JPH02255750A - フッ素ゴム組成物 - Google Patents

フッ素ゴム組成物

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JPH02255750A
JPH02255750A JP7737789A JP7737789A JPH02255750A JP H02255750 A JPH02255750 A JP H02255750A JP 7737789 A JP7737789 A JP 7737789A JP 7737789 A JP7737789 A JP 7737789A JP H02255750 A JPH02255750 A JP H02255750A
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fluororubber
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紺野 宏樹
Kiyoshi Yamamoto
靖 山本
Hiroshi Takei
博 武井
Ryuichi Handa
隆一 半田
Noboru Shimamoto
島本 登
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フッ素ゴム組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、フッ素ゴム組成物として、フッ素ゴム等にポリア
ミン系加硫剤を配合してなるものがある。
このフッ素ゴム組成物に配合されるポリアミン系加硫剤
として、種々のジアミン及びその誘導体が提案されてお
り、例えば、下記式: で表されるヘキサメチレンジアミンカルバミン酸塩が知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記のへキサメチレンジアミンカルバミン酸塩
等を加硫剤として含む従来のフッ素ゴム組成物は、ロー
ル加工の際に原料のフッ素生ゴムや充填剤がロールに粘
着し易く、充填剤が生ゴム中に充填され難く、またロー
ル上での切り返し等の混合操作が容易でないなどに加え
、ロール表面が汚れ易いなどロール加工性が劣るという
問題があった。また、加硫により得られる硬化物が堅い
ほか、伸び等の物性の温度変化が大きく、特に低温特性
が悪いという欠点もあった。
そこで本発明の目的は、ロール加工性が良好で、得られ
る硬化物の物性の温度変化が小さく、特に低温特性が良
好であるフッ素ゴム組成物を提供することにある。
そこで本発明の目的は、ロール加工性及び硬化物の機械
的強度及びその低温特性に優れたフッ素ゴム組成物を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記課題を解決するものとして、(A)フッ
素ゴムと、 (B)−船人(■): 〔式中、複数のR’ は同−又は異なってもよく、置換
又は非置換の1価の炭化水素基を示し、nは0〜10の
整数を示す〕で表される有機ケイ素化合物からなる加硫
剤とを含有してなるフッ素ゴム組成物を提供するもので
ある。
本発明の組成物の(A)成分であるフッ素ゴムは、例え
ば、フッ化ビニリデン又は四フフ化エチレンの単独重合
体;フッ化ビニリデン及び四フフ化エチレンから選ばれ
る少なくとも1種と六フッ化プロピレンとからなる共重
合体;フッ化ビニリデン、四フッ化エチレン及び六フフ
化プロピレンから選ばれる少なくとも1種とこれらと共
重合可能な単量体との共重合体等であって、ポリアミン
加硫に供することができるものである。前記のフッ化ビ
ニリデン等と共重合可能な単量体としては、例えば、ト
リフルオロエチレントリフルオロメチルエーテル等の側
鎖にエーテル結合を持つオレフィン類;エチレン、プロ
ピレン、イソブチレン等のオレフィン類;トリフルオロ
エチレン、モノクロルトリフルオロエチレン等のハロゲ
ン化オレフィン類;パーフルオロブチルエチレン(C4
F9C1l=CIIZ)、パーフルオロヘキサエチレン
(C6F t 3cH=cHz)、パーフルオロオクタ
エチレン(CaP+ vcH=cHz)等のフッ化アル
キル基を有するオレフィン類;パーフルオロパーフルオ
ロビニルエーテル、アルキル−フルオロビニルエーテル
等のハロゲン化エーテル類;エチルビニルエーテル等の
エーテル類などが挙げられる。(A)成分のフッ素ゴム
の具体例として市販されているものとしては、デュポン
社製のVITON  Aタイプ、Bタイプ及びGタイプ
;3M社製のフローレルFC−2145、FC−223
0、FC−2260、FLS−2690;ダイキン工業
社製のダイエルG−201、G−501゜G−801、
G−90h G−902、G−912、G−1001,
旭硝子社製のアワラス200シリーズ、150シリーズ
、100シリーズ等が挙げられる。
本発明の組成物の(B)成分である加硫剤の有機ケイ素
化合物を表す前記−船人(i)において、複数のR1は
同−又は異なってもよく、置換又は非置換ひ1価の炭化
水素基を示し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ヘプチル基等の脂肪族飽和炭化水素基;フェニル基
、フェニルビニル基等の芳香族炭化水素基、3.3.3
−)リフルオロプロピル基、パーフルオロブチルエチレ
ン1%、 (CHICHzC4F9)等のハロゲン化炭
化水素基などが挙げられる。フッ素ゴムとの相溶性を向
上させるためには、ハロゲン化炭化水素基であるのが好
ましく、特に上記に例示のごときフルオロ炭化水素基が
好ましい。またnはO〜10の整数、好ましくはO〜5
の整数である。nが10を超える有機ケイ素化合物を使
用すると、得られる硬化物の特性を損なうおそれがある
本発明の組成物の(B)成分としては、前記−船人(1
)で表される有機ケイ素化合物からなる加硫剤を1種単
独でも2種以上でも用いることができる。
本発明の組成物中における(B)成分の加硫剤の使用量
は、通常、(A)成分であるフッ素ゴム100重量部に
対して0.1〜20重量部が好ましく、特に好ましくは
001〜10重量部である。使用量が多すぎると架橋密
度が高くなり、得られる硬化物が固くなりすぎたり、伸
びが低下するおそれがある。
また、本発明の組成物においては、CB)成分の有機ケ
イ素化合物の他にフッ素ゴムの加硫剤として従来用いら
れているアミン化合物、例えば、N。
N′−ジシンナミリデン−1,6−へキサメチレンジア
ミン(デュポン社製、商品名: Diak  No、 
3等)、ヘキサメチレンジアミンカルバミン酸塩(デュ
ポン社製、商品名:Diak  kl等)等を併用する
こともできる。加硫剤としてこのアミン化合物を併用す
る場合、(B)成分の一般式(I)で表される有機ケイ
素化合物からなる加硫剤が全加硫剤の総量の60%以上
とすることが、本発明の組成物の特性、特に加硫後の硬
化物の伸び及び低温特性を向上させる上で好ましい。
本発明の組成物には、含フツ素ゴムの加硫に常用される
脱酸剤を配合することができる。この脱酸剤としては、
例えば、酸化マグネシウム、酸化鉛等の金属酸化物;水
酸化カルシウム等の金属水酸化物;エポキシ化合物;有
機スズ化合物;アルカリ土類金属塩などが挙げられ、こ
の脱酸剤の活性が余りに高いと加工中にスコーチしたり
して加工が困難となったり、得られる硬化物の特性、例
えば、伸び、低温特性等が変化するため、低活性の酸化
マグネシウムが好ましい。
この脱酸剤を使用する場合、その使用量は、通常、(A
)成分であるフッ素ゴム100重量部に対して1〜30
!量部以下、好ましくは5〜20重量部である。
本発明の組成物の製造は、まず前記(^)フッ素ゴムと
、(B)の有機ケイ素化合物からなる加硫剤並びに必要
に応じてその他の加硫剤及び脱酸剤とを、例えば、ゴム
混線用ロール、加圧ニーダ−等の混合機を用いて、通常
、30〜100℃、好ましくは30〜60℃で混合する
ことにより、行うことができる。有機ケイ素化合物の添
加時の温度が低すぎると均一な混合が困難であり、温度
が高すぎると混合中に組成物の硬化が始まり、十分な混
合が困難となるおそれがある。
以上のようにして得られる本発明の組成物には、必要に
応じて種々の添加剤、例えば、カーボンブラック、シリ
カ、クレー、けい藻土、タルク等の充填剤;比較的低分
子量のフッ素ゴム、フッ素変性シリコーンオイル等の可
塑剤;各種加工助剤;ステアリン酸等の脂肪酸、ステア
リン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩などの滑剤;その他
フッ素ゴムに添加される各種の添加剤を添加することも
できる。これらの添加剤の添加は、(B)の加硫剤の添
加前もしくは加硫剤の添加と同時に行えばよい。
本発明の組成物は、例えば、圧縮成形、トランスファー
成形、射出・成形、押出成形、カレンダー成形等の各種
の成形方法によって成形することができる。これらの成
形における成形温度は、通常、50〜250℃である。
本発明の組成物は、成形後、加熱処理することによって
引張強度等の物性をさらに向上させることができる。こ
の加熱処理は、通常、200℃で2〜48時間、好まし
くはlO〜24時間程度加熱することにより行うことが
できる。
〔実施例〕 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の詳細な説明す
る。なお、以下の説明において1部」は「重量部」を表
す。
参考例 フッ素ゴム(デュポン社製、VITON  B−50)
300gに、MTカーボン(Car+ Carb ’l
r、、製、N−990) 90 g 、酸化マグネシウ
ム30g及び下記式:%式%) で表されるシリコーンオイル(信越化学工業■製、KF
−96、粘度: 1000cS/25℃)】5gを順次
加えながら、二本ロールで混練し、組成物を得た。
得られた組成物を200°Cで30分間プレス加硫した
が、硬化物は得られなかった。
実施例1〜3、比較例1 各実施例においては、有機ケイ素化合物として下記式(
■); 〔ここで、nは0.1又は4である〕 で表される化合物を使用し、比較例1においては、該有
機ケイ素化合物を使用しながった。各側において、表1
に示す配合処方にしたがって、各成分を順次別えながら
2本ロールを用いて十分に混練し、組成物を得た。この
とき、ロールで混練する際のロール加工性を、下記の方
法にしたがって評価した。
また、得られた組成物を表1に示す加硫条件にしたがっ
て、プレス機で加圧成形しながら加硫させた後、加熱炉
中で加熱加硫させて加硫ゴムからなるシートを得た。こ
の時、プレス作業時のプレス加工性を下記の基準にした
がって評価した。
旦二土2二二 ロール間隔:3mm、ロール時間:20分/バッチでロ
ール加工中のロールの切り返し操作を何回できるか測定
し、またその時の充填剤の混合状態及びゴムのロール表
面への付着性を観察して、下記の基準で評価した。
A・−−−−−−−−・−40回以上切返しできた。
混合状態良好、ロールへの付着1回 もなし B −−−−−−−−−・−25〜40回切返しできる
混合状態:表面に充填剤の層が認め られる。
加工中、ロール表面に付着する傾向 を示し、ロール剥離性が悪い C・−・・−・−切返し操作を25回以下しかできない
混合状態:表面に充填剤の厚い層が 認められる。
加工中にロール表面に付着し、ロー ル作業中にロールを停止し、ロール 表面を冷却しなければならなかった。
さらに、混練後のロール表面の汚れの度合いを、ロール
表面に付着した充填剤を除去する場合の充填剤の取れ具
合から下記の基準で評価した。
A・−・・−紙ガーゼで拭くだけですぐ取れる。
B−・・・−一一一−−−カを入れてふけば取れる。
c−・−−−−−・−研磨剤を用いないと取れない。
1y久皿工性 プレス加工時の加工性を下記の基準にしたがって評価し
た。
A・−・・−・−・・計量し易く、成形し易い形に整え
易く、金型離型性が良い。
B    なんとか計量出来て、成形し易い形になんと
か整えられて、なんとか金 型から離型する。
C・・・−・−計量及び成形し易い形に整えるのが難し
く、金型離型性が非常に悪い。
また、得られたシートについて、JISK6301にし
たがって、基本物性として100%引張応力、引張強さ
、伸び、引裂き強さ及び硬さを25°Cで測定した。結
果を表1に示す。
さらに低温特性を評価するため実施例1及び比較例1で
得られた組成物から得られたシートを下記の方法にした
がって、低温ねじり試験に供した。
結果を表2に示す。
低ユ匁翌ユ拭辰 ゲーマンねじり試験機(±島製作所製、TM−502型
)を用い、エタノール−ドライアイス浴中で、ねじり定
数が0.500 gf  −cm1度のねじりワイヤー
を用いて、J I S  K6301に準拠してねじれ
角−温度曲線を求め、比モジュラスが2.5.10.1
00になる温度T、 、T、 、T、0、T、。。を求
めた。
〔発明の効果〕
本発明のフッ素ゴム組成物は、ロール加工性並びに硬化
物の機械的強度等の物性の温度変化が小さく、特に低温
特性に優れているものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)フッ素ゴムと、 (B)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、複数のR^1は同一又は異なってもよく、置換
    又は非置換の1価の炭化水素 基を示し、nは0〜10の整数を示す〕 で表される有機ケイ素化合物からなる加硫剤とを含有し
    てなるフッ素ゴム組成物。
JP7737789A 1989-03-29 1989-03-29 フッ素ゴム組成物 Expired - Lifetime JPH07722B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006030774A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Daikin Industries, Ltd. 硬化性組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006030774A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Daikin Industries, Ltd. 硬化性組成物
JP2006083274A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Daikin Ind Ltd 硬化性組成物
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