JPH02289891A - 貼り替え防止用貼着材およびその製法 - Google Patents

貼り替え防止用貼着材およびその製法

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JPH02289891A
JPH02289891A JP29571389A JP29571389A JPH02289891A JP H02289891 A JPH02289891 A JP H02289891A JP 29571389 A JP29571389 A JP 29571389A JP 29571389 A JP29571389 A JP 29571389A JP H02289891 A JPH02289891 A JP H02289891A
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松口 正
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松口 昇
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は貼り替え防止用貼着材およびその製造方法に
関し、特に、たとえば値札や容器の開口部に貼着する貼
り替え防止用ラベル等に用いるに好適な貼り替え防止用
貼着材およびその製造方法に関する. (従来技術) 従来、値札等として用いられる貼り替え防止用ラベルは
、表面基材に適宜なミシン目または切目を入れておき、
たとえば店頭等でそれを剥がして他の値札と貼り替えよ
うとしたときには、ミシン目や切目で分離・破損して、
剥がされようとしたことが一目で判別することができる
ようなものが知られている. 一方、容器の開口部に未開封状態を表示するために貼着
される貼着祇は、パッケージの開口部分の材料およびそ
の表面処理方法などによっては、たとえば店頭の陳列棚
にならべられた商品を手に取り、その場で容易に剥がす
ことができ、異物等をパッケージの中に混入させた後剥
がしたことがわからないように再び貼着することができ
るので、外からその貼着紙を見ただけではパ・7ケージ
がすでに開封されたかどうかわからない.そのために、
そのバッケージの内容物に、手を加えられたりしてしま
うおそれがある。たとえば、バフケージ内のお菓子に毒
物が混在されたりするかごと《である。
そこで、最近では、貼着後剥離したことがわかる貼着フ
ィルムが、市場に出回るようになった。
第9図は、そのような貼着フィルムを示す断面図である
この貼着フィルム10は、フィルム12を含み、このフ
ィルム12の裏面の一部には、シリコン層14が形成さ
れる。そして、その面に金属が蒸着された蒸着層16と
して形成される.したがって、この蒸着111tl6の
一部は、シリコン層14が介在されることによって、フ
ィルム12に直接蒸着されていない.さらに、蒸着層1
6と剥離シ一ト17とが感圧性接着剤層1日で仮着され
る。
この貼着フィルム10は、剥離シ一ト17を剥がし、露
出した接着剤層18の面をパッケージの開口部分(図示
せず)に押し当てて貼着される。
そして、開口部分に貼着された貼着フィルム10が剥が
されれば、シリコン層14によってフィルム12に直接
蒸着されなかった蒸着層16′の部分のみが、接着剤層
18で開口部分に接着されたまま残り、残った所と剥が
れた所により所定の文字「開封済」等が現れることとな
る。さらに、開口部分を開封すれば、そこに貼着され残
っている蒸着層16′が切られまたは引き裂かれ、これ
によって開封状態がわかるのである。
(発明が解決しようとする課題) ところが、このような貼着フィルム10は、その金属が
フィルム12およびシリコン層14に蒸着されるので、
被蒸着剤としてのフィルムは、ポリエステル等に限定さ
れる上にその他諸々の条件を満たすことも必要で、コス
ト高になるという弊害を有していた。また、フィルム1
2を剥がした時に、フィルムl2とともに引き剥がされ
た部分において、被貼着材の貼着部分に残存し露出した
接着剤層l8の表面かへトつき、埃がつく等の欠点を有
し、衛生上も問題点を有していた。しかも、露呈した接
着剤層18の粘着力によって、再びフィルム12を貼着
することも可能であり、初期の目的を達成できないもの
であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、貼着後剥離され
たことがわかり、しかも蒸着工程を必要としない貼着材
の製造方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) この発明の第一の発明は、第1の層と、第1の層上に樹
脂フィルムを重ね合わせ積層接着された第2の層と、第
2の層上に積層された接着剤層を含む、貼着材であって
、第1の層を第2の層から剥離せしめるのに要する力を
aとし、接着剤層の被貼着材との接着力をbとしたとき
、下記式a<b を満足する貼り替え防止用貼着材である。
この発明の第二の発明は、第1の層を第2の層から剥離
せしめるのに要する力をaとし、接着剤層の被貼着材と
の接着力をbとしたとき、下記式a<b を満足する貼り替え防止用貼着材の製法であって、(a
)第1の層の一方主面上に合成樹脂フィルムを重ね合わ
せて、接着層をもって接着して第2の層を形成するステ
ップと、 (b)前記第1の層に積層された第2。の層の面に接着
剤層を積層するステソブとを含む、貼り替え防止用貼着
材の製法である。
(作用) この発明によれば、第2の層が第1の層の表面に剥離可
能な状態で仮に接着して積層される。
(発明の効果) この発明によれば、フィルム等が第1の層に重ね合わせ
接着層をもって接着することにより積層されるので、従
来のように蒸着を行なうことなく製造することができる
。さらに、第2の層が切られたり引き裂かれたりすると
、再びもとの状態にもどらないので、第2の層が分離さ
れたことがわかる。したがって、貼着された貼着材が剥
離されたことが一目でわかり、しかも従来必要だった蒸
着工程を必要としない貼着材が得られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行なう以下の実施例の詳細,な説明
から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の第一の発明の一実施例を示す断面図
である。この実施例の貼着材10は、ラベル等として用
いられるもので、第7図に示す如く、貼着材10Aの上
に貼着材10Bが巻き重ねられるといったように、ロー
ル状に巻かれている。
そして、第1の層としての表面層12の表面に、剥離層
14が積層され、該剥離層14の表面に、第2の層とし
ての樹脂層16が積層され、該樹脂層16の表面にさら
に、接着剤層18が積層されてなる。
第2の層を形成する樹脂層l6は、樹脂N16の主面に
形成された接着層16bの接着力をもって、剥離層14
に重ね合わせ接着されている。
そして、表面層12の主面には印刷層24が形成され、
さらに、巻き重ねられる貼着材10Bの接着剤層18に
接合する貼着材10Aの表面N12の表面には、第2の
剥離層26が形成され、以下、順次同様に形成されてい
る。また、表面層l2の剥離層14側主面には、銀刷等
のべ夕印刷層23が形成され、樹脂層16の接着剤層1
8側表面にも印刷層22が形成されている。従って、印
刷N23によって、隠ぺい力が増して表面屡12側より
印刷層22が透視することができなくなり、しかも剥離
層14の塗膜安定を図ることができる。
もっとも、印刷層22,23.24は形成しなくてもよ
い。
そして、長尺帯状の貼着材10は、所定間隔をおいてミ
シン目等の切目28が穿設され、所定の細片に切断し得
るように構成されている。
表面層l2は、樹脂層工6が切れたり引き裂かれたりす
るのを防止するために形成されたものであり、剥離層l
4を介して樹脂層16が仮着されている。なお、表面層
12の例としては、たとえば紙.合成紙.セロファン,
ポリスチレン,ポリエステル等のフィルム又はアルミホ
イルなどがあげられるが、この貼着材10を切り離して
なる貼着片10aを折り曲げて封かん部分に貼着したと
きには、樹脂N16の接着力に抗して、表面層12が元
の状態に復元しようとして剥離しないような比較的柔軟
なものがよい。
剥MF!il4は、樹脂層l6と表面層l2とを再貼着
ネ可能な状態に剥離することが容易になるように形成さ
れたものであり、たとえばシリコン樹脂,フッ素樹脂.
ワックスなどの剥離剤を塗布してなり、樹脂層16と表
面層12との間に形成される。
樹脂JW16は、たとえばパッケージの開口部分を封か
んするためのものであり、また、その封かん部分が開封
された際、切れたり引き裂かれたりして開封状態となす
ためのものである。樹脂層16は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ボリスチレン、ウレタン等の樹脂からなる
フィルムをもって形成され、接着層16bは、接着剤層
18より接着力の弱い、接着剤16b′をもって形成さ
れたものである.なお、樹脂層16の他の例としては、
比較的弱い力を加えることによって切ったり引き裂いた
りできるように形成された、金属粉末が合成樹脂に混融
されてなる合成樹脂フィルムからなる樹脂層などがあげ
られる。
接着剤層18は、貼着材10にて所定形状に成形されて
なる貼着片10aに接着力を与えるためのものであり、
たとえば感圧型接着剤などの接着剤からなり、樹脂層1
6の表面に形成される。
なお、この貼着材10は、表面層l2を剥離層14にて
樹脂層16から剥離せしめるのに要する力をaとし、接
着剤層18がバッケージ等の被貼着材に接着されたとき
の被貼着材との接着力をbとし、巻き重ねられた貼着材
10において、隣接する貼着材10AとIOBのうち、
貼着材10Bの接着剤JW18をそれと接合した貼着材
10Aの第2の剥離層26より剥離せしめるのに要する
力をCとすると、各々の部分の剥離に要する力が、式c
<3<bを満たすように構成する。
なお、剥離層14は樹脂層I6と接着層16bとの間に
形成し、前記した式を満足するように構成してもよい。
使用するには、まず、ロール状の貼着材10を引き出し
、隣接する貼着材10Aより剥がしつつ所定長さを引き
出した後、ミシン目等の切目28において所定のラベル
10aに切り離し、接着剤層18によって、たとえば、
第8図(a)に示す如く、値札として貼着したり、お菓
子のパフケージの開口部分に貼着する。また、第8図(
b)および(c)に示す如く、カンやビンの蓋の開口部
分を完全にシールする場合には、ミシン目等の切目28
が不要で、一連のものとして使用するとよい。
このように表面層12および樹脂層16などからなる貼
着片10aが貼着されたバッケージの開口部分を開ける
ためには、貼着された貼着片10aを剥がし、その封か
ん部分を開けなければならない。この場合、表面層12
が樹脂層16に剥離N14を介して弱く仮着され、一方
、樹脂層16がバッケージの開口部分に接着剤層18で
強く接着されているので、貼着片10aを剥がそうとす
れば表面層12しか剥がすことができず、樹脂層l6が
接着剤層l8とともに封かん部分に貼着されたまま残る
。したがって、一度表面層12を剥離したならば、再び
表面層12を樹脂層l6の表面に再貼着することができ
ず、もとの状態にはもどらないので、開封状態であるこ
とが一目瞭然にしてわかるのである。
そして、完全にパッケージの開口部分を開けるためには
、引き剥がされずに残存している樹脂層16を切ったり
引き裂いたり、あるいは、開口部分から剥離しなければ
ならない。
なお、封かん部分を開けるために、表面層12を剥がす
際、それと同時に樹脂層16を切ったり引き裂いたりし
た場合も、上記同様に樹脂層16の状態を見れば、その
開封状態がわかるのである。
なお、この例では、貼着片10aが、お菓子のバ.7ケ
ージに使用されたが、このほかに薬のパフケージ,封筒
,袋などの封かんすべき部分、そして、価格を表示した
値札として使用され得ることは当然である。
以下、この発明を、この発明にかかる貼着材の製造装置
の一例に基づいて説明することにより、より一層明らか
にする 以下、第1図に示した貼着材の製法の一例を、製造装置
の一例に基づいて説明する。
第2図及び第3図は、第1図に示した貼着材を用いる積
層体を製造するための装置の一例を示す図解図である。
この積層体30は、表面層12の上に、剥離層14およ
び樹脂層16を、その順序で積層したものである。
装置100は、帯状の表面層12を形成する表面材12
aをロール状に保持するための保持ローラ102を含む
。保持ローラ102に保持された表面材12aは、その
一端がときほどかれて、剥離剤塗布装置104に導かれ
る。
剥離剤塗布装置104は、表面材12aの一方の表面に
、たとえば、シリコン樹脂,フン素樹脂などの剥離剤1
4aを印刷塗布するためのものであり、2つのローラ1
04aおよび104bを含む。ローラ104aは、その
下部がバンl04cに溜めた剥離剤14aに浸漬されて
いる。したがって、ローラ104aおよび104bを回
転させることによって、それらの間に導かれた表面材2
0aの表面に剥離剤14aが、印刷塗布される。
なお、剥離剤塗布装置104としては、グラビアロール
コーター.リバースロールコーター,エア一ナイフコー
ター等の塗布装置を用いてもよく、又、オフセット印刷
機,スクリーン印刷機などの公知の印刷機を用いてもよ
い。
そして、剥離剤14aが印刷塗布された表面材12aは
、たとえばヒータを含むドライヤー106に導かれる。
ドライヤー106では、表面材12aに印刷塗布された
剥離剤14aが乾燥されて剥離層14として形成される
。このように剥離層14が形成された表面材12aは、
巻き取り装置108に導かれる。
次に、再び、巻き取り装置108に巻き重ねられたロー
ル状の表面材12aを、剥離剤塗布装置104の保持ロ
ーラ102に装填する。そして、前記したと同様に、表
面JW12の剥#J’!14面とは反対側の主面に、前
記剥離[14の剥離力と比較して軽い剥離力の剥離剤を
塗布して、第2の剥離層26を形成する。
このように、この実施例では、剥離力を表面材12aの
両主面において、異ならしめている。すなわち、剥離層
14の方が、第2の剥離層26より重い剥離力としてい
るが、これは、例えば剥離剤の成分を異ならせて剥離力
に差異をつけたり、あるいは、剥離剤の塗布量を変えて
差異をつける。
そして、更に第2の剥離N26が形成され、ロール状に
巻き重ねられた表面材12aは、第3図に示された別の
樹脂フィルム161の積層装置110に装填される。
この装置においては、フィルム16’を表面層12の表
面の剥離N14表面上に、重ね合わせ積層する積層装置
110が設けられている。
積層装置110は、接着剤16bを積層体30の剥離層
14の表面に塗布する装置117と、フィルム16′を
巻き重ねた巻き重ね体を装填する装置118を含む。接
着剤塗布装置117は、ローラ112と接着剤16bを
貯めるバン116を含み、供給装置より引き出され導か
れた積層材32の剥離層14の表面に、接着剤16bを
ローラ112の回転に伴い塗布した後、巻き重ね体を装
填する装置118より別途導かれたフィルム16′が、
前記接着剤16bの表面に重ね合わせ接着する。
このように、積層材32の剥離N14の表面に接着層1
6bを介してフィルム16′が積層された積層体30は
、接着装置119に導かれる。接着装置としては、接着
剤16bとして、PVA系、酢ビ系、アクリル系等の水
溶性樹脂を含む接着剤あるいは塩酢ビ、ウレタン、アク
リル等からなる溶剤型接着剤を用いる場合は、「乾燥器
」を用い、ゴム系、EVA系のホットメルト型接着剤を
用いる場合は、「冷却器」を用いる。
このようにフィルム16′が重ね合わされ第2の層たる
樹脂層16が形成されてなる積層体30を、つぎに切取
り用ミシン目等を形成する切目形成装置136に導く。
切目28は、多数の同一の配列を分割するようにして形
成され貼着材10を、1枚づつ分割することを容易にす
る。
このように切目28が形成された積層体30は印刷装置
130に導かれ、樹脂層16の表面に適宜「開封済」等
の適宜な画線を印刷装置130にて印刷し巻き取り口ー
ラ140に巻き取る。
なお、.例えばパッケージ等の被貼着材の表面にあらか
じめ「開封済」等の所定の画線を印刷しておき、表面層
12を剥がしたとき、樹脂層l6を通して、被貼着材に
形成された画線を透視し得るようにすれば、印刷層22
を形成しなくてもよい。
また、切目28を形成しない貼着材の場合には、切目形
成装置136で切目28を形成しなくてもよいことは当
然である。
第4図は第3図に示した積層体30を用いて、さらに接
着剤層18を積層するための装置の一例を示す図解図で
ある。
装置150は、塗布装置152を含む。
塗布装置152は、積層体30の樹脂層16の表面に接
着剤18aを塗布するためのものであり、メインローラ
154と該メインローラ154に対向して設けられたロ
ーラ156を含む。そして、メインローラ154はその
下部がバン158に溜められた接着剤18aに浸漬され
ており、メインローラ154とローラ156とに挟まれ
ている積層体30の樹脂層16の表面に、メインローラ
154で接着剤18aが塗布される。
そして、接着剤18aが印刷塗布された積層体30は、
たとえばヒータを含む乾燥機122に導かれる。乾燥機
122では、積層体30に印刷塗布された接着剤18a
が乾燥されて接着剤Jil8として形成される。そして
、接着剤N18と積層体30が積層されてなる貼着材1
0は、巻き取り口ーラ160に導かれる。
このようにして、製造された貼着材IOをもってラベル
化するためには積層体30を、印刷装置等を含むラベル
を製造するための装置に装填すればよい。
前記実施例においては、第2の剥離層26を形成する前
に、「商品名」等の適宜な画線を表面層120表面に印
刷してなる印刷層24が形成されている。もっとも、こ
れらの印刷層22,23.24は、単独もしくは2層以
上の組み合わせとして形成してもよく、また全く形成し
なくてもよい。
なお、接着剤層18を形成する接着剤18aは、感圧型
接着剤を用いてもよいが、第5図に示すような枚葉型(
シート状)の貼着材10を形成するときには、感圧型接
着剤では、不用意に接着するので、水で濡らすと直ちに
溶解して強い接着力を示すような再湿型接着剤を塗布す
ればよい。
この再湿型接着剤としては、たとえば水溶性ポリエチレ
ンやボバール(PVA)や澱粉糊等の澱粉系の接着剤を
用いる。なおこのような、枚葉型(シート状)の貼着材
10の場合には、第1図に示すような、貼着材10とは
異なって、第2の剥離N26を表面層12の表面に形成
する必要性がなく、表面層12の表面上に、第5図に示
すように「商品名」,「価格J等の画線を適宜印刷して
印刷層24aを形成してもよい。
また、切目も、第5図に示すように、ミシン目からなる
幅方向の切目28aと長さ方向の切目28bとにより幅
広のシート状貼着材10を所定の大きさに区画し、切目
28aおよび28bにて切り離すことにより、適宜な大
きさの貼着片10aを形成するようにしてもよい。
また、接着剤層18を形成する接着剤18aとしては、
常温では表面に粘着性がないが、加熱すると活性化し粘
着力を生じる惑熱タイブの接着剤を用いてもよい。感熱
タイプの接着剤としては、加熱により接着剤が活性化す
る、例えば、ポリエチレンのような熱溶融性樹脂を主体
とした粘着性を有し冷却されることで接着される接着剤
を用いてもよい。かかる接着剤を積層体30の第2の層
である樹脂層16の表面に塗布する場合には、たとえば
、第6図に示すような、適宜な温度に加熱しながら接着
剤を塗布する塗布装置158を用いて塗布すればよく、
接着剤18aが印刷塗布された積層体30は、冷風を吹
き出す装置を含む乾燥器124に導き、接着剤18aを
乾燥して接着剤層18を形成する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る貼着材の一例を示す断面図であ
る。 第2図および第3図は、第1図に示した貼着材に用いる
積層体を製造するための装置の一例を示す図解図である
。 第4図は第3図に示した積層体30を用いて、さらに接
着剤層1日を積層するための装置の一例を示す図解図で
ある。 第5図はこの発明にかかる製造方法の一例によって製造
された貼着材を示す斜視図である。 第6図は、接着剤N18を積層するための他の装置を示
す図解図である。 第7図は、この発明の一実施例たる製造方法によって製
造された貼着材を示す斜視図である。 第8図はこの発明にかかる貼着材の使用方法を示す斜視
図である。 第9図は従来例を示す断面図である。 図において、10は貼着材、IQaは貼着片、12は表
面層、14は剥離層、14aは剥離剤、l6は樹脂層、
16′はフィルム、18は接着剤層、18aは接着剤、
22は印刷層、23は印刷層、24は印刷層、26は第
2の剥離層、30は積層体、102は保持ローラ、10
4は剥離剤塗布装置、104a,104bはローラ、1
04cはバン、106はドライヤー 108は巻き取り
装置、110.110’は積層装置、120はドライヤ
ー 122は乾燥装置、130,132は印刷装置、1
36は切目形成装置、140は巻き取り口ーラ、150
は装置、152は塗布装置、154はメインローラ、1
56はローラ、158はバン、160は巻き取り口ーラ
、162は保持ローラ、164,166はローラ、16
8は巻き取り口ーラを示す。 特許出願人 大松化学工業株式会社 代理人 弁理士 岡 田  全 啓 第3 図 第 図 第 U 第 図 口−124 h綿 10a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の層と、 第1の層上に樹脂フィルムを重ね合わせ積層接着された
    第2の層、および 第2の層上に積層された接着剤層を含む、貼着材であっ
    て、 第1の層を第2の層から剥離せしめるのに要する力をa
    とし、接着剤層の被貼着材との接着力をbとしたとき、
    下記式 a<b を満足する貼り替え防止用貼着材。 2 前記第1の層は、第2の層側主面に剥離剤をコーテ
    ィングした剥離層を含む、特許請求の範囲第1項記載の
    貼り替え防止用貼着材。 3 前記第2の層は、第1の層側主面に剥離剤をコーテ
    ィングした剥離層を含む、特許請求の範囲第1項記載の
    貼り替え防止用貼着材。 4 前記剥離層は、シリコン樹脂をコーティングした層
    を含む、特許請求の範囲第2項または第3項記載の貼り
    替え防止用貼着材。 5 貼着材は、ロール状に巻き重ねられたものを含む、
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の
    貼り替え防止用貼着材。 6 前記第1の層は、剥離層が形成された面とは反対側
    の面に形成された第2の剥離層を含み、第1の層を剥離
    層にて第2の層から剥離せしめるのに要する力をaとし
    、接着剤層の被貼着材との接着力をbとし、ロール状に
    巻き重ねられたとき接合された第1の層の第2の剥離層
    と接着剤層とを剥離せしめるのに要する力をcとしたと
    き、下記式 c<a<b を満足する、特許請求の範囲第5項記載の貼り替え防止
    用貼着材。 7 第1の層を第2の層から剥離せしめるのに要する力
    をaとし、接着剤層の被貼着材との接着力をbとしたと
    き、下記式 a<b を満足する貼り替え防止用貼着材の製法であって、(a
    )第1の層の一方主面上に合成樹脂フィルムを重ね合わ
    せて、接着層をもって接着して第2の層を形成するステ
    ップと、 (b)前記第1の層に積層された第2の層の面に接着剤
    層を積層するステップとを含む、貼り替え防止用貼着材
    の製法。 8 前記ステップ(a)は、第1の層の一方主面上に剥
    離層を積層するステップを含む、特許請求の範囲第7項
    記載の貼り替え防止用貼着材の製法。 9 前記ステップ(a)は、第2の層の一方主面上に、
    接着剤を塗布して接着層を形成し、且つ、第2の層と接
    着層の間に剥離層を形成するとともに、該接着層により
    合成樹脂フィルムを重ね合わせて第2の層を形成するス
    テップを含む、特許請求の範囲第7項記載の貼り替え防
    止用貼着材の製法。 10 前記ステップ(a)は、第1の層の剥離層が形成
    された面とは反対側の面に第2の剥離層を形成するステ
    ップを含む、特許請求の範囲第7項記載の貼り替え防止
    用貼着材の製法。 11 前記ステップ(a)は、前記第1の層の剥離層が
    形成された面とは反対側の面に、前記剥離層よりも軽い
    剥離力を有する第2の剥離層を形成するステップを含む
    、特許請求の範囲第10項記載の貼り替え防止用貼着材
    の製法。 12 前記ステップ(b)は、前記第1の層に積層され
    た第2の層の面に接着剤層を積層し、ロール状に巻き重
    ねるステップを含む、特許請求の範囲第7項記載の貼り
    替え防止用貼着材の製法。
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