JPH0226848A - 高純度石英ガラスの製造方法 - Google Patents
高純度石英ガラスの製造方法Info
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- JPH0226848A JPH0226848A JP17255988A JP17255988A JPH0226848A JP H0226848 A JPH0226848 A JP H0226848A JP 17255988 A JP17255988 A JP 17255988A JP 17255988 A JP17255988 A JP 17255988A JP H0226848 A JPH0226848 A JP H0226848A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01446—Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は高純度石英ガラスの製造方法1こ関するもので
あり、特に欠陥の少ない光ファイ/<用母材の製造に好
適な方法に関するものである。
あり、特に欠陥の少ない光ファイ/<用母材の製造に好
適な方法に関するものである。
[従来の技術]
従来、高純度石英ガラスの製造法の一つとして、火炎加
水分解法により得られた多孔質ガラス母材を加熱して透
明化する方法が採用されて(Xる。この方法では、例え
ば四塩化ケイ素等のケイ素化合物をガラス原料としてバ
ーナーの酸水素火炎中霧こ導入してこれを加水分解させ
、生成するシリカ(Si0z)微粒子を回転しつつ鉛直
方向に移動する出発材ロッド上に堆積させて多孔質ガラ
ス母材を形成し、該多孔質ガラス母材をゾーン加熱炉又
は均熱炉中に入れて、ヘリウム(He)ガス雰囲気下で
加熱し焼結することにより透明化して、高純度石英ガラ
スを得る。このように透明化の際の雰囲気ガスとして通
常Heが用いられる理由は、石英ガラス中の透過速度が
Heガスは他のガスよりも大きいから、仮に透明化途中
に閉孔状態となりHeが閉じ込められても、さらに焼結
を進めることによりガラス中に拡散しやすいからである
。
水分解法により得られた多孔質ガラス母材を加熱して透
明化する方法が採用されて(Xる。この方法では、例え
ば四塩化ケイ素等のケイ素化合物をガラス原料としてバ
ーナーの酸水素火炎中霧こ導入してこれを加水分解させ
、生成するシリカ(Si0z)微粒子を回転しつつ鉛直
方向に移動する出発材ロッド上に堆積させて多孔質ガラ
ス母材を形成し、該多孔質ガラス母材をゾーン加熱炉又
は均熱炉中に入れて、ヘリウム(He)ガス雰囲気下で
加熱し焼結することにより透明化して、高純度石英ガラ
スを得る。このように透明化の際の雰囲気ガスとして通
常Heが用いられる理由は、石英ガラス中の透過速度が
Heガスは他のガスよりも大きいから、仮に透明化途中
に閉孔状態となりHeが閉じ込められても、さらに焼結
を進めることによりガラス中に拡散しやすいからである
。
以上のようにして得た透明な高純度石英ガラス体は、光
フアイバ用母材等として用いる場合には、再度高温に加
熱して延伸する高温成形処理を実施して、所定のサイズ
に調製される。
フアイバ用母材等として用いる場合には、再度高温に加
熱して延伸する高温成形処理を実施して、所定のサイズ
に調製される。
1発明が解決しようとする課題」
従来この種の方法では透明化以後の高温成形処理の過程
において、クリストバライト、気泡等の欠陥の一方又は
両方がガラス中で成長し、得られる石英ガラスロッドの
製品としての歩留まりが著しく低下するという問題があ
った。
において、クリストバライト、気泡等の欠陥の一方又は
両方がガラス中で成長し、得られる石英ガラスロッドの
製品としての歩留まりが著しく低下するという問題があ
った。
このような現象の原因としては、透明ガラス化の際に石
英ガラス中に過飽和な状態で固溶した11eガスが、上
記高温成形処理工程では透明化の温度よりも高温に加熱
されるため、ガラス中のHeガスの固溶量が低下し、石
英ガラス中の微小な欠陥の表面に析出し、クリストバラ
イト又は/及び気泡等の欠陥の成長をきたすことが考え
られている。これはHe雰囲気中で焼結したガラス母材
に残留した気泡を分析した結果、大部分がHeガスであ
ることが判明した事実に基づいている。
英ガラス中に過飽和な状態で固溶した11eガスが、上
記高温成形処理工程では透明化の温度よりも高温に加熱
されるため、ガラス中のHeガスの固溶量が低下し、石
英ガラス中の微小な欠陥の表面に析出し、クリストバラ
イト又は/及び気泡等の欠陥の成長をきたすことが考え
られている。これはHe雰囲気中で焼結したガラス母材
に残留した気泡を分析した結果、大部分がHeガスであ
ることが判明した事実に基づいている。
これに対し、特公昭62−72537号公報には、高純
度多孔質石英母材をHe雰囲気中で加熱してガラス化し
、得られた高純度石英ガラスロッドにHeの分圧が0.
1 気圧以下の雰囲気で熱処理を行う方法が提案され
ている。
度多孔質石英母材をHe雰囲気中で加熱してガラス化し
、得られた高純度石英ガラスロッドにHeの分圧が0.
1 気圧以下の雰囲気で熱処理を行う方法が提案され
ている。
そこで本発明者等は上記公報に記載される実施例に従っ
て、透明化後の熱処理を行ってみた。この結果、均熱炉
ではヒーター長が長(、母材全体を加熱できるので母材
を移動させる必要がないが、処理可能な母材寸法に限度
があることに加え母材中に気泡が発生し易くしかもラン
ニングコストが高いという欠点がある。そこで、上記公
報の方法に従い、ゾーン加熱炉中で母材を同位置に保持
して熱処理を行ってみたが、長尺母材では長手方向に均
一な熱処理がなされないため、均一な脱He効果が得ら
れず、前記問題点は解決できないことが判った。
て、透明化後の熱処理を行ってみた。この結果、均熱炉
ではヒーター長が長(、母材全体を加熱できるので母材
を移動させる必要がないが、処理可能な母材寸法に限度
があることに加え母材中に気泡が発生し易くしかもラン
ニングコストが高いという欠点がある。そこで、上記公
報の方法に従い、ゾーン加熱炉中で母材を同位置に保持
して熱処理を行ってみたが、長尺母材では長手方向に均
一な熱処理がなされないため、均一な脱He効果が得ら
れず、前記問題点は解決できないことが判った。
本発明の目的は、以北のような現状に鑑み、加熱炉中で
加熱して高純度多孔質石英母材から透明な高純度石英ガ
ラスを製造する方法であって、次工程の高温処理成形過
程でもクリストバライト又は/及び気泡等の欠陥の成長
をみずに、歩留まりよく石英ガラスロッドを製造できる
に加え、作業性やランニングコストの面でも従来法より
有利な方法を提供することにある。
加熱して高純度多孔質石英母材から透明な高純度石英ガ
ラスを製造する方法であって、次工程の高温処理成形過
程でもクリストバライト又は/及び気泡等の欠陥の成長
をみずに、歩留まりよく石英ガラスロッドを製造できる
に加え、作業性やランニングコストの面でも従来法より
有利な方法を提供することにある。
「課題を解決するための手段]
上記問題点を解決するために、本発明は多孔質石英ガラ
ス母材を石英ガラス中の拡散係数及び溶解度の大きい第
一のガス雰囲気中で加熱して透明化した後、得られた透
明化ガラス母材を石英ガラス中の拡散係数及び溶解度が
第一のガスより小さい第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉
内に徐々に挿入して熱処理することを特徴とする高純度
石英ガラスの製造方法を提供するものである。
ス母材を石英ガラス中の拡散係数及び溶解度の大きい第
一のガス雰囲気中で加熱して透明化した後、得られた透
明化ガラス母材を石英ガラス中の拡散係数及び溶解度が
第一のガスより小さい第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉
内に徐々に挿入して熱処理することを特徴とする高純度
石英ガラスの製造方法を提供するものである。
本発明の特に好ましい実施態様としては、透明化とその
後の熱処理を同一のゾーン加熱炉内で連続して行うこと
を特徴とする上記方法及び第一のガスがHeであり、第
二のガスがN 、+ A r又は空気であることを特徴
とする上記方法が挙げられ、本発明における透明化後の
第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉内での熱処理は、加熱
温度が600℃〜1650℃の範囲内であり熱処理時間
が30分〜240分間の範囲内であることが特に好まし
い。
後の熱処理を同一のゾーン加熱炉内で連続して行うこと
を特徴とする上記方法及び第一のガスがHeであり、第
二のガスがN 、+ A r又は空気であることを特徴
とする上記方法が挙げられ、本発明における透明化後の
第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉内での熱処理は、加熱
温度が600℃〜1650℃の範囲内であり熱処理時間
が30分〜240分間の範囲内であることが特に好まし
い。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明において多孔質ガラス母材を作製する方法は、従
来公知の例えばガラス原料ガス等をバーナーの酸水素火
炎等に導入して火炎加水分解し、生成するシリカ微粒子
を回転しつつ移動する出発材ロッド上に堆積させる技術
等によればよい。
来公知の例えばガラス原料ガス等をバーナーの酸水素火
炎等に導入して火炎加水分解し、生成するシリカ微粒子
を回転しつつ移動する出発材ロッド上に堆積させる技術
等によればよい。
また、得られた該多孔質ガラス母材をHe等の第一のガ
ス雰囲気下で加熱透明化する工程も従来法と同様に行う
ことができる。このときの加熱温度は1500℃〜16
50℃程度である。従って、加熱透明化工程は均熱炉で
行っても、ゾーン加熱炉でおこなってもよいわけである
が、ゾーン加熱炉の方が気泡が発生しにくく、しかもラ
ンニングコストが安い点で、より好ましい。
ス雰囲気下で加熱透明化する工程も従来法と同様に行う
ことができる。このときの加熱温度は1500℃〜16
50℃程度である。従って、加熱透明化工程は均熱炉で
行っても、ゾーン加熱炉でおこなってもよいわけである
が、ゾーン加熱炉の方が気泡が発生しにくく、しかもラ
ンニングコストが安い点で、より好ましい。
以」二のようにして得られた透明ガラスロッドの内部に
残留するHe等の第一のガスを、さらに第一のガスより
拡散係数、溶解度の小さい第二のガス雰囲気中で熱処理
して、ガラス中の残留ガスをパージする。本発明の特徴
は、前記公報に提案された従来法では、透明化の後の熱
処理を加熱炉内の一定位置に母材を保持して行っていた
点を改めて、第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉内に徐々
に挿入してゆくところにある。前記したように透明化の
ための加熱にはゾーン加熱炉の方が気泡が残りにくくて
好ましいので、ゾーン加熱炉で透明化したのち、引き続
いて同じゾーン加熱炉内を徐々に移動させてゆくことが
好ましい。このときの熱処理条件は600℃〜1650
℃の温度範囲内、30分〜240分間内の加熱時間が特
に好ましい。
残留するHe等の第一のガスを、さらに第一のガスより
拡散係数、溶解度の小さい第二のガス雰囲気中で熱処理
して、ガラス中の残留ガスをパージする。本発明の特徴
は、前記公報に提案された従来法では、透明化の後の熱
処理を加熱炉内の一定位置に母材を保持して行っていた
点を改めて、第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉内に徐々
に挿入してゆくところにある。前記したように透明化の
ための加熱にはゾーン加熱炉の方が気泡が残りにくくて
好ましいので、ゾーン加熱炉で透明化したのち、引き続
いて同じゾーン加熱炉内を徐々に移動させてゆくことが
好ましい。このときの熱処理条件は600℃〜1650
℃の温度範囲内、30分〜240分間内の加熱時間が特
に好ましい。
本発明においては、第一のガスと第二のガスは前者の石
英ガラス中での拡散係数、溶解度が後者のそれより大で
あればどのように組み合わせてもよいが、第一のガスを
Heとし、第二のガスを例えばN、、Ar又は空気とす
る組み合わせが好ましい。
英ガラス中での拡散係数、溶解度が後者のそれより大で
あればどのように組み合わせてもよいが、第一のガスを
Heとし、第二のガスを例えばN、、Ar又は空気とす
る組み合わせが好ましい。
[作用]
本発明において透明ガラス化の際の雰囲気ガスとする第
一のガスは、石英ガラス中における拡散係数及び溶解度
の高いガスが好ましく、特にHeが好ましい。この理由
は、前記のようにガラス中に拡散し易いからである。透
明化の際の加熱温度は本発明においては一般に1500
9C〜1650℃が好ましく、1500℃以下では焼は
残る可能性があり、1650℃を越えるとガラス体の伸
び、タネ棒の伸び、炉芯管の変形等があるため好ましく
ない。この工程にゾーン加熱炉を用いる方が気泡が残留
しに(い理由は、ゾーン加熱炉では多孔質母材の一端か
ら徐々に焼結していくので、気泡が上方へ抜けるためと
考えられる。
一のガスは、石英ガラス中における拡散係数及び溶解度
の高いガスが好ましく、特にHeが好ましい。この理由
は、前記のようにガラス中に拡散し易いからである。透
明化の際の加熱温度は本発明においては一般に1500
9C〜1650℃が好ましく、1500℃以下では焼は
残る可能性があり、1650℃を越えるとガラス体の伸
び、タネ棒の伸び、炉芯管の変形等があるため好ましく
ない。この工程にゾーン加熱炉を用いる方が気泡が残留
しに(い理由は、ゾーン加熱炉では多孔質母材の一端か
ら徐々に焼結していくので、気泡が上方へ抜けるためと
考えられる。
以上で得られた透明化された石英ガラスロッドを、第二
のガス雰囲気のゾーン加熱炉内でガラス体を熱処理する
ことにより第一のガスを脱出させ、その後の高温加熱成
形処理工程での欠陥発生、成長を減少させることができ
る。
のガス雰囲気のゾーン加熱炉内でガラス体を熱処理する
ことにより第一のガスを脱出させ、その後の高温加熱成
形処理工程での欠陥発生、成長を減少させることができ
る。
この熱処理はガラス内に残留した第一のガスとガラスの
外の第二のガス、つまり炉芯管内雰囲気との濃度差を利
用しているので、石英ガラス中での拡散係数、溶解度が
第一のガスより小さいガスで、石英ガラスと反応しない
ものであれば何れでもよいが、コストや入手の便の面か
らN 2 、 A rl空気が適当である。従って、第
一のガスがHeであり第二のガスがN * + A r
又は空気の組み合わせが最適である。
外の第二のガス、つまり炉芯管内雰囲気との濃度差を利
用しているので、石英ガラス中での拡散係数、溶解度が
第一のガスより小さいガスで、石英ガラスと反応しない
ものであれば何れでもよいが、コストや入手の便の面か
らN 2 、 A rl空気が適当である。従って、第
一のガスがHeであり第二のガスがN * + A r
又は空気の組み合わせが最適である。
なお、本発明における第一のガスの圧力、第二のガスの
圧力は、いずれも〜3 Q mmaq程度が好ましい。
圧力は、いずれも〜3 Q mmaq程度が好ましい。
負圧になると炉芯管内に大気を巻き込む恐れがあるから
である。
である。
この熱処理の温度は600℃〜1650℃が好ましく、
600℃未満では処理に長時間を要し、1650℃を越
えるとガラス体、炉芯管、タネ棒等の伸び、変形が起こ
り好ましくない。この熱処理時間は30分〜240分間
の範囲内として、ゾーン加熱炉内を移動させることによ
り、長尺母材の場合でも均一な熱処理効果が得られる。
600℃未満では処理に長時間を要し、1650℃を越
えるとガラス体、炉芯管、タネ棒等の伸び、変形が起こ
り好ましくない。この熱処理時間は30分〜240分間
の範囲内として、ゾーン加熱炉内を移動させることによ
り、長尺母材の場合でも均一な熱処理効果が得られる。
本発明においては、透明化後の熱処理をゾーン加熱炉内
に徐々に挿入又は移動させるが、このときの移動速度と
処理時間の間にはほぼ反比例関係が成立する。すなわち
、 母材長/移動速度=処理時間 であるので、30分〜240分間の範囲内で熱処理が終
了できるように移動速度を設定することが好ましい。こ
のように、徐々にゾーン加熱炉内を移動させることによ
り、シャープな温度分布を有するゾーン加熱炉を用いて
も均一な熱処理効果を得られる。
に徐々に挿入又は移動させるが、このときの移動速度と
処理時間の間にはほぼ反比例関係が成立する。すなわち
、 母材長/移動速度=処理時間 であるので、30分〜240分間の範囲内で熱処理が終
了できるように移動速度を設定することが好ましい。こ
のように、徐々にゾーン加熱炉内を移動させることによ
り、シャープな温度分布を有するゾーン加熱炉を用いて
も均一な熱処理効果を得られる。
従って、透明化工程と次工程の熱処理を同一のゾーン加
熱炉で行うことが、作業が簡便でしかも効果的である。
熱炉で行うことが、作業が簡便でしかも効果的である。
さらに工程毎に炉を変えると移動同−の炉内での処理は
この危険を避けられるし、炉を稼働させるための電力消
費量も節減できるのでコストメリットもある。
この危険を避けられるし、炉を稼働させるための電力消
費量も節減できるのでコストメリットもある。
[実施例]
実施例1
S iCI 4をガラス原料として、これを火炎加水分
解して生成させたシリカ微粒子をタネ棒下端に付着堆積
させる方法によって、直径150o++*、長さ800
IDI11の多孔質石英ガラス母材を作製した。
解して生成させたシリカ微粒子をタネ棒下端に付着堆積
させる方法によって、直径150o++*、長さ800
IDI11の多孔質石英ガラス母材を作製した。
第1図に示すように該多孔質石英ガラス母材1を、ヒー
タ2と反応容器3からなるゾーン加熱炉4内へ、回転さ
せながら徐々に下降、挿入して透明ガラス化した。この
ときの反応容器内雰囲気はHel気圧、下降速度] O
mi/win、加熱温度1600℃、加熱時間150分
間であった。これにより直径70n+m、長さ70C)
■の透明ガラスロッドが得られた。該透明ガラスロッド
を炉内に挿入した状態(最も下降した状態)で、加熱炉
4内の雰囲気を十分にN、に置換し、温度1500℃と
して今度は10 mm/winの速度で上昇移動させて
、約120分かけて本発明による熱処理を実施した。
タ2と反応容器3からなるゾーン加熱炉4内へ、回転さ
せながら徐々に下降、挿入して透明ガラス化した。この
ときの反応容器内雰囲気はHel気圧、下降速度] O
mi/win、加熱温度1600℃、加熱時間150分
間であった。これにより直径70n+m、長さ70C)
■の透明ガラスロッドが得られた。該透明ガラスロッド
を炉内に挿入した状態(最も下降した状態)で、加熱炉
4内の雰囲気を十分にN、に置換し、温度1500℃と
して今度は10 mm/winの速度で上昇移動させて
、約120分かけて本発明による熱処理を実施した。
以上により得られた熱処理透明石英ガラスロッド(本発
明品)を加熱炉4から取り出し、該ロッドの一端からハ
ロゲンライトの光を入射させて、ガラス中の欠陥(気泡
、クリストバライト)の存在を輝点の存在により調べた
ところ、径数μ畑〜数百μm程度の微小気泡及びクリス
トバライト結晶が20数個存在していた。この石英ガラ
スロンドを温度1800℃に加熱しながら40分間成形
作業して直径35m+sの棒状に延伸したところ、全長
にわたり欠陥の成長は見られず気泡は存在しなかった。
明品)を加熱炉4から取り出し、該ロッドの一端からハ
ロゲンライトの光を入射させて、ガラス中の欠陥(気泡
、クリストバライト)の存在を輝点の存在により調べた
ところ、径数μ畑〜数百μm程度の微小気泡及びクリス
トバライト結晶が20数個存在していた。この石英ガラ
スロンドを温度1800℃に加熱しながら40分間成形
作業して直径35m+sの棒状に延伸したところ、全長
にわたり欠陥の成長は見られず気泡は存在しなかった。
比較例
実施例1と同様に製造した多孔質石英ガラス母材を実施
例1と同様の条件で透明ガラス化したが、その後の熱処
理は行わなかった。得られた透明な石英ガラスロッド(
比較品)には径数μ勇〜数百μm程度の欠陥が40数個
存在した。該石英ガラスロンドを実施例1と同条件で直
径35亀1の棒状に延伸したところ、成形前に確認され
た欠陥が成長し、これと対応した位置に径3〜b 個も存在した。
例1と同様の条件で透明ガラス化したが、その後の熱処
理は行わなかった。得られた透明な石英ガラスロッド(
比較品)には径数μ勇〜数百μm程度の欠陥が40数個
存在した。該石英ガラスロンドを実施例1と同条件で直
径35亀1の棒状に延伸したところ、成形前に確認され
た欠陥が成長し、これと対応した位置に径3〜b 個も存在した。
実施例2
実施例1において、本発明による透明化後の熱処理にN
、ガスに替えてArを用いた以外は実施例1と同条件で
石英ガラスロッド(本発明品)を得たところ、在数μm
−数百μm程度の微小気泡及びクリストバライト結晶が
20数個存在していた。
、ガスに替えてArを用いた以外は実施例1と同条件で
石英ガラスロッド(本発明品)を得たところ、在数μm
−数百μm程度の微小気泡及びクリストバライト結晶が
20数個存在していた。
該石英ガラスロッドを実施例1と同条件の成形作業によ
り実施例1のものと同寸法に延伸したところ、全長にわ
たり欠陥はみられなかった。
り実施例1のものと同寸法に延伸したところ、全長にわ
たり欠陥はみられなかった。
実施例3
実施例】において、透明化後の熱処理をN、に替えて空
気を用いた以外は実施例1と同様にしたところ、得られ
た石英ガラスロッド中には在数μ糟〜数百μm程度の微
小気泡及びクリストバライト結晶が20数個存在してい
た。該石英ガラスロンドを実施例1と同条件の成形作業
により実施例1のものと同寸法に延伸したところ、全長
にわたり欠陥はみられなかった。
気を用いた以外は実施例1と同様にしたところ、得られ
た石英ガラスロッド中には在数μ糟〜数百μm程度の微
小気泡及びクリストバライト結晶が20数個存在してい
た。該石英ガラスロンドを実施例1と同条件の成形作業
により実施例1のものと同寸法に延伸したところ、全長
にわたり欠陥はみられなかった。
以上の実施例と比較例の結果から、本発明による透明化
後の熱処理をした透明ガラスロッドは、微小気泡及びク
リストバライトが存在していても、その後の延伸等の高
温成形工程でこれらの欠陥が大型化していないことが判
る。
後の熱処理をした透明ガラスロッドは、微小気泡及びク
リストバライトが存在していても、その後の延伸等の高
温成形工程でこれらの欠陥が大型化していないことが判
る。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明は高純度多孔質石英ガラス
母材を、石英ガラス中の拡散係数及び溶解度の大きい第
一のガスの雰囲気中で加熱透明化の後、これを第一のガ
スよりも拡散係数及び溶解度の小さい第二のガス雰囲気
としたゾーン加熱炉中に徐々に挿入して熱処理すること
により、得られた高純度石英ガラスを以降の工程で高温
加熱成形処理しても該ガラス体中でクリストバライト結
晶や気泡等が大型化することを防ぐことができる。
母材を、石英ガラス中の拡散係数及び溶解度の大きい第
一のガスの雰囲気中で加熱透明化の後、これを第一のガ
スよりも拡散係数及び溶解度の小さい第二のガス雰囲気
としたゾーン加熱炉中に徐々に挿入して熱処理すること
により、得られた高純度石英ガラスを以降の工程で高温
加熱成形処理しても該ガラス体中でクリストバライト結
晶や気泡等が大型化することを防ぐことができる。
従って、本発明の方法は例えば通信用光フアイバ用母材
製造の分野に利用すると、高品質のガラス母材を歩留り
向」ニして製造できるに加え、特に長尺の母材製造に有
効であるため、光ファイバの大量生産、コストダウンが
可能である。
製造の分野に利用すると、高品質のガラス母材を歩留り
向」ニして製造できるに加え、特に長尺の母材製造に有
効であるため、光ファイバの大量生産、コストダウンが
可能である。
第1図は本発明の実施態様を概略説明する図である。
l;多孔質ガラス母材、2;ヒーター、3;反応容器、
4;ゾーン加熱炉。
4;ゾーン加熱炉。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)多孔質石英ガラス母材を石英ガラス中の拡散係数及
び溶解度の大きい第一のガス雰囲気中で加熱して透明化
した後、得られた透明化ガラス母材を石英ガラス中の拡
散係数及び溶解度が第一のガスより小さい第二のガス雰
囲気のゾーン加熱炉内に徐々に挿入して熱処理すること
を特徴とする高純度石英ガラスの製造方法。 2)透明化とその後の熱処理を同一のゾーン加熱炉内で
連続して行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の高純度石英ガラスの製造方法。 3)第一のガスがHeであり、第二のガスがN_2、A
r又は空気であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項又は第2項に記載の高純度石英ガラスの製造方法。 4)透明化後の第二のガス雰囲気のゾーン加熱炉内での
熱処理は、加熱温度が600℃〜1650℃の範囲内で
あり熱処理時間が30〜240分間の範囲内であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
石英ガラスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17255988A JPH0226848A (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 高純度石英ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17255988A JPH0226848A (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 高純度石英ガラスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0226848A true JPH0226848A (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=15944100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17255988A Pending JPH0226848A (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 高純度石英ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0226848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0626351A1 (en) * | 1993-05-24 | 1994-11-30 | Litespec, Inc. | Process for sintering porous optical fibre preforms |
JP2002012441A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 合成石英ガラスおよびその製造方法 |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP17255988A patent/JPH0226848A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0626351A1 (en) * | 1993-05-24 | 1994-11-30 | Litespec, Inc. | Process for sintering porous optical fibre preforms |
JP2002012441A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 合成石英ガラスおよびその製造方法 |
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