JPH0410446Y2 - - Google Patents

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JPH0410446Y2
JPH0410446Y2 JP1985077649U JP7764985U JPH0410446Y2 JP H0410446 Y2 JPH0410446 Y2 JP H0410446Y2 JP 1985077649 U JP1985077649 U JP 1985077649U JP 7764985 U JP7764985 U JP 7764985U JP H0410446 Y2 JPH0410446 Y2 JP H0410446Y2
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JP
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valve
valve seat
movable
housing
valve body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電気温水器の配管等におい
て、過大圧力を逃がすために用いられる逃し弁に
関する。
(従来の技術) 一般に、逃し弁は、その中に入る流体の圧力が
所定値を越えるときに、この流体圧によつて強制
的に弁開状態にされる構造となつている。また、
従来の逃し弁には、この中に入る流体圧とは無関
係にそれを弁開状態とすることができるように、
電動または手動弁開装置を設けたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の電動または手動弁開装置を併有する逃し
弁は、弁開のために遠隔操作または手動操作を選
択することが不可能なものであるため、用途が制
限されるという問題がある。
また、手動操作と電磁操作の双方によつて弁開
が可能な弁構造でも、例えば実開昭59−152269号
公報の電磁弁のように、弁座に弁体を密着させて
弁開状態にするばねの付勢力が、前記手動又は操
作による弁開を妨げる反対方向の力として作用す
る構造の場合には、このばねの付勢力に対抗する
以上の大きな作動力が必要となり、弁開操作を困
難にすると共に、逆にばねの付勢力が弱すぎると
通常の弁閉状態で流体洩れを生ずる。
本考案は、このような従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的は、手動操作およ
び遠隔的な自動操作の両方により強制的に弁開状
態とすることが容易で確実にできる逃し弁を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ハウジングの一方には遠隔操作で移
動する摺動部材を介して逃し弁を強制的に作動さ
せるソレノイド等による電気弁開装置が、他方に
は手動操作で位置調節可能な調節ピンを介して逃
し弁を強制的に作動させる手動弁開装置が各々装
着され、このハウジング内に形成された入口と出
口間の流路には固定弁座を設け、この固定弁座の
下流側に隣接してダイアフラムを介して前記ハウ
ジングに取り付けられる可動弁座を設け、この可
動弁座と前記ハウジング間には当該可動弁座を常
時は前記固定弁座へ密着させるように付勢する第
1付勢手段を設け、この第1付勢手段の付勢力は
前記ハウジングの入口から所定値を越える流体圧
が入つて前記ダイアフラムを押圧した際に前記可
動弁座が前記固定弁座から離脱されるように設定
され、前記固定弁座の上流側に隣接して弁体を設
け、この弁体は前記電気弁開装置の摺動部材に取
り付けられると共に、当該弁体から突設して前記
可動弁座を摺動可能に貫通させた弁軸の先端部が
前記手動弁開装置の調節ピンに近接して延在さ
れ、この弁軸の先端側と前記可動弁座との間には
常時は前記弁体を可動弁座へ密着させるように当
該弁軸を介して弁体を付勢する第2付勢手段を設
け、この第2付勢手段の付勢力は前記ハウジング
の入口から所定値を越える流体圧が入つて前記弁
体を押圧した際に、前記可動弁座から弁体が離脱
されるように前記弁軸が前記調節ピンに当接制止
する位置まで移動可能に設定された逃し弁であ
る。
(作用) 前記逃し弁の通常の使用時に過大な流体圧が入
つたとすると、前記固定弁座および弁体と可動弁
座との間が開放され、また遠隔もしくは手動によ
る弁開操作の場合は、前記固定弁座と可動弁座の
間が開放される。
(実施例) 以下、第1図〜第4図に示す実施例に基づいて
本考案を説明する。
各図において、本考案の逃し弁は所望形状のハ
ウジング1を備えている。ハウジング1は、入口
2および出口3を有するとともに、当該入口2お
よび出口3を結ぶ流路4を有している。
前記流路4において、前記ハウジング1内には
環状の固定弁座5が設けられている。固定弁座5
は、通常のバルブの弁座と同一の作用をするもの
である。
また、前記流路4内において前記固定弁座5の
下流側には、前記固定弁座5の一方の側に対して
密着および離脱し得る可動弁座6が設けられてい
る。この可動弁座6は、その一部に前記流路4と
連通する通孔7を有している。すなわち、本実施
例では可動弁座6は実質的に環状(舵輪状)であ
つてその内側に前記通孔7を有し、通孔7は前記
固定弁座5の中央通孔に連通(本実施例では対
面)している。
前記可動弁座6は、これの周囲を保持する環状
のダイアフラム8により前記ハウジング1に対し
て往復移動可能に取付けられている。ダイアフラ
ム8は、ハウジング1の入口2から入つた流体圧
が所定値を越えるときに、これにより押圧されて
前記可動弁座6を前記固定弁座5から離脱させ
る。
また、前記可動弁座6の下流側において、ハウ
ジング1内には、前記可動弁座6を常時前記固定
弁座5へ密着させるように付勢する第1付勢手段
9が設けられている。第1付勢手段9は例えば調
節用コイルバネからなり、これの一端は前記可動
弁座6に当接し、他端はハウジング1の内壁に当
接している。
次に、前記可動弁座6の上流側において前記流
路4内には、前記可動弁座6に対して着脱し得る
弁体10が設けられている。弁体10は前記可動
弁座6の通孔7を開閉するためのものであつて、
前記可動弁座6が前記固定弁座5に密着する側と
同一の側において同可動弁座6に対し密着ないし
離脱する。また、弁体10はその中央に自らを案
内する弁軸11を有している。弁軸11は前記可
動弁座6の中央を摺動可能に貫通しているととも
に、同可動弁座6により保持されている。
さらに、前記弁体10は常時前記可動弁座6に
密着するように、第2付勢手段12によつて付勢
されている。第2付勢手段12は円錐状のコイル
バネからなり、その頂点側は前記弁軸11の先端
に取付けられ、かつその底辺側は前記可動弁座6
に当接している。
前記弁体10の前記可動弁座6側への移動量
は、前記ハウジング1に設けられたストツパー1
8(後述する手動弁開装置14の調節ピン)に当
接することよつて制限されるが、このストツパー
18は位置調節が可能なもので、例えばネジ状で
あつてハウジング1に対する螺合深さを変えるこ
とによりその位置を調節される。
さらに、本考案においては、前記弁体10を前
記可動弁座6から強制的に離脱させて弁開状態に
し得る電気弁開装置13および手動弁開装置14
が、それぞれ前記ハウジング1に設けられてい
る。
電気弁開装置13は例えばソレノイド15を内
臓しており、ソレノイド15は、一側が前記弁体
10に固定されて他側が当該ソレノイド15の軸
心を摺動可能な摺動体である磁性体16を吸引な
いし開放することにより、弁体10を可動弁座6
に対して着脱させる。なお、電気弁開装置の操作
は遠隔的に行われる。
一方、前記手動弁開装置14は、ハウジング1
に固着されたナツト状部材17と、この中に螺合
されたネジ状の調節ピン18とを備え、調節ピン
18は、前記弁体10のうち前記磁性体16の反
対の側において、同弁体10の弁軸11の先端に
当接する。したがつて、調節ピン18がナツト状
部材17に深く螺合されて弁軸11を押圧するこ
とにより、弁体10が可動弁座6から離脱され
る。なお、調節ピン18は、前記したように、通
常は前記弁体10のためのストツパーの機能をも
奏するものである。
上記のように構成された逃し弁において、本実
施例では前記ハウジング1が前記入口2を含む第
1半割部19と、前記出口3を含む第2半割部2
0とに二分割されており、前記第2半割部20が
第1半割部19に対して着脱可能となつている。
前記第1半割部19には前記電気弁開装置13が
取付けられている。また、前記第2半割部20内
には、前記固定弁座5、可動弁座6、ダイアフラ
ム8、第1付勢手段9、第2付勢手段12、スト
ツパー18a、および手動弁開装置14が予め一
体に組込まれていて、これらが全体で1つのユニ
ツトにされている。すなわちカセツト化されてい
る(第4図参照)。
上記のように構成された逃し弁の動作について
説明すると、この逃し弁の通常の使用時には前記
可動弁座6が第1付勢手段9の付勢力によつて固
定弁座5に密着し、かつ弁体10が第2付勢手段
12の付勢力によつて可動弁座6に密着して、流
路4を完全に閉鎖している。この状態で入口2か
ら過大な流体圧が入ると、これにより前記ダイア
フラム8と前記弁体10ならびに前記可動弁座6
が同時に押されて、可動弁座6が第1付勢手段9
の付勢力に抗して固定弁座5から離れると共に、
前記弁軸11がストツパー18に当接制止される
と前記弁体10からも離れて、その通孔7が開通
し、流路4を開いて過大圧力を出口3から外へ逃
がす(第1図の拡大部A参照)。
次に、前記可動弁座6および弁体10による前
記流路4の閉鎖時に、これを遠隔場所から強制的
に開通させる場合には、前記電気弁開装置13を
作動(通電)させて摺動部材である磁性体16を
吸着移動させることにより、また近距離において
流路4を開放させるには前記手動弁開装置14を
操作してストツパー(調節ピン)18で弁軸11
を押し上げることにより、前記第2付勢手段12
の付勢力に抗するだけの小さな作動力で前記弁体
10を前記可動弁座6から離脱させることができ
る(第1図の拡大部B参照)。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によると、固定
弁座および弁体に加えて可動弁座を設け、通常の
使用時には過大圧力のみによつて可動弁座が開い
て弁開状態となり、また強制的弁開操作時には、
弁体が開かれて弁開状態となるようにし、しかも
電気的および手動の両方の弁開装置により弁体を
開放できる構成としたので、強制的弁開操作が遠
隔的自動操作と手動操作のいずれかを自由に選択
して行うことができ、それゆえ幅広い用途におい
て使用することが可能な逃し弁が得られる。
また、本考案では強制的な弁の開閉に作用する
第2付勢手段を、通常の逃し弁としての弁の開閉
に作用する第1付勢手段とは別に設け、この第2
付勢手段は可動弁座に弁体を密着させるだけの小
さい付勢力を備えたのものにし、第1付勢手段は
通常の逃し弁として十分に機能するように大きな
付勢力を備えたものに各々設定することができ
る。
従つて、強制的な弁の開閉は小さな作動力で容
易かつ確実に行なうことができると共に、通常の
逃し弁としては流体洩れのない確実な弁閉状態を
容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の一実施例に係る逃し弁の縦
断面図、第1図Bは、第1図Aの−断面図、
第2図は第1図の外観図、第3図は第2図の右側
面図、第4図は第1図の要部断面図である。 符号の説明、1……ハウジング、2……入口、
3……出口、4……流路、5……固定弁座、6…
…可動弁座、7……通孔、8……サポート、9…
…第1付勢手段、10……弁体、11……弁軸、
12……第2付勢手段、13……電気弁開装置、
14……手動弁開装置、15……ソレノイド、1
6……磁性体(摺動部材)、17……ナツト状部
材、18……調節ピン(ストツパー)、19……
第1半割部、20……第2半割部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの一方には遠隔操作で移動する摺動
    部材を介して逃し弁を強制的に作動させるソレノ
    イド等による電気弁開装置が、他方には手動操作
    で位置調節可能な調節ピンを介して逃し弁を強制
    的に作動させる手動弁開装置が各々装着され、こ
    のハウジング内に形成された入口と出口間の流路
    には固定弁座を設け、この固定弁座の下流側に隣
    接してダイアフラムを介して前記ハウジングに取
    り付けられる可動弁座を設け、この可動弁座と前
    記ハウジング間には当該可動弁座を常時は前記固
    定弁座へ密着させるように付勢する第1付勢手段
    を設け、この第1付勢手段の付勢力は前記ハウジ
    ングの入口から所定値を越える流体圧が入つて前
    記ダイアフラムを押圧した際に前記可動弁座が前
    記固定弁座から離脱されるように設定され、前記
    固定弁座の上流側に隣接して弁体を設け、この弁
    体は前記電気弁開装置の摺動部材に取り付けられ
    ると共に、当該弁体から突設して前記可動弁座を
    摺動可能に貫通させた弁軸の先端部が前記手動弁
    開装置の調節ピンに近接して延在され、この弁軸
    の先端側と前記可動弁座との間には常時は前記弁
    体を可動弁座へ密着させるように当該弁軸を介し
    て弁体を付勢する第2付勢手段を設け、この第2
    付勢手段の付勢力は前記ハウジングの入口から所
    定値を越える流体圧が入つて前記弁体を押圧した
    際に、前記可動弁座から弁体が離脱されるよう前
    記弁軸が前記調節ピンに当接制止する位置まで移
    動可能に設定されたことを特徴とする逃し弁。
JP1985077649U 1985-05-27 1985-05-27 Expired JPH0410446Y2 (ja)

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