JPH02195884A - 合成プラスミド、形質転換体およびネコインターフェロン遺伝子 - Google Patents

合成プラスミド、形質転換体およびネコインターフェロン遺伝子

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JPH02195884A
JPH02195884A JP63332325A JP33232588A JPH02195884A JP H02195884 A JPH02195884 A JP H02195884A JP 63332325 A JP63332325 A JP 63332325A JP 33232588 A JP33232588 A JP 33232588A JP H02195884 A JPH02195884 A JP H02195884A
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interferon
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矢内 顯
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、蛋白質の一次構造がネコの遺伝情報由来であ
るインターフェロン(以下、Fe1FNと略す)を遺伝
子操作技術により量産し、以って医薬品(抗ウィルス・
ワクチン)とすることを目的とした、合成プラスミドお
よびその形質転換体、さらにFeIFNをコードする遺
伝子に関する。
[従来の技術] インターフェロンは、抗ウィルス作用を示すところの蛋
白質を主成分とする生理活性物質でiFNと略記され、
例えば文献1のようにこれまでも多数の文献が出版され
ている。
遺伝子操作技術の進歩によりヒトのIFNのみならず、
ウシ(文献2)、ウマ(文献3)、イヌ(文献3)など
動物のIFNも大量生産が可能となり、その結果、ウィ
ルス病や腫瘍などの治療薬としてのIFNの用途開発研
究が行なわれているものもある(文献4)。
ネコについてもα、β、γ各タイプのインターフェロン
が報告されている(文献5)。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、ネコのIFNが遺伝子操作により大量生産が
可能となったという報告は未だない。
ネコには、FTLV (文献6)、ネコ白血病、ネコウ
ィルス性鼻気管炎、ネコカリキウィルス病、ネコ伝染性
腹膜炎はじめ多数のウィルス病が知られている(文献7
)。
そこで、ヒトのαIFNやウシのβIFNを経口投与し
、FeLV感染ネコの延命を図った事例が報告されてい
る(文献8)。経口ではなく、体内注射を行なえば、よ
り顕著な効果が期待されるものの、異種IFNに対する
中和抗体の生産が起こることは容易に懸念される。同種
IFNつまりネコのIFNが容易に入手可能となれば、
ネコの抗ウィルス剤、抗腫瘍剤としての用途が開かれる
と期待される。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる状況に鑑みFe1FNの大量生産
を目的とし、創意工夫を成し、市販のベクターを用いて
ネコのC−DNAライブラリーを作製し、この中からサ
ルの培養細胞をトランジェント・エクスプレジョンをさ
せ、Fe1FNを生産させるプラスミドを単離すること
に成功し、更にはこのプラスミドを用いてFe1FNを
生産する細胞の作製に成功し、以って簡便に大量にFe
IFNを製造する方法を確立し、かくして本発明を完成
させるに至った。
すなわち本発明は、サルの細胞をトランジェント・エク
スプレスさせてFe1FNを生産させるプラスミド、こ
のプラスミドを有する大腸菌の形質転換体、およびこの
プラスミドにより形質転換されたチャイニーズ・ハムス
ター細胞、ならびにこれらの形質転換体から得られるF
e1FNを提供するものである。さらに、本発明はFe
1FNをコードする遺伝子も提供する。
本発明のFe1FNの蛋白質をコードするDNAを組込
んだ合成プラスミドは、例えば次のようにして製造する
ことができる。すなわち、ネコの細胞からp o 1 
y (A) +RNAを抽出し、いわゆる発現プラスミ
ドベクターを利用したC−DNAライブラリーを大腸菌
を宿主として作製し、このライブラリーの中からサルの
COS細胞をトランジェント・エクスプレスさせて抗ウ
ィルス活性を生産させる能力のあるプラスミドとして選
び出すことができる。このような活性を有するプラスミ
ドの1つがpFelFNlであり、これを含有する形質
転換体大腸菌がE、coli  (pFeIFNI)(
微工研条寄第1633号)である。
本発明の合成プラスミドにより形質転換してなるFeI
FN生産細胞は、次のようにして製造することができる
。宿主細胞が真核細胞の場合は、例えば前記のE、co
li  (pFeIFNl)(微工研条寄第1633号
)から抽出したプラスミドを、チャイニーズ働ハムスタ
ー由来のCHO株のDHFR欠損変異株の細胞にトラン
スフ9クトさせて製造できる。また、宿主細胞が原核細
胞の場合は、例えば一般の大腸菌の発現ベクターにFe
1FNの蛋白質をコードするDNAを°連結し、大腸菌
を形質転換させてFe1FN生産性大腸菌を製造するこ
とができる。
FeIFNの産生は、前記のFe1FN生産細胞を培養
することにより行なう。
以下、本発明に関し逐次詳細に説明する。
遺伝子操作技術・細胞工学技術については、文献9.1
0を始めとし数多くの実験書があり、既存の技術が適用
できる。
c−DNAライブラリーは大腸菌を宿主とし、ネコの細
胞から抽出したpo 1 y (A) +RNAを基質
とし、逆転写酵素を用いた一般的な方法で作れる。
poly(A)  RNAの供与体としてのネコの細胞
は、例えばLSA (文献5)のような株化された培養
細胞が使用に便利ではあるが、これに限らない。培養し
た細胞からpoly(A)  RNAを得るときは、そ
の細胞に適したインターフェロンインデューサーを検討
し、これを用いてpoly(A)  RNAの増収を図
ると便利であり、例えばLSA細胞では培養時にN D
 V (New Ca5tIe−disease Vl
rus)やT P A (12−0−tetradcc
anoylphorbol 13−^cetate)な
どを誘導剤として用いるとpo 1 y (A)  R
NAの収量増大が図れ便利である。プラスミドベクター
は動物細胞用発現機構を備え、かつ大腸菌で複製可能な
もの、例えばファルマシア社製オカヤマ・バーブ・ベク
ター類のような市販のものを使うと便利である。宿主の
細菌は大腸菌(E、coi 1)K12株を用いること
ができる。
Fe1FNをコードするC−DNAを有するプラスミド
のクローン化は、サルの株化細胞C081あるいはC0
87(文献18)をトランスフェクトし、トランジェン
ト・エクスプレジョンでC081あるいはC087に抗
ウイルス活性生産能を賦与するプラスミドとして、C−
DNAライブラリーの中からスクリーニングすることに
より行なうことができる。プラスミドによるFe1FN
トランジエント・エクスプレジョンは、例えば文献14
のDEAE−デキストラン法や文献13のリン酸カルシ
ウム法のような一般的な(常法)方法で行なうことがで
きる。微工研条寄第1633号は、C081細胞をトラ
ンジェント・エクスプレジョンで抗ウィルス活性を生産
させることのできるプラスミドを含有する形質転換体の
一例である。抗ウィルス活性の測定は、ネコの培養細胞
とVSVとを用い(文献5)、文献12に記されたCP
E法などの常法が使用できる。
真核細胞のFe1FN生産細胞は、微工研条寄第163
3号の大腸菌形質転換体から、例えば文献17のような
一般的な方法により抽出したプラスミドpFeIFN1
を、例えばpAdD26SVA(文献20)のようなり
HFR発現能を有するプラスミドと共に、例えば文献1
8のようなりHFR欠損変異を有するCHO−DUK−
XB−11株をコトランスフエクトして、DHFR陽性
に形質転換されたクローンの中から抗ウイルス活性生産
能を有するものとしてスクリーニングできる。
原核細胞のFe1FN生産細胞は、プラスミドpFeI
FN1からFe1FNの蛋白質をコードするDNA部分
を、例えばtrpプロモーターなど、いわゆる大腸菌用
発現ベクターの発現調節部分の下流に連結するという一
般的な遺伝子操作に従って作成した合成プラスミドを用
いて、大腸菌に12株を形質転換させてできた形質転換
体の中から抗ウイルス活性生産能を有する形質転換体と
して選び出すことにより作成することができる。
Fe1FNの生産はチャイニーズ−ハムスターの形質転
換体CHO−F e I FN (微工研条寄第163
4号)を、株化CHO細胞が生育する培地、好ましくは
5〜10%FBSを含んだMEMα培地(GIBCOC
at、 No、 410−2000>のような市販の培
地中で培養することにより行なうことができる。
また、形質転換体が大腸菌の場合は、例えばLB培地、
M9培地をはじめ大腸菌が生育する通常の培地で培養し
、溶菌することによりFe1FNを生産することができ
る。さらに、インドールアクリル酸などの誘導剤を用い
ると生産性を上げることができる。
産生されたFe1FNは、通常の方法で精製することか
できる。例えばアフィニティークロマトグラフィーによ
る方法などが好ましく用いられ、特にブルー色素を結合
させた担体(以下、ブルー担体と略す)、銅をキレート
結合させた担体(以下、銅キレート担体と略す)、レッ
ド色素を結合させた担体(以下、レッド担体と略す)な
どを用いる方法が好ましく用いられる。これらの担体は
単独で用いても良いが、精製効果を上げるためには、一
種以上の担体を併用する方法が好ましい。
特に、ブルー担体を用いるクロマトグラフィー銅キレー
ト担体を用いるクロマトグラフィーおよびレッド担体を
用いるクロマトグラフィーを連続して行なう方法が好ま
しい。
ブルー担体としては、次のものが使用される。
ブルー色素は一般名をCIリアクティブブルー2といい
、例えばCI BA−GE IGY社から“シバクロン
ブルーF3GA”または“シバクロンブルー3GA”と
いう商品名で市販されている青色色素などが挙げられる
。実際のクロマトグラフィーに用いるブルー担体として
は、′ブルー・セファ0−スCL −6B ’  (P
harn+acia社)、“マドレックスゲル・ブルー
A″ (Amicon社)、および“アフィゲル・ブル
ー (31orad社)などの商品名で市販されている
ブルーアガロースゲル、または“ブルー トリスアクリ
ル−M″ (LKB社)、“ブルーセルロースゲル“ 
(チッソ社)などの商品名で市販されているブルーセル
ロースゲルなどが適当であり、容易に入手することがで
きる。
銅キレート担体としては、アガロース、セルロース、ポ
リアクリルアミドゲルなどに、例えばビスカルボキシメ
チルイミノ基(−N(CH2COOH)2)などのキレ
ート能を有する交換基が結合した担体を、硫酸銅などの
銅塩の溶液で処理した担体が挙げられる。好ましくは、
“キレ−ティングセファ0−ス” (Pharmacl
a社製)などの不溶性多糖類系担体に銅をキレートさせ
た担体が用いられる。
レッド担体としては、次のものが使用される。
レッド色素は一般名をCIリアクティブレッド120と
いい、例えばIC1社から”Proclon Redl
lB−3B”という商品名で市販されている赤色色素な
どが挙げられる。この色素を吸着させた担体としては、
例えば“レッドセファ0−スCL−6B″(Pharm
aeia社)、“マトリックスゲルレッドA″(Ami
con社)、および“レッドトヨパール″ (東ソー社
)などの商品名で市販されているゲルなどが適当であり
、容易に入手することができる。
クロマトグラフィーによるFe1FNの精製操作は次の
ように行なう。すなわち、まずFe1FNを含む溶液を
上記担体に接触吸着させる。吸着は、バッチ法、カラム
法どちらでも可能であるが、カラム法の方が吸着効率が
高い。次に、吸着させたFe1FNを溶出剤で溶離させ
る。ブルー担体またはレッド担体からの溶離は、溶出剤
のpH値、イオン強度、疎水度によって決定される。例
えば、高イオン強度下ではpH6〜7でFe1FNは溶
出される。このイオン強度は、リン酸、酢酸、クエン酸
、ホウ酸などの緩衝液の濃度を上げたり、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウムのような中性塩の添加(0,2〜1.
0M)により増加させることができる。また、溶出剤中
にエチレングリコール、プロピレングリコールなどの疎
水的相互作用を弱める溶剤を含む場合、pH5〜7での
溶出が可能になる。
銅キレート担体からの溶離は、通常、リン酸、酢酸、ク
エン酸などの酸性緩衝液で行ない、pH5以下が好まし
い。しかし、高イオン強度下では、さらに高いpHでの
溶離が可能となる。
溶出剤の組成や濃度、液量は特に限定されるものではな
く、それぞれ粗Fe1FN中に含まれる夾雑タンパク質
を除去するのに有効で、pHを保持するのに必要な濃度
、吸着されたFeIFNを実質的に回収するのに必要な
量が用いられる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 (1)  ネコのC−DNAライブラリーの作製po 
1 y (A)  RNAの供与体であるネコの細胞L
SA−D4−に17 (文献5)を200m1の10%
FBSを含むMEM−L15培地〔50%イーグル(E
agle)M E M −50%レイボヴイッツ(Le
jbovi tz)培地〕中スピナーカルチャーで増殖
させ、細胞濃度105〜106/mlのところでT P
 A (12−0−tetradecanoylpho
rbol 13−Acetate 、シグマ社製)を5
μg/mlとなるように培地中に加え、さらに20時間
培養を続けた後、遠心分離で細胞を集めた。この細胞か
ら文献15のグアニジウムチオシアネート法の変法によ
りpoly(A)  RNAを抽出した。すなわち、細
胞3〜5X10Bを20m1の5mMクエン酸ナトリウ
ム−0,5%ザルコシルナトリウム−0,1Mメルカプ
トエタノール−6Mグアニジンチオシアネー4に懸濁し
た後、18Gの注射針を10回通すことでホモジナイズ
した。ポリアロマ遠心管にホモジネートの1/3容の0
.IM  EDTA (pH7,5)−5,7M  C
sC1を入れた後、この」二にホモジネートを重層し、
日立RPS40Tローターで35.OOOrpm 、2
0℃、20時間遠心した。チューブ底部にパックされた
RNA画分を1mlのTE(10mM)リス・塩酸−1
mMEDTA  pH7,5)に溶かし、0.1mlの
3M酢酸ナトリウム液と混ぜた後、2.5容の冷エタノ
ールと混ぜ一20℃で2時間静置した。遠心分離により
生じた底部のペレットを1mlのTEに溶かし、65℃
、4分間インキュベートした後、水冷し1mlのTEを
加えた後、等量の1.0MNaC1と混ぜた。この混合
物を0.5M  NaC1−TEで平衡化した0、5m
lのo 1 i g。
(dT)セルロース(タイプ3)(コラボラティブ・リ
サーチ社a/)のカラムに通し、poly(A) +R
NAを吸着させ、10m1の0.5MNaC1−TEで
洗滌した後、5mlのTEで溶出し、エタノール沈澱法
でベレット化したpoly(A) +RNAを30μm
のTEに溶かし一80°Cで保存した。7X108個の
細胞から300μgのpOI Y (A) +RNAが
得られた。polY (A)  RNAのプラスミドベ
クターへの連結とC−DNAの合成は市販のプラスミド
プライマーとリンカ−とを用い、文献14を参考にして
行なった。すなわち、1.5011容のエッペンドルフ
チューブに5mg/m1のpo 1 y (A)  R
NAを5μm入れ、これに水を加えて20μmとし、6
5℃、3分間インキュベートした後室温に戻した。
これに0.3Mトリス・塩酸緩衝液(pH8,3)−8
0mM  MgCl2−0.3M  KCl−3mMジ
チオスレイトールを4μm加え、これにオリゴ(dT)
ティルトpcDV1プラスミドプライマー(ファルマシ
ア社製)を2μg (3μm)、そしてそれぞれ25m
M濃度のdATP、dTTP、dGTP、dCTPの混
合液を4μ11そして[a−32P] dCTP  1
0mC1/mlを2μ11そして水を3μm加えた後、
18単位/μmの逆転写酵素(生化学工業社製)を4μ
l加え、42℃、1時間インキュベートとして酵素反応
を行ない、4μlの0.25M  EDTAと2μlの
10%SDSとを加え反応を停止した後、フェノールφ
クロロホルム抽出を行ない水層を取り、40μmの4M
酢酸アンモニウム、160μmのエタノールを加え、ド
ライアイス中15分間冷却しだtこれを室温に戻してか
らマイクロ遠心機で10分間遠心し、上清を除いた後、
ベレットを20μlの水に溶解し、20μmの4M酢酸
アンモニウム、80μlのエタノールを加え、再度エタ
ノール沈澱を行なった。ペレットをエタノールで洗滌し
乾燥させた後、10μlの水に溶した。
これに、2μmの1.4Mカコジル酸ナトリウム−0,
3Mトリス・塩酸緩衝液(pH6,8)−1mMジチオ
スレイトール、1μmの200μg / mlポリアデ
ニル酸(生化学工業■)、1μlの20mM  COC
l2.1.4μlのlmMdCTP、0.5μmの[α
  P]dCTP400Ci/mmo 1  (10m
Ci/ml)を順次加え、さらに水を加えて20μmと
した後、27単位/μlのターミナルヌクレオチジルト
ランスフエラーゼを0.8μl加え、37℃、5分間イ
ンキュベートし、水中で酵素反応を止めた。末端付加し
たdCMP残基数は、文献14に従い平均12と推算さ
れた。これからフェノール・クロロフォルム抽出法と2
回のエタノール沈澱法により核酸を回収した。
この核酸を40μmの10mM)リス・塩酸(pH8,
0)−60mM  NaC1−10mMM1−1O1m
M2−メルカプトエタノール溶液に溶解し、Hind■
制限酵素を10単位加え、37℃、3時間インキュベー
トした後、フェノール台クロロホルム抽出、2回のエタ
ノール沈澱によりDNAを回収し、エタノールで洗滌・
乾燥した後、10μmのTE緩衝液に溶解した。
これに5μmの2MNaC1,81μmのTE緩衝液、
4μmの市販の3′−オリゴ(dG)ティルトpL1リ
ンカ−(ファルマシア社製)を順次加えた後、65℃、
5分間、次に42℃、1時間加温した後氷冷した。これ
に100μmの0゜2Mトリス・塩酸緩衝液(pH7,
5)−40mM  MgCl2−0.1M硫酸アンモニ
ウム−IM  KCI、7μmの14mM  β−NA
D、 50μlの1mg/mlウシ血清アルブミン溶液
、6μlの1mg/ml  E、  c o 1 i 
 DNAリガーゼを順次加え水を加えて1mlとし、1
2℃−晩インキユベートした。
この反応液にそれぞれが25mMのdATP、dGTP
、dTTP、dCTP混合液を2μm、14mM  β
−NADを3μm、35単位/μlのE、coil  
DNAポリメラーゼI(宝酒造■)をO,,7μL 2
.5単位/μmのE、c。
iI  RNaseH(宝酒造■)を2.4μm、1+
ag/mlのE、coli  DNAリガーゼを4μl
を順次加え、12°C11時間、次に25°C11時間
インキュベートした後、−20°Cで保存した。
これの100μmを文献15の方法でコンピテント化し
たE、coli  MC1061(文献16)懸濁液1
mlに加えて形質転換反応を行なった後、100μg 
/ mlのアンピシリンを含んだLB培地250 ml
に移し、37℃−晩培養し、このうちの10m1にDM
SOを0.7ml加え、C−DNAライブラリーとし一
80℃で保存した。
(2)  クローニング こうして作製したC−DNAライブラリーの菌液の一部
を、10個の9cmLBプレートのそれぞれにコロニー
が1000〜2000個生じるように撤き、37°C−
晩培養した後、それぞれのシャーレ毎に生育したコロニ
ーをかき集め、それぞれ10m1のLB培地に懸濁し、
この菌液の3mlを0゜21m1のDMSOと混ぜて凍
結保存し、残りの菌液をそれぞれ100μg / ml
のアンピシリンを含んだ100m1のLB培地と混ぜ3
7℃で一晩培養した。それぞれの培養液から菌体を集め
、文献17の方法でプラスミドを抽出・精製した。これ
らのプラスミドの30μgずつにつき、文献14のDE
AEデキストラン・トランスフェクション法を用いて、
9cmシャーレ内でコンフルエントにまで増殖したC0
8I細胞(文献19)にトランジェント・エクスブレジ
ョン(transient expresslon)を
試み、それぞれのプラスミドDNAサンプルのFeIF
N生産能を調べた。
すなわち、9cmシャーレ内でC081細胞を10 %
F B Sを含むRPM I 1640 (GIBCO
社製)培地20m1中でコンフルエントになるまで増殖
させた後、培地を除去して、7.5μg/mlのプラス
ミドDNAサンプル、50mMトリスφ塩酸緩新液(p
H7,4) 、400μg/m1DEAEデキストラン
(ファルマシア社製)を含むRPM11640培地4m
lをシ培地4内l入れ、37°C14時間、さらに培養
を続けた。次に150μMクロロキンを含むRPM11
640培地4mlに交培地4内l℃、3時間培養した後
、さらに10%FBSを含むRPM11640培地に交
換し、37°C13日間培養を続け、培地中の抗ウィル
ス活性を調べた。以上のRPM11640培地には、い
ずれも100単位/mlのペニシリン、および100μ
g / mlのストレプトマイシンを添加して用いた。
その結果、10種の培養液のうち、20単位/m1以」
二の抗ウィルス活性を示すものが3種あったため、該当
凍結保存菌液の中から、抗ウイルス活性生産性をCOS
1細胞に賦与するプラスミドを−aする大腸菌を次のよ
うにして探し出した。
すなわち、当該活性を生じさせるプラスミドを有する3
種凍結保存菌液の1種を希釈し、プレート当り約600
個のコロニーを生じるよう10枚の100μg / m
lアンピシリンを含んだLBプレートに撤き、37℃、
−晩培養した後、保存プレートとしてのレプリカを作っ
た後、各プレート毎に菌体をかき取り、5mlのLB培
地に懸濁してから100μg/mlのアンピシリンを含
んだ100m1のLB培地と混ぜ、37℃−晩培養し、
菌体を集めプラスミドを抽出・精製した。これら10種
のプラスミドをシャーレ当り20μgずつ用い、DEA
E−デキストラン法でC081によるトランジェント・
エクスプレジョンをさせ、FeIFN生産能を調べた。
その結果、10種のプラスミドサンプルのうちの1種に
該生産能が認められたため、該当する保存プレートのコ
ロニー593個を別のアンピシリン含′fTLBプレー
トにつま楊子で約100個ずつ移植し、37°C1−晩
培養した後、各プレート毎に菌体をかき取り、100m
1のアンピシリン含有LB培地中で一晩培養し、集めた
菌体からプラスミドを抽出・精製し、トランジェント・
エクスプレジョン法により各プラスミドの該抗ウイルス
活性生産能を調べた。
その結果、1つのプラスミドサンプルに該生産能が認め
られたため、該当する保存プレート中のコロニー100
個を各々2m1LB培地で培養し、プラスミドを抽出し
、トランジェント・エクスプレジョン法で各プラスミド
の抗ウイルス活性生産能を測定した。該生産能の最も高
いプラスミドをpFe IFNI、これを含有する大腸
菌をE、  co 1 i  (pFe IFNI)と
名付け、菌は微工研に寄託した(微工研条寄第1633
号)。
(3)抗ウイルス活性測定法 ウィルスはVesicular Stomatitis
 Virus、感受性細胞はネコFC9(文献5)を用
い、文献12のCPE法に従って抗ウィルス活性を測定
した。
スタンダードリフエランスとしてNIHのヒトの天然型
αIFN換算したHulFNαを用いた。
(/I)CHO細胞でのFe1FNの生産10%FBS
を含むMEMa培地(GIBCOCat。
No、 410−1900)を用いて12ウエルプレー
トに1/10希釈で継代し、30間培養したDHFR欠
損変異株であるCHO細胞株DUK−XB−11(文献
18)に、文献13のリン酸カルシウム法を適用して、
5μgのpFelFNlと、DHFR遺伝子を有するp
AdD26sVA (文献20)の0.5μgとをトラ
ンスフェクトした。培養1日後に10%FBSを含む核
酸成分フリーのMEM a (GIBCO社製、Cat
、 No、410−2000)の選択培地に植継ぎ、途
中2回の培地交換をし、10口間9cmシャーレ中で培
養をしたところ、147個のコロニーが得られた。この
うちの16コロニーを24ウエル・プレートに移植し、
コンフルエントになるまで3〜4日間培養し、培養液の
抗ウィルス活性を測定したところ、8培養液中に1万里
位/m1以」二の活性が認められた。活性のあるクロー
ンをシングルコロニーアイソレーション法で純化し、純
化したコロニーの1つをCHO−FeIFNと名ずけ微
工研に寄託した(微工研条寄第1634号)。
(5)  p F e I F N 1p−F e I
 F N 1は4.3Kbの大きさで、その制限地図は
第1図に示す。
実施例2 (1)FelFN構造遺伝子を含む断片の作製第1図に
示したプラスミドpFelFN1から、第2図に示す方
法で、Fe1FN構造遺伝子を含む断片を調製した。
すなわち、プラスミドpFeIFN1 1100ttを
制限酵素BamHIとEcoO109で完全分解し、得
られた複数のDNA断片をアガロースゲル電気泳動で分
け、約1kbのDNA断片をエレクトロエリニーション
で取り出し、約20μgを回収した。
次に、このDNA断片20μgを制限酵素HincII
で完全分解し、得られたDNA断片のうち約630bp
のものを同様にして約15μg回収した。こうしてFe
IFN構造遺伝子のうち、Ec00109より下流の部
分を含むEcoO109−Hi n c If断片を得
た。
(2)  プラスミドpMT1の作製 トリプトファンプロモーターの下流に翻訳制御配列であ
るSD配列を配し、その下流に翻訳開始コドンATGと
5種類の制限酵素認識部位を含む合成オリゴマーをヒト
インターフェロンβ構造遺伝子の替わりに挿入したベク
ター・pMTlを作製した。作製手順を第3図に示す。
ヒトインターフェロンβ発現プラスミド−pKM6 (
特開昭61−19487号公報)をBgl■で切断した
後、大腸菌DNAポリメラーゼI大断片(フレノウ)酵
素により平滑末端とした。pH1ndIIIリンカ−d
 (pC−A−A−G−C−T−T−G)を74DNA
リガーゼにより連結した。C1aIとHi n dII
Iで切断した後、アガロースゲル電気泳動を行ない大断
片を分取した。
一方、翻訳開始コドンATGを含み、5′側がC1aI
部位、3′側がHindm部位となり、かつKpn I
、Sma I、BamHI部位を内部にもつように設計
し、固相法により合成した2本のオリゴマーを、60℃
で5分間加温し、徐々に冷却してアニーリングした。大
断片と合成断片を74DNAリガーゼにより連結し、p
MTlを得た。
(3)  pMTlからC1al−SmaI断片の作製
第4図に示すように、プラスミドpMT1 50μgを
制限酵素C1aIとSma Iで完全分解し、アガロー
スゲル電気泳動により小さなりNA断片を除いて、目的
のDNA断片を約40μg回収し、大腸菌の発現プロモ
ーターtrpプロモーターを含むC1aI−SmaI断
片を得た。
<4)  N末端C1aI−EcoRI断片の作製プラ
スミドpFe IFNIが組み込んでいるFe1FN描
造遺伝子内のEco0109部位の上流のDNA塩基配
列を同定し、その結果をもとにこの部分を合成した。
すなわち、第5図に示すように、N末側に開始コドンA
TGとその隣りにC1aI配列を含む、EcoO109
までの43marと44 marのDNAを合成し、ア
ニーリングによりC1aI−Eco01092本鎖DN
A断片を得た。
(5)  プラスミドpFelFN2の作製(1)、(
3)および(4)で得た3つのDNA断片を用いて、第
6図に示すように、T4−DNAリガーゼによるライゲ
ーションを行なった。このとき、SmaIとHi nc
IIは平滑末端であるので連結することができる。この
反応液をコンピテント化したE、coli  MC10
61と混合し、形質転換反応を行なった。100μg 
/ mlのアンピシリンを含むLBプレートに生育する
クローンを100μg / mlのアンビニリンを含む
LB培地2m1で培養しく37℃、−晩)、アルカリミ
ニスクリーン法でプラスミドを抽出し、C1aIとHi
nd■で分解して目的の大きさのDNA断片を組み込ん
でいるクローンを得た。このうち3クローンを選び、C
IaI−Eco0109断片のを含む約150base
のDNAのシーケンスを行なって、目的のプラスミドが
得られたことを確認した。
(0)  プラスミドpFelFN2の発現プラスミド
pFelFN2で形質転換したH8101株をアンピシ
リン100μz / mlを含むLB培地10m1で3
0℃、8時間培養し、2 x M 9培地(0,6%K
 H2P O4,1,2%N a 2 Hpo4.0.
2%NH4C1,0,1%NaC1,1%カザミノ酸、
1%グルコース、0.25μg/ml  MgSO4φ
7H20,0,01℃g/m1チアミン)50mlに5
%植菌し、25℃、−晩好気培養し、0D55o=8〜
10となったところで、1%グルコースを添加し、14
%アンモニアでpH=7.0に調整してから、インドー
ルアクリル酸を20℃g / ml添加し、8時間培養
後、菌体を集めた。集菌した菌体を凍結融解とりゾチー
ム処理により溶菌して、遠心で菌体を除いて、上清の抗
ウィルス活性を調べると、1.2X104単位/m1(
培養液)のFe1FNが生産されていた。
実施例3 FelFNのC−DNAの塩基配列の決定プラスミドp
FeIFN1から分離したBamHI断片をシーケンシ
ング用ベクターpUc18(宝酒造■製)に抑大し、7
−DEAZAシーケンスキット(宝酒造■製)を用いた
ジデオキシシーケンス法によりFe1FNのC−DNA
の塩基配列の決定を行なった。オートラジオグラフでバ
ンドの判別が難しい部分はマクサムギルバート法により
確定した。このようにして、第8図に示すDNAの塩基
配列が決定された。
実施例4 15cmシャーレ内でCO31細胞を10%FBSを含
むRPMI 1640 (GIBCO社製)培地20m
1中でコンフルエントになるまで増殖させた後、培地を
除去して、実施例1で得られたプラスミドpFeIFN
1 7. 5t1g/mI、50mM)リス・塩酸緩衝
液(pH7,4) 、400μg / m1DEAE−
デキストラン(ファルマシア社製)を含むRPMI 1
640培地4mlをシャーレ内に入れ、37℃、4時間
、さらに培養を続けた。次に150μMクロロキンを含
むRPMI 1640培地4mlに交換し、37℃、3
時間培養した後、さらに10%FBSを含むRPM11
640培地に交換し、37℃、3日間培養を続けた。
以上のRPM11640培地には、いずれも100単位
/mlのペニシリン、および100μg/mlのストレ
プトマイシンを添加して用いた。
培養後、培養液から培養上清を得た。この粗Fe1FN
溶液は2.6X10’U/mlのFe1FN活性を含み
、Fe1FN比活性は2.3X104U/mg pro
teinであった。この溶液18D、を“ブルーセファ
ロース(ファストフロータイブ)” 500m1を含む
カラムにかけ、続いてこのカラムを0゜5M塩化ナトリ
ウムを含む50mMリン酸緩衝液(pH7,0)5D、
で洗浄した後、1M塩化ナトリウムを含む50mMリン
酸緩衝液(pH7,0)0.5αおよび1M塩化ナトリ
ウム、20%エチレングリコールを含む50mMリン酸
緩衝液(pH7,0)1.OD、でFeIFNを溶出し
た。溶出されたFe1FNは2.3X105U/mlの
FeIFN活性を含み、比活性2.8X106U/mg
 I)roteinであった。このときのFe1FN活
性回収率は75%で、比活性は121倍に上昇した。
次いで、このブルー担体からのFe1FN溶出液1.5
αを銅をキレート結合させた“セファロース”70m1
を含むカラムに直接かけ、0.5M塩化ナトリウムを含
む20mM酢酸緩衝液(pH3,9)で洗浄後、0.5
M塩化ナトリウムを含む20mM酢酸緩衝液(pH3,
6)210mlでFeIFNを溶出した。溶出されたF
e1FNは1 、2 X 106U/mlのFe1FN
活性を含み、比活性7.  I X 107U/mg 
proteinであった。このときのFe1FN活性回
収率は77%で、比活性は23倍に上昇した。
次いで、この銅キレート担体からのFe1FN溶出液2
1On+1を“レッドセファロース(ファストフロータ
イブ)” 15m1を含むカラムにかけ、リン酸緩衝生
理食塩水(pH7,0)で200m1で洗浄後、1M塩
化ナトリウム、40%エチレングリコールを含む50m
Mリン酸緩衝液(pH7゜0)15mlでFe1FNを
溶出した。溶出されたFe1FNは2.0X107U/
mlのFe1FN活性を含み、比活性は5. 9 X 
108U/mg proteinであった。このときの
Fe1FN活性回収率は95%で、比活性は11倍に」
二昇した。
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20、 R,J、Kaufman and P、A、5
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1304〜1319 (1982)。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の合成プラスミドpFelFN1の制
限地図を示す。 第2〜6図は、本発明の大腸菌用発現プラスミドpFe
lFN2の作製手順を示す。 第7図は、ネコインターフェロンの遺伝子配列およびア
ミノ酸配列を示す。 第8図は、ネコインターフェロン前駆体の遺伝子配列お
よびアミノ酸配列を示す。 特許出願人  東 し 株 式 会 社BamHI 第 図 第 図 第 図 Eco几!

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ネコインターフェロンの蛋白質をコードするDN
    Aを組込んだ合成プラスミド。
  2. (2)ネコインターフェロンの蛋白質をコードするDN
    Aを組込んだ合成プラスミドにより宿主細胞を形質転換
    してなる形質転換体。
  3. (3)宿主細胞が真核細胞である請求項(2)記載の形
    質転換体。
  4. (4)真核細胞がCHO細胞である請求項(3)記載の
    の形質転換体。
  5. (5)宿主細胞が原核細胞である請求項(2)記載の形
    質転換体。
  6. (6)原核細胞が大腸菌である請求項(5)記載の形質
    転換体。
  7. (7)請求項(1)記載の合成プラスミドおよび真核細
    胞を培養して得られる糖鎖を有するネコインターフェロ
    ン。
  8. (8)真核細胞がCOS細胞である請求項(7)記載の
    糖鎖を有するネコインターフェロン。
  9. (9)請求項(1)記載の合成プラスミドにより形質転
    換された真核細胞を培養して得られる糖鎖を有するネコ
    インターフェロン。
  10. (10)真核細胞がCHO細胞である請求項(9)記載
    の糖鎖を有するネコインターフェロン。
  11. (11)比活性が1×10^8U/mg蛋白質以上で、
    かつ分子量が約24,000である請求項(7)〜(1
    0)のいずれか記載の糖鎖を有するネコインターフェロ
    ン。
  12. (12)請求項(1)記載の合成プラスミドにより形質
    転換された原核細胞を培養して得られるネコインターフ
    ェロン。
  13. (13)原核細胞が大腸菌である請求項(12)記載の
    ネコインターフェロン。
  14. (14)比活性が1×10^8U/mg蛋白質以上で、
    かつ分子量が約20,000である請求項(12)また
    は(13)記載の糖鎖のつかないネコインターフェロン
  15. (15)第7図に示すアミノ酸配列を有する蛋白質が呈
    する生物活性をもつネコインターフェロン。
  16. (16)請求項(1)記載のネコインターフェロンの蛋
    白質をコードするネコインターフェロン遺伝子。
  17. (17)第7図に示すDNA配列を含む請求項(16)
    記載のネコインターフェロン遺伝子。
  18. (18)第7図に示すアミノ酸配列を有する蛋白質に糖
    鎖が結合してなる請求項(15)記載のネコインターフ
    ェロン。
  19. (19)請求項(15)記載のネコインターフェロンの
    N−末端に開裂可能なペプチドまたはシグナルペプチド
    が結合してなるネコインターフェロン前駆体。
  20. (20)第8図に示すアミノ酸配列を有する請求項(1
    9)項記載のネコインターフェロン前駆体。
  21. (21)請求項(20)項記載のネコインターフェロン
    前駆体をコードするネコインターフェロン前駆体遺伝子
  22. (22)第8図に示すDNA配列を含む請求項(21)
    項記載のネコインターフェロン前駆体遺伝子。
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