JPH0227190B2 - - Google Patents

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JPH0227190B2
JPH0227190B2 JP24655483A JP24655483A JPH0227190B2 JP H0227190 B2 JPH0227190 B2 JP H0227190B2 JP 24655483 A JP24655483 A JP 24655483A JP 24655483 A JP24655483 A JP 24655483A JP H0227190 B2 JPH0227190 B2 JP H0227190B2
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JP
Japan
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reaction
spool
pair
chamber
plunger
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Fujio Momyama
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60143180A publication Critical patent/JPS60143180A/ja
Publication of JPH0227190B2 publication Critical patent/JPH0227190B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/08Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
    • B62D5/087Sliding spool valves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、車両のパワー・ステアリングに使
用されるコントロール・バリブ、さらに詳述する
ならば、速度感応型でリンケージ型パワー・ステ
アリングに適するように改良されたコントロール
バルブに関する。
従来、リンケージ型パワー・ステアリングで
は、コントロール・バルブが車両の走行状態に応
じて、反力、すなわち、操舵力を変化させるため
に、内燃機関の回転数感応流量絞り弁型、車速感
応油圧反力増加型などに構成されてきたが、反立
変化の範囲が狭まく、また、複動型パワー・シリ
ンダが使用されるので、左右の操舵力に差を生
じ、車両の走行状態に応じた最適の反力を得るこ
とが困難であり、また、右切りおよび左切りの操
舵圧力差により、操舵が不安定であつた。
この発明の目的は、バルブの静特性、動特性、
過渡特性および安定性を向上し、バルブ振動を抑
制し、そのバルブ振動による騒音の発生を阻止
し、右切りおよび左切りの操舵力を均等化し、か
つ、車両の走行状態に応じて、最適の反力を得
て、操舵を安定にし、ステアリング操作による疲
労を軽減し、安定な走行を可能にするところのパ
ワー・ステアリングに使用されるコントロール・
バルブの提供にある。
それらを課題として、この発明のパワー・ステ
アリングに使用されるコントロール・バルブは、
先ず、スプール・チヤンバ、およびそのスプー
ル・チヤンバに連通されたポンプ・ポート、一対
のパワー・シリンダ・ポート、および一対のタン
ク・ポートを備えるバルブ・ボデイと、一対の背
圧チヤンバを両端に形成するように、そのスプー
ル・チヤンバに往復摺動可能に配置され、かつ、
リアクシヨン・チヤンバを内側に形成し、そのリ
アクシヨン・チヤンバの両端に一対のプランジ
ヤ・ボアを備え、そのリアクシヨン・チヤンバに
連通されたリアクシヨン連通ポートおよびリアク
シヨン逃しポートを備える中空スプールと、その
中空スプールを貫通し、そのスプールをそのスプ
ール・チヤンバ内に往復摺動させるように、その
スプールの両端に位置され、そのスプールを固定
する一対のスプール・ストツパを備えたスプー
ル・シヤフトと、そのスプール・ストツパで駆動
されるように、その一対のプランジヤ・ボアおよ
びスプール・シヤフトに往復摺動可能に嵌め合わ
せられた一対のリアクシヨン・プランジヤと、そ
のスプール・チヤンバ端方向のそのリアクシヨ
ン・プランジヤの動きを規制する一対のプランジ
ヤ・ストツパと、それらリアクシヨン・プランジ
ヤ間に配置されたリアクシヨン・スプリングと、
その一対の背圧チヤンバをリザーバにそれぞれ接
続する一対の背圧逃し通路と、その背圧逃し通路
に配置された一対の背圧絞りと、そのリアクシヨ
ン逃しポートを経てそのリアクシヨン・チヤンバ
をそのリザーバに接続するリアクシヨン通路と、
そのリアクシヨン通路に配置された圧力調整弁
と、その背圧チヤンバの一方に連通されたダン
パ・チヤンバとを含む構成になし、さらには、そ
の構成がその一対のプランジヤ・ボアにおいて、
一方のプランジヤ・ボアの内径を他方のプランジ
ヤ・ボアの内径よりも大きくし、また、そのスプ
ール・ストツパで駆動されるように、大径リアク
シヨン・プランジヤをその一方のプランジヤ・ボ
アとそのスプール・シヤフトとに往復摺動可能に
嵌め合わせ、同様に、そのスプール・ストツパで
駆動されるように、小径リアクシヨン・プランジ
ヤをその他方のプランジヤ・ボアとそのスプー
ル・シヤフトとに往復摺動可能に嵌め合わせるも
のである。
以下、この発明に係るパワー・ステアリングに
使用されるコントロール・バルブの望ましい具体
例について、図面を参照して説明する。
図は、キヤブ・オーバ型トラツクの速度感応型
でリンケージ型パワー・ステアリング50を構成
するために適用されたこの発明のコントロール・
バルブの具体例10を示している。
そのコントロール・バルブ10は、前輪操舵の
ためにドラツク・リンク(図示せず)を介してナ
ツクル・アーム(図示せず)に連結されるリン
ク・レバー(図示せず)にピボツト連結されたシ
リンダ・ボデイ56と、そのシリンダ・ボデイ5
6のシリンダ・ボア57に往復摺動可能に配置さ
れたパワー・ピストン58と、一端をそのパワ
ー・ピストン58に固定し、他端をシヤシ側にピ
ボツト連結した操作ロツド59とよりなるパワ
ー・シリンダ51に組み込まれ、コンペンゼーテ
イング・ロツド(図示せず)、ピツトマン・アー
ム(図示せず)、マニユアル・ステアリング・ギ
ア・ボツクス(図示せず)を介してステアリン
グ・ホイールでバルブ操作されるもので、また、
そのパワー・ステアリング50の油圧回路におい
ては、油圧配管54,55に配置され、オイル・
ポンプ52から吐出され、フロー・コントロー
ル・バルブ53で流量調整された圧油をパワー・
シリンダ51に供給し、また、そのパワー・シリ
ンダ51で作業した圧油をそのオイル・ポンプ5
2の吸込み側に戻すもので、バルブ・ボデイ11
と、中空スプール12と、スプール・シヤフト1
3と一対のリアクシヨン・プランジヤ14,15
と、一対のプランジヤ・ストツパ16と、リアク
シヨン・スプリング17と、一対の背圧逃し通路
18,19と、一対の背圧絞り20,21と、リ
アクシヨン通路22と、圧力調整弁23と、ダン
パ・チヤンバ24とを含んでいる。
そのバルブ・ボデイ11は、パワー・シリンダ
51のシリンダ・ボデイ56に組み込まれ、スプ
ール・チヤンバ25に開口されたポンプ・ポート
26、一対のパワー・シリンダ・ポート27,2
8、一対のタンク・ポート29,30、リアクシ
ヨン・ポート31および一対の背圧ポート32,
33を備えている。
また、そのフロー・コントロール・バルブ53
で流量調整された圧油をそのパワー・シリンダ5
1のシリンダ・チヤンバ60,61に供給するた
めに、そのバルブ・ボデイ11に形成されたその
ポンプ・ポート26は、その油圧配管54の供給
側に、また、そのパワー・シリンダ・ポート2
7,28は油圧配管54のシリンダ側に、さらに
は、そのタンク・ポート29,30は、その油圧
配管55の戻り側にそれぞれ接続している。
その中空スプール12は、一対の背圧チヤンバ
34,35を両端に形成するように、そのスプー
ル・チヤンバ25に往復摺動可能に配置され、内
側にリアクシヨン・チヤンバ36を形成してい
る。
また、その中空スプール12は、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ36の一端に大径プランジヤ・ボ
ア37を、そのリアクシヨン・チヤンバ36の他
端に小型プランジヤ・ボア38をそれぞれ形成
し、そのポンプ・ポート26をそのリアクシヨ
ン・チヤンバ36に連絡するリアクシヨン連通ポ
ート39と、そのリアクシヨン・チヤンバ36を
そのリアクシヨン・ポート31に連絡するリアク
シヨン逃しポート40とを備えている。
さらに、その中空スプール12は、そのポン
プ・ポート26をそのパワー・シリンダ・ポート
27,28に切り替え接続するスプール油室を形
成するリング溝41,42を備えている。
そのスプール・シヤフト13は、一端側をその
中空スプール12内に貫通させ、そのスプール1
2をそのスプール・チヤンバ25内に往復摺動さ
せるように、そのスプール12の両端に位置さ
れ、そのスプール12を固定する一対のスプー
ル・ストツパ43を備え、他端をコンペンゼーテ
イング・ロツドに連結している。
さらに、そのスプール12の固定構造を詳述す
るならば、そのスプール・シヤフト13は、それ
らスプール・ストツパ43間に位置されるよう
に、そのスプール・シヤフト13の一端側に嵌め
合わせられるスリーブ状スペーサ44と、そのス
プール・シヤフト13の一端にねじ結合されるナ
ツト45とによつて、そのスプール・シヤフト1
3の一端側に固定される一対のスプール・ストツ
パ43にそのスプール12を挾み付け、そのスプ
ール12を固定する。
それらスプール・ストツパ43はプレート状に
形成されたもので、互いに所定の間隔を置いて、
所定の位置に、2個の小穴46をストツパ面に開
口している。
そのリアクシヨン・プランジヤ14,15は、
大径のものと、小径のものとに形成され、大径リ
アクシヨン・プランジヤ14は、大径プランジ
ヤ・ボア37およびスプール・シヤフト13上の
スペーサ44に往復摺動可能に嵌め合せられ、ま
た、小径リアクシヨン・プランジヤ15は小径プ
ランジヤ・ボア38およびスプール・シヤフト1
3上のスペーサ44に往復摺動可能に嵌め合わせ
られ、その中空スプール12内に形成されたリア
クシヨン・チヤンバ36を閉じている。
そのように、リアクシヨン・プランジヤ14,
15が大径のものと、小径のものとに設計される
ところは、このパワー・ステアリング50におい
て、そのパワー・シリンダ51が縮み動作する
際、ドライバーに操舵が重く感じ、また、そのパ
ワー・シリンダ51が伸び動作する際、そのドラ
イバーに操舵が軽く感じるので、換言するなら
ば、左右の操作力に差を生じるので、右切りおよ
び左切りの操舵力を均等にするにある。
その一対のプランジヤ・ストツパ16は、それ
ぞれスプール・チヤンバ25の両内側端面に突出
された2個のピンからなり、それらピンは、スプ
ール・ストツパ43の小穴46を貫通し、対応す
る大径および小径リアクシヨン・プランジヤ1
4,15に先端を突き当て、そのスプール・チヤ
ンバ25の内側端面方向へのそれらリアクシヨ
ン・プランジヤ14,15の動きを規制し、その
スプール・シヤフト13の動きに伴ない、そのリ
アクシヨン・スプリング17に協働されてそれら
リアクシヨン・プランジヤ14,15にポンピン
グ動作を与え、そのリアクシヨン・チヤンバ36
に満された油を圧縮し、そのスプール・シヤフト
13に感じる反力に変化を与える。
そのリアクシヨン・スプリング17は、それら
リアクシヨン・プランジヤ14,15間におい
て、そのスプール・シヤフト13、すなわち、ス
ペーサ44のまわりに配置され、それらリアクシ
ヨン・プランジヤ14,15にポンピング動作を
付与し、また、バルブのためのニユートラル・ス
プリングとして機能している。
一対の背圧逃し通路18,19は、バルブ・ボ
デイ11の背圧ポート32,33を油圧配管55
に接続する配管からなり、所定の位置に、背圧絞
り20,21を配置している。
その背圧絞り20,21は、異なる抵抗を有す
るように、設計されている。すなわち、このパワ
ー・ステアリング50では、そのパワー・シリン
ダ51が縮み動作する際、ドライバーには、操舵
が重く感じられ、また、そのパワー・シリンダ5
1が伸び動作する際、そのドライバーには、操舵
が軽く感じられ、加えて、ステアリング・ホイー
ルによつて、コントロール・バルブ10が急激に
バルブ操作される際の、その中空スプール12の
振動を抑制するに、すなわち、バルブ自身に制振
効果を具備させるために、その背圧絞り20はそ
の背圧絞り21の抵抗よりも小さな抵抗に設計し
ている。換言するならば、その背圧絞り21の抵
抗はその背圧絞り20のそれよりも大きく設計し
ている。
そのリアクシヨン通路22は、バルブ・ボデイ
11のリアクシヨン・ポート31を油圧配管55
に接続する配管からなり、そのリアクシヨン逃し
ポート40がそのリアクシヨン・ポート31に連
通される際、そのリアクシヨン・チヤンバ36内
の圧油をリザーバ、すなわち、オイル・ポンプ5
2の吸込み側に逃がすが、その逃がす油量は、圧
力調整弁23によつて制御される。
その圧力調整弁23は、スプール・チヤンバ
(図示せず)、および、そのスプール・チヤンバに
連絡された一対のポート47,48を備えたバル
ブ・ボデイと、そのスプール・チヤンバ内に往復
摺動可能に配置され、その往復摺動に応じてその
スプール・チヤンバ内の通路断面積を変えるスプ
ール(図示せず)とを含み、そのトラツクの走行
速度に応じて、そのスプールをそのスプール・チ
ヤンバ内に往復摺動させ、そのスプール・チヤン
バ内の通路断面積を変え、そのポート47,48
間に流れる圧油の流量を調整し、その中空スプー
ル12のリアクシヨン・チヤンバ36内の圧油に
よつて発生される反力を変えるように構成されて
いる。
さらに詳述するならば、この圧力調整弁23で
は、そのトラツクが低速走行する場合、その通路
断面積を広くし、また、そのトラツクが高速走行
する場合、その通路断面積を狭くするように、そ
のスプールを往復摺動させるもので、そのスプー
ルは、また、アクチユエータ、例えば、サーボ・
モータによつて駆動され、そのサーボ・モータは
車速センサ(図示せず)からの信号に応じて駆動
するように構成されている。
そのダンパ・チヤンバ24は、大径リアクシヨ
ン・プランジヤ14側において、そのスプール・
シヤフト13の一端、すなわち、ナツト45を受
け入れ得るように、背圧チヤンバ34に連通され
て、そのスプール・チヤンバ25の内側端面に形
成され、油を満し得るようにしている。
従つて、そのダンパ・チヤンバ24は、コント
ロール・バルブ10がステアリング・ホイールに
よつて急激にバルブ操作される際にその中空スプ
ール12の振動を抑制する。
次に、上述のように構成されたコントロール・
バルブ10およびそのコントロール・バルブ10
を組み込んだパワー・ステアリング50の動作を
キヤブ・オーバ型トラツクの走行状態に対応して
述べるに、今、内燃機関が運転されているなら
ば、オイル・ポンプ52が駆動され、そのオイ
ル・ポンプ52から供給される圧油は、フロー・
コントロール・バルブ53によつて流量調整さ
れ、所定の圧油の流量がコントロール・バルブ1
0のポンプ・ポート26に送られる。
そのポンプ・ポート26に送られた圧油は、図
に示されるように、中空スプール12が中立位置
に置かれているならば、主として、油圧配管5
4,55の戻り側を経てて、タンク・ポート2
9,30からオイル・ポンプ52の吸込み側に戻
されるが、ステアリング・ホイールが操舵され、
マニユアル・ステアリング・ギヤ・ボツクス、ピ
ツトマン・アーム、コンペンゼーテイング・ロツ
ドを介して、そのスプール・シヤフト13が何れ
かの方向に押し引きされ、その中空スプール12
がそのスプール・シヤフト13の動きの方向に摺
動されるならば、その中空スプール12の動きに
応じて、その圧油が、油圧配管54,55のシリ
ンダ側を経て、パワー・シリンダ51のシリン
ダ・チヤンバ60,61の何れか一方および、リ
アクシヨン・チヤンバ36に送られる。
その操舵に対する反力は、シリアクシヨン・チ
ヤンバ36および背圧チヤンバ34,35内の圧
力およびリアクシヨン・スプリング17によつて
与えられる。
そのようなパワー・ステアリング50の動作に
おいて、そのトラツクが低速走行されるならば、
車速センサからの信号に応じて、サーボ・モータ
が駆動され、圧力調整弁23のスプールが摺動さ
れ、スプール・チヤンバ内の通路断面積が比較的
広くされている。
従つて、リアクシヨン・チヤンバ36内の油
は、リアクシヨン逃しポート40、リアクシヨ
ン・ポート31に流れ、さらに、リアクシヨン通
路22を経て、オイル・ポンプ52の吸込み側に
円滑に流れるので、そのリアクシヨン・チヤンバ
36内の油は、リアクシヨン・プランジヤ14、
または15の摺動に対して大きな抵抗にはなら
ず、その低速走行時の操舵は小さな操作力で行な
われる。
勿論、そのトラツクが停車時に操舵されるなら
ば、走行速度が零であり、圧力調整弁23の通路
断面積が最大に広げられているので、そのリアク
シヨン・チヤンバ36内の圧力が大気圧に近い状
態となり、据切り、幅寄せ、切返しなどが極めて
小さな操作力で行なわれる。
また、そのトラツクが高速走行されているなら
ば、車速センサからの信号に応じて、そのサー
ボ・モータが駆動され、圧力調整弁23のスプー
ルが摺動され、スプール・チヤンバ内の通路断面
積が狭くされている。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ36内の
油は、そのオイル・ポンプ52の吸込み側に戻さ
れ難くなるので、そのリアクシヨン・チヤンバ3
6内の油は、リアクシヨン・プランジヤ14ある
いは15の摺動に対して大きな抵抗になり、その
結果、その高速走行時の操舵は比較的大きな操作
力で行なわれる。そのように、高速走行時の操舵
には、比較的大きな操作力が要求され、走行安定
性が向上される。
また、そのトラツクの低速走行時、高速走行
時、据切り時などにおいて、パワー・ステアリン
グ50が上述のように動作されるのであるが、リ
アクシヨン・プランジヤ14,15が大径のもの
と、小径のものとよりなり、また、背圧絞り21
の抵抗が、背圧絞り20の抵抗よりも大きく設定
されているので、そのパワー・ステアリング50
におけるパワー・シリンダ51の縮み動作および
伸び動作の際、右切り操作力と左切りの操作力と
の差が極めて小さくなり、換言するならば、右切
りおよび左切りの操舵力が均等化されている。そ
の結果、このパワー・ステアリング50は、トラ
ツク操舵による肉体的疲労からドライバーを解放
している。
さらに、そのトラツクの低速走行時、高速走行
時、据切り時などにおいて、そのパワー・ステア
リング50が前述の動作をなす際、ステアリン
グ・ホイールが急激に操作されるとしても、背圧
チヤンバ34,35、その背圧チヤンバ34,3
5のために背圧逃し通路18,19に配置された
背圧絞り20,21およびダンパ・チヤンバ24
によつて、中空スプール12の振動が抑制され、
そのように具備されたバルブ自身の制振効果によ
つて、バルブ振動に基づく騒音の発生が防止され
ている。
前述の具体例10では、その圧力調整弁23
が、キヤブ・オーバ型トラツクの走行速度、すな
わち、車速に応じて絞り量を調節するものとして
説明されたが、そのトラツクに搭載された内燃機
関の回転数に応じて絞り量を調整するように構成
することも可能である。
その場合、その反力調整弁23を駆動するサー
ボ・モータは、トランスミツシヨンに配置される
機関回転数センサからの信号によつて駆動される
ことになる。
如上のこの発明によれば、バルブ・ボデイのス
プール・チヤンバ内に中空スプールを往復摺動さ
せ、オイル・ポンプの吐出側および吸込み側をパ
ワー・シリンダの一対のシリンダ室に切替え接続
し、また、その中空スプール内にそのオイル・ポ
ンプの吐出側に接続されるリアクシヨン・チヤン
バを備えるバルブ構造に構成されるコントロー
ル・バルブにおいて、一対の背圧チヤンバがその
中空スプールの両端において、そのスプール・チ
ヤンバ内に形成され、また、一対の背圧逃し通路
がその背圧チヤンバをリザーバにそれぞれ接続
し、さらに、一対の背圧絞りがその背圧逃し通路
に配置され、さらにまた、ダンパ・チヤンバがそ
の背圧チヤンバの一方に連通してそのバルブ・ボ
デイに形成されているので、バルブ自身に制振効
果が具備され、ステアリング・ホイールによつ
て、そのコントロール・バルブが急激にバルブ操
作されるとしても、その中空スプールの振動が抑
制され、所謂、バルブ振動が抑制され、そのバル
ブ振動による騒音の発生が阻止され、右切りおよ
び左切りの操舵力が均等化され、そのようにして
バルブの静特性、動特性、過渡特性が向上され、
また、バルブの安定性が向上され、その結果、車
両の走行状態に応じて、最適の反力が得られ、操
舵が安定化され、ドライバーにとつては、ステア
リング操作による疲労が軽減され、走行がより安
全になることは勿論で、さらに、一対のリアクシ
ヨン・プランジヤがリアクシヨン・チヤンバと背
圧チヤンバとを区画するように、その中空スプー
ルに往復摺動可能に嵌め合わせられ、しかも、大
径のものと小径のものとよりなるもので、パワ
ー・シリンダの縮み動作および伸び動作の際、右
切りの操作力と左切りの操作力との差が極めて小
さくなり、換言するならば、右切りおよび左切り
の操舵力がより均等化され、その結果、操舵がよ
り安定になりまた、ドライバーが操舵による肉体
的疲労から解放される。
先のように、図面を参照しながら説明されたこ
の発明の具体例からして、その発明の属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の設計的修正や変更は容易に行われることで
あり、さらには、この発明の内容が、その発明と
本質的に同一の課題を充足し、その発明と同一の
効果を達成するところのその発明と本質的に同一
の態様に容易に置き換えられるであろう。
【図面の簡単な説明】
図は、キヤブ・オーバ型トラツクの速度感応型
でリンケージ型パワー・ステアリングに適用され
たこの発明のコントロール・バルブの具体例を示
す概説図である。 10……コントロール・バルブ、11……バル
ブ・ボデイ、12……中空スプール、13……ス
プール・シヤフト、14,15……リアクシヨ
ン・プランジヤ、16……一対のプランジヤ・ス
トツパ、17……リアクシヨン・スプリング、1
8,19……背圧逃し通路、20,21……背圧
絞り、22……リアクシヨン通路、23……反力
調整弁、24……ダンパ・チヤンバ、50……パ
ワー・ステアリング、51……パワー・シリン
ダ、52……オイル・ポンプ、53……フロー・
コントロール・バルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スプール・チヤンバ、および、そのスプー
    ル・チヤンバに連通されたポンプ・ポート、一対
    のパワー・シリンダ・ポート、および一対のタン
    ク・ポートを備えるバルブ・ボデイと、 一対の背圧チヤンバを両端に形成するように、
    そのスプール・チヤンバに往復摺動可能に配置さ
    れ、かつ、リアクシヨン・チヤンバを内側に形成
    し、そのリアクシヨン・チヤンバの両端に一対の
    プランジヤ・ボアを備え、そのリアクシヨン・チ
    ヤンバに連通されたリアクシヨン連通ポートおよ
    びリアクシヨン逃しポートを備える中空スプール
    と、 その中空スプールを貫通し、そのスプールをそ
    のスプール・チヤンバ内に往復摺動させるよう
    に、そのスプールの両端に位置され、そのスプー
    ルを固定する一対のスプール・ストツパを備えた
    スプール・シヤフトと、 そのスプール・ストツパで駆動されるように、
    その一対のプランジヤ・ボアおよびスプール・シ
    ヤフトに往復摺動可能に嵌め合わせられた一対の
    リアクシヨン・プランジヤと、 そのスプール・チヤンバ端方向のそのリアクシ
    ヨン・プランジヤの動きを規制する一対のプラン
    ジヤ・ストツパと、 それらリアクシヨン・プランジヤ間に配置され
    たリアクシヨン・スプリングと、 その一対の背圧チヤンバをリザーバにそれぞれ
    接続する一対の背圧逃し通路と、 その背圧逃し通路に配置された一対の背圧絞り
    と、 そのリアクシヨン逃しポートを経てそのリアク
    シヨン・チヤンバをそのリザーバに接続するリア
    クシヨン通路と、 そのリアクシヨン通路に配置された圧力調整弁
    と、 その背圧チヤンバの一方に連通されたダンパ・
    チヤンバ とを含むパワー・ステアリングに使用されるコン
    トロール・バルブ。 2 スプール・チヤンバ、および、そのスプー
    ル・チヤンバに連通されたポンプ・ポート、一対
    のパワー・シリンダ・ポート、および一対のタン
    ク・ポートを備えるバルブ・ボデイと、 一対の背圧チヤンバを両端に形成するように、
    そのスプール・チヤンバに往復摺動可能に配置さ
    れ、そして、リアクシヨン・チヤンバを内側に形
    成し、そのリアクシヨン・チヤンバの両端に一対
    のプランジヤ・ボアを備え、かつ、その一対のプ
    ランジヤ・ボアにおいて、一方のプランジヤ・ボ
    アの内径を他方のプランジヤ・ボアの内径よりも
    大きくし、また、そのリアクシヨン・チヤンバに
    連通されたリアクシヨン連通ポートおよびリアク
    シヨン逃しポートを備える中空スプールと、 その中空スプールを貫通し、そのスプールをそ
    のスプール・チヤンバ内に往復摺動させるよう
    に、そのスプールの両端に位置され、そのスプー
    ルを固定する一対のスプール・ストツパを備えた
    スプール・シヤフトと、 そのスプール・ストツパで駆動されるように、
    その一方のプランジヤ・ボアおよびスプール・シ
    ヤフトに往復摺動可能に嵌め合わせられた大径リ
    アクシヨン・プランジヤと、 そのスプール・ストツパで駆動されるように、
    その他方のプランジヤ・ボアおよびスプール・シ
    ヤフトに往復摺動可能に嵌め合わせられた小径リ
    アクシヨン・プランジヤと、 そのスプール・チヤンバ端方向のそれらリアク
    シヨン・プランジヤの動きを規制する一対のプラ
    ンジヤ・ストツパと、 それらリアクシヨン・プランジヤ間に配置され
    たリアクシヨン・スプリングと、 その一対の背圧チヤンバをリザーバにそれぞれ
    接続する一対の背圧逃し通路と、 その背圧逃し通路に配置され、絞りの大きさを
    異なる一対の背圧絞りと、 そのリアクシヨン逃しポートを経てそのリアク
    シヨン・チヤンバをそのリザーバに接続するリア
    クシヨン通路と、 そのリアクシヨン通路に配置された圧力調整弁
    と、 その大径リアクシヨン・プランジヤ側のその背
    圧チヤンバに連通されたダンパ・チヤンバ とを含むパワー・ステアリングに使用されるコン
    トロール・バルブ。
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JPH05108042A (ja) * 1991-10-17 1993-04-30 Sanyo Electric Co Ltd マルチスキヤンモニタ

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