JPS6215568Y2 - - Google Patents

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JPS6215568Y2
JPS6215568Y2 JP1982064048U JP6404882U JPS6215568Y2 JP S6215568 Y2 JPS6215568 Y2 JP S6215568Y2 JP 1982064048 U JP1982064048 U JP 1982064048U JP 6404882 U JP6404882 U JP 6404882U JP S6215568 Y2 JPS6215568 Y2 JP S6215568Y2
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JP
Japan
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diaphragm
valve
sheet
retainer
valve seat
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JP1982064048U
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JPS58167369U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の目的 (考案の技術分野) 本考案は、流体制御用のダイアフラム式制御弁
に関し、弁部を兼ねるシート状ダイアフラムの、
異物による損傷や流体漏れを防止するものであ
る。
(技術の背景) 流体の流通を制御する制御弁には、弁体の形状
によつてポペツト式やニードル式、あるいはダイ
アフラム式などの制御弁がある。このような制御
弁において、被制御流体の流通部と制御駆動部と
の間に気密を要したり、被制御流体の圧力を利用
して弁体を開閉させる場合には、ダイアフラム式
の制御弁が利用されている。
従来のダイアフラム式制御弁のダイアフラム式
弁体は、第1図に示す構成になつている。即ち、
シート状体で弁部と受圧部を構成されたシート状
ダイアフラムAに、弁座Bの当接面と反対側から
剛性を有する材質からなるリテーナCを当て、ピ
ンDをリテーナCとシート状ダイアフラムAの孔
に貫通させている。このピンDの下端にダイアフ
ラム抑えEを嵌め、ピンDを加締めることにより
シート状ダイアフラムAとリテーナCを固着して
いる。ところが、このようなシート状のダイアフ
ラムAで弁部A′を兼ねさせて弁孔Fを開閉する
と、閉弁時に第2図イのように異物Gをシート状
ダイアフラムAと弁座B間に咬み込んだり、ある
いはダイアフラム形パイロツト弁作動方式の制御
弁において、同図ロのように異物GをリテーナC
とシート状ダイアフラムA間に挟み込んだ場合
に、剛体である弁座とリテーナC間のダイアフラ
ムAはシート状で薄いため、異物の押圧で切れた
り傷つきやすく、流体漏れの恐れがあつた。
(従来技術とその問題点) そのために、第3図、第4図に示すダイアフラ
ム弁体が提案されている。第3図のダイアフラム
弁体は、ダイアフラムAの弁座B当接面に、ダイ
アフラムAと一体の厚肉部Hを形成している。第
4図の場合は、ダイアフラムAとは別体のバルブ
デイスクIを設け、このバルブデイスクIをデイ
スク抑えJでダイアフラムAとの間に挟着保持さ
せている。このように第3図、第4図のダイアフ
ラム弁体によれば、ダイアフラムAとは別に弁部
を設けているので、ダイアフラムAの損傷や流体
漏れの恐れは無くなる。しかし、前者はダイアフ
ラムAに厚肉部Hを一体に形成しなければなら
ず、後者においてはバルブデイスクIを組み込ま
なければならないため、従来のシート状のダイア
フラムで弁部を兼ねさせていたダイアフラム弁体
と比べ、製造工程や部品点数が増加して構造が複
雑化し、コストアツプを招いている。
(考案の具体的目的) 本考案は、このような従来の問題を解決するも
のであり、ダイアフラム弁体の異物を挟み込みに
よるシート状ダイアフラムの損傷を、簡素な構成
で防止することを目的とする。
(b) 考案の構成 この目的を達成するために本考案は、被制御流
体が流通する弁室に、弁座と係合可能に内蔵され
たダイアフラム弁体のシート状ダイアフラムとリ
テーナとの間にシート状の弾性材を介在させてい
る。即ち、弁部と受圧部を構成するシート状ダイ
アフラムと、弁座と反対側の面で前記シート状ダ
イアフラムを支持するリテーナとの間に介在した
弾性材の緩衝作用によつて、シート状ダイアフラ
ムが弁座とリテーナ間で異物を挟んだ場合に弾性
材の弾性変形で力を逃がし、シート状ダイアフラ
ムに異物が押圧されて切断や損傷するのを防止し
ている。
(c) 考案の効果 このように本考案によれば、シート状の弾性材
を介在するだけで、強度の弱いシート状ダイアフ
ラムの切断・損傷を防止することができる。しか
も、弁部と受圧部をシート状ダイアフラムで構成
することができるので、従来のように厚肉部を一
体に成型したり弁部を別体に設ける必要も無く、
製造工程数や部品点数を増加させることなく簡素
な構成で損傷を防止してシート状ダイアフラムの
耐久性を向上し、更にコストダウンを図ることが
できる。
(d) 考案の実施例 次に本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第5図は本考案を実施したダイアフラム形パイロ
ツト弁作動式電磁弁の断面図、第6図、第7図は
ダイアフラム弁体の断面図と分解斜視図である。
本体1は、被制御流体の入口2と出口3を備えて
おり、弁室4内には出口3側に連通する弁座5が
形成されている。この弁座4に係合されるダイア
フラム弁体6は、第6図、第7図に示す構成にな
つている。
ダイアフラム弁体6は、弁部61とその外側の
受圧部62を1枚のシート状ダイアフラム63よ
り構成している。このシート状ダイアフラム63
に、弁座5当接面と反対側からゴム、軟質合成樹
脂などから成るシート状の弾性材64を介してリ
テーナ65を当て、リテーナ65、弾性材64お
よびシート状ダイアフラム63にそれぞれ開けら
れた孔にピン66を挿通する。ピン66の下端に
ダイアフラム抑え67を嵌めて加締めることによ
り、リテーナ65、弾性材64、シート状ダイア
フラム63を一体に固着し、ダイアフラム弁体6
を構成している。
このダイアフラム弁体6は、本体1上端と本体
1の上カバー7下端間にシート状ダイアフラム6
3周縁を挟着保持することによつて、弁室4内に
実装されている。上カバー7には、電磁石8が搭
載されている。電磁石8は、コイル81内のプラ
ンジヤガイド82上部に固定鉄心83を備えてい
る。プランジヤガイド82の下端は、上カバー7
の孔71に挿通され、上下動可能に内蔵したプラ
ンジヤ84の下部を弁室4内に突入させている。
弁室4内に突入されたプランジヤ84の下部と上
カバー7の天井部間には、圧縮バネからなる復帰
バネS1が装着され、プランジヤ84を下方へ弾圧
している。この復帰バネS1とコイル81によつて
プランジヤ84を往復駆動し、ダイアフラム弁体
6を弁座5に圧接・離間させる。
即ち、プランジヤ84下端とダイアフラム弁体
6のピン66間には、引つ張りバネよりなるダイ
アフラムバネS2が装着され、ピン66上端をプラ
ンジヤ84下端に向けて弾圧している。このた
め、コイル81の非通電時には、第8図イのよう
にピン66に開けられたパイロツトオリフイス6
8が閉止され、シート状ダイアフラム63のブリ
ード孔69より弁室4に流入する流体の圧力と復
帰バネS1のバネ力で、ダイアフラム弁体6は弁座
5に押圧されている。コイル81に通電すると、
プランジヤ84は固定鉄心83へ吸引されてパイ
ロツトオリフイス68を開き、弁室4の流体を出
口3側へ放出する。このため弁室4内の圧力が入
口2側より低くなり、シート状ダイアフラム63
の受圧部62に入口側圧力が作用してダイアフラ
ム弁体6を押し上げ、弁座5から離間させる(第
8図ロ)。入口側圧力が低い場合でも、ダイアフ
ラムバネS2によつてダイアフラム弁体6は引き上
げられ、弁を開く。
コイル81への通電を切ると、プランジヤ84
は復帰バネS1により固定鉄心83から離れ、まず
パイロツトオリフイス68を閉じる。このため、
入口側圧力がブリード孔69から弁室4内に流入
し、弁室4内と入口2側とのシート状ダイアフラ
ム63の受圧面積の差でダイアフラム弁体6は
徐々に下降され、弁座5に押圧されて弁を閉じ
る。なお、シート状ダイアフラム63の弁室4内
圧力が高まらず、弁座5への押圧力が足りない場
合や弁の向きが横や上下逆の場合でも、復帰バネ
S1のバネ力で弁体6は復帰され、弁を閉じること
ができる。
ところで、被制御流体中にスケール、砂、石な
どの異物が混入していると、従来は第2図のよう
に弁座BとリテーナC間に異物Gを挟み込んだ場
合にシート状ダイアフラムAの切断や損傷が起こ
り、流体漏れの原因となつていた。これに対し本
考案においては、シート状ダイアフラム63とリ
テーナ65間にシート状の弾性材64を介在さ
せ、切断・損傷を防止している。即ち第9図イの
ように、弁座5とシート状ダイアフラム63間に
異物9が挟まれた場合、シート状ダイアフラム6
3に作用する力を弾性材64の弾性変形で吸収
し、シート状ダイアフラム63を変形させて損傷
を防止する。シート状ダイアフラム63とリテー
ナ65間に異物9が挟まれた場合は、同図ロのよ
うに剛体のリテーナ65に対して弾性材64の緩
衝作用で、シート状ダイアフラム63への影響を
小さくしている。
このように本考案によれば、弁座とリテーナ間
の異物の挟み込みによるシート状ダイアフラムの
損傷を簡素な構成で防止し、シート状ダイアフラ
ムの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の弁部と受圧部をシート状ダイア
フラムで構成したダイアフラム弁体の断面図、第
2図は異物の挟み込み状態を示す部分拡大断面
図、第3図、第4図はそれぞれ従来のダイアフラ
ムの損傷を防止したダイアフラム弁体の断面図、
第5図から第9図は本考案の実施例を示すもの
で、第5図は本考案を実施したダイアフラム形パ
イロツト弁作動式電磁弁の断面図、第6図、第7
図はダイアフラム弁体の断面図と分解斜視図、第
8図イ,ロはそれぞれ電磁弁の動作状態を示す断
面図、第9図イ,ロはそれぞれ異物の挟み込み状
態を示すダイアフラム弁体の部分拡大断面図であ
る。 図において、1は本体、4は弁室、5は弁座、
6はダイアフラム弁体、61は弁部、62は受圧
部、63はシート状ダイアフラム、64は弾性
材、65はリテーナ、66はピン、67はダイア
フラム抑え、8は電磁石、9は異物をそれぞれ示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被制御流体が流通する弁室に、弁座と係合可能
    に内蔵されたダイアフラム弁体の弁部と受圧部を
    シート状ダイアフラムで構成し、 このシート状ダイアフラムと、このシート状ダ
    イアフラムを弁座当接面の反対側で支持するリテ
    ーナとの間にシート状の弾性材を介在させたこと
    を特徴とするダイアフラム式制御弁。
JP6404882U 1982-05-01 1982-05-01 ダイアフラム式制御弁 Granted JPS58167369U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6404882U JPS58167369U (ja) 1982-05-01 1982-05-01 ダイアフラム式制御弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP6404882U JPS58167369U (ja) 1982-05-01 1982-05-01 ダイアフラム式制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167369U JPS58167369U (ja) 1983-11-08
JPS6215568Y2 true JPS6215568Y2 (ja) 1987-04-20

Family

ID=30074109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6404882U Granted JPS58167369U (ja) 1982-05-01 1982-05-01 ダイアフラム式制御弁

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826180U (ja) * 1971-07-31 1973-03-29
JPS5431721B2 (ja) * 1973-12-26 1979-10-09

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111449Y2 (ja) * 1977-08-05 1986-04-11

Patent Citations (2)

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JPS4826180U (ja) * 1971-07-31 1973-03-29
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JPS58167369U (ja) 1983-11-08

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