JPH02211768A - 画像読取り装置の感度補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ラインイメージセンサ−を用いて画像の情報
を電気信号として得るような形式の画像読取り装置に関
し、特に、イメージセンサ−による読取りに際して、濃
度基準シート等に設定された濃度基準を用いて濃度基準
信号を設定し、感度補正を行うようにする補正手段を設
けた装置に関する。

（従来の技術） 画１１１読取り部を固定位置に設け、該読取り部に対し
て、原稿を移動させながら走査を行うような装置は、従
来より画像読取り装置またはデジタル方式の複写機等の
画像形成装置において用いられている場合が多くある。

前記したようなデジタル方式の画像読取り装置は、第４
図に示されるように、読取り部をプラテンガラス１の下
部に配置し、該プラテンガラスの上部に搬送ローラ３．
３ａと、原稿を押圧するためのホワイトプラテン４を設
けている。

また、前記プラテンガラスの下部に配置される読取り部
は、ラン７７．７ａと、原稿の反射光をイメージセンサ
−に伝達するための光集束光学系（１対１光学系）６、
およびイメージセンサ−５とを配置している。

そして、それ等の部材を読取り光軸８に中心線を合せた
状態で配置し、ランプによって原稿を照射し、原稿の反
射光を光集束光学系６を介してイメージセンサ−５に結
像させ、該イメージセンサ−を構成するＣＯＤやアモル
ファスシリコンイメージセンサ−等の光電変換素子に入
力して、デジ、タル信号として得ることが出来るように
されている。

上記したような従来の画像読取り装置において、ライン
イメージセンサ−の濃度基準信号を得る場合には、原稿
の搬送を行う前の段階で読取り部を作動させ、ランプか
らの光をホワイトプラテンに反射させ、その反射光をイ
メージセンサ−に入力して明データを得る。ざらに、ラ
ンプを消灯させて暗データを得て、それ等のデータを使
用して、感度補正を行うようにすることが行なわれてい
る。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記したような従来の装置においては、
ホワイトプラテンが原稿等によって汚れている場合には
、そのよごれの信号が明データとして得られることにな
り、その明データを基準にして他の信号の変換の処理を
行うようにして、濃度Ｍ単信号を設定していることが多
い。

したがって、明データの値が汚れ等によって不正確にな
っている場合には、その後で読込んだ原稿の信号が濃度
基準信号に応じて補正されることになり、ホワイトプラ
テンの汚れの度合に応じて、全体が黒ずんだりして、鮮
明な画像信号が得られない等の問題が発生していた。

また、従来の明データおよび暗データを得るようにする
感度補正においては、グレー等の１１ｒ！１１準信号を
読込むことが不可能である。

（発明の目的） 本発明は、上記したような従来の画像読取り装置の欠点
を解消するもので、ホワイトプラテンの汚れ等に影響さ
れることなしに、濃度基準信号を得ることが出来るとと
もに、グレーの濃度基準をも読込むことが出来るように
することによって、イメージセンサ−の感度の補正を正
確に行い得るようにする装置を提供することを目的とし
ている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の画
像読取り装置は、原稿に対して光源から光を照射し、そ
の反射光をラインイメージセンサ−により読取り、電気
信号として出力するように構成してなる装置において、
プラテンガラスの下面の読取り光軸に沿って移動可能な
１１度基準設定部材を設け、該ｍ度基準設定部材を駆動
機構によって移動させ、前記イメージセンサ−の感度補
正の濃度基準信号として使用するように構成している。

また、本発明の画像読取り装置において用いられる濃度
基準設定部材には、濃度の異なる複数の基準が設定され
、該濃度基準設定部材を読取り部分で移動させることに
よって、複数の濃度基準信号を得ることが出来るように
構成している。

本発明の画像読取り装置の感度補正装置は、上記したよ
うに構成したことによって、濃度基準信号を得るための
濃度基準シート等が、プラテンガラスの下面に配置され
るので、その濃度基準シート等の濃度基準手段が汚れた
りすることがなく、常時正確な濃度基準を得ることが出
来る。

また、本発明の画像読取り装置においては、白と黒、お
よびグレー等の複数の濃度基準信号を得ることが可能で
あり、イメージセンサ−の感度補正を複数の段階で行う
ことが可能になるので、読取られた画像情報の補正を正
確に行うことが可能になる。

（実施例） 図示された例に従って、本発明の画像読取り装置の感度
補正ｖＲ置の構成を説明する。

第１図に示される本発明の実施例において、原稿Ｐはプ
ラテンガラス１の上部で移動され得るようになっており
、−その原稿の移動のために搬送０−ラ３．３ａを設け
、さらに、プラテンガラス１に対して原稿を押圧するた
めにホワイトプラテン４を設けている。

また、前記プラテンガラス１の下部には、従来の画像読
取り装置と同様に、一対のランプ７．７ａと、光集束光
学系６およびイメージセンサ−５とを設けており、前記
光集束光学系６とイメージセンサ−５とは、読取り光軸
８に沿って配置され、ランプによって照射した原稿の反
射画像を、光集束光学系６を介してイメージセンサ−５
に結像させるようにしている。

前述した本発明の画像読取り装置において、プラテンガ
ラス１の下面には濃度基準シート１０が配置されており
、該濃度基準シート１０を両側に配置したシート駆動ロ
ーラ装置１３．１４によって移動させ、その濃度基準シ
ートに設けた濃度基準をランプにより照射して、そめ反
射信号をイメージセンサ−により読取らせ、濃度基準信
号を設定することが出来るようにする。

前述した光学系の装置において、光集束光学系６として
、従来よりファクシミリ等の読取り部に。

配置されているセルフォックレンズ（商品名）を用いる
ことが可能であり、該光集束光学系を介してイメージセ
ンサ−に入力された光の強さに応じて、該イメージセン
サ−５から電気信号が出力される。

また、前記１１度基準シート１０は、プラスチック製の
フィルム部材で・構成されており、第２図に示されるよ
うに、黒１０ａ１グレー１０ｂ１白１０Ｃおよび透明部
分１０ｄが各々形成されていて、それ等の濃度基準をイ
メージセンサ−５によって読取り、各々の濃度に対する
濃度基準信号を設定することが出来るようにする。

本発明の画像読取り装置の感度補正装置においては、前
述したような複数の濃度基準を設けた濃度基準シート１
０を、原稿の画像の読取りの動作を行う直前の段階で、
あるいは、原稿の走査を行う際に、原稿がない状態でシ
ート駆動ローラ装置１３．１４を駆動して、濃度基準シ
ート１０を読取り光軸８に沿って移動させる。

そして、その濃度基準シート１０に設けた複数の濃度基
準をイメージセンサ−に入力し、該イメージセンサ−に
接続された信号処理回路のデータメモリと、データ処理
部等の補正回路で、感度補正の補正を行うためのデータ
として折ることが出来るようにする。

前述した濃度基準シート１０によるイメージセンサ−の
読取りデータに対して、感度補正を行った後で、前記濃
度基準シート１０をシート駆動ローラ装置によって駆動
して、透明部１０ｄが読取り光軸８の部分に位置するよ
うにし、原稿の走査を開始する。

その原稿の走査に際しては、図示を省略した原稿トレイ
から、給紙装置により原稿を１枚ずつ取出し、搬送ロー
５３によりプラテンガラス１上を所定の速度で移動させ
ながら画像の走査を行い、イメージセンサーに入力され
た光のデータを、濃度基準信号にしたがった感度補正を
行い、画像読取り装置のメモリーに蓄積する等の動作を
連続して行う。

ｆｆ１１図に示された濃度基準シートを用いて感度補正
を行うことに代えて、本発明の画像読取り装置の感度補
正装置においては、第３図に示されたように、濃度基準
プレート１５を用いて感度補正を行うことも可能である
。

この第３図に示される実施例においては、プラテンガラ
ス１の下面に移動可能に濃度基準プレート１５を設け、
該１１１度基準プレート１５に第２図に示されたような
黒とグレー、および白の濃度基準を設けておき、濃度基
準プレートを移動させながら濃度基準信号を得ることが
出来るようにしている。

また、前記濃度基準プレート１５の移動を行うために、
本発明の実施例においては、ソレノイド１７とリンク装
置１６とを組合せた駆動手段を用いている。そして、イ
メージセンサ−の感度補正を行う際に、ソレノイド１７
を作動さゼてリンク装置を介して濃度基準プレート１５
を移動させ、濃度基準シートの場合と同様にして黒、グ
レー、白等の各濃度基準の要素を読取り光軸８に沿って
移動させ、ランプ７から照射した光を光集束光学系６を
介してイメージセンサ−５に入力し、その濃度基準にし
たがってイメージセンサ−の感度補正の動作を行うもの
となる。

なお、従来より用いられているＣＯＤやアモルファスシ
リコンイメージセンサ−等の光電変換素子においては、
原稿の巾方向をカバーすることが出来るように、長いも
のとして構成されており、そのイメージセンサ−の長さ
方向に非常に多数の読取り素子が配置されている。しか
し、それ等の読取り素子の性能は全部が同一の性能を有
するものではないのであるから、各々の読取り素子に対
して、感度補正を行うことが必要とされる。

そこで、本発明のｍ度基準シートまたはａｒ１１基準プ
レートにおいては、画像読取り装置にセットすることが
出来る用紙のうちの大サイズのものを対象にして、イメ
ージセンサ−と光集束光学系の巾を設定している。

そして、イメージセンサーの全部に対して感度補正の作
用を行い得るようにするために、前記濃度基準シートま
たは濃度基準プレートの巾を設定し、それ等の濃度基準
を設けた部材の移動を任意のタイミングで行うことによ
って、各々の濃度基準の信号をｌＩＪ御装置に入力して
、濃度基準信号を随時設定することが出来るような手段
を用いている。

また、前述した本発明の画像読取り装置の感度補正装置
は、一般の画像読取り装置に用いることが出来るもので
あるが、その他に、ファクシミリにおける読取り部に設
けることや、デジタル電子複写機等のように、読取った
信号を用いてコピーを作成するような装置にも用いるこ
とが可能である。

そして、本発明の画像読取り装置の感度補正装置をデジ
タル電子複写機に適用する場合には、光学系装置をプラ
テンガラスの下部に移動可能に配置し、原稿の走査の前
の段階で、濃度基準シートまたは濃度基準プレートに設
けた濃度基準を走査し、その濃度基準信号によって感度
補正を行ってから、原稿の画像の走査を行うようにする
等の手段を用いることが出来る。

（発明の効梁） 本発明の画像読取り装置の感度補正装置は、上記したよ
うな構成を有するものであるから、ホワイトプラテンや
プラテンガラスの汚れ等に影響されない位置に、感度補
正を行うための部材を配置することが可能であり、その
濃度基準を設けた部材を読取り光軸に沿って移動させる
ことによって、容易に感度補正を行うことが出来る。そ
して、その濃度基準シート等の濃度基準信号が汚れたり
することがなく、常時正確な濃度基準を得ることが出来
る。

また、本発明の画像読取り装置においては、白と黒、お
よびグレー等の複数の濃度基準信号を得ることが可能で
あり、イメージセンサ−の感戊補正を複数の段階で行う
ことが可能になり、従来の明データのみを用いる方式に
比較して、読取られた画像情報に対する感度補正を正確
に行うことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

本発明の画像読取り装置の構成を示す側面図、第２図は
濃度基準シートの構成を示す説明図、第３図は本発明の
他の実施例の構成を示す側面図であり、第４図は従来の
画像読取り装置の構成を示す側面図である。 図中の符号 １・・・・・・プラテンガラス、４・・・・・・ホワイ
トプラテン、５・・・・・・イメージセンサ−１６・・
・・・・光集束光学系、７・・・・・・ランプ、８・・
・・・・読取り光軸、１ｏ・・・・・・濃度基準シート
、１３・・・・・・シート駆動ローラ装置、１５・・・
・・・濃度Ｍ準プレート、１６・・・・・・リンク装置
、１７・・・・・・ソレノイド。 手続補正書く方式） 平成元年６月労侍

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）原稿に対して光源から光を照射し、その反射光を
   ラインイメージセンサーにより読取り、電気信号として
   出力するように構成してなる画像読取り装置において、 プラテンガラスの下面の読取り光軸に沿つて移動可能な
   濃度基準設定部材を設け、該濃度基準設定部材を駆動機
   構によって移動させ、 前記イメージセンサーの感度補正を行う際に、該濃度基
   準設定部材を照射した信号を濃度基準信号として使用す
   るように構成したことを特徴とする画像読取り装置の感
   度補正装置。