JPH0537097Y2 - - Google Patents

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JPH0537097Y2
JPH0537097Y2 JP16450688U JP16450688U JPH0537097Y2 JP H0537097 Y2 JPH0537097 Y2 JP H0537097Y2 JP 16450688 U JP16450688 U JP 16450688U JP 16450688 U JP16450688 U JP 16450688U JP H0537097 Y2 JPH0537097 Y2 JP H0537097Y2
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safety valve
stopper
gas tank
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gas
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、接続したゴムホースが外れた場合等
のようにガスが過流出状態になつたときに、流路
を自動的に遮断する安全弁(過流出防止弁)の付
いたガスコツクに関する。
[従来の技術] 従来、この種のガスコツクとしては、球状弁体
で安全弁を構成し、自重で弁体が非作動位置に位
置する形式のものが広く用いられて来た(実公昭
61−31250号公報等参照)。しかし、安全弁を自重
で非作動位置に位置させる形式のものは、取り付
け姿勢に制限があるため、全姿勢型のものとし
て、本出願人は、安全弁をスプリングにより非作
動位置に位置させる形式のものを開発し、すでに
出願した(実開昭62−196968号公報参照)。
この出願に係るガスコツクは、安全弁を、ガス
コツク本体の流入側通路の内部に配設し、安全弁
をスプリングで非作動位置に付勢した構造のもの
である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、安全弁をガスコツク本体の流入側通
路内部に配設した上記従来のガスコツクは、安全
弁を組み込んだ分、流入側通路が長くなりコンパ
クト性に欠けるという問題があつた。
また、上記従来のガスコツクにおいては、通常
は流入側通路の開口端から安全弁を組み込むよう
にしているが、タイプによつては、安全弁を流入
側通路の開口端から組み込むことができないもの
がある(流入側通路がL字形に曲がつているもの
の場合)。その場合は、流出側通路の開口端から
安全弁を所定位置まで挿入しなくてはならず、し
たがつて組み立てが面倒であつた。また、流出側
通路から安全弁を挿入する場合は、通路の大きさ
に制限を受けるため、サイズの異なる安全弁を用
いなければならないことがあり、タイプによつて
は共通の安全弁が使えないという不具合があつ
た。
本考案は、これらの問題を解消することのでき
る安全弁付ガスコツクを提供することが目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案のガスコツクは、上記問題点を解決する
ため、次のように構成されている。
流入側通路及び流出側通路を有するガスコツク
本体に、上記両通路を連通及び遮断する栓が回動
自在に設けられている。この栓に形成された連通
孔の内部には、通常は該連通孔の流入側の非作動
位置に位置してその位置でガスの流通を許し、か
つガスが過流出状態で流通するときは該連通孔の
流出側に形成された弁座に着座してガスの流通を
遮断する安全弁と、該安全弁を上記非作動位置に
付勢するスプリングとが収容されている。
そして、上記安全弁には、弁座に着座したとき
ガスコツク本体の流出側通路内に突出する突起が
形成され、一方、上記栓が摺動するガスコツク本
体側の摺動面には、栓を閉方向に操作した際、上
記流出側通路内に突出した安全弁の突起が当たり
それにより突起を連通孔内の流入側に押し戻すリ
セツト壁が設けられいる。
[作用] 上記構成のガスコツクにおいては、ガスが流れ
ていないとき及び通常のガス流通状態のときは、
ガス圧により安全弁に作用する閉弁方向の力が、
スプリングの力より小さくなる。よつて、安全弁
は非作動位置に位置したままとなる。
また、ガスの流通が過流出状態になつたときに
は、ガス圧により安全弁に作用する閉弁方向の力
が、スプリングの力に打ち勝つ。そして、安全弁
がスプリングに抗して移動して弁座に着座し、ガ
スの流通を遮断する。
この状態から栓を閉方向に回すと、安全弁の突
起がリセツト壁に当たり、突起が押し戻されて安
全弁が弁座から解放され、そしてスプリングの力
で安全弁が元の非作動位置に戻る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
この実施例のガスコツクは、第3図に全体構成
の概略を示すように、流入側通路1A及び流出側
通路1Bを有するガスコツク本体1に、上記両通
路1A,1Bの連通及び遮断を行う栓2を回動自
在に設け、この栓2の連通孔3の内部に、安全弁
4と、該安全弁4を非作動位置に付勢するスプリ
ング5とを設けたものである。
ガスコツク本体1の流入側通路1Aは開口端か
ら水平に形成され、一方、流出側通路1Bは開口
端が下に向くようL字形に形成されている。そし
て、流入側通路1Aと流出側通路1Bとは、栓2
を挟んで同一直線上において対向している。ま
た、流入側通路1A及び流出側通路1Bの開口端
にはそれぞれネジ部1a,1bが形成され、流出
側通路1Bのネジ部1bにはホース接続口6が取
り付けられている。
上記栓2は下方が小径のテーパ状に形成された
もので、ガスコツク本体1の栓収納空間内に上か
ら挿入されている。そして、外周のテーパ面がガ
スコツク本体1側のテーパ状の摺動面1Cに密着
している。栓2には、ガスコツク本体1に形成し
た流入側通路1Aと流出側通路1Bとを連通する
連通孔3が水平に穿設されている。そして、つま
み7を操作して栓2を水平方向に回動させること
により、流入側通路1Aと流出側通路1Bとを連
通したり遮断したりすることができるようになつ
ている。
第1図、第2図、第4図に、栓2の構造の詳細
を示す。この栓2の連通孔3の内面には、流出側
に位置して環状凸部3Aが形成され、その環状凸
部3Aの内周面には、安全弁4の着座する弁座3
Bが設けられている。弁座3Bは、外方に向かつ
てすぼまつた円錐面で構成されている。また、連
通孔3の内面には、流入側に位置して環状溝3C
が形成され、その環状溝3Cには、安全弁4の抜
け止めを果たすストツパ8が嵌合されている。こ
のストツパ8は、第6図に示すようにバネ線を曲
げて形成したものである。そして、安全弁4は、
このストツパ8と上記環状凸部3Aとの間に収容
され、連通孔3の軸線方向に自由に移動できるよ
うになつている。
この安全弁4は、樹脂で成形された概略紡錘形
状の中空体であり、先端球状部の中央に、乳頭状
の突起4Aを有している。また、若干すぼまつた
後端外周部に、第5図に示すように、周方向に等
配された3つの脚部4Bを有している。そして、
安全弁4は、先端の突起4Aを流出側に向けて連
通孔3内に収容されている。安全弁4の先端球状
部は上述の弁座3Bに着座する部分であり、滑ら
かに形成されている。また、突起4Aは、安全弁
4が弁座3Bに着座したとき、栓2の外周テーパ
面より外側に突出し、ガスコツク本体1の流出側
通路1B内に突き出るように寸法が設定されてい
る。
また、この安全弁4は、連通孔3の内周の環状
凸部3Aと安全弁4の脚部4Bとの間に介装した
コイルスプリング5により流入側に付勢されてい
る。そして、通常この安全弁4は、ストツパ8に
止められて第4図に示す非作動位置に保持されて
いる。安全弁4は、この非作動位置にあるときガ
スの流通を許し、弁座3Bに着座したときガスの
流通を阻止する。
この安全弁4は、ガスが過流出状態で連通孔3
内を流通するとき、ガス圧により流出側に移動し
て弁座3に着座し、それにより連通孔3を塞ぐ。
そして、そのとき安全弁4は弁座3に食い込んだ
状態になる。したがつて、ガス圧による作用力が
低下しても、スプリング5の力だけでは元の位置
に復帰しない。そこで、このガスコツクにおいて
は、栓2を閉方向に操作したとき、自動的に安全
弁4が非作動位置にリセツトされるようにしてい
る。
そのために、栓2が摺動するガスコツク本体1
側の摺動面1Cには、安全弁4の突起4Aの位置
と同じ高さに、リセツトのための工夫として、溝
1Dが形成されている。この溝1Dは第1図、第
2図に示すように、底面が円弧状に形成されたも
ので、その溝幅は突起4Aの形より大きく設定さ
れている。そして、栓2を回動させた際、突出状
態にある突起4Aがこの溝1D内を移動すること
ができるようになつている。
また、この溝1Dは、流出側通路1Bの側が深
く形成され、それより右に90度回つた位置に行く
程徐々に浅く形成されている。そして、栓2を第
1図に示す開位置から閉方向(右方向)に回動さ
せた際、ある回動位置(第2図に示す位置)か
ら、流出側通路1A内に突出した安全弁4の突起
4Aが、この溝1Dの底面1Eに当たり、それよ
りさらに栓2を同方向に回動させることによつて
カム作用により突起4Aを連通孔3内の流入側に
押し戻すようになつている。したがつて、溝1D
の底面1Eがリセツト作用を及ぼすリセツト壁と
なつている。
この場合、溝1Dの底面(リセツト壁)1Eの
位置と突起4Aの関係は、栓2の連通孔3が確実
に閉じてから突起4Aが底面(リセツト壁)1E
に当たり、そしてさらに閉方向に栓2を回すこと
により、リセツトが働くように設定されている。
したがつて、当然のことながら、わずかでも栓2
が開いている状態では、安全弁4はリセツトされ
ないようになつている。
上記構成のガスコツクにおいては、栓2が閉じ
ているとき、またガスが流れていないときは、当
然安全弁4は非作動位置にある。また、栓2が開
いていて通常のガス流通状態にあるときは、ガス
圧により安全弁4に作用する閉弁方向の力が、ス
プリング5の力より小さい。よつて、安全弁4は
非作動位置に位置したままとなる。
また、ガスの流通が過流出状態になつたときに
は、ガス圧により安全弁4に作用する閉弁方向の
力が、スプリング5の力に打ち勝つ。そして、安
全弁4がスプリング5に抗して移動して弁座3B
に着座し、ガスの流通を遮断する。
この状態から、栓2を閉方向(第1図、第2図
中右方向)に回す。すると、第2図に示す位置に
至つたとき、連通孔3と流入側通路1Aとが閉じ
る。そして、さらに栓2を回すと、安全弁4の突
起4Aが溝1Dの底面(リセツト壁)1Eに当た
り、栓2の回動に応じたカム作用で突起4Aが押
されて安全弁4が弁座3Bから解放される。そし
て、スプリング5の力で安全弁4が元の非作動位
置に戻る。
このガスコツクの場合、栓2の内部に、安全弁
4及びそれを非作動位置に付勢するスプリング5
を収容しているので、ガスコツク自体がコンパク
トになる。また、安全弁4は、ガスコツク本体1
に組み込む前の栓2に、簡単に組み付けることが
できるので、組立が容易になつた。さらに、安全
弁4を組み込むに当たつて、流入側通路1Aも流
出側通路1Bも利用しないので、それら通路の大
きさによる制約を受けず、あらゆるタイプのガス
コツクに対して共通の安全弁4を使用することが
できる。
次に、本考案をボール弁に適用した実施例につ
いて、第7図、第8図を参照して簡単に説明す
る。なお、先の実施例と同一部には図中同一符号
を付して説明を簡略化する。
この実施例の場合、ガスコツク本体11のボー
ル収容空間内部には、ボール(栓)12の摺動す
るリング状の弁座部材14,15が嵌合されてい
る。ボール12には、ガスコツク本体11に形成
された流入側通路11Aと流出側通路11Bとを
連通する連通孔3が形成されており、その連通孔
3内には、上記実施例と同様に安全弁4及びスプ
リング5が収容されている。
ボール12は、図中矢印イで示すように回動さ
れ、その際外周が弁座部材14,15に摺動す
る。そして、回動位置により流入側通路11Aと
流出側通路11Bとを連通したり遮断したりす
る。
また、流出側の弁座部材14のボール摺動面1
4Cには、溝14Dが形成され、この溝14Dの
底面14Eは、安全弁4のリセツトのためのリセ
ツト壁として機能するようになつている。この点
も上記実施例と同様である。
このボール弁式ガスコツクの場合も先の実施例
と同様に安全弁4が作動し(第7図参照)、ボー
ル12を閉位置に回すことにより同じように安全
弁4をリセツトすることができる。その他先の実
施例と同様の作用効果を奏する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は、栓に形成した
連通孔が未利用空間として残されていることに着
目し、その連通孔の内部に、安全弁及びそれを非
作動位置に付勢するスプリングを収容しているの
で、安全弁をガスコツク本体に配設した従来のも
のに比し、コンパクトなガスコツクを製造するこ
とができる。また、取り付け取り外しの可能な栓
の内部に安全弁等を収容しているので、安全弁の
組み込みを容易に行うことができ、しかも共通の
安全弁を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例の説明図で
あり、第1図は安全弁が作動している状態を示す
平断面図、第2図は作動した安全弁をリセツトす
る際の操作途中の状態を示す平断面図、第3図は
ガスコツクの全体構成を示す側断面図、第4図は
栓を拡大して示す側断面図、第5図は安全弁を正
面から見た図、第6図は安全弁の抜け止め用のス
トツパの正面図である。また、第7図及び第8図
は本考案の他の実施例の説明図であり、第7図は
安全弁が作動している状態を示す平断面図、第8
図は同ガスコツクの栓を閉じた状態を示す平断面
図である。 1,11……ガスコツク本体、1A,11A…
…流入側通路、1B,11B……流出側通路、2
……栓、3……連通孔、3B……弁座、4……安
全弁、4A……突起、5……スプリング、12…
…ボール、1E,14E……リセツト壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流入側通路及び流出側通路を有するガスコツク
    本体に、上記両通路を連通及び遮断する栓が回動
    自在に設けられ、 この栓に形成された連通孔の内部には、通常は
    該連通孔の流入側の非作動位置に位置してその位
    置でガスの流通を許し、かつガスが過流出状態で
    流通するときは該連通孔の流出側に形成された弁
    座に着座してガスの流通を遮断する安全弁と、該
    安全弁を上記非作動位置に付勢するスプリングと
    が収容され、 上記安全弁には、弁座に着座したときガスコツ
    ク本体の上記流出側通路内に突出する突起が形成
    され、 一方、上記栓が摺動するガスコツク本体側の摺
    動面には、栓を閉方向に操作した際、上記流出側
    通路内に突出した安全弁の突起が当たりそれによ
    り突起を連通孔内の流入側に押し戻すリセツト壁
    が設けられていることを特徴とする安全弁付ガス
    コツク。
JP16450688U 1988-12-21 1988-12-21 Expired - Lifetime JPH0537097Y2 (ja)

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