JP2895880B2 - 浄水器の切替コック - Google Patents

浄水器の切替コック

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JP2895880B2
JP2895880B2 JP30308589A JP30308589A JP2895880B2 JP 2895880 B2 JP2895880 B2 JP 2895880B2 JP 30308589 A JP30308589 A JP 30308589A JP 30308589 A JP30308589 A JP 30308589A JP 2895880 B2 JP2895880 B2 JP 2895880B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、浄水器の切替コックに関する。
(従来の技術) 一般家庭等に用いられる浄水器には、当該浄水器を使
用するか否かの選択、即ち、水道水を当該浄水器を用い
て使用するか、或いは浄水器を経ないでそのまま使用す
るかを選択するための切替コックが設けられている。こ
の切替コックは、給水口、浄水器に連なる第1通水路及
び大気に開口する第2通水路を有する本体の前記給水口
と第1、第2通水路の間にこれらに連通する弁室を形成
し、該弁室に前記給水口を前記第1通水路又は第2通水
路に選択的に連通せしめる切替弁を設けて構成されてい
る。
ところで、浄水器には水を浄化するための粉末活性
炭、中空糸等の濾材が収容されており、又、浄水器の本
体は樹脂等で成形されているため、当該浄水器に熱水が
供給されると、濾材や容器が熱によって劣化してしま
う。従って、現在市販されている通常の浄水器は熱水に
対しては使用不可能である。
(発明が解決しようとする課題) ところが、従来の切替コックを有する浄水器にあって
は、ユーザの過誤によって熱水を浄水器に導くことが起
こり得る。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、熱水の浄水器への供給を確実に阻止して浄
水器を熱害から有効に保護することができるとともに、
これが通水路を狭めて水の流動抵抗となる等の不具合の
生じない浄水器の切替コックを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、給水口、浄水器に連
なる第1通水路及び大気に開口する第2通水路を有する
本体の前記給水口と第1、第2通水路の間にこれらに連
通する弁室を形成し、該弁室には前記第1、第2通水路
への開口部に着座する球弁を抱持した弁軸を配し、該弁
軸の回動操作により前記給水口を前記第1通水路又は第
2通水路に選択的に連通せしめるとともに、弁軸に、前
記給水口から弁室に熱水が供給されたときには該弁軸を
回動させて給水口を前記第2通水路に連通せしめる形状
記憶合金製の捩りコイルバネを同軸的に、且つ前記球弁
に隣接して巻装したとをその特徴とする。
(作用) 本発明によれば、ユーザーが誤って給水口を第1通水
路に連通せしめたまま熱水を流した場合でも、捩りコイ
ルバネが熱水によって加温されて変形し、第1通水路を
閉じて給水口の連通を第2通水路側へ切り替えるため、
熱水が浄水器側へ流れることがなく、浄水器の本体及び
これらに収容された濾剤が熱的悪影響を受けることがな
い。
又、捩りコイルバネは球弁に隣接して設けられるた
め、これが通水路を狭めて水の流動抵抗となることがな
く、弁室に熱水が供給されると直ちにこれに触れて応答
性良く作動して所期の目的を果たす。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る切替コックの破断面図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III
線断面図、第4図及び第5図は同切替コックの作用を示
す破断面図である。
図示の切替コック1の本体2は耐熱性樹脂で一体成形
されており、この本体2の上部には給水口3が開口して
おり、側部には第2図に示すように浄水器4に連なる第
1通水路5と戻り通水路6が上下2段に形成され、下部
には大気に開口する第2通水路7が形成されている。
尚、戻り通水路6は第2通水路7に開口している(第1
図及び第2図参照)。そして、本体2の前記給水口3の
上方には、ゴム製のパッキン8及び樹脂性のリング状リ
テーナ9が着座して設けられており、パッキン8の中央
には給水口3に連通する通水孔8aが形成されている。
尚、前記浄水器4内には、粉末活性炭、中空糸等の濾材
(図示せず)が収容されている。
而して、当該切替コック1は図示のように前記リテー
ナ9を水道水栓10の下端部に通し、本体2の上部外周に
螺合する樹脂製のナット11を締め付けることによって水
栓10の下端に取り付けられ、このとき水栓10の下端はパ
ッキン8に押圧されてこれらの上面に通水孔8aを周囲か
ら被うように着座せしめられる。又、本体2の下部外周
には樹脂製の筒状キャップ12が螺着せしめられており、
該キャップ12と本体2の下端部との間にはゴム製のパッ
キン13が介在せしめられている。
ところで、本体2の前記給水口3と前記第1、第2通
水路5,7間には、断面矩形の弁室Sが形成されており、
該弁室Sに給水口3及び第1、第2通水路5,7が開口し
ている。そして、該弁室Sの略中央、即ち、前記給水口
3と第1、第2通水路5,7の各中心を含む平面内には、
給水口3を第1通水路5又は第2通水路7に選択的に連
通せしめる球弁14が設けられている。この球弁14の樹脂
製の弁軸15は前記第1通水路5と戻り通水路6の開口方
向と直交する方向に長く設けられており、該弁軸15の本
体2外へ延出する端部にはレバー16が結着されている。
又、弁軸15には凹部15aが形成されており、該凹部15a内
には樹脂製のボール17が収容されており、該ボール17は
スリング18によって外方に付勢され、第1、第2通水路
5,7の弁室Sへの開口部に各々設けられたゴム製の弁座1
9,20の何れか一方に着座せしめられ、これら弁座19,20
の各々に形成された開口部19a,20aの何れか一方を選択
的に閉じる。尚、このボール17、スプリング18等によっ
て前記球弁14が構成され、ボール17とスプリング18間に
はスプリングリテーナ21が介設されている。又、本体2
の弁軸15が貫通する部位は、弁軸15の外周に嵌め込まれ
たOリング22によってシールされている。更に、弁室S
内の弁座19,20の間のコーナー部(ボール17の回動経
路)の途中には、第2図に示すように突起2aが突設され
ている。
一方、本体2の側部であって、前記第1通水路5及び
戻り通水路6が設けられる方向と直角をなす角度位置は
第1図に示すように開口しており、この開口部には樹脂
製のバルブケース23がパッキン24を介して嵌め込まれて
取り付けられている。そして、このバルブケース23には
前記弁軸15の端部に形成された円孔15b内に嵌合する通
路25及び大気に開口する通路26が設けられており、通路
25は通常はバルブケース23内に収容されたスプリング27
によって付勢されたリリーフ弁28によって閉じられてい
る。尚、弁軸15の端部に形成された前記円孔15bは、図
示のように前記凹部15aに連通せしめられている。又、
第1図中、15cは弁軸15の端部に形成されたスリットで
ある。
而して、本実施例では、弁軸15の弁室S内に臨む端部
外周に形状記憶合金製の捩りコイルバネ29が前記球弁14
に隣接して巻装されており、該捩りコイルバネ29の一端
は第1図に示すように弁軸15に係止せしめられており、
他端は第3図に示すように前記バルブケース23の端面に
形成された溝23aに係止せしめられている。尚、この捩
りコイルバネ29は、後述のように加温されると変形して
弁軸15及び球弁14を回動せしめ、第1通水路5を閉じて
給水口3の連通を第2通水路7側へ切り替えるものであ
る。
次に、本切替コック1の作用を第4図及び第5図に基
づいて説明する。
水栓10(第1図及び第2図参照)の上流側に接続され
た不図示の温水器を使用せず、冷水である水道水をその
まま使用する場合、第4図に示すようにレバー16が図示
の一位置にあって、球弁14のボール17が第2通水路7側
の弁座20に着座しているときには、給水口3の第2通水
路7との連通は遮断され、給水口3は第1通水路5に連
通せしめられている。従って、この場合には、給水口3
から弁室S内に流入する水道水(冷水)は、図中、矢印
にて示すように第1通水路5を経て浄水器4に至り、該
浄水器4にて浄化された後、戻り通水路6及び通水路7
を経て大気中に流出し、所定の用途に供される。尚、何
らかの原因によって弁室S内の圧力が所定値以上に高ま
った場合には、弁室S内の水は回転軸15の凹部15a、円
孔15b及びバルブケース23の通路25と、前記スリット15c
を流れてその圧力でリリーフ弁28をスプリング27の弾発
力に抗して押し開け、通路26から大気中に流出するた
め、弁室S内の圧力は一定値以下に抑えられる。
そして、浄水器4を使用しないで冷水又は温水を直接
使用したい場合には、ユーザーは図示A位置にあるレバ
ー16を第5図の矢印a方向に図示b位置まで略90゜回動
せしめれば、弁軸15及び球弁14も同方向に同角度だけ回
動してボール17は第1通水路5側の弁座19に着座し、給
水口3の連通は第1通水路5から第2通水路7へ切り替
えられる。従って、給水口3から弁室Sへ供給される冷
水又は熱水は浄水器4を経ないで第2通水路7から直接
大気中に流出せしめられる。尚、レバー16の回動は不図
示のストッパによって所定の角度範囲に規制される。
ところで、前述のように弁室S内のボール17の回動経
路の途中には突起2a(第2図参照)が突設されているた
め、ボール17の弁室Sのコーナー部への落ち込みが防止
され、ボール17は弁座19,20の間を滑らかに回動するこ
とができ、これによって円滑な切替えが可能となる。
而して、ユーザーが誤って第4図に示すようにレバー
16を図示A位置にしたまま熱水を流した場合、従来は熱
水が弁室Sから第1通水路5を経て浄水器4に流れると
いう不都合があった。然るに、本実施例では、捩りコイ
ルバネ29が熱水によって加温されて変形し、前述のよう
に弁軸15及び球弁14を回動せしめてこれらを第5図に示
す状態にするため、第1通水路5が強制的に閉じられて
熱水は浄水器4を経ないで第2通水路7から直接大気中
に流出せしめられる。このように、ユーザーの過誤によ
って第4図に示す状態で熱水が流された場合でも、熱水
が浄水器4側へ流れることが自動的、且つ確実に防止さ
れるため、浄水器4の本体及びこれに収容された濾材が
熱的悪影響を受けることがなく、該浄水器4の耐久性が
高められるとともに、高いフェイルセーフ性が確保され
る。
ところで、本実施例では、切替弁として特にボール17
を有する球弁14を用いたため、弁軸15の回動操作力が小
さくて済み、捩りコイルバネ29の復元力も小さくて済
む。この結果、捩りコイルバネ29としてはバネ定数の小
さい小型のものを用いることができる。
又、本実施例では、球弁14を弁室Sの略中央に配し、
該球弁14に対してオフセットした位置に捩りコイルバネ
29を配したため、この捩りコイルバネ29が通水路を狭め
て水の流動抵抗を高めることがなく、又、該捩りコイル
バネ29は弁室S内に供給された熱水に即座に触れて作動
するため、その熱水に対する作動応答性が高く保たれ
る。
(発明の効果) 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、給水口、
給水器に連なる第1通水路及び大気に開口する第2通水
路を有する本体の前記給水口と第1、第2通水路の間に
これらに連通する弁室を形成し、該弁室には前記第1、
第2通水路への開口部に着座する球弁を抱持した弁軸を
配し、該弁軸の回動操作により前記給水口を前記第1通
水路又は第2通水路に選択的に連通せしめるとともに、
弁軸に、前記給水口から弁室に熱水が供給されたときに
は該弁軸を回動させて給水口を前記第2通水路に連通せ
しめる形成記憶合金製の捩りコイルバネを同軸的に、且
前記球弁に隣接して巻装ししたため、熱水の浄水器への
供給を確実に阻止して浄水器を熱害から有効に保護する
ことができるとともに、捩りコイルバネが通水路を狭め
て流動抵抗となることがなく、該捩りコイルバネの作動
応答性が高く保たれるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る切替コックの破断面図、第2図は
第1図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線
断面図、第4図及び第5図は同切替コックの作用を示す
破断面図である。 1……切替コック、2……本体、3……給水口、4……
浄水器、5……第1通水路、7……第2通水路、14……
球弁、15……弁軸、19a,20a……開口部、29……捩りコ
イルバネ、S……弁室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−9488(JP,A) 特開 昭63−59386(JP,A) 実開 昭61−75892(JP,U) 実開 昭59−70976(JP,U) 実開 平3−38195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/28 F16K 31/70

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水口、浄水器に連なる第1通水路及び大
    気に開口する第2通水路を有する本体の前記給水口と第
    1、第2通水路の間にこれらに連通する弁室を形成し、
    該弁室には前記第1、第2通水路への開口部に着座する
    球弁を抱持した弁軸を配し、該弁軸の回動操作により前
    記給水口を前記第1通水路又は第2通水路に選択的に連
    通せしめるとともに、弁軸に、前記給水口から弁室に熱
    水が供給されたときには該弁軸を回動させて給水口を前
    記第2通水路に連通せしめる形状記憶合金製の捩りコイ
    ルバネを同軸的に、且つ前記球弁に隣接して巻装したと
    を特徴とする浄水器の切替コック。
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