JPH0212362Y2 - - Google Patents

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JPH0212362Y2
JPH0212362Y2 JP9415582U JP9415582U JPH0212362Y2 JP H0212362 Y2 JPH0212362 Y2 JP H0212362Y2 JP 9415582 U JP9415582 U JP 9415582U JP 9415582 U JP9415582 U JP 9415582U JP H0212362 Y2 JPH0212362 Y2 JP H0212362Y2
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JP
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valve
governor
seat
spring
valve rod
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JP9415582U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガス湯沸器等のガス器具に使用され
るガス用ソレノイドバルブに関する。
一般にガス湯沸器、ガス風呂、ガス調理器、ガ
スストーブ等のガス器具の開閉弁としてソレノイ
ドバルブが多く使用されている。この種ソレノイ
ドバルブは安全性の点から通常二個直列に接続し
て構成されたり、また一個のソレノイドにより二
個の弁部を開閉するように構成されていて、一方
に故障が生じた場合には他方によつてガスをスト
ツプさせるようにしている。さらにこのソレノイ
ドバルブの後方には、一般にガス圧調整を行なう
ためのガス用ガバナが配設されている。
本考案は以上の点に鑑み、ガス用ガバナに閉止
機構を取付けてソレノイドバルブのプランジヤー
により該ガバナの開閉を行なうように構成し、ソ
レノイドバルブの開閉弁機能とガバナの圧力調整
機能とを兼備せしめた小型で簡単な構成のガバナ
付ガス用ソレノイドバルブを提供せんとするもの
であつて、以下図面に示した実施例によりこれを
説明すれば、1はプランジヤー、2はインナーヨ
ーク、3はプランジヤー1及びインナーヨーク2
の周囲に配設されたコイルで、その外側に磁路を
形成するように配設されたアウターヨーク4及び
5によつて通電時にプランジヤー1を下方に向つ
て図示位置まで吸引するようになつている。6は
プランジヤー1と同軸に配設されたほゞ円筒状で
且つ下面が開放している中空ハウジングで、その
下端がアウターヨーク4に気密的に固着されてい
ると共に、その周面下方にガス流入口6aをまた
周面上方にガス流出口6bを各々備えており、ガ
ス流入口6aとガス流出口6bとの間で、その内
壁から内側に向つて二つのフランジ部6c,6d
が延びていて中央にプランジヤー1と同軸の円形
開口部を形成し且つ該開口部の周縁部下側に還状
のシート6c′,6d′を有している。7はプランジ
ヤー1の上端に同軸的に固定されたバルブロツド
で、そのほゞ中央に設けられた小径部7aには第
一の円板状バルブ8が軸方向に摺動可能に配設さ
れていて且つバネ9により常に上方に向つて弾圧
されている。10はガス流出口6bの上方でハウ
ジング6内に備えられたダイアフラム11と連結
されたバルブロツドと一体に構成された第二の円
錐状バルブで、調整バネ12に支持されたダイア
フラム11と協働することにより、ガス用ガバナ
として作動するようになつていると共にバルブロ
ツド7が上方の定位置にあるときには、バルブロ
ツド7により押し上げられてフランジ6dのシー
ト6d′に当接して閉弁するようになつている。バ
ルブ8とシート6c′とにより構成される第一の弁
部A及びバルブ10とシート6d′とにより構成さ
れる第二の弁部Bは、コイル3が通電されていな
いときにはバネ9の弾力によりバルブ8がシート
6c′に当接して弁部Aが閉弁すると共にバルブ8
がバルブロツド7を上方に押し上げてバルブ10
のバルブロツド部分に当接せしめてさらにバルブ
10をシート6d′に密着させて弁部bが閉弁する
が、コイル3が通電されるとプランジヤー1が図
示された作動位置まで吸引されてバルブロツド7
が下方に移動することにより強制的にバルブ8を
バネ9の弾力に抗して押し下げると共にバルブ1
0を解放して、弁部A及びBが開弁せしめられ、
さらに弁部Bがガバナとして機能するようになつ
ている。
第2図は、本考案による第二の実施例を示して
おり、7′は弾性材料で作られたバルブロツド、
10′は第1図のバルブ10と同様のバルブであ
るが、その外周部に複数の下方への動きを限定す
るストツパー10′aを備えていると共にバルブ
ロツド部の下端に軸方向に移動可能に配設され且
つバネ9より弾力の弱いバネ13により下方移動
習性が付与されている永久磁石14を備えてい
る。
このように構成された実施例によれば、プラン
ジヤー1が上方へ移動するとき、バルブ8がシー
ト6c′に当接する前にバルブロツド7′が永久磁
石14に当接してバネ13を介してバルブ10′
を押し上げ、バルブ10′がシート6d′に当接す
ると弁部Bが閉弁し、さらにバネ9の弾力により
バネ13が圧縮せしめられてバルブ8がシート6
c′に当接して弁部Aが閉弁する。この場合部品の
加工誤差等により閉弁状態が不完全になるような
ことがあつてもバネ13によりそれは回避され得
る。プランジヤー1が下方へ移動するときは、先
づバルブ8が下方に押し下げられると共に、バル
ブロツド7′が永久磁石14を吸着保持したまま
下方に移動せしめられて弁部A及びBが開弁さ
れ、続いてバルブ10′のストツパー10′aがフ
ランジ部6cに当接すると、バルブ10′は停止
しバルブロツド7′は永久磁石14から離れてさ
らに下方へ押し下げられるので、弁部Bはガバナ
として作動する。
第3図は、第三の実施例を示しており、15は
フランジ部6dの開口部に軸方向に摺動可能に嵌
合せしめられ且つ他端がダイアフラム11に固定
されているバネ16により下方に弾圧されている
カラー、17は下端がバルブロツド7の上端と例
えばピン及び軸方向のスロツトの如き機構により
軸方向には移動可能であるが回転方向には固定し
て連結されていて且つバネ18により、バルブロ
ツド7に対して上方移動習性が与えられており、
上端がバルブ10″のバルブロツド部内にピスト
ン状に一定範囲内で摺動可能に嵌挿されている中
間部材である。この場合、バネ16の弾力はバネ
18の弾力より弱く、またバネ18の弾力はバネ
9の弾力より弱く選定されている。
このように構成された実施例によれば、プラン
ジヤー1がバネ9の弾力により上方へ移動すると
き、バルブ8がシート6c′に当接して弁部Aが閉
弁し同時にバネ18が圧縮されながら中間部材1
7がバルブ10″を押し上げ、バルブ10″はバネ
16の弾力に抗してカラー15を上方に押し上げ
てシート6d′に当接することにより弁部Bが閉弁
する。コイル3への通電によりプランジヤー1が
下方へ移動するときには、先づバルブ8がバネ9
の弾力に抗して下方に押し下げられると同時にバ
ネ18が伸長し続いて中間部材17を介してバル
ブ10″が下方に移動せしめられカラー15がバ
ネ16により下方に移動して図示の状態になる。
ここで弁部A及びBの全開状態におけるバルブ8
とシート6c′との間隔及びバルブ10″とシート
6d′との間隔即ちバルブ8及び10″のストロー
クをl1,l2としまたカラー15の下端がシート6
d′を越えて突出している長さ即ちカラー15のス
トロークをl3とすれば、l1>l2の場合、バネ18
が(l1−l2)だけ圧縮された状態で弁部A及びB
が閉弁するが、弁部Aが開弁状態にあるときバル
ブ10″はガバナとして作動し、弁部Aが全開状
態からl2だけ上昇した開弁状態の場合のバルブ
10″の調整範囲は(l1−l2)以下に小さくならな
い。従つてl3≧(l1−l2)となるようにしておけ
ば、弁部Aが開弁状態でもガバナはほゞ全閉の状
態まで調整可能になる。
以上述べたように本考案によれば、ガス用ガバ
ナに閉止機構を取付けてソレノイドバルブのプラ
ンジヤーにより該ガバナを作動させるようにし
て、ソレノイドバルブの開閉弁機能とガバナの圧
力調整機能とを統合した小型で簡単な構成の一つ
のソレノイドにより制御される二つの弁部を有す
るガバナ付ガス用ソレノイドバルブが得られ非常
に効果的である。また第三の実施例によれば、ガ
バナがほゞ全閉状態まで調整可能となり一層効果
的である。尚、二組のシート及びバルブの各々に
つきシート及びバルブの少なくとも一方を弾性部
材により形成しまたは弾性部材で被覆すると閉弁
時の密閉性が高められるので好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、
第2図は第二の実施例を示す部分断面図、第3図
は本考案による第三の実施例を示す概略断面図で
ある。 1……プランジヤー、2……インナーヨーク、
3……コイル、4,5……アウターヨーク、6…
…ハウジング、6c′,6d′……シート、7,7′
……バルブロツド、8……円板状バルブ、9,1
3,16,18……バネ、10,10′,10″…
…円錐状バルブ、11……ダイアフラム、12…
…調整バネ、14……永久磁石、15……カラ
ー、17……中間部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルに通電したとき下方に吸引されるプラ
    ンジヤーと、該プランジヤーの上端に同軸的に
    固定されたバルブロツドと、該バルブロツドの
    ほゞ中央に形成された小径部に軸方向に摺動可
    能に配設されていて且つバネにより上方移動習
    性が付与されている円板状バルブと、該バルブ
    ロツドと同軸にその上方に配設され上端がダイ
    アフラムと連結されているバルブロツドと一体
    に構成された円錐状のガバナバルブと、該円板
    状バルブ及び及びガバナバルブの上面と密接し
    得る下向きのシートを備えた二つのフランジ部
    とを含んでいて、円板状バルブと第一のシート
    により第一の弁部を構成し且つガバナバルブと
    第二のシートによりガバナとして作用し閉弁し
    得る第二の弁部を構成していて、コイルの非作
    動時には、バネの作用により円板状バルブが第
    一のシートに密着し同時にバルブロツドが押し
    上げられてガバナバルブのバルブロツド部の下
    端に当接してガバナバルブを第二のシートに密
    着せしめて第一の弁部及び第二の弁部を閉弁す
    るようにしたことを特徴とする、閉止機構を有
    するガバナ付ガス用ソレノイドバルブ。 (2) バルブロツドが磁性材料から作られていて、
    ガバナバルブが、下方への動きを限定するスト
    ツパーと、その下端に軸方向に移動可能に配設
    され且つ円板状バルブのバネより弾力の弱いバ
    ネにより下方移動習性が付与されている永久磁
    石とを備えていて、コイルの非作動時にバルブ
    ロツドが永久磁石に当接してそのバネを介して
    ガバナバルブを押し上げ、コイルの通電時には
    永久磁石の吸着力とストツパーによつてガバナ
    バルブを所定位置まで戻すようにしたことを特
    徴とする、実用新案登録請求の範囲(1)に記載の
    ガバナ付ガス用ソレノイドバルブ。 (3) 第二のシート部分にこれを越えて下方に突出
    し且つ弱いバネにより下方移動習性の付与され
    ているカラーが嵌合されていて、コイルの非作
    動時にガバナバルブが第二のシートに密着しよ
    うとするときには弱いバネの力に抗して上方に
    逃げてこれを防げないようにしたことを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲(1)または(2)に記
    載のガバナ付ガス用ソレノイドバルブ。
JP9415582U 1982-06-23 1982-06-23 閉止機構を有するガバナ付ガス用ソレノイドバルブ Granted JPS58195170U (ja)

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JP9415582U JPS58195170U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 閉止機構を有するガバナ付ガス用ソレノイドバルブ

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JPS58195170U JPS58195170U (ja) 1983-12-26
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JP9415582U Granted JPS58195170U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 閉止機構を有するガバナ付ガス用ソレノイドバルブ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4581295B2 (ja) * 2001-06-12 2010-11-17 アイシン精機株式会社 開閉弁付きレギュレータおよびエンジン駆動式空気調和装置
JP5722164B2 (ja) * 2011-09-06 2015-05-20 株式会社ケーヒン 減圧装置

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JPS58195170U (ja) 1983-12-26

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