JPH02265705A - 階段成形用型枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はコンクリート製の階段を製造するための階段成
形用型枠に関する。

〈従来の技術〉 現在、コンクリート製階段を現場で施工しないで工場等
で製作したものを据え付ける方法が存在〈本発明が解決
しようとする問題点〉 前記した従来の成形技術には次のような問題点がある。

〈イ〉従来の型枠は鋼製の一体構造物であるから、−度
使った型枠の寸法を変更して再利用することができない
。

〈口〉従来の鋼製の型枠は装置が複雑である。

〈ハ〉従来の型枠は寸法の異なる階段毎に型枠を必要と
する。

そのため、階段の製造枚数が少ないと、製造コストが高
くつく。

〈本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するためになされたので、
製造コストの低減が図れ、しかも寸法の異なる階段への
再利用が可能な、階段成形用型枠を提供することを目的
とする。

〈本発明の構成〉 以下１図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

〈イ〉階段成形用型枠 第１図に階段成形用型枠の一例を示す。

この階段成形用型枠は、階段の波形面を成形する複数の
段差型枠１と、段差型枠１群の下面を波形面に沿って支
持する支持部材２と、段差型枠群の周囲を封鎖する鋼製
の包囲型枠３とよりなる。

尚、４は成形面を持たない底板で、支持部材２や包囲型
枠３等を支持する。

〈口〉段差型枠 段差型枠１は、断面り字形の板体であり、その外側面に
は階段の１ブロツクの波形面を成形するための交差する
２つの面、即ち踏み面部１１及び蹴上げ部１２を有する
。

踏み面部１１と蹴上げ部１２の各寸法や、交差角等は、
成形予定の階段の寸法により決まる。

段差型枠１を例えば合板にＬ字形の屈曲加工を施したも
のを使用できる。

段差型枠１を木製で形成すると、金ｍ製のものに比べて
数回使って廃棄してもまだ経済的である。

〈ハ〉支持部材 支持部材２は、連続して組み立てた多数の段差型枠１群
の裏面を支持する部材で、その片側に波形部２１が形成
しである。

波形部２１の形状は、段差型枠１群の裏面の波形により
決まる。

支持部材２の材質は、一定の強度を確保できれば特に制
限がないが、コスト的には木製が好適である。

支持部材２の設置数は、段差型枠１の全長に応じて適宜
数を決定する。

く二〉包囲型枠 包囲型枠３は＃ｌ製の型枠であり、段差型枠１の全長や
段数に対応できるように交換して使用する。

また、各包囲型枠３，３の間には、コンクリートの打設
圧による包囲型枠３の傾倒を防止するための各種サポー
ト材を配設しておくとよい。

又、包囲型枠３は底板４に対してスライド自在に載置す
るため、底板４に開設した長穴と包囲型枠の下部間にボ
ルト止めしておく。

〈施工方法〉 次に階段の成形方法について説明する。

〈イ〉、型枠の組み立て 第１図に示すように、水平に設置した底板４上に予め階
段の寸法に応じて製作した波形１２１を上向きにした支
持部材２．２を平行に載置し、支持部材２．２間に順次
段差型枠１を横架する。

段差型枠１を支持部材２の波形部２１に載置する際、隣
り合う段差型枠１の間に隙間が出来ないように留意する
。

そして、段差型枠１群の周囲に包囲型枠３を組み立てて
１階段成形用型枠の組み立て作業を完了する。

〈口〉コンクリートの打設 第２図に示すように組立を終えた階段成形用型枠内に図
示しない配筋を施し、コンクリート５を打設して階段を
成形する。

〈ハ〉脱型 コンクリート５が硬化したら、階段成形用型枠を脱型し
てコンクリート製の階段を得る。

〈二〉異種階段の製造 寸法の異なる階段を製造する場合、従来は新しくそれ用
の型枠を作らなければならなかった。

本発明では、例えば階段の全長が異なる場合、包囲型枠
３をスライドさせて対応できる。

又、各段差型枠１の寸法が異なる場合は、前に使用した
ものを調整して再利用することができる。

又、各段差型枠１を新しく製作する場合でも、金属製の
ものと異なり、木板を簡単に折曲加工するだけでよく、
加工費と材料費が安く済む。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから次の効果が得られ
る。

〈イ〉従来の鋼製型枠は、再利用がまったくできない。

本発明は包囲型枠と段差型枠を分離して構成するので、
寸法が異なる階段を製造する場合に夫々の再利用が可能
である。

〈口〉従来の鋼製の型枠は装置が複雑である。

本発明では、型枠の構造が簡単でしかもその組立、解体
、運搬が容易である。

〈ハ〉変更が予想される段差型枠を木製とすることで、
階段成形用型枠に占めるコストを低く抑えられる。

そのため、階段の製造枚数が少ない場合であっても、階
段の製造コストを低くできる。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明の階段成形用型枠の組立図ｗＳ２図：コ
ンクリート打設時における階段成形用型枠の断面図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）断面Ｌ字状に折り曲げた木製の段差型枠と、複数
   の段差型枠群の下面を波形面に沿って支持する支持部材
   と、 段差型枠群の周囲を封鎖する鋼製の包囲型枠とよりなる
   、 階段成形用型枠。