JPH02253886A - 木質材料の鏡面塗装方法 - Google Patents

木質材料の鏡面塗装方法

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JPH02253886A
JPH02253886A JP7417389A JP7417389A JPH02253886A JP H02253886 A JPH02253886 A JP H02253886A JP 7417389 A JP7417389 A JP 7417389A JP 7417389 A JP7417389 A JP 7417389A JP H02253886 A JPH02253886 A JP H02253886A
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JP
Japan
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urethane
coating
enamel
paint
mirror
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Pending
Application number
JP7417389A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yoshitake
吉武 賢一
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は木質材料の鏡面塗装方法に関するものである
。さらに詳しくは、この発明は、傷がつきに<<、謝皇
耗性も良好な鏡面塗装面を実現することができる高生産
性の新しい鏡面塗装方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、木質材製品の高品質化、高級品化への需要が高ま
っており、美装性に優れた鏡面塗装品が広く注目される
ようになってきている。この鏡面塗装は、ピアノなど楽
器の塗装には以前から採用されていたものであるが、家
具調度品の高級化への関心の高まりにともなって、鏡面
塗装を広く適用しようとの気運にある。
従来、この鏡面塗装は、たとえば第3図に示したように
、単色系の鏡面塗装を例にとると、木質基材に対して下
塗り、中塗り、そして上塗りの各段階の塗装として行わ
れてきている。この塗装作業は、実際には、かなり細か
な工程として行われてきてもいる。
まず木質基材には、密着性を確保するためのウレタンシ
ーラーによる下塗りを行う、ウレタンシーラーは、基材
表面の凹凸にも対応して密着性をよくするための優れた
塗料として下塗りに使用されているものである0強制ま
たは風乾によって乾燥させた後に、ポリエステルサンデ
イングシーラーによって中塗りを行う、これは研摩によ
るレベリング性を確保するためのもので、通常はウェッ
ト オン ウェットで2〜3回程度重ね塗りする。
次いで強制または風乾によって乾燥させ、ワイドサング
ーを用いてレベル320程度で研磨する。
次に鏡面仕上げの最終工程として、外観品位と塗膜の所
定の性能を確保するためのポリエステルエナメルによる
上塗りを行う、この場合も通常はウェット オン ウェ
ットで2〜3回程度重ね塗りする。ポリエステルエナメ
ルとして用いる不飽和ポリエステルは、厚膜りが可能で
光沢のある塗膜が得られるものとしてピアノなどの楽器
や家具の塗料、さらには化粧板に広く用いられているも
のである。
このポリエステルエナメルに代えてウレタンエナメルを
用いることもある。
上塗りの終了後には強制または風乾によって乾燥し、レ
ベルサングーによって研摩し、さらにパフ仕上げして所
定の鏡面塗装表面を得ている。
(発明が解決しようとする課題) たとえば以上のような鏡面塗装は、木質材料に優れた光
沢のある美装性を付与し、また耐摩耗性をもたらすもの
として有用なものであるが、一方で、この鏡面塗装の背
反にともなって解決しなければならない間趙も顕在化し
てきている。
樹脂塗装一般に避けられない問題ではあるが、特に、こ
の鏡面塗装においては塗膜に傷がつきやすく、たとえわ
ずかな傷であっても非常に目立ちやすいという欠点があ
ることにほかならない。
このような傷つきやすいという欠点はいわゆるハードコ
ーティングによって解消することも考えられるが、光硬
化型塗料などを用いてのハードコーティングによっては
表面塗膜は硬質感を増し、木質材料としてのソフトなイ
メージを損うという間Uがある。
このなめ、現状においては、木質材料のソフトなイメー
ジを保ちながら、しかも傷のつきにくい、また傷の目立
たない鏡面塗装は実現されていない。
またさらに、これまでの鏡面塗装においては、第3図に
示した上塗り後の研摩、パフ仕上げに多くの工程と多大
な労力が必要とされるという欠点がある。第3図の工程
(A)の研摩、パフ仕上げには、実際にはレベルサング
ーによるレベル400゜600、さらには800等の数
多くの研摩と、熟練した作業員による研摩、パフ仕上げ
が欠かせないのである。
これらの点は、鏡面塗装品の生産性の向上、コスト低減
の大きな障害になっていた。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の鏡面塗装の欠点を改善し、表面に傷がつき
にくい鏡面塗装品を高生産性で製造することのできる木
質材料の新しい鏡面塗装方法を提供することを目的とし
ている。
(発明が解法しようとする課IM) この発明は、上記の課Uを解決するものとして、木質材
料表面の鏡面塗装において、ポリエステルエナメルまた
はクリヤー、もしくはウレタンエナメルの上塗り後に復
元性ウレタン系塗料を塗布することを特徴とする木質材
料の鏡面塗装方法を提供する。
添付した図面に沿って詳しくこの発明の塗装方法につい
て説明する6、第1図はこの発明の塗装方法を示した工
程ブロック図である。
く中塗りまで〉 まず下塗りから中塗りまでの工程であるが、この工程に
ついては格別の制限はない、第3図に示したように、ウ
レタンシーラーによる下塗り、ポリエステルサンデイン
グシーラーによる中塗りとそれら工程に付随する乾燥、
研摩を従来法に沿って、あるいはその変更として適宜に
行うことができる。
木質材料についても、集成材、合板その他のものを基材
として使用することができ、単色鏡面、ツキ板貼り相別
鏡面のいずれであっても対応することができる。下塗り
、中塗りは単一の同じ工程としてあってもよい。
ただし、基材との密着性を確保するなめには、下塗りは
第3図にも例示したウレタンシーラーを用いることとし
、またその後の乾燥は10℃以上の温度で行うのが好ま
しい。
また、中塗り後の研摩は、ワイドサンダーとレベルサン
ダーとによって数段階のレベルで行うのが好ましい。
く上塗り〉 上塗り工程としては、第1図に示したように、ポリエス
テルエナメルまたはポリエステルクリヤーを用いるか、
あるいはウレタンエナメルを用いることとする。
ポリエステルは不飽和ポリエステルからなるもので、木
質鏡面塗装に用いることが公知のものをはじめとして適
宜な性能のものを用いる。ウレタン塗料についても同様
である。
ウレタンについては、−液タイプおよび二液タイプのい
ずれのものであってもよい。
ただ、この上塗りについては、従来はウェット オン 
ウェットで数回にわたって重ね塗りしていたが、この発
明においては1回もしくは2回の塗装とするのが好まし
い、乾燥は、10℃以上の温度で、2時間以上かけて行
うのが好ましい。
乾煉後の研摩については、前述したように、従来は、レ
ベルサンダーで、レベル400,600゜800と多く
の工程数を必要としていたが、この発明では、このよう
な多くの工程を必要としない。
また、従来は欠かせなかったパフ仕上げも行わない、レ
ベルサンダー800レベル程度の研摩だけで充分である
く損傷復元塗装〉 次いで損傷復元塗料の塗布を行うが、この塗料は、セル
フヒーリング(Self healina)塗料と呼ば
れているもので、すり傷等による塗膜の変形エネルギー
を吸収し、自己修復するという特性を有しているもので
ある。この塗料による塗膜は、軟らかい構造を持つ樹脂
が橋かけにより強固に三次的につながっており、その変
形をエネルギーとして吸収してしまうという特徴を有し
ている。
この発明で使用することのできるこのような損傷復元塗
料としては、−船釣にポリエステルポリオールを脂肪族
系ポリインシアネートで硬化させる二液型のウレタン塗
料が例示される。このウレタン系二液型塗料には、ジブ
チル錫ジラウレートなどのウレタン触媒、スリップ剤な
どを配合してもよい。
二液型ウレタン系損傷復元塗料は、二液の混合時にシン
ナー希釈して、粘度8〜15SaC程度にしてスプレー
、ローラー等によって塗布することができる。この時、
塗膜がすり傷に対して復元作用を持つためには、膜厚2
5〜110μm、さらに好ましくは30〜100μm程
度とするのが適切である0通常、復元時間は数分間程度
であり、膜厚が厚くなるほどその時間は短くなる。11
0μm以上の場合には鏡面性そのものが変化してくるの
で、これ以上の膜厚は好ましくなく、また実際上も必要
ではない。
なお、この塗料の塗布で留意しなければならないことは
、異物、はこりの混入を避ける必要があることで、クリ
ーンルーム清浄度10000〜1000クラス程度の条
件が適切なものである。
異物、はこりの混入があると、この塗料そのものの作用
、そして鏡面塗膜そのものの変質を余儀なくされる。
以上の塗装が終了した後は、10”C以上の温度で乾燥
するだけでよい。
従来法のような研摩、パフ仕上げは一切必要としていな
い。
以上のこの発明の塗装方法によって得られる木質材料の
塗膜の構成を例示したものが第2図である。
木質材料(1)の上には、ウレタンシーラーの下塗り層
(2)、ポリエステルサンデイングシーラーの中塗り層
(3)、ポリエステルエナメルまたはクリヤー、もしく
はウレタンエナメルからなる上塗り層(4)、そしてウ
レタン系損傷復元塗料からなる復元層(5)が形成され
る。これによって傷がつきにくく、目立たず、しかもコ
ーティングとしての耐摩耗性も良好な鏡面塗装面が実現
される。
(作 用) この発明においては、上記の通りの特定の工程としてウ
レタン系損傷復元塗料を上塗りの後に塗布することで、
傷つきにくく、目立たない優れた特性の木質材料の鏡面
塗装面が形成される。
以下、実施例を示してさらに詳しくこの発明の塗装方法
を説明する。
(実施例) 木質基材(MDF)にウレタンシーラーを塗布しく4〜
6sr/R2)、10℃以上の温度で8時間乾燥した。
なお、6を以上の塗布は、乾燥効率が悪く、やわらかす
ぎて研摩しにくいため好ましくなかった。
乾燥後、ポリエステルサンデイングシーラーをウェット
 オン ウェットで3回重ね塗り(40〜50g/R”
)した。
これを10°C以上の温度で8時間乾燥し、次いでワイ
ドサングーによりレベル320  (#320 )、4
00  (#400 ’) 、次いでレベルサングーに
よりレベル400  (#400 ) 、600  (
#600 )と研庫した。
ウレタンエナメルを1回塗り(30〜40g/R2)し
、10℃以上8時間乾燥した。これをレベルサングーで
レベル800  (#800 )でのみ研摩した。
次いでウレタン系損傷復元塗料(粘度10sec、クリ
ヤー)を清浄度3000のレベルで塗布(6〜10i/
R’)L、直ちに10℃以上8時間乾燥した。
従来のような数多い工程の上塗り後の研摩、パフ仕上げ
は一切行わなかった。
得られた鏡面塗装品は、その外観が従来品と同等であり
、クレメンス硬度計(サファイア針装着)を使用し、荷
重100gで塗膜を引っかいたところ、塗膜に傷がつい
たが、約3分後に自然放置により傷は完全に復元した。
なお、清浄度20000のレベルでは塗膜へのほこりの
付着が著しく鏡面性は良好でなかった。
(発明の効果) この発明により、以上詳しく説明した通り、傷がつきに
くく目立たない、損傷復元性の木質材の鏡面塗装品が得
られる。
しかもこの発明は、この鏡面塗装品を従来法に比べては
るかに高生産性、低コストでの製造を可能とする。熱線
作業員の労力削減、コスト低減、そして生産効率の向上
が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の塗装方法を示した工程ブロック図
である。第2図は、この発明の方法により得られる鏡面
塗装面の構成を示した斜視図である。 第3図は、従来法を示した工程ブロック図である。 1・・・木質材料    2・・・下塗り層3・・・中
塗りN     4・・・上塗り層5・・・損傷復元層 代理人 弁理士  西  澤、  利  夫第  1 ス 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木質材料表面の鏡面塗装において、ポリエステル
    エナメルまたはクリヤー、もしくはウレタンエナメルの
    上塗り後に損傷復元性ウレタン系塗料を塗布することを
    特徴とする木質材料の鏡面塗装方法。
  2. (2)塗膜厚25〜110μmに損傷復元性ウレタン系
    塗料を塗布する請求項(1)記載の鏡面塗装方法。
  3. (3)清浄度10000〜1000クラスで損傷復元性
    ウレタン系塗料を塗布する請求項(1)記載の鏡面塗装
    方法。
JP7417389A 1989-03-27 1989-03-27 木質材料の鏡面塗装方法 Pending JPH02253886A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07313256A (ja) * 1994-05-26 1995-12-05 Akio Kawamura 般若心経を表示した座卓
JP2007167010A (ja) * 2005-12-23 2007-07-05 Daiwa Seiko Inc 釣竿
JP2008127809A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Matsushita Electric Works Ltd 内装用フラッシュドア
JP2012055331A (ja) * 2011-12-26 2012-03-22 Globeride Inc 釣竿
JP2012140614A (ja) * 2010-12-17 2012-07-26 Arakawa Chem Ind Co Ltd 塗料組成物

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