JPH049498Y2 - - Google Patents

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JPH049498Y2
JPH049498Y2 JP12257987U JP12257987U JPH049498Y2 JP H049498 Y2 JPH049498 Y2 JP H049498Y2 JP 12257987 U JP12257987 U JP 12257987U JP 12257987 U JP12257987 U JP 12257987U JP H049498 Y2 JPH049498 Y2 JP H049498Y2
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ball
hole
valve
disc
side opening
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばガス等の流体が、設定流量を
超えて通路内を流れた場合に、直ちに流体の通過
を遮断することのできるヒユーズ機構付ボールバ
ルブの改良に関するものである。
(従来の技術) 過流量の流体の通過を即座に遮断するヒユーズ
機構は、安全性の見地から近年益々重要視されつ
つあるが、従前にあつては、主としてガスコツク
等のコツク装置に対してのみしか、実施応用され
ていなかつた。
その一例を示せば、実開昭57−第44264号公報
に示す如く、流体の通路を画成するコツク本体内
に、遮断用の球弁を上下動可能に配置し、過流量
の流体が流れた時に該球弁の上昇を得て、球弁で
本体内の遮断口を閉塞できる構成となす一方、コ
ツク本体内の遮断口近傍位置に、本体の通路と連
通する孔を有する円錐栓を回動可能に設けると共
に、該円錐栓の下端部にリセツト用突片を付設
し、円錐栓の回動に伴うリセツト用突片の偏位移
動で、遮断口を閉塞する球弁を落下させることに
より、遮断口に対する球弁の閉塞状態を解除でき
る構成となつている。
然し乍ら、従来にあつては、あくまでもヒユー
ズ機構が応用されているのはコツク装置であるか
ら、構造的に円錐栓の外周面とコツク本体の内壁
面が、メタルタツチで接触して、シール性に劣る
等の種々の問題点を有していた。
この為、本出願人は、実願昭61−151463号のヒ
ユーズ機構付ボールバルブを開発提供している。
該ヒユーズ機構付ボールバルブは、具体的には
図示しないが、流体通路を画成するバルブ本体内
に、遮断口を有する筒状のカートリツジ体と、該
カートリツジ体の遮断口を閉塞する球弁と、該球
弁をカートリツジ体内での軸心方向への移動を案
内するガイド部材と、該ガイド部材を球弁と一緒
に所定方向に付勢するスプリングと、上記カート
リツジ体とバルブ本体間をシールするOリング等
を設ける構成となつている。
そして、通常の作動状態において、一旦過流量
の流体が流れると、該過流量の流体圧で、球弁が
スプリングのばね圧に抗して、ガイド部材の案内
によりカートリツジ体内を移動して、該球弁のシ
ール面がカートリツジ体の遮断口に強固に圧着す
ることにより、該カートリツジ体の遮断口を完全
に閉塞して、流体の通過は直ちに遮断できるもの
である。
又、球弁をリセツトする場合には、外部操作で
バルブ本体内のボールを90°回動させて、該ボー
ルの周囲球面を、遮断口を閉塞している上記球弁
の頂部面に当接すると、今度はスプリングのばね
圧により、球弁がガイド部材を案内としてカート
リツジ体内を後退するので、これによりカートリ
ツジ体内の球弁のリセツト状態が簡単に得られる
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、斯る従来のヒユーズ機構付ボールバル
ブにあつては、ヒユーズ機構付コツク装置の構造
上の問題点を一掃して、ボールバルブにあつて
も、流体が設定流量を超えて通路内を流れた場合
には、確実に流体の通過を遮断することが可能と
なつたが、反面ヒユーズ機構を構成するための部
品及びその付属品として、カートリツジ体・球
弁・ガイド部材・スプリング、及びカートリツジ
体とバルブ本体の内壁面間をシールするOリング
等が必要となるので、自ずと部品点数が多くなつ
て、バルブ全体の構造が極めて複雑となるばかり
か、バルブ自体が徒に大型化すると言う大きな問
題点を有することとなつた。
(問題点を解決するための手段) 而して、本考案は、上記従来のヒユーズ機構付
ボールバルブの問題点を有効に解決するために開
発されたもので、流体通路を画成するバルブ本体
内に、ステムによつて回動するボールを設けたボ
ールバルブを前提として、上記ボールの貫通孔の
流出側開口縁に、シート面を形成する一方、ボー
ルの貫通孔内に、該シート面に圧接して貫通孔の
流出側開口を閉塞する球面部を有するジスクを移
動可能に設け、且つ該ジスクをスプリングにより
貫通孔の流入側開口方向に付勢する構成を採用し
た。
(作用) 依つて、本考案にあつては、バルブ本体内に回
動可能に設けられるボールそのものに着目して、
該ボールの貫通孔の流出側開口縁に、シート面を
形成する一方、ボールの貫通孔内に、該シート面
に圧接して流出側開口を閉塞する球面部を有する
ジスクを移動可能に設けて、該ジスクをスプリン
グにより貫通孔の流入側開口方向に付勢する極め
て簡素な構造を採用するだけで、過流量の流体の
通過を確実に遮断することが可能となるばかり
か、ボール貫通孔内のジスクを確実にリセツトす
ることが可能となるので、部品点数の削減とバル
ブ自体の小型化に大いに貢献できることとなる。
(実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係るヒユーズ機構付ボール
バルブは、第1図A,Bに示す如く、バルブ本体
1内に回動可能に配設されるボール2を、バルブ
本体1の外部に回転可能に設けられた操作ハンド
ル3に固定されたステム4に連結して、ハンドル
3の外部操作に伴うステム4の回動と連動して回
動できるように構成する。
又、ボール2の両側には、テフロン等で成形さ
れたボールシート5a,5bを配置して、各ボー
ルシート5a,5bをボール2の外周面に緊密に
接触させる構成となす。
そして、本実施例にあつては、上記ボール2の
貫通孔2aの流出側開口2b縁に、シート面6を
形成すると共に、貫通孔2aの流入側開口2c縁
に、スナツプリング等のリング状ストツパー部材
8の嵌入溝7を形成する一方、該貫通孔2a内に
上記シート面6に圧接する球面部9aと、流体の
通過を許容する通孔9bとを有するジスク9を移
動可能に設け、且つ該ジスク9の鍔部9cと貫通
孔2aの流出側開口2b間に装着されるスプリン
グ10のばね圧により、ジスク9を上記ストツパ
部材8の規制を受けるまで、貫通孔2aの流入側
開口2c方向に常時付勢する構成となしたもので
ある。
尚、図中11は一方のボールシート5bを支持
するインサート部材、12はステム4とバルブ本
体1の内壁面間をシールするOリング、13は本
体1の流出側に設けられたホースエンドである。
次に、斯る構成のヒユーズ機構付ボールバルブ
の作動について説明すると、ハンドル3の外部操
作でボール2を回動させて、該ボール2の貫通孔
2aとバルブ本体1の流体通路を連通させれば、
バルブ自体が開状態となつて、流体は本体1の流
入口側Xから上記インサート部材11の通孔11
a・ジスク9の通孔9bを経て、ボール2の貫通
孔2aから流出口側Yへと流れることが可能とな
る。
斯る開状態にあつて、通過流体が設定流量以下
の場合には、第1図A・第3図に示す如く、スプ
リング10のばね圧で、ジスク9がボール2の流
入側開口2c方向に後退しているので、該ジスク
9の球部9aも同様に後退して、ボール2の流出
側開口2bを開放している結果、流体はジスク9
の通孔9bを介して通常の通過が許容されてい
る。
然し、斯る通常の作動状態において、一旦過流
量の流体が流れると、今度は第1図B・第4図に
示す如く、該過流量の流体圧で、ジスク9がスプ
リング10のばね圧に抗して、ボール2の貫通孔
2a内を移動して、自身の球面部9aを流出側開
口2bに強固に圧着して、該開口2bを完全に閉
塞するので、これにより流体の通過は直ちに遮断
されることとなる。
しかも、ジスク9が一旦流出側開口2bのシー
ト面6に圧着して、該開口2bを完全に閉塞した
状態にあつては、スプリング10のばね圧に打ち
勝つた状態で強固に圧着することとなるので、ジ
スク9に該圧着を解除する外力を積極的に加えな
い限り、閉塞状態が持続される構造となつてい
る。
そして、過流量の原因が解明修復されて、通常
の仕様に供するため、ジスク9をリセツトする場
合には、第5図・第6図に示す如く、ハンドル3
の外部操作でボール2を90°回動させて、該ボー
ル2の貫通孔2aと本体1内との連通を閉状態と
なすと、斯る回動過程で貫通孔2aの開口2bか
ら突出しているジスク9の球面部9aの突出頂
が、ボールシート5aに当接して、ジスク9の圧
着状態が簡単に解除される。
すると、今度はスプリング10のばね圧が正常
に働き、ジスク9をストツパ部材8の規制を受け
るまで、貫通孔2aの流入側開口2c方向に強制
的に移動させるので、これにより貫通孔2a内の
ジスク9のリセツト作業が完了する。
しかも、斯るリセツト状態を得る場合にあつて
も、ジスク9は貫通孔2aの内壁面の案内で移動
することが可能となるので、誤動作の心配が全く
なくなる。尚、このことは、過流量によりジスク
9が貫通孔2a内を流出側開口2b方向に移動す
る場合も同様である。
従つて、第6図のバルブの閉状態を得た後は、
再度ハンドル3の操作で、ボール2を90°回動さ
せて、該ボール2の貫通孔2aと本体1の通路を
連通させて、バルブの開状態を得れば、容易に第
1図A・第3図に示す通常の使用状態が保障され
ることとなることは言うまでもない。
又、本実施例にあつては、ジスク9を付勢する
スプリング10を適宜交換することにより、使用
目的等に応じて規定流量を自在に変更できること
ともなる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案は、ボールの貫通孔の流出
側開口縁に、シート面を形成する一方、ボールの
貫通孔内に、該シート面に圧接して貫通孔の流出
側開口を閉塞する球面部を有するジスクを移動可
能に設け、且つ該ジスクをスプリングにより貫通
孔の流入側開口方向に付勢するだけで、過流量の
流体の通過を確実に遮断することが可能となると
共に、ボールシートを利用して、貫通孔内のジス
クを確実にリセツトすることが可能となるので、
従来と比し部品点数の削減とバルブ自体の小型化
に大いに貢献できることとなつた。
しかも、従前のコツク装置と比し、シール性や
操作性に優れる利点を併せて有することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の実施例に係るヒユーズ機構
付ボールバルブの通常の使用状態を示す断面図、
同図Bはヒユーズ機構が作動した状態を示す断面
図、第2図はヒユーズ機構の要部を示す分解斜視
図、第3図は通常の使用状態を断面して示す要部
拡大平面図、第4図はヒユーズ機構が作動した状
態を断面して示す要部拡大平面図、第5図・第6
図はヒユーズ機構をリセツトする過程を断面して
示す要部拡大平面図である。 1……バルブ本体、2……ボール、2a……貫
通孔、2b……流出側開口、2c……流入側開
口、4……ステム、5a,5b……ボールシー
ト、6……シート面、9……ジスク、9a……球
面部、10……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体通路を画成するバルブ本体内に、ステムに
    よつて回動するボールを設けたボールバルブであ
    つて、上記ボールの貫通孔の流出側開口縁に、シ
    ート面を形成する一方、ボールの貫通孔内に、該
    シート面に圧接して貫通孔の流出側開口を閉塞す
    る球面部を有するジスクを移動可能に設け、且つ
    該ジスクをスプリングにより貫通孔の流入側開口
    方向に付勢するように構成したことを特徴とする
    ヒユーズ機構付ボールバルブ。
JP12257987U 1987-08-12 1987-08-12 Expired JPH049498Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12257987U JPH049498Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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JP12257987U JPH049498Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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JPS6429574U JPS6429574U (ja) 1989-02-22
JPH049498Y2 true JPH049498Y2 (ja) 1992-03-10

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EP4240996A1 (en) * 2020-11-05 2023-09-13 Reliance Worldwide Corporation (UK) Limited A plumbing device

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