JPH0138709B2 - - Google Patents
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- JPH0138709B2 JPH0138709B2 JP57068424A JP6842482A JPH0138709B2 JP H0138709 B2 JPH0138709 B2 JP H0138709B2 JP 57068424 A JP57068424 A JP 57068424A JP 6842482 A JP6842482 A JP 6842482A JP H0138709 B2 JPH0138709 B2 JP H0138709B2
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- JP
- Japan
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- valve
- chamber
- control valve
- throttle
- pair
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 77
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 21
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 63
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、車両に使用されるパワー・ステア
リングに関する。
リングに関する。
一般に、パワー・ステアリングは、操舵すると
きの重さ、すなわち、路面からの操舵抵抗を運転
者に感じさせるため、手応え、換言するならば、
反力を発生させ得るように構成されてきている。
きの重さ、すなわち、路面からの操舵抵抗を運転
者に感じさせるため、手応え、換言するならば、
反力を発生させ得るように構成されてきている。
しかし、その反力の大きさを小さく設定する
と、停車時、低速時は、適度な操舵力が得られる
が、高速時には、手応えが軽過ぎて、操舵が不安
定になる傾向があつた。また、その反力の大きさ
を大きく設定すると、高速時は、適度な操舵力が
得られるが、停車時、低速時には、手応えが重く
なり過ぎていた。
と、停車時、低速時は、適度な操舵力が得られる
が、高速時には、手応えが軽過ぎて、操舵が不安
定になる傾向があつた。また、その反力の大きさ
を大きく設定すると、高速時は、適度な操舵力が
得られるが、停車時、低速時には、手応えが重く
なり過ぎていた。
そのような不都合を回避するため、従来、内熱
機関回転数感応流量絞り弁型、あるいは、車速感
応油圧反力増加型などのように、走行条件に応じ
て、反力、すなわち、操舵力を変化させるるパワ
ー・ステアリングが提案されてきているが、その
反力の変化の範囲が通常狭いことから、車両の走
行状態に応じて、最も適した反力を得ることが困
難であつたり、また、そのように反力を変化させ
るための手段が複雑になり、生産コストが高くな
る傾向にあつた。
機関回転数感応流量絞り弁型、あるいは、車速感
応油圧反力増加型などのように、走行条件に応じ
て、反力、すなわち、操舵力を変化させるるパワ
ー・ステアリングが提案されてきているが、その
反力の変化の範囲が通常狭いことから、車両の走
行状態に応じて、最も適した反力を得ることが困
難であつたり、また、そのように反力を変化させ
るための手段が複雑になり、生産コストが高くな
る傾向にあつた。
この発明の目的は、車両の走行状態に応じて、
反力を常に適正にし、ステアリング操作による疲
労を軽減して安全な走行を可能にし、しかも、構
造を比較的簡単にして生産コストを低廉にする車
両に使用されるパワー・ステアリングの提供にあ
る。
反力を常に適正にし、ステアリング操作による疲
労を軽減して安全な走行を可能にし、しかも、構
造を比較的簡単にして生産コストを低廉にする車
両に使用されるパワー・ステアリングの提供にあ
る。
それらの課題のために、この発明の車両に使用
されるパワー・ステアリングは、オイル・ポンプ
と、フロー・コントロール・バルブと、コントロ
ール・バルブ・スプールの両側に一対のリアクシ
ヨン・チヤンバを備えるコントロール・バルブ
と、パワー・シリンダとよりなるものにおいて、
反力調整弁、バルブ・チヤンバを備えるバルブ・
ケーシングと、そのバルブ・チヤンバに連結され
るように、そのバルブ・ケーシングに形成された
一対の絞りポートと、その一対の絞りポート間を
流れる圧油の流量を調整し、かつ、そのバルブ・
チヤンバを上流圧室と下流圧室とに区画するよう
に、そのバルブ・チヤンバ内に往復摺動可能に配
置されたピストン型の絞り弁とよりなり、かつ、
一対のリアクシヨン連通路が、そのコントロー
ル・バルブの一対のリアクシヨン・チヤンバをそ
の反力調整弁の一対の絞りポートにそれぞれ接続
し、しかも、その圧力調整弁の上流圧室が、その
フロー・コントロール・バルブのポンプ・ポート
側に、下流圧室がそのフロー・コントロール・バ
ルブのコントロール・バルブ・ポート側にそれぞ
れ接続され、さらに、バイアス・スプリングが、
そのオイル・ポンプからの圧油の供給が停止する
とき、その絞りポート間を最大に絞るように、そ
の絞り弁を摺動させることを特徴としている。
されるパワー・ステアリングは、オイル・ポンプ
と、フロー・コントロール・バルブと、コントロ
ール・バルブ・スプールの両側に一対のリアクシ
ヨン・チヤンバを備えるコントロール・バルブ
と、パワー・シリンダとよりなるものにおいて、
反力調整弁、バルブ・チヤンバを備えるバルブ・
ケーシングと、そのバルブ・チヤンバに連結され
るように、そのバルブ・ケーシングに形成された
一対の絞りポートと、その一対の絞りポート間を
流れる圧油の流量を調整し、かつ、そのバルブ・
チヤンバを上流圧室と下流圧室とに区画するよう
に、そのバルブ・チヤンバ内に往復摺動可能に配
置されたピストン型の絞り弁とよりなり、かつ、
一対のリアクシヨン連通路が、そのコントロー
ル・バルブの一対のリアクシヨン・チヤンバをそ
の反力調整弁の一対の絞りポートにそれぞれ接続
し、しかも、その圧力調整弁の上流圧室が、その
フロー・コントロール・バルブのポンプ・ポート
側に、下流圧室がそのフロー・コントロール・バ
ルブのコントロール・バルブ・ポート側にそれぞ
れ接続され、さらに、バイアス・スプリングが、
そのオイル・ポンプからの圧油の供給が停止する
とき、その絞りポート間を最大に絞るように、そ
の絞り弁を摺動させることを特徴としている。
以下、この発明の車両に使用されるパワー・ス
テアリングの望ましい具体例について、図面を参
照して説明する。
テアリングの望ましい具体例について、図面を参
照して説明する。
図は、キヤブ・オーバ型トラツクに適用された
この発明の車両に使用されるパワー・ステアリン
グの具体例10を概説的に示している。
この発明の車両に使用されるパワー・ステアリン
グの具体例10を概説的に示している。
そのパワー・ステアリング10は、オイル・ポ
ンプ11と、フロー・コントロール・バルブ12
と、コントロール・バルブ・スプール51の両側
に一対のリアクシヨン・チヤンバ63,64を備
えるコントロール・バルブ13と、パワー・シリ
ンダ14とよりなり、反力調整弁15が、バル
ブ・チヤンバ19を備えるバルブ・ケーシング1
8と、そのバルブ・チヤンバ19に連絡されるよ
うに、そのバルブ・ケーシング18に形成された
一対の絞りポート20,21と、その一対の絞り
ポート20,21間を流れる圧油の流量を調整
し、かつ、そのバルブ・チヤンバ19を上流圧室
23と下流圧室24とに区画するように、そのバ
ルブ・チヤンバ19内に往復摺動可能に配置され
たピストン型の絞り弁22とからなり、一対のリ
アクシヨン連通路16,17が、そのコントロー
ル・バルブ13の一対のリアクシヨン・チヤンバ
63,64をその反力調整弁15の一対の絞りポ
ート20,21にそれぞれ接続し、しかも、その
反力調整弁15の上流圧室23が、そのフロー・
コントロール・バルブ12のポンプ・ポート31
側に、下流圧室24が、そのフロー・コントロー
ル・バルブ12のコントロール・バルブ・ポート
33側にそれぞれ接続され、さらに、バイアス・
スプリング28が、その上流圧室23内に配置さ
れ、そのオイル・ポンプ11からの圧油の供給が
停止するとき、その絞り弁22を摺動させ、その
絞りポート20,21間を最大に絞るように構成
されている。
ンプ11と、フロー・コントロール・バルブ12
と、コントロール・バルブ・スプール51の両側
に一対のリアクシヨン・チヤンバ63,64を備
えるコントロール・バルブ13と、パワー・シリ
ンダ14とよりなり、反力調整弁15が、バル
ブ・チヤンバ19を備えるバルブ・ケーシング1
8と、そのバルブ・チヤンバ19に連絡されるよ
うに、そのバルブ・ケーシング18に形成された
一対の絞りポート20,21と、その一対の絞り
ポート20,21間を流れる圧油の流量を調整
し、かつ、そのバルブ・チヤンバ19を上流圧室
23と下流圧室24とに区画するように、そのバ
ルブ・チヤンバ19内に往復摺動可能に配置され
たピストン型の絞り弁22とからなり、一対のリ
アクシヨン連通路16,17が、そのコントロー
ル・バルブ13の一対のリアクシヨン・チヤンバ
63,64をその反力調整弁15の一対の絞りポ
ート20,21にそれぞれ接続し、しかも、その
反力調整弁15の上流圧室23が、そのフロー・
コントロール・バルブ12のポンプ・ポート31
側に、下流圧室24が、そのフロー・コントロー
ル・バルブ12のコントロール・バルブ・ポート
33側にそれぞれ接続され、さらに、バイアス・
スプリング28が、その上流圧室23内に配置さ
れ、そのオイル・ポンプ11からの圧油の供給が
停止するとき、その絞り弁22を摺動させ、その
絞りポート20,21間を最大に絞るように構成
されている。
オイル・ポンプ11は、そのキヤブ・オーバ型
トラツクに搭載された内熱機関(図示せず)によ
つて駆動されるもので、オイル・リザーバ(図示
せず)に溜められた油を吸い上げ、その内燃機関
の回転数にほぼ比例した圧油の吐出量が得られる
ように構成されている。
トラツクに搭載された内熱機関(図示せず)によ
つて駆動されるもので、オイル・リザーバ(図示
せず)に溜められた油を吸い上げ、その内燃機関
の回転数にほぼ比例した圧油の吐出量が得られる
ように構成されている。
そのオイル・ポンプ11は既存のパワー・ステ
アリングに使用されるオイル・ポンプと同様に構
成されるため、その構成の説明を省略する。
アリングに使用されるオイル・ポンプと同様に構
成されるため、その構成の説明を省略する。
フロー・コントロール・バルブ12は、バル
ブ・チヤンバ30、そのバルブ・チヤンバ30を
そのオイル・ポンプ11の吐出側およびサクシヨ
ン側にそれぞれ接続するポンプ・ポート31およ
びサクシヨン・ポート32、そのバルブ・チヤン
バ30に接続されたコントロール・バルブ・ポー
ト、33、および、そのポンプ・ポート31とそ
のコントロール・バルブ・ポート33との間にお
いて、そのバルブ・チヤンバ30に配置されたオ
リフイス35を備えるバルブ・ケーシング29
と、そのコントロール・バルブ・ポート33から
吐出される圧油の吐出量およびそのサクシヨン・
ポート32に戻される圧油の戻り量を調整するよ
うに、そのバルブ・チヤンバ30内に往復摺動可
能に配置されたオイル・リターン・コントロー
ル・スプロール34などから構成されている。
ブ・チヤンバ30、そのバルブ・チヤンバ30を
そのオイル・ポンプ11の吐出側およびサクシヨ
ン側にそれぞれ接続するポンプ・ポート31およ
びサクシヨン・ポート32、そのバルブ・チヤン
バ30に接続されたコントロール・バルブ・ポー
ト、33、および、そのポンプ・ポート31とそ
のコントロール・バルブ・ポート33との間にお
いて、そのバルブ・チヤンバ30に配置されたオ
リフイス35を備えるバルブ・ケーシング29
と、そのコントロール・バルブ・ポート33から
吐出される圧油の吐出量およびそのサクシヨン・
ポート32に戻される圧油の戻り量を調整するよ
うに、そのバルブ・チヤンバ30内に往復摺動可
能に配置されたオイル・リターン・コントロー
ル・スプロール34などから構成されている。
勿論、そのオイル・リターン・コントロール・
スプール34は、そのオリフイス35内に通され
る絞りピン36を先端に備え、往復摺動に応じて
そのオリフイス35における絞り量を調整するよ
うに構成されている。
スプール34は、そのオリフイス35内に通され
る絞りピン36を先端に備え、往復摺動に応じて
そのオリフイス35における絞り量を調整するよ
うに構成されている。
また、そのオリフイス35の下流側は、そのオ
イル・リターン・コントロール・スプール34の
端面に協働されてそのバルブ・チヤンバ30内に
形成された背圧室37に、パイロツト連通路38
を介して接続され、その背圧室37にはそのオイ
ル・リターン・コントロール・スプール34をそ
のオリフイス35側に押し付けるリターン・スプ
リング39が配置されている。
イル・リターン・コントロール・スプール34の
端面に協働されてそのバルブ・チヤンバ30内に
形成された背圧室37に、パイロツト連通路38
を介して接続され、その背圧室37にはそのオイ
ル・リターン・コントロール・スプール34をそ
のオリフイス35側に押し付けるリターン・スプ
リング39が配置されている。
そのオイル・リターン・コントロール・スプー
ル34は、その背圧室37の圧油をそのサクシヨ
ン・ポート32に戻し得るリリーフ・バルブ(図
示せず)を内側に備え、そのオリフイス35より
も下流側における圧油の極端な圧力上昇を防止し
ている。
ル34は、その背圧室37の圧油をそのサクシヨ
ン・ポート32に戻し得るリリーフ・バルブ(図
示せず)を内側に備え、そのオリフイス35より
も下流側における圧油の極端な圧力上昇を防止し
ている。
さらに、そのように構成されたフロー・コント
ロール・バルブ12のバルブ・ケーシング29に
は、そのポンプ・ポート31側の位置で、そのバ
ルブ・チヤンバ30に接続されるリアクシヨン・
コントロール・ポート77が形成されている。
ロール・バルブ12のバルブ・ケーシング29に
は、そのポンプ・ポート31側の位置で、そのバ
ルブ・チヤンバ30に接続されるリアクシヨン・
コントロール・ポート77が形成されている。
コントロール・バルブ13は、スプール・チヤ
ンバ41、そのフロー・コントロール・バルブ1
2のコントロール・バルブ・ポート33側をその
スプール・チヤンバ41に接続する供給ポート4
2、そのスプール・チヤンバ41をそのオイル・
ポンプ11の吸込み側に接続す排出ポート43、
および、パワー・シリンダ・ポート44,45,
46を備えるコントロール・バルブ・ケーシング
40と、その供給ポート42をその排出ポート4
3、および、パワー・シリンダ・ポート44,4
5.46に切換え接続するように、そのスプー
ル・チヤンバ41内に往復摺動可能に配置された
コントロール・バルブ・スプール51と、そのス
プール・チヤンバ41内で、そのコントロール・
バルブ・スプール51の両側に形成された一対の
リアクシヨン・チヤンバ63,64とより構成さ
れている。
ンバ41、そのフロー・コントロール・バルブ1
2のコントロール・バルブ・ポート33側をその
スプール・チヤンバ41に接続する供給ポート4
2、そのスプール・チヤンバ41をそのオイル・
ポンプ11の吸込み側に接続す排出ポート43、
および、パワー・シリンダ・ポート44,45,
46を備えるコントロール・バルブ・ケーシング
40と、その供給ポート42をその排出ポート4
3、および、パワー・シリンダ・ポート44,4
5.46に切換え接続するように、そのスプー
ル・チヤンバ41内に往復摺動可能に配置された
コントロール・バルブ・スプール51と、そのス
プール・チヤンバ41内で、そのコントロール・
バルブ・スプール51の両側に形成された一対の
リアクシヨン・チヤンバ63,64とより構成さ
れている。
勿論、そのスプール・チヤンバ41内には、そ
の供給および排出ポート42,43に連結される
ようにして、リング溝49,50がそれぞれ形成
されている。
の供給および排出ポート42,43に連結される
ようにして、リング溝49,50がそれぞれ形成
されている。
また、そのコントロール・バルブ・スプール5
1が中立位置に置かれた状態で、そのリング溝4
9,50よりも外側に位置されたそのコントロー
ル・バルブ・スプール51の両端周囲には、ラン
ド52,55がそれぞれ形成され、そのランド5
2,55間には、そのリング溝49,50に向い
合うようにしてランド53,54がそれぞれ形成
されている。
1が中立位置に置かれた状態で、そのリング溝4
9,50よりも外側に位置されたそのコントロー
ル・バルブ・スプール51の両端周囲には、ラン
ド52,55がそれぞれ形成され、そのランド5
2,55間には、そのリング溝49,50に向い
合うようにしてランド53,54がそれぞれ形成
されている。
勿論、それらのランド52,53,54,55
間には、そのパワー・シリンダ・ポート44,4
5,46に連絡され得るスプール溝56,57,
58がそれぞれ形成されている。
間には、そのパワー・シリンダ・ポート44,4
5,46に連絡され得るスプール溝56,57,
58がそれぞれ形成されている。
さらに、そのコントロール・バルブ・スプール
51の両端内側には、そのコントロール・バル
ブ・スプール51の軸方向に沿つて伸長され、か
つ、両端が開放されたボア59,60がそれぞれ
形成され、そのボア59,60は、連通孔61,
62を介して、そのスプール溝56,57にそれ
ぞれ接続されている。
51の両端内側には、そのコントロール・バル
ブ・スプール51の軸方向に沿つて伸長され、か
つ、両端が開放されたボア59,60がそれぞれ
形成され、そのボア59,60は、連通孔61,
62を介して、そのスプール溝56,57にそれ
ぞれ接続されている。
従つて、そのスプール溝56,57は、その連
通孔61,62、およびボア59,60を介し
て、リアクシヨン・チヤンバ63,64にそれぞ
れ接続されている。
通孔61,62、およびボア59,60を介し
て、リアクシヨン・チヤンバ63,64にそれぞ
れ接続されている。
また、そのコントロール・バルブ・スプール5
1は、ステアリング操作に応動して往復摺動する
ため、そのコントロール・バルブ・スプール51
のほぼ中央の位置には、シヤフト78の一端が固
定され、そのシヤフト78の他端は、そのコント
ロール・バルブ・ケーシング40を貫通して、ス
テアリング・シヤフト(図示せず)側に連結され
ている。
1は、ステアリング操作に応動して往復摺動する
ため、そのコントロール・バルブ・スプール51
のほぼ中央の位置には、シヤフト78の一端が固
定され、そのシヤフト78の他端は、そのコント
ロール・バルブ・ケーシング40を貫通して、ス
テアリング・シヤフト(図示せず)側に連結され
ている。
パワー・シリンダ14は、そのコントロール・
バルブ13のケーシング40に一体的に形成さ
れ、かつ、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート44,45,46に接続さ
れたシリンダ・ボア68を備えるパワー・シリン
ダ・ケーシングと、そのパワー・シリンダ・ポー
ト44,45、および46に対応して接続された
一対のシリンダ室69,70をそのシリンダ・ボ
ア68内に形成するように、そのシリンダ・ボア
68内に往復摺動可能に配置されたパワー・ピス
トン71とから構成され、さらに出力部を概念的
に説明すれば、一端がそのパワー・ピストン71
に連結され、他端がそのパワー・シリンダ・ケー
シングを貫通して外側に突出された操作ロツド7
2と、その操作ロツド72の反対側の位置で、そ
の操作ロツド72とほぼ同一軸心的にそのパワ
ー・シリンダ・ケーシングに固定されたロツド7
3とより構成されている。
バルブ13のケーシング40に一体的に形成さ
れ、かつ、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート44,45,46に接続さ
れたシリンダ・ボア68を備えるパワー・シリン
ダ・ケーシングと、そのパワー・シリンダ・ポー
ト44,45、および46に対応して接続された
一対のシリンダ室69,70をそのシリンダ・ボ
ア68内に形成するように、そのシリンダ・ボア
68内に往復摺動可能に配置されたパワー・ピス
トン71とから構成され、さらに出力部を概念的
に説明すれば、一端がそのパワー・ピストン71
に連結され、他端がそのパワー・シリンダ・ケー
シングを貫通して外側に突出された操作ロツド7
2と、その操作ロツド72の反対側の位置で、そ
の操作ロツド72とほぼ同一軸心的にそのパワ
ー・シリンダ・ケーシングに固定されたロツド7
3とより構成されている。
勿論、そのコントロール・バルブ13のパワ
ー・シリンダ・ポート44,45は、連絡路6
5,66を介してそのシリンダ室70に、また、
パワー・シリンダ・ポート46は、連通路67を
介して、そのシリンダ室69に、それぞれ接続さ
れている。
ー・シリンダ・ポート44,45は、連絡路6
5,66を介してそのシリンダ室70に、また、
パワー・シリンダ・ポート46は、連通路67を
介して、そのシリンダ室69に、それぞれ接続さ
れている。
また、そのパワー・ピストン71に固定され、
そのパワー・シリンダ・ケーシングの外側に突出
された操作ロツド72の先端は、キヤブ・オーバ
型トラツクのシヤシ・フレーム(図示せず)側に
取り付けられるが、その操作ロツド72の反対側
においてそのパワー・シリンダ・ケーシングに固
定されたロツド73側は、タイヤ側の操舵抵抗を
模式的に表わすものとして図示されている。
そのパワー・シリンダ・ケーシングの外側に突出
された操作ロツド72の先端は、キヤブ・オーバ
型トラツクのシヤシ・フレーム(図示せず)側に
取り付けられるが、その操作ロツド72の反対側
においてそのパワー・シリンダ・ケーシングに固
定されたロツド73側は、タイヤ側の操舵抵抗を
模式的に表わすものとして図示されている。
反力調整弁15は、バルブ・チヤンバ19を備
えるバルブ・ケーシング18と、そのバルブ・チ
ヤンバ19に連絡されるように、そのバルブ・ケ
ーシング18に互いに向い合つて形成された一対
の絞りポート20,21と、その一対の絞りポー
ト20,21間を流れる圧油の流量を調整し、か
つ、そのバルブ・チヤンバ19を上流圧室23と
下流圧室24とに区画するように、そのバルブ・
チヤンバ19内に往復摺動可能に配置されたピス
トン型の絞り弁22とより構成されている。
えるバルブ・ケーシング18と、そのバルブ・チ
ヤンバ19に連絡されるように、そのバルブ・ケ
ーシング18に互いに向い合つて形成された一対
の絞りポート20,21と、その一対の絞りポー
ト20,21間を流れる圧油の流量を調整し、か
つ、そのバルブ・チヤンバ19を上流圧室23と
下流圧室24とに区画するように、そのバルブ・
チヤンバ19内に往復摺動可能に配置されたピス
トン型の絞り弁22とより構成されている。
そのバルブ・ケーシング18は、そのフロー・
コントロール・バルブ12およびコントロール・
バルブ13間に独立して設けられるもので、内側
に円柱状のバルブ・チヤンバ19を備えている。
勿論、そのバルブ・ケーシング18は、そのフロ
ー・コントロール・バルブ12のケーシング29
または、そのコントロール・バルブ13のケーシ
ング40に一体的に形成するものでも良い。
コントロール・バルブ12およびコントロール・
バルブ13間に独立して設けられるもので、内側
に円柱状のバルブ・チヤンバ19を備えている。
勿論、そのバルブ・ケーシング18は、そのフロ
ー・コントロール・バルブ12のケーシング29
または、そのコントロール・バルブ13のケーシ
ング40に一体的に形成するものでも良い。
その一対の絞りポート20,21は、そのバル
ブ・チヤンバ19に連絡されるようにして、その
バルブ・ケーシング18に互いに向い合つて形成
されている。
ブ・チヤンバ19に連絡されるようにして、その
バルブ・ケーシング18に互いに向い合つて形成
されている。
また、その絞り弁22は、そのバルブ・チヤン
バ19内に往復摺動可能に配置されるようにピス
トン型に構成され、外周には、その一対の絞りポ
ート20,21に連絡され得るリング溝25が形
成されている。
バ19内に往復摺動可能に配置されるようにピス
トン型に構成され、外周には、その一対の絞りポ
ート20,21に連絡され得るリング溝25が形
成されている。
すなわち、その絞り弁22は、そのバルブ・チ
ヤンバ19内を往復摺動することによつて、その
リング溝25と一対の絞りポート20,21との
連絡部分における通路断面積を変え、その一対の
絞りポート20,21間を流れる圧油の流量を調
整する。
ヤンバ19内を往復摺動することによつて、その
リング溝25と一対の絞りポート20,21との
連絡部分における通路断面積を変え、その一対の
絞りポート20,21間を流れる圧油の流量を調
整する。
そのように構成される絞り弁22がそのバル
ブ・チヤンバ19内に往復摺動可能に配置される
ならば、そのバルブ・チヤンバ19は、上方部分
側、すなわち、上流圧室23と、下方部分側、す
なわち、下流圧室24とに区画される。勿論、そ
の絞り弁22は、上方に突出されたガイド・ロツ
ド79を一体的に備え、そのガイド・ロツド79
の上端は、そのバルブ・ケーシング18を貫通し
て上方に突出されている。
ブ・チヤンバ19内に往復摺動可能に配置される
ならば、そのバルブ・チヤンバ19は、上方部分
側、すなわち、上流圧室23と、下方部分側、す
なわち、下流圧室24とに区画される。勿論、そ
の絞り弁22は、上方に突出されたガイド・ロツ
ド79を一体的に備え、そのガイド・ロツド79
の上端は、そのバルブ・ケーシング18を貫通し
て上方に突出されている。
また、そのバルブ・ケーシング18には、その
上流圧室23および下流圧室24にそれぞれ接続
される上流圧室ポート26および下流圧室ポート
27が形成されていること勿論である。
上流圧室23および下流圧室24にそれぞれ接続
される上流圧室ポート26および下流圧室ポート
27が形成されていること勿論である。
一対のリアクシヨン連通路16,17は、その
コントロール・バルブ13における一対のリアク
シヨン・チヤンバ63,64のポート47,48
を、その反力調整弁15の一対の絞りポート2
0,21にそれぞれ接続している。
コントロール・バルブ13における一対のリアク
シヨン・チヤンバ63,64のポート47,48
を、その反力調整弁15の一対の絞りポート2
0,21にそれぞれ接続している。
勿論、そのリアクシヨン連通路16,17に
は、所定の内径、外径、および長さの配管が使用
されるが、その反力調整弁15のバルブ・ケーシ
ング18がそのコントロール・バルブのケーシン
グ40に一体的に形成される場合には、その配管
を使用することなく、そのコントロール・バルブ
13のケーシング40に穴あけ加工を施すことに
よつて形成するものでも良い。
は、所定の内径、外径、および長さの配管が使用
されるが、その反力調整弁15のバルブ・ケーシ
ング18がそのコントロール・バルブのケーシン
グ40に一体的に形成される場合には、その配管
を使用することなく、そのコントロール・バルブ
13のケーシング40に穴あけ加工を施すことに
よつて形成するものでも良い。
上述したフロー・コントロール・バルブ11の
ポンプ・ポート31側、すなわち、リアクシヨ
ン・コントロール・ポート77は、配管75を介
してその反力調整弁15の上流圧室ポート26に
接続されている。
ポンプ・ポート31側、すなわち、リアクシヨ
ン・コントロール・ポート77は、配管75を介
してその反力調整弁15の上流圧室ポート26に
接続されている。
また、そのフロー・コントロール・バルブ11
のコントロール・バルブ・ポート33は、配管7
4を介して、そのコントロール・バルブ13の供
給ポート42に接続されるが、そのコントロー
ル・バルブ・ポート33から吐出される圧油の一
部を圧力信号として、その反力調整弁15の下流
圧室24に供給するため、その配管74は、その
反力調整弁15の下流圧室ポート27にも接続さ
れている。
のコントロール・バルブ・ポート33は、配管7
4を介して、そのコントロール・バルブ13の供
給ポート42に接続されるが、そのコントロー
ル・バルブ・ポート33から吐出される圧油の一
部を圧力信号として、その反力調整弁15の下流
圧室24に供給するため、その配管74は、その
反力調整弁15の下流圧室ポート27にも接続さ
れている。
勿論、そのコントロール・バルブ13の排出ポ
ート43は、配管76を介して、オイル・ポンプ
11の吸込み側に接続されている。
ート43は、配管76を介して、オイル・ポンプ
11の吸込み側に接続されている。
従つて、上述の反力調整弁15において、上流
圧室23には、そのフロー・コントロール・バル
ブ12のオリフイス35よりも上流側の圧油が送
られ、また、下流圧室24にはそのオリフイス3
5よりも下流側の圧油が送られ、それらの圧油の
圧力差によつて、その絞り弁22がバルブ・チヤ
ンバ19内を往復摺動する。
圧室23には、そのフロー・コントロール・バル
ブ12のオリフイス35よりも上流側の圧油が送
られ、また、下流圧室24にはそのオリフイス3
5よりも下流側の圧油が送られ、それらの圧油の
圧力差によつて、その絞り弁22がバルブ・チヤ
ンバ19内を往復摺動する。
バイアス・スプリング28は、その絞り弁22
を下方に押し付けるように、その上流圧室23内
に配置されている。
を下方に押し付けるように、その上流圧室23内
に配置されている。
すなわち、そのバイアス・スプリング28は上
流圧および下流圧のバランスが崩れたり、あるい
は反力調整弁15のステイツクなど不測の事態が
万一生じた場合にも、その絞り弁22を押し下
げ、その絞りポート21,21間を遮断する方向
に作用する。
流圧および下流圧のバランスが崩れたり、あるい
は反力調整弁15のステイツクなど不測の事態が
万一生じた場合にも、その絞り弁22を押し下
げ、その絞りポート21,21間を遮断する方向
に作用する。
勿論、そのバイアス・スプリング28は、その
ように圧油の供給が停止するときに、その絞り弁
22を摺動させ、その絞りポート20,21間を
最大に絞るように動作するものであれば取付け位
置は任意である。
ように圧油の供給が停止するときに、その絞り弁
22を摺動させ、その絞りポート20,21間を
最大に絞るように動作するものであれば取付け位
置は任意である。
次に、上述のパワー・ステアリング10が適用
されたキヤブ・オーバ型トラツクの走行について
述でるに、そのキヤブ・オーバ型トラツクが低速
走行する場合、すなわち、内燃機関が低速回転さ
れている場合には、フロー・コントロール・バル
ブ12のオリフイス35の上流側と下流側におけ
る圧力降下が小さく、圧力差が少ないため、反力
調整弁15の絞り弁22が所定の位置に維持さ
れ、絞りポート20,21間を極端に絞ることな
く、その絞りポート20,21はその絞り弁22
のリング溝25を介して、互いに連絡されてい
る。
されたキヤブ・オーバ型トラツクの走行について
述でるに、そのキヤブ・オーバ型トラツクが低速
走行する場合、すなわち、内燃機関が低速回転さ
れている場合には、フロー・コントロール・バル
ブ12のオリフイス35の上流側と下流側におけ
る圧力降下が小さく、圧力差が少ないため、反力
調整弁15の絞り弁22が所定の位置に維持さ
れ、絞りポート20,21間を極端に絞ることな
く、その絞りポート20,21はその絞り弁22
のリング溝25を介して、互いに連絡されてい
る。
そのような状態において、オイル・ポンプ11
から供給される圧油は、フロー・コントロール・
バルブ12により流量が調整され、所定の流量の
圧油が、コントロール・バルブ13の供給ポート
42に送られる。
から供給される圧油は、フロー・コントロール・
バルブ12により流量が調整され、所定の流量の
圧油が、コントロール・バルブ13の供給ポート
42に送られる。
その供給ポート42に送られた圧油は、コント
ロール・バルブ・スプール51が中立位置に置か
れているときには、排出ポート43からオイル・
ポンプ11の吸込み側に戻されるが、そのコント
ロール・バルブ・スプール51がステアリング操
作によつて何れか一方に摺動されれば、その摺動
方向に応じて、その圧油がパワー・シリンダ14
のシリンダ室69,70の何れか一方、および、
リアクシヨン・チヤンバ63,64の何れか一方
に送られる。
ロール・バルブ・スプール51が中立位置に置か
れているときには、排出ポート43からオイル・
ポンプ11の吸込み側に戻されるが、そのコント
ロール・バルブ・スプール51がステアリング操
作によつて何れか一方に摺動されれば、その摺動
方向に応じて、その圧油がパワー・シリンダ14
のシリンダ室69,70の何れか一方、および、
リアクシヨン・チヤンバ63,64の何れか一方
に送られる。
例えば、そのコントロール・バルブ・スプール
51が図において右側に摺動されれば、その供給
ポート42が、そのコントロール・バルブ・スプ
ール51のスプール溝57を介してパワー・シリ
ンダ・ポート46に連絡され、圧油はパワー・シ
リンダ14のシリンダ室69に送られ、パワー・
ピストン71が、図において左側に、言い換えれ
ば、パワー・シリンダ14が右側に移動される。
51が図において右側に摺動されれば、その供給
ポート42が、そのコントロール・バルブ・スプ
ール51のスプール溝57を介してパワー・シリ
ンダ・ポート46に連絡され、圧油はパワー・シ
リンダ14のシリンダ室69に送られ、パワー・
ピストン71が、図において左側に、言い換えれ
ば、パワー・シリンダ14が右側に移動される。
そのように圧油が供給されるとき、その圧油の
一部は、連通孔62およびボア60を介してリア
クシヨン・チヤンバ64に送られる。
一部は、連通孔62およびボア60を介してリア
クシヨン・チヤンバ64に送られる。
そのような操舵による反力は、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ64内の圧力によつて与えられる
が、上述のように、低速走行時は反力調整弁15
の一対の絞りポート20,21間が極端に絞られ
ることなく、リアクシヨン連通路16,17を介
して互いに連絡されているため、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ64内の圧油は他方のリアクシヨ
ン・チヤンバ63に送られる。
ン・チヤンバ64内の圧力によつて与えられる
が、上述のように、低速走行時は反力調整弁15
の一対の絞りポート20,21間が極端に絞られ
ることなく、リアクシヨン連通路16,17を介
して互いに連絡されているため、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ64内の圧油は他方のリアクシヨ
ン・チヤンバ63に送られる。
勿論、そのコントロール・バルブ・スプール5
1が上述のように摺動されれば、排出ポート43
がスプール溝56に連絡されるため、そのリアク
シヨン・チヤンバ63内の圧油はオイル・ポンプ
11の吸込み側に戻される。
1が上述のように摺動されれば、排出ポート43
がスプール溝56に連絡されるため、そのリアク
シヨン・チヤンバ63内の圧油はオイル・ポンプ
11の吸込み側に戻される。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ64内の
圧油は、そのコントロール・バルブ・スプール5
1の摺動に対して大きな抵抗とならず、低速走行
時の操舵が小さい操作力をもつてなされる。
圧油は、そのコントロール・バルブ・スプール5
1の摺動に対して大きな抵抗とならず、低速走行
時の操舵が小さい操作力をもつてなされる。
また、そのコントロール・バルブ・スプール5
1が図において左側に摺動されれば、供給ポート
42がスプール溝58に、排出ポート43がスプ
ール溝57に、それぞれ連絡され、連通路65,
66を介して圧油がパワー・シリンダ14のシリ
ンダ室70、および、リアクシヨン・チヤンバ6
3に、それぞれ送られ、パワー・ピストン71が
図において右側に、すなわち、パワー・シリンダ
14が左側に移動される。
1が図において左側に摺動されれば、供給ポート
42がスプール溝58に、排出ポート43がスプ
ール溝57に、それぞれ連絡され、連通路65,
66を介して圧油がパワー・シリンダ14のシリ
ンダ室70、および、リアクシヨン・チヤンバ6
3に、それぞれ送られ、パワー・ピストン71が
図において右側に、すなわち、パワー・シリンダ
14が左側に移動される。
そのリアクシヨン・チヤンバ63内の圧油は、
上述した場合と逆に、リアクシヨン連通路16,
17を通り、その反力調整弁15によつて極端に
絞られることなく、リアクシヨン・チヤンバ64
に送られ、そのリアクシヨン・チヤンバ64内の
油は、ボア60、連通孔62を通り、排出ポート
43からオイルポンプ11の吸込み側に戻され
る。
上述した場合と逆に、リアクシヨン連通路16,
17を通り、その反力調整弁15によつて極端に
絞られることなく、リアクシヨン・チヤンバ64
に送られ、そのリアクシヨン・チヤンバ64内の
油は、ボア60、連通孔62を通り、排出ポート
43からオイルポンプ11の吸込み側に戻され
る。
従つて、上述した場合と同様に、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ63内の圧油は、そのコントロー
ル・バルブ・スプール51の摺動に対して大きな
抵抗とならず、低速走行時の操舵が小さい操作力
をもつてなされる。
ヨン・チヤンバ63内の圧油は、そのコントロー
ル・バルブ・スプール51の摺動に対して大きな
抵抗とならず、低速走行時の操舵が小さい操作力
をもつてなされる。
勿論、そのキヤブ・オーバ型トラツクの停車状
態においては、オイル・ポンプ11の回転数は低
く、その反力調整弁15の一対の絞りポート2
0,21間は、実質的に絞られることなく互いに
連絡されているため、そのリアクシヨン・チヤン
バ63または64内の圧油は、そのコントロー
ル・バルブ・スプール51の摺動に対して実質的
に抵抗とならず、極めて小さい操作力をもつて据
切り、幅寄せ、切返しなどが可能になる。
態においては、オイル・ポンプ11の回転数は低
く、その反力調整弁15の一対の絞りポート2
0,21間は、実質的に絞られることなく互いに
連絡されているため、そのリアクシヨン・チヤン
バ63または64内の圧油は、そのコントロー
ル・バルブ・スプール51の摺動に対して実質的
に抵抗とならず、極めて小さい操作力をもつて据
切り、幅寄せ、切返しなどが可能になる。
さらに、そのキヤブ・オーバ型トラツクが高速
走行する場合、すなわち、内燃機関が高速回転さ
れている場合には、フロー・コントロール・バル
ブ12のオリフイス35の上流側と下流側におけ
る圧力降下が大きく、圧力差が大きくなるため反
力調整弁15の絞り弁22が下方に摺動し、その
絞り弁22のリング溝25と一対の絞りポート2
0,21との連絡部分における通路断面積が狭く
なる。
走行する場合、すなわち、内燃機関が高速回転さ
れている場合には、フロー・コントロール・バル
ブ12のオリフイス35の上流側と下流側におけ
る圧力降下が大きく、圧力差が大きくなるため反
力調整弁15の絞り弁22が下方に摺動し、その
絞り弁22のリング溝25と一対の絞りポート2
0,21との連絡部分における通路断面積が狭く
なる。
上述の場合と同様に、コントロール・バルブ・
スプール51が何れか一方に摺動されれば、シリ
ンダ室69,70の何れか一方に圧油が送られて
パワー・ピストン71が摺動され、その圧油の一
部は、リアクシヨン・チヤンバ63,64の何れ
か一方に送られるが、その反力調整弁15の絞り
ポート20,21間が絞られ、通路断面積が狭く
されているため、反力調整弁15による圧力降下
が大きくなり、左右のリアクシヨン・チヤンバ6
3,64内の圧力差が大きくなつて、そのコント
ロール・バルブ・スプール51の摺動に対して大
きな抵抗となり、、高速走行時の操舵に比較的大
きな操作力が要求され、走行安定性が向上する。
スプール51が何れか一方に摺動されれば、シリ
ンダ室69,70の何れか一方に圧油が送られて
パワー・ピストン71が摺動され、その圧油の一
部は、リアクシヨン・チヤンバ63,64の何れ
か一方に送られるが、その反力調整弁15の絞り
ポート20,21間が絞られ、通路断面積が狭く
されているため、反力調整弁15による圧力降下
が大きくなり、左右のリアクシヨン・チヤンバ6
3,64内の圧力差が大きくなつて、そのコント
ロール・バルブ・スプール51の摺動に対して大
きな抵抗となり、、高速走行時の操舵に比較的大
きな操作力が要求され、走行安定性が向上する。
また、その反力調整弁15における上流圧室2
3と下流圧室24との圧力バランスが崩れたりあ
るいは、反力調整弁15のステイツクなど不測の
事態が万一生じた場合にも、絞り弁22は、バイ
アス・スプリング28によつて下方に押し付けら
れ、一対の絞りポート20,21間を遮断する。
3と下流圧室24との圧力バランスが崩れたりあ
るいは、反力調整弁15のステイツクなど不測の
事態が万一生じた場合にも、絞り弁22は、バイ
アス・スプリング28によつて下方に押し付けら
れ、一対の絞りポート20,21間を遮断する。
従つて、そのような故障時の操舵には、大きな
操作力が要求され、極めて軽く、かつ、不安定な
操舵が回避され、安全性が確保される。
操作力が要求され、極めて軽く、かつ、不安定な
操舵が回避され、安全性が確保される。
如上のこの発明によれば、オイル・ポンプとフ
ロー・コントロール・バルブと、コントロール・
バルブ・スプールの両側に一対のリアクシヨン・
チヤンバを備えるコントロール・バルブと、パワ
ー・シリンダとよりなる車両に使用されるパワ
ー・ステアリングにおいて、反力調整弁が、その
フロー・コントロール・バルブ側からの圧力信号
によつて一対の絞りポート間を流れる圧油の流量
を調整し得るように構成され、一対のリアクシヨ
ン連通路が、そのコントロール・バルブのリアク
シヨン・チヤンバをその絞りポートにそれぞれ接
続し、さらに、バイアス・スプリングがそのオイ
ル・ポンプからの圧油の供給が停止するとき、そ
の反力調整弁の絞り弁を摺動させ、その絞りポー
ト間を最大に絞るように構成されているため、車
両の走行状態に応じて、反力が常に適正になり、
ステアリング操作による疲労が軽減されて安全な
走行が可能になり、しかも、構造が比較的簡単
で、生産コストが低廉になり、さらに、油圧系絞
の故障時に、不安定な操舵が回避されて安全性が
確保され極めて実用的になる。
ロー・コントロール・バルブと、コントロール・
バルブ・スプールの両側に一対のリアクシヨン・
チヤンバを備えるコントロール・バルブと、パワ
ー・シリンダとよりなる車両に使用されるパワ
ー・ステアリングにおいて、反力調整弁が、その
フロー・コントロール・バルブ側からの圧力信号
によつて一対の絞りポート間を流れる圧油の流量
を調整し得るように構成され、一対のリアクシヨ
ン連通路が、そのコントロール・バルブのリアク
シヨン・チヤンバをその絞りポートにそれぞれ接
続し、さらに、バイアス・スプリングがそのオイ
ル・ポンプからの圧油の供給が停止するとき、そ
の反力調整弁の絞り弁を摺動させ、その絞りポー
ト間を最大に絞るように構成されているため、車
両の走行状態に応じて、反力が常に適正になり、
ステアリング操作による疲労が軽減されて安全な
走行が可能になり、しかも、構造が比較的簡単
で、生産コストが低廉になり、さらに、油圧系絞
の故障時に、不安定な操舵が回避されて安全性が
確保され極めて実用的になる。
図はキヤブ・オーバ型トラツクに適用されたこ
の発明の車両に使用されるパワー・ステアリング
の具体例を示す概説図である。 10……車両に使用されるパワー・ステアリン
グ、11……オイル・ポンプ、12……フロー・
コントロール・バルブ、13……コントロール・
バルブ、14……パワー・ピストン、15……反
力調整弁、16,17……リアクシヨン連通路、
18……バルブ・ケーシング、19……バルブ・
チヤンバ、20,21……絞りポート、22……
絞り弁、23……上流圧室、24……下流圧室、
28……バイアス・スプリング、31……ポン
プ・ポート、33……コントロール・バルブ・ポ
ート、51……コントロール・バルブ・スプー
ル、63,64……リアクシヨン・チヤンバ。
の発明の車両に使用されるパワー・ステアリング
の具体例を示す概説図である。 10……車両に使用されるパワー・ステアリン
グ、11……オイル・ポンプ、12……フロー・
コントロール・バルブ、13……コントロール・
バルブ、14……パワー・ピストン、15……反
力調整弁、16,17……リアクシヨン連通路、
18……バルブ・ケーシング、19……バルブ・
チヤンバ、20,21……絞りポート、22……
絞り弁、23……上流圧室、24……下流圧室、
28……バイアス・スプリング、31……ポン
プ・ポート、33……コントロール・バルブ・ポ
ート、51……コントロール・バルブ・スプー
ル、63,64……リアクシヨン・チヤンバ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オイル・ポンプと、フロー・コントロール・
バルブと、コントロール・バルブ・スプールの両
側に一対のリアクシヨン・チヤンバを備えるコン
トロール・バルブと、パワー・シリンダとよりな
るパワー・ステアリングにおいて、 反力調整弁が、バルブ・チヤンバを備えるバル
ブ・ケーシングと、そのバルブ・チヤンバに連結
されるように、そのバルブ・ケーシングに形成さ
れた一対の絞りポートと、その一対の絞りポート
間を流れる圧油の流量を調整し、かつ、そのバル
ブ・チヤンバを上流圧室と下流圧室とに区画する
ように、そのバルブ・チヤンバ内に往復摺動可能
に配置されたピストン型の絞り弁とよりなり、か
つ、 一対のリアクシヨン連通路が、そのコントロー
ル・バルブの一対のリアクシヨン・チヤンバをそ
の反力調整弁の一対の絞りポートにそれぞれ接続
し、しかも、 その反力調整弁の上流圧室が、そのフロー・コ
ントロール・バルブのポンプ・ポート側に、下流
圧室が、そのフロー・コントロール・バルブのコ
ントロール・バルブ・ポート側にそれぞれ接続さ
れ、さらに、 バイアス・スプリングが、そのオイル・ポンプ
からの圧油の供給が停止するとき、その絞りポー
ト間を最大に絞るように、その絞り弁を摺動させ
る ことを特徴とする車両に使用されるパワー・ステ
アリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57068424A JPS58185368A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | 車両に使用されるパワ−・ステアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57068424A JPS58185368A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | 車両に使用されるパワ−・ステアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58185368A JPS58185368A (ja) | 1983-10-29 |
JPH0138709B2 true JPH0138709B2 (ja) | 1989-08-16 |
Family
ID=13373284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57068424A Granted JPS58185368A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | 車両に使用されるパワ−・ステアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58185368A (ja) |
-
1982
- 1982-04-23 JP JP57068424A patent/JPS58185368A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58185368A (ja) | 1983-10-29 |
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