JPS6358142B2 - - Google Patents

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JPS6358142B2
JPS6358142B2 JP56026325A JP2632581A JPS6358142B2 JP S6358142 B2 JPS6358142 B2 JP S6358142B2 JP 56026325 A JP56026325 A JP 56026325A JP 2632581 A JP2632581 A JP 2632581A JP S6358142 B2 JPS6358142 B2 JP S6358142B2
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JP
Japan
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port
oil
valve
oil supply
reaction force
Prior art date
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Application number
JP56026325A
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English (en)
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JPS57140274A (en
Inventor
Yoichiro Okazaki
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP56026325A priority Critical patent/JPS57140274A/ja
Publication of JPS57140274A publication Critical patent/JPS57140274A/ja
Publication of JPS6358142B2 publication Critical patent/JPS6358142B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/02Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to vehicle speed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車のパワー・ステアリングに
関する。
一般に、この種のパワー・ステアリングには、
内燃機関の回転数に応じて、オイル・ポンプから
供給される圧油の流量を制御する流量調整弁、い
わゆる、機関回転数感応型流量調整弁が多く適用
されてきている。
すなわち、その機関回転数感応型流量調整弁
は、その内燃機関が低速運転されているときに、
そのオイル・ポンプからパワー・ステアリング装
置に供給される圧油の所定の流量を確保し、ま
た、その内燃機関が高速運転されているときに、
そのオイル・ポンプから供給される圧油の余剰流
量をそのオイル・ポンプの吸込み側に戻し、その
パワー・ステアリング装置に供給される圧油の流
量をほぼ一定に維持し得るように構成されてい
る。
また、そのような機関回転数感応型流量調整弁
に組み合わせて使用されるパワー・ステアリング
装置には、油圧反力型または油圧・ばね反力型の
ものが多く適用され、その油圧反力型または油
圧・ばね反力型パワー・ステアリング装置は、オ
イル・ポンプ側から供給される圧油の流量に応じ
た反力が得られるように構成されている。
従つて、その機関回転数感応型流量調整弁とそ
の油圧反力型または油圧・ばね反力型パワー・ス
テアリング装置が組み合わせて使用されれば、そ
の機関回転数感応型流量調整弁によつて、オイ
ル・ポンプから供給される圧流の流量がほぼ一定
に制御されるため、その油圧反力型または油圧・
ばね反力型パワー・ステアリング装置によつて与
えられる反力は一定に維持され、換言するなら
ば、ステアリングの回転に要求される操作力は、
ほぼ一定に維持される。
しかし、自動車の走行中、特に、高速走行の場
合には、ハンドルの重さを低速走行の場合よりも
重目にし、操縦安定性を向上させることが望まし
く、また、上述したパワー・ステアリング装置に
さらに、自動車の速度や操舵角を検出して反力を
調節する反力制御機構、例えば、車速センサを組
み合わせて適用し、高速走行時の操縦安定性を向
上させることも可能であるが、そのような場合に
は、パワー・ステアリング全体の構造が複雑にな
り、生産コストが高くなる傾向にあつた。
この発明の目的は、自動車の走行中、特に、高
速走行の場合に、機関回転数感応型流量調整弁か
らオイル・ポンプの吸込み側へ戻される余剰流量
を利用することにより、その高速走行の場合のハ
ンドルの重さを、低速走行の場合よりも重目にし
て、操縦安定性を向上し、しかも、構造が簡単
で、かつ、低廉なパワー・ステアリングの提供に
ある。
そのために、この発明のパワー・ステアリング
は、オイル・リターン・コントロール・スプール
の往復摺動によつて出口側ポートに送られる圧油
の流量を制御し、かつ、余剰流量をバイパス・ポ
ートからオイル・ポンプの吸込み側に戻す流量調
整弁と、その流量調整弁の出口側ポートに給油配
管を介して接続される給油ポート、そのオイル・
ポンプの吸込み側に排油配管を介して接続される
排油ポート・リアクシヨン・コントロール・バル
ブのスプール・ランド側とパワー・シリンダの両
側とを連絡する一対の圧油供給通路、および、そ
のリアクシヨン・コントロール・バルブの両側に
おけるリアクシヨン・チヤンバとそのパワー・シ
リンダの両側とを連絡する一対の反力制御通路を
有し、かつ、その反力制御通路に油圧作動型絞り
弁をそれぞれ備えるパワー・ステアリング装置
と、その流量調整弁のバイパス・ポートに余剰流
量配管を介して接続される給油ポート、そのオイ
ル・ポンプの吸込み側に排油配管を介して接続さ
れる排油ポート、そのパワー・ステアリング装置
の油圧作動型絞り弁に反力制御配管を介して接続
される反力制御ポート、および、その流量調整弁
の出口側ポートとそのパワー・ステアリング装置
の給油ポートとを接続する給油配管に接続される
圧油検知ポートを備えるバルブ・ケーシングと、
そのバルブ・ケーシング内に往復摺動可能に配置
され、その圧油検知ポートから送られる圧油によ
り、その給油ポートと排油ポートおよび反力制御
ポートとの連絡を選択的に制御するシヤトルとよ
りなる負荷検知バルブとを備えている。
以下、この発明に係るパワー・ステアリングの
望ましい具体例について、図面を参照して説明す
る。
図は、この発明のパワー・ステアリングの具体
例10を概説的に示している。
そのパワー・ステアリング10は、流量調整弁
11、パワー・ステアリング装置40、および、
負荷検知バルブ80を備えるもので、その流量調
整弁11は、オイル・リターン・コントロール・
スプール22の往復摺動によつて出口側ポート1
4に送られる圧油の流量を制御し、かつ、余剰流
量をバイパス・ポート15からオイル・ポンプ3
3の吸込み側に戻すように構成され、そのパワ
ー・ステアリング装置40は、その流量調整弁1
1の出口側ポート14に給油配管91を介して接
続される給油ポート44、そのオイル・ポンプ3
3の吸込み側に排油配管95,96を介して接続
される排油ポート45,46、リアクシヨン・コ
ントロール・バルブ55のスプール・ランド5
6,57,58,59側とパワー・シリンダ43
の両側とを連絡する一対の圧油供給通路51,5
2、および、そのリアクシヨン・コントロール・
バルブ55の両側におけるリアクシヨン・チヤン
バ47,48とそのパワー・シリンダ43の両側
とを連絡する一対の反力制御通路53,54を有
し、かつ、その反力制御通路53,54に油圧作
動型絞り弁64,65をそれぞれ備え、また、そ
の負荷検知バルブ80は、その流量調整弁11の
バイパス・ポート15に余剰流量配管93を介し
て接続される給油ポート83、そのオイル・ポン
プ33の吸込み側に排油配管92を介して接続さ
れる排油ポート84、そのパワー・ステアリング
装置40の油圧作動型絞り弁64,65に反力制
御配管94を介して接続される反力制御ポート8
5、および、その流量調整弁11の出口側ポート
14とそのパワー・ステアリング装置40の給油
ポート44とを接続する給油配管91に接続され
る圧油検知ポート86を備えるバルブ・ケーシン
グ81と、そのバルブ・ケーシング81内に往復
摺動可能に配置され、その圧油検知ポート86か
ら送られる圧油により、その給油ポート83と排
油ポート84および反力制御ポート85との連絡
を選択的に制御するシヤトル88とより構成され
ている。
その流量調整弁11は、オイル・ポンプ33の
下流側における油圧配管に独立して設けられた
り、または、そのオイル・ポンプ33又は、パワ
ー・ステアリング装置40に一体的に組み込まれ
るもので、そのオイル・ポンプ33の吐出側に接
続される入口側ポート13、そのパワー・ステア
リング装置40のリアクシヨン・コントロール・
バルブ55側に接続される出口側ポート14、そ
のオイル・ポンプ33の吸込み側に接続されるバ
イパス・ポート15、その入口側ポート13とそ
のバイパス・ポート15とを連絡するバルブ・チ
ヤンバ19、その出口側ポート14とそのバル
ブ・チヤンバ19とを区画する仕切り壁16に形
成された固定オリフイス17,18、その出口側
ポート14におけるベンチユリー20に形成され
たメータリング・オリフイス21、および、その
メータリング・オリフイス21とそのバルブ・チ
ヤンバ19の外側寄り部分とを連絡するパイロツ
ト連通路32を備えるバルブ・ケーシング12
と、その入口側ポート13とそのバイパス・ポー
ト15との連絡を制御するように、そのバルブ・
チヤンバ19に往復摺動可能に配置されたオイ
ル・リターン・コントロール・スプール22とよ
り構成されている。
すなわち、そのバルブ・ケーシング12は、そ
のオイル・ポンプ33のケーシングにおける下方
部分に相当するもので、そのバルブ・ケーシング
12には、そのオイル・ポンプ33の吐出側に接
続され、ほぼ垂直方向に上方に向けて伸長された
入口側ポート13と、その入口側ポート13の下
方部分から、横方向に外側に伸長された出口側ポ
ート14と、そのオイル・ポンプ33の吸込み側
に接続され、その入口側ポート13と並んでほぼ
垂直方向に上方に向けて伸長されたバイパス・ポ
ート15とがそれぞれ形成されている。
また、そのバルブ・ケーシング12には、その
入口側ポート13をそのバイパス・ポート15に
連絡するようにして、バルブ・チヤンバ19が横
方向に形成されている。
そのようなバルブ・チヤンバ19とその出口側
ポート14との間には仕切り壁16が一体的に形
成され、その仕切り壁16には固定オリフイス1
7,18がそれぞれ形成されている。
さらに、その出口側ポート14にはベンチユリ
ー20が形成されそのベンチユリー20のスロー
ト部分にはメータリング・オリフイス21が形成
されている。
そのメータリング・オリフイス21は、パイロ
ツト連通路32を介してそのバルブ・チヤンバ1
9の外側寄りの部分に連絡されている。
そのようにして構成されたバルブ・ケーシング
12のバルブ・チヤンバ19には、その入口側ポ
ート13とそのバイパス・ポート15との連絡を
制御するオイル・リターン・コントロール・スプ
ール22が往復摺動可能に配置されている。
そのオイル・リターン・コントロール・スプー
ル22は、内側にリリーフ・バルブ・チヤンバ2
4を備えて略円筒状に形成され、後端および上方
の外周面にそのリリーフ・バルブ・チヤンバ24
と連絡される圧油入口25および圧油出口26が
それぞれ形成され、かつ、先端にストツパ29が
固定されたスプール本体23と、そのリリーフ・
バルブ・チヤンバ24内で、その圧油入口25を
開閉するボール・ポペツト27と、そのボール・
ポペツト27をその圧油入口25に押し付けるよ
うにそのリリーフ・バルブ・チヤンバ24内に配
置されたリターン・スプリング28とより構成さ
れている。
そのように構成されるオイル・リターン・コン
トロール・スプール22が、そのバルブ・ケーシ
ング12のバルブ・チヤンバ19内に配置されれ
ば、そのオイル・リターン・コントロール・スプ
ール22に協働されて、そのバルブ・チヤンバ1
9の外側寄りの部分には背圧室31が形成され
る。
勿論、その背圧室31は、上述したパイロツト
連通路32を介して、メータリング・オリフイス
20に連絡されている。
また、その背圧室31には、そのオイル・リタ
ーン・コントロール・スプール22を内側に押し
付けるリターン・スプリング30が配置されてい
る。
従つて、そのオイル・リターン・コントロー
ル・スプール22は、常態で、そのリターン・ス
プリング30により内側に押し付けられ、スプー
ル本体23先端のストツパ29が、仕切り壁16
に接触した状態に置かれる。
また、パワー・ステアリング装置40は、油圧
反力型のもので、スプール・チヤンバ42、パワ
ー・シリンダ43、そのスプール・チヤンバ42
のほぼ中央の位置に形成された給油ポート44、
その給油ポート44の両側に適宜の間隔を置いて
それぞれ形成された排油ポート45,46、その
スプール・チヤンバ42内で、その給油ポート4
4とその排油ポート45,46とのそれぞれの間
に形成されたスプール溝49,50、そのスプー
ル溝49,50とそのパワー・シリンダ43の両
側とを連絡する一対の圧油供給通路51,52、
および、そのスプール・チヤンバ42の両側とそ
のパワー・シリンダ43の両側とをそれぞれ連絡
する一対の反力制御通路53,54を備えるケー
シング41と、ステアリング・シヤフト(図示せ
ず)側に連絡された操作ロツド60を介して、そ
のスプール・チヤンバ42内に往復摺動可能に配
置されたスプール型のリアクシヨン・コントロー
ル・バルブ55と、シヤシ・フレーム72側に取
り付けられたプツシユ・ロツド62を介して、そ
のパワー・シリンダ43内に往復摺動可能に配置
されたパワー・ピストン61と、その反力制御通
路53,54にそれぞれ設けられた油圧作動型絞
り弁64,65とより構成されている。
すなわち、そのケーシング41は、スプール・
チヤンバ42およびパワー・シリンダ43を備え
るもので、そのスプール・チヤンバ42のほぼ中
央の位置には、上述した流量調整弁11の出口側
ポート14に接続される給油ポート44が形成さ
れ、また、その給油ポート44の両側には、オイ
ル・ポンプ33の吸込み側に接続される排油ポー
ト45,46が、その給油ポート44から適宜の
間隔を置くようにして、それぞれ形成されてい
る。
また、そのスプール・チヤンバ42内におい
て、その給油ポート44とその排油ポート45お
よび46とのそれぞれの間には、スプール溝49
および50が形成されている。
そのスプール溝49および50は、圧油供給通
路51および52を介してパワー・シリンダ43
の両側にそれぞれ連絡されている。
さらに、そのスプール・チヤンバ42の両側
は、反力制御通路53および54を介して、その
パワー・シリンダ43の両側にそれぞれ連絡され
ている。
そのようにして形成されたケーシング41のス
プール・チヤンバ42には、ステアリング・シヤ
フト側に連結された操作ロツド60を介して、ス
プール型のリアクシヨン・コントロール・バルブ
55が往復摺動可能に配置されている。
勿論、そのリアクシヨン・コントロール・バル
ブ55は、給油ポート44から送られる圧油の流
れを制御するためのスプール・ランド56,5
7,58,59を備えている。
そのリアクシヨン・コントロール・バルブ55
がそのようにしてスプール・チヤンバ42内に往
復摺動可能に配置されれば、そのスプール・チヤ
ンバ42の両側には、そのリアクシヨン・コント
ロール・バルブのスプール・ランド側とパワー・
シリンダの両側とを連絡する一対の圧油供給通
路、および、そのリアクシヨン・コントロール・
バルブ55の両端に協働されて、リアクシヨン・
チヤンバ47,48がそれぞれ形成される。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ47,4
8は、上述した反力制御通路53,54を介し
て、パワー・シリンダ43の両側にそれぞれ連絡
されている。
また、そのケーシング41のパワー・シリンダ
43には、パワー・ピストン61が往復摺動可能
に配置されている。
勿論、そのパワー・ピストン61に固定され、
かつ、そのパワー・シリンダ43の外側に突出さ
れたプツシユ・ロツド62の先端は、自動車のシ
ヤシ・フレーム72側に取り付けられ、また、そ
のプツシユ・ロツド62の反対側において、その
ケーシング41に固定されたロツド63の先端
は、ナツクル・アーム(図示せず)を駆動するド
ラツク・リンク(図示せず)側に取り付けられ
る。
さらに、そのようにして構成されたパワー・ス
テアリング装置40の反力制御通路53,54に
は、油圧作動型絞り弁64,65がそれぞれ設け
られている。
その絞り弁64,65は、上述した流量調整弁
11のバイパス・ポート15側に戻される圧油に
よつて駆動され、その反力制御通路53,54の
それぞれの通路断面積を変え得るように構成され
たもので、例えば、内側にピストン68,69お
よびリターン・スプリング70,71が組み込ま
れた油圧作動型操作シリンダと、そのピストン6
8,69に固定された操作ロツドに取り付けら
れ、先端をその反力制御通路53,54内に突出
させてその反力制御通路53,54のそれぞれの
通路断面積を変え得るように、そのパワー・ステ
アリング装置40のケーシング41に往復摺動可
能に組み込まれたプランジヤ66,67とより構
成される。
勿論、常態において、そのプランジヤ66,6
7は、そのリターン・スプリング70,71によ
り、その反力制御通路53,54を絞らない状
態、すなわち、開放状態に置かれている。
また、その絞り弁64,65のプランジヤ6
6,67は、上述したピストン68,69および
リターン、スプリング70,71とほぼ同様の働
きをなすダイヤフラム(図示せず)を介して駆動
されるものでも良い。
負荷検知バルブ80は、上述した流量調整弁1
1またはパワー・ステアリング装置40に一体的
に組み付けられたり、あるいは、それらの流量調
整弁11やパワー・ステアリング装置40とは別
に、独立して設けられたりするもので、内側にシ
ヤトル・チヤンバ82を形成し、かつ、そのシヤ
トル・チヤンバ82と連絡された給油ポート8
3、排油ポート84、反力制御ポート85および
圧油検知ポート86を備えるバルブ・ケーシング
81と、そのシヤトル・チヤンバ82内に往復摺
動可能に配置されたシヤトル88と、そのシヤト
ル88をその圧油検知ポート86側に押し付ける
ように、そのシヤトル・チヤンバ82内に配置さ
れたリターン・スプリング87とより構成されて
いる。
すなわち、そのバルブ・ケーシング81には、
シヤトル・チヤンバ82が横方向に適宜の長さを
もつて形成され、上方部分のほぼ中央の位置にお
いて、そのシヤトル・チヤンバ82と連絡された
給油ポート83、その給油ポート83から適宜の
間隔を置いた一方の位置において、そのシヤト
ル・チヤンバ82と連絡された排油ポート84、
および、その給油ポート83から適宜の間隔を置
いた他方の位置において、そのシヤトル・チヤン
バ82と連絡された反力制御ポート85がそれぞ
れ縦方向に形成され、さらに、そのバルブ・ケー
シング81の一端側には、そのシヤトル・チヤン
バ82の一方側に連絡された圧油検知ポート86
が横方向に形成されている。
そのようにして形成されたバルブ・ケーシング
81のシヤトル・テヤンバ82内には、シヤトル
88が往復摺動可能に配置されている。
そのシヤトル88は、その圧油検知ポート86
からそのシヤトル・チヤンバ82の一方側に送ら
れる圧油によつて摺動され、その給油ポート83
とその排油ポート84およびその反力制御ポート
85との連絡を選択的に制御するもので、両端の
上方部分には、その排油ポート84およびその反
力制御ポート85を開閉するランド89,90が
それぞれ形成されている。
また、そのシヤトル88のほぼ中央における上
方部分には略V字状の切欠き98を形成し、さら
に、その切欠き98と向い合う位置でその給油ポ
ート83の下方には、その切欠き98から僅かな
隙間を保つてそのシヤトル・チヤンバ82内に突
出された圧油制御口99を形成することが望まし
く、その切欠き98およびその圧油制御口99
は、そのシヤトル88の摺動によつて、その給油
ポート83とその排油ポート84および反力制御
ポート85との連絡を選択的に制御し、かつ、そ
のシヤトル88の摺動範囲を決定するストツパと
しての機能を果たす。
さらに、そのシヤトル・チヤンバ82の他方側
には、そのシヤトル88をその圧油検知ポート8
6側に押し付けるリターン・スプリング87が配
置されている。
従つて、常態において、そのシヤトル88は、
そのリターン・スプリング87により、その圧油
検知ポート86側に押し付けられ、その給油ポー
ト83と反力制御ポート85とが連絡され、その
給油ポート83と排油ポート84との連絡は絶た
れている。
上述のようにして構成された流量調整弁11、
パワー・ステアリング装置40、および、負荷検
知バルブ80は、複数の配管によつてそれぞれ接
続される。
すなわち、その流量調整弁11の出口側ポート
14は、給油配管91を介してそのパワー・ステ
アリング装置40の給油ポート44に接続され、
そのパワー・ステアリング装置40の排油ポート
45,46は、排油配管95,96および97を
介してオイル・ポンプ33の吸込み側に接続され
る。
また、その流量調整弁11のバイパス・ポート
15は、余剰流量配管93を介して、その負荷検
知バルブ80の給油ポート83に接続され、その
負荷検知バルブ80の排油ポート84は、排油配
管92を介してそのオイル・ポンプ33の吸込み
側に接続される。
さらに、その負荷検知バルブ80の反力制御ポ
ート85は、反力制御配管94を介して、そのパ
ワー・ステアリング装置40に備えられた油圧作
動型絞り弁64,65にそれぞれ接続され、その
油圧作動型絞り弁64,65の下流側はそのオイ
ル・ポンプ33の吸込み側に接続される。
換言するならば、その反力制御ポート85に接
続された反力制御配管94は、その油圧作動型絞
り弁64,65をそれぞれ経由して、そのオイ
ル・ポンプ33の吸込み側に接続される。
また、その負荷検知バルブ80の圧油検知ポー
ト86は、上述した流量調整弁11の出口側ポー
ト14とパワー・ステアリング装置40の給油ポ
ート44とを接続する給油配管91に接続され
る。
次に、この発明に係るパワー・ステアリング1
0の動作について説明する。
先ず、自動車の内燃機関が運転され、オイル・
ポンプ33が駆動されると、そのオイル・ポンプ
33の回転に応じた圧油が流量調整弁11の入口
側ポート13に送られる。
そのオイル・ポンプ33から供給される圧油の
流量が少ないとき、すなわち、その内燃機関が低
速運転されているときには、その流量調整弁11
のオイル・リターン・コントロール・スプール2
2は、リターン・スプリング30によつて内側
(図において左側)に位置され、また、その圧油
の流量に応じて僅かに外側に移動しても、その入
口側ポート13とバイパス・ポート15との連絡
が絶たれていることから、その圧油は流量が減少
されない状態で、仕切り壁16の固定オリフイス
17,18を通過し、出口側ポート14からパワ
ー・ステアリング装置40の給油ポート44に送
られる。
また、その出口側ポート14から送られる圧油
は、負荷検知バルブ80の圧油検知ポートに送ら
れ、その負荷検知バルブ80のシヤトル88は、
その圧油により、リターン・スプリング87に抗
して、図において右側に移動され、給油ポート8
3と排油ポート84とが連絡される。
勿論、その給油ポート83と反力制御ポート8
5との連絡は絶たれているため、パワー・ステア
リング装置40における油圧作動型絞り弁64,
65には圧油が供給されず、そのパワー・ステア
リング装置40の反力制御通路53,54は開放
されている。
そのような状態において、そのパワー・ステア
リング装置40のリアクシヨン・コントロール・
バルブ55が中立位置に置かれているときには、
その給油ポート44に送られた圧油は、排油ポー
ト45,46からオイル・ポンプ33の吸込み側
に戻されるが、ステアリング操作によつて、その
リアクシヨン・コントロール・バルブ55が左右
何れか一方に摺動されれば、その圧油は摺動方向
に応じてパワー・シリンダ43の何れか一方に送
られ、同時にリアクシヨン・チヤンバ47,48
の何れか一方に送られる。
従つて、そのような状態でのステアリングの反
力は、そのリアクシヨン・チヤンバ47,48の
何れか一方に送られた圧油によつて与えられ、所
定の操作力をもつてステアリングが回転され得
る。
また、そのオイル・ポンプ33から供給される
圧油の流量が多いとき、すなわち、内燃機関が高
速運転されているときには、その流量調整弁11
のオイル・リターン・コントロール・スプール2
2は、リターン・スプリング30に抗して外側
(図において右側)に大きく移動し、その入口側
ポート13とバイパス・ポートとが連絡されるた
め、その入口側ポート13に送られた圧油の一部
は、仕切り壁16の固定オリフイス17,18を
通過し、流量が減少された状態で出口側ポート1
4からパワー・ステアリング装置40の給油ポー
ト44に送られ、同時に、余剰流量はバイパス・
ポート15側に送られる。この場合、低速時は給
油配管91には、負荷に対応して高い圧力が発生
しており、負荷検知バルブ80のシヤトル88
は、リターン・スプリング87に打ち勝ち、給油
ポート83と排油ポート84の連絡によりオイ
ル・ポンプ33の吸込み側に戻される。また、高
速時は、給油配管91の管圧は低く、負荷検知バ
ルブ80のシヤトル88は、リターン・スプリン
グ87により、給油ポート83と排油ポート84
との連絡は絶たれる。
そのようにして、その負荷検知バルブ80の給
油ポート83とその反力制御ポート85とが連絡
されると、上述した流量調整弁11のバイパス・
ポート15における余剰流量はその給油ポート8
3に送られ、さらに、その余剰流量は反力制御配
管94を介して、パワー・ステアリング装置40
に備えられた油圧作動型絞り弁64,65に送ら
れる。
その余剰流量によつて、その油圧作動型絞り弁
64,65が駆動され、その油圧作動型絞り弁6
4,65が設けられた位置でのパワー・ステアリ
ング装置40の反力制御通路53,54の通路断
面積が小さくされれば、リアクシヨン・コントロ
ール・バルブ55に作用する反力が大きくなり、
いわゆる、ステアリングの重さが重くなる。
すなわち、その油圧作動型絞り弁64,65に
よつて、その反力制御通路53,54が絞られれ
ば、リアクシヨン・チヤンバ47,48内におけ
る圧油が、絞り量に応じて移動しにくくなり、換
言するならば、そのリアクシヨン・チヤンバ4
7,48内における圧油は、そのリアクシヨン・
コントロール・バルブ55の摺動に抵抗するよう
に作用し、従つて、ステアリングの重さが重くな
る。
勿論、その油圧作動型絞り弁64,65を通過
した余剰流量は、オイル・ポンプ33の吸込み側
に戻される。
如上の構成になるこの発明によれば、自動車の
走行中、特に、高速走行の場合に、機関回転数感
応型流量調整弁からオイル・ポンプの吸込み側へ
戻される余剰流量を利用することにより、その高
速走行の場合のハンドルの重さを、低速走行の場
合よりも重目にして、操縦安定性を向上し、しか
も、構造が簡単で、かつ、低廉なパワー・ステア
リングが得られる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に係るパワー・ステアリングの概
説図である。 10……パワー・ステアリング、11……流量
調整弁、14……出口側ポート、15……バイパ
ス・ポート、22……オイル・リターン・コント
ロール・スプール、33……オイル・ポンプ、4
0……パワー・ステアリング装置、43……パワ
ー・シリンダ、44……給油ポート、45,46
……排油ポート、47,48……リアクシヨン・
チヤンバ、51,52……圧油供給通路、53,
54……反力制御通路、55……リアクシヨン・
コントロール・バルブ、56,57,58,59
……スプール・ランド、64,65……油圧作動
型絞り弁、80……負荷検知バルブ、81……バ
ルブ・ケーシング、83……給油ポート、84…
…排油ポート、85……反力制御ポート、86…
…圧油検知ポート、88……シヤトル、91……
給油配管、92……排油配管、93……余剰流量
配管、94……反力制御配管、95,96,97
……排油配管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オイル・リターン・コントロール・スプール
    の往復摺動によつて出口側ポートに送られる圧油
    の流量を制御し、かつ、余剰流量をバイパス・ポ
    ートからオイル・ポンプの吸込み側に戻す流量調
    整弁と、 その流量調整弁の出口側ポートに給油配管を介
    して接続される給油ポート、そのオイル・ポンプ
    の吸込み側に排油配管を介して接続される排油ポ
    ート、リアクシヨン・コントロール・バルブのス
    プール・ランド側とパワー・シリンダの両側とを
    連絡する一対の圧油供給通路、および、そのリア
    クシヨン・コントロール・バルブの両側における
    リアクシヨン・チヤンバとそのパワー・シリンダ
    の両側とを連絡する一対の反力制御通路を有し、
    かつ、その反力制御通路に油圧作動型絞り弁をそ
    れぞれ備えるパワー・ステアリング装置と、 その流量調整弁のバイパス・ポートに余剰流量
    配管を介して接続される給油ポート、そのオイ
    ル・ポンプの吸込み側に排油配管を介して接続さ
    れる排油ポート、そのパワー・ステアリング装置
    の油圧作動型絞り弁に反力制御配管を介して接続
    される反力制御ポート、および、その流量調整弁
    の出口側ポートとそのパワーステアリング装置の
    給油ポートとを接続する給油配管に接続される圧
    油検知ポートを備えるバルブ・ケーシングと、そ
    のバルブ・ケーシング内に往復摺動可能に配置さ
    れ、その圧油検知ポートから送られる圧油によ
    り、その給油ポートと排油ポートおよび反力制御
    ポートとの連絡を選択的に制御するシヤトルとよ
    りなる負荷検知バルブとを備えるパワー・ステア
    リング。
JP56026325A 1981-02-25 1981-02-25 Power steering Granted JPS57140274A (en)

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