉であるので、ファール玉戻り口364から進入するパチンコ玉と異なり、ファール玉検出器26で1球ずつ検出される。ファール玉検出器26においてパチンコ玉の検出にかかわるソレノイド365,玉係止部材366,367それぞれの動作は、入賞玉検出器74における入賞玉の検出動作と同様にして行なわれる。以上のようにして回収されたパチンコ玉は、打球ハンマー24と連動昇降杆56との連動動作により遊技領域内に打込まれる。パチンコ玉の打込み動作が停止して弾球遊技機内に封入されているすべてのパチンコ玉が回収されれば、打込玉出口77を先頭にして合流樋75内にパチンコ玉が整列する。合流樋75内に整列したパチンコ玉のうち、最後尾のパチンコ玉が位置する箇所には、打込玉検出器76が設けられており、所定時間継続してパチンコ玉が検出されれば遊技領域28に発射されたパチンコ玉はすべて回収されたものと見なされる。すなわち、打込玉検出器76の検出状態により、パチンコ玉がすべて回収されたか否かが判断される。
【0059】
図7は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた封入玉循環径路についてさらに異なる実施の形態を示す図である。図7に示す循環径路は図6に示す循環径路と異なり、清掃などのために封入玉を一旦弾球遊技機設置島へ排出したり、あるいは弾球遊技機設置島から清掃済みの封入玉を供給できるように構成されている。パチンコ玉が封入されていないパチンコ遊技機では、弾球遊技機設置島を通じてパチンコ玉の供給および排出が常に行なわれているために、排出されたパチンコ玉を弾球遊技機設置島内で清掃などを行ないつつ、新たに清掃済みのパチンコ玉を弾球遊技機に供給することが可能である。
【0060】
しかしながら、本発明に係るパチンコ遊技機1ではパチンコ玉が封入されており、パチンコ玉の循環が弾球遊技機内で行なわれているためにパチンコ玉を一度に排出したり、あるいは供給することが困難である。そこで図7に示す封入玉循環径路には、弾球遊技機設置島からパチンコ玉の供給を受けることが可能な玉供給路372、および必要に応じてパチンコ玉の排出が可能な玉排出路373が設けられている。玉排出路373は開閉扉であり、通常はこの扉が閉成しているため、パチンコ玉が弾球遊技機内で循環する。必要に応じて開閉扉373を開成することでパチンコ玉を弾球遊技機設置島へ一度に排出することが可能である。なお、図7に示す封入玉循環径路のその他の構成は図6と同様であるので省略する。
【0061】
図8は、玉出レバー部376(図1参照)の動作を説明するための正面図である。玉出レバー部376はガイド材385により玉出通路378と連結されており、玉出通路378から進入したパチンコ玉はガイド材385に案内されて玉保持部378に進入する。玉保持部383は、玉出通路378の傾斜に沿うようにして逆コの字状で玉出部本体380に設けられており、パチンコ玉1つが進入可能なスペースに構成されている。さらに玉出部本体380には、パチンコ玉の排出操作を行なうための玉出レバー部381が設けられている。
図8(a)は、玉出レバー部376の操作が行なわれていない状態を示しており、玉出部本体380は弾性部材の一例であるスプリング382によりパチンコ玉を玉保持部382に保持させたままの状態を保っている。また、玉保持部材383は、内在するパチンコ玉が図面向かって前面に排出可能となるように構成されているが、玉出通路383により前面が塞がれているため、パチンコ玉は静止している。
【0062】
次に、玉出レバー381を図面矢印方向に押圧操作することにより、図8(b)に示すように、スプリング382が収縮して玉保持部383が玉出部379に位置する。すると、玉保持部383内のパチンコ玉は玉出通路387の拘束を逃れて前面に排出される。
【0063】
なお、玉保持部383内は、パチンコ玉が前面に転動するのを促すために図面手前に向かって下りの傾斜部384が設けられている。図8(b)において、玉保持部383が玉出部379に位置するときには、玉出通路378内のパチンコ玉は玉出部本体380側面で塞がれており、これによりパチンコ玉を1つずつ排出することが可能である。これにより、通常パチンコ玉を封入していない遊技機で行なわれている玉詰まりの解消時に係員がサービスとして入賞口等にパチンコ玉を入賞させる行為が本実施の形態の封入式のパチンコ機においても封入玉の数を変化させることなく可能となり、サービスの向上となる。
【0064】
なお、玉保持部383の大きさを適宜変更することにより、まとめて2つ以上パチンコ玉を排出させることも可能となる。
【0065】
玉保持部383から排出されたパチンコ玉はパチンコ遊技機1の前面板4を改正した位置にある玉出穴377(図1参照)より外部へ排出される。
【0066】
図9は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた封入玉の循環径路についてさらに異なる実施の形態を示す図である。図9に示す循環径路は図6あるいは図7に示した循環径路と異なり、合流樋75に過剰玉通路387が継合されている。そして、図6あるいは図7に示した循環径路に構成されていた玉出通路378は設けられていない。
【0067】
さらに、過剰玉通路387と合流樋75との継合位置には、ソレノイド389が励磁されることで開成する開閉板390が設けられている。ソレノイド389は、封入玉循環径路内を循環する所定数のパチンコ玉がすべて回収されたことが打込玉検出器76により検出されたことに基づいて励磁される。打込玉検出器76によるパチンコ玉の検出方法は図6および図7で説明したのと同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
【0068】
打球遊技中は、パチンコ玉がすべて回収されたことが打込玉検出器76で検出されないので、開閉板390は過剰玉通路387と合流樋75とを塞いでいる。
したがって、この状態では、入賞玉検出器74あるいはアウト口42から合流樋75へ流下するパチンコ玉は過剰玉通路387へ進入することなく、すべて打込玉出口77へ導かれる。これにより、打球遊技中は一定数のパチンコ玉が封入玉循環径路内を循環する。
【0069】
一方、打球動作が行なわれなくなると、パチンコ玉が合流樋75内に滞留して、パチンコ玉がすべて回収された旨が打込玉検出器76で検出される。これにより、ソレノイド389が励磁されて開閉板390が開成する。この状態で外部からパチンコ玉などが遊技領域28内へ投入された場合、そのパチンコ玉などは過剰玉通路387へ進入する。したがって、封入玉循環径路内を循環するパチンコ玉(封入玉)の数が増加することはない。なお、過剰玉通路387へ進入したパチンコ玉などは玉出穴377へ導かれる。そして、パチンコ遊技機1(図1参照)の前面板4を開成させた位置より、そのパチンコ玉などが排出される。排出されたパチンコ玉などは玉出穴377の下部に設けられた受皿(図示省略)に貯留される。
【0070】
すべてのパチンコ玉が回収されていた状態から、再度打球遊技が開始することで、打込玉検出器76により検出されている最後尾のパチンコ玉が打込玉出口77方向へ移動する。これにより、打込玉検出器76は検出対象物を失い、ソレノイド389の励磁が解除されて開閉板390が通過玉通路387を閉鎖する状態となる。したがって、発射されたパチンコ玉は過剰玉通路387へ進入することなく、封入玉循環径路内を循環する。
【0071】
以上の構成によれば、封入玉循環径路内のパチンコ玉を常に一定数に保つことができる。これにより、以下の効果を奏する。
【0072】
たとえば、前述のサービス玉を遊技場の係員などが遊技者に付与する場合においては、ガラス扉3が開成されて直接遊技領域28内へサービス玉としてのパチンコ玉が投入される。この時点において打球遊技は中断しており、すべての封入玉は封入玉循環径路内に回収された状態にある。したがって、開閉板390は開成状態にあるので、投入されたサービス玉などはすべて過剰玉通路387へ導かれて封入玉が増加することがない。これにより、封入玉が増加して入賞玉検出器74付近に封入玉が滞留し、検出器の動作不良や検出器付近での玉詰まりなどの発生を防止できる。
【0073】
また、ガラス扉3が開成されている状態で遊技者が小径玉等の不正玉を投入して遊技を有利に行なおうとする場合がある。この場合にも、投入された不正玉は過剰玉通路387へ導かれて玉出穴377より排出される。したがって、不正行為を防止することができ、封入玉の品質を常に一定に保つことができるという効果をも奏する。さらに、玉出穴377から排出されて受皿に貯留されているパチンコ玉をチェックすることで、不正球の有無を確認でき、不正行為があったか否かを知ることができる。また、遊技場の係員などが予め所定数のパチンコ玉を受皿に貯留しておくことで、サービス玉を必要とする際に、それらのパチンコ玉を利用することができ、遊技場の係員などがサービス玉としてのパチンコ玉を常に携帯する必要もなくなる。
【0074】
図10は、図9に示した封入玉循環径路における開閉板390の動作をさらに詳細に説明するための説明図である。図10(a)は、封入玉循環径路内を循環するパチンコ玉(封入玉)の回収を終えていない状態を示し、図10(b)は封入玉の回収を終えた状態を示している。
【0075】
図10(a)において、封入玉の回収を終えていない状態では、打込玉検出器76により、同一の封入玉が継続して所定時間以上検出されていないので、ソレノイド389は励磁されていない。したがって開閉板390はソレノイド389の係止部材391により係止されており、閉成状態にある。この状態にあっては、合流樋75を転動するパチンコ玉は過剰玉通路387に進入することなく、図の矢印方向へ向かい、打込玉出口77へ導かれる。
【0076】
一方、すべての封入玉が回収されれば、打込玉検出器76で同一の封入玉が継続して所定時間以上検出されることになる。なお、図10(b)においては、打込玉検出器76で検出されている封入玉の図示を省略している。打込玉検出器76の検出により、ソレノイド389が励磁されて係止部材391がソレノイド389側へ収縮する。これにより、開閉板390は係止部材391による係止から外れて、開閉板390に設けられている軸を中心にして図面に向かって右回りに所定角度回動し、開成状態となる。開閉板390が開成状態となることで、合流樋75と過剰玉通路387とが連絡する。これにより、合流樋75を転動するパチンコ玉はすべて図の矢印方向へ移動して、過剰玉通路387へ案内される。なお、開成板390は開成状態にある際には、パチンコ玉を過剰玉通路387へ案内するための案内部材としての役割をなしている。したがって過剰玉通路387は、その一部を欠切したものとなっている。
【0077】
次に、以上説明した発明の実施の形態における特徴点あるいは変形例などを以下に列挙する。
【0078】
(1) 図6および図7に示したように、合流樋75に玉出通路378を設けてサービス玉の利用などのために封入玉が外部に排出可能となるように構成した。しかしながら本発明に係るパチンコ遊技機1の構成はこれにこだわることなく、たとえば、打込玉出口77へ直接玉出レバー部376を設けてもよい。このような構成によれば玉出通路378が不要になる他、必要とあらばすべての封入玉を比較的容易に取出すことも可能となる。
【0079】
(2) 図9において説明したように、不正玉が遊技領域28に投入された場合には、その不正玉が過剰玉通路387へ導かれて外部へ排出されるので、不正行為が防止できる。ここに言う不正玉とは、たとえば、正規のパチンコ玉よりも径の小さいもしくは大きいパチンコ玉や、あるいは径は同一であっても何らかの外的作用が付加されたようなパチンコ玉を含む。さらに本発明に係るパチンコ遊技機では、パチンコ玉としての体をなさない釘やねじなどの異物、あるいは油などの液体をも排出可能である。
【0080】
(3) さらに、過剰玉通路387に通過玉検出器を設けて、過剰玉通路387を通過したパチンコ玉などを検出し、検出に基づいてスピーカ14,19から報知音が発せられるように構成してもよい。これにより、不正玉などが投入されれば、その旨が即座に遊技場の係員などに知らされるようになり、遊技機の管理がより容易なものとなる。
【0081】
(4) 図9に示した封入玉循環径路では、打込玉検出器76により封入玉がすべて回収されたことが検出され、その検出結果に基づいて開閉板390が開成するように構成した。これにより、封入玉以外のパチンコ玉はすべて過剰玉通路387へ導かれるので封入玉の数を一定にでき、かつ、その品質をも低下することのないものとした。しかしながら、本発明に係るパチンコ遊技機1の循環径路はこれに限るものではない。たとえば、以下のようにして封入玉検出器76を用いることなく、同様の効果を奏することも可能である。
【0082】
たとえば、合流樋75の一部にパチンコ玉が進入可能な開口部を設ける。開口部は、封入玉がすべて回収された場合に、最後尾の封入玉に続いてパチンコ玉が進入した場合に、該パチンコ玉の位置する所に設けるようにする。そして、合流樋75の径路のうち、少なくとも開口部を含む部分を傾斜を持つような構成にする。さらに開口部は、たとえば過剰玉通路387と係合する。このように構成することにより、一定数の封入玉が回収されて以降、外部から進入したパチンコ玉は自然と開口部より排出されることになるので、封入玉を一定数に保つことができる。この場合、合流樋75に設ける傾斜部分は、地に対して垂直にすればするほど封入玉が落下中に誤って開口部へ進入してしまうという不都合を防止できるが、あまりに垂直にすると開口部付近に回収された封入玉により後続する封入玉が弾かれて開口部へ進入するおそれがあるので適度な傾斜に調整する必要がある。
【0083】
その他、打込玉検出器76の不要な構成として、図9に示した過剰玉通路387を封入玉回収通路として利用し、逆に合流樋75の打込玉出口として構成された出口77から過剰玉が排出されるように構成することが考えられる。そして、開閉板390,ソレノイド389および封入玉が回収されたことを検出する役割としての打込玉検出器76を排除する。また、封入玉回収通路としての通路387の通路長さを封入玉がすべて回収されるのに必要かつ十分な長さとし、一定量の封入玉を超えては通路387に進入できないように構成する。なお、開閉板390を排除することに伴い、合流樋75と通路387とを隙間なく係合することが必要である。
【0084】
このように構成することで封入玉はすべて通路387に案内された後、打込玉出口としての出口377へ導かれる。そして、すべての封入玉が回収されれば、通路387と合流樋75との継合部分は封入玉で塞がれているので、外部から進入したパチンコ玉などはすべて玉出穴としての出口77から排出されるのである。なお、このような構成の場合には、スクリュー部370は、通路387へファール玉を案内するように構成する。
【0085】
(5) 図9に示した封入玉循環径路においては、過剰玉通路387を打込玉センサ76近辺に設けた。しかしながら、これにこだわることはなく、過剰玉通路387をアウト口42付近と、入賞玉検出器74付近とにそれぞれ設けた後、それぞれの過剰玉通路が所定位置で合流するように構成してもよい。この場合には、開閉板390はアウト口42と入賞玉検出器74付近にそれぞれ設けられた過剰玉通路387に設ける必要がある。これにより、たとえば、合流樋75に何らかの作用を及ぼすような異物が外部から投入された場合であっても、その異物が極力合流樋75へ進入する以前に過剰玉通路387側へ排出させることができる。
【0086】
【課題を解決するための手段の具体例】
図1に示すパチンコ遊技機1により、遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機が構成されている。さらに、図6ないし図9に示した合流樋75,アウト口42,打込玉出口77,入賞玉集合カバー部材72,ファール玉戻り口364,ファール玉戻り口363,スクリュー部370、および図1に示した遊技領域28により、封入された前述遊技玉が循環する循環径路が構成されている。図6および図7に示した玉出通路378および図9に示した過剰玉通路387により、前記循環径路に設けられ、前記遊技玉を排出可能な排出部が構成されている。さらに、図9に示した過剰玉通路387により、前記循環径路に設けられた排出部が構成されている。
【0087】
図8に示した玉出レバー381により、前記排出部から前記遊技玉を排出させるための操作を行なう操作手段が構成されている。そして、玉出レバー381が操作されることにより、所定数のパチンコ玉を遊技場の係員などが取出すことが可能となる。すなわち、前記操作手段の一例となる玉出レバー381の操作により、所定量の前記遊技玉の一例となるパチンコ玉を取出可能な態様で前記循環径路の一例となる合流樋75外部へ排出される。
【0088】
ここで、取出可能な態様とは、遊技場の係員など、遊技機管理者が封入玉を手にすることのできる態様を言う。したがって、循環経路の一部である合流樋75から排出された封入玉が遊技機管理者の手にわたるまでに図6および図7に示した玉出通路378や玉出レバー部376を介する場合をも含む。また、玉出孔377から排出された封入玉が直接遊技機管理者の手にわたることなく、パチンコ遊技機1の外部に用いられた受皿や専用の取出容器内へ貯留されるものであってもよい。そして、遊技機管理者の所定動作によってのみ、それらの封入玉を取出すことができるようにすることが考えられる。所定動作として、たとえば、所定の鍵による解錠動作などが考えられる。
【0089】
図9において説明したように、所定数の封入玉が打込玉検出器76により検出されると、ソレノイド389が励磁されて開閉板390が開成状態となる。これにより、所定量の封入玉以上のパチンコ玉などが封入玉循環径路内に進入しても、進入したパチンコ玉などはすべて過剰玉通路387へ導かれる。すなわち、打込玉検出器76,ソレノイド389,開閉板390により、予め定められた量を超える前記遊技玉を前記排出部から排出する排出手段が構成されている。
【0090】
また、開閉板390が開成状態にある場合には、正規のパチンコ玉以外の不正に改変されたパチンコ玉が封入玉循環径路内に進入してもすべて過剰玉通路387へ導かれるので、封入玉循環径路内に改変された不正なパチンコ玉などが混在することを防止できる。すなわち、打込玉検出器76,ソレノイド389,開閉板390により、前記封入されている遊技玉以外の遊技玉が前記循環径路内に進入した場合に、該遊技玉を前記排出部から排出する排出手段が構成されている。
【0091】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、遊技機内に封入された遊技玉のうち所定量の遊技玉を前記操作手段の操作により取出可能となるように排出できるので、遊技機管理者は前記遊技機に遊技玉の投入を必要とする場合であっても、遊技玉を持ち歩くなどする必要がなくなり、遊技機の管理が容易となる。また、前記遊技玉が前記玉出穴より排出された場合には前記玉出通路を埋めるまで遊技玉が前記玉出通路に進入し、該玉出通路が遊技玉で埋まった後に前記循環径路のうち前記玉出通路との分岐位置より下方の径路に遊技玉が流下する。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記操作手段の操作毎に前記玉出穴から遊技玉を1つずつ排出するために、1つ分の遊技玉を保持する玉保持部をさらに含む。
【0092】
請求項に記載の本発明によれば、遊技球がすべて回収されたことが打込玉検出手段により検出されると、前記循環径路と前記過剰玉通路との継合位置に設けられた開閉板が閉成状態から開成状態に変化して前記循環径路内の遊技球が前記過剰玉通路へ案内されて、予め定められた量を超える前記遊技玉が玉出穴から排出されるので、前記循環径路内を循環する遊技玉を常に所定量に保つことができ、これにより、遊技機内を循環する遊技玉が増加して前記循環径路内に遊技玉が詰まるなどの遊技玉の循環不良が発生することを防止でき、遊技機の管理が容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機および共通カードユニットを示す全体正面図である。
【図2】弾球遊技機に設けられた操作部17を示す図である。
【図3】弾球遊技機および共通カードユニットの一部内部構造を示す全体背面図である。
【図4】ドット表示器16の表示例を示す図である。
【図5】ドット表示器16の表示例を示す図である。
【図6】弾球遊技機の封入玉循環径路を示す図である。
【図7】弾球遊技機の封入玉循環径路を示す図である。
【図8】玉出レバー部379の一部内部構造を示す全体正面図である。
【図9】遊技機の封入玉循環径路を示す図である。
【図10】図9に示す封入玉循環径路における開閉板390の動作を詳細に説明するための説明図である。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、28は遊技領域、376は玉出レバー部、377は玉出穴、378は玉出通路、17は操作部、379は玉出部、76は打込玉検出器、75は合流樋、372は玉補給路、371は開成扉、373は玉排出路、381は玉出レバー、380は玉出部本体、385はガイド材、382はスプリング、383は玉保持部、387は過剰玉通路、25は発射玉検出器、24は打球ハンマー、26ファール玉検出器、363,364はファール玉戻り口、369はスクリュー軸、370はスクリュー部、72は入賞玉集合カバー部材、42はアウト口、74は入賞玉検出器、74はファール玉検出器、375は前面板開閉部、377は玉出穴、384は傾斜部、388は係止部材である。

Claims (3)

  1. 遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機であって、
    封入された前記遊技玉が循環する循環径路と、
    前記循環径路から分岐して設けられる玉出通路と、
    該玉出通路から遊技機外部へ前記遊技玉を排出するための玉出穴と、
    前記玉出通路から前記遊技玉を排出させるための操作を行なう操作手段とを有し、
    前記遊技機は、前記操作手段の操作により所定量の前記遊技玉を取出可能な態様で前記玉出穴から遊技機外部へ排出し、
    前記遊技玉が前記玉出穴より排出された場合には前記玉出通路を埋めるまで遊技玉が前記玉出通路に進入し、該玉出通路が遊技玉で埋まった後に前記循環径路のうち前記玉出通路との分岐位置より下方の径路に遊技玉が流下することを特徴とする、遊技機。
  2. 前記操作手段の操作毎に前記玉出穴から遊技玉を1つずつ排出するために、1つ分の遊技玉を保持する玉保持部をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技機内に封入された遊技玉を用いて遊技が行なわれる遊技機であって、
    前記遊技玉が循環する循環径路と、
    該循環径路から分岐して設けられる過剰玉通路と、
    該過剰玉通路から遊技機外部へ前記遊技玉を排出するための玉出穴と、
    予め定められた量を超える前記遊技玉を前記玉出穴から排出する排出手段とを有し、
    前記排出手段は、
    遊技球がすべて回収されたことを検出する打込玉検出手段と、
    前記循環径路と前記過剰玉通路との継合位置に設けられ、前記打込玉検出手段による前記検出により閉成状態から開成状態に変化して前記循環径路内の遊技球を前記過剰玉通路へ案内する開閉板とを含むことを特徴とする、遊技機。
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