JPH0318389A - 電子制御式パチンコ機における不正防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はコンピュータ制御により遊技を行う電子制御式
パチンコ機における不正防止装置に関するものである。

［従来の技術］ 遊技盤上に発射される遊技球の数を減算信号とし、ファ
ール球及び入賞球王個当たりの所定数の換算景品球数を
加算信号として演算回路により演算記憶すると共に、そ
の演算値が零になったことにもとづいて遊技球の発射を
不能状態とするようにされた電子制御式パチンコ機は、
例えば特開昭５２−１１８３５１号公報、特開昭６２−
２７８２９号公報により知られている。

［発明が解決しようとする課題コ ところで、この種の電子制御式パチンコ機においても一
般的なパチンコ機と同じように遊技盤の前面にガラス扉
が装着されており、遊技盤上で球止まり等が発生すると
係員が鍵によりガラス扉を開いて処理するようにしてい
る。従って、遊技客が合鍵を使用してガラス扉を開き遊
技球を不正に入賞させるような不正行為が行われる危険
性がある。また従来から磁石を用いて遊技球を入賞させ
るような不正行為も多発しており、これらの防止対策が
必要とされる。

そこで本発明の目的は、上述のような不正行為による被
害を確実に防止できるような電子制御式パチンコ機にお
ける不正防止装置を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達或するため本発明は、遊技盤上に発射され
る遊技球の数を減算信号とし、ファール球及び入賞球工
個当たりの所定数の換算景品球数を加算信号として演算
回路により演算記憶すると共に、その演算値が零になっ
たことにもとづいて遊技球の発射を不能状態とするよう
にされた電子制御式パチンコ機において、 前記パチンコ機本体に不正検出スイッチを設け、該不正
検出スイッチの作動に伴ない前記演算回路を停止するよ
うにしたものである。

［作用］ 不正検出スイッチが作動すると、出力部を介して停止信
号を演算回路に送り、該演算回路による換算景品球数の
加算を停止して入賞を無効とする。

［実施例］ 以下に本発明の−実施例を図面を参照して説明する。本
発明は、遊技球数データ等の各種信号要素を記録したカ
ードを元に所定の遊技機能を電子的に制御する所謂カー
ド式パチンコ機に応用した場合を示す。ただし、これは
単に例示しただけであるのは勿論であり、例えば実開昭
５　２　−　１　１．　８３５１号公報に開示されるよ
うにカードを使用しない他の電子制御式パチンコ機にも
同様に利用できる。

第１図は本発明の一実旅例のカード式パチンコ機の斜視
図、第２図は正面図を示し、１はパチンコ機本体、２は
その前面枠、３は遊技盤、４は遊技盤３の前面を覆うガ
ラス扉で、一側が前面枠２の前面に開閉自在に装着され
ている。前記遊技盤３の側方上部には遊技球の発射装置
１２が設けてあり、また遊技盤３の表面のガイドレール
１３で囲まれた遊技部１１には複数の入賞球受口１４と
アウトロ１５及びファール球排出口２９が設けられてい
る。５は前面枠２の前面下部に設けられた装飾用パネル
部でその装飾パネル部５上に遊技球を発射するための回
動ハンドル６と、遊技球数を磁気記録等で４ 記録したカードのカード挿入口７と、持球デジタル表示
部８と、貸球購入セレクトボタン９と、精算ボタン１０
等を設けている。

第３図は本発明の一実施例のカード式パチンコ機の裏面
図であり、遊技盤３の裏面には遊技球集合部１６が形或
される。遊技球集合部１６は、プラスチックなどの合或
樹脂材料でカバー状に構或され、その遊技盤３の裏面と
相対する板状部１６ａの内側に仕切壁１６ｂを設けて上
部に入賞球集合径路ｌ７を、下部にアウト球集合径路１
８を区画形威している。

前記入賞球集合径路１７とアウト球集合径路ｌ８とは仕
切壁１６ｂに開設した導出路１９レこより連通されてお
り、その導出路１９に入賞球の通過ごとに作動する入賞
球検出センサ２０を設けている。またファール球排出口
２９から流出するファール球を遊技球集合部１６へ導く
誘導通路３０を設け、その誘導通路３０にはファール球
が流下すると作動するファール球検出センサ４３を設け
ている。また、遊技盤３の裏面において側枠２の一側に
は入賞球集合部１６の出口］．６ｃから流出する遊技球
を上方へ揚送する還元機２１と、還元機２１により揚送
されてくる遊技球を一列で螺旋状に整列させて収容する
螺旋タンクレール２２と、該螺旋タンクレール２２に並
ぶ遊技球を１個づつ発射装置１２に供給する遊技球供給
装置２３を設けている。

前記発射装置１２は、第４，６図及び第８図に示すよう
レ；遊技球の発射位置１２１と、該発射位１１２１に供
給された遊技球を検出する発射球検出センサ１２７と、
該発射位置１２１の遊技球を遊技部１ｌに発射する打球
杆１２２と、該打球杆廓動用のモータ１２３とから大略
構或される。前記発射位置１２１はガイドレール１３の
端部を略Ｌ字状に折曲げて形或され、その水平下面に打
球杆１２２の打球部１２２ａが臨む透孔１２１ａが穿設
される。前記打球杆１２２は軸１２４により装置板１２
５に回動自在に支持され、その打球部１２２　ａが発射
位置１２１の透孔１２１ａに下方から臨む。また打球杆
１２２の側面には係合ピン１２２ｂが突設されている。

前記モータ１２３の出力軸１２３ａにはカム１２６が固
着されており、該モータ１２３の駆動で回転するカム１
２６が前記係合ピン１２２ｂと係合又は離脱して打球杆
１２２を反復回動させ、第６図実線で示す復動時に発射
位置１２１の遊技球を遊技部１］に発射する。また前記
打球杆１２２にはワイヤ２４を介して引ばね２５の一端
が係止されており、該引ばね２５の他端はワイヤ２６を
介して回動ハンドル６の軸６ａに固着された巻取プーり
２７に止着されている。従って、回動ハンドル６を回動
操作することによってワイヤ２６が巻取プーり２７に巻
取られると共に、引ばね２５が伸長するもので、回動ハ
ンドル６の回動度合により打球杆１２２による遊技球の
弾発力が自由に調節できるようになっている。また巻取
プーり２７の周面には回動ハンドル６の回動操作に伴な
いオンしてモータ１２３を駈動させるためのスイッチ２
８を殻けている。

前記還元機２１は、第５図及び第８図に示すように垂直
方向に起立して周面に遊技球が嵌入し得る溝部３１を螺
旋状に設けた螺旋回転体３２と、該螺旋回転体３２の軸
方向でありかつその側面と平行に設けられた案内板３３
とを有する。螺旋回転体３２は側枠２に固着されたコ字
状の支持板３４に上下端が回動自在レこ支持され、その
不端に該螺旋回転体３２を回転させるためのモータ３５
を設けている。一方、前記案内板３３は断面コ字形をな
す樋状に形或され、枠部材３６を介して支持板３４に着
脱可能に装着される。そして螺旋回転体３２の側面に対
向する内側表面に磨布を貼着する等の適宜な球磨面３７
を形或し、この球磨面３７と螺旋回転体３２の溝３１に
よって遊技球を工個づつ上方へ移送する揚送路３８を形
成している。揚送路３８の下端は導入路３９を介して遊
技球集合部ｌ６の出口１６ｃと連通し、上端は導出路４
０を介して螺旋タンクレール２２に連通している。

前記螺旋タンクレール２２は、上方から下方に向けて遊
技球が一列で並ぶ球流路２２ａを螺旋状に形或したもの
で、その球流路２２ａの距離は本実施例の場合少なくと
も循環使用される遊技球（約５０個）のすべてが並ぶよ
うに選ばれる。これによって、小さなスペースですべて
の遊技球を貯留することができ、遊技球の交換を必要と
する際のカセット化の達或や還元機２１の球磨面３７が
汚れた際の交換作業が非常に簡便となる。

７ 前記遊技球供給装置２３は第４図及び第７図に示すよう
に、発射位置１２１の側部に軸４１により回動自在に軸
支され、第７図実線で示すように常にはコイルばね４２
の付勢で反時計方向に回動されて螺旋タンクレール２２
の球流路２２ａに並ぶ先頭の工個の遊技球を受け入れて
保持する球受部２３１を一体に有した供給レバー２３２
とソレノイド２３３とから或り、該ソレノイド２３３の
励磁によって第７図鎖線のように下方に突出するプラン
ジャ２３４で供給レバー２３２を時引方向に回動し、そ
れによって球受部２３１の遊技球を１個づつ発射位置１
２１に供給するように構或される。

一方、前記装飾パネル部５の内部にはカード挿入口７に
挿入されたカードの記録情報を読み取ることができるカ
ードリーダー４５と、カードに記録された遊技球数デー
タ等を記憶する記憶手段４４ａ、入賞球検出センサ２０
及びファール球検出センサ４３の信号を（＋）の入力と
して加え、発射球検出センサ１２７の信号を（−）の入
力として加えて加減の演算を行う演算手段４４ｂ、記憶
手段４４ａの記憶値８ が零になったことにもとづいて発射装置１２による遊技
球の発射を停止する制御手段４４ｃ等を有するコンピュ
ータ４４を設けている。

上記構成からなるカード式パチンコ機は、遊技客が所定
数の遊技球数を記録したカードをカード挿入口７に挿入
すると、カードはカードリーダー４３に取り込まれてそ
のカードに記録されている遊技球数データ等のチェック
が行われる。そしてその遊技球数データはコンピュータ
４４の記憶手段４４ａに送られて記憶されると共に、持
球デジタル表示部８に送られて表示される。また発射装
置１２、遊技球供給装置２３の遊技停止状態を解除して
遊技球の発射を可能とすると共に、還元機用のモータ３
５を駐動させる。

従って、遊技客が回動ハンドル６を回動操作するとスイ
ッチ２８がオンして打球杆睨動用のモータ１２３が廓動
すると共に、ソレノイド２３３が励磁し、該ソレノイド
２３３の励磁により螺旋タンクレール２２に並ぶ遊技球
が王個づつ発射球検出センサ１２７で検出されて発射位
置１２１に供給される。そして、発射位置１２１に供給
された遊技球は、モータ１２３の廓動に伴なうカム１２
６と係合ピン１２２ｂとの係合又は離脱による打球杆１
２２の反復回動により遊技盤３の遊技部１１に発射され
る。前記発射球検出センサ１２７からの発射信号は（−
）信号としてコンピュータ４４の演算手段４４ｂに送ら
れ、記憶手段４４ａの記憶数から↑が減算されかつ記憶
されると共に、持球デジタル表示部８に１を減じた数を
表示していく。

一方、遊技部１１に発射された遊技球が入賞球受口１４
に入賞すると、該入賞球は遊技盤３の裏面の入賞球集合
部１６の入賞球集合径路１７に導かれると共に、入賞球
検出センサ２０を通過しながらアウト球集合径路１８に
集合される。またアウト球はアウ１・口１５から入賞球
集合部１６のアウ１・球集合径路１８に集合されて入賞
球とともにその出口１６ｃから導入路３９を径で還元機
２１の揚送路３８に導入される。

そして、前記入賞球検出センサ２０からの信号は、入賞
球一個についての景品球の数に換算した数例えば（＋１
３）信号としてコンピュータ４４の演算手段４４ｂに送
られ、記憶手段４４ａの記憶数に入賞球一個当たり１３
が加算されてぃき持球テジタル表示部８にその加算数が
表示される。また発射位置１２１から発射された遊技球
の弾発カか弱くてミス発射となりファール球排出口２９
に受けられると、該遊技球はファール球として遊技盤３
真面の誘導通路３０に導かれ、ファール球検出センサ４
３により検出されながら入賞球集合部１６のアウト球集
合径路１８に集合されて入賞球、アウト球と同じように
還元機２１の揚送路３８に導入される。そして、鋪記フ
ァール球検出センサ４３からの信号は（＋）信号として
コンピュータ４４の演算手段４４ｂに送られ、記憶手段
４４ａの記憶数に１が加算されかつ記憶されると共に、
持球デジタル表示部８にｌを加算した数が表示される。

このため、ファール球は発射球検出センサ１２７からの
信号により記憶数がら工減算されるもファール球検出セ
ンサ４３からの信号によって１加算されることになるの
で実質上減算にならない。

このようにして遊技部１１に発射された遊技球はｌ１ 入賞球、アウト球、ファール球のいづれかとなりすべて
入賞球集合部１６に集合されて還元機２１の揚送路３８
に導入される。そして、揚送路３８に導入された遊技球
は、螺旋回転体３２の回動にともないその周面の講３１
と案内板３３とで係止保持されつつ該案内板３３の内側
表面に沿って上昇する。この際に、案内板３３の内側表
面に磨布を貼着して球磨３７が形或されているため、遊
技球は該球磨面３７で摩擦摺接され、表面の汚れを除去
して十分に球磨きされつつ順次上昇し、上方の出口より
導出路４ｏへと揚送され、さらに螺旋タンクレール２２
へと導かれて循環使用される。

そして、遊技中に記憶手段４４ａの記憶が零になると終
了信号が制御手段４４ｃに送られ、該制御手段４４ｃに
より発射装ｉ１２のモータ１２３を止め以後の遊技球の
発射を抑止して遊技を不可能にする。

また打止数に達したり記憶手段４４ａに持球数が記憶さ
れている状態で遊技を中止する場合には精算ボタン１０
を押す。これによって、中止信号が送出されて前述と同
じように遊技を不可能にすると共１２一 に、カードに持球数の書込みを行った後、該カードをカ
ード挿入口７から排出して遊技客に返却する。

しかして本発明では、前記パチンコ機本体１に、ガラス
扉４が開放されると作動する不正検出スイッチ４６及び
磁力を検知すると作動する不正検出スイッチ４７を設け
る。前記不正検出スイッチ４６は、例えばマイクロスイ
ッチであり，第１０図に示すようにガラス扉４と遊技盤
３との空間部に位置させて遊技盤３の表面に固着し、ガ
ラス扉４が閉じた状態ではこれのアクチュエー夕片４６
ａが押されてオフ状態にあり、ガラス扉４が開放される
とアクチュエー夕片４６ａがガラス扉４による押圧から
開放されてオンするようになっている。また不正検出ス
イッチ４７は、例えば磁石の接近に伴ない磁界が作用す
るとオンする磁気検出センサであり、第１１図に示すよ
うに中央の入賞球受口１４に近接して遊技盤３の裏側に
設けられる。そして、これら不正検出スイッチ４６．　
４７がオンすると前記演算手段４４ｂの演算回路を停止
する信号を出力部４４ｄから送出し、演算を停止させる
ように構或する。

このように構成された不正防止装置では、ガラス扉４を
開放すると不正検出スイッチ４６がオンし、また磁力を
検知すると不正検出スイッチ４７がオンして演算手段４
４ｂの演算回路を停止する信号が出力部４４ｃから出さ
れ、演算を停止する。従って、この状態で入賞球検出セ
ンサ２０から信ひが演算手段４４ｂに送られても換算景
品球数が加算されず結局人賞が無効となるもので、これ
しこよって不正行為を確実に防止できる。尚、必要に応
じて不正検出スイソチ４６．　４７がオンしたとき警報
ランプの点灯や警報ブザーを鳴らすように回路構成する
と不正防止がより効果的となる。

［発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、遊技客が合鍵によりガ
ラス扉を開放したり又は磁石を入賞口に近づけたりする
と不正検出スイッチを作動させて演算回路を停止し、入
賞球検出信号が演算回路に送られてもその換算景品球数
を記憶手段の記憶数に加算記憶させないようにしたので
、合鍵や磁石を使用した不正を確実かつ効果的に防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実旅例を示すもので、第↓図はカート
式パチンコ機の斜視図、第２図は同正面図、第３図は一
部断面にして示す裏面図、第４図は発射装置部分の斜視
図、第５図は還元機部分の斜視図、第６図は発射装置部
分の正面図、第７図は遊技球供給装置部分の正面図、第
８図は発射装置への遊技球の供給状態を示す平面図、第
９図は還元機への遊技球の導入状態を示す平面図、第１
０図及び第１１図はパチンコ機の部分平面図、第１２図
はブロック図である。 １・・・パチンコ機本体、３・・・遊技盤、４６．　４
７・・・不正検出スイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 遊技盤上に発射される遊技球の数を減算信号とし、ファ
   ール球及び入賞球１個当たりの所定数の換算景品球数を
   加算信号として演算回路により演算記憶すると共に、そ
   の演算値が零になったことにもとづいて遊技球の発射を
   不能状態とするようにされた電子制御式パチンコ機にお
   いて、 前記パチンコ機本体に不正検出スイッチを設け、該不正
   検出スイッチの作動に伴ない前記演算回路を停止するよ
   うにしたことを特徴とする電子制御式パチンコ機におけ
   る不正防止装置。