JPH0218862Y2 - - Google Patents

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JPH0218862Y2
JPH0218862Y2 JP1983023841U JP2384183U JPH0218862Y2 JP H0218862 Y2 JPH0218862 Y2 JP H0218862Y2 JP 1983023841 U JP1983023841 U JP 1983023841U JP 2384183 U JP2384183 U JP 2384183U JP H0218862 Y2 JPH0218862 Y2 JP H0218862Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス等の流体流量を直流電源のオン−
オフ比またはオン−オフ周波数の制御により調整
可能な比例制御電磁弁の改良に関し、とくにその
比例精度の向上を図ることを目的とする。
従来から磁性体製有底筒状フレームの底面中心
にセンタポストを固設し、あるいは両者を一体形
成し、該センタポストに向けて進退するプランジ
ヤを配し、コイルに励磁してこれらの部材間を伝
わる磁路回路を形成して前記プランジヤを移動さ
せ、該プランジヤに固着した弁体によつて弁を開
閉させるとともに、前記センタポストとプランジ
ヤの対向面のうち一方の円錐状凸面に、他方を円
錐状凹面に形成した電磁弁が知られているが、た
とえばプランジヤが該プランジヤ直径の10ないし
25%程度のストロークを有する場合、前記円錐状
凸面および凹面の母線と軸芯のなす角度が60度の
ときに磁気吸引力は最も強くなる。そして該角度
(以下、円錐角という)が小さくなるにしたがつ
て、第1図のグラフに示すように、ストロークに
対する吸引力の二次曲線は緩やかになるが、ヒス
テリシスは一層増大する傾向を示す。そこで従来
は前記円錐状凸面および凹面をラツプし、両面の
距離の変化に対するパーミアンスの変化を少なく
して使用して来たが、これによると前記二次曲線
は理想直線に近づくものの、ヒステリシスはさら
に増大してしまう。すなわち従来の電磁弁は、第
1に入力電気量の直線的変化に対して機械的出力
が二次曲線を呈し、第2に入力電気量の増加時と
減少時において扁位置が異なり、よつて入力電気
量の変化に対して機械的出力に遅れを生じて精度
の高い比例制御は困難なものとなつていた。
本考案は以上の点に鑑みてなされたものであ
り、従来の電磁弁における上記欠点を解消した比
例制御電磁弁を提供せんとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
すなわち第2図において、1は磁性体からなる
有底筒状フレームであり、その底面に形成した軸
孔に磁性体からなる筒状のセンタポスト2を固設
し、該センタポスト2外周にボビン3に巻装した
コイル4を設ける。5は該ボビン3の軸孔に内挿
嵌着された非磁性体製の筒状のプランジヤガイド
であり、該プランジヤガイド5の内周に軸方向に
摺動自在になる磁性体製の筒状のプランジヤ6が
嵌挿される。
前記センタポスト2とこのプランジヤ6の対向
端面は、ともに円錐状を呈し、すなわちセンタポ
スト2の端面は円錐状凹面2aに、プランジヤ6
の端面は円錐状凸面6aに形成され、ストローク
限において近接するようになる。該凹面2aおよ
び凸面6aの円錐角については後記する。前記ボ
ビン3の端部にはキヤツプ7が冠せられ、プラン
ジヤ6に対し一定のストロークを付与する。8は
前記有底筒状フレーム1とプランジヤ6間にあつ
て両者1,6に対し後述の間隔d,eをもつてボ
ビン3内に埋設された環状磁性体からなるプレー
トバツクであり、また9は前記プランジヤ6を図
中上方に押圧する第1のスプリング、10はOリ
ングである。
前記有底筒状フレーム1の底面側には磁性体製
のブラケツト11を介して弁ボデイ12が締着さ
れる。両体入口13および2箇所の流体出口1
4,15を有するこの弁ボデイ12には同芯上の
2つの弁座16,17が設けられ、弁体18,1
9を一体形成したロツド20が貫挿されている。
該ロツド20は前記第1スプリング9よりも強力
な弾性を有する第2のスプリング21によつて図
中下方に押圧され、その下端を前記プランジヤ6
に固着したプツシユロツド22に接している。2
3は軸受、24はロツド22保持用の端部材、2
5はキヤツプ、26はOリングである。
つぎに上記電磁弁の各部設定値(比率)を第3
図にもとづいて説明すると、以下のとうりであ
る。
すなわち第1に、前記円錐状凹面2aおよび
円錐状凸面6aの円錐角は16ないし30度とす
る。円錐角を16度未満としたときは、センタポ
スト2およびプランジヤ6の軸方向長さが大き
くなり過ぎて弁全体が大型化する欠点を生じ、
また円錐状凹面2aと円錐状凸面6aの対向面
積が大きくなり過ぎて残留磁気が大きくなり過
ぎ、これによつてヒステリシスを小さくするこ
とができない欠点を生じる。また、円錐角を30
度より大きくしたときは、プランジヤ6の変位
に伴う吸引力の変化が大きくなり過ぎて入力電
力に対して直線的に比例しなくなる欠点を生じ
る(吸引力の大きさ自体は、前述したように60
度が最大である)。
この円錐状凹面2aと凸面6aの軸方向にお
ける間隔aは、プランジヤ6の外径bに対して
0.6ないし1.1倍となるように、該プランジヤ6
のストロークを設定する。
前記円錐角を16ないし30度とした範囲で、前
記間隔aをプランジヤ6の外径bに対して0.6
倍未満とすると、円錐状凹面2aと円錐状凸面
6aが互いに近付き過ぎ、該間隔aの変化に対
して吸引力が大きく変化し、これによつてヒス
テリシスを小さくすることができない欠点を生
じる。また、前記間隔aをプランジヤ6の外径
bに対して1.4倍より大きくすると、円錐状凹
面2aと円錐状凸面6aが互いに離れ過ぎ、吸
引力が不足する欠点を生じる。
また円錐状凹面2aと凸面6aの直近間隔c
は、プランジヤ6の外径bに対して、0.12ない
し0.35倍とする。前記円錐角を16ないし30度と
した範囲で、前記間隔cをプランジヤ6の外径
bに対して0.12倍未満とすると、円錐状凹面2
aと円錐状凸面6aが互いに近付き過ぎ、該間
隔cの変化に対して吸引力が大きく変化し、こ
れによつてヒステリシスを小さくすることがで
きない欠点を生じる。また、前記間隔cをプラ
ンジヤ6の外径bに対して0.35倍より大きくす
ると、円錐状凹面2aと円錐状凸面6aが互い
に離れ過ぎ、吸引力が不足する欠点を生じる。
前記プレートバツク8と有底筒状フレーム1
の間隔dおよびプレートバツク8とプランジヤ
6の間隔eは、各各、上記直近間隔cの0.8な
いし1.2倍とし、この間隔d,eの存在によつ
て保持力を減少させる。すなわち、この間隔
e,dを設けることにより、磁束の一部をプレ
ートバツク8から直にセンタポスト2に漏洩さ
せてプランジヤ6を透過する磁束の量を抑制
し、これによりプランジヤ6の変位に対する吸
引力の変化を小さくする。なおこの間隔d,e
の倍率の和がおよそ「2」となるのが最も望ま
しい。
この倍率が「2」より大きくなると、絶対磁
束数が不足して吸引力が小さくなり過ぎる欠点
を生じ、また「2」より小さくなると、吸引力
の二次曲線の立上りが大きくなつて入力電力に
対して直線的に比例しなくなる欠点を生じる。
2つの間隔e,dは0.8〜1.2倍の範囲で略揃え
るのが望ましく、これにより、プランジヤ6の
進退双方に対して磁力の影響を同じにすること
ができる。
またこのプレートバツク8における磁路断面
積fは最底磁束を確保するため有底筒状フレー
ム1の周壁面における磁路断面積gの1.3倍以
上とする。
以上の数値は考案者の研究の結果として設定し
たものであり、これにより漏洩パーミアンスによ
る総合パーミアンスに影響を与えることなくヒス
テリシスが僅少となり、強力かつ速応性に優れ長
大なストロークに耐え得る常時閉型の比例制御電
磁弁を構成し、比例精度に優れた電磁弁を安価に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図はストロークと吸引力の関係を示すグラフ
図、第2図は比例制御電磁弁の全体断面図、第3
図は同要部拡大断面図である。 1……有底筒状フレーム、2……センタポス
ト、2a……円錐状凹面、3……ボビン、4……
コイル、5……プランジヤガイド、6……プラン
ジヤ、6a……円錐状凸面、8……プレートバツ
ク、9,21……スプリング、11……ブラケツ
ト、12……弁ボデイ、13……流体入口、1
4,15……流体出口、16,17……弁座、1
8,19……弁体、20……ロツド、22……プ
ツシユロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁性体製有底筒状フレーム1の底面中心に貫挿
    固設された筒状のセンタポスト2と、該センタポ
    スト2の外周に固設されたボビン3と、該ボビン
    3に巻装されたコイル4と、前記ボビン3の軸孔
    に前記センタポスト2に向けて進退自在に嵌挿さ
    れたプランジヤ6と、前記有底筒状フレーム1の
    開口部と前記プランジヤ6間にあつて両者1,6
    に対し所定の間隔d,eを持つ位置に設定固設さ
    れたプレートバツク8と、前記プランジヤ6に一
    端を固着されたロツド22に従動する弁体18,
    19と、該弁体18,19に対向する弁座16,
    17を有し、 前記センタポスト2と前記プランジヤ6の対向
    端面の一方に円錐状凹面2aを形成するとともに
    他方に円錐状凸面6aを形成し、 前記円錐状凹面2aおよび円錐状凸面6aの円
    錐角をそれぞれ16ないし30度に設定し、 前記円錐状凹面2aおよび円錐状凸面6aの軸
    方向における間隔aを前記プランジヤ6の外径b
    に対して0.6ないし1.1倍に設定し、 前記円錐状凹面2aおよび円錐状凸面6aの直
    近間隔cを前記プランジヤ6の外径に対して0.12
    ないし0.35倍に設定し、 前記プレートバツク8および有底筒状フレーム
    1の間隔dならびに前記プレートバツク8および
    プランジヤ6の間隔eをそれぞれ前記直近間隔c
    の0.8ないし1.2倍とし、かつ該間隔d,eの倍率
    の和をおよそ2に設定し、 前記プレートバツク8の磁路断面積fを前記有
    底筒状フレーム1の周壁面における磁路断面積g
    の1.3倍以上に設定した、比例制御電磁弁。
JP2384183U 1983-02-22 1983-02-22 比例制御電磁弁 Granted JPS59131669U (ja)

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JPS59131669U JPS59131669U (ja) 1984-09-04
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US4651118A (en) * 1984-11-07 1987-03-17 Zeuner Kenneth W Proportional solenoid
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