JPH02103722A - 記録媒体潤滑材および記録媒体 - Google Patents

記録媒体潤滑材および記録媒体

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JPH02103722A
JPH02103722A JP25634688A JP25634688A JPH02103722A JP H02103722 A JPH02103722 A JP H02103722A JP 25634688 A JP25634688 A JP 25634688A JP 25634688 A JP25634688 A JP 25634688A JP H02103722 A JPH02103722 A JP H02103722A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
branched
alkylsilane
layer
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP25634688A
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English (en)
Inventor
Eiji Ando
安藤 栄司
Yoshiki Goto
良樹 後藤
Shigeo Okahata
恵雄 岡畑
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to EP19890118884 priority patent/EP0363924A3/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、情報産業分野等に応用される記録媒体潤滑材
に関するものである。
従来の技術 記録媒体は、従来の塗布型に代わり、基板上に直接記録
層をメツキ法、スパッタリング法、真空蒸着法、イオン
ブレーティング法等によって形成する金属薄膜型記録媒
体の開発が活発である。
前記の金属薄膜型媒体では、信号の記録再生の際、ヘッ
ド等と接触して摩擦や摩耗を生じ、摩耗粉や損傷が発生
する。このため、記録層そのものまたはその表面を処理
することによって、耐摩擦、耐摩耗性の改良を行うなど
の種々の改善がなされている。例えば高級脂肪酸やフッ
素系ポリマー等を単独又は表面処理剤を記録層上に積層
している(特開昭59−172159号公報)。しかし
ながら、スペーシングロスのために潤滑層はそんなに厚
く設けることができない。従って、確かに走行性にやや
改良が見られるものの、やがては剥離したりあるいは変
質するなどの現象が見られるなど不十分な点を有してい
る。
発明が解決しようとする課題 本発明は記録層と潤滑層との結合力及び潤滑層分子の結
合力を高め(ポリマー化)、かつ潤滑層分子の密度を高
めることにより、耐摩擦、耐摩耗性に優れた潤滑層を形
成することによって、耐久性に優れた記録媒体を提供す
ることを目的としている。
課題を解決するための手段 下記に示す2分岐型アルキルシランからなる記録媒体潤
滑材。
R+  Si  Ra (R+は枝状に2つに分岐した、アルキル基、アミノ基
、カルボキシル基、またはエーテル結合を含むアルキル
基、R2−R4はハロゲン、アルコキシ基、アセトキシ
基またはヒドロキシ基を含む)作用 前記2分岐型アルキルシランは記録層と強固に結合し、
また2分岐型アルキルシラン自身がポリマー化すると同
時に、2つの分岐したアルキル鎖によって膜の表面密度
を高めている。
2分岐型アルキルシランは、アルキルシランのSi部が
記録層表面近くに並び、アルキル鎖は記録層表面遠くに
並ぶ。このように形成された2分岐型アルキルシラン膜
は、加水分解により、そのSi部が記録層表面と共有結
合を生じかつシランどうしがカップリングし、記録層表
面に強固なポリマー化された2分岐型アルキルシランの
膜を形成する。
また、2分岐型アルキルシランはカップリング1、f−
0−8i−の断面積と2つのアルキル鎖の断面積がほぼ
一致するために最密充填が実現し、膜密度が通常のモノ
アルキルシランに比べて大きくなる。その結果、潤滑層
のせん断応力が大きくなって、繰り返し回数に対する性
能が向上するものと考えられる。
実施例 図は、本発明の記録媒体の断面図である。図に於て1は
基板、2は記録層、3は2分岐型アルキルシラン含有の
潤滑層である。
本発明の記録媒体に使用し得る基板1としては、ポリア
ミド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリカーボネート
、ポリボロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフ
タタレート、ポリ酢酸セルロース、およびポリ塩化ビニ
ル等の高分子材料、非磁性金属材料、ガラス、磁器等の
セラミック材料等周知の材料からなるフィルム、板等が
ある。
また記録層2を形成する磁性材料としては、Fe1 C
o1 Niから選ばれる少なくとも1種以上の金属、ま
たはこれらとMn1 Cr1 Ti1 PsYl Sm
1 Bf等またはこれらの酸化物を組み合わせた合金が
あり中でもCOX  CrlN iから選ばれる少なく
とも2種以上の元素で構成される記録層は高い磁気異方
性エネルギーを有していることや耐食性などで好ましく
、これらは真空蒸着法、スパッタリング法、イオンブレ
ーティング法、メツキ法等の方法で形成させることがで
きる。なお本発明に述べる記録層2は当然前記以外の組
成に限定されないことは言うまでもない。
本発明において、潤滑層に用いる2分岐型アルキルシラ
ンは下記の一般式で表わせる。
R+  Si  Ra Rr tri枝状に2つに分岐した、アルキル基、アミ
ノ基、カルボキシル基、またはエーテル結合を含むアル
キル基、R2−R4はハロゲン、アルコキシ基、アセト
キシ基、ヒドロキシ基を含む。γ−(N、  N−ジオ
クタデシルスクシニルアミノ)プロピルトリエトキシシ
ラン、γ−(N−(ジヘブタデシルオキシメチル)メチ
ルスクシニルアミノ)プロピルトリエトキシシラン等が
一例である。
なお本発明でに述べる潤滑層に用いる2分岐型アルキル
シランは当然前記以外に限定されないことは言うまでも
ない。
」二記の2分岐型アルキルシランは記録層と強固に結合
し、また2分岐型アルキルシラン自身がポリマー化する
と同時に、2つの分岐したアルキル鎖によって膜の表面
密度を高めている。
2分岐型アルギルシランは、アルキルシランのSi部が
記録層表面近くに並び、アルキル鎖は記録層表面遠くに
並ぶ。これはラングミュア−プロジェット法あるいは吸
着法により形成された2分岐型アルキルシランはよりこ
の配向を実現し易い。
このように形成された2分岐型アルキルシラン膜は、加
水分解によりそのSi部が記録層表面と共有結合を生じ
かつシランどうしがカップリングし、記録層表面に強固
なポリマー化された2分岐型アルキルシランの膜を形成
する。
また、2分岐型アルキルシランはカップリングした一〇
−8i−の断面積と2つのアルキル鎖の断面積がほぼ一
致するために最密充填が実現し、膜密度が通常のモノア
ルキルシランに比べて大きくなる。その結果、潤滑層の
せん断応力が大きくなって、繰り返し回数に対する性能
が向上するものと考えられる。これもラングミュア−プ
ロジェット法あるいは吸着法により形成された2分岐型
アルギルシランは被覆率がより向上し実現し易い。
従って、この2分岐型アルキルシランのLB膜は単分子
層でも十分な効果を得、また16〜22までの炭素数の
アルキル基を有する2分岐型アルキルシランはLB膜を
作製し易く、その効果も大きい。特に、γ−(N、N−
ジオクタデシルスクシニルアミノ)プロピルトリエトキ
シシランはLB膜として取扱いやすくかつカップリング
も起こり易いので効果も大きい。
以上述べた潤滑層を記録層上に形成することにより、走
行性に優れた記録媒体を得る。そしてこれらの厚みは信
号の記録再生からみれば薄ければ薄いほど良い。また、
厚みの上限はスペーシングロスによる記録出力の低下に
支障をきたさない範囲において500A以下が望ましい
以下、実施例を詳述する。
実施例1 γ−(N、N−ジオクタデシルスクシニルアミノ)プロ
ピルトリエトキシシラン(DODS)をCo−Cr磁性
金属のインゴット上に、表1に示す条件でラングミュア
−プロジェット(LB)法によって1層累積した。製膜
後、80°C130分加熱乾燥した。参考のために、従
来からよく知られているステアリン酸(St)と比較し
た。
表1 これらの試別をクロロホルムに10分間浸漬し、その回
数毎(N)に水の接触角(θ)と摩擦係数(μに)を調
べた。その結果を表2に示す。なお、摩擦子は6RのS
UJ 2、荷重10 g fl 走行速度0.5mm/
sの条件に設定した。θとμは以下に示す関係式で現さ
れる。
μ=F/P Ii”=kW。
Wa=γL (1+CO8θ) ただし F 、せんだん力、P:垂直荷重、K:定数、
W6: 接着力、γL:液滴の表面張力である。
従って、θが大きいはとμは小さくなる。
表2の場合にも、それらの関係はよく相関し、DODS
が潤滑性の安定した優れた膜である。
(以下余白) 表2 以上のように、記録層上に枝状の2つに分岐したアルキ
ル基を1つ有しかつ、3つのエトキシ基のようなアルコ
キシ基をからなるシラン系化合物を形成すると、潤滑層
が記録層との結合力が強くかつ剥離が小さいため走行性
にすぐれた耐久性を有する記録媒体が得られることが本
実施例かられかる。
実施例2 t 次ニアルキル基がヘキサデシル、エイコシル、トコシル
の場合の2分岐アルキルシランを用いて1層形成し、摩
擦試験機に接触電気測定法を加えた回路で耐摩耗性を調
べた。この時基板に直接接触するまでの走行回数(pa
ss)を比較し、また表面観察もおこなった。その結果
を表3に示した。
なお、実施例1と同様にStと比較した。上記シラン系
化合物の耐摩耗性はStより約15〜20倍向上してい
た。また、Stは走行中央部に深い傷が見られたのに対
し、シラン系化合物は傷が走行部分全体において一様化
されて摩耗は軽微であった。このようにくりかえしの摺
動に対し、結合力強化により基板との剥離が小さく耐摩
耗性を向上させていることがわかる。
(以下余白) 表3 以上のことから、シラン系化合物を用いると本実施例に
示すように、耐摩耗性が向上する潤滑膜が得られ、かつ
その効果は、炭素数16〜22のアルキル鎖において有
効に発揮されていることがわかる。
実施例3 γ−(N、N−ジヘプタデシルスクシニルアミノ)プロ
ピルトリクロロシランを以下に示す方法で製膜した。
LB法は実施例1に示す条件のうち、サブフェースのp
Hのみを中性(6,5)に変えて累積した。
吸着法は、上記物質の5xlO−2Mのベンゼン中に攪
はんしながら基板を浸漬し、20分後に引き上げた後、
クロロホルムと純水で洗浄した後乾燥させて作製した。
スピンコード法は、吸着法に用いた溶液をガラスピペッ
トで5cc採取し、塗布工程を2000rT)ml 2
0秒、乾燥工程を300Orpm120秒で基板に塗布
した後乾燥して作製した。
以上の試料を初期のμにとその経時変動状態を表4に示
す。スピンコード法で作製した試料は、μにの初期で0
.25と高かったばかりでな(、<りかえしの状態にお
いてもμにの変動が大きく非常に不安定な走行を示して
いた。これに対し、LB法、吸着法ではともに初期のμ
にも0.18〜0.20と小さくまた、μにの変動もみ
られず滑めらかな走行を示していた。このことはおそら
く、スピンコトだとシラン化合物が基板に配向せず、ま
た分子同士の架橋状態もよくないからであろうと考えら
れる。
表4 したがって以」二の実施例に見られるように、シラン系
化合物をLB法または吸着法で積層すると、安定した潤
滑性能を有する記録媒体が得られる。
実施例4 厚み25μmのポリイミドフィルム上に、連続薄青法で
Co−Cr(原子吸光法によって確認した組成比、Co
: Cr=8:  2wt%)を厚み1500A形成し
た磁気媒体を作製した。これに、γ−(N、N−ジオク
タデシルスクシニルアミノ)プロピルトリエトキシシラ
ンを、表5に示すように厚みを変えてLB法で作製した
表5 潤滑材未処理の媒体は初期から摩擦は高<、50I)a
ss後においては傷が激しく生じていたのに対し、」二
記潤滑材を積層した記録媒体はμにが小さくかつ走行後
も傷がほとんどないがあってもB− 痕跡程度で摩耗性にすぐれていた。
以」二のように、シラン系化合物を潤滑層として積層し
た記録媒体は摩擦・摩耗性にすぐれた特性を有すること
が本実施例かられかり、また厚みも500A以下でそれ
が効果的であることも認められる。
発明の効果 本発明の記録媒体潤滑材を用いて潤滑層を形成すれば、
記録層と強固に結合し、またアルキル基の有する低摩擦
性が加わり、耐久性のすぐれた記録媒体を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例における記録媒体の断面図であ
る。 1・・・・基板、2・・・・記録層、3・・・・潤滑層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記に示す2分岐型アルキルシランを含むことを
    特徴とする記録媒体潤滑材。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_1は枝状に2つに分岐した、アルキル基、アミノ
    基、カルボキシル基、またはエーテル結合を含むアルキ
    ル基、R_2〜R_4はハロゲン、アルコキシ基、アセ
    トキシ基またはヒドロキシ基を含む)(2)2分岐型ア
    ルキルシランのアルキル基が、炭素数16〜22である
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体潤滑材。 (3)2分岐型アルキルシランが、γ−(N,N−ジオ
    クタデシルスクシニルアミノ)プロピルトリエトキシシ
    ランであることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体
    潤滑材。 (4)請求項1に記載の記録媒体潤滑材を500A以下
    の厚みで形成したことを特徴とする記録媒体。 (5)請求項1に記載の記録媒体潤滑材を単分子層で形
    成したことを特徴とする記録媒体。
JP25634688A 1988-10-12 1988-10-12 記録媒体潤滑材および記録媒体 Pending JPH02103722A (ja)

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JP25634688A JPH02103722A (ja) 1988-10-12 1988-10-12 記録媒体潤滑材および記録媒体
US07/417,483 US5039555A (en) 1988-10-12 1989-10-05 Method of preparing lubricant for recording media
EP19890118884 EP0363924A3 (en) 1988-10-12 1989-10-11 Lubricant for recording media and preparation method of lubricating layer

Applications Claiming Priority (1)

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JP25634688A JPH02103722A (ja) 1988-10-12 1988-10-12 記録媒体潤滑材および記録媒体

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233335A (ja) * 1985-08-07 1987-02-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁気デイスク媒体の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233335A (ja) * 1985-08-07 1987-02-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁気デイスク媒体の製造方法

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