JPH02201727A - 記録媒体潤滑材およびその製造方法 - Google Patents

記録媒体潤滑材およびその製造方法

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JPH02201727A
JPH02201727A JP2140789A JP2140789A JPH02201727A JP H02201727 A JPH02201727 A JP H02201727A JP 2140789 A JP2140789 A JP 2140789A JP 2140789 A JP2140789 A JP 2140789A JP H02201727 A JPH02201727 A JP H02201727A
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良樹 後藤
Eiji Ando
安藤 栄司
Shigeo Okahata
恵雄 岡畑
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、情報産業分野等に応用される記録媒体潤滑材
およびその製造方法に関するものである。
従来の技術 記録媒体は、現在基板上に直接記録層をメツキ法、スパ
ッタリング法、真空蒸着法、イオンブレーティング法等
によって形成する金属薄膜型記録媒体の開発が活発であ
る。
前記の金属薄膜型媒体では、信号の記録再生の際、ヘッ
ド等と接触して摩擦や摩耗を生じ、摩耗粉や損傷が発生
する。このため、記録層そのものまたはその表面を処理
することによって、耐摩擦、耐摩耗性の改良を行うなど
の種々の改善がなされている。このため従来、高級脂肪
酸やフッ素系ポリマー等を単独又は表面処理剤を記録層
上に積層している(特開昭59−172159号公報)
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来例では、スペーシングロスのため
に潤滑層はそんなに厚く設けることができない。従って
、確かに走行性にやや改良が見られるものの、やがては
剥離したりあるいは変質するなどの現象が見られるなど
不十分な点を有している。
本発明は記録層と潤滑層との結合力及び潤滑層分子の結
合力を高めフッ素基の表面低エネルギー化により、耐摩
耗、摩擦特性に優れかつ防湿性にすぐれた記録媒体潤滑
材を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 基板上に設けた記録層の表面部にフッ素含をのアルキル
シランからなる潤滑層を形成する。
作   用 前記フッ素含有のアルキルシランは、記録層と強固に結
合しまたアルキルシラン自身がポリマー化し、かつフッ
素基を表面に配向させることにより耐摩耗、摩擦性、お
よび防湿性にすぐれた潤滑膜を実現する。
フッ素含有アルキルシランはラングミュア−プロジェッ
ト法あるいは吸着法により形成するとシラン基を基板に
配向しやすい。このように形成された膜は、加水分解に
よりそのSt部が記録層表面と共有結合を生じかつシラ
ンどうしがカップリングし、記録層表面に強固なポリマ
ー化された膜を形成する。またフッ素基の低エネルギー
化により水滴の付着を低減する効果も生じる。その結果
潤滑層のせん断応力が大きくなって、繰り返し回数に対
する耐摩耗性が向上し、しかも摩擦特性の小さくかつ防
湿性にすぐれた潤滑層が実現する。
従って、フッ素含有アルキルシランのLB膜は単分子層
でも十分な効果を得、また6〜14までの炭素数の中で
全てまたは部分的にフッ素基置換されたフッ素含有アル
キルシランはLB膜を作製し易く、その効果も大きい。
特に、LH,IH。
2H,2H−パーフロロデシルアミド−プロピルトリエ
トキシシラン、IH,IHパーフロロデシルアミド−プ
ロピルトリエトキシシラン、パーフロロデシルアミド−
プロピルトリエトキシシランはLB膜として取扱いやす
くかつカップリングも起こり易いのでその効果も大きい
実施例 図は、本発明の一実施例における記録媒体の断面図であ
る。図に於て1は基板、2は記録層、3はフッ素含有ア
ルキルシランの潤滑層である。
本実施例の記録媒体に使用し得る基板1としては、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ酢酸セルロース、およびポリ塩化ビニ
ル等の高分子材料、非磁性金属材料、ガラス、磁器等の
セラミック材料等周知の材料からなるフィルム、板等が
ある。
また記録層2を形成する磁性材料としては、Fe1 C
o、Niから選ばれる少なくとも1種以」二の金属、ま
たはこれらとMn1Cr、、、  Ti1PNY1 S
m1 Bi等またはこれらの酸化物を組み合わせた合金
があり中でもC01Cr1 Niから選ばれる少なくと
も2種以上の元素で構成される記録層2は高い磁気異方
性エネルギーを有していることや耐食性などで好ましく
、これらは真空蒸着法、スパッタリング法、イオンブレ
ーティング法、メツキ法等の方法で形成させることがで
きる。なお本発明に述べる記録層2は当然前記以外の組
成に限定されないことは言うまでもない。
本発明において、潤滑層3に用いるフッ素含有アルキル
シランは下記に示す一般式で表せる。
R+  St  Ra R1−R4はフッ素含有のアルキル基あるいはアミノ基
、カルボキシル基、エーテル結合を含むアルキル基を少
なくとも1つ以上有し、他がハロゲン、アルコキシ基、
アセトキシ基、ヒドロキシ基を含む。なかでもR1は炭
素数が6〜14であり、その全てまたは部分的にフッ素
で置換されたアルキル基、あるいはアミノ基、カルボキ
シル基、エーテル結合を含むアルキル基を有する構造が
よい。
フッ素含有アルキルシランは、IH,LH,2H。
2H−パーフロロデシルアミド−プロピルトリエトキシ
シラン、IH,IH−パーフロロデシルアミド−プロピ
ルトリエトキシシラン、パーフロロデシルアミド−プロ
ピルトリエトキシシラン等が一例であり、本発明で述べ
るフッ素含有アルキルシランは当然前記以外に限定され
ない。
以上述べたような潤滑層3を記録層2上に形成すること
により走行性に優れた記録媒体を得る。
そしてこれらの厚みは信号の記録再生からみれば薄けれ
ば薄いほど良い。以下、実施例を詳述する。
実施例I IH,IH,2H,2H−パーフロロデシルアミド−プ
ロピルトリエトキシシランをCo−0r磁性金属のイン
ゴット上に、表1に示す条件でラングミュア−ブロジェ
ット(LB)法によって1層累積した(サンプルNo、
1)。そしてこれと未処理(サンプルNo、3)および
従来からよく知られているステアリン酸((St)サン
プルNo、2)と比較した。
表1 これらの試料で摩擦試験を行い、初期と50paSS後
のμにを調べた。これを表2に示す。
表2 なお、摩擦子は10mm角の5UJ2、荷重10 g 
fz 走行速度1.0mm/sで行った。
表2に示すように、確かにSt(サンプルNo、2)で
はμに:0.13→0.33であることから未処理(サ
ンプルNo、3)よりも改良はなされているものの、若
干μには上昇し摩耗性が不十分で筋を含む傷が生じてい
た。これに対し、フッ素含有シランで処理したサンプル
No、lはμにも小さくかつ平滑であり耐摩耗性にすぐ
れていた。
このことから、本実施例に用いたようなフッ素含有アル
キル基あるいはアミン基、カルボキシル基、エーテル結
合を含むアルキル基を有し、かつ他がアルコキシ基のよ
うなアルキルシランで形成して潤滑層3を形成すると耐
摩耗、低摩擦性に有な記録媒体が得られる。
実施例2 次にフッ素含有アルキルシランをIH,IH−パーフロ
ロアミド−プロピルトリエトキシシラン(サンプルNo
、4)、パーフロロアミ、ドープロピルトリエトキシシ
ラン(サンプルNo 、5) 、I H91H,2H,
2H−パーフロロドデシルアミド−プロピルトリエトキ
シシラン(サンプルNo、6)を用いて試料作製し、未
処理(サンプルNo、7)との効果を比較した。
これらを摩擦試験機で耐摩耗性を調べ、試験条件は摩擦
子に6RSUJ2を用いた以外は実施例1と同様である
。この時100000passまでのμにを比較し表面
観察もおこなった。その結果を表3に示した。
表3 表3に示すように、記録層2上にフッ素含有アルキルシ
ラン系化合物を形成した試料はどれも100000pa
ssの走行回数においてもμには<0.1で小さくまた
傷の発生もほとんど見られない等耐摩耗性にすぐれてい
ることがわかる。
したがって本実施例より、フッ素含有アルキルシランで
記録層2上に潤滑層3を形成することによって結合力が
強くかつ剥離が小さくなり、膜の凝集力とフッ素基の表
面エネルギーの低下が耐摩耗性を向上していることがわ
かる。
実施例3 パーフロロ康デシルアミドープロピルトリエトキシシラ
ンを表4に示す方法で製膜した。
LB法は実施例1に示す条件で累積した。吸着法は、上
記物質の5x10−2Mのベンゼン中に攪はんしながら
基板を浸漬し、20分後に引き上げた後、クロロホルム
と純水で洗浄した後乾燥させて作製した。スピンコード
法により、吸着法に用いた溶液をガラスピペットで5c
c採取し、塗布工程を200Orpm、20秒、乾燥工
程を300 Or pm120秒で基板に塗布した後乾
燥して作製した。
以上の試料を初期のμにとその経時変動状態を表4に示
す。
表4 スピンコード法で作製した試料は、μにの初期で0.2
0と高かったばかりでなく、<りかえしの状態において
もμにの変動が大きく非常に不安定な走行を示していた
。これに対し、LB法、吸着法ではともに初期のμにも
<0.1と小さくまた、μにの変動もみられなかった。
このことはおそらく、スピンコードだとシラン基が基板
1に配向せず、また分子同士の架橋状態もよくないから
であろうと考えられる。
したがって以上の実施例に見られるように、フッ素含有
のアルキルシラン系化合物をLB法または吸着法で積層
すると、安定した潤滑性能を有する記録媒体が得られる
実施例4 厚み25μmのポリイミドフィルム上に、連続蒸着法で
Co−Cr(原子吸光法によって確認した組成比、Co
: Cr=8:  2wt%)を厚み1トキシシランを
LB法で作製した。
試験条件はGI?5UJ2、P=10gf1v=1 、
Ornm/sで評価した。これを表5に示す。
表5 潤滑材未処理の媒体は初期から摩擦は高くスティックス
リップの現象が見られ501)ass後においては傷が
激しく生じていた。これに対し上記潤滑材を積層した記
録媒体はμにが小さくかつ走行後も傷がほとんどないか
あっても痕跡程度で摩耗性にすぐれていた。以上のよう
に、フッ素含有のアルキルシラン系化合物を形成し作製
して得た記録媒体は摩擦・摩耗性にすぐれた特性を有す
ることが本実施例から認められる。
発明の効果 本発明によると、記録層の表面にフッ素含有アルキルシ
ランを形成した潤滑層を形成することにより、記録層と
強固に結合することによりまたフッ素基の表面配向によ
り防湿性にすぐれた記録媒体を提供される。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例における記録媒体の断面図である
。 1−フッ素含有アルキルシランの潤滑Jl、2−記録層
、3−基 板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録層上の潤滑層を形成する記録媒体潤滑材であ
    って、下記に示すアルキルシラン ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_1〜R_4は、フッ素含有のアルキル基あるいは
    アミノ基、カルボキシル基、エーテル結合を含むアルキ
    ル基を少なくとも1つ以上有し、他がハロゲン、アルコ
    キシ基、アセトキシ基、ヒドロキシ基を含む) からなることを特徴とする記録媒体潤滑材。
  2. (2)R_1が炭素数6〜14であり、全てまたは部分
    的にフッ素基を有することを特徴とする請求項1記載の
    記録媒体潤滑材。
  3. (3)フッ素含有アルキルシランが1H,1H,2H,
    2H−パーフロロデシルアミド−プロピルトリエトキシ
    シラン、1H,1H−パーフロロデシルアミド−プロピ
    ルトリエトキシシラン、パーフロロデシルアミド−プロ
    ピルトリエトキシシランであることを特徴とする請求項
    1記載の記録媒体潤滑材。
  4. (4)フッ素含有アルキルシランをラングミュア−ブロ
    ジェット法により形成することを特徴とする請求項1記
    載の記録媒体潤滑材の製造方法。
  5. (5)含有アルキルシランを吸着法により形成すること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体潤滑材の製造方法
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JPS62257623A (ja) * 1986-04-30 1987-11-10 Mitsubishi Electric Corp 磁気デイスク

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