JPH03277B2 - - Google Patents

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JPH03277B2
JPH03277B2 JP56135695A JP13569581A JPH03277B2 JP H03277 B2 JPH03277 B2 JP H03277B2 JP 56135695 A JP56135695 A JP 56135695A JP 13569581 A JP13569581 A JP 13569581A JP H03277 B2 JPH03277 B2 JP H03277B2
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JP
Japan
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valve
port
reaction
oil
control
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JP56135695A
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JPS5836763A (ja
Inventor
Fujio Momyama
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPS5836763A publication Critical patent/JPS5836763A/ja
Publication of JPH03277B2 publication Critical patent/JPH03277B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/02Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to vehicle speed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車のパワー・ステアリングに
関する。
一般に、この種のパワー・ステアリングには、
高速走行時のハンドルの重さを低速走行時よりも
重目にしより安定させるため内燃機関の回転数に
応じて圧油の流量を制御する流量調整弁、いわゆ
る、機関回転数感応型流量調整弁が多く適用され
てきている。
その流量調整弁は、内部にバルブ・ボアを形成
したバルブ・ボデイと、そのバルブ・ボアに嵌め
込まれてそのバルブ・ボアの一端側にメータリン
グ・チヤンバを形成するオイル・リターン・コン
トロール・スプールと、そのメータリング・チヤ
ンバに開口されてそのバルブ・ボデイに形成され
たポンプ・ポート、コントロール・バルブ・ポー
ト、およびサクシヨン・ポートと、そのポンプ・
ポートおよびコントロール・バルブ・ポート間で
そのメータリング・チヤンバを仕切るオリフイス
と、そのオリフイスに通されてそのオイル・リタ
ーン・コントロール・スプールに固定的に連結さ
れ、そのオイル・リターン・コントロール・スプ
ールの往復摺動に応じて、そのオリフイスを絞り
調節するピンとを含んだところの形態が大半を占
めている。
従つて、オイル・ポンプから供給される圧油の
流量が少ないときには、そのオイル・リターン・
コントロール・スプールはほとんど摺動されず、
そのオリフイスはそのピンによつて極端に絞られ
ないことから、そのオイル・ポンプの回転数、す
なわち、機関回転数に応じた流量の圧油がパワ
ー・ステアリングの反力型コントロール・バルブ
側に送られ、小さな操作力をもつてハンドルが回
転され得る状態に置かれ、また、そのオイル・ポ
ンプから供給される圧油の流量が多いとき、すな
わち、内燃機関が高速運転されているときには、
そのオイル・リターン・コントロール・スプール
が摺動され、その摺動によつて圧油の一部がその
オイル・ポンプの吸込み側に戻され、さらに、そ
のオリフイスはそのピンによつて絞られることか
ら、流量が減少された圧油がそのパワー・ステア
リングのコントロール・バルブ側に送られる。
しかし、そのようにして、高速運転時に、その
パワー・ステアリングのコントロール・バルブ側
に送られる圧油の流量が減少する方法は、ばね反
力型パワー・ステアリングとの組合せにおいてハ
ンドルの重さを変化させることが可能であるが、
油圧反力型パワー・ステアリングとの組合せで
は、ハンドルの重さを変化させることは不可能で
ある。その理由について詳述するならば、自動車
が進路を変更するとき、操向車輪に働く負荷は、
機関回転数感応型流量調整弁の有無にかかわらず
同じであり、その負荷に対抗して舵を切るのに必
要なパワー・ステアリングの出力は、パワー・ピ
ストンの受圧面積Aとそこに働く油圧Pとの積に
等しくなるためである。すなわち、油圧反力型の
場合は、その油圧Pがリアクシヨン・チヤンバに
導かれ、その油圧Pとそのリアクシヨン・チヤン
バ内におけるスプールの受圧面積aとの積がハン
ドルの重さになる。従つて、そのハンドルの重さ
は流量の影響を受けない。また、ばね反力型の場
合は、パワー・ピストンに働く油圧Pを発生させ
るのに必要なストロークをもつて、スプールを摺
動させ、そのストロークの距離とリアクシヨン・
スプリングのばね定数の積がハンドルの重さにな
る。従つて、そのストローク必要量は流量によつ
て変るため、ハンドルの重さは、その流量の影響
を受ける。
また、特開昭52−133627号公報には、「舵取倍
力装置」が開示されているが、この舵取倍力装置
は、車両の低速走行時、ポンプの吐出し量が少な
いので、反力室をオイル・リザーバに連絡させて
油圧反力を発生させることをせずに、そのポンプ
吐出し量の全量をパワー・シリンダに供給し、ハ
ンドル操作を軽くさせ、そして、車両の高速走行
時、走行速度に比例したそのポンプ吐出し量の一
部をその反力室に導いて油圧反力を発生し、ハン
ドル操作を重くするところにある。
しかし、その車両の低速走行時には、そのポン
プ吐出し量が少なく、そして、そのポンプ吐出し
量を絞り調整した圧油では、油圧反力の発生が困
難であるとこから、そのように油圧反力の発生が
カツトされると、ハンドル操作は、軽くなる反
面、そのポンプ吐出し量の脈動でそのハンドル操
作は不安定になる傾向がある。
さらに、特開昭52−140129号公報には、「動力
操向装置の操舵力制御装置」が開示されている
が、これは、車速と操舵負荷に応じた油圧反力を
発生する反力室を備えるもので、油圧制御弁およ
びそれの制御回路が必要になるので、動力操向装
置が複雑になり、それに伴つて、製作費用が高く
付く。
この発明の目的・課題は、機関の低速回転にお
いても機関回転数に応じた油圧反力を発生可能に
し、高速走行時のハンドルの重さを低速走行時の
それよりも重目にし、そして、操縦安定性を向上
し、加えて、構断簡単で、廉価に製作可能にし、
そして、自動車に使用されるところの機関回転数
感応油圧反力型のパワー・ステアリングの提供に
ある。
上述の目的・課題に関連して、この発明のパワ
ー・ステアリングは、パワー・シリンダと、その
パワー・シリンダに給排される圧油を方向制御す
るコントロール・バルブと、内部にバルブ・ボア
を形成し、そのバルブ・ボアに開口される入口側
ポート、出口側ポート、および、バイパス・ポー
トを有し、そして、その入口側ポートをその出口
側ポートに接続する箇所に絞りを有するバルブ・
ボデイ、および、そのバルブ・ボアに往復摺動可
能に嵌め合わせられ、かつ、それらポートに関連
してそのバルブ・ボア内にメータリング・チヤン
バを形成するオイル・リターン・コントロール・
スプールからなり、オイル・ポンプから供給され
る圧油でそのオイル・リターン・コントロール・
スプールをそのバルブ・ボアに往復摺動させてそ
のオイル・リターン・コントロール・スプールに
そのバイパス・ポートを開閉させながらそのオイ
ル・ポンプからそのコントロール・バルブに流れ
る圧油の流量を調整する流量調整弁とを含み、さ
らに、リアクシヨン・コントロール・ポートが、
そのオイル・リターン・コントロール・スプール
で閉じられることなしに、常に開口される位置で
そのメータリング・チヤンバに連通されてその流
量調整弁のバルブ・ボデイに形成され、機関回転
数に応じ、そして、そのパワー・シリンダの油圧
よりも高い油圧をそのメータリング・チヤンバか
ら取り出し可能にし、リアクシヨン・チヤンバ
が、そのコントロール・バルブに形成されてその
リアクシヨン・コントロール・ポートに接続さ
れ、そして、リアクシヨン・ピストンが、そのリ
アクシヨン・チヤンバに往復摺動可能に嵌め合わ
せられ、そのリアクシヨン・コントロール・ポー
トを経てそのメータリング・チヤンバからそのリ
アクシヨン・チヤンバに導かれるその圧油でその
リアクシヨン・チヤンバに往復摺動されてそのコ
ントロール・バルブに反力を与えるところの構成
を備え、油圧反力が、そのリアクシヨン・コント
ロール・ポートを経てその流量調整弁のメータリ
ング・チヤンバから取り出され、その機関回転数
に応ずるところの、そして、そのパワー・シリン
ダに供給される油圧よりも高いところのその圧油
で得られるところにある。
以下、この発明のパワー・ステアリングの特定
された具体例について、図面を参照して説明す
る。第1図は、自動車に適用されたこの発明のパ
ワー・ステアリングの具体例10を概説的に示し
ている。
そのパワー・ステアリング10は、パワー・シ
リンダ11と、そのパワー・シリンダ11に給排
される圧油を方向制御するコントロール・バルブ
12と、内部にバルブ・ボア48を形成し、その
バルブ・ボア48に開口された入口側ポート5
5、出口側ポート56、および、バイパス・ポー
ト57を備え、そして、その入口側ポート55を
その出口側ポート56に接続する箇所に絞り53
を備えたバルブ・ボデイ47、および、そのバル
ブ・ボア48に往復摺動可能に嵌め合わせられ、
かつ、それらポート55,56,57に関連して
そのバルブ・ボア48内にメータリング・チヤン
バ50を形成したオイル・リターン・コントロー
ル・スプール49からなり、オイル・ポンプ13
から供給される圧油でそのオイル・リターン・コ
ントロール・スプール49をそのバルブ・ボア4
8に往復摺動させてそのオイル・リターン・コン
トロール・スプール49にそのバイパス・ポート
57を開閉させながらそのオイル・ポンプ13か
らそのコントロール・バルブ12に流れる圧油の
流量を調整する流量調整弁14とを含み、さら
に、リアクシヨン・コントロール・ポート15
が、そのオイル・リターン・コントロール・スプ
ール49で閉じられることなしに常に開口された
位置でそのメータリング・チヤンバ50に連通さ
れてその流量調整弁14のバルブ・ボデイ47に
形成され、機関回転数に応じ、そして、そのパワ
ー・シリンダ11の油圧よりも高い油圧をそのメ
ータリング・チヤンバ50から取り出し可能に
し、リアクシヨン・チヤンバ16が、そのコント
ロール・バルブ12のバルブ・ボデイ31に形成
されてそのリアクシヨン・コントロール・ポート
15に接続され、そして、リアクシヨン・ピスト
ン17,18が、そのリアクシヨン・チヤンバ1
6に往復摺動可能に嵌め合わせられ、そのリアク
シヨン・コントロール・ポート15を経てそのメ
ータリング・チヤンバ50からそのリアクシヨ
ン・チヤンバ16に導かれるその圧油でそのリア
クシヨン・チヤンバ16に往復摺動されてそのコ
ントロール・バルブ12に反力を与えるところの
構成を備え、油圧反力が、そのリアクシヨン・コ
ントロール・ポート15を経てその流量調整弁1
4のメータリング・チヤンバから取り出され、そ
の機関回転数に応ずるところの、そして、そのパ
ワー・シリンダ11に供給される油圧よりも高い
ところのその圧油で得られるところに製作され
た。
そのパワー・シリンダ11は、内部にシリン
ダ・ボア21を形成したシリンダ・ボデイ20
と、そのシリンダ・ボア21内に往復摺動可能に
嵌め合わせられてそのシリンダ・ボア21内に一
対のシリンダ室24,25を区画するピストン2
2と、そのピストン22に一端を固定し、そのシ
リンダ・ボデイ20の一方の端壁において、出し
入れ可能にして他端側をその端壁の外側に伸長さ
せているピストン・ロツド23とより構成され、
自動車の前輪(図示せず)を揺動させるステアリ
ング・アーム(図示せず)に回転可能に連結され
たタイ・ロツド(図示せず)にそのシリンダ・ボ
デイ20の他方の端壁をロツド26を介して連結
し、また、その自動車のシヤシ・フレーム80に
そのピストン・ロツド23の他端を連結してあ
る。
また、そのシリンダ・ボデイ20は、そのシリ
ンダ室24,25に対応してそのシリンダ・ボア
21に開口されたオイル・ポート27,28、お
よび、連通路29,30を備え、そして、そのコ
ントロール・バルブ12を組み付けて外部配管を
省いた構造に製作されてある。
そのコントロール・バルブ12は、内部にバル
ブ・ボア32を形成してそのパワー・シリンダ1
1のシリンダ・ボデイ20に組み付けられたバル
ブ・ボデイ31と、そのバルブ・ボア32内に往
復摺動可能に嵌め合わせられたスプール33とを
含み、そのスプール33が、ステアリング・シヤ
フト(図示せず)側に連結された操作ロツド34
を介してステアリング・ホイール(図示せず)で
そのバルブ・ボア32内に往復摺動されるところ
に製作された。
そのバルブ・ボデイ31は、所定の間隔を置い
てそのバルブ・ボア32に開口されたポンプ・ポ
ート35、タンク・ポート36,37、および、
シリンダ・ポート38,39を形成し、そのポン
プ・ポート35は、供給側油圧配管70でその流
量調整弁14の出口側ポート56に接続され、ま
た、そのタンク・ポート36,37は、そのオイ
ル・ポンプ13の吸込み側においてその供給側油
圧配管70に戻り側油圧配管71で接続され、さ
らに、そのシリンダ・ポート38,39は、その
バルブ・ボア32の内周面において開口をリング
溝40,41にそれぞれ形成し、そして、その連
通路29,30でそのパワー・シリンダ11のオ
イル・ポート27,28に接続されてある。
そのスプール33は、ランド42,43,4
4,45を外周面に所定の間隔を置いて形成して
ある。勿論、そのランド42,43,44,45
の間隔は、そのバルブ・ボア32に開口されたそ
のポンプ・ポート35、タンク・ポート36,3
7、および、シリンダ・ポート38,39の間隔
に対応され、そして、そのスプール33が、その
バルブ・ボア32に往復摺動されてて、そのポン
プ・ポート35をそのシリンダ・ポート38,3
9に切り換えて接続可能にし、同時的に、そのタ
ンク・ポート36,37をそのシリンダ・ポート
38,39に切り換えて接続可能にするところに
決定されてある。
また、このスプール33は、一端に固定され、
そして、そのバルブ・ボデイ31の外側に伸長さ
れてそのステアリング・シヤフト側に連結されて
あるその操作ロツド34を備えている。
さらに、そのスプール33は、他端に固定さ
れ、そして、そのバルブ・ボア32に隣接されて
そのバルブ・ボデイ31に形成されたところのそ
のリアクシヨン・チヤンバ16に伸長された反力
伝達ロツド46を備えている。
その流量調整弁14は、内部にバルブ・ボア4
8を形成し、そのバルブ・ボア48に開口された
入口側ポート55、出口側ポート56、および、
バイパス・ポート57を備え、そして、その入口
側ポート55をその出口側ポート56を接続する
箇所に絞り53を備えたバルブ・ボデイ47と、
そのバルブ・ボア48に往復摺動可能に嵌め合わ
せられてそのバルブ・ボア48の一端側にメータ
リング・チヤンバ50を、そのバルブ・ボア48
の他端側に背圧室51をそれぞれ区画するオイ
ル・リターン・コントロール・スプール49と、
リターン・スプリング52と、パイロツト連通路
54とを含み、その入口側ポート55を経てその
オイル・ポンプ13からそのメータリング・チヤ
ンバ50に供給された圧油でそのオイル・リター
ン・コントロール・スプール49をそのバルブ・
ボア48内に往復摺動させてそのバイパス・ポー
ト57を開閉させながら、そのメータリング・チ
ヤンバ50に供給されたその圧油を流量調整し、
所定の流量をそのコントロール・バルブ12にそ
の出口側ポート56を経て送り、また、その圧油
の余剰流量をそのオイル・ポンプ13の吸込み側
にそのバイパス・ポート57を経て戻すところに
製作された。
そのバルブ・ボデイ47は、所定の位置でその
メータリング・チヤンバ50に連通されるところ
にその入口側ポート55、出口側ポート56、お
よび、バイパス・ポート57をそのバルブ・ボア
48に開口させ、そして、その入口側ポート55
をそのオイル・ポンプ13の吐出し側にその供給
側油圧配管70で、その出口側ポート56をその
コントロール・バルブ12のポンプ・ポート35
にその供給側油圧配管70でそれぞれ接続し、さ
らに、そのバイパス・ポート57をその戻り側油
圧配管71にパワー・シリンダ・バイパス72で
接続させてある。
その入口側ポート55をその出口側ポート56
に連絡させる箇所に配置されたその絞り53は、
ベンチユリー型オリフイスに製作された。
そのオイル・リターン・コントロール・スプー
ル49は、内部にリリーフ・バルブ・チヤンバ5
9を形成した円筒状に製作され、圧油入口60を
背圧室側端壁に、圧油出口61をバイパス・ポー
ト側筒壁にそれぞれ形成し、そのリリーフ・バル
ブ・チヤンバ59をその背圧室51およびバイパ
ス・ポート57に連絡可能にしたスプール本体5
8と、そのリリーフ・バルブ・チヤンバ59内に
配置されてその圧油入口60を開閉するボール・
ポペツト62と、そのリリーフ・バルブ・チヤン
バ59内に配置されてそのボール・ポペツト62
をその圧油入口60に押し付けるリリーフ・スプ
リング63と、そのスプール本体58のメータリ
ング・チヤンバ側端壁に突き出されて、そのメー
タリング・チヤンバ側端壁に固定されたストツパ
64とより組み立てられたところに製作された。
そのような構造に製作されたそのオイル・リタ
ーン・コントロール・スプール49は、常態で、
そのリターン・スプリング52で押し戻され、そ
のストツパ64が、そのメータリング・チヤンバ
50を区画する端壁に押し付けられ、その入口側
ポート55を開き、そして、そのバイパス・ポー
ト57を閉じた状態に置かれる。すなわち、この
オイル・リターン・コントロール・スプール49
は、常態で、そのオイル・ポンプ13から吐き出
された圧油がそのメータリング・チヤンバ50に
流入される状態において、そのバルブ・ボデイ4
7のバルブ・ボア48に位置される。
そのリターン・スプリング52は、その背圧室
51に配置され、常に、そのバイパス・ポート5
7を閉じる方向において、力をそのオイル・リタ
ーン・コントロール・スプール49に加えてい
る。
そのパイロツト連通路54は、そのベンチユリ
ー型オリフイス53の下流なるその出口側ポート
56に一端を、その背圧室51に他端をそれぞれ
開口させてそのバルブ・ボデイ47に形成され
た。
そして、このパイロツト連通路54は、そのパ
ワー・シリンダ11に供給される圧油の一部分を
その背圧室51に導びき、その流量調整弁14
が、そのパワー・シリンダ11に供給される圧油
の流量を正確に調整可能にしている。
そのリアクシヨン・コントロール・ポート15
は、そのオイル・リターン・コントロール・スプ
ール49で閉じられることなしに常に開口された
位置でそのメータリング・チヤンバ50に連通さ
れてその流量調整弁14のバルブ・ボデイ47に
形成された。特に、図示されたように、そのリア
クシヨン・コントロール・ポート15は、そのメ
ータリング・チヤンバ50を区画する端壁に近接
されてそのバルブ・ボア48に開口されてそのバ
ルブ・ボデイ47に形成され、機関回転数に応ず
るところの、そして、そのパワー・シリンダ11
に供給される油圧よりも高いところの油圧をその
メータリング・チヤンバ50から取り出し可能に
している。
そして、このリアクシヨン・コントロール・ポ
ート15は、次に述べるリアクシヨン・チヤンバ
16に油圧リード配管73で接続され、そのメー
タリング・チヤンバ50の圧油をそのリアクシヨ
ン・チヤンバ16に導びいている。
そのリアクシヨン・チヤンバ16は、そのコン
トロール・バルブ12のバルブ・ボア32に互い
に軸線を合わせ、かつ、そのバルブ・ボア32に
隣接されてそのバルブ・ボデイ31に形成され、
そして、そのコントロール・バルブ12のスプー
ル33に固定されたところのその反力伝達ロツド
46を受け入れている。
このリアクシヨン・チヤンバ16は、一端が開
放され、そして、その開放端がそのバルブ・ボデ
イ31に形成されたストツパ・フランジ65でそ
の開放端が僅かに狭められ、さらに、リアクシヨ
ン・ポート66が、チヤンバ長さのほぼ中央にお
いて開口されてある。勿論、このリアクシヨン・
ポート66は、前述されたように、その油圧リー
ド配管73でそのリアクシヨン・コントロール・
ポート15に接続されてあつて、その流量調整弁
14のメータリング・チヤンバ50の圧油をその
リアクシヨン・チヤンバ16内に導入可能にす
る。
そのリアクシヨン・ピストン17,18は、そ
のリアクシヨン・チヤンバ16には、往復摺動可
能に嵌め合わせられ、また、その反力伝達ロツド
46には、外径を細くした部分に往復摺動可能に
嵌め合わせられ、ロツド端にねじ結合されたナツ
ト67でその反力伝達ロツド46に抜け止めさ
れ、そして、コイル・スプリング68で互いに離
されてその反力伝達ロツド46に支持された。
そのように、その反力伝達ロツド46に支持さ
れたそのリアクシヨン・ピストン17,18は、
その流量調整弁14のメータリング・チヤンバ5
0からそのリアクシヨン・チヤンバ16に導かれ
た圧油によつて互いに離されてそのコントロー
ル・バルブ12のスプール33に反力を与える。
次に、上述されたそのパワー・ステアリング1
0の動作について説明する。
先ず、その自動車に搭載された内燃機関が運転
され、そのオイル・ポンプ13は駆動され、その
オイル・ポンプ13の回転数に応じた圧油がその
入口側ポート55に送られる。
そのオイル・ポンプ13から供給される圧油の
流量が少ないとき、すなわち、その内燃機関が低
速運転されているときには、その流量調整弁14
では、そのオイル・リターン・コントロール・ス
プール49がそのリターン・スプリング52によ
つて内側(第1図において、左側)に位置され、
そのオイル・ポンプ13が吐き出す圧油は、その
ベンチユリー型オリフイス53を通過し、その供
給側油圧配管70を経てその出口側ポート56か
らそのポンプ・ポート35に流れ、そして、その
コントロール・バルブ12で方向制御されてその
パワー・シリンダ11に供給される。
そのように、そのベンチユリー型オリフイス5
3は、その内燃機関で駆動されるそのオイル・ポ
ンプ13が、操舵、すなわち、負荷に関係するこ
となしに、その内燃機関の回転数に応じた油量を
吐き出すので、そのパワー・シリンダ11が操舵
に必要であるところの油圧がその出口側ポート5
6に得られるようにしている。勿論、そのオイ
ル・ポンプ13から吐き出される油量が僅かに増
加され、そのベンチユリー型オリフイス53の作
用でそのメータリング・チヤンバ50のその入口
側ポート55側の油圧が僅かに上昇されるに応じ
て、そのオイル・リターン・コントロール・スプ
ール49が、そのリターン・スプリング52に抗
して僅かに外側(第1図において、右側)に移動
されても、その流量調整弁14においては、その
入口側ポート55とそのバイパス・ポート57と
の連絡が絶たれている。
そして、その際には、そのリアクシヨン・コン
トロール・ポート15がそのリアクシヨン・ポー
ト66にその油圧リード配管73で連絡させてあ
るので、そのメータリング・チヤンバ50の油圧
は、そのリアクシヨン・チヤンバ16に導かれ
る。
すなわち、そのコントロール・バルブ12にお
いて、そのスプール33が中立位置に置かれてい
るときには、そのオイル・ポンプ13から吐き出
され、そして、そのベンチユリー型オリフイス5
3を通過してそのポンプ・ポート35に送られた
圧油は、そのタンク・ポート36,37からその
オイル・ポンプ13の吸込み側にその戻り側油圧
配管71を経て戻されるが、ステアリング操作に
よつて、そのスプール33がそのバルブ・ボア3
2内に左右何れか一方に摺動されるに伴つて、そ
の圧油は、そのスプール33の摺動方向に応じて
そのパワー・シリンダ11のシリンダ室24,2
5の左右何れか一方に供給され、また、同時に、
そのメータリング・チヤンバ50内の油圧は、そ
の油圧リード配管73を経てそのリアクシヨン・
チヤンバ16に導かれる。
従つて、そのような状態におけるステアリング
操作の反力は、そのリアクシヨン・チヤンバ16
に導かれた圧油によつて与えられるのであるが、
この場合、そのオイル・ポンプ13の吐出し量が
少ないので、そのメータリング・チヤンバ50内
の油圧は、そのベンチユリー型オリフイス53に
よつて僅かに上昇され、その結果、そのメータリ
ング・チヤンバ50の油圧とその出口側ポート5
6の油圧との間の差圧は小さく、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ16内に導かれた圧油は、そのスプ
ール33の摺動に僅かに抵抗するステアリング操
作の反力として作用するので、その内燃機関の回
転数に応じた小さな操作力でそのステアリング・
ホイールが回転される。
また、そのオイル・ポンプ13から吐き出され
る圧油の量が多いとき、すなわち、その内燃機関
が高速運転されているときには、その流量調整弁
14においては、そのオイル・リターン・コント
ロール・スプール49がそのリターン・スプリン
グ52に抗して外側(第1図において右側)に移
動され、その入口側ポート55がそのバイパス・
ポート57に連絡される。
すなわち、そのオイル・ポンプ13から吐き出
され、その入口側ポート55に送られた圧油の一
部分は、そのベンチユリー型オリフイス53を通
過してその出口側ポート56からそのポンプ・ポ
ート35にその供給側油圧配管70を経て導か
れ、そして、そのコントロール・バルブ12で方
向制御されてそのパワー・シリンダ11に供給さ
れるが、この場合、そのオイル・ポンプ13の吐
出し量が多いので、そのメータリング・チヤンバ
50内の油圧は、そのベンチユリー型オリフイス
53の作用で高く上昇され、その上昇された油圧
は、そのリターン・スプリング52を圧縮してそ
のオイル・リターン・コントロール・スプール4
9を外側に移動させる。その結果、そのバイパ
ス・ポート57が開かれ、そのオイル・ポンプ1
3から吐き出された過剰の圧油は、そのバイパ
ス・ポート57からそのオイル・ポンプ13の吸
込み側にそのパワー・シリンダ・パイパス72を
経て戻される。
また、この際にも、前述の場合と同様に、その
オイル・ポンプ13から吐き出され、その入口側
ポート55を経てそのメータリング・チヤンバ5
0に送られた圧油は、そのリアクシヨン・コント
ロール・ポート15からそのリアクシヨン・ポー
ト66にその油圧リード配管73を経て流れ、そ
して、そのリアクシヨン・ポート66からそのリ
アクシヨン・チヤンバ16に導かれている。
しかし、その圧油の圧力は、そのオイル・ポン
プ13の吐出し量が多いので、そのベンチユリー
型オリフイス53の作用で高く上昇され、そし
て、そのオイル・ポンプ13の吐出し量が多くな
れば多くなるほど高く上昇され、その結果、その
メータリング・チヤンバ50内の油圧とその出口
側ポート56内の油圧との間の差圧は大きくな
る。すなわち、その差圧は、機関回転数が高くな
れば高くなるほど大きくなる。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ16内に
導かれた圧油は、そのスプール33の摺動に大き
く抵抗するステアリング操作の反力として作用す
るので、その内燃機関の回転数に応じたきな操作
力でそのステアリング・ホイールが回転される。
所謂、ハンドルは重くなる。
そのようにして、そのベンチユリー型オリフイ
ス53の作用によつて、そのメータリング・チヤ
ンバ50からそのリアクシヨン・チヤンバ16に
導かれる圧油は、そのステアリング・ホイールに
重さを感じさせ、高速走行時のハンドルの重さを
低速走行時のそれよりも重くする。すなわち、そ
の圧油は、このパワー・ステアリング10に機関
回転数感応特性を与える。
第2図は、自動車に適用されたこの発明のパワ
ー・ステアリングの他の具体例90を部分的に示
している。
このパワー・ステアリング90は、前述のパワ
ー・ステアリング10が、そのリアクシヨン・チ
ヤンバ16をそのバルブ・ボア32に隣り合わせ
に並べてそのリアクシヨン・チヤンバ16をその
コントロール・バルブ12のバルブ・ボデイ31
に形成し、そして、そのリアクシヨン・ピストン
17,18をそのリアクシヨン・チヤンバ16に
往復摺動可能に嵌め合わせたものとして説明され
たが、そのパワー・ステアリング10において、
そのリアクシヨン・チヤンバ16をそのコントロ
ール・バルブ12のスプール33に形成し、その
リアクシヨン・ピストン17,18をそのリアク
シヨン・チヤンバ16に往復摺動可能に嵌め合わ
せ、それに伴つて、その反力伝達ロツド46をそ
のバルブ・ボデイ31に固定するように変更され
た。
このパワー・ステアリング90では、コントロ
ール・バルブ91が、内部にバルブ・ボア93を
形成してそのパワー・シリンダ11のシリンダ・
ボデイ20に組み付けられたバルブ・ボデイ92
と、そのバルブ・ボア93内に往復摺動可能に嵌
め合わせられたスプール94とを含み、そのスプ
ール94が、そのステアリング・シヤフト側に連
結されたその操作ロツド95を一端に固定し、そ
して、その操作ロツド95を介してそのステアリ
ング・ホイールでそのバルブ・ボア93内い往復
摺動されるところに製作された。
そのバルブ・ボデイ92は、所定の間隔を置い
てそのバルブ・ボア93に開口されたポンプ・ポ
ート96、タンク・ポート97,98、および、
シリンダ・ポート99,100を形成し、そのポ
ンプ・ポート96は、供給側油圧配管70でその
流量調整弁14の出口側ポート56に接続され、
また、そのタンク・ポート97,98は、そのオ
イル・ポンプ13の吸込み側においてその供給側
油圧配管70に戻り側油圧配管71で接続され、
さらに、そのシリンダ・ポート99,100は、
そのバルブ・ボア93の内周面において開口をリ
ング溝101,102にそれぞれ形成し、そし
て、その連通路29,30でそのパワー・シリン
ダ11のオイル・ポート27,28に接続されて
ある。
そのスプール94は、ランド103,104,
105,106を外周面に所定の間隔を置いて形
成してある。勿論、そのランド103,104,
105,106の間隔は、そのバルブ・ボア93
に開口されたそのポンプ・ポート96、タンク・
ポート97,98、および、シリンダ・ポート9
9,100の間隔に対応され、そして、そのスプ
ール94が、そのバルブ・ボア93に往復摺動さ
れて、そのポンプ・ポート96をそのシリンダ・
ポート99,100に切り換えて接続可能にし、
同時的に、そのタンク・ポート97,98はその
シリンダ・ポート99,100に切り換えて接続
可能にするところに決定されてある。
そのリアクシヨン・チヤンバ107は、そのコ
ントロール・バルブ91のスプール94の他端に
開放されて形成され、その開放端には、ストツ
パ・リング108がねじ込まれてある。勿論、そ
のストツパ・リング108は、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ107の開放端を僅かに狭め、その
リアクシヨン・ピストン109,110の抜止め
として機能している。
また、このリアクシヨン・チヤンバ107は、
そのスプール94に穴明けされた連通孔111で
そのスプール94の外周面に連通されてある。勿
論、その連通孔111は、そのスプール94の外
周面にある開口がスプール溝112に形成され、
そして、そのランド106を決定している。
そのリアクシヨン・ピストン109,110
は、そのリアクシヨン・チヤンバ107には、往
復摺動可能に嵌め合わせられ、また、その反力伝
達ロツド46には、外径を細くした部分に往復摺
動可能に嵌め合わせられ、ロツド端にねじ結合さ
れたナツト67でその反力伝達ロツド46に抜け
止めされ、そして、コイル・スプリング113で
互いに離されてその反力伝達ロツド46に支持さ
れた。この場合、そのリアクシヨン・チヤンバ1
07が、そのスプール94の他端に形成されたの
で、その反力伝達ロツド46は、そのバルブ・ボ
ア93内にそのスプール94を嵌め合わせた状態
で、そのリアクシヨン・チヤンバ107内に伸長
されるように、そのバルブ・ボア93を決定する
端壁に固定されてその端壁に突き出された。
そのように、その反力伝達ロツド46に支持さ
れたそのリアクシヨン・ピストン109,110
は、そのリアクシヨン・コントロール・ポート1
5が、その油圧リード配管73でそのリアクシヨ
ン・ポート114に接続されてあるので、その流
量調整弁14のメータリング・チヤンバ50から
そのリアクシヨン・チヤンバ107に導かれた圧
油によつて離されてそのコントロール・バルブ9
1のスプール94に反力を与える。勿論、そのリ
アクシヨン・ポート114は、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ107がそのスプール94に形成さ
れたことから、そのスプール溝112を臨んだ位
置で、そのバルブ・ボア93に開口されてそのバ
ルブ・ボデイ92に穴明けされた。
そのように製作されたこのパワー・ステアリン
グ90は、前述のパワー・ステアリング10と同
様に動作され、機関回転数に応じた油圧反力を発
生する。
上述されたパワー・ステアリング10および9
0は、機関回転数感応油圧反力型として説明した
が、ばね反力型としても使用可能で、その場合に
は、そのリアクシヨン・ポート66,114を塞
げばよい。
上述から理解されるように、この発明のパワ
ー・ステアリングは、パワー・シリンダと、その
パワー・シリンダに給排される圧油を方向制御す
るコントロール・バルブと、内部にバルブ・ボア
を形成し、そのバルブ・ボアに開口される入口側
ポート、出口側ポート、および、バイパス・ポー
トを有し、そして、その入口側ポートをその出口
側ポートに接続する箇所に絞りを有するバルブ・
ボデイ、およびそのバルブ・ボアに往復摺動可能
に嵌め合わせられ、かつ、それらポートに関連し
てそのバルブ・ボア内にメータリング・チヤンバ
を形成するオイル・リターン・コントロール・ス
プールからなり、オイル・ポンプから供給される
圧油でそのオイル・リターン・コントロール・ス
プールをそのバルブ・ボアに往復摺動させてその
オイル・リターン・コントロール・スプールにそ
のバイパス・ポートを開閉させながらそのオイ
ル・ポンプからそのコントロール・バルブに流れ
る圧油の流量を調整する流量調整弁とを含み、さ
らにリアクシヨン・コントロール・ポートが、そ
のオイル・リターン・コントロール・スプールで
閉じられることなしに常に開口される位置でその
メータリング・チヤンバに連通されてその流量調
整弁のバルブ・ボデイに形成され、機関回転数に
応じ、そして、そのパワー・シリンダの油圧より
も高い油圧をそのメータリング・チヤンバから取
り出し可能にし、リアクシヨン・チヤンバが、そ
のコントロール・バルブに形成されてそのリアク
シヨン・コントロール・ポートに接続され、そし
て、リアクシヨン・ピストンが、そのリアクシヨ
ン・チヤンバに往復摺動可能に嵌め合わせられ、
そのリアクシヨン・コントロール・ポートを経て
そのメータリング・チヤンバからそのリアクシヨ
ン・チヤンバに導かれるその圧油でそのリアクシ
ヨン・チヤンバに往復摺動されてそのコントロー
ル・バルブに反力を与えるところの構成を備える
ので、この発明のパワー・ステアリングでは、油
圧反力が、機関回転数に応じた油量でそのオイ
ル・ポンプから吐き出され、その絞りの作用で圧
力上昇され、そのオイル・リターン・コントロー
ル・スプールによつて閉じられることなしに、常
に、そのメータリング・チヤンバに開口されたそ
のリアクシヨン・コントロール・ポートでそのメ
ータリング・チヤンバから取り出され、そして、
そのリアクシヨン・チヤンバに導かれる圧油で、
すなわち、そのリアクシヨン・コントロール・ポ
ートを経てその流量調整弁のメータリング・チヤ
ンバから取り出され、その機関回転数に応ずると
ころの、そして、そのパワー・シリンダに供給さ
れる油圧よりも高いところのその圧油で得られ、
機関の低速回転においても機関回転数に応じた油
圧反力が発生され、低速走行時の操舵が油圧反力
で安定され、そして、高速走行時のハンドル重さ
が、低速走行時のそれよりも重目になり、そのよ
うにして、機関回転数に応じてハンドル重さが変
化されるところの機関回転数感応油圧反力特性が
得られ、その結果、操縦安定性が向上され、加え
て、流量調整弁の構造を複雑にすることが避けら
れ、また、油圧制御弁およびそれの制御回路が省
かれて構造が簡単になり、廉価に製作が可能にな
り、自動車にとつて非常に有用になり、そして、
実用的になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動車に適用されたこの発明のパワ
ー・ステアリングの具体例を示す概説図、およ
び、第2図は、自動車に適用されたこの発明のパ
ワー・ステアリングの他の具体例を示す部分概説
図である。 11……パワー・シリンダ、12……コントロ
ール・バルブ、14……流量調整弁、15……リ
アクシヨン・コントロール・ポート、16,10
7……リアクシヨン・チヤンバ、17,18,1
09,110……リアクシヨン・ピストン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パワー・シリンダと、そのパワー・シリンダ
    に給排される圧油を方向制御するコントロール・
    バルブと、内部にバルブ・ボアを形成し、そのバ
    ルブ・ボアに開口される入口側ポート、出口側ポ
    ート、および、バイパス・ポートを有し、そし
    て、その入口側ポートをその出口側ポートに接続
    する箇所に絞りを有するバルブ・ボデイ、および
    そのバルブ・ボアに往復摺動可能に嵌め合わせら
    れ、かつ、それらポートに関連してそのバルブ・
    ボア内にメータリング・チヤンバを形成するオイ
    ル・リターン・コントロール・スプールからな
    り、オイル・ポンプから供給される圧油でそのオ
    イル・リターン・コントロール・スプールをその
    バルブ・ボアに往復摺動させてそのオイル・リタ
    ーン・コントロール・スプールにそのバイパス・
    ポートを開閉させながらそのオイル・ポンプから
    そのコントロール・バルブに流れる圧油を流量を
    調整する流量調整弁とを備えて操舵するものにお
    いて、 リアクシヨン・コントロール・ポートが、その
    オイル・リターン・コントロール・スプールで閉
    じられることなしに常に開口される位置でそのメ
    ータリング・チヤンバに連通されてその流量調整
    弁のバルブ・ボデイに形成され、機関回転数に応
    じ、そして、そのパワー・シリンダの油圧よりも
    高い油圧をそのメータリング・チヤンバから取り
    出し可能にし、 リアクシヨン・チヤンバが、そのコントロー
    ル・バルブに形成されてそのリアクシヨン・コン
    トロール・ポートに接続され、そして、 リアクシヨン・ピストンが、そのリアクシヨ
    ン・チヤンバに往復摺動可能に嵌め合わせられ、
    そのリアクシヨン・コントロール・ポートを経て
    そのメータリング・チヤンバからそのリアクシヨ
    ン・チヤンバに導かれるその圧油でそのリアクシ
    ヨン・チヤンバに往復摺動されてそのコントロー
    ル・バルブに反力を与える ところに特徴があるパワー・ステアリング。
JP56135695A 1981-08-29 1981-08-29 パワ−・ステアリング Granted JPS5836763A (ja)

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JPS52133627A (en) * 1976-04-24 1977-11-09 Jidosha Kiki Co Ltd Steering booster
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