JPH0218861Y2 - - Google Patents

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JPH0218861Y2
JPH0218861Y2 JP1983018173U JP1817383U JPH0218861Y2 JP H0218861 Y2 JPH0218861 Y2 JP H0218861Y2 JP 1983018173 U JP1983018173 U JP 1983018173U JP 1817383 U JP1817383 U JP 1817383U JP H0218861 Y2 JPH0218861 Y2 JP H0218861Y2
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flange
casing
center
valve body
leaf spring
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JP1983018173U
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JPS59123769U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体回路に、特に冷凍サイクルに使用
する冷媒回路の開閉に使用する電磁弁に於いて、
溶接、切削等の加工工程を極力減少し、且つ部品
形状を単純化した大量生産を目的とした電磁弁の
構造に関するものである。
第1図は従来の一般的電磁弁の一例を示したも
のである。一般にこの種の電磁弁は弁座14に非
磁性材料からなるプランジヤーチユーブ19及び
流入パイプ2、流出パイプ1をそれぞれ銀ロウ等
で溶接し、更にはプランジヤーチユーブ内に弁体
3を先端部でかしめたプランジヤー16がスプリ
ング17により付勢され、弁座14の中心部に設
けた流出孔13に当接している。
吸引子12はプランジヤーチユーブ19と溶接
され外部との気密を保つている。又、以上の如く
構成された弁本体にヨーク11を含む励磁コイル
10を装着しネジ18等により固定された電磁弁
として構成されている。
しかしながらこのような従来の構造のものでは
プランジヤー16が、プランジヤーチユーブ19
の中を摺動作動する為に、摺動摩耗が発生し、そ
の金属粉が摺動部、吸着面に附着したり、冷媒配
管回路中に異物等が入り込み作動不良を起す原因
となりやすく耐久性の点で問題がある。又、これ
等一般的な電磁弁はほとんどの部品が高精度に切
削加工され、更には高価な銀ロウ等による接合箇
所等も多くあり、安価な電磁弁を大量に供給する
には限度があつて、従来の構造から脱皮した新し
い構造の耐久性に優れた安価な電磁弁の開発が望
まれている。
ここに本考案は、このような点に鑑みなされた
もので、弁体が摺動することなく、且つ精度の高
い切削加工部品からプレス加工等の塑性加工を主
体にし、部品費、組付工数等大巾に節減した自動
組付可能な大量生産に適した電磁弁を提供せんと
するものである。
次に本考案の一実施例を第2図に基づいて具体
的に説明する。
ケーシング6はステンレス等の耐蝕性・溶接性
の優れた材料をプレス加工等によつて塑性成形し
たもので、このケーシング6の中心部には流出管
1を包囲し得るように円筒状にケーシング6の中
央下面が逆凹状に形成されており、その中心部に
流出孔13を形成すると共にこの流出孔の上縁部
に弁座14が形成されている。またケーシングの
他の部分には流入管2を取付ける為の穴があけら
れ、このケーシング6、流入管2、流出管1は
各々ロウ付等で接続されている。又、上記弁座1
4の中心部に設けた流出孔13は、球状弁体3が
確実に流出孔13を開閉出来るように球面等で凹
形状に成形されており、これ等の流入管2、流出
孔13、流出管1はそれぞれがケーシング6内で
連通されている。球状弁体3は円板形状の磁性材
料からなる吸着板5と第3図に示すように1枚の
板からなる板バネ4により自在に回転可能な如く
包囲保持され、且つ球状弁体3が常時は弁座14
方向に付勢し流出孔13に当接している。
当該板バネ4は同一平面内で屈曲させ、中心部
には球状弁体3を包囲保持する為のツバ部15が
設けられており、さらには前記弁座方向に付勢力
を与える為に彎曲させてある。
この吸着板5と対向する上部位置には、板バネ
4の中心に構成した球状弁体3が流出孔13の中
心線上にくるように、環状凸部7aを成形してな
る薄板のフランジ7が吸引子12の下面に接して
設けられ、このフランジ7の上面とコイルボビン
8の下面には穴を中心部に設けた磁性材料からな
るフランジ7bを密着させると共にその外周部は
フランジ7の外周を包囲し前記ケーシング6と抵
抗溶接等により結合されている。
上記の如く構成した弁部のフランジ部が、吸引
子12および電磁コイル10を内包した磁性材料
からなるヨーク11の外周部に設けられた板バネ
9により着脱可能に保持されている。なお、この
電磁コイル部は板バネに代えてビス等により固定
してもよいことは言うまでもない。
上記構成に於いて電磁コイル10に通電してい
ない時には第2図に示すように球状弁体13が、
板バネ4の付勢力により弁座14の中心部に設け
た流出孔13を閉塞しており、流入管2と流出管
1の通路は閉状態になつている。一方、電磁コイ
ル10に通電されると吸引子12、ヨーク11、
フランジ7b及び吸着板5が磁化され板バネ4の
バネ力に抗して吸着板5がフランジ7に吸着され
る。つまり球状弁体3が流出孔13から離れる
為、流入管2、流出孔13、流出管1は連通状態
となり、流体が流れることになる。ここでフラン
ジ7の材質は電磁コイル10の巻線仕様により非
磁性材料、磁性材料のいずれを選定してもよい
が、ここにフランジ7を設ける目的は吸着板5を
効率よく作動させる為のものである。つまり非磁
性材料を使用する場合は吸引子12と吸着板5の
吸着時のすき間を最小にして吸着力を増大させ、
又、磁性材料を使用する場合は磁束を有効に吸着
板5に作用させ吸着力を高めることにある。
つまりこのフランジ7の肉厚は磁性材料を使用
し、磁気回路構成の一部としたフランジ7bの中
心部に設けた穴の面積に作用するケーシング6の
内圧力により決定するもので、この穴径が小さい
程受圧面積が小さくなり板厚も薄くすることがで
き、吸引力を増加させることが可能である。又、
フランジ全体に受ける圧力は、フランジ7とその
上面に密着させたフランジ7bの双方で受ける為
フランジ7の肉厚が薄くてもよい。
この様に特に冷凍サイクル等に使用する高圧・
気密を要する電磁弁においては、従来第1図に示
す如く高精度に切削したプランジヤー16がプラ
ンジヤーチユーブ19内で摺動する。いわゆる直
動型電磁弁が主流であるが、これは高価である為
に大量使用、供給に限度があつて、従来の構造か
ら脱皮した新しい構造の耐久性に優れた安価な電
磁弁の開発が望まれていたので、前述の本考案に
おいてはフランジ7,7bの重ね合せ構造を主に
した磁気回路の構成、及びケーシング6、板バネ
4あるいは吸着板5に工夫を凝しプレス等による
塑性加工を可能にしたことにより、非常に多くの
実用的利点を有し、下記の効果を奏するものであ
る。
(1) 従来の構造に於いては高精度に切削されたプ
ランジヤーが、プランジヤーチユーブ内を摺動
作動する為、摺動摩耗が発生しその摩耗した金
属粉がプランジヤーと吸引子の吸着面に附着し
て、コイル通電時に異音が生じたり、プランジ
ヤーが異物等により拘束され作動不良を起す等
耐久性に限度があつたが、本考案によれば摺動
部分がなく上記問題が解消出来耐久性が向上す
る。
(2) 従来はプランジヤー、プランジヤーチユー
ブ、弁座が高精度に切削加工されていた為、加
工費が多くかかり、又、プランジヤーチユーブ
と弁座の溶接が必要であつたが、本考案によれ
ばプレス等による塑性加工により大量生産が可
能となり、又プランジヤーチユーブ相当部分の
削除により、銀ロウ等の溶接材料の消費量が著
しく節減出来る等、部品費、組立費の大巾な製
造コスト低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一般的な電磁弁の構造を示した
断面図、第2図は本考案の一実施例を示す断面
図、第3図は板バネ4、吸着板5及び球状弁体3
の組付平面図である。 1……流出管、2……流入管、3……球状弁
体、4……板バネ、5……吸着板、6……ケーシ
ング、7,7b……フランジ、10……励磁コイ
ル、11……ヨーク、12……吸引子、16……
プランジヤー、19……プランジヤーチユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 励磁コイルを有する電磁弁において、コイルボ
    ビン8の下面に、中心に穴が設けられて磁性材料
    からなるフランジ7bを密着させると共に、吸引
    子12の下面に、環状凸部7aを下面に有する薄
    板の非磁性材料からなるフランジ7を設け、前記
    フランジ7の下部に弁室を設けるべくプレス加工
    により塑性成形したケーシング6を設け前記フラ
    ンジ7bとフランジ7とケーシング6の外周部と
    が抵抗溶接等にて気密に固着され、前記ケーシン
    グ6はその下面を逆凹状に上方に突出させて中央
    部に流出孔13を形成すると共にその上縁部を弁
    座14となし、該流出孔13には流出管1を接続
    すると共にケーシングの他の部分には流入管2を
    設け、該ケーシング内には、板バネ4と吸着板5
    により中央に回転自在に保持された球状弁体3の
    該板バネ4の外周縁を前記フランジの環状凸部7
    aの内周縁に当接させて、常時は板バネ4により
    球状弁体3が前記弁座14に圧接すべく装填し、
    コイル励磁時には吸引子12により板バネ4の圧
    力に抗して吸着板5を吸着し、弁座14から球状
    弁体3を離すように構成してなる電磁弁。
JP1817383U 1983-02-10 1983-02-10 電磁弁 Granted JPS59123769U (ja)

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JPS59123769U JPS59123769U (ja) 1984-08-20
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JP2003065458A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Fuji Koki Corp 電磁弁

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