JPH02173144A - フッ素ゴム組成物 - Google Patents

フッ素ゴム組成物

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JPH02173144A
JPH02173144A JP33019088A JP33019088A JPH02173144A JP H02173144 A JPH02173144 A JP H02173144A JP 33019088 A JP33019088 A JP 33019088A JP 33019088 A JP33019088 A JP 33019088A JP H02173144 A JPH02173144 A JP H02173144A
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fluororubber
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紺野 宏樹
Hiroshi Takei
博 武井
Ryuichi Handa
隆一 半田
Yasushi Yamamoto
靖 山本
Noboru Shimamoto
島本 登
Shigehisa Sonegawa
曽根川 滋久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フッ素ゴム組成物に関する。
〔従来の技術] フッ素ゴムは、耐熱性、耐薬品性及び電気的特性に優れ
、車両、電気機器、航空機等の各種の産業分野で広(利
用されている。しかし、フッ素ゴム又はフッ素ゴムを主
成分とする組成物の成形品は、その機械的強度、特に高
温における強度が必ずしも十分でないため使用温度範囲
が制限されるという欠点を有している。そのため、フッ
素ゴムにポリフン化ビニリデン系樹脂や各種の無機充填
剤を配合した組成物が提案されている。また、フッ素ゴ
ムの各種物性を向上させるために、他のゴム、例えば、
アクリロニトリル系ゴム、シリコーンゴム、フルオロシ
リコーンゴム等を配合した組成物が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題] しかし、上記のポリフン化ビニリデン系樹脂や無機充填
剤を配合して得られる組成物は、耐熱性、電気的特性等
が劣るという欠点がある。また、他のゴムを配合してな
る組成物においては、配合された他のゴムとフッ素ゴム
の間の相別離性、親和性及び共架橋性に問題があり、し
かも十分な機械的強度が得られないという欠点があった
そこで本発明の目的は、フッ素ゴムが本来有する優れた
耐熱性、耐薬品性及び電気的特性を有するとともに、十
分な機械的強度、特に高温時に高い伸びと引張り強度を
示し、熱収縮チューブ用等の熱収縮成形品の材料として
好適なフッ素ゴム組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するものとして、(A)フッ
素ゴム (B)ポリフッ化ビニリデン系樹脂、及び(C)一般式
(I): 〔式中、複数のR1は同一でも異なってもよ(、水素原
子、炭素原子数1〜15の置換もしくは非置換の1価の
炭化水 素基を示し、あるいは同一の炭素原子 に結合した2つのR1は結合して式: %式% (ここで、lは4〜7の整数であ る) で表される2価の炭化水素基を示し、 複数のR2は同一でも異なってもよく、置換もしくは非
置換の1価の炭化水素 基であり、nはO〜10の整数である〕で表される有機
ケイ素化合物からなる加硫剤を含むフッ素ゴム組成物を
提供するものである。
本発明の組成物の(A)成分であるフッ素ゴムは、例え
ば、フッ化ビニリデン及び四フン化エチレンから選ばれ
る少なくとも1種と、これらと共重合可能なフッ素化単
量体との共重合体等のポリアミン加硫に供することがで
きるものである。前記のフン化ビニリデン等と共重合可
能なフン素化単量体としては、例えば、トリフルオロエ
チレントリフルオロメチルエーテル等の側鎖にエーテル
結合を持つオレフィン類;六フッ化プロピレン、トリフ
ルオロエチレン、モノクロルトリフルオロエチレン等の
フッ化オレフィン類;パーフルオロブチルエチレン(C
4F9CII=CH2) 、パーフルオロヘキサエチレ
ン(C6F + :+Cl1−CIlz)、パーフルオ
ロオクタエチレン(CaF 1tcH=cIi□)等の
フッ化アルキル基を有するオレフィン類などが挙げられ
る。(A)成分のフッ素ゴムの具体例としては、デュ・
ボン社製のVITON  Aタイプ、Bタイプ及びGタ
イプ;3M社製のフローエルFC−2145、FC−2
230、FC−2260、FLS−2690iダイキン
工業社製のダイエルG−201、G−501、(、−8
01、G−901、G−902、G912、G−100
1i旭硝子社製のアララス200シリーズ、150シリ
ーズ、100シリーズ等の名称で市販されているものが
挙げられる。
本発明の組成物の(B)成分であるポリフッ化ビニリデ
ン系樹脂は、フン化ビニリデンの単独重合体、フン化ビ
ニリデンとフン化ビニリデンと共重合可能な他の化合物
との共重合体が挙げられる。
このフン化ビニリデンと共重合可能な他の化合物として
は、例えば、塩化ビニル(VC)、酢酸ビニル、ビニル
アルコール、ヨウ化ビニル、臭化ビニル、フン化ビニル
等のビニル系単量体;塩化ビニリデン(VdC/2)、
ヨウ化ビニリデン、臭化ビニリデン等のビニリデン系単
量体;エチレン(E t ) 、プロピレン(Pr)、
四フッ化エチレ7 (TFE) 、三フッ化塩化エチレ
ン(CTFE)、イソブチレン、トリクロルエチレン、
テトラクロルエチレン等のオレフィン系単量体;メタク
リル酸メチル(MMA) 、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル等の(メ
タ)アクリル酸系単量体;パーフルオロアルキルパーフ
ルオロビニルエーテル、アルキルーフルオロビニルエー
テル、エチルビニルエーテル等のエーテル系単量体;又
は四フッ化エチレンー六フッ化プロピレン共重合体(F
EP) 、あるいはこれらの誘導体などが挙げられる。
このフッ化ビニリデン系樹脂は、得られる組成物を熱収
縮性成形品に成形する場合、実用上の点から、軟化点が
80〜200°Cのものが好ましい。
本発明の組成物における(B)成分の使用量は、通常、
(A)成分であるフッ素ゴム100重量部に対して、5
〜100重量部、好ましくは10〜60重量部である。
(B)成分の使用量が少なすぎると得られる組成物の成
形品の変形記憶性が満足できるレヘルに達せず、多すぎ
ると得られる組成物の成形品のゴム弾性が低下し、また
変形復元力が弱くなる。
本発明の組成物の(C)成分である加硫剤は、前記−儀
式(I)で表される有機ケイ素化合物からなるものであ
る。−儀式(I)において、複数のR1は同一でも異な
ってもよく、水素原子、炭素原子数1〜15の置換もし
くは非置換の1価の炭化水素基、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ヘプチル基、フェニル基、フェニ
ルビニル基等を表し;あるいは同一の炭素原子に結合し
た2つのR1は結合して式: %式% (ここで、iは4〜7の整数である) で表される2価の炭化水素基、例えば、ペンタメチレン
基、ヘキサメチレン基等が挙げられる。これらの中でも
、同一の炭素原子に結合した2つのR’ の一方が水素
原子で他方がフェニルビニル基であると、ゴム組成物と
しての加工温度である50〜200 ’Cにおいて適度
の反応速度が得られるので、特に好ましい。
複数のR2は同一でも異なってもよく、置換もしくは非
置換の1価の炭化水素基、例えば、メチル基、エチル基
、フェニルL 3,3.3−1−’Jフルオロプロピル
基、パーフルオロブチルエヂレン基(C11□CHzC
4F、I)等が挙げられ、又はこれらの加水分解性基、
例えば、メトキシ基、工1〜:1−シ基、プロポキシ基
、ブトキシ基等のアルコキシ基:アセ1〜キシ基;ブロ
ビオノキシ基等のアシロキン基;オキシム基;アルキル
アミノ基、アリールアミノ基等の置換アミノ基などが挙
げられる。フッ素ゴムとの相溶性を向上させるためには
、ハロゲン化炭化水素基であるのが好ましく、特に上記
に例示のごときフルオロ炭化水素基が好ましい。nは0
〜10の整数、好ましくは0〜5の整数である。
nが10を超える有機ケイ素化合物を加硫剤として使用
すると硬化後、使用に耐え得るゴム特性を得るために(
B)成分の使用量を増加させなければならず、得られる
組成物の特性を損なうおそれがある。
本発明の組成物の(C)成分の加硫剤としては、前記−
儀式(1)で表される有機ケイ素化合物を1種単独でも
2種以上を組合わせても用いることができる。
本発明の組成物中における(C)成分の加硫剤の使用量
は、通常、(A)成分であるフッ素ゴム100重量部に
対して0.1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部
である。
また、本発明の組成物においては、加硫剤として(C)
成分の有機ケイ素化合物の他にフッ素ゴムの加硫剤とし
て従来用いられているアミン化合物、例えば、N、N’
−ジシンナミリデンー1,6ヘキナメチレンジアミン(
デュポン社製、商品名: Diak  No、 3等)
、ヘキサメチレンジアミンカルバミン酸塩(デュポン社
製、商品名:Diak  No。
■等〕等を併用することもできる。加硫剤として(C)
成分とともに他のアミン化合物を併用する場合、(C)
成分の有機ケイ素化合物が用いられる加硫剤総量の60
%以上を占めるようにすることが好ましい。
本発明の組成物には、含フン素ゴムの加硫に常用される
脱酸剤を配合することができる。この脱酸剤としては、
例えば、酸化マグネシウム、酸化鉛等の金属酸化物;水
酸化カルシウム等の金属水酸化物:エボキシ化合物;有
機スズ化合物:アルカリ土類金属塩などが挙げられ、低
活性である点で酸化マグネシウムが好ましい。
この脱酸剤の使用量は、通常、(A)成分であるフッ素
ゴム100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは
10〜20重量部である。
本発明の組成物を製造するには、通常、まず前記(A)
成分のフッ素ゴムと、(B)成分のフッ化ビニリデン系
樹脂とを、例えば、ゴム混練用ロール、バンバリーミキ
サ−2Zアーム型ニーグー等の混合機を用いて十分に混
合する。次いで、加硫剤として(C)成分の打機ケイ素
化合物及び必要に応じて前記アミン化合物、並びに(0
)成分の脱酸剤を、通常、30〜100 ”C3好まし
くは30〜60°Cで添加、混合する。加硫剤の添加時
の温度が低すぎると均一な混合が困難であり、温度が高
すぎると混合中に組成物の硬化が始まり、十分な混合が
困難となるおそれがある。また、この加硫剤等の添加に
先立って、(A)成分と(B)成分の混合物を濾過処理
すると好ましい。二〇′dl過処理は、混合物を例えば
、ダイス先端に60〜200メツシエの篩目を有する金
網を備えた押出機を使用して100〜140 ’Cの温
度で加熱押出しすることにより行うことができる。
以上のようにして得られる本発明の組成物には、必要に
応じて種々の添加剤、例えば、カーボンブラック、シリ
カ、クレー、けい藻土、タルク等の充填剤;ダイキン工
業社製ダイエルG−101等のような比較的低分子量の
フッ素ゴム、フン素変性シリコーンオイル等の可塑剤;
各種加工助剤;ステアリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸
カルシウム等の脂肪酸金属塩などの滑剤;その他通常フ
ッ素ゴムに添加される各種の添加剤を添加することもで
きる。これらの添加剤の添加は、加硫剤の添加前もしく
は添加と同時に行えばよい。
本発明のフッ素ゴム組成物は、例えば、圧縮成形、トラ
ンスファー成形、射出成形、押出成形、カレンダー成形
等の各種の成形方法によって成形することができる。こ
れらの成形における成形温度は、通常、120〜250
°Cである。
本発明の組成物は、成形後、加熱処理することによって
物性をさらに向上させることができる。
この加熱処理は、通常、200°Cで10〜48時間加
熱することにより行うことができる。
本発明の組成物を用いて熱収縮成形品、例えば、熱収縮
チューブを得るためには、押出成形されたチューブ状の
成形品を少なくとも150°Cに加熱した状態で、少な
くとも1kg/cJの内圧力で膨張させた後、100°
C以下の温度まで冷却して圧力を除圧すればよい。
このようにして得られた本発明の組成物からなる熱収縮
成形品は、100°C以上の温度に再度加熱すると、直
ちに収縮する特性を有し、100°C未満の温度では長
期間にわたってほとんど収縮しない安定性を有する。
〔実施例] 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の詳細な説明す
る。なお、以下の説明において「部」は「重量部」を表
す。
実施例1〜3、比較例1 表−1に示す配合処方にしたがって、まず、フッ素ゴム
とポリフッ化ビニリデン系樹脂とをゴム混練用のロール
を用いて混合した。得られた混合物をダイス先端に10
0メツシユの金網を備えた押出機を用いて110°Cで
濾過処理した。次に、混合物を50″Cに冷却し、表−
1に示す他の配合成分を順次、添加しゴム混練用ロール
を用いて30分間混合して組成物を得た。
得られた組成物を圧力200 kg/cut、温度17
5°Cで15分間加熱、加圧成形して厚さ2IITIn
のシートを作製した。このシートについてJ I S 
 K2SO3にしたがって、25°Cでの硬度、並びに
25°C及び150°Cでの引張り強さ、伸び及び10
0%引張り応力を測定し、さらに下記の方法にしたがっ
て、保持率、収縮残率及び収縮率を測定した。結果を表
−1に示す。
正作率 J [S  K2SO3に規定のJI32号ダンベルで
シートを打ち抜いて試験片を作成し、その中央部に2c
mの間隔で2本の標線を書き入れた。この標線間を25
0%に伸長した状態のままで試験片を治具で固定し15
0 ’Cの熱風乾燥層中で15分間加熱した後、室温に
冷却し、試験片を治具から外して静置した。30分及び
24時間経過後の標線間の長さを測定し、元の長さ(2
cm )に対する変形(測定された長さ一元の長さ)の
割合を求め、これを保持率の指標とした。
双血歿率 保持率測定後の試験片を200°Cで3分間加熱した後
、標線間の長さを測定し、元の長さ(2cm )に対す
る変形(測定された長さ一元の長さ)の割合を求め、収
縮残率の指標とした。
双柵圭 組成物をチューブ製造用押出機で内径10n++n、外
径13 mmのチューブに成形した。得られたチューブ
を圧力5kg/cIII、温度170°Cのスチームで
20分間加熱加圧して組成物を架橋・硬化させ、硬化チ
ューブを作製した。
得られた硬化チューブを200°Cの温度に加熱し、1
.5kg/calの内圧力で15分間膨張させてから加
圧状態のまま室温に冷却した後、圧力を除いて熱収縮チ
ューブを得た。得られた熱収縮チューブを150°Cで
30分間再加熱して収縮させた後のチューブの内径を測
定し、収縮前のチューブの内径(10mm )に対する
割合(%)を求め、収縮率とした。
表−1注 木1.デュポン社製、VITON  B−50*2:ペ
ンウォルト社製、Kynar2801*3:弐: た、本発明の組成物をこのような熱収縮成形品の材料と
して用いると、保持率、収縮変形の記憶保持効果が高(
、収縮残率が低い硬化物を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)フッ素ゴム (B)ポリフッ化ビニリデン系樹脂、及び (C)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、複数のR^1は同一でも異なって もよく、水素原子、炭素原子数1〜15 の置換もしくは非置換の1価の炭化水 素基を示し、あるいは同一の炭素原子 に結合した2つのR^1は結合して式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、lは4〜7の整数であ る) で表される2価の炭化水素基を示し、 複数のR^2は同一でも異なってもよく、 置換もしくは非置換の1価の炭化水素 基であり、nは0〜10の整数である〕 で表される有機ケイ素化合物からなる加硫 剤 を含むフッ素ゴム組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112156A1 (ja) * 2013-01-17 2014-07-24 住友電気工業株式会社 耐熱難燃性ゴム組成物及び絶縁電線、ゴムチューブ
CN111234428A (zh) * 2020-03-12 2020-06-05 深圳市沃尔核材股份有限公司 一种耐低温、耐溶剂氟橡胶热缩管及其制备方法
CN113881238A (zh) * 2021-11-02 2022-01-04 中国科学院长春应用化学研究所 一种耐火焰烧蚀的硅橡胶热缩材料及其制备方法和硅橡胶热缩管

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