JPS6337902A

JPS6337902A - コンクリ−ト製品の製造方法

Info

Publication number: JPS6337902A
Application number: JP18106286A
Authority: JP
Inventors: 兵藤　眞之; 坪沼　和充
Original assignee: Tobishima Corp
Current assignee: Tobishima Corp
Priority date: 1986-07-31
Filing date: 1986-07-31
Publication date: 1988-02-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明はコンクリート製品の製造方法に関するもので
ある。

［従来技術］従来、プレキャストコンクリート部材等のコンクリート
製品の製造は、鋼材、木材等の型枠用板状部材又は長尺
成型部材等を切断及び接合して製作した型枠内に、コン
クリートを充填し、このコンクリートが固化した後、前
記型枠を取り除き、もってコンクリート製品を製造する
ものとしていた。

しかし、この様な従来のコンクリート製品の製造方法に
おいて、その製造用の型枠の製作は、該型枠を構成する
各方向の型枠部材ごとに型枠材料をいちいち切断し、接
合して形成せざるを得ないものであり、その製作作業が
きわめて面倒なものであった。

従ってコンクリート製品を短時間に、大小に製造するた
め、同一の型枠が複数必要であったり、おるいは類似の
型枠が複数必要な場合においては、前記の型枠製作に多
くの労力と時間及び多くの費用を要すことになり、また
型枠製作に厳密な精度が要求されるため、品質的に型枠
自体にばらつきが生ずるなどの問題があった。

また、特に大型コンクリート製品の製造においては、コ
ンクリート充填時あるいは型枠の移動時などによる型枠
の変型を防止するため各種の補強が必要とされ、それが
型枠コストの上昇の要因ともなっていた。

そして、こうした諸問題が結果的にコンクリート製品の
コスト＾をもたらすものとなっていた。

［発明の目的］本発明は、この様な従来の問題点に対処すべく創案され
たものであり、コンクリート製品の型枠製作に多くの労
力と１１問を要せず、また型枠コストも安価にすること
が出来、品質的も優れたコンクリート製品製造用の型枠
を製作することができ、もって製品の製造コストを大幅
に安価にしうるコンクリート製品の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。

［発明の構成］この発明によるコンクリート製品の製造方法は、あらか
じめコンクリート製品の成型用型枠部材を作製する工程
と、前記成型用型枠部材を組み立て、その型枠部材内に
コンクリートを充填し、コンクリート製品を製造する工
程とからなり、前記コンクリート製品成型用型枠を作製
Ｔる工程は、板状部材で枠組みしてなる空間内にコンク
リートを充填し、該コンクリートが固化したのら前記板
状部材を脱型させ、前記コンクリ−１・製品成型用型枠
部材をコンクリート部材で作製してなることを特徴とす
るものである。

［発明の実施例］以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

この発明は、コンクリート製品成型用型枠部材を作製す
る工程と、前記型枠部材を組立て、その内部空間にコン
クリートを充填して、該コンクリートを固化させ、その
後型枠を離脱して、コンクリート製品を製造する工程と
からなっている。

まず第１図を参照してコンクリート製品成型用型枠部材
２を作製する工程について説明する。

この発明ではコンクリート部材でコンクリート製品成型
用型枠部材２を作製するために、予め鋼板、木材等の板
状部材１・・・で前記コンクリート製品成型用型枠部材
２用の型枠Ｈを形成する。

そして、その枠組みした型枠Ｈの空間内にコンクリート
を充填して固化させ、その優型枠Ｈｅ説型し、各方向の
コンクリート製品成型用型枠部材２・・・を作製するの
である。

次いで、このようにして形成したコンクリート製品成型
用型枠部材２・・・を第２図のように枠組みする。そし
てこの様に枠組みした型枠部材２・・・内にコンクリー
トを充填し、プレキャストコンクリート板等のコンクリ
ート製品を製造するのである。

ところでコンクリート製品成型用型枠部材２・・・を作
製する場合に、この型枠部材２・・・がコンクリート部
材で製作されるため、その！量が増大してしまうことが
ある。よってこの噴量の増大を防止するために型枠部材
２内に空隙Ｂ等を適宜設け、そのＥｌｍを減少させるこ
とが考えられる。

ここで、この空隙Ｂの形成は塩化ビニール等で形成され
たパイプを埋設する等によって形成するものとする。

更に前記型枠部材２について大きな強度を必要とする場
合にはこの型枠部材２内に鉄筋、スチールファイバ、ガ
ラスファイバ等を埋設すればよい。

これにより強度の高い型枠部材２をうろことができる。

また、型枠部材２・・・におけるコンクリート面とコン
クリート製品用に投入するコンクリートの間で付着のお
それがある場合には、製品用に投入するコンクリートと
接触するコンクリート型枠面に樹脂塗料、テフロン系塗
料等の離型剤を塗布し、付着の防止を図ることが考えら
れる。

ざらに、型枠部材２の製造に際しては、該型枠部材２の
形状が特に複雑な形状である場合にはコンクリート以外
の材料を部分的に併用しても構わないものである。すな
わち型枠部４４２において、特殊な形状部品の成型のた
めの部分型枠として、鋼製の加工部品、木製の加工部品
等を型枠部材２内に取り付け、それらを一体に形成し、
もって型枠部として使用しても構わないのである。

また管理上のスペースがない場合には一体として使用す
る型枠Ａを複数のコンクリート製型枠２として分割して
おき、侵でそれらを組み立て、型枠Ａとして使用するよ
うにしてもしても構わないものである。

このようにして予めコンクリート部材でコンクリート製
品成型用型枠部材２・・・を作製し、かつこの成型用型
枠部材２・・・を枠組みし、もって型枠Ａを形成し、こ
の型枠Ａ内にコンクリートを充填し、固化させてコンク
リート製品を製造するのである。

以上において、次に第２図を参照し、ざらに本発明を説
明する。

第２図において符号３はコンクリート製下型枠を示す。

この下型枠の重量を低減させるために内部に複数の空隙
Ｂが形成されている。そしてこの下型枠３の上にコンク
リート部材で形成した外型枠４・・・を枠組みする。枠
組みに際しては型枠固定用金物５・・・を用い、前記下
型枠３と外型枠４とを連結しておくものとする。このよ
うにして形成した型枠Ａ内にコンクリ−１−を充填し固
化させる。

そして充分に養生させた後、下型枠３上に設置された外
型枠４・・・を脱型する。なお前述したように外型枠４
・・・の内面には作製されるコンクリート製品との剥離
をよくするために離型剤を塗布しておくものとする。こ
れにより構造用のプレキャストコンクリート板が形成さ
れることとなる。

次に図面第３図乃至第５図を参照して本発明の他の実施
例を説明する。

この型枠Ａで形成される製品はボックスカルバート等の
中空コンクリート製品である。

この製品の製造は、まずコンクリート部材で形成した下
型枠３上に、コンクリート部材で形成した外型枠４を立
設する。そしてその外型枠４内にコンクリート部材で形
成し、その外周には気泡シート７が巻かれ、更にその上
に鉄筋８が配筋されている内型枠６を内設する。そして
第４図に示すように外型枠４と内型枠６の空間にコンク
リートを充填して、一定期間養生させる。

その後、コンクリートが固化した後、内型枠６を長手方
向に引っ張って脱型させ、更に外型枠４を脱型してボッ
クスカルバート等の中空コンクリート製品を形成するの
である。

［発明の効果］この発明は以上の構成よりなる。

そしてこの発明によるコンクリート製品の製造方法であ
れば、コンクリート製品成型用の型枠部材をコンクリー
ト部材で形成しであるため、鋼製などの型枠部材に比較
して型枠材料費の大幅な低減が図れ、更に型枠製作の作
業時間の大幅な低減が図れることになる。

また、従来のように横板等の型枠部材を溶接したり切断
したりする際の高度な技術が要求されず、もって型枠製
作作業の迅速化が大いに図れることになる。

さらに、型枠が錆びるおそれがないため管理場所を選択
する必要がなく、もって型枠管理がきわめて容易となる
。またコンクリート部材で形成する型枠部材の作製用型
枠さえ用意しておけば容易に同様のコンクリート製型枠
が幾つでも製造することができる。

また型枠材料がコンクリートであるため変型等が少な〈
従来のような補強対策も不要となり、その結果製品精度
の向上が図れることになる。

また型枠の部分的変更についても、特殊な形状成型のた
めの部分型枠として、鋼製の加工部品、木製の加工部品
等を用いることにより、その変更に容易に対応すること
が可能となる。

ざらに、従来型枠の変更のために生ずる傷、あるいはボ
ルト穴の補修等もセメントペースト等で容易に行なえ、
その面からの型枠作製の容易化及び製作コストの低廉化
が達成できることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明においてコンクリート製の成型用型枠部
材を作製する状態を示す概略図、第２図は本発明の一実
施例を示す概略図、第３図ないし第５図は本発明の第二
実施例を示す斜視図である。Ａ・・・コンクリート製品成型用型枠Ｂ・・・空隙Ｈ・・・型枠部材作製用型枠１・・・板状部材２・・・型枠部材３・・・下型枠４・・・外型枠５・・・固定用金物。６・・・内型枠７・・・気泡シート８・・・鉄筋

Claims

【特許請求の範囲】あらかじめコンクリート製品の成型用型枠部材を作製す
る工程と、前記成型用型枠部材を組み立てて型枠を形成
し、その型枠部材内にコンクリートを充填し、コンクリ
ート製品を製造する工程とからなり、前記コンクリート製品成型用型枠を作製する工程は、板
状部材で枠組みしてなる空間内にコンクリートを充填し
、該コンクリートが固化した後、前記板状部材を離脱さ
せ、前記コンクリート製品成型用型枠部材をコンクリー
ト部材で作製してなることを特徴とするコンクリート製
品の製造方法。