JPH0639234Y2 - 緩点火電磁弁 - Google Patents

緩点火電磁弁

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JPH0639234Y2
JPH0639234Y2 JP12325389U JP12325389U JPH0639234Y2 JP H0639234 Y2 JPH0639234 Y2 JP H0639234Y2 JP 12325389 U JP12325389 U JP 12325389U JP 12325389 U JP12325389 U JP 12325389U JP H0639234 Y2 JPH0639234 Y2 JP H0639234Y2
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JP
Japan
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damper chamber
diaphragm
valve
solenoid valve
primary
Prior art date
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JP12325389U
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English (en)
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JPH0364337U (ja
Inventor
誠逸 角川
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ITO KOKI CO., LTD.
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ITO KOKI CO., LTD.
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、緩点火電磁弁に関するものである。
〔従来の技術〕
工業用、業務用の燃焼装置の着火時にガスを大量に流す
と大きな着火音が発生したり、着火ミスが起生する。
そこで、上述の問題をなくすためにスローオープンいわ
ゆる緩点火電磁弁が使用されている。
従来の緩点火電磁弁は、第2図に示すように電磁弁1の
上端にオイルの封入ダンパー本体2内にピストン3を組
み込むと共に、このピストン3には、ピストン3を挟む
上室4と下室5とが連通する通孔6及びバネ7によりピ
ストン3を下方に押し戻したときにのみ開く塞ぎ板8が
設けてあり、また、上記の上室4と下室5とを連通する
通路9内には、上室4から上記通路9をへて下室5に向
うオイルの流量調整用即ち弁の開きを抑制する絞り弁10
が設けてあり、さらに下室5内のオイルが電磁弁1に流
入しないよう上記下室5内に臨ませてある連結棒11の上
端部外側は、ベロー12によりシールしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ベローが破損した場合電磁弁側にオイルが流入し、ガス
通路にオイルが混入して大変なことになる問題があっ
た。
そこで、この考案はダンパー室内に電磁弁側の入口側の
ガスを流入させてオイルを使用しないようにした緩点火
電磁弁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案はダイヤフラム
により内部を一次ダンパー室と二次ダンパー室とに区劃
すると共に、上記の一次ダンパー室に電磁弁の一次側を
プランジャ組み込み筒部を介し連通させたダンパーボッ
クスと、上記一次ダンパー室の方向にダイヤフラムを押
し戻すように設けた復帰バネと、一次ダンパー室と二次
ダンパー室とを連通させると共に、途中に絞り部を有す
る通路と、電磁弁の開弁にともないスライドするプラン
ジャを介し二次ダンパー室側にダイヤフラムをプッシュ
するよう設けた連結棒と、復帰バネにより一次ダンパー
室の方向にダイヤフラムを押し戻すときにのみ開弁する
ようダイヤフラムに設けた弁とで構成したものである。
〔作用〕
電磁弁の開弁にともないコアーに吸引されてスライドす
るプランジャを介し連結棒を同方向にスライドさせるの
で、ダイヤフラムが二次ダンパー室側に向けプッシュさ
れる。
その結果、二次ダンパー室側のガスは、通路をへて一次
ダンパー室に向うと共に、絞り部により流量を制限され
てダイヤフラムの移動を抑制し、電磁弁の弁座から弁体
が徐々に遊離する。
次に電磁弁のコイルへの通電を停止すると、プランジャ
に付与してある復帰力により急激に上記ブランジャを押
し戻して弁座に弁体を押しつける。
また、連結棒によるダイヤフラムのプッシュも解除され
るので、復帰バネによりダイヤフラムが押し戻され、か
つ弁を開いて一次ダンパー室内のガスを二次ダンパー室
に流入させて上記ダイヤフラムを急激に戻す。
〔実施例〕
以下、この考案に係る緩点火電磁弁の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
図示の電磁弁Aは、コイル21に通電すると電磁石により
プランジャ22がコアー23に吸引されて上方にスライドす
ると共に、上記プランジャ22の下端に設けてある弁体24
が弁座25から遊離し、またコイル21への通電を停止する
と、第1バネ26によりプランジャ22を下方にスライドさ
せて片座25に弁体24を押し付ける構造となっている。
27はダイヤフラム28により内部を一次ダンパー室29と二
次ダンパー室30とに区劃すると共に、一次ダンパー室29
に電磁弁Aの一次側を連通させて上記電磁弁Aの上端に
設けたダンパーボックスである。
上記電磁弁Aの一次側と一次ダンパー室29との連通は、
図示の場合プランジャ22をガイドする筒体36の内周と上
記プランジャ22の外周との間隙31及びコアー23の軸芯に
設けてある通孔32とで上記一次側のガスが一次ダンパー
室29に流入するようになっている。
33は一次ダンパー室29内と二次ダンパー室30内とを連通
させる通路で、この通路33の中途には、調整可能な絞り
部34が設けられている。
35は一次ダンパー室29の方向にダイヤフラム28を押す第
2バネである。
37はプランジャ22が上方にスライドすると二次ダンパー
室側にダイヤフラム28をプッシュする連結棒である。
38は第2バネ35により一次ダンパー室29の方向にダイヤ
フラム28を押し戻したときにのみ開弁するよう上記ダイ
ヤフラム28に設けた弁である。
上記の弁38は、図示の場合ダイヤフラム28の中心に設け
た透孔39と、この透孔39の下縁に設けたダンパー弁座40
と、連結棒37の上端に取付けたダンパー弁体41と、この
ダンパー弁体41の上面周縁部とダイヤフラム28下面とに
両端を当接させた第2バネ35よりも弱い第3バネ42とで
構成し、コイル21への通電停止にともない第1バネ26に
よりプランジャ22が押し下げられると、上記プランジャ
22による連結棒37の押し上げが解除されるため、第3バ
ネ42によってダンパー弁体41が降下する。その結果、ダ
ンパー弁座40から上記ダンパー弁体41が遊離するように
したが、上記以外の構造の弁を用いてもよい。
次に上記構成された緩点火電磁弁の作用を説明する。
非通電時にあっては、第1図に示すように第1バネ26に
より弁座25に弁体24を押し付けていると共に、電磁弁A
の一次側と一次ダンパー室29及び二次ダンパー室30内は
同圧に保持されている。
また、上記の同圧により第2バネ35によりダイヤフラム
28を押し下げているので、ダンパー弁座40にダンパー弁
体41が押し付けられている。
次にコイル21に通電すると、電磁石によりプランジャ22
がコアー23に吸引されて上方にスライドするので、弁座
25から弁体24が遊離する。
一方プランジャ22のスライドにともない共に上方にスラ
イドする連結棒37によりダイヤフラム28を押し上げる。
このとき、ダンパー弁座40にダンパー弁体41を押し付け
て気密を保っているため、二次ダンパー室30内のガス圧
が上昇する。(一次ダンパー室29内のガス圧は、電磁弁
Aの一次側と連通しているため、変化しない) 上記二次ダンパー室30内の圧力の上昇したダスは、絞り
部34を有する通路33をへて一次ダンパー室29に排出され
るので、ダイヤフラム28が徐々に上昇する。
その結果、プランジャ22と共に弁体24が徐々に上昇しな
がら弁座25を開放させる。
上記弁座25の全開後には、一次ダンパー室29と二次ダン
パー室30とは、同圧になっている。
次にコイル21への通電を停止すると、第1バネ26により
プランジャ22と共に弁体24を急激に降下させて弁座25に
上記弁体24を押し付けてガス流入路を閉鎖する。
また、プランジャ22の降下にともない第3バネ42により
ダンパー弁体41と共に連結棒37を押し下げてダンパー弁
座40から上記ダンパー弁体41を遊離させるので、一次ダ
ンパー室29及び二次ダンパー室30が開放され、第2バネ
35によりダイヤフラム28が急激に降下し、元の位置に戻
す。
なお、図に示すようにプランジャ22の下端に設ける弁体
24を、長孔43と、この長孔43に貫通するピン44とで上下
方向に若干遊びがあるよう取付けておくと、通電時のガ
ス流量(スタートガス)及び遅延時間が設定できる。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る緩点火電磁弁によれば、
ダンパーに気体を使用するので、復帰時間が液体(オイ
ル)に比較して短かいと共に、ベローが破損してガスと
オイルとの混入により大変なことになるような問題をな
くすることができる。
また、ダンパー及び復帰構造が極めて簡単となり、仮に
ダイヤフラムが破損しても外部にガスが漏洩しない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る緩点火電磁弁の縦断正面図、第
2図は従来品の縦断正面図である。 A……電磁弁、21……コイル、 22……プランジャ、23……コアー、 24……弁体、25……弁座、 26……第1バネ、 27……ダンパーボックス、 28……ダイヤフラム、29……一次ダンパー室、 30……二次ダンパー室、 31……間隙、32……通孔、 33……通路、34……絞り部、 35……第2バネ、36……筒体、 37……連結棒、38……弁、 39……透孔、40……ダンパー弁座、 41……ダンパー弁体、42……第3バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤフラムにより内部を一次ダンパー室
    と二次ダンパー室とに区劃すると共に、上記の一次ダン
    パー室に電磁弁の一次側をプランジャ組み込み筒部を介
    し連通させたダンパーボックスと、上記一次ダンパー室
    の方向にダイヤフラムを押し戻すよう設けた復帰バネ
    と、一次ダンパー室と二次ダンパー室とを連通させると
    共に、途中に絞り部を有する通路と、電磁弁の開弁にと
    もないスライドするプランジャを介し二次ダンパー室側
    にダイヤフラムをプッシュするよう設けた連結棒と、復
    帰バネにより一次ダンパー室の方向にダイヤフラムを押
    し戻すときにのみ開弁するようダイヤフラムに設けた弁
    とから成る緩点火電磁弁。
JP12325389U 1989-10-19 1989-10-19 緩点火電磁弁 Expired - Lifetime JPH0639234Y2 (ja)

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JP12325389U JPH0639234Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 緩点火電磁弁

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JP12325389U JPH0639234Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 緩点火電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0364337U JPH0364337U (ja) 1991-06-24
JPH0639234Y2 true JPH0639234Y2 (ja) 1994-10-12

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