JPH0224354A - 繊維強化ポリマー組成物 - Google Patents

繊維強化ポリマー組成物

Info

Publication number
JPH0224354A
JPH0224354A JP17352288A JP17352288A JPH0224354A JP H0224354 A JPH0224354 A JP H0224354A JP 17352288 A JP17352288 A JP 17352288A JP 17352288 A JP17352288 A JP 17352288A JP H0224354 A JPH0224354 A JP H0224354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nylon
polyamide resin
polyolefin
weight
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17352288A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Iwanami
岩浪 邦夫
Yoshitada Kitano
北野 吉祥
Masato Sakuma
佐久間 正人
Takashi Kenjo
隆志 見上
Masami Ezaki
江崎 正美
Fumio Kato
加藤 文夫
Koji Egashira
江頭 孝治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen Chemical Corp
Denso Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tonen Sekiyu Kagaku KK, NipponDenso Co Ltd filed Critical Tonen Sekiyu Kagaku KK
Priority to JP17352288A priority Critical patent/JPH0224354A/ja
Priority to AU31414/89A priority patent/AU620380B2/en
Priority to CA000594158A priority patent/CA1310778C/en
Priority to US07/325,812 priority patent/US4990550A/en
Priority to EP89302716A priority patent/EP0333518B1/en
Priority to DE68923204T priority patent/DE68923204T2/de
Publication of JPH0224354A publication Critical patent/JPH0224354A/ja
Priority to US07/636,028 priority patent/US5106564A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリアミド樹脂とポリオレフィンを主成分とす
る繊維強化ポリマー組成物に関し、特に耐薬品性、耐衝
撃性、耐不凍液性とともに成形性、耐吸水性等に優れた
ポリアミド樹脂とポリオレフィンを主体とする繊維強化
ポリマー組成物に関する。
〔従来の技術〕
ポリアミド樹脂は軽量であり、かつ耐衝撃性、耐熱性、
耐薬品性等に優れているので、各種容器に適している。
また一方で軽量化を目的として自動車のラジェータータ
ンク等の容器がプラスチックで形成さるようになってき
た。特に強度や耐熱性に優れたナイロン6やナイロン6
6にガラス繊維を添加したものが多く使用されている。
しかしながら、ガラス繊維等で強化されたポリアミド樹
脂は耐熱性、機械的強度及び長期耐久性等に優れている
ものの、耐水性、成形性、耐薬品性及び耐不凍液性に劣
るという問題がある。
そこでポリアミド樹脂、ポリオレフィン及びガラス繊維
を主体とする種々の組成物が提案された。
特公昭61−26939号はポリアミド樹脂(a)とポ
リプロピレン樹脂にエチレン性不飽和カルボン酸または
その無水物をグラフト共重合して得られる変性重合体(
b)および繊維状強化剤(c)を含み、(a)成分と(
b)成分が重量比で(a)=(ハ)=70:30〜95
:5、かつ(c)成分が(a)成分と(b)成分の合計
100重量部に対し40〜200重量部の割合で含有す
る組成物から形成されたことを特徴とするラジェタータ
ンクを開示している。
また、特開昭62−241940号は、〔^〕オレフィ
ン重合体:30〜95重量%、[B)ポリアミド=5〜
70重量%、(c)  (A) + (B) =100
重量部に対して集束剤としてアクリル系樹脂が用いられ
たガラス繊維:5〜200重量部からなることを特徴と
する自動車ラジェータタンク形成用プラスチック組成物
を開示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の組成物は、ポリアミド樹脂とポリオレフ
ィンとの相溶性や、ガラス繊維とマトリックス樹脂との
接着性等が向上されてはいるが、なおラジェタータンク
等に要求される厳しい条件に関しては必ずしも満足では
なかった。
従って本発明の目的は、成形性、耐不凍液性、耐薬品性
右よひ耐吸水性が大幅に向上した繊維強化ポリマー組成
物を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点に鑑み鋭意研究の結果、本発明者はポリアミ
ド樹脂とポリオレフィンとガラス繊維からなる組成物に
所定量の不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンを添加す
るとともに、ナイロン12、ナイロン612又はナイロ
ン11を含むポリアミド樹脂を使用することにより、耐
不凍液性、耐薬品性、成形性及び耐吸水性等が一段と向
上することを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の繊維強化ポリマー組成物は樹脂成分
を基準として(a)ポリアミド樹脂30〜90重量%と
、(b)ポリオレフィン及び不飽和カルボン酸変性ポリ
オレフィンの合計10〜70重量%とを含有し、さらに
全体を100重量部として(c)ガラス繊維5〜50重
量部を含有するものであって、ポリアミド樹脂がナイロ
ン12、ナイロン612又はナイロン11であることを
特徴とする。
さらに、前記各ナイロンはその85重量部以下をナイロ
ン66及び/又はナイロン6で置換してもよい。
本発明を以下詳細に説明する。
本発明において使用するポリアミド樹脂はナイロン12
、ナイロン612又はナイロン11とからなる。
また前記ポリアミド樹脂は、それを100重量部として
85重量部以下の割合でさらにナイロン66及び/又は
ナイロン6を含有してもよい。上記ナイロン66及び/
又はナイロン60割合が85重量部を超えると、耐不凍
液性、耐薬品性及び耐吸水性が低下する。好ましい上記
ナイロン66及び/又はナイロン6の割合は50重量部
である。
なお、上記ナイロン66とナイロン6との割合は自由に
選定することができる。
また、本発明において使用するポリオレフィンとしては
、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、
ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1等のα−オレフ
ィンの単独重合体、エチレンとプロピレン又は他のα−
オレフィンとの共重合体、もしくはこれらのα−オレフ
ィンの2種以上の共重合体等が挙げられる。これらの中
では、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリ7エチレン等のポリエ
チレン及びポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレン
はホモポリマーに限られず、プロピレン成分を50モル
%以上、好ましくは80モル%以上含む他のα−オレフ
ィンとのランダムまたはブロック共重合体も使用するこ
とができる。プロピレンに共重合するコモノマーとして
はエチレンその他のα−オレフィンがあり、エチレンが
特に好ましい。従って、本明細書において使用する用語
「ポリプロピレン」はプロピレンのホモポリマーに限定
されず共重合体をも含むものと解すべきである。
本発明において使用する変性ポリオレフィンとは、不飽
和カルボン酸又はその無水物により変性したポリオレフ
ィンである。不飽和カルボン酸またはその無水物として
は、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸、無
水マレイン酸、無水イタコン酸等のジカルボン酸無水物
等が挙げられ、特にジカルボン酸及びその無水物が好ま
しい。
また不飽和カルボン酸又はその無水物により変性するポ
リオレフィンとしては、上記ポリオレフィンと同様にα
−オレフィンの単独重合体に限らず、他のα−オレフィ
ンとの共重合体も含む。
変性ポリオレフィン中の不飽和カルボン酸又はその無水
物の含有量はアミン/カルボン酸のモル比が10〜10
00の範囲内となるようなものであるのが好ましく、具
体的には0.01〜15重量%であるのが好ましい。変
性量が0.01重量%未満であると、変性ポリオレフィ
ン添加によるポリアミド樹脂とポリオレフィンとの相溶
性向上に十分な効果がなく、また15重量%を超えると
ポリオレフィンとの相溶性が低下する。
変性ポリオレフィンの製造は溶液法又は溶融混練法のい
ずれでも行うことができる。溶融混練法の場合、ポリオ
レフィン、変性用不飽和カルボン酸(又は酸無水物)及
び触媒を押出機や二軸混練機等に投入し、150〜25
0℃の温度に加熱して溶融しながら混練する。また溶液
法の場合、キシレン等の有機溶剤に上記出発物質を溶解
し、80〜140℃の温度で撹拌しながら行う。いずれ
の場合にも、触媒として通常のラジカル重合用触媒を用
いることができ、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウ
ロイル、過酸化ジターシャリ−ブチル、過酸化アセチル
、ターシャリ−ブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジク
ミル、ペルオキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、ターシャ
リ−ブチルペルオキシピバレート等の過酸化物類や、ア
ゾビスイソブチロニトリル等のジアゾ化合物類等が好ま
しい。触媒の添加量は変性用不飽和カルボン酸又はその
無水物100重量部に対して1〜100重量部程貴重あ
る。
本発明の繊維強化ポリマー組成物において、樹脂成分を
基準にしてポリアミド樹脂の含有量は30〜90重量%
で、ポリオレフィン+変性ポリオレフィンの含有量は1
0〜70重量%である。ポリアミド樹脂が30重量%未
満だと耐熱性及び機械的強度が不十分であり、また90
重量%を超えると成形性及び耐不凍液性が不十分となり
、かつコスト高となる。好ましい範囲はポリアミド樹脂
が50〜70重量%で、ポリオレフィン+変性ポリオレ
フィンが30〜50重量%である。
変性ポリオレフィンの量及びそのカルボン酸基の量はポ
リアミド樹脂中の末端アミンの量と相関させるのが好ま
しい。何故なら、変性ポリオレフィン中のカルボン酸が
溶融ブレンドの際、ポリアミド末端アミンと反応して生
成する変性ポリオレフィン−ポリアミドグラフト共重合
体がポリオレフィンとポリアミドの相溶化剤となってい
ると考えられ、このグラフト共重合体の生成量がカルボ
ン酸基/ポリアミド末端アミンのモル比に関係している
と推察されるためである。従って、末端アミンのモル数
と変性ポリオレフィン中のカルボン酸基のモル数との比
がlO〜1000となるように、変性ポリオレフィンの
含有量を調節するのが好ましい。アミン/カルボン酸の
モル比か10未満であると相溶化が進みすぎ、ポリアミ
ド樹脂とポリオレフィンとの特性の平均化が起こり、耐
熱性が低下する。またアミン/カルボン酸のモル比が1
000を超えると変性ポリオレフィンによる相溶化効果
が不十分であり、得られる組成物の機械的強度が低くな
る。より好ましいモル比は20〜200である。
ガラス繊維の含有量は組成物全体を100重量部として
5〜50重量部である。ガラス繊維が5重量部未満であ
ると組成物の耐熱性及び機械的強度が不十分であり、ま
た50重量部を超えると成形性が低下して成形物の製造
が困難となり、また機械的強度もかえって低下する。好
ましいガラス繊維の含有量は15〜40重量部である。
なおガラス繊維はチョツプドストランド、ロービング等
で、繊維径5〜15μmが好ましい。
本発明の繊維強化ポリマー組成物においては、ポリアミ
ド樹脂が連続マトリックス相を形成し、ポリオレフィン
が平均径0.5〜5μmのドメイン相を形成するモルフ
ォロジーを有することが好ましい。このようなモルフオ
ロジーを有することにより、組成物の引張り強度、曲げ
弾性率、衝撃強度等の機械的物性が大幅に向上する。
本発明の繊維強化ポリマー組成物は、その他にその改質
を目的として、他の添加剤、例えば無機充填材、熱安定
剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止
剤、離型剤、発泡剤、核剤等を添加することができる。
本発明の組成物は一軸押出機、二軸押出機等の押出機を
用いて、加熱溶融状態で混練することによって得ること
ができるが、下記の構造の二軸押出機により製造するの
が好ましい。
第1図に概略的に示すように、本発明の繊維強化ポリマ
ー組成物を製造するための二軸押出機は(a)    
長さ/直径(L/D)比が25以上であり、 (b)(i) 樹脂成分を投入する第一のホツノく−1
と、(ii) 得られた繊維強化ポリマー組成物を押出
すためのダイス2と、 (iii) 前記第一のホッパー1から下流側に向かっ
てL/D15〜20の位置に設けられたガラス繊維を投
入する第二のホッパー3と、(iv)  前記第二のホ
ッパー3と前記ダイス2の間に設けられた真空ベント部
4と、 (V)  前記第一のホッパー1と前記第二のホッパー
3との間に設けられた少なくとも2組の第一のニーディ
ングゾーン5.5′・・・と、 (vi)  前記第二のホッパー3と前記真空ベント部
4との間に設けられた少なくとも1組の第二のニーディ
ングゾーン6とを有し、(c)   前記第二のホッパ
ー3から上流側にL/D3.5〜7.5の温度を230
〜250 ℃(ただし、ナイロン66またはナイロン6
を含む場合は290〜320  ℃)とし、 その他の部分を210〜230 ℃(ただし、ナイロン
66またはナイロン6を含む場合は260〜290  
℃)とし、 ダイス出口での樹脂の温度を210〜230 ℃(ただ
し、ナイロン66またはナイロン6を(e) (d) 含む場合は260〜290 ℃)とする。
二軸押出機のL/D比については25未満であると十分
な混練ができない。好ましいL/D比は25〜35であ
る。
第一のホッパー(メインホツノ<−>  1、第二のホ
ッパー3、真空ベント部4及びダイス2はそれぞれ公知
の構造のものでよい。
第二のホッパー3とダイス2との距離はL/D5〜20
であるが、L/Dが5未満であると樹脂成分とガラス繊
維との混練が不十分となり、またL/Dが20を超える
と樹脂成分の劣化が起こるおそれが大きくなる。
第二のホッパー3と真空ベント部4との距離はL/D 
3〜10に設定するのが好ましい。両者の距離L/Dが
3未満であるとガラス繊維の結束剤が未溶融でベントの
効果が少なく、また10を超えるとベントアップしやす
くなる。
第一のニーディングゾーン5.5′・・・及び第2のニ
ーディングゾーン6はいずれも少なくとも1組以上設け
る。各ニーディングゾーンはL/Dが1/4〜1/8程
度のニーディングディスクを4枚以上連続して組合せた
もの(L/D1〜4)とするのが好ましい。ニーディン
グゾーン5.5′・・・がないか又は十分な長さを有さ
ないと樹脂成分の混練が不十分であり、可塑化が十分で
ない。
ニーディングディスクが不足してニーディングゾーン6
の長さがL/D1より短い場合、ガラス繊維の投入によ
る樹脂の冷却が進み、ガラス繊維の混入が阻害されたり
、サージング(脈流)が起る等、生産に支障をきたす。
なお一般的に第一のニーディングゾーン5,5′の先端
部は第一のホッパー1の下流側L/D5〜20の位置に
あり、合計長さはL/D2〜8程度である。また第二の
ニーディングゾーン6の先端部は第二のホッパー3の下
流側L/D2〜6の位置にあり、合計の長さはL/D1
〜4程度である。
また第二のホッパー3から上流側にL/D3.5〜7.
5 の部分の温度が230〜250 ℃(ただし、ナイ
ロン66またはナイロン6を含む場合は290〜320
℃)ないと、同様にガラス繊維の混入が阻害されたり、
サージングが起こるおそれがある。しかし、温度が高す
ぎると樹脂の劣化が起こり、所望の性能が得られない。
その他の部分については、210〜230 ℃(ただし
、ナイロン66またはナイロン6を含む場合は260〜
290 ℃)の温度とする。またダイス出口の樹脂温度
は210〜230℃(ただし、ナイロン66またはナイ
ロン6を含む場合は260〜290 ℃)とするのが好
ましい。
上記の二軸押出機の第一のホッパー(メインホッパー)
1から樹脂成分を投入するとともに第二のホッパー3か
ら表面処理したガラス繊維を投入し、100〜300 
rpmの速度で二本のスクリューを回転しながら樹脂成
分及びガラス繊維の混練を行う。混練により得られた組
成物は既知の方法で容易にペレタイズできる。
上記の二軸押出機により製造した本発明のガラス繊維強
化ポリマー組成物は、通常の射出成形法により所望の形
状に成形することができる。
〔作 用〕
ポリアミド樹脂とポリオレフィンとの相溶性は悪いが、
不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンを介在させること
により両者は相溶化する。この理由はポリアミド樹脂の
末端アミンと変性ポリオレフィン中のカルボン酸基とが
反応し、ポリアミド−変性ポリオレフィン共重合体が生
成するためであると考えられる。
さらに、ナイロン12、ナイロン612又はナイロン1
1からなり、必要に応じてさらにナイロン66及び/又
はナイロン6を含むポリアミド樹脂を使用することによ
り、成形性、耐薬品性、耐不凍液性及び耐吸水性が一段
と向上する。これは、メチレン鎖が比較的長く、ポリオ
レフィン的性質を持っているナイロン12、ナイロン6
12 又はナイロン11をざリアミド樹脂として使用す
ることによると考えられる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜7、比較例1〜4 第1表に示す配合割合でナイロン12、ナイロン612
、ナイロン11、ナイロン66、ナイロン6、ポリプロ
ピレン及び変性ポリプロピレンを高速ミキサーでトライ
ブレンドし、第1図に示す45φ■の二軸押出機のメイ
ンホッパーより投入した。また第1表に示す配合割合で
ガラス繊維のチョツプドストランド(平均径13μm、
平均長さ3mm)を二軸押出機の途中より投入して23
0℃(ただし、ナイロン66またはナイロン6を含む場
合は280 ℃)で混練し、組成物ペレットを得た。
得られた組成物ペレットを乾燥炉で乾燥した後、射出成
形により試験片を作成し、下記の試験を行った。
(1) MFR=JIS K7210 により275℃
、2160 gの荷重下で測定。
(2)熱変形温度=一定速度(2℃/分)で昇温したと
きに、110mm X 4 ff1m X12.711
sの試験片(単純ぼり)が一定荷重(18,6kg /
 cd )を受けて所定量(0,25mm )だけ撓む
ときの温度をJIS K7207により測定。
(3)引張り強度=23℃及び140℃においてそれぞ
れJIS K7113 により測定。
(4)曲げ弾性率=23℃及び140℃においてそれぞ
れJIS K7203 により測定。
(5)アイゾツト衝撃強度=23℃及び−40℃におい
てJISに7110 により測定。
〔6)耐不凍液性=市販自動車用ロングライフクーラン
トの50%水溶液に140℃で200時間浸漬後、吸水
状態の引張り強度を測定し、元の引張り強度を100と
したときの引張り強度保持率(%)により表す。
なお(3)〜(5)においてはそれぞれ乾燥条件及び吸
水条件において測定を行った。乾燥条件とは射出成形直
後のものをデシケータに入れ、75時間、23℃に保っ
たものであり、吸水条件とは射出成形品を100℃の水
に24時間浸漬したものである。
結果を第1表に示す。
注) :(1)ナイロン12、ナイロン612、ナイロン11
、ナイロン66、ナイロン6、ポリプロピレン及び変性
ポリプロピレンの含有量は樹脂分を基準とした重量%で
あり、ガラス繊維の含有量は組成物全体を基準とした重
量%である。
(2)ダイセル・ビニルス■製 ダイアミドにorsh
ak−Zamyat 1onaの方法(逆滴定法)(c
hem、Abs、 40.4665. ’46.  同
上42.6152゜°48)で測定した末端アミノ基は
0.017m当量/gであった。
(3)ダイセル・ヒ二ルス■製 ダイアミドD−14に
orshak−Zamyationa の方法((2)
と同じ方法)で測定した末端アミノ基は0゜028m当
量/gであった。
(4)東し■製 リルサンBMN Korshak−2amyat 1onaの方法((2
)と同じ方法)で測定した末端アミノ基は0.020 
m当量7gであった。
(5)東し■製アミランCM3001NKorshak
−Zamyat 1onaの方法((2)と同じ方法)
で測定した末端アミノ基は0.034 m当量7gであ
った。
〔6〕ユニチカ■製 A103AlO30BRTKor
shak−Za 1onaの方法((2)と同じ方法)
で測定した末端アミノ基は0.042 m当量7gであ
った。
(7)東進石油化学■製 J−215 (8)無水マレイン酸 (9)旭ファイバーグラス■製 MAO3FT−2実施
例8〜9 実施例1〜2において、ポリプロピレンの代りに、高密
度ポリエチレン(東進石油化学側製J−6311)  
を用い、かつ変性ポリエチレンとして上記ポリエチレン
を第2表に表すカルボン酸で変性したものを用いた以外
同様にして、繊維強化ポリマー組成物を製造した。これ
に実施例1〜2と同じテストを行った。結果を第2表に
示す。
第 表 注):(1)〜(6)、(8)、(9)第1表と同じ(
7)東進石油化学■製J−6311 高密度ポリエチレン 以上から明らかなように、本発明の繊維強化ポリマー組
成物はポリアミド樹脂とポリオレフィンとの相溶化を助
ける不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンを含有するの
みならず、上記ポリアミド樹脂として、ナイロン12、
ナイロン612又はナイロン11と、必要に応じてさら
にナイロン66及び/又はナイロン6とを使用している
ために、成形性、耐薬品性、耐不凍液性、耐吸水性等に
優れている。
〔発明の効果〕
以上に詳述したように、本発明の繊維強化ポリマー組成
物は引張り強度や耐衝撃性等の機械的強度を余り犠牲に
することなく、成形性及び耐不凍液性が向上しており、
また吸水率が低下しているために吸水条件下での緒特性
の低下が少ないという利点を有する。その上比較的多量
のポリオレフィンを含有しているためにコストが低減さ
れているという利点を有する。
このような本発明の組成物は自動車のラジェータータン
ク等のエンジン周辺部品やボビン等の電気機器部品等に
使用するのに特に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維強化ポリマー組成物を製造するの
に使用することができる装置の一例を示す概略図である
。 1・・ ・・ ・・ ・  ・  ・ ・第一ノ*ツノ
クー2・・ ・・ ・・・ ・ ・  ・ダイス3・・
  ・ ・・・・ ・第二のホツノクー4・・・ ・・
 ・・・・・・・・・ベント5.5’   ・・・第一
の二一デインクソーン6・・・ ・・・第二の二−デイ
ングソーン第1図 出 願 人 東燃石油化学株式会社 日本電装株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂成分を基準として(a)ポリアミド樹脂30
    〜90重量%と、(b)ポリオレフィン及び不飽和カル
    ボン酸変性ポリオレフィン10〜70重量%とを含有し
    、さらに全体を100重量部として(c)ガラス繊維5
    〜50重量部を含有する繊維強化ポリマー組成物であっ
    て、前記ポリアミド樹脂がナイロン12、ナイロン61
    2又はナイロン11であることを特徴とする繊維強化ポ
    リマー組成物。
  2. (2)請求項1に記載の繊維強化ポリマー組成物におい
    て、前記ポリアミド樹脂がさらにナイロン66及び/又
    はナイロン6を、前記ポリアミド樹脂を100重量部と
    して85重量部以下の割合で含有することを特徴とする
    繊維強化ポリマー組成物。
JP17352288A 1988-03-18 1988-07-12 繊維強化ポリマー組成物 Pending JPH0224354A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17352288A JPH0224354A (ja) 1988-07-12 1988-07-12 繊維強化ポリマー組成物
AU31414/89A AU620380B2 (en) 1988-03-18 1989-03-16 Fiber-reinforced polymer composition and method of producing same
CA000594158A CA1310778C (en) 1988-03-18 1989-03-17 Fiber-reinforced polymer composition and method of producing same
US07/325,812 US4990550A (en) 1988-03-18 1989-03-20 Fiber-reinforced polymer composition and method of producing same
EP89302716A EP0333518B1 (en) 1988-03-18 1989-03-20 Fiber-reinforced polyamide composition and method of producing same
DE68923204T DE68923204T2 (de) 1988-03-18 1989-03-20 Faserverstärkte Polyamid-Zusammensetzung und Verfahren zu deren Herstellung.
US07/636,028 US5106564A (en) 1988-03-18 1991-01-04 Method of and apparatus for making fiber-reinforced polymer compositions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17352288A JPH0224354A (ja) 1988-07-12 1988-07-12 繊維強化ポリマー組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0224354A true JPH0224354A (ja) 1990-01-26

Family

ID=15962087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17352288A Pending JPH0224354A (ja) 1988-03-18 1988-07-12 繊維強化ポリマー組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0224354A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001026712A (ja) * 1999-07-15 2001-01-30 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2014208820A (ja) * 2009-01-28 2014-11-06 アルケマ フランス 難燃性強化ポリアミド組成物
JP2017503890A (ja) * 2014-01-03 2017-02-02 アルケマ フランス ポリプロピレン及びポリアミドグラフト化ポリオレフィンからなる熱可塑性組成物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6088067A (ja) * 1983-10-21 1985-05-17 Asahi Chem Ind Co Ltd ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物
JPS6176540A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Mitsui Petrochem Ind Ltd 自動車用プラスチツク成形品
JPH01240562A (ja) * 1988-03-18 1989-09-26 Tonen Sekiyukagaku Kk 繊維強化ポリマー組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6088067A (ja) * 1983-10-21 1985-05-17 Asahi Chem Ind Co Ltd ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物
JPS6176540A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Mitsui Petrochem Ind Ltd 自動車用プラスチツク成形品
JPH01240562A (ja) * 1988-03-18 1989-09-26 Tonen Sekiyukagaku Kk 繊維強化ポリマー組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001026712A (ja) * 1999-07-15 2001-01-30 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2014208820A (ja) * 2009-01-28 2014-11-06 アルケマ フランス 難燃性強化ポリアミド組成物
JP2017503890A (ja) * 2014-01-03 2017-02-02 アルケマ フランス ポリプロピレン及びポリアミドグラフト化ポリオレフィンからなる熱可塑性組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5179164A (en) Thermoplastic polypropylene/polyamide molding composition
US5106564A (en) Method of and apparatus for making fiber-reinforced polymer compositions
KR900003356B1 (ko) 유리섬유강화 폴리프로필렌 조성물
JPH0277459A (ja) 高メルトフローの繊維補強プロピレン重合体組成物
EP0340040B1 (en) Fibre-reinforced polymer composition
JP2649406B2 (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JP2630799B2 (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JPH0224354A (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JP3973700B2 (ja) 樹脂組成物
JP2678615B2 (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JPH01278545A (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JP2620807B2 (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JPH0224355A (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JPH0224353A (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JPH0224357A (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JP5111694B2 (ja) 繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物
JPH06200087A (ja) 繊維強化ポリマー組成物
JP2620807C (ja)
JP2562931B2 (ja) 繊維強化ポリマー組成物の製造方法及び装置
JPH06166780A (ja) 繊維強化樹脂組成物
JPH07108619A (ja) 繊維強化ポリマー組成物及びそれを用いた樹脂製ラジエータタンク
JPH06322268A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH04298553A (ja) ガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂成形品およびその製造方法
JPH01500599A (ja) 繊維強化ポリエステル組成物におけるグリシジルメタクリレートグラフト化epdm変性剤
JPS6318624B2 (ja)