JPH026308Y2 - - Google Patents

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JPH026308Y2
JPH026308Y2 JP11369184U JP11369184U JPH026308Y2 JP H026308 Y2 JPH026308 Y2 JP H026308Y2 JP 11369184 U JP11369184 U JP 11369184U JP 11369184 U JP11369184 U JP 11369184U JP H026308 Y2 JPH026308 Y2 JP H026308Y2
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JP
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valve
valve stem
recess
tip
switching solenoid
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JP11369184U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、自動車のブレーキ液の如く高圧
(100気圧以上)の流体を対象とする高圧切替電磁
弁に関するものである。
従来技術 この種従来の高圧切替電磁弁は常開型であつ
て、例えば第7図に示した如く、磁性体材料製の
円筒状の外部ヨーク1と、外部ヨーク1の開口縁
にかしめ付けられていて多段の円筒室2aと流入
路2bと弁座2cと流出路2dとを有している磁
性体材料製のバルブケース2と、バルブケース2
の円筒室2aの中央部内壁に嵌着されていて中心
孔3aと流体連通路3bとを有している磁性体材
料製の環状のエンドヨーク3と、バルブケース2
の円筒室2aの後部内壁にOリング4を介して嵌
着された環状の非磁性体材料製のセパレータ5
と、前端部がOリング6を介してセパレータ5の
後部内壁に嵌着され且つ後端部が外部ヨーク1の
後壁に嵌着されていてセパレータ5の前部内径と
同径の円筒室7aと該円筒室7aと同芯のガイド
穴7bとを有している磁性体材料製の内部ヨーク
7と、外部ヨーク1内において内部ヨーク7に巻
装されたコイル8と、セパレータ5の前部内及び
内部ヨーク7内に軸方向に移動可能に嵌挿されて
いて中心孔9aと流体連通路9bとを有している
環状の磁性体材料製のプランジヤ9と、先端部が
エンドヨーク3の中心孔3aに軸方向に摺動可能
に支持され且つ後側軸部がプランジヤ9の中心孔
9aに嵌着されていて先端部に円形凹部10aが
中央部にフランジ部10bが夫々設けられた弁棒
10と、弁棒10の後側軸部の後部突出端に嵌着
され且つガイド穴7bに軸方向に摺動可能に支持
されていて外周部の所定位置にストツパー部11
aが設けられた略円柱状のガイド11と、弁棒1
0の円形凹部10a内に嵌合し且つ円形凹部10
aの周縁を内側にかしめ付けることにより固定さ
れていて弁棒10が左方移動した時に弁座2cに
着座する球状の弁体12と、エンドヨーク3と弁
棒10のフランジ部10bとの間に介置されてい
て弁棒10に右方移動習性(開弁習性)を付与し
ているスプリング13とから構成されていた。そ
して、常時はスプリング13の弾力により弁体1
2が弁座2cから離反せしめられていて(開弁状
態)、高圧のブレーキ液は矢印で示した如く流入
路2b、弁座2cと弁体12との間、円筒室2a
(弁室)、流出路2dを通つて流れるが、図示しな
い制御回路からの信号によりコイル8が励磁せし
められて内部ヨーク7→外部ヨーク1→バルブケ
ース2→エンドヨーク3→プランジヤ9→内部ヨ
ーク7の磁気回路が形成されると、プランジヤ9
が磁気吸引力によりスプリング13に抗して左方
移動せしめられ、これに伴う弁棒10の左方移動
により弁体12が弁座2cに着座せしめられて
(閉弁状態)、ブレーキ液の締切りが行われるよう
になつていた。ところが、この従来の高圧切替電
磁弁は、弁体12が弁棒10の円形凹部10a内
に遊動不能に固定されていたため、弁棒10に倒
れや偏心があると弁体12が弁座2cに完全密着
せず高圧のブレーキ液を完全に締切れないという
問題があつた。そして、これを解決するには弁棒
10等の部品精度を上げなければならず、コスト
高になるという問題があつた。そこで、締切りを
完全にするために、弁体12を弁棒10の円形凹
部10a内に若干遊動可能な状態で嵌合させつつ
円形凹部10aの周縁を内側にかしめることによ
り保持するようにすることが考えられたが、この
場合弁開閉の際に流入路2bから円筒室2a内に
噴出する高圧のブレーキ液が弁体12と円形凹部
10aの周縁との隙間から円形凹部10a内に突
入し、その時の跳ね返り圧が該周縁に衝突して変
形を起こすためかしめが緩んでしまい、耐久性が
低下するという問題が発生した。
目 的 本考案は、上記問題点に鑑み、製造コストが安
く且つ耐久性に優れた高圧切替電磁弁を提供せん
とするものである。
概 要 本考案による高圧切替電磁弁は、球状弁体を弁
棒の先端凹部内に若干遊動可能な状態で嵌合させ
つつ先端凹部の周縁を内側にかしめることにより
保持するようにして、弁棒に倒れや偏心があつて
も高圧流体の締切りを完全に行い得るようにする
と共に、先端凹部の底面から弁棒の側面又は後面
へ貫通する流体逃し孔を設けて、弁の開閉作動を
繰り返してもかしめが緩まないようにしたもので
ある。
実施例 以下、第1図乃至第3図に示した一実施例に基
づき上記従来例と同一の部材には同一符号を付し
て本考案を詳細に説明すれば、本実施例の弁棒1
0には円形凹部10aの底面から弁棒10の側面
へ貫通する流体逃し孔10cが設けられていると
共に、円形凹部10a内に弁体12が若干遊動可
能な状態で嵌合しつつ円形凹部の周縁を内側にか
しめることにより保持されている(第2図参照)。
又、弁体12と円形凹部10aの底面との間に
は、流体逃し孔10cの一部を開放し且つ円形凹
部10aの径の半分を越えない大きさの切欠き1
4aを有する円板状のスペーサー14が介在せし
められており(第2図及び第3図参照)、このス
ペーサー14は、閉弁時に弁体12が押接せしめ
られるべき平面度と硬度の高い背部壁としての役
割を果たしている。もし、流体逃し孔10cを偏
心位置に配置し、且つ円形凹部10aの底面を平
面度と硬度の高い壁面として形成し得るならば、
スペーサー14は特に設ける必要はない。
本考案による高圧切替電磁弁は、上述の如く構
成されており、弁体12が弁棒10の円形凹部1
0a内に若干遊動可能な状態で嵌合しつつ円形凹
部10aの周縁を内側にかしめることにより保持
されているので、弁棒10に倒れや偏心があつて
も弁体12が弁座2cに完全密着し、その結果、
高圧のブレーキ液を完全に締切ることが出来る。
従つて、弁棒10等の部品精度が比較的ラフでも
良いので、コスト安となる。又、本案電磁弁を開
閉する際に流入路2bから円筒室2a内に噴出す
る高圧のブレーキ液が弁体12と円形凹部10a
の周縁との隙間から円形凹部10a内に突入して
も、円形凹部16aの底面に流体逃し孔10cが
設けられているのでブレーキ液は流体逃し孔10
cを通つて弁棒10の外へ流出してしまい、従来
のような跳ね返り圧が生じない。従つて、弁の開
閉作動を繰り返しても円形凹部10aの周縁のか
しめは緩まないので、耐久性が向上する。
尚、上記実施例とは異なり、弁棒10の流体逃
し孔10cは第4図に示した如く弁棒10の後面
へ貫通するようにしても良く、又スペーサー14
の形状は第5図に示した如く三角板状でも良い。
さらに、第6図に示した如く、円筒状のスペーサ
ー14の一端部側を弁棒10に対し共軸的に圧入
及び固定せしめると共に該スペーサー14の他端
部側を流体逃し孔10c内を貫通させ、その先端
を凹部10a内に突出せしめて弁体12を保持
し、この場合上記と同様弁体12と先端凹部10
aの底面との間に流体逃し孔10cの一部が開放
される。特にこの場合は、スペーサー14の回転
移動がない為、弁体12の当接支持位置が常に一
定であり、更に安定する。
考案の効果 上述の如く、本考案による高圧切替電磁弁は、
製造コストが安く且つ耐久性に優れているという
実用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高圧切替電磁弁の一実施
例の断面図、第2図は上記実施例の弁棒10の一
部破断側面図、第3図は上記実施例のスペーサー
14の斜視図、第4図は弁棒10の他の例を示す
断面図、第5図はスペーサー14の他の例を示す
斜視図、第6図はスペーサー14のさらに他の例
を示す縦断面図、第7図は従来例の断面図であ
る。 1……外部ヨーク、2……バルブケース、3…
…エンドヨーク、4……Oリング、5……セパレ
ータ、6……Oリング、7……内部ヨーク、8…
…コイル、9……プランジヤ、10……弁棒、1
0a……円形凹部、10c……流体逃し孔、11
……ガイド、12……弁体、13……スプリン
グ、14……スペーサー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プランジヤに固着された弁棒の先端凹部に球
    状弁体を取付けて成る高圧切替電磁弁におい
    て、球状弁体を弁棒の先端凹部内に若干遊動可
    能な状態で嵌合させつつ先端凹部の周縁を内側
    にかしめることにより保持するようにすると共
    に、先端凹部の底面から弁棒の側面又は後面へ
    貫通する流体逃し孔を設けたことを特徴とする
    高圧切替電磁弁。 (2) 弁体と先端凹部の底面との間に、流体逃し孔
    の一部を開放し且つ先端凹部の径の半分を越え
    ない大きさの切欠きを有するスペーサーを介在
    せしめたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲(1)に記載の高圧切替電磁弁。 (3) 弁体と先端凹部の底面との間に流体逃し孔の
    一部を開放すると共に弁棒と共軸的に円筒状の
    スペーサーを圧入及び固定せしめたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲(1)に記載の高圧
    切替電磁弁。
JP11369184U 1984-07-26 1984-07-26 高圧切替電磁弁 Granted JPS6129177U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11369184U JPS6129177U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 高圧切替電磁弁

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JP11369184U JPS6129177U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 高圧切替電磁弁

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Publication Number Publication Date
JPS6129177U JPS6129177U (ja) 1986-02-21
JPH026308Y2 true JPH026308Y2 (ja) 1990-02-15

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JP11369184U Granted JPS6129177U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 高圧切替電磁弁

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JP5644757B2 (ja) * 2011-12-28 2014-12-24 株式会社日本自動車部品総合研究所 圧力制御装置

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JPS6129177U (ja) 1986-02-21

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