JPH0118941Y2 - - Google Patents

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JPH0118941Y2
JPH0118941Y2 JP19709985U JP19709985U JPH0118941Y2 JP H0118941 Y2 JPH0118941 Y2 JP H0118941Y2 JP 19709985 U JP19709985 U JP 19709985U JP 19709985 U JP19709985 U JP 19709985U JP H0118941 Y2 JPH0118941 Y2 JP H0118941Y2
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valve
plunger
valve body
chamber
valve chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバーナなどへの燃料供給部に適する電
磁弁に関し、閉弁時の流体の閉止特性を改善する
ものである。
〔従来の技術〕 流体の流通・停止(ON・OFF)を制御する電
磁弁、例えば第1図に示す定油面器Aから燃焼機
Bへ燃料油の供給・停止を制御する電磁弁Cは、
通常第2図の縦断面図に示す構造となつている。
即ち、本体1の燃料油の入口2と出口3間に弁室
4を備え、この弁室4上に、円筒状のプランジヤ
ガイド5と固定鉄心6で囲まれたプランジヤ室7
が連続して形成されている。プランジヤガイド5
の外側に設けた電磁コイル8は、固定板9を介し
て本体1に取付けられており、Oリング10によ
り本体1とプランジヤガイド5間をシールしてい
る。プランジヤ室7内には、電磁コイル8により
駆動されるプランジヤ11が、固定鉄心6間に復
帰スプリング12を介して内蔵され、プランジヤ
11の弁室4側の端部には、弁体13が取付けて
ある。そして、プランジヤ11の上下動により弁
体13が弁孔14に接触・離間して、燃料油の流
通・停止が制御される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような構成の電磁弁Cを第1図に示す給油
系に使用した場合、燃焼機Bの燃焼を停止するた
め、電磁コイル8への通電を切つて弁体13によ
り弁孔14を閉止してもすぐに消火できず、閉止
後もしばらく燃焼が続き悪臭を発生する問題があ
る。これは弁孔14閉止時に、弁室4内をプラン
ジヤ11及び弁体13が下降して、弁室4中の燃
料油を出口3より押出すので、弁孔14を閉止し
ても、押出された燃料油が燃焼するためである。
本考案は、上記問題点を解消するためになされ
たもので、閉弁と同時に出口側の燃料油流出が停
止される構造の電磁弁を提案することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、第3図〜第5図のように、
弁室4の側部に出口3が開口し、弁室4の底部中
央に入口2が開口している。該弁室4の、弁室底
部とプランジヤ11との間に、円盤状の弁体が内
蔵されている。この円盤状の弁体15は、プラン
ジヤ11とは独立して、プランジヤの移動方向に
所定のストロークを移動できるように、プランジ
ヤ11とは分離している。該円盤状弁体15の中
央に、弁孔18を設け、かつ該弁体15のプラン
ジヤ側面に環状の突条19を形成し、プランジヤ
11の該環状突条19との当接面の径は、該環状
突条19の径より大きくなつている。しかも該弁
体15の外周縁と弁室内壁間は、流体が容易に通
過不能に閉鎖されている。また該円盤状弁体をプ
ランジヤ11側に押圧するバネ手段16を有して
いる。
〔作用〕
第3図のように、プランジヤ11が固定鉄心6
に吸引されると、プランジヤ11は円盤状弁体1
5から離れるため、円盤状弁体15の弁孔18は
開き、流体が入口2から出口3に通過する。また
円盤状弁体15は、プランジヤ11で押圧されな
いため、バネ手段16でプランジヤ11側に押圧
され、所定ストローク内で上昇し、第3図の状態
となる。
次にプランジヤ11が固定鉄心6から開放され
ると、プランジヤ11の端面が円盤状弁体15の
環状突条19に当接し、弁孔18を閉止する。バ
ネ手段16に抗してプランジヤ11が更に下降す
ることで、円盤状弁体15が弁室底部に押し下げ
られ、弁室底部に当接して停止する。このよう
に、円盤状弁体15は、弁孔18の閉止後に、弁
室底部側に移動することで、弁室の円盤状弁体1
5と出口3間の容積が増大する。その結果、従来
のように閉弁時に流体が出口3から押出されるこ
とは無く、むしろ出口3側から弁室4内に吸入さ
れる。
〔実施例〕
次に本考案による電磁弁が実際上どのように具
体化されるかを実施例で説明する。第3図と第4
図は、本考案による電磁弁の開弁状態と閉弁状態
の縦断面図である。図において、従来と同一部分
には同一符号が付してある。本考案においては、
弁体15はプランジヤ11に取付けずに別体と
し、ゴムや軟質合成樹脂等によつて円盤状に形成
してある。弁体15と本体1間に、復帰スプリン
グ12より弱い圧縮スプリングからなる押圧バネ
16が介在しており、この弁体15は、プランジ
ヤ11の移動方向と同方向に移動可能に、ガイド
17により弁室4下方に内蔵され、かつガイドさ
れている。ガイド17は筒状を成しており、上端
は筒内中心に向つてフランジ17′が形成され、
内壁は弁体15外周縁と密接するか、わずかの隙
間を介して弁体15の上下動をガイドする。弁体
15には、入口2と出口3を連通する弁孔18が
あけられており、この弁孔18の開口面積によ
り、開弁時に被制御流体の流量を、任意に設定す
ることができる。弁体15の上下両面には、弁孔
18を取囲むようにリング状の突条19,19′
が形成されている。プランジヤ11の下端面1
1′の径は、弁体のリング状突条19の径より大
きく、プランジヤ下端面11′がリング状突条1
9に当接することにより、弁孔18が閉じられ
る。
次に本考案による電磁弁の動作を説明する。電
磁コイル8への通電時には、第3図のようにプラ
ンジヤ11は固定鉄心6側に吸引されており、弁
体15は押圧バネ16により押し上げられてガイ
ド17のフランジ17′に係止されている。この
ため被制御流体は入口2より流入し、弁体15の
弁孔18を通り出口3より流出して、燃焼機B等
に供給される。電磁コイル8への通電を断つと、
プランジヤ11は復帰スプリング12により下方
へ押下げられ、プランジヤ11が下降して弁体1
5の突条19に当接すると、弁孔18は閉止さ
れ、弁孔18からの流出は停止される。その後、
さらにプランジヤ11は下降し、押圧バネ16を
圧縮しながら弁体15を押下げ、弁体15下面の
突条19′が弁室4底面に当接したところで停止
する。このとき、弁体15はフランジ17から離
間して、弁室4底面まで距離Lだけ下降する。そ
のため、弁室4の出口3側の容積が増大して負圧
となり、それによつて出口3側の被制御流体は、
矢印a方向に引戻される。従つて従来のように弁
室4内の被制御流体が押出されることなく、むし
ろ出口管D中の油が電磁弁中に逆流するので、す
でに燃焼機B中に供給された油が燃焼するだけ
で、間もなく消火する。
第5図は他の実施例を示す縦断面図で、弁体1
5′と一体にダイヤフラム部20を設け、このダ
イヤフラム部20の外周縁を弁室4内壁周囲に止
め輪21等で固着して、弁体15′を上下動可能
にしたものである。この場合、弁体15′中に、
小孔のあいた薄板金属板22をインサートしてお
き、この小孔を弁孔にすることにより、流量を高
精度に規定することもできる。
〔考案の効果〕
このように本考案による電磁弁においては、弁
体をプランジヤと別体にして、弁室下部に上下動
可能に設け、弁閉止時にプランジヤで弁孔を閉じ
ると共に、弁体を入口側に押下げて、弁室内の出
口側の容積を増大する構成に成つているので、出
口側の被制御流体が弁室中に引戻され、閉弁と同
時に確実に出口管D中の油の流出が停止される。
そのため、第1図に示す燃焼機Bの制御弁Cに、
本考案による電磁弁を使用すれば、従来のように
弁閉止時に不完全燃焼による悪臭を発生すること
なしに迅速に消火することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は流体燃焼機における配管系の概念側面
図、第2図は従来の電磁弁の縦断面図、第3図、
第4図は本考案による電磁弁の開弁状態と閉弁状
態の縦断面図、第5図は他の実施例による電磁弁
の縦断面図である。 図において、15,15′は弁体、16は押圧
バネ、17はガイド、18は弁孔、19,19′
は突条、20はダイヤフラム部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁室4の側部に出口3が開口し、弁室4の底部
    中央に入口2が開口している電磁弁において、 該弁室4の、弁室底部とプランジヤ11との間
    に、円盤状の弁体15を、プランジヤ11とは独
    立して、プランジヤ11の移動方向に所定のスト
    ロークを移動できるように、プランジヤ11とは
    分離して内蔵し、 該円盤状弁体15の中央に、弁孔18を設け、
    かつ該円盤状弁体15のプランジヤ11側面に環
    状の突条19を形成し、プランジヤ11の該環状
    突条19との当接面の径は、該環状突条19の径
    より大きくし、 しかも該弁体15の外周縁と弁室内壁間は、流
    体が容易に通過不能に閉鎖されており、 該弁体をプランジヤ11側に押圧するバネ手段
    16を有していることを特徴とする電磁弁。
JP19709985U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0118941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19709985U JPH0118941Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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JP19709985U JPH0118941Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61114181U JPS61114181U (ja) 1986-07-18
JPH0118941Y2 true JPH0118941Y2 (ja) 1989-06-01

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JP19709985U Expired JPH0118941Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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