JPH02289204A - 両側リクライニング装置 - Google Patents
両側リクライニング装置Info
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- JPH02289204A JPH02289204A JP10983989A JP10983989A JPH02289204A JP H02289204 A JPH02289204 A JP H02289204A JP 10983989 A JP10983989 A JP 10983989A JP 10983989 A JP10983989 A JP 10983989A JP H02289204 A JPH02289204 A JP H02289204A
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- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 2
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、遊星歯車機構を用いたりクライニング装置に
関し、更に詳しくは、インナギヤを有し、シートバック
に固設されるアッパアーム、前記インナギヤと噛合する
アウタギヤを有する中間ギヤプレート、該中間ギヤプレ
ートとアッパアームが同心部と偏心部に回動自在に取り
付けられた回転シャフト及び前記回転シャフトをサブプ
レートと共働して支持するロアアームを有した無段リク
ライニング機構部と、前記アッパアームと一体となって
回転するラチェット板、前記ロアアームに設けられ前記
ラチェット板に係脱可能に枢着されたボール及び前記ロ
アアームに設けられ、前記ボールと前記ラチェット板と
の係脱を行うレリーズアームを有した有段リクライニン
グ機構部とを備え、これら無段リクライニング機構部と
有段リクライニング機構部とがシートの両側に配設され
、一方の有段リクライニング機構部内のロアアームに設
けられた操作ハンドルの操作力を他方の有段リクライニ
ング機構部内の回転シャフトに、2つのリクライニング
機構部に設けたチェーン巻掛は機構及び該チェーン巻掛
は機構に連設されたインナパイプを介して伝達し、一方
の無段リクライニング機構部のレリーズアームの回動を
、インナパイプに嵌合するアウタパイプを介して他方の
レリーズアームに伝達する両側リクライニング装置に関
する。
関し、更に詳しくは、インナギヤを有し、シートバック
に固設されるアッパアーム、前記インナギヤと噛合する
アウタギヤを有する中間ギヤプレート、該中間ギヤプレ
ートとアッパアームが同心部と偏心部に回動自在に取り
付けられた回転シャフト及び前記回転シャフトをサブプ
レートと共働して支持するロアアームを有した無段リク
ライニング機構部と、前記アッパアームと一体となって
回転するラチェット板、前記ロアアームに設けられ前記
ラチェット板に係脱可能に枢着されたボール及び前記ロ
アアームに設けられ、前記ボールと前記ラチェット板と
の係脱を行うレリーズアームを有した有段リクライニン
グ機構部とを備え、これら無段リクライニング機構部と
有段リクライニング機構部とがシートの両側に配設され
、一方の有段リクライニング機構部内のロアアームに設
けられた操作ハンドルの操作力を他方の有段リクライニ
ング機構部内の回転シャフトに、2つのリクライニング
機構部に設けたチェーン巻掛は機構及び該チェーン巻掛
は機構に連設されたインナパイプを介して伝達し、一方
の無段リクライニング機構部のレリーズアームの回動を
、インナパイプに嵌合するアウタパイプを介して他方の
レリーズアームに伝達する両側リクライニング装置に関
する。
(従来の技術)
以下、図面を用いて従来の技術を説明する。第2図は従
来例を示す一例の要部構成図、第3図は第2図のA−A
拡大断面図、第4図は第2図のB−B拡大断面図、第5
図は第2図のC−C拡大断面図であり、これらの図はア
ウタ側の機構を示している。
来例を示す一例の要部構成図、第3図は第2図のA−A
拡大断面図、第4図は第2図のB−B拡大断面図、第5
図は第2図のC−C拡大断面図であり、これらの図はア
ウタ側の機構を示している。
図中、1はシートクツション側(シートクツションフレ
ーム)にビス等で固着されるロアアーム、2は同様にシ
ートバック側(シートバックフレーム)に固着されるア
ッパアームである。該アッパアーム2の一方の側面には
、インナギヤ2aが精密プレス加工等によりエンボス成
形されている。
ーム)にビス等で固着されるロアアーム、2は同様にシ
ートバック側(シートバックフレーム)に固着されるア
ッパアームである。該アッパアーム2の一方の側面には
、インナギヤ2aが精密プレス加工等によりエンボス成
形されている。
又、アッパアーム2の上部のシートバックフレームへの
取付位置部分には、円形穴2e、2fが前記シートバッ
クフレームへの取付穴として穿設されている。3はアッ
パアーム2に隣接して配設された中間ギヤプレート(ラ
ッチ)で、アッパアーム2のインナギヤ2aに相対する
側面にはアウタギヤ3aが精密プレス加工等によりエン
ボス成形され、又、その外縁には係合歯3bが刻設され
ている。該係合歯3bはシートバックを中間位置に保持
するための1段目の歯とシートバックを後倒れ位置に保
持するための2段目の歯とからなる。
取付位置部分には、円形穴2e、2fが前記シートバッ
クフレームへの取付穴として穿設されている。3はアッ
パアーム2に隣接して配設された中間ギヤプレート(ラ
ッチ)で、アッパアーム2のインナギヤ2aに相対する
側面にはアウタギヤ3aが精密プレス加工等によりエン
ボス成形され、又、その外縁には係合歯3bが刻設され
ている。該係合歯3bはシートバックを中間位置に保持
するための1段目の歯とシートバックを後倒れ位置に保
持するための2段目の歯とからなる。
尚、前記インナギヤ2aの歯数はアウタギヤ3aの歯数
より少なくとも1歯以上多く選ばれている。
より少なくとも1歯以上多く選ばれている。
4は段付ビン5でもって回動可能にロアアーム1に枢着
されたボールで、中間ギヤプレート3の係合歯3bと係
脱する係止部4aが形成されている。
されたボールで、中間ギヤプレート3の係合歯3bと係
脱する係止部4aが形成されている。
又、この係止部4a付近にはロアアーム1と反対側に突
出したビン7が植設されており、該ビン7がレリーズア
ーム8の中間部分8aに穿設されたカム穴8cに挿入さ
れている。9はレリーズアーム8よりロアアーム1側に
配置されるサブプレートで、前記段付ビン5と段付ビン
10,1.1に対応する位置に取付穴を有し、該取付穴
を介してロアアーム1に固着され、アッパアーム2.中
間ギヤプレート3.ボール4等の抜は止めを行うもので
ある。12は同心部の一部に偏心部12aを有する回転
シャフトである。組立時には、この回転シャフト12の
同心部は、ロアアーム1(ブツシュ14)、中間ギヤプ
レート3.レリーズアーム8が回動可能に装着されたサ
ブプレート9.サブプレート9に固着されたスペーサ1
6のそれぞれに形成されている中心穴に挿通され、偏心
部12aはアッパアーム2の回転中心穴に挿通され、又
、同心部の一端にはスプロケット13が該回転シャフト
12と一体となって回動するように取り付けられる。こ
れによって、アッパアーム2と中間ギヤプレート3がそ
れぞれ回転シャフト12の偏心部12aと同心部に回動
自在に取り付けられると共に、インナギヤ2aとアウタ
ギヤ3aとの噛合がなされる。
出したビン7が植設されており、該ビン7がレリーズア
ーム8の中間部分8aに穿設されたカム穴8cに挿入さ
れている。9はレリーズアーム8よりロアアーム1側に
配置されるサブプレートで、前記段付ビン5と段付ビン
10,1.1に対応する位置に取付穴を有し、該取付穴
を介してロアアーム1に固着され、アッパアーム2.中
間ギヤプレート3.ボール4等の抜は止めを行うもので
ある。12は同心部の一部に偏心部12aを有する回転
シャフトである。組立時には、この回転シャフト12の
同心部は、ロアアーム1(ブツシュ14)、中間ギヤプ
レート3.レリーズアーム8が回動可能に装着されたサ
ブプレート9.サブプレート9に固着されたスペーサ1
6のそれぞれに形成されている中心穴に挿通され、偏心
部12aはアッパアーム2の回転中心穴に挿通され、又
、同心部の一端にはスプロケット13が該回転シャフト
12と一体となって回動するように取り付けられる。こ
れによって、アッパアーム2と中間ギヤプレート3がそ
れぞれ回転シャフト12の偏心部12aと同心部に回動
自在に取り付けられると共に、インナギヤ2aとアウタ
ギヤ3aとの噛合がなされる。
17は回転シャフト12の同心部に回動可能に取付けら
れたレリーズアームプレートで、第5図の右下方に延び
た延出部17bはウオークイン・ペダルとなっている。
れたレリーズアームプレートで、第5図の右下方に延び
た延出部17bはウオークイン・ペダルとなっている。
又、中間部に穿設された穴17aには、アウタパイプ(
同様の機構を持ったインナ側のロック機構にレリーズア
ーム8の運動を伝達するもの)18に固着されたフック
プレート19の爪19aが嵌入されている。この爪19
aの幅は、レリーズアームプレート17の前記穴1、7
aの幅より小さく選ばれており、アウタ側とインチ側
のロック機構におけるロック位置のバラツキを吸収し、
ハーフロック状態が生じないようになっている。尚、イ
ンナパイプ(上記インナ側のロック機構に回転シャフト
12の運動を伝達するもの)20は、回転シャフト12
に連結されている。又、前記レリーズアームプレート1
7の回動先端部は、段付ピン21を介してレリーズアー
ム8の中間部分8aの中間部に係止されている。
同様の機構を持ったインナ側のロック機構にレリーズア
ーム8の運動を伝達するもの)18に固着されたフック
プレート19の爪19aが嵌入されている。この爪19
aの幅は、レリーズアームプレート17の前記穴1、7
aの幅より小さく選ばれており、アウタ側とインチ側
のロック機構におけるロック位置のバラツキを吸収し、
ハーフロック状態が生じないようになっている。尚、イ
ンナパイプ(上記インナ側のロック機構に回転シャフト
12の運動を伝達するもの)20は、回転シャフト12
に連結されている。又、前記レリーズアームプレート1
7の回動先端部は、段付ピン21を介してレリーズアー
ム8の中間部分8aの中間部に係止されている。
該段付ビン21には、ボール4の背部に当接し、ボール
4の係止部4aと中間ギヤプレート3の係合歯3bとの
係合を確実ならしめるローラ22が嵌合されている。
4の係止部4aと中間ギヤプレート3の係合歯3bとの
係合を確実ならしめるローラ22が嵌合されている。
23はロアアーム1にヒンジシャフト23aでもって回
動可能に取り付けられたハンドル軸で、該ハンドル軸2
3の一端には操作ハンドル24が取り付けられ、中間部
分にはスプロケット25が該ハンドル軸23と一体に回
動するように設けられている。該スプロケット25と前
記スプロケット13との間には、チェーン26が巻掛け
られており、該チェーン26の中間部分はチェーンガイ
ド27で案内されている。尚、28はレリーズアーム8
とロアアーム1との間に張設されたスプリングで、ボー
ル4に中間ギヤプレート3と噛合するような方向の付勢
力を与えるためのものである。
動可能に取り付けられたハンドル軸で、該ハンドル軸2
3の一端には操作ハンドル24が取り付けられ、中間部
分にはスプロケット25が該ハンドル軸23と一体に回
動するように設けられている。該スプロケット25と前
記スプロケット13との間には、チェーン26が巻掛け
られており、該チェーン26の中間部分はチェーンガイ
ド27で案内されている。尚、28はレリーズアーム8
とロアアーム1との間に張設されたスプリングで、ボー
ル4に中間ギヤプレート3と噛合するような方向の付勢
力を与えるためのものである。
又、29はロアアーム1に段付ビン10及び11を用い
て固着されたピンブラケットで、該ピンブラケット29
に溝付きピン30が固設されている。
て固着されたピンブラケットで、該ピンブラケット29
に溝付きピン30が固設されている。
そして、該ピン30の縦溝には、バランス用スパイラル
スプリング31の内端が掛止されている。
スプリング31の内端が掛止されている。
又、ピン30にはフックプレート32が回動可能に装着
されており、スパイラルスプリング31の外端はこのフ
ック32aに掛止されている。
されており、スパイラルスプリング31の外端はこのフ
ック32aに掛止されている。
インナ側の構成は上記アウタ側の溝底と路間−であるが
、レリーズ操作等はアウタ側でなされるため、レリーズ
アーム8の操作部分8b、 レリーズアームプレート
17の延出部17b及び操作ハンドル24等は設けられ
ていない。
、レリーズ操作等はアウタ側でなされるため、レリーズ
アーム8の操作部分8b、 レリーズアームプレート
17の延出部17b及び操作ハンドル24等は設けられ
ていない。
次に、上記構成の作動を説明する。第2図に示す状態で
は、ボール4の係止部4aが中間ギヤプレート3の係合
歯3bに噛合し、中間ギヤプレート3はロックされてい
る。従って、アウタギヤ3aはロアアーム1に固定され
ていることになり、操作ハンドル24を回動させれば、
チェーン26を介して回転シャフト12が回動し、遊星
歯車機構によりアッパアーム2も一定の減速比をもって
回動して、リクライニング角の微調整を行うことができ
る。次に粗調整を行う場合には、レリーズアーム8の操
作部分8bを第2図の時計回り方向に回動させればよい
。これにより、ローラ22も同方向に回動しくロアアー
ム1にはこのローラ22の回動を確保するため、ピン7
.21が通る長穴が穿設されている)、ボール4との当
接が解除されると共に、カム穴8Cと係合しているピン
7が操作ハンドル24側に移動する。このためボール4
の係止部4aとの中間ギヤプレート3の係合歯3bとの
噛合が解かれ、中間ギヤプレート3のロックは解除され
る。従って、リクライニング角の粗調整(早送り)を行
うことができる。勿論、インチ側も同様な作動を行う。
は、ボール4の係止部4aが中間ギヤプレート3の係合
歯3bに噛合し、中間ギヤプレート3はロックされてい
る。従って、アウタギヤ3aはロアアーム1に固定され
ていることになり、操作ハンドル24を回動させれば、
チェーン26を介して回転シャフト12が回動し、遊星
歯車機構によりアッパアーム2も一定の減速比をもって
回動して、リクライニング角の微調整を行うことができ
る。次に粗調整を行う場合には、レリーズアーム8の操
作部分8bを第2図の時計回り方向に回動させればよい
。これにより、ローラ22も同方向に回動しくロアアー
ム1にはこのローラ22の回動を確保するため、ピン7
.21が通る長穴が穿設されている)、ボール4との当
接が解除されると共に、カム穴8Cと係合しているピン
7が操作ハンドル24側に移動する。このためボール4
の係止部4aとの中間ギヤプレート3の係合歯3bとの
噛合が解かれ、中間ギヤプレート3のロックは解除され
る。従って、リクライニング角の粗調整(早送り)を行
うことができる。勿論、インチ側も同様な作動を行う。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記構成の両側リクライニング装置において
は、アウタパイプ18は回転シャフト12に接している
。よって、リクライニング角の微調整時、インナパイプ
20の回転が回転シャフト12を介してアウタパイプ1
8に伝達され、アウタパイプ18に固着されたフックプ
レート19の爪19aがレリーズアームプレート17の
穴17aの壁面に衝突し、異音が発生し、操作フィーリ
ングが悪いという問題点がある。
は、アウタパイプ18は回転シャフト12に接している
。よって、リクライニング角の微調整時、インナパイプ
20の回転が回転シャフト12を介してアウタパイプ1
8に伝達され、アウタパイプ18に固着されたフックプ
レート19の爪19aがレリーズアームプレート17の
穴17aの壁面に衝突し、異音が発生し、操作フィーリ
ングが悪いという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、異音が発生せず、操作フィーリングが良好な両側リ
クライニング装置を提供することにある。
は、異音が発生せず、操作フィーリングが良好な両側リ
クライニング装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決する本発明は、インナギヤを有し、シー
トバックに固設されるアッパアーム、前記インナギヤと
噛合するアウタギヤを有する中間ギヤプレート、該中間
ギヤプレートとアッパアームが同心部と偏心部に回動自
在に取り付けられた回転シャフト及び前記回転シャフト
をサブプレートと共働して支持するロアアームを有した
無段リクライニング機構部と、前記アッパアームと一体
となって回転するラチェット板、前記ロアアームに設け
られ前記ラチェット板に係脱可能に枢着されたボール及
び前記ロアアームに設けられ、前記ボールと前記ラチェ
ット板との係脱を行うレリーズアームを有した有段リク
ライニング機構部とを備え、これら無段リクライニング
機構部と有段リクライニング機構部とがシートの両側に
配設され、一方の有段リクライニング機構部内のロアア
ームに設けられた操作ハンドルの操作力を他方の有段リ
クライニング機構部内の回転シャフトに、2つのリクラ
イニング機構部に設けたチェーン巻掛は機構及び該チェ
ーン巻掛は機構に連設されたインナパイプを介して伝達
し、一方の無段リクライニング機構部のレリーズアーム
の回動を、インナパイプに嵌合するアウタパイプを介し
て他方のレリーズアームに伝達する両側リクライニング
装置において、前記ロアアームに前記アウタパイプ方向
に突出する円筒部を設け、該円筒部の内周面で前記チェ
ーン巻掛は機構を構成するスプロケットが先端に設けら
れたシャフトを回動可能に支持し、前記円筒部の外周面
で、前記アウタパイプを回動可能に支持したことを特徴
とするものである。
トバックに固設されるアッパアーム、前記インナギヤと
噛合するアウタギヤを有する中間ギヤプレート、該中間
ギヤプレートとアッパアームが同心部と偏心部に回動自
在に取り付けられた回転シャフト及び前記回転シャフト
をサブプレートと共働して支持するロアアームを有した
無段リクライニング機構部と、前記アッパアームと一体
となって回転するラチェット板、前記ロアアームに設け
られ前記ラチェット板に係脱可能に枢着されたボール及
び前記ロアアームに設けられ、前記ボールと前記ラチェ
ット板との係脱を行うレリーズアームを有した有段リク
ライニング機構部とを備え、これら無段リクライニング
機構部と有段リクライニング機構部とがシートの両側に
配設され、一方の有段リクライニング機構部内のロアア
ームに設けられた操作ハンドルの操作力を他方の有段リ
クライニング機構部内の回転シャフトに、2つのリクラ
イニング機構部に設けたチェーン巻掛は機構及び該チェ
ーン巻掛は機構に連設されたインナパイプを介して伝達
し、一方の無段リクライニング機構部のレリーズアーム
の回動を、インナパイプに嵌合するアウタパイプを介し
て他方のレリーズアームに伝達する両側リクライニング
装置において、前記ロアアームに前記アウタパイプ方向
に突出する円筒部を設け、該円筒部の内周面で前記チェ
ーン巻掛は機構を構成するスプロケットが先端に設けら
れたシャフトを回動可能に支持し、前記円筒部の外周面
で、前記アウタパイプを回動可能に支持したことを特徴
とするものである。
(作用)
本発明の両側リクライニング装置において、方の有段リ
クライニング機構部から他方の有段リクライニング機構
部への作動の伝達は、ロアアームに設けられた円筒部の
内周面に回動可能に支持されるシャフトに連設されたイ
ンナパイプを介して伝達される。また、一方の無段リク
ライニング機構部から他方の無段リクライニング機構部
への作動の伝達は、前記円筒部の外周面に回動可能に支
持されるアウタパイプを介して伝達される。
クライニング機構部から他方の有段リクライニング機構
部への作動の伝達は、ロアアームに設けられた円筒部の
内周面に回動可能に支持されるシャフトに連設されたイ
ンナパイプを介して伝達される。また、一方の無段リク
ライニング機構部から他方の無段リクライニング機構部
への作動の伝達は、前記円筒部の外周面に回動可能に支
持されるアウタパイプを介して伝達される。
(実施例)
以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。第1
図は本発明の一実施例を示す断面図である。尚、本実施
例図において、従来例と同一部分は同一符号を付して、
それらの説明は省略する。
図は本発明の一実施例を示す断面図である。尚、本実施
例図において、従来例と同一部分は同一符号を付して、
それらの説明は省略する。
図中、51はロアアーム1に嵌合し、後述のアウタパイ
プ52方向に突出した円筒部としてのブツシュである。
プ52方向に突出した円筒部としてのブツシュである。
このブツシュ51の外周面にアウタパイプ52が嵌合し
、回動可能に支持されている。53は回転シャフト12
の先端部に刻設されたセレーション部12に嵌合したイ
ンナパイプである。そして、回転シャフト12はブツシ
ュ51の内周面に回動可能に支持されている。
、回動可能に支持されている。53は回転シャフト12
の先端部に刻設されたセレーション部12に嵌合したイ
ンナパイプである。そして、回転シャフト12はブツシ
ュ51の内周面に回動可能に支持されている。
次に、上記構成の作動を説明する。第2図に示す状態で
は、ボール4の係止部4aが中間ギヤプレート3の係合
歯3bに噛合し、中間ギヤプレート3はロックされてい
る。従って、アウタギヤ3aはロアアーム1に固定され
ていることになり、操作ハンドル24を回動させれば、
チェーン26を介して回転シャフト12が回動し、遊星
歯車機構によりアッパアーム2も一定の減速比をもって
回動して、リクライニング角の微調整を行うことができ
る。次に粗調整を行う場合には、レリーズアーム8の操
作部分8bを第5図の時計回り方向に回動させればよい
。これにより、ローラ22も同方向に回動しくロアアー
ム1にはこのローラ22の回動を確保するため、ビン7
.21が通る長穴が穿設されている)、ボール4との当
接が解除されると共に、カム穴8Cと係合しているピン
7が操作ハンドル24側に移動する。このためボール4
の係止部4aとの中間ギヤプレート3の係合歯3bとの
噛合が解かれ、中間ギヤプレート3のロックは解除され
る。従って、リクライニング角の粗調整(早送り)を行
うことができる。勿論、インナ側もアウタパイプ52及
びインナパイプ53によって1.作動が伝達され同様な
作動を行う。
は、ボール4の係止部4aが中間ギヤプレート3の係合
歯3bに噛合し、中間ギヤプレート3はロックされてい
る。従って、アウタギヤ3aはロアアーム1に固定され
ていることになり、操作ハンドル24を回動させれば、
チェーン26を介して回転シャフト12が回動し、遊星
歯車機構によりアッパアーム2も一定の減速比をもって
回動して、リクライニング角の微調整を行うことができ
る。次に粗調整を行う場合には、レリーズアーム8の操
作部分8bを第5図の時計回り方向に回動させればよい
。これにより、ローラ22も同方向に回動しくロアアー
ム1にはこのローラ22の回動を確保するため、ビン7
.21が通る長穴が穿設されている)、ボール4との当
接が解除されると共に、カム穴8Cと係合しているピン
7が操作ハンドル24側に移動する。このためボール4
の係止部4aとの中間ギヤプレート3の係合歯3bとの
噛合が解かれ、中間ギヤプレート3のロックは解除され
る。従って、リクライニング角の粗調整(早送り)を行
うことができる。勿論、インナ側もアウタパイプ52及
びインナパイプ53によって1.作動が伝達され同様な
作動を行う。
本実施例によれば、アウタパイプ52は回転シャフト1
2に接していないので、インナパイプ53の回動がアウ
タパイプ52に伝達されることがない。よって、リクラ
イニング角の微調整時に、異音が発生したり、操作フィ
ーリングが悪いという問題点もない。
2に接していないので、インナパイプ53の回動がアウ
タパイプ52に伝達されることがない。よって、リクラ
イニング角の微調整時に、異音が発生したり、操作フィ
ーリングが悪いという問題点もない。
尚、本発明は上記実施例に限るものではない。
上記実施例においては、アウタパイプ52方向に突出し
た円筒部としてのブツシュ51を用いたが、それに限る
ものではない。例えば、ロアアーム1にアウタパイプ5
2方向に突出したバーリング加工を施し、外周面にアウ
タパイプ52、内周面にインナパイプ53をそれぞれ回
動可能に支持させてもよい。
た円筒部としてのブツシュ51を用いたが、それに限る
ものではない。例えば、ロアアーム1にアウタパイプ5
2方向に突出したバーリング加工を施し、外周面にアウ
タパイプ52、内周面にインナパイプ53をそれぞれ回
動可能に支持させてもよい。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、ロアアームにア
ウタパイプ方向に突出する円筒部を設け、円筒部の内周
面でチェーン巻掛は機構を構成するスプロケットが先端
に設けられたシャフトを回動可能に支持し、円筒部の外
周面で、前記アウタパイプを回動可能に支持したことに
より、異音が発生せず、操作フィーリングが良好な両側
リクライニング装置を実現できる。
ウタパイプ方向に突出する円筒部を設け、円筒部の内周
面でチェーン巻掛は機構を構成するスプロケットが先端
に設けられたシャフトを回動可能に支持し、円筒部の外
周面で、前記アウタパイプを回動可能に支持したことに
より、異音が発生せず、操作フィーリングが良好な両側
リクライニング装置を実現できる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は従来
例を示す一例の要部構成図、第3図は第2図のA−A拡
大断面図、第4図は第2図のB−B拡大断面図、第5図
は第2図のC−C拡大断面図である。 1・・・ロアアーム 2・・・アッパアーム 3・・・中間ギヤプレート(ラッチ) 3・・・係合歯 4・・・ポール 8・・・レリーズアーム 9・・・サブプレート 12・・・回転シャフト 13・・・スプロケット 16・・・スペーサ 18.52・・・アウタパイプ 19.53・・・インナパイプ 19・・・フックプレート 22・・・ローラ 23・・・ハンドル軸 24・・・操作ハンドル 26・・・チェーン 31・・・スパイラルスプリング 51・・・ブツシュ 第5区
例を示す一例の要部構成図、第3図は第2図のA−A拡
大断面図、第4図は第2図のB−B拡大断面図、第5図
は第2図のC−C拡大断面図である。 1・・・ロアアーム 2・・・アッパアーム 3・・・中間ギヤプレート(ラッチ) 3・・・係合歯 4・・・ポール 8・・・レリーズアーム 9・・・サブプレート 12・・・回転シャフト 13・・・スプロケット 16・・・スペーサ 18.52・・・アウタパイプ 19.53・・・インナパイプ 19・・・フックプレート 22・・・ローラ 23・・・ハンドル軸 24・・・操作ハンドル 26・・・チェーン 31・・・スパイラルスプリング 51・・・ブツシュ 第5区
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 インナギヤを有し、シートバックに固設されるアッパア
ーム、前記インナギヤと噛合するアウタギヤを有する中
間ギヤプレート、該中間ギヤプレートとアッパアームが
同心部と偏心部に回動自在に取り付けられた回転シャフ
ト及び前記回転シャフトをサブプレートと共働して支持
するロアアームを有した無段リクライニング機構部と、 前記アッパアームと一体となって回転するラチェット板
、前記ロアアームに設けられ前記ラチェット板に係脱可
能に枢着されたボール及び前記ロアアームに設けられ、
前記ボールと前記ラチェット板との係脱を行うレリーズ
アームを有した有段リクライニング機構部とを備え、こ
れら無段リクライニング機構部と有段リクライニング機
構部とがシートの両側に配設され、 一方の有段リクライニング機構部内のロアアームに設け
られた操作ハンドルの操作力を他方の有段リクライニン
グ機構部内の回転シャフトに、2つのリクライニング機
構部に設けたチェーン巻掛け機構及び該チェーン巻掛け
機構に連設されたインナパイプを介して伝達し、 一方の無段リクライニング機構部のレリーズアームの回
動を、インナパイプに嵌合するアウタパイプを介して他
方のレリーズアームに伝達する両側リクライニング装置
において、 前記ロアアームに前記アウタパイプ方向に突出する円筒
部を設け、 該円筒部の内周面で前記チェーン巻掛け機構を構成する
スプロケットが先端に設けられたシャフトを回動可能に
支持し、 前記円筒部の外周面で、前記アウタパイプを回動可能に
支持したことを特徴とする両側リクライニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10983989A JP2804290B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 両側リクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10983989A JP2804290B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 両側リクライニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02289204A true JPH02289204A (ja) | 1990-11-29 |
JP2804290B2 JP2804290B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=14520512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10983989A Expired - Fee Related JP2804290B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 両側リクライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804290B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP10983989A patent/JP2804290B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2804290B2 (ja) | 1998-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |