JPH02218760A - フルオラン化合物およびそれを使用した記録材料 - Google Patents

フルオラン化合物およびそれを使用した記録材料

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JPH02218760A
JPH02218760A JP1040658A JP4065889A JPH02218760A JP H02218760 A JPH02218760 A JP H02218760A JP 1040658 A JP1040658 A JP 1040658A JP 4065889 A JP4065889 A JP 4065889A JP H02218760 A JPH02218760 A JP H02218760A
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JP
Japan
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diethylanilino
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paper
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Application number
JP1040658A
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English (en)
Inventor
Hajime Kawai
初 河合
Toshiyuki Nakai
中井 敏行
Masatoshi Taniguchi
正俊 谷口
Katsuhiko Tsunemitsu
恒光 克彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Chemical Co Ltd
Original Assignee
Yamada Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、下記一般式(1)で表されるフルオラン化合
物並びに当該化合物を発色剤として使用した感圧複写紙
、感熱記録紙、通電感熱記録紙、発色型熱転写記録紙等
の記録材料に関するものである。
〔式中R1、R2はそれぞれ独立してハロゲン原子、ア
ルコキシ基を置換基として有することもある炭素数1〜
8のアルキル基:炭素数3〜8のアルケニル基;炭素数
5〜7のシクロアルキル基;フルフリル基;テトラヒド
ロフルフリル基:ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シ基を置換基として有することもあるベンジル基;ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を置換基として有
することもあるフェニル基を示す。又、R1とRtは連
結して複素環を形成することも出来る。〕 〔式中RI、 R1はそれぞれ独立してハロゲン原子、
アルコキシ基を置換基として有することもある炭素数1
〜8のアルキル基:炭素数3〜8のアルケニル基;炭素
数5〜7のシクロアルキル基;フルフリル基;テトラヒ
ドロフルフリル基;ハロゲン原子、アルキル基、アルコ
キシ基を置換基として有することもあるベンジル基;ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を置換基として
有することもあるフェニル基を示す、又、RIとR8は
連結して複素環を形成することもできる。以下同符号は
同じ意味を有する。〕 一般式(1)で表されるフルオラン化合物は、本発明者
らが初めて合成した新規化合物であり、それ自体殆ど無
色で大気中で極めて安定で、昇華性、自然発色性(地肌
かぶり)が無く、有機溶剤に極めて良く溶解する。そし
て顕色剤によって速やかに黒縁色に発色し、発色画像の
耐光性、耐湿性に優れている。この為近年急速に需要が
増大しつつある黒発色記録材料用発色剤の主成分として
使用し得る極めて価値のある新規化合物である。
〔従来技術〕と〔本発明が解決しようとする課題〕従来
、緑色〜黒縁色に発色するフルオラン化合物として下記
化合物(A)〜(E)が知られてい(B)特公昭48−
2406号公報 (C)特公昭50−16686号公報 (D)特公昭51−38244号公報 (A)特公昭48〜2406号公報 (E)特公昭46−4614号公報 しかし、これらにはそれぞれ次の様な欠点があり、未だ
満足のいく発色剤が得られていないのが実状である。
すなわち、(A)、(B)は−船釣な感圧複写紙用溶剤
に対する溶解度が悪く、(A)、(B)、(D)、(E
)は発色画像の耐光性が不良である。
さらに、(C)、(D)、(E)は日光照射により、感
圧複写紙のカプセル面が強く赤変する欠点を有している
。本発明はこれらの欠点を改良したフルオラン化合物を
提供することを主たる技術的課題とするものである。
〔課題を解決する為の手段〕と〔作用〕本発明の目的は
2°位及び6°位の両方にエチル基を有するアニリノ基
をフルオラン骨格の2位に導入することによ°り達成さ
れた。このようなエチル基の作用効果は全く予想されな
かったことであり、2゛位と6°位にエチル基を導入す
ることにより、画像耐光性が著しく改善される理由は明
らかでは無いが、アミノ基に対し2個のエチル基が何ら
かの相互作用をしてアミノ基を保護しているものと考え
られる。
又、本発明の化合物はエチル基の無い化合物に比べ、石
油ス・トープ等から発生する窒素酸化物の影響で発色画
像が赤変することが少ないという特徴も有している。
なお、画像耐光性はRI、Rzの種類によって大きく変
わることは無い。
これらの優れた諸性質を明らかにする為に、本発明化合
物(F)〜(K)と既知化合物(A)〜(E)との比較
試験結果を示す。
造例1の如く掻作して感圧複写紙の上用紙を得た。
これらをクレーを塗布した市販の下用紙と重ね合わせて
ローラーで加圧して発色声せた0発色画像を太陽光に1
時間曝し、画像の色相を色差計(日本重色■製 SZ−
Σ80型)で測定し、露光前後での色差(Δa)求めた
(測定光源:D65/10) 比較試験2−カプセル面の耐光性の比較−上記比較試験
1で作製した上用紙のカプセル面を太陽光に1時間曝し
、赤変の度合を同様に色差計で測定した。
結果をまとめて次表に示す。
Δaは赤、縁糸の色相変化を表し、数字が大きい程赤色
への変色が大きいことを示す。
比較試験l −画像耐光性の比較− 本発明化合物CF)〜(K)、化合物(A)〜(tE)
各5部をKMC−113(置割化学工業■製感圧複写紙
用溶剤)95部に溶解し、後述の製上記結果より、本発
明化合物の画像部は既知化合物に比べ、特に好ましく無
い赤色への色相変化が極めて少なく、又、カプセル面の
赤変も少ないことが判る。
次に本発明化合物の合成法にいて述べる。
まずメタアミノフェノール誘導体(2)と無水フタール
酸を反応させて2−(4−アミノ−2−ヒドロキシ)ベ
ンゾイル安息香酸誘導体(3)を合成する。
次にこの2−(4−アミノ−2−ヒドロキシ)ベンゾイ
ル安息香酸誘導体と一般式(4)(式中Rは水素原子又
はアルキル基を示す。)で表されるジフェニルアミン誘
導体とを硫酸、クロルスルフォン酸、メタンスルフォン
酸、ポリリン酸、塩化亜鉛、無水酢酸等の脱水縮合剤に
より縮合させることによって本発明のフルオラン化合物
をほぼ無色の固体として得ることができる。
一般式(4)の化合物の具体例としては次のものが挙げ
られる。
4−ヒドロキシ−2゛、6°−ジエチルジフェニルアミ
ン、 4−メトキシ−2’、6’ −ジエチルジフェニルアミ
ン、 4−エトキシ−2′、6°−ジエチルジフェニルアミン
、 4−プロポキシ−2゛、6” −ジエチルジフェニルア
ミン、 4−インプロポキシ−2′、6°−ジェチルジフアミル
アミン、 4−ブトキシ−2゛、6“−ジエチルジフェニルアミン
、 4−イソブトキシ−2゛、6″−ジエチルジフェニルア
ミン、 4−ペンチルオキシ−2°、6′−ジエチルジフェニル
アミン、 4−イソペンチルオキシ−2°、6”−ジエチルジフェ
ニルアミン、 4−へキシルオキシ−2’、6’ −ジエチルジフェニ
ルアミン、 なお、これらのジフェニルアミン誘導体のNアシル体を
一般式(3)の化合物と反応させてフルオラン化合物と
した後、加水分解しても一般式(1)の化合物が得られ
る。
本発明化合物の具体例としては次の様なものがある。何
れも活性白土により、速やかに黒縁色あるいは緑黒色に
発色する。
1  2−(2’6’−ジエチルアニリノ)−6−シメ
チルアミノフルオラン2  2−(2”6”−ジエチル
アニリノ)−6−ジIチルアミノフルオラシ2〜(2’
 6’−ジエチルアニリノ)−6−ジアリルアミノフル
オラン2−(2’ 6°−ジエチル7ニリ)−6−ジー
n−ブチルアミノフルオラン2−(2′6”−ジエチル
アニリノ)−6−ジ−1so−ブチルアミノフルオラン
2−(2°6′−ジエチルアニリハー6−ジーn−アミ
ルアミノフルオラン2−(2’ 6’−ジエチルアニリ
ノ)−6−ジ−1so−アミルアミノフルオラン2−(
2’6’−ジエチルアニリハー6−ジヘキシルアミノフ
ルオラン2−(2’6”−ジエチルアニリノ)−6−シ
オクチルアミノフルオラン2−(2’6°−ジエチル7
ニリハー6−メチルーn−ブチルアミlフルオラン2−
(2”6′−ジエチルアニリノ)−6−メチル−1so
−ブチルアミlフルオラン2−(2’ 6’−ジエチル
アニリノ)−6−エチルー〇−プロピルアミノフルオラ
ン2−(2’ 6’−ジエチルアニリノ)−6−エチル
−1so−Fnビルアミノフルオラン2−(2’6’−
ジエチルアニリノ)−6−n−ブロビト1so−ブ■ビ
ルアミノフルオラン2−(2’6°−ジエチルアニリノ
)−6−メチル−〇−ブチルアミノフルオラン2−(2
’6’−ジエチルアニリノ)−6−メチル−1so−ブ
チルアミノフルオラン2−(2’ 6’−ジエチルアニ
リハー6−エチル−n−ブチルアミlフルオラン2−(
2’ 6’−ジエチルアニリノ)−6−エチル−1so
−ブチルアミノフルオラン2−(2’6”−ジエチルア
ニリノ)−6−n−ブ■ピルー〇−ブチル7ミノフルオ
ラン2−(2’6°−ジエチルアニリノ)−6−iso
−プロピル−ローブチルアミノフルオラン2−(2’6
”−ジエチル7ニリノ)−6−n−ブUピルー1so−
ブチルアミノフルオラン2−(2’6’−ジエチルアニ
リノ)−6−4so−ブ■ピルー1so−ブチルアミノ
フルオラン2−(2’ 6”−ジエチルアニリノ)−6
−n−ブチル−1so−ブチルアミノフルオラン2−(
2’6’−ジエチル7ニリハー6−メチルー〇−アミル
アミノフルオラン2−(2’6’−ジエチルアニリノ)
−6−メチル−fso−アミルアミノフルオラン2−(
2’6’−ジエチルアニリノ)−6−エチルー〇−アミ
ルアミノフルオラン2−(2′6°−ジエチルアニリノ
)−6−エチル−1so−アミルアミノフルオラン2−
(2°6゛−ジエチルアニリノ)−6−n〜1Uピル−
1so−アミルアミノフルオラン2−(2°6゛−ジエ
チル7ニリノ)−6−エチルシクUペンチル7ミノフル
オラン2−(2’6”−ジエチルアニリノ)−6−メチ
ルシクロへキシルアミノフルオラン2−(2°6°−ジ
エチルアニリハ−6−エチルシクロヘキシルアミノフル
才ラン2−(2”6”−ジエチルアニリノ)−6−ロー
ブlビルジ知ヘキシルアミノフルオラン2−(2’6’
−ジエチルアニリノ)−6−メチルメトキシエチルアミ
ノフルオラン2−(2’6’−ジエチルアニリノ)−6
−4チルエトキシエチルアミノフルオラン2−(2’ 
6’−ジエチル7ニリノ)−6−エチルメトキシブnビ
ルアミノフルオラン2−(2’6’−ジエテルアニリハ
ー6−エチルエトキシブロビルアミノフルオラン2−(
2’ 6’−ジエチルアニリノ)−6−シメトキシエチ
ルアミノフルオラン2− (2’ 6’−ジエチルアニ
リノ)−6−ジニトキシヱチルアミノフルオラン2−(
2’ 6’−ジエチルアニリノ)−6−ジニトキシブ■
ビルアミノフルオラシ2−(2’6’−ジエチルアニリ
ノ)−6−ヱチルク凹ブ■とルアミノフルオラン2−(
2”6゛−ジエチルアニリノ)−6−ジク聞プnビルア
ミノフルオラン2−(2”6°−ジエチルアニリノ)−
6−メチルアリルアミノフルオラン43  2−(2’
6’−ジエチルアニリノ)−6−ジアリルアミノフルオ
ラン44  2−(2°6゛−ジエチルアニリノ)−6
−メチルフルフリルアミノフルオラン45  2−(2
’6”−ジエチルアニリノ)−6−メチルチトラヒFr
Jフルフリルアミノフルオラン46  2−(2’6’
−ジエチルアニリノ)−6−エチルテトラヒFDフルフ
リルアミノフルオラン47  2−(2’6’−ジエチ
ルアニリノ)−6−ジテトラヒド■フルフリルアミノフ
ルオラン48  2−(2”6°−ジエチルアニリハー
6−メチルベンジルアミノフル才ラン49  2−(2
’6’−ジエチルアニリノ)−6−エチルペンジルアミ
ノフルオラン50  2−(2’6°−ジエチルアニリ
ノ)−6−エチトρ−メチルベンジルアミノフルオラン
51  2−(2°6゛−ジエチルアニリハ−6−ジベ
ンジルアミノフル才ラン52  2−(2′6°−ジエ
テルアニリハー6−メチルフェニルアミノフル才ラン5
3  2−(2’6’−ジヱチルアニリハ〜6−ニチル
フエニルアミノフルオラン54  2−(2’6’−ジ
エチルアニリノ)−6−メチル−ρ−メチルフェニルア
ミノフルオラン55  2−(2’6’−ジエチルアニ
リノ)−6−エチル−0−メチルフエニルフミノフルオ
ラン56  2−(2″6゛−ジエチルアニリノ)−6
−エチル−p−メチルフェニルアミノフルオラン57 
 2−(2’6°−ジエチルアニリハー6−エチル−2
゛6′−ジメチルフェニルアミノフルオラン58  2
−(2’6”−ジエチルアニリノ)−6−エチトp−り
■■フェニル7ミノフルオラン次に、本発明に係るフル
オラン化合物を発色剤として使用する感圧複写紙、感熱
記録紙等の発色記録材料について説明する。
本発明に係るフルオラン化合物は発色剤とじて単独で使
用できるが、発色色相、発色濃度、画像の安定性を改善
する為、本発明に係るフルオラン化合物の性能を損なわ
ない範囲で公知の種々の色相に発色する発色剤を併用す
ることもできる。
例えば、3.3−ビス(アミノフェニル)−6−アミノ
フタリド、3.3−ビス(インドリル)フタリド、3−
アミノフルオラン、アミノベンツフルオラン、2.6−
シアミツフルオラン、2゜6−ジアミツー3−メチルフ
ルオラン、スピロピラン、フェノキサジン、フェノチア
ジン、ロイコオーラミン、カルバゾリルメタン、3−イ
ンドリル−3−(アミノフェニル)フタリド、3−イン
ドリル−3−(アミノフェニル)アザフタリド等の基本
骨格を有する化合物の誘導体との併用である。
感圧複写紙を製造する場合、発色剤として用いる本発明
に係るフルオラン化合物を溶解する溶剤としては、感圧
複写紙用として一般的なアルキルベンゼン系、アルキル
ビフェニル系、アルキルナフタレン系、ジアリルエタン
系、水素化ターフェニル系、塩素化パラフィン系の各種
溶剤を単独又は混合して使用することができ、カプセル
化にはコアセルベーシッン法、界面重合法、In−5i
Lu法を採用することができる。
顕色剤としては、公知のクレー、ベントナイト、活性白
土、酸性白土等の粘土類、サリチル酸、サリチル酸エス
テル、サリチル酸誘導体、フェノール誘導体等の亜鉛塩
、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン(
ビスフェノールA)、p−ヒドロキシ安息香酸エステル
等のヒドロキシ化合物、p−フェニルフェノールホルマ
リン樹脂、p−オクチルフェノールホルマリン樹脂及び
それらの亜鉛塩等が使用される。
又、感熱記録紙を製造する場合、本発明に係るフルオラ
ン化合物のバインダーとしては、感熱記録紙用として一
般的なポリビニルアルコール、メチルセルローズ、ヒド
ロキシエチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ
、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、デン粉、ポリビ
ニルピロリドン、スチレン−無水マレイン酸共重合物等
を使用することができる。
この場合の顕色剤としては、公知のp−ヒドロキシ安息
香酸メチルエステル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル
エステル、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(ビスフェノールA)、3.4”−イソプロピリ
デンジフェノール、2.2−ビス(p−ヒドロキシフェ
ニル)−4−メチルペンタン、2.2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−アリルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)酢酸、l、■−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸ブチル、4,4′−シクロへキシリデ
ンジフェノール、4.4”−チオジフェノール、ビス−
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)サルファイド
、ビス(4−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−6−
メチルフェニル)サルファイド、4.4°−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4”−メチル
ジフェニルスルホン、3.4−ジヒドロキシ−4”−メ
チルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソ
プロボキシジフェニルスホン、4゜4°−ジヒドロキシ
−3,3°−ジメチルジフェニルスルホン、4.4′−
ヒドロキシ−3,3゜−ジアリルジフェニルスルホン、
4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ビス(2−(4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)エチル〕エーテル、4.4”−
メチレンビス(オキシエチレンチオ)ジフェノール、■
−ベンジルー2−ナフトール、1.1”−メチレンジー
2−ナフトール、p−ヒドロキシフェニルサリチルアミ
ド、1.3−ジフェニルチオ尿素、1.3−ジトリール
チオ尿素、1.3−ジクロロフェニルチオ尿素等を単独
又は混合して使用することができる。
感度向上剤(増感剤)としては、パラフィンろう、カル
ナウバろう、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、
蓚酸ジベンジル、蓚酸ジーp−iチルベンジル、蓚酸ジ
ーP−クロロベンジル、フタル酸エステル、テレフタル
酸エステル、4−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ナ
フトールベンジルエーテル、1.4−ジアルコキシナフ
タレン、1.5−ジアルコキシナフタレン、m−ターフ
ェニル、P−ベンジルビフェニル、ジベンジルベンゼン
、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸エステル、l−フェ
ノキシ−2−ナフトキシ(1)エタン、1.2−ジフェ
ノキシエタン、1.2−ジ(3−メチルフェノキシ)エ
タン、1−(2−イソプロピルフェノキシ)−2−ナフ
トキシ(2)エタン、ビス(p−メトキシフェノキシエ
チル)エーテル、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸エス
テル、4,4”−ジアルコキシジフェニルスルホン、ペ
ンツアミド、ジフェニルアミン、ベンゼンスルホンアミ
ド、ベンゼンスルホンアニリド、114−ジベンジルオ
キシベンゼン、1.4−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベ
ンゼン、1,3−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン
、ジフェニルカーボネート等を単独又は混合して使用す
ることができる。
その他、画像の耐光性、保存性の向上の為に種々の酸化
防止剤、劣化防止剤、紫外線吸収剤等を添加し、あるい
は高分子物質等をオーバーコートすることができる。
本発明に係るフルオラン化合物を発色剤として使用し、
感圧複写紙を製造するには公知の方法を採用すれば良い
0例えば米国特許第2800458号、第280645
7号等に記載のコアセルベーション法を採用することが
できる。又、感熱記録紙を製造するにも例えば特公昭4
5−14039号公報に記載の公知の方法を採用すれば
良い。
〔実施例〕
次に本発明に係るフルオラン化合物の合成法を具体的に
説明する。
合成例1 r2− (2°、6”−ジエチルアニリノ)−6−ジニ
チルアミノフルオランの合成」 98%硫酸50M&に2−(4−ジエチルアミノ−2−
ヒドロキシ)ベンゾイル安息香酸15.6gと4−メト
キシ−2゛、6” −ジエチルジフェニルアミン15.
3gを常温で溶解し、その後20〜25℃で72時間か
き混ぜた0反応物を500gの氷水中に江刺し、析出し
た固形物を濾集した。
得られたケーキにトルエン150jdlと20%水酸化
ナトリウム水溶液70M1を加え、85℃で2時間かき
混ぜた。ついでトルエン層を分取し、活性炭を加えて8
0℃で濾過後トルエンを留去した。
得られた固形物をブタノールから再結晶し、次式の目的
物の結晶20.2gを得た。収率78.0%mp149
〜152°に のものは活性白土により速やかに黒縁色に発色し、メタ
ノール・塩化第二スズ中のλWaXは431と601n
mにある。
なおここで使用した4−メトキシ−2°、6゛ジエチル
ジフエニルアミンは次の様にして合成した。
4つロフラスコに2,6−ジエチルアニリノ74.5g
、ハイドロキノン55g1塩化亜鉛1gを混合し、20
0°Cで20時間攪拌した0反応物にトルエン1001
dを加え、冷却後析出した結晶を濾過し乾燥した。
得られた結晶を4つロフラスコに入れ、48%苛性ソー
ダ31gと水60mを加え、90〜95℃で硫酸ジメチ
ル70gを約5時間かけて滴下した。
反応物に水300mとトルエン300dを加えて90℃
で約30分攪拌した。
トルエン層を採り、湯で洗浄後トルエンを留去し、さら
に真空1留してオイル状物質95.6gを得た。  b
p  160〜163℃(2mmHg) 合成例2〜11 合成例1と同様に掻作して次表に示すフルオラン化合物
を合成した。何れもほぼ無色の化合物であり、活性白土
により速やかに黒縁色に発色する。
次に上記の如くして合成したフルオラン化合物を用いた
本発明に係る発色性記録材料の製造法を具体的に説明す
る(以下において部とあるのは重量部を示す、)。
製造例1−感圧複写紙の製造例− 2−(2’、6°−ジエチルアニリノ)−6−ジニチル
アミノフルオラン (合成例1の化合物)           5部KM
C−113(置割化学工業■製 アルキルナフタレン系感圧複写紙用溶剤)95部上記混
合物を加熱溶解し、この液にゼラチン24部とアラビア
ゴム24部を水100部に溶解しPHを7に調整した液
を加え、ホモジナイザーで乳化した。この乳化液に温水
100部を加え50℃で30分間攪拌した後10%苛性
ソーダ水溶液約1部を加え、さらに50℃で30分間攪
拌した。
ついで希酢酸を徐々に加えてPHを4.5に調整し50
℃で約1時間攪拌した後O〜5℃に冷却しさらに30分
間撹拌した6次に4%ゲルタールアルデヒド水溶液35
部を徐々に加えてカプセルを硬化させた後、希苛性ソー
ダ水溶液でPHを6に調整し室温で数時間攪拌してカプ
セル化を完了した。この操作中着色現象は全(起こらな
かった。
このカプセル液を紙にワイヤーバーで乾燥後の塗布重量
が6 g/rdとなる様均−に塗布し乾燥してカプセル
塗布紙(下用紙)を得た。
この紙を顕色剤としてクレーを塗布した祇(下用紙)に
重ね合わせボールペンで筆記すると下用紙上に濃い黒縁
色の文字が現れた。
この像は耐光性、耐湿性に極めて優れていた。
又、上用紙のカプセル面も優れた耐光性を示し、日光照
射によって着色や発色能の低下は無かった。
又、フェノールホルマリン樹脂及びサリチル酸亜鉛系顕
色剤を塗布した下用紙で発色させても濃い黒縁色に発色
し、その発色画像は耐光性、耐湿性に優れていた。
製造例2−黒発色感圧複写紙の製造例−発色剤として2
−(2“、6′−ジエチルアニリノ)−6−ジエチルア
ミノフルオラン5部の代わりに2− (2’、6“−ジ
エチルアニリノ)−6−エチル−1so−ペンチルアミ
ノフルオラン(合成例6の化合物)4.25部と2−・
メチル−6−ジニチルアミノフルオラン(赤色発色剤)
0.75部を使用した以外は製造例1と同様に操作して
上用紙を得た。
この紙を顕色剤としてクレーを塗布した下用紙に重ね合
わせボールペンで筆記すると下用紙上に濃い黒色の文字
が速やかに現れた。この像は耐光性、耐湿性に極めて優
れていた。又、上用紙のカプセル面も優れた耐光性を示
し、日光照射によって着色や発色能の低下は無かった。
又フェノールホルマリン樹脂あるいはサリチル酸亜鉛系
顕色剤を塗布した下用紙で発色させても同様に濃い黒色
に発色し、その発色画像は耐光性、耐湿性に優れていた
製造例3−感熱記録紙の製造例− 1)発色剤分散液(A)液の調整 2− (2’、6°−ジエチルアニリノ)−6−シブチ
ルアミノフルオラン (合成例3の化合物)           5部カオ
リン              15部10%ポリビ
ニルアルコール水m液  100部水        
                85部上記混合物を
ペイントシェーカー(■東洋精機製)で発色剤の平均粒
子径が2ミクロンになるまで粉砕した。
2)顕色剤分散液CB)液の調整 ビスフェノールA            15部ステ
アリン酸亜鉛           10部10%ポリ
ビニルアルコール水溶液  15(1上記混合物をペイ
ントシェーカーで平均粒子径が3ミクロンになるまで粉
砕した。
3)感熱塗液の調整及び塗工 A液lO部、B液6.5部を混合攪拌して感熱塗液を得
た。この塗液をワイヤーバーで紙に乾燥後の塗布量が8
g/rrrとなる様均−に塗布後乾燥して感熱記録紙を
得た。
この感熱記録紙は地肌カブリが無くほぼ無色であり、サ
ーマルヘッドでの印字により速やかに濃い黒縁色に発色
した。この発色像は耐光性、耐湿性に優れていた。又、
塗布面も耐光性が優れており、日光照射によって着色や
発色能の低下は起こらなかった。
製造例4−黒発色感熱記録紙の製造例−発色剤として2
− (2’、6”−ジエチルアニリノ)−6−シプチル
アミノフルオラン5部の代わりに2−(2°、6゛−ジ
エチルアニリノ)−6−エチルヘキシルアミノフルオラ
ン(合成例7の化合物)3.75部と9−ジエチルアミ
ノベンゾ(a)フルオラン(赤色発色剤)1.25部を
使用した以外は製造例3と同様に操作して感熱記録紙を
得た。
この感熱記録紙は地肌カブリが無くほぼ無色であり、サ
ーマルヘッドでの印字により速やかに濃い黒色に発色し
た。この発色画像は耐光性、耐湿性に優れていた。又、
塗布面も耐光性が優れており、日光照射によって着色や
発色能の低下は起こらなかった。
〔発明の効果〕
本発明に係るフルオラン化合物は溶解性に優れ、顕色剤
によって速やかに黒縁色に発色し、かつその発色画像は
耐光性に極めて優れる為、記録材料用発色剤として産業
上利用価値の高いものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1)で表されるフルオラン化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 〔式中R^1、R^2はそれぞれ独立してハロゲン原子
    、アルコキシ基を置換基として有することもある炭素数
    1〜8のアルキル基;炭素数3〜8のアルケニル基:炭
    素数5〜7のシクロアルキル基;フルフリル基:テトラ
    ヒドロフルフリル基;ハロゲン原子、アルキル基、アル
    コキシ基を置換基として有することもあるベンジル基:
    ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を置換基とし
    て有することもあるフェニル基を示す。又、R^1とR
    ^2は連結して複素環を形成することも出来る。〕
  2. (2)請求項1記載のフルオラン化合物を発色剤として
    含有することを特徴とする発色性記録材料。
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