JPH0219528Y2 - - Google Patents

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JPH0219528Y2
JPH0219528Y2 JP1985129330U JP12933085U JPH0219528Y2 JP H0219528 Y2 JPH0219528 Y2 JP H0219528Y2 JP 1985129330 U JP1985129330 U JP 1985129330U JP 12933085 U JP12933085 U JP 12933085U JP H0219528 Y2 JPH0219528 Y2 JP H0219528Y2
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oil
lubricating oil
engine
auxiliary
tank
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、補助潤滑油タンクを有するエンジン
の圧送式潤滑装置に関し、オイルパン内の貯留油
面をその下限以上に維持して潤滑油不足によるエ
ンジンの焼付きを防止できるものを提供する。
〈従来技術〉 本考案の対象となる補助潤滑油タンク付きエン
ジンの潤滑装置の基本構造は、例えば、第1図又
は第5図に示すように、エンジンEに別体に補助
潤滑油タンク1を付設し、補助潤滑油タンク1を
導入路2を介してエンジンEのオイルパン4に、
導出路3を介してエンジンEの潤滑油ポンプ5に
それぞれ接続して、補助潤滑油タンク1内の潤滑
油を潤滑油ポンプ5に吸入し、導入路2でオイル
パン4内の潤滑油を補助潤滑油タンク1に自然に
還流させる形式のものである。
この形式の従来例としては、第5図に示すよう
に、オイルパン4内の潤滑油面が下がつても潤滑
油が補助タンク1に良好に自然還流するように、
導入路2をオイルパン4の貯留油面の下位限界位
置Lよりも低く位置させていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 オイルパン4内の油面は下位限界位置L以上に
保つ必要がある。その理由は、例えば、補助潤滑
油タンク1とオイルパン4との両方から潤滑ポン
プ5に潤滑油を吸入させる場合には、空気を吸入
させないためであり、或いは、圧送潤滑に飛沫潤
滑を併用する場合には、飛沫潤滑性能を確保する
ためである。
また、補助潤滑油タンク1はオイルパン4と比
べて、エンジン振動を直接受けないため油面が安
定している事、そのタンク容量の方が大きい場合
も油面が安定する事、そのタンク底部の方が低く
位置する場合に油の深さが深い事などから、補助
潤滑油タンク1内の油面の下限位置はオイルパン
4内の油面の下位限界位置よりも充分に低くする
事ができる。
しかし、上記従来例では、潤滑油の消費により
オイルパン4内の油面が下位限界位置Lにまで低
下したときに、補助潤滑油タンク1内の油面が下
限位置に達するまでにまだ充分余裕があるにも拘
らず、潤滑油を補給しなければならない。
本考案は、オイルパン4内の油面の下位限界位
置L以上に保ちながらも、補助潤滑油タンク1内
の油面が下限位置に達するまで潤滑油を消費でき
るようにする事により、潤滑油の消費時間を大幅
に延長できるようにする事を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するための手段を、第1図乃
至第4図を用いて、以下に説明する。
即ち、導入路2の最高位6の下面7をオイルパ
ン4の貯留油面の上位限界位置Hから下位限界位
置Lまでの間に位置付けるとともに、補助潤滑油
タンク1の容量をエンジンEのオイルパン4の容
量よりも大きくし、補助潤滑油タンク1内の潤滑
油とオイルパン4内の潤滑油とを潤滑ポンプ5に
吸入するように構成したものである。
〈作用〉 エンジンの運転に伴う潤滑油の消費により、オ
イルパン4内の油面が導入路最高位下面7に低下
するまでは、オイルパン4内の潤滑油が補助潤滑
油タンク1に流れ込んで、補助潤滑油タンク1内
の油面がオイルパン4内の油面と同じ高さにな
る。
オイルパン4内の油面が導入路最高位下面7に
まで低下した後は、潤滑油消費が進んで、補助潤
滑油タンク1内の油面が導入路最高位下面7より
も下がつても、オイルパン内4の潤滑油は導入路
最高位下面7より低い部分が補助潤滑油タンク1
内に流れ込むことがない。
従つて、オイルパン4内の油面は潤滑油ポンプ
5によりオイルパン4内で吸入され、消費される
分が低下するだけであるので、補助潤滑油タンク
1内の油面がオイルパン4での下位限界位置Lよ
りも低下した後であつても、これによつてオイル
パン4内の油面が下位限界位置Lより低下する事
は無く、さらに補助潤滑油タンク1内での下限位
置に低下するまでは、支障なく潤滑油を消費し続
ける事ができる。
〈考案の効果〉 本考案は、オイルパン内の潤滑油を下位限界位
置に低下するまで消費することができるだけでな
く、補助タンク内の油面がオイルパンでの下位限
界位置からタンク内での下限位置に低下するまで
の時間分だけ、潤滑油の消費時間を延長する事が
できる。これにより、潤滑油の補助期間、交換期
間、エンジンの連続運転時間等を大幅に延長する
事ができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はオイルパン及び補助潤滑油タンク周辺
の要部縦断面図、第2図は補助潤滑油タンク付き
横型デイーゼルエンジンの正面図であつて、横型
デイーゼルエンジンEはクランクケース10の右
部上方にラジエータ11を、また、左部上方に燃
料タンク12を各々搭載する。
クランクケース10の中央にシリンダ14を形
成し、クランク軸15に連動するピストン16を
当該シリンダ14に水平摺動自在に内嵌する。
また、クランクケース10の前方側壁に燃料噴
射装置17を付設し、これを燃焼室に臨ませた燃
料噴射ノイズに接続する。
上記クランク軸15に潤滑油ポンプ5を連動
し、エンジン本体内に空けた通油路10を介して
当該ポンプ18で各種潤滑系27、例えば、クラ
ンク軸15や動弁カム軸等に潤滑油を圧送する。
また、エンジン本体の側方に補助潤滑油タンク
1を付設し、当該補助タンク1を導入路2及び導
出路3を介してエンジンEのオイルパン4に連通
する。
即ち、オイルパン4の導出口20と補助タンク
1の導入口21を送油管22で連続してこれを導
入路2と成す。
そして、補助タンク1の導出口23にオイルス
トレーナ24を介して還流管25を導出し、その
先端をオイルパン4の導入口26に接続してこれ
を導出路3と成す。
当該導出路3は、オイルパン4内に付設したオ
イルストレーナ30とともに、エンジン本体内に
形成した通油路19に連通され、潤滑油ポンプ5
により補助タンク1及びオイルパン4内の潤滑油
をエンジンの潤滑系27に強制給油する。
このとき、上記導入路2の最高位6の下面7を
オイルパン4の貯留油面の上位限界位置Hから下
位限界位置Lまでの間に位置付ける。
第1図の本実施例では、オイルパン4の導出口
20の垂直断面の下面7を導入路2の最高位6に
設定したものである。
第3図及び第4図は本考案の他の実施例を各々
示したもので、前者では補助タンク1の導入口2
1の垂直断面の下面7を、また、後者では送油管
22の中途部28を夫々導入路2の最高位6に設
定したものである。
以上のように、本考案は、オイルパン4から補
助タンク1への導入路2の最高位6の下面7をオ
イルパンの貯留油面の許容範囲内に位置付けたも
のなので、上記実施例のように横型エンジンに限
らず、縦型エンジンでも良い。
また、導入路はオイルパンから補助タンクに潤
滑油を自然還流するものなので、本考案のエンジ
ンは強制潤滑式のものはもとより、はねかけ具を
クランクアームに取付けた飛沫潤滑式のものでも
差し支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第
1図はオイルパン及び補助潤滑油タンク周辺の要
部縦断正面図、第2図は横型デイーゼルエンジン
の正面図、第3図は本考案の他の実施例を示す第
1図相当図、第4図は本考案のさらに他の実施例
を示す第1図相当概略図、第5図は従来例を示す
第4図相当図である。 1……補助潤滑油タンク、2……導入路、3…
…導出路、4……オイルパン、5……潤滑油ポン
プ、6……2の最高位、7……6の下面、E……
エンジン、H……4の貯留油面の上位限界位置、
L……同下位限界位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジンEに別体に補助潤滑油タンク1を付
    設し、補助潤滑油タンク1を導入路2を介して
    エンジンEのオイルパン4に、導出路3を介し
    てエンジンEの潤滑油ポンプ5にそれぞれ接続
    して、補助潤滑油タンク1内の潤滑油を潤滑油
    ポンプ5に吸入し、導入路2でオイルパン4内
    の潤滑油を補助潤滑油タンク1に自然に還流さ
    せるように構成した補助潤滑油タンク付きエン
    ジンの圧送式潤滑装置において、 導入路2の最高位6の下面7をオイルパン4
    の貯留油面の上位限界位置Hから下位限界位置
    Lまでの間に位置付けるとともに、補助潤滑油
    タンク1の容量をエンジンEのオイルパン4の
    容量よりも大きくし、補助潤滑油タンク1内の
    潤滑油とオイルパン4内の潤滑油とを潤滑ポン
    プ5に吸入するように構成したことを特徴とす
    る補助潤滑油タンク付きエンジンの圧送式潤滑
    装置。 2 オイルパン4内のオイルをはね上げるはねか
    け具をエンジンE内に設けたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載した補助
    潤滑油タンク付きエンジンの圧送式潤滑装置。
JP1985129330U 1985-08-23 1985-08-23 Expired JPH0219528Y2 (ja)

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JPS6236206U JPS6236206U (ja) 1987-03-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0619782Y2 (ja) * 1987-06-30 1994-05-25 いすゞ自動車株式会社 オイルパン構造
FR3034458B1 (fr) * 2015-03-31 2018-11-30 Sdmo Industries Moteur pour groupe electrogene ou motopompe, groupe electrogene et motopompe correspondants.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154808U (ja) * 1982-04-09 1983-10-17 小型ガス冷房技術研究組合 エンジンの潤滑装置

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JPS6236206U (ja) 1987-03-03

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