JPH0254271B2 - - Google Patents
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- JPH0254271B2 JPH0254271B2 JP24655583A JP24655583A JPH0254271B2 JP H0254271 B2 JPH0254271 B2 JP H0254271B2 JP 24655583 A JP24655583 A JP 24655583A JP 24655583 A JP24655583 A JP 24655583A JP H0254271 B2 JPH0254271 B2 JP H0254271B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- spool
- chamber
- port
- reaction chamber
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 172
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 18
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 9
- 230000004044 response Effects 0.000 description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/08—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
- B62D5/087—Sliding spool valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、車両のパワー・ステアリングに使
用されるコントロール・バルブ、さらに詳述する
ならば、速度感応型でリンケージ型パワー・ステ
アリングに適するように改良されたコントロー
ル・バルブに関する。
用されるコントロール・バルブ、さらに詳述する
ならば、速度感応型でリンケージ型パワー・ステ
アリングに適するように改良されたコントロー
ル・バルブに関する。
従来、リンケージ型パワー・ステアリングでは
コントロール・バルブが、車両の走行状態に応じ
て、反力、すなわち操舵力を変化させるために、
車速感応油圧反力型に構成されてきたが、ステア
リング・ホイールが急激に操作される際、バルブ
の応答特性および安定性のために、構造が複雑に
なるか、補償手段を必要としてきた。
コントロール・バルブが、車両の走行状態に応じ
て、反力、すなわち操舵力を変化させるために、
車速感応油圧反力型に構成されてきたが、ステア
リング・ホイールが急激に操作される際、バルブ
の応答特性および安定性のために、構造が複雑に
なるか、補償手段を必要としてきた。
この発明の目的は、構造を複雑にすることなし
に、バルブの静特性、動特性、過渡特性を向上
し、またバルブの安定性を向上し、殊に、ステア
リング・ホイールが急激に操作される際にも、バ
ルブ振動を抑制し、そのバルブ振動に基づく騒音
の発生を阻止するところのパワー・ステアリング
に使用されるコントロール・バルブの提供にあ
る。
に、バルブの静特性、動特性、過渡特性を向上
し、またバルブの安定性を向上し、殊に、ステア
リング・ホイールが急激に操作される際にも、バ
ルブ振動を抑制し、そのバルブ振動に基づく騒音
の発生を阻止するところのパワー・ステアリング
に使用されるコントロール・バルブの提供にあ
る。
上述を課題として、この発明のパワー・ステア
リングに使用されるコントロール・バルブは、ス
プール・チヤンバ、および、そのスプール・チヤ
ンバに開口されてあるポンプ・ポート、タンク・
ポート、一対のパワー・シリンダ・ポートおよび
リアクシヨン・ポートを備えるバルブ・ボデイ
と、リアクシヨン・チヤンバのためのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアを備えてそのスプール・チヤ
ンバに往復摺動可能に配置され、そして、そのポ
ンプ・ポートをそのリアクシヨン・チヤンバに連
絡させるリアクシヨン連通ポートおよびそのリア
クシヨン・ポートをそのリアクシヨン・チヤンバ
に連絡させるリアクシヨン逃しポートを備えるス
プールと、そのスプールを貫通し、そして、その
スプールをそのスプール・チヤンバ内に往復摺動
させるように、そのスプールの両端に位置されて
そのスプールを固定する一対のスプール・ストツ
パを備えるスプール・シヤフトと、そのスプール
の両端において、そのリアクシヨン・チヤンバ・
ボアおよびスプール・シヤフトに往復摺動可能に
嵌め合わせられてそのスプール・ストツパで駆動
される一対のリアクシヨン・プランジヤと、その
スプール・チヤンバ端方向のそのリアクシヨン・
プランジヤの動きを規制する一対のプランジヤ・
ストツパと、そのリアクシヨン・プランジヤ間に
配置されるリアクシヨン・スプリングと、そのリ
アクシヨン・ポートをオイル・ポンプの吸込み側
に接続するリアクシヨン通路に配置される反力調
整弁とを含み、そして、そのリアクシヨン連通ポ
ートが、そのリアクシヨン・チヤンバ内に渦流を
生じさせるように、そのリアクシヨン・チヤン
バ・ボアの軸線に適宜の角度をなしてそのスプー
ルに形成され、その反力調整弁が、車両の走行速
度に応じて、そのリアクシヨン・チヤンバからそ
のオイル・ポンプの吸込み側に逃がれる圧油の流
量を絞り調節してそのリアクシヨン・チヤンバ内
の圧油によつて発生される反力を変え、また、そ
のリアクシヨン連通ポートが、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアの軸線に適宜の角度をなす噴
流として圧油をそのリアクシヨン・チヤンバ内に
導き、そのリアクシヨン・チヤンバ内に渦流を発
生させて、ステアリング・ホイールによる急激な
バルブ操作に基づくバルブ振動を抑制するところ
にある。
リングに使用されるコントロール・バルブは、ス
プール・チヤンバ、および、そのスプール・チヤ
ンバに開口されてあるポンプ・ポート、タンク・
ポート、一対のパワー・シリンダ・ポートおよび
リアクシヨン・ポートを備えるバルブ・ボデイ
と、リアクシヨン・チヤンバのためのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアを備えてそのスプール・チヤ
ンバに往復摺動可能に配置され、そして、そのポ
ンプ・ポートをそのリアクシヨン・チヤンバに連
絡させるリアクシヨン連通ポートおよびそのリア
クシヨン・ポートをそのリアクシヨン・チヤンバ
に連絡させるリアクシヨン逃しポートを備えるス
プールと、そのスプールを貫通し、そして、その
スプールをそのスプール・チヤンバ内に往復摺動
させるように、そのスプールの両端に位置されて
そのスプールを固定する一対のスプール・ストツ
パを備えるスプール・シヤフトと、そのスプール
の両端において、そのリアクシヨン・チヤンバ・
ボアおよびスプール・シヤフトに往復摺動可能に
嵌め合わせられてそのスプール・ストツパで駆動
される一対のリアクシヨン・プランジヤと、その
スプール・チヤンバ端方向のそのリアクシヨン・
プランジヤの動きを規制する一対のプランジヤ・
ストツパと、そのリアクシヨン・プランジヤ間に
配置されるリアクシヨン・スプリングと、そのリ
アクシヨン・ポートをオイル・ポンプの吸込み側
に接続するリアクシヨン通路に配置される反力調
整弁とを含み、そして、そのリアクシヨン連通ポ
ートが、そのリアクシヨン・チヤンバ内に渦流を
生じさせるように、そのリアクシヨン・チヤン
バ・ボアの軸線に適宜の角度をなしてそのスプー
ルに形成され、その反力調整弁が、車両の走行速
度に応じて、そのリアクシヨン・チヤンバからそ
のオイル・ポンプの吸込み側に逃がれる圧油の流
量を絞り調節してそのリアクシヨン・チヤンバ内
の圧油によつて発生される反力を変え、また、そ
のリアクシヨン連通ポートが、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアの軸線に適宜の角度をなす噴
流として圧油をそのリアクシヨン・チヤンバ内に
導き、そのリアクシヨン・チヤンバ内に渦流を発
生させて、ステアリング・ホイールによる急激な
バルブ操作に基づくバルブ振動を抑制するところ
にある。
以下、この発明のパワー・ステアリングに使用
されるコントロール・バルブの特定された具体例
について、図面を参照して説明する。
されるコントロール・バルブの特定された具体例
について、図面を参照して説明する。
図は、キヤブ・オーバ型トラツクの速度感応型
でリンケージ型パワー・ステアリング40を構成
するために適用されたこの発明のコントロール・
バルブの具体例10を示している。
でリンケージ型パワー・ステアリング40を構成
するために適用されたこの発明のコントロール・
バルブの具体例10を示している。
そのコントロール・バルブ10は、前輪操舵の
ためにドラツク・リンク(図示せず)を介してナ
ツクル・アーム(図示せず)に連結されるリン
ク・レバー(図示せず)にピボツト連結されたシ
リンダ・ボデイ46と、そのシリンダ・ボデイ4
6のシリンダ・ボア47に往復摺動可能に配置さ
れたパワー・ピストン48と、一端をそのパワ
ー・ピストン48に固定し、他端をシヤシ側にピ
ボツト連結した操作ロツド49とよりなるパワ
ー・シリンダ41に組み込まれ、コンペンゼーテ
イング・ロツド(図示せず)、ピツトマン・アー
ム(図示せず)、マニユアル・ステアリング・ギ
ア・ボツクス(図示せず)を介してステアリン
グ・ホイールでバルブ操作されるもので、また、
そのパワー・ステアリング40の油圧回路におい
ては、油圧配管44,45に配置され、オイル・
ポンプ42から吐出され、フロー・コントロー
ル・バルブ43で流量調整された圧油をパワー・
シリンダ41に供給し、また、そのパワー・シリ
ンダ41で作業した圧油をそのオイル・ポンプ4
2の吸込み側に戻すところに製作された。
ためにドラツク・リンク(図示せず)を介してナ
ツクル・アーム(図示せず)に連結されるリン
ク・レバー(図示せず)にピボツト連結されたシ
リンダ・ボデイ46と、そのシリンダ・ボデイ4
6のシリンダ・ボア47に往復摺動可能に配置さ
れたパワー・ピストン48と、一端をそのパワ
ー・ピストン48に固定し、他端をシヤシ側にピ
ボツト連結した操作ロツド49とよりなるパワ
ー・シリンダ41に組み込まれ、コンペンゼーテ
イング・ロツド(図示せず)、ピツトマン・アー
ム(図示せず)、マニユアル・ステアリング・ギ
ア・ボツクス(図示せず)を介してステアリン
グ・ホイールでバルブ操作されるもので、また、
そのパワー・ステアリング40の油圧回路におい
ては、油圧配管44,45に配置され、オイル・
ポンプ42から吐出され、フロー・コントロー
ル・バルブ43で流量調整された圧油をパワー・
シリンダ41に供給し、また、そのパワー・シリ
ンダ41で作業した圧油をそのオイル・ポンプ4
2の吸込み側に戻すところに製作された。
すなわち、そのコントロール・バルブ10は、
スプール・チヤンバ21、および、そのスプー
ル・チヤンバ21に開口されたポンプ・ポート2
2、タンク・ポート25,26、一対のパワー・
シリンダ・ポート23,24およびリアクシヨ
ン・ポート27を備えたバルブ・ボデイ11と、
リアクシヨン・チヤンバ28のためのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボア29を備えてそのスプール・
チヤンバ21に往復摺動可能に配置され、そし
て、そのポンプ・ポート22をそのリアクシヨ
ン・チヤンバ28に連絡させたリアクシヨン連通
ポート19およびそのリアクシヨン・ポート27
をそのリアクシヨン・チヤンバ28に連絡させた
リアクシヨン逃しポート20を備えるスプール1
2と、そのスプール12を貫通し、そして、その
スプール12をそのスプール・チヤンバ21内に
往復摺動させるように、そのスプール12の両端
に位置されてそのスプール12を固定する一対の
スプール・ストツパ34,34を備えるスプー
ル・シヤフト13と、そのスプール12の両端に
おいて、そのリアクシヨン・チヤンバ・ボア29
およびスプール・シヤフト13に往復摺動可能に
嵌め合わせられてそのスプール・ストツパ34,
34で駆動される一対のリアクシヨン・プランジ
ヤ14,15と、そのスプール・チヤンバ21端
方向のそのリアクシヨン・プランジヤ14,15
の動きを規制する一対のプランジヤ・ストツパ1
6,16,16,16と、そのリアクシヨン・プ
ランジヤ14,15間に配置されたリアクシヨ
ン・スプリング17と、そのリアクシヨン・ポー
ト20をそのオイル・ポンプ42の吸込み側に接
続したリアクシヨン通路38に配置された反力調
整弁18とを含み、そして、そのリアクシヨン連
通ポート19が、そのリアクシヨン・チヤンバ2
8内に渦流を生じさせるように、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボア29の軸線に適宜の角度をな
してそのスプール12に形成され、また、そのリ
アクシヨン逃しポート20が、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ28からそのオイル・ポンプ42の
吸込み側に圧油を逃げ難くするように、そのリア
クシヨン・チヤンバ28内のその渦流に対して逆
方向において、そのリアクシヨン・チヤンバ・ボ
ア29の軸線に適宜の角度をなしてそのスプール
12に形成されて製作された。
スプール・チヤンバ21、および、そのスプー
ル・チヤンバ21に開口されたポンプ・ポート2
2、タンク・ポート25,26、一対のパワー・
シリンダ・ポート23,24およびリアクシヨ
ン・ポート27を備えたバルブ・ボデイ11と、
リアクシヨン・チヤンバ28のためのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボア29を備えてそのスプール・
チヤンバ21に往復摺動可能に配置され、そし
て、そのポンプ・ポート22をそのリアクシヨ
ン・チヤンバ28に連絡させたリアクシヨン連通
ポート19およびそのリアクシヨン・ポート27
をそのリアクシヨン・チヤンバ28に連絡させた
リアクシヨン逃しポート20を備えるスプール1
2と、そのスプール12を貫通し、そして、その
スプール12をそのスプール・チヤンバ21内に
往復摺動させるように、そのスプール12の両端
に位置されてそのスプール12を固定する一対の
スプール・ストツパ34,34を備えるスプー
ル・シヤフト13と、そのスプール12の両端に
おいて、そのリアクシヨン・チヤンバ・ボア29
およびスプール・シヤフト13に往復摺動可能に
嵌め合わせられてそのスプール・ストツパ34,
34で駆動される一対のリアクシヨン・プランジ
ヤ14,15と、そのスプール・チヤンバ21端
方向のそのリアクシヨン・プランジヤ14,15
の動きを規制する一対のプランジヤ・ストツパ1
6,16,16,16と、そのリアクシヨン・プ
ランジヤ14,15間に配置されたリアクシヨ
ン・スプリング17と、そのリアクシヨン・ポー
ト20をそのオイル・ポンプ42の吸込み側に接
続したリアクシヨン通路38に配置された反力調
整弁18とを含み、そして、そのリアクシヨン連
通ポート19が、そのリアクシヨン・チヤンバ2
8内に渦流を生じさせるように、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボア29の軸線に適宜の角度をな
してそのスプール12に形成され、また、そのリ
アクシヨン逃しポート20が、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ28からそのオイル・ポンプ42の
吸込み側に圧油を逃げ難くするように、そのリア
クシヨン・チヤンバ28内のその渦流に対して逆
方向において、そのリアクシヨン・チヤンバ・ボ
ア29の軸線に適宜の角度をなしてそのスプール
12に形成されて製作された。
そのバルブ・ボデイ11は、そのパワー・シリ
ンダ41のシリンダ・ボデイ46に組み込まれる
ように、製作された。
ンダ41のシリンダ・ボデイ46に組み込まれる
ように、製作された。
また、そのフロー・コントロール・バルブ42
で流量調整された圧油をそのパワー・シリンダ4
1のシリンダ・チヤンバ50,51に供給するた
めに、そのバルブ・ボデイ11に形成されたその
ポンプ・ポート22は、その油圧配管44の供給
側に、また、そのパワー・シリンダ・ポート2
3,24は油圧配管44,45のシリンダ側に、
さらには、そのタンク・ポート25,26は、そ
の油圧配管45にそれぞれ接続している。
で流量調整された圧油をそのパワー・シリンダ4
1のシリンダ・チヤンバ50,51に供給するた
めに、そのバルブ・ボデイ11に形成されたその
ポンプ・ポート22は、その油圧配管44の供給
側に、また、そのパワー・シリンダ・ポート2
3,24は油圧配管44,45のシリンダ側に、
さらには、そのタンク・ポート25,26は、そ
の油圧配管45にそれぞれ接続している。
そのスプール12は中空に形成され、そのスプ
ール・チヤンバ21に往復摺動可能に配置され、
内側にリアクシヨン・チヤンバ28を形成してい
る。
ール・チヤンバ21に往復摺動可能に配置され、
内側にリアクシヨン・チヤンバ28を形成してい
る。
また、その中空スプール12は、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ28の一端に大径プランジヤ・ボ
ア30を、そのリアクシヨン・チヤンバ28の他
端に小径プランジヤ・ボア31をそれぞれ形成
し、そのポンプ・ポート22をそのリアクシヨ
ン・チヤンバ28に連絡するリアクシヨン連通ポ
ート19と、そのリアクシヨン・チヤンバ28を
そのリアクシヨン・ポート27に連絡するリアク
シヨン逃しポート20とを備えている。
ヨン・チヤンバ28の一端に大径プランジヤ・ボ
ア30を、そのリアクシヨン・チヤンバ28の他
端に小径プランジヤ・ボア31をそれぞれ形成
し、そのポンプ・ポート22をそのリアクシヨ
ン・チヤンバ28に連絡するリアクシヨン連通ポ
ート19と、そのリアクシヨン・チヤンバ28を
そのリアクシヨン・ポート27に連絡するリアク
シヨン逃しポート20とを備えている。
そのリアクシヨン連通ポート19は、そのオイ
ル・ポンプ42からの圧油をそのリアクシヨン・
チヤンバ28内に導びく際、そのリアクシヨン・
チヤンバ28内に渦流が発生されるように、その
リアクシヨン・チヤンバ・ボア29の軸線に予め
決定された角度をなして、そのスプール12に形
成され、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の圧
油がリアクシヨン逃しポート20を経てリザー
バ、すなわちオイル・ポンプ42の吸込み側に逃
げ難くし、その圧油に抵抗を付加させている。勿
論、そのリアクシヨン連通ポート19の角度は、
主として、ステアリング・ホイールによつて、コ
ントロール・バルブ10が急激にバルブ操作され
る際のバルブ振動を抑制するに必要な渦流の強さ
によつて決定される。
ル・ポンプ42からの圧油をそのリアクシヨン・
チヤンバ28内に導びく際、そのリアクシヨン・
チヤンバ28内に渦流が発生されるように、その
リアクシヨン・チヤンバ・ボア29の軸線に予め
決定された角度をなして、そのスプール12に形
成され、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の圧
油がリアクシヨン逃しポート20を経てリザー
バ、すなわちオイル・ポンプ42の吸込み側に逃
げ難くし、その圧油に抵抗を付加させている。勿
論、そのリアクシヨン連通ポート19の角度は、
主として、ステアリング・ホイールによつて、コ
ントロール・バルブ10が急激にバルブ操作され
る際のバルブ振動を抑制するに必要な渦流の強さ
によつて決定される。
他方、そのリアクシヨン逃しポート20は、圧
油がそのリアクシヨン・チヤンバ28からそのオ
イル・ポンプ42の吸込み側により逃げ難くなる
ように、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の渦
流に対して逆方向において、そのリアクシヨン・
チヤンバ・ボア29の軸線に予め決定された角度
で、そのスプール12に形成されている。勿論、
そのリアクシヨン逃しポート20の角度は、その
リアクシヨン連通ポート19に関連して、ステア
リング・ホイールによつてコントロール・バルブ
10が急激にバルブ操作される際に抑制しようと
するバルブ振動によつて決定される。
油がそのリアクシヨン・チヤンバ28からそのオ
イル・ポンプ42の吸込み側により逃げ難くなる
ように、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の渦
流に対して逆方向において、そのリアクシヨン・
チヤンバ・ボア29の軸線に予め決定された角度
で、そのスプール12に形成されている。勿論、
そのリアクシヨン逃しポート20の角度は、その
リアクシヨン連通ポート19に関連して、ステア
リング・ホイールによつてコントロール・バルブ
10が急激にバルブ操作される際に抑制しようと
するバルブ振動によつて決定される。
さらに、その中空スプール12は、そのポン
プ・ポート22をそのパワー・シリンダ・ポート
23,24に切り替え接続するスプール油室を形
成するリング溝32,33を備えている。
プ・ポート22をそのパワー・シリンダ・ポート
23,24に切り替え接続するスプール油室を形
成するリング溝32,33を備えている。
そのスプール・シヤフト13は、一端側をその
中空スプール12内に貫通させ、そのスプール1
2をそのスプール・チヤンバ21内に往復摺動さ
せるように、そのスプール12の両端に位置さ
れ、そのスプール12を固定する一対のスプー
ル・ストツパ34を備え、他端をコンペンゼーテ
イング・ロツドに連結している。
中空スプール12内に貫通させ、そのスプール1
2をそのスプール・チヤンバ21内に往復摺動さ
せるように、そのスプール12の両端に位置さ
れ、そのスプール12を固定する一対のスプー
ル・ストツパ34を備え、他端をコンペンゼーテ
イング・ロツドに連結している。
さらに、そのスプール12の固定構造を詳述す
るならば、そのスプール・シヤフト13は、それ
らスプール・ストツパ34間に位置されるよう
に、そのスプール・シヤフト13の一端側に嵌め
合わせられるスリーブ状スペーサ36と、そのス
プール・シヤフト13の一端にねじ結合されるナ
ツト37とによつて、そのスプール・シヤフト1
3の一端側に固定される一対のスプール・ストツ
パ34にそのスプール12を挟み付け、そのスプ
ール12を固定する。
るならば、そのスプール・シヤフト13は、それ
らスプール・ストツパ34間に位置されるよう
に、そのスプール・シヤフト13の一端側に嵌め
合わせられるスリーブ状スペーサ36と、そのス
プール・シヤフト13の一端にねじ結合されるナ
ツト37とによつて、そのスプール・シヤフト1
3の一端側に固定される一対のスプール・ストツ
パ34にそのスプール12を挟み付け、そのスプ
ール12を固定する。
それらスプール・ストツパ34はプレート状に
形成されたもので、互いに所定の間隔を置いて、
所定の位置に、2個の小穴35をストツパ面に開
口している。
形成されたもので、互いに所定の間隔を置いて、
所定の位置に、2個の小穴35をストツパ面に開
口している。
そのリアクシヨン・プランジヤ14,15は、
大径のものと、小径のものとに形成され、大径リ
アクシヨン・プランジヤ14は、大径プランジ
ヤ・ボア30およびスプール・シヤフト13上の
スペーサ36に往復摺動可能に嵌め合わせられ、
また、小径リアクシヨン・プランジヤ15は小径
プランジヤ・ボア31およびスプール・シヤフト
13上のスペーサ36に往復摺動可能に嵌め合わ
せられ、その中空スプール12内に形成されたリ
アクシヨン・チヤンバ28を閉じている。
大径のものと、小径のものとに形成され、大径リ
アクシヨン・プランジヤ14は、大径プランジ
ヤ・ボア30およびスプール・シヤフト13上の
スペーサ36に往復摺動可能に嵌め合わせられ、
また、小径リアクシヨン・プランジヤ15は小径
プランジヤ・ボア31およびスプール・シヤフト
13上のスペーサ36に往復摺動可能に嵌め合わ
せられ、その中空スプール12内に形成されたリ
アクシヨン・チヤンバ28を閉じている。
そのように、リアクシヨン・プランジヤ14,
15が大径のものと、小径のものとに設計される
ところは、このパワー・ステアリング40におい
て、そのパワー・シリンダ41が縮み動作する
際、ドライバーに操舵が重く感じ、また、そのパ
ワー・シリンダ41が伸び動作する際、そのドラ
イバーに操舵が軽く感じるので、換言するなら
ば、左右の操作力に差を生じるので、右切りおよ
び左切りの操舵力を均等にするにある。
15が大径のものと、小径のものとに設計される
ところは、このパワー・ステアリング40におい
て、そのパワー・シリンダ41が縮み動作する
際、ドライバーに操舵が重く感じ、また、そのパ
ワー・シリンダ41が伸び動作する際、そのドラ
イバーに操舵が軽く感じるので、換言するなら
ば、左右の操作力に差を生じるので、右切りおよ
び左切りの操舵力を均等にするにある。
その一対のプランジヤ・ストツパ16は、それ
ぞれスプール・チヤンバ21の両内側端面に突出
された2個のピンからなり、それらピンは、スプ
ール・ストツパ34の小穴35を貫通し、対応す
る大径および小径リアクシヨン・プランジヤ1
4,15に先端を突き当て、そのスプール・チヤ
ンバ21の内側端面方向へのそれらリアクシヨ
ン・プランジヤ14,15の動きを規制し、その
スプール・シヤフト13の動きに伴ない、そのリ
アクシヨン・スプリング17に協働されてそれら
リアクシヨン・プランジヤ14,15にポンピン
グ動作を与え、そのリアクシヨン・チヤンバ28
に満された油を圧縮し、そのスプール・シヤフト
13に感じる反力に変化を与える。
ぞれスプール・チヤンバ21の両内側端面に突出
された2個のピンからなり、それらピンは、スプ
ール・ストツパ34の小穴35を貫通し、対応す
る大径および小径リアクシヨン・プランジヤ1
4,15に先端を突き当て、そのスプール・チヤ
ンバ21の内側端面方向へのそれらリアクシヨ
ン・プランジヤ14,15の動きを規制し、その
スプール・シヤフト13の動きに伴ない、そのリ
アクシヨン・スプリング17に協働されてそれら
リアクシヨン・プランジヤ14,15にポンピン
グ動作を与え、そのリアクシヨン・チヤンバ28
に満された油を圧縮し、そのスプール・シヤフト
13に感じる反力に変化を与える。
そのリアクシヨン・スプリング17は、それら
リアクシヨン・プランジヤ14,15間におい
て、そのスプール・シヤフト13、すなわち、ス
ペーサ36のまわりに配置され、それらリアクシ
ヨン・プランジヤ14,15にポンピング動作を
付与し、また、バルブのためのニユートラル・ス
プリングとして機能している。
リアクシヨン・プランジヤ14,15間におい
て、そのスプール・シヤフト13、すなわち、ス
ペーサ36のまわりに配置され、それらリアクシ
ヨン・プランジヤ14,15にポンピング動作を
付与し、また、バルブのためのニユートラル・ス
プリングとして機能している。
その反力調整弁18は、バルブ・ボデイ11の
リアクシヨン・ポート27を油圧配管45に接続
する配管からなるところのリアクシヨン通路38
に配置され、そのリアクシヨン・チヤンバ28内
の圧油をオイル・ポンプ42の吸込み側に逃がす
油量を調節し、そのリアクシヨン・チヤンバ28
内の圧力を変え、スプール・シヤフト13にかか
る反力を制御するもので、スプール・チヤンバ
(図示せず)、および、そのスプール・チヤンバに
連絡された一対のポート39,40を備えたバル
ブ・ボデイと、そのスプール・チヤンバ内に往復
摺動可能に配置され、その往復摺動に応じてその
スプール・チヤンバ内の通路断面積を変えるスプ
ール(図示せず)とを含み、そのトラツクの走行
速度に応じて、そのスプールをそのスプール・チ
ヤンバ内に往復摺動させ、そのスプール・チヤン
バ内の通路断面積を変え、そのポート39,40
間に流れる圧油の流量を調整し、その中空スプー
ル12のリアクシヨン・チヤンバ28内の圧油に
よつて発生される反力を変えるように構成されて
いる。
リアクシヨン・ポート27を油圧配管45に接続
する配管からなるところのリアクシヨン通路38
に配置され、そのリアクシヨン・チヤンバ28内
の圧油をオイル・ポンプ42の吸込み側に逃がす
油量を調節し、そのリアクシヨン・チヤンバ28
内の圧力を変え、スプール・シヤフト13にかか
る反力を制御するもので、スプール・チヤンバ
(図示せず)、および、そのスプール・チヤンバに
連絡された一対のポート39,40を備えたバル
ブ・ボデイと、そのスプール・チヤンバ内に往復
摺動可能に配置され、その往復摺動に応じてその
スプール・チヤンバ内の通路断面積を変えるスプ
ール(図示せず)とを含み、そのトラツクの走行
速度に応じて、そのスプールをそのスプール・チ
ヤンバ内に往復摺動させ、そのスプール・チヤン
バ内の通路断面積を変え、そのポート39,40
間に流れる圧油の流量を調整し、その中空スプー
ル12のリアクシヨン・チヤンバ28内の圧油に
よつて発生される反力を変えるように構成されて
いる。
さらに詳述するならば、この反力調整弁18で
は、そのトラツクが低速走行する場合、その通路
断面積を広くし、また、そのトラツクが高速走行
する場合、その通路断面積を狭くするように、そ
のスプールを往復摺動させるもので、そのスプー
ルは、また、アクチユエータ、例えば、サーボ・
モータによつて駆動され、そのサーボ・モータは
車速センサ(図示せず)からの信号に応じて駆動
するように構成されている。
は、そのトラツクが低速走行する場合、その通路
断面積を広くし、また、そのトラツクが高速走行
する場合、その通路断面積を狭くするように、そ
のスプールを往復摺動させるもので、そのスプー
ルは、また、アクチユエータ、例えば、サーボ・
モータによつて駆動され、そのサーボ・モータは
車速センサ(図示せず)からの信号に応じて駆動
するように構成されている。
次に、上述のように構成されたコントロール・
バルブ10およびそのコントロール・バルブ10
を組み込んだパワー・ステアリング40の動作を
キヤブ・オーバ型トラツクの走行状態に対応して
述べるに、今、内燃機関が運転されているなら
ば、オイル・ポンプ42が駆動され、そのオイ
ル・ポンプ42から供給される圧油は、フロー・
コントロール・バルブ43によつて流量調整さ
れ、所定の圧油の流量がコントロール・バルブ1
0のポンプ・ポート22に送られる。
バルブ10およびそのコントロール・バルブ10
を組み込んだパワー・ステアリング40の動作を
キヤブ・オーバ型トラツクの走行状態に対応して
述べるに、今、内燃機関が運転されているなら
ば、オイル・ポンプ42が駆動され、そのオイ
ル・ポンプ42から供給される圧油は、フロー・
コントロール・バルブ43によつて流量調整さ
れ、所定の圧油の流量がコントロール・バルブ1
0のポンプ・ポート22に送られる。
そのポンプ・ポート22に送られた圧油は、図
に示されるように、中空スプール12が中立位置
に置かれているならば、主として、油圧配管45
を経て、タンク・ポート25,26からオイル・
ポンプ42の吸込み側に戻されるが、ステアリン
グ・ホイールが操舵され、マニユアル・ステアリ
ング・ギア・ボツクス、ピツトマン・アーム、コ
ンペンゼーテイング・ロツドを介して、そのスプ
ール・シヤフト13が何れかの方向に押し引きさ
れ、その中空スプール12がそのスプール・シヤ
フト13の動きの方向に摺動されるならば、その
中空スプール12の動きに応じて、その圧油が、
油圧配管44,45のシリンダ側を経て、パワ
ー・シリンダ41のシリンダ・チヤンバ50,5
1の何れか一方および、リアクシヨン・チヤンバ
28に送られる。
に示されるように、中空スプール12が中立位置
に置かれているならば、主として、油圧配管45
を経て、タンク・ポート25,26からオイル・
ポンプ42の吸込み側に戻されるが、ステアリン
グ・ホイールが操舵され、マニユアル・ステアリ
ング・ギア・ボツクス、ピツトマン・アーム、コ
ンペンゼーテイング・ロツドを介して、そのスプ
ール・シヤフト13が何れかの方向に押し引きさ
れ、その中空スプール12がそのスプール・シヤ
フト13の動きの方向に摺動されるならば、その
中空スプール12の動きに応じて、その圧油が、
油圧配管44,45のシリンダ側を経て、パワ
ー・シリンダ41のシリンダ・チヤンバ50,5
1の何れか一方および、リアクシヨン・チヤンバ
28に送られる。
その操舵に対する反力は、リアクシヨン・チヤ
ンバ28内の圧力および渦流、リアクシヨン連通
および逃しポート19,20およびリアクシヨ
ン・スプリング17によつて与えられる。
ンバ28内の圧力および渦流、リアクシヨン連通
および逃しポート19,20およびリアクシヨ
ン・スプリング17によつて与えられる。
そのようなパワー・ステアリング40の動作に
おいて、そのトラツクが低速走行されるならば、
車速センサからの信号に応じて、サーボ・モータ
が駆動され、反力調整弁18のスプールが摺動さ
れ、スプール・チヤンバ内の通路断面積が比較的
広くされている。
おいて、そのトラツクが低速走行されるならば、
車速センサからの信号に応じて、サーボ・モータ
が駆動され、反力調整弁18のスプールが摺動さ
れ、スプール・チヤンバ内の通路断面積が比較的
広くされている。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の
油は、渦流とリアクシヨン逃しポートの角度によ
る抵抗下で、リアクシヨン逃しポート20、リア
クシヨン・ポート27に流れ、さらに、リアクシ
ヨン通路38を経てオイル・ポンプ42の吸込み
側に流れるので、そのリアクシヨン・チヤンバ2
8内の油は、リアクシヨン・プランジヤ14また
は15の摺動に対して大きな抵抗にはならず、そ
の低速走行時の操舵は小さな操作力で行なわれ
る。
油は、渦流とリアクシヨン逃しポートの角度によ
る抵抗下で、リアクシヨン逃しポート20、リア
クシヨン・ポート27に流れ、さらに、リアクシ
ヨン通路38を経てオイル・ポンプ42の吸込み
側に流れるので、そのリアクシヨン・チヤンバ2
8内の油は、リアクシヨン・プランジヤ14また
は15の摺動に対して大きな抵抗にはならず、そ
の低速走行時の操舵は小さな操作力で行なわれ
る。
勿論、そのトラツクが停車時に操舵されるなら
ば、走行速度が零であり、反力調整弁18の通路
断面積が最大に広げられているので、そのリアク
シヨン・チヤンバ28内の圧力が大気圧に近い状
態になり、据切り、幅寄せ、切返しなどが小さな
操作力で行なわれる。
ば、走行速度が零であり、反力調整弁18の通路
断面積が最大に広げられているので、そのリアク
シヨン・チヤンバ28内の圧力が大気圧に近い状
態になり、据切り、幅寄せ、切返しなどが小さな
操作力で行なわれる。
また、そのトラツクが高速走行されているなら
ば、車速センサからの信号に応じて、そのサー
ボ・モータが駆動され、反力調整弁18のスプー
ルが摺動され、スプール・チヤンバ内の通路断面
積が狭くされている。
ば、車速センサからの信号に応じて、そのサー
ボ・モータが駆動され、反力調整弁18のスプー
ルが摺動され、スプール・チヤンバ内の通路断面
積が狭くされている。
従つて、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の
油は、渦流やその渦流に対して逆方向に方向付け
られたリアクシヨン逃しポート20に加えて、そ
の反力調整弁18の絞りによつて、そのオイル・
ポンプ42の吸込み側に一層戻され難くなるの
で、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の油は、
リアクシヨン・プランジヤ14あるいは15の摺
動に大きな抵抗になり、その結果、その高速走行
時の操舵は比較的大きな操作力で行なわれる。そ
のように、高速走行時の操舵には、比較的大きな
操作力が要求され、走行安定性が向上される。
油は、渦流やその渦流に対して逆方向に方向付け
られたリアクシヨン逃しポート20に加えて、そ
の反力調整弁18の絞りによつて、そのオイル・
ポンプ42の吸込み側に一層戻され難くなるの
で、そのリアクシヨン・チヤンバ28内の油は、
リアクシヨン・プランジヤ14あるいは15の摺
動に大きな抵抗になり、その結果、その高速走行
時の操舵は比較的大きな操作力で行なわれる。そ
のように、高速走行時の操舵には、比較的大きな
操作力が要求され、走行安定性が向上される。
また、そのトラツクの低速走行時、高速走行
時、据切り時などにおいて、パワー・ステアリン
グ40が上述のように動作されるのであるが、リ
アクシヨン・プランジヤ14,15が大径のもの
と、小径のものとよりなるので、そのパワー・ス
テアリング40におけるパワー・シリンダ41の
縮み動作および伸び動作の際、右切りの操作力と
左切りの操作力との差が極めて小さくなり、換言
するならば、右切りおよび左切りの操舵力が均等
化されている。その結果、このパワー・ステアリ
ング40は、トラツクの操舵による肉体的疲労か
らドライバーを解放している。
時、据切り時などにおいて、パワー・ステアリン
グ40が上述のように動作されるのであるが、リ
アクシヨン・プランジヤ14,15が大径のもの
と、小径のものとよりなるので、そのパワー・ス
テアリング40におけるパワー・シリンダ41の
縮み動作および伸び動作の際、右切りの操作力と
左切りの操作力との差が極めて小さくなり、換言
するならば、右切りおよび左切りの操舵力が均等
化されている。その結果、このパワー・ステアリ
ング40は、トラツクの操舵による肉体的疲労か
らドライバーを解放している。
さらに、そのトラツクの低速走行時、高速走行
時、据切り時などにおいて、そのパワー・ステア
リング40が前述の動作をなす際、ステアリン
グ・ホイールが急激に操作されるとしても、リア
クシヨン・チヤンバ28内の渦流、その渦流に対
して逆方向に方向付けられたリアクシヨン逃しポ
ート20による抵抗に基づいて、その中空スプー
ル12の振動が抑制され、そのように具備された
バルブ自身の制振効果によつて、バルブ振動に基
づく騒音の発生が防止されている。
時、据切り時などにおいて、そのパワー・ステア
リング40が前述の動作をなす際、ステアリン
グ・ホイールが急激に操作されるとしても、リア
クシヨン・チヤンバ28内の渦流、その渦流に対
して逆方向に方向付けられたリアクシヨン逃しポ
ート20による抵抗に基づいて、その中空スプー
ル12の振動が抑制され、そのように具備された
バルブ自身の制振効果によつて、バルブ振動に基
づく騒音の発生が防止されている。
前述の具体例10では、その反力調整弁18が、
キヤブ・オーバ型トラツクの走行速度、すなわ
ち、車速に応じて絞り量を調節するものとして説
明されたが、そのトラツクに搭載された内燃機関
の回転数に応じて絞り量を調節するように構成す
ることも可能である。
キヤブ・オーバ型トラツクの走行速度、すなわ
ち、車速に応じて絞り量を調節するものとして説
明されたが、そのトラツクに搭載された内燃機関
の回転数に応じて絞り量を調節するように構成す
ることも可能である。
その場合、その反力調整弁18を駆動するサー
ボ・モータは、トランスミツシヨンに配置される
機関回転数センサからの信号によつて駆動される
ことになる。
ボ・モータは、トランスミツシヨンに配置される
機関回転数センサからの信号によつて駆動される
ことになる。
また、前述のように、単一のリアクシヨン・チ
ヤンバ28を備えるコントロール・バルブ10の
リアクシヨン連通および逃しポート19,20
は、スプールの両側にリアクシヨン・チヤンバを
備えるコントロール・バルブにも適用可能で、そ
の場合、両リアクシヨン・チヤンバが連通路で互
いに連絡され、その連通路に反力調整弁を配置し
て、反力を調整する構造をとつているので、その
リアクシヨン逃しポート20は、その連通路のた
めのポートに適用されることになる。
ヤンバ28を備えるコントロール・バルブ10の
リアクシヨン連通および逃しポート19,20
は、スプールの両側にリアクシヨン・チヤンバを
備えるコントロール・バルブにも適用可能で、そ
の場合、両リアクシヨン・チヤンバが連通路で互
いに連絡され、その連通路に反力調整弁を配置し
て、反力を調整する構造をとつているので、その
リアクシヨン逃しポート20は、その連通路のた
めのポートに適用されることになる。
上述から理解されるように、この発明のパワ
ー・ステアリングに使用されるコントロール・バ
ルブは、スプール・チヤンバ、および、そのスプ
ール・チヤンバに開口されてあるポンプ・ポー
ト、タンク・ポート、一対のパワー・シリンダ・
ポートおよびリアクシヨン・ポートを備えるバル
ブ・ボデイと、リアクシヨン・チヤンバのための
リアクシヨン・チヤンバ・ボアを備えてそのスプ
ール・チヤンバに往復摺動可能に配置され、そし
て、そのポンプ・ポートをそのリアクシヨン・チ
ヤンバに連絡させるリアクシヨン連通ポートおよ
びそのリアクシヨン・ポートをそのリアクシヨ
ン・チヤンバに連絡させるリアクシヨン逃しポー
トを備えるスプールと、そのスプールを貫通し、
そして、そのスプールをそのスプール・チヤンバ
内に往復摺動させるように、そのスプールの両端
に位置されてそのスプールを固定する一対のスプ
ール・ストツパを備えるスプール・シヤフトと、
そのスプールの両端において、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアおよびスプール・シヤフトに
往復摺動可能に嵌め合わせられてそのスプール・
ストツパで駆動される一対のリアクシヨン・プラ
ンジヤと、そのスプール・チヤンバ端方向のその
リアクシヨン・プランジヤの動きを規制する一対
のプランジヤ・ストツパと、そのリアクシヨン・
プランジヤ間に配置されるリアクシヨン・スプリ
ングと、そのリアクシヨン・ポートをオイル・ポ
ンプの吸込み側に接続するリアクシヨン通路に配
置される反力調整弁とよりなり、そして、そのリ
アクシヨン連通ポートが、そのリアクシヨン・チ
ヤンバ内に渦流を生じさせるように、そのリアク
シヨン・チヤンバ・ボアの軸線に適宜の角度をな
してそのスプールに形成されるところにあるの
で、この発明のパワー・ステアリングに使用され
るコントロール・バルブでは、ステアリング・ホ
イールが急激に切替し操作され、そのスプールが
急にバルブ切り替えされる際、そのリアクシヨン
連通ポートがそのリアクシヨン・チヤンバ・ボア
の軸線に適宜の角度をなす噴流として圧油をその
リアクシヨン・チヤンバ内に導き、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ内に渦流を発生させてそのステア
リング・ホイールによる急激なバルブ操作に基づ
くそのスプールの振動が抑制され、所謂、バルブ
振動が抑制され、そのバルブ振動による騒音の発
生が阻止され、右切りおよび左切りの操舵力が均
等化され、そのようにして、バルブの静特性、動
特性および過渡特性が向上され、そして、バルブ
の安定性が向上され、また、その反力調整弁が、
車両の走行速度に応じて、そのリアクシヨン・チ
ヤンバからそのオイル・ポンプの吸込み側り逃が
れる圧油の流量を絞り調節し、その結果、そのリ
アクシヨン・チヤンバ内の圧油によつて発生され
る反力が変えられ、すなわち、その車両の走行状
態に応じた最適の反力が得られ、操舵が安定化さ
れ、バライバーにとつては、操舵による疲労が軽
減され、その車両の走行がより安全になる。
ー・ステアリングに使用されるコントロール・バ
ルブは、スプール・チヤンバ、および、そのスプ
ール・チヤンバに開口されてあるポンプ・ポー
ト、タンク・ポート、一対のパワー・シリンダ・
ポートおよびリアクシヨン・ポートを備えるバル
ブ・ボデイと、リアクシヨン・チヤンバのための
リアクシヨン・チヤンバ・ボアを備えてそのスプ
ール・チヤンバに往復摺動可能に配置され、そし
て、そのポンプ・ポートをそのリアクシヨン・チ
ヤンバに連絡させるリアクシヨン連通ポートおよ
びそのリアクシヨン・ポートをそのリアクシヨ
ン・チヤンバに連絡させるリアクシヨン逃しポー
トを備えるスプールと、そのスプールを貫通し、
そして、そのスプールをそのスプール・チヤンバ
内に往復摺動させるように、そのスプールの両端
に位置されてそのスプールを固定する一対のスプ
ール・ストツパを備えるスプール・シヤフトと、
そのスプールの両端において、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアおよびスプール・シヤフトに
往復摺動可能に嵌め合わせられてそのスプール・
ストツパで駆動される一対のリアクシヨン・プラ
ンジヤと、そのスプール・チヤンバ端方向のその
リアクシヨン・プランジヤの動きを規制する一対
のプランジヤ・ストツパと、そのリアクシヨン・
プランジヤ間に配置されるリアクシヨン・スプリ
ングと、そのリアクシヨン・ポートをオイル・ポ
ンプの吸込み側に接続するリアクシヨン通路に配
置される反力調整弁とよりなり、そして、そのリ
アクシヨン連通ポートが、そのリアクシヨン・チ
ヤンバ内に渦流を生じさせるように、そのリアク
シヨン・チヤンバ・ボアの軸線に適宜の角度をな
してそのスプールに形成されるところにあるの
で、この発明のパワー・ステアリングに使用され
るコントロール・バルブでは、ステアリング・ホ
イールが急激に切替し操作され、そのスプールが
急にバルブ切り替えされる際、そのリアクシヨン
連通ポートがそのリアクシヨン・チヤンバ・ボア
の軸線に適宜の角度をなす噴流として圧油をその
リアクシヨン・チヤンバ内に導き、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ内に渦流を発生させてそのステア
リング・ホイールによる急激なバルブ操作に基づ
くそのスプールの振動が抑制され、所謂、バルブ
振動が抑制され、そのバルブ振動による騒音の発
生が阻止され、右切りおよび左切りの操舵力が均
等化され、そのようにして、バルブの静特性、動
特性および過渡特性が向上され、そして、バルブ
の安定性が向上され、また、その反力調整弁が、
車両の走行速度に応じて、そのリアクシヨン・チ
ヤンバからそのオイル・ポンプの吸込み側り逃が
れる圧油の流量を絞り調節し、その結果、そのリ
アクシヨン・チヤンバ内の圧油によつて発生され
る反力が変えられ、すなわち、その車両の走行状
態に応じた最適の反力が得られ、操舵が安定化さ
れ、バライバーにとつては、操舵による疲労が軽
減され、その車両の走行がより安全になる。
先のように、図面を参照しながら説明されたこ
の発明の具体例からして、この発明の属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の設計的修正や変更は容易に行われることで
あり、さらには、この発明の内容が、その発明の
課題を遂行ならしめる発明の成立に必須であり、
その発明の性質であるその発明の技術的本質に由
来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に容易に置き換えられる。
の発明の具体例からして、この発明の属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の設計的修正や変更は容易に行われることで
あり、さらには、この発明の内容が、その発明の
課題を遂行ならしめる発明の成立に必須であり、
その発明の性質であるその発明の技術的本質に由
来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に容易に置き換えられる。
第1図は、キヤブ・オーバ型トラツクの速度感
応型でリンケージ型パワー・ステアリングに適用
されたこの発明のコントロール・バルブの具体例
を示す概説図、第2図は第1図の2−2線に沿つ
て示した断面図、および第3図は第1図の3−3
線に沿つて示した断面図である。 10……コントロール・バルブ、11……バル
ブ・ボデイ、12……スプール、13……スプー
ル・シヤフト、14,15……リアクシヨン・プ
ランジヤ、16……一対のプランジヤ・ストツ
パ、17……リアクシヨン・スプリング、18…
…反力調整弁、19……リアクシヨン連通ポー
ト、20……リアクシヨン逃しポート、40……
パワー・ステアリング、41……パワー・シリン
ダ、42……オイル・ポンプ、43……フロー・
コントロール・バルブ。
応型でリンケージ型パワー・ステアリングに適用
されたこの発明のコントロール・バルブの具体例
を示す概説図、第2図は第1図の2−2線に沿つ
て示した断面図、および第3図は第1図の3−3
線に沿つて示した断面図である。 10……コントロール・バルブ、11……バル
ブ・ボデイ、12……スプール、13……スプー
ル・シヤフト、14,15……リアクシヨン・プ
ランジヤ、16……一対のプランジヤ・ストツ
パ、17……リアクシヨン・スプリング、18…
…反力調整弁、19……リアクシヨン連通ポー
ト、20……リアクシヨン逃しポート、40……
パワー・ステアリング、41……パワー・シリン
ダ、42……オイル・ポンプ、43……フロー・
コントロール・バルブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スプール・チヤンバ、および、そのスプー
ル・チヤンバに開口されてあるポンプ・ポート、
タンク・ポート、一対のパワー・シリンダ・ポー
トおよびリアクシヨン・ポートを備えるバルブ・
ボデイと、 リアクシヨン・チヤンバのためのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアを備えてそのスプール・チヤ
ンバに往復摺動可能に配置され、そして、そのポ
ンプ・ポートをそのリアクシヨン・チヤンバに連
絡させるリアクシヨン連通ポートおよびそのリア
クシヨン・ポートをそのリアクシヨン・チヤンバ
に連絡させるリアクシヨン逃しポートを備えるス
プールと、 そのスプールを貫通し、そして、そのスプール
をそのスプール・チヤンバ内に往復摺動させるよ
うに、そのスプールの両端に位置されてそのスプ
ールを固定する一対のスプール・ストツパを備え
るスプール・シヤフトと、 そのスプールの両端において、そのリアクシヨ
ン・チヤンバ・ボアおよびスプール・シヤフトに
往復摺動可能に嵌め合わせられてそのスプール・
ストツパで駆動される一対のリアクシヨン・プラ
ンジヤと、 そのスプール・チヤンバ端方向のそのリアクシ
ヨン・プランジヤの動きを規制する一対のプラン
ジヤ・ストツパと、 そのリアクシヨン・プランジヤ間に配置される
リアクシヨン・スプリングと、 そのリアクシヨン・ポートをオイル・ポンプの
吸込み側に接続するリアクシヨン通路に配置され
る反力調整弁 とよりなり、そのオイル・ポンプからパワー・シ
リンダに流れる圧油を制御するものにおいて、 そのリアクシヨン連通ポートが、そのリアクシ
ヨン・チヤンバ内に渦流を生じさせるように、そ
のリアクシヨン・チヤンバ・ボアの軸線に適宜の
角度をなしてそのスプールに形成される ところに特徴があるパワー・ステアリングに使
用されるコントロール・バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24655583A JPS60143181A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | パワ−・ステアリングに使用されるコントロ−ル・バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24655583A JPS60143181A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | パワ−・ステアリングに使用されるコントロ−ル・バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60143181A JPS60143181A (ja) | 1985-07-29 |
JPH0254271B2 true JPH0254271B2 (ja) | 1990-11-21 |
Family
ID=17150152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24655583A Granted JPS60143181A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | パワ−・ステアリングに使用されるコントロ−ル・バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60143181A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6291367A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-25 | Hino Motors Ltd | 自動車のパワ−・ステアリングに使用されるスプ−ル型コントロ−ル・バルブ |
-
1983
- 1983-12-29 JP JP24655583A patent/JPS60143181A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60143181A (ja) | 1985-07-29 |
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