JPH0535250Y2 - - Google Patents

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JPH0535250Y2
JPH0535250Y2 JP2912889U JP2912889U JPH0535250Y2 JP H0535250 Y2 JPH0535250 Y2 JP H0535250Y2 JP 2912889 U JP2912889 U JP 2912889U JP 2912889 U JP2912889 U JP 2912889U JP H0535250 Y2 JPH0535250 Y2 JP H0535250Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、湯,水又は湯と水の混合水を一つ
の流出口から流出させることのできる湯水混合栓
に関する。
(従来の技術) 従来、湯水混合栓から流出する水を浄水器に流
入させる場合には第7図に示すように、水道の蛇
口51及び温水器52に接続した湯水混合栓50
の流出口に切換弁53を取り付け、この切換弁5
3の切換えにより湯,水の流出と浄水器54への
水の流入とを区別していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来例においては常に湯水
混合栓50と切換弁53の両方を操作しなければ
ならず面倒であつた。また、切換弁53の操作を
誤ると湯が浄水器54に流入してしまい、膜モジ
ユール等の耐熱性のない部分が破損して浄水機能
を失なう虞れがあつた。
この考案は上記課題を解決するためのもので、
操作簡便にして湯又は水と湯との混合水が浄水器
内に流入して浄水機能を失なつてしまうことを防
止できる湯水混合栓を提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの考案は、混合栓本
体に、水用と湯用の二つの流入ポートと、湯と水
の混合水を流出させる混合水流出ポートとを備え
た湯水混合栓において、前記混合栓本体に浄水器
用流出ポートを設けるとともに、混合栓本体内に
形成された流路を前記二つの流入ポートと混合水
流出ポートとを結ぶ混合水系流路と、前記水用の
流入ポートのみと浄水器用流出ポートとを結ぶ浄
水器系流路とに区分でき、かつ混合水系流路と浄
水器系流路とを選択的に切換える切換手段を設け
たものである。
(作用) 上記構成に基づくこの考案の作用は、水用ポー
トから流入した水と、湯用ポートから流入した湯
との混合水は混合水系流路に導かれる。また、水
用の流入ポートから流入した水のみが浄水器系流
路に導かれる。従つて、湯用ポートから流入した
湯が浄水器系流路に流入することはない。
(実施例) 次に、この考案を第1図〜第6図に示す実施例
に基づいて説明する。
第1図はシングルレバー式の湯水混合栓1の全
体構成を示している。図において、2は鋳物等に
より成形した円筒状の混合栓本体で、この混合栓
本体2の内部は水平設置した仕切板3を介して上
方の切換室4と下方の流出室5とに区分されてい
る。流出室5の側壁には流出口6が接続されてい
る。
7は前記切換室4内に設けた固定板で、この固
定板7は仕切板3の上面に固定されている。この
固定板7は第4図に示すように円板状に形成され
ているとともに、円形の浄水器用流出ポートP1
を有する浄水器系流路8と、長円形の水用流入ポ
ートP3を有する水流入路9,湯流入ポートP2
有する湯流入路10と、水,湯,混合水の通過す
る混合水流出ポートP4を有する排出口11とが
上下方向に貫通形成されている。なお、第1図の
固定板7は、第4図のA−A線における断面を表
わす。
浄水器用流出ポートP1には、混合栓本体2の
外部に設けられた浄水器12への流入管13が流
出室5を通つて接続されている。そして、流出室
5の底部には再流入口14が設けられ、浄水器1
2の流出側である流出管15が接続されている。
なお、16は再流入口14に設けた逆止弁であ
る。また、前記水流入ポートP3及び湯流入ポー
トP2には、流出室5の底部を介して挿通された
水流入管17と湯流入管18とがそれぞれ接続さ
れている。更に、混合水流出ポートP4は流出室
5に連通している。
19は上記固定板7の上面に摺接した状態で水
平方向に移動・停止できる切換手段としての可動
板で、この可動板19は第3図に示すように固定
板7と同一の平面形状のものであつて、円弧状長
円の混合水口20と、長円形の出水口21とが上
下方向に貫通形成されている。第1図の可動板1
9は、第3図のB−B線における断面を表わして
いる。なお、22は可動板19の上端の外周縁に
沿つて形成した段部である。
23は可動板19の上面に設けた断面コ字形の
円板状ホルダーで、このホルダー23の内周面2
4は可動板19の段部22に嵌合することにより
一体化され、経路24aが形成される。なお、2
5はホルダー23の内周面に装着したリング状の
パツキンで、このパツキン25には可動板19の
上面が当接している。また、ホルダー23の上面
中央には第5図に示すように径方向に沿つて溝2
6が設けられている。
上記のように構成された可動板19とホルダー
23の外周面と、混合栓本体2の内周面27との
間には所定の隙間lが存在している。
28はレバーで、このレバー28は第5図に示
すように、混合栓本体2の外部に位置する操作部
29と、操作部29の先端に垂下形成した連結部
30と、連結部30の下端に設けた円柱体31と
から構成され、混合栓本体2の上壁32の孔32
aを介して切換室4内に至り、円柱体31がホル
ダー23の溝26内に装着されている。溝26内
にはゴム34が敷かれており、このゴム34に円
柱体31の外周面が圧接している。
また、35は上壁32の孔32aの上面に設け
た円形の回転板で、この回転板35は通孔36を
有する保持具37の内面に水平方向に回転自在に
装着されている。回転板35には径方向に沿つて
長溝38が形成されており、レバー28の連結部
30がピン39を介して揺動自在に支持されてい
る。
次に、この考案の作動を説明する。
まず、第2図に示すようにレバー28の操作部
29を矢印Dのように下降させると、連結部30
がピン39を支点として作動し、円柱体31が図
面中右方向に移動するとともに、ホルダー23と
可動板19とが矢印E方向に移動し、混合栓本体
2の内周面27に当接して停止する(第6図a)。
この状態では、固定板7の水流入路9と湯流入路
10の上面はいずれも可動板19の下面によつて
封鎖されている。従つて、水流入管17,湯流入
管18内の水または湯が経路24a内に流入する
ことはない。
次に、レバー28の操作部29を第1図のよう
に上昇させて固定板7と可動板19との摺接面同
士を一致させるとともに、レバー28を操作して
可動板19を反時計方向に回転すると、第6図b
に示す状態となる。この状態においては、湯流入
路10が混合水口20,出水口21を介して排出
口11,混合水流出ポートP4に連通するととも
に、浄水器系流路8と水流入路9は封鎖状態にあ
る。従つて、水は流入せず湯が湯流入路10,混
合水口20,経路24a,出水口21を介して流
出室5内に流入し、流出口6から流出することと
なる。また、浄水器系流路8は封鎖されているた
浄水器12内に湯が流入する虞れはないし、流出
室5の底部にある再流入口14には逆止弁16が
設けられているため、流出室5内に流入した湯が
流出管15を通つて浄水器12内に逆流すること
もない。
また、レバー28をそのまま回転して可動板1
9を時計方向に回転させていくと湯流入路10と
混合水口20との一致範囲が減少するため、湯流
入管18から経路24a内に流入される湯の量は
徐々に減少していく。そして、第6図cの状態に
なると、水流入路9と湯流入路10とが一度に混
合水口20,出水口21,排出口11,混合水流
出ポートP4を介して流出室5に連通するため、
水と湯との混合水が流出口6から流出することと
なる。この際、レバー28を操作して固定板19
を時計方向又は反時計方向に微少回転することに
よつて、水と湯との混合比率を調節することがで
きる。上記状態においても浄水器系流路8は封鎖
されているため、混合水が浄水器12内に流入し
ないことは前述と同様である。
更にレバー28を操作して可動板19を時計方
向に回転すると、第6図dに示す状態となる。こ
の状態においては、湯流入路10と浄水器系流路
8は可動板19により封鎖されており、水流入路
9が混合水口20,出水口21,排出口11,混
合水流出ポートP4を介して流出室5に連通する。
従つて、水が流出口6から流出されることとな
る。
更にまた、レバー28を操作して可動板19を
時計方向に回転すると、第6図eの状態となる。
この状態においては、湯流入路10と排出口11
とは可動板19の下面により封鎖され、水流入路
9が混合水口20,出水口21,浄水器系流路
8,浄水器用流出ポートP1を介して浄水器12
に連通する。従つて、水は流入管13を通つて浄
水器12内に流入して浄化されるとともに、流出
管15を介して再流入口14に到達し、逆止弁1
6と開作動して流出室5内に流入し、流出口6か
ら流出されることとなる。
そして、再び第2図のようにレバー28を下降
させると、可動板19がスライドして水流入路9
と湯流入路10とが封鎖されて止水する。上記可
動板19の移動は、可動板19の下面と固定板7
の上面とを一致させた状態で可動板19を回転さ
せてもよいし、その都度レバー28を下降して一
旦止水状態にしてから、可動板19を回転し、そ
の後にレバー28を上昇させて各状態に移行させ
てもよい。
なお、可動板19の回転は第7図b〜eの範囲
内でしかも回転しないように規制手段(図示せ
ず)により回転が規制されている。
更に、可動板19,固定板7は摺接状態で可動
板19が回転,スライドするものであるから、耐
摩耗性に優れた材質のもの(例えば硬質樹脂,セ
ラミツク)を用いることが望ましい。
また、上記実施例においてはレバー28を下降
すると止水状態となり、上昇させると湯,水,混
合水が流出するように構成しているが、レバー2
湯を下降すると流出し、レバー28を上昇すると
止水状態となるように構成してもよい。
更にまた、上記実施例においては、固定板7の
上面に移動可能に設けた可動板19をスライドさ
せることによつて混合水系流路と浄水器系流路の
切換え作動を行なつているが、混合水系流路,浄
水器系流路を有するシリンダ内に、各流路を選択
的に切換え得る流路をもつスプールを挿入し、こ
のスプールを回転させることにより切換作動を行
なうように構成してもよい。
なお、上記実施例においては、混合栓本体2の
上部に一本のレバー28を取付けた、いわゆるシ
ングルレバー式の湯水混合栓について説明してい
るが、混合栓本体2の適所に湯,水供給用のバル
ブを備えた2バルブ式の湯水混合栓に適用し、レ
バーの代りに切換手段の切換ツマミ等を別途形成
してもよい。また、切換手段としての可動板19
の回転により混合水の温度調節を行なう構成とな
つているが、混合水の温度調節のための機構を別
途備えたいわゆるサーモスタツト式の湯水混合栓
に適用してもよい。
(考案の効果) この考案は以上のように構成したものであるか
ら、操作簡便にして湯又は水と湯との混合水が浄
水器内に流入して浄水機能を損なうことを防止で
きるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の実施例を示し、第
1図は湯水混合栓の全体構成を示す縦断面図、第
2図はレバーを下降した際の切換室を示す縦断面
図、第3図は可動板の平面図、第4図は固定板の
平面図、第5図はレバーをホルダーに装着する直
前の斜視図、第6図a〜eは可動板の作動を示す
平面図、第7図は従来の湯水混合栓と水道の蛇
口,温水器,切換弁,浄水器の接続状態を示す説
明図である。 符号の説明、1……湯水混合栓、2……混合栓
本体、8……浄水器系流路、9……水流入路、1
0……湯流入路、19……可動板(切換手段)、
P1……浄水器用流出ポート、P2……湯流入ポー
ト、P3……水流入ポート、P4……混合水流出ポ
ート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 混合栓本体に、水用と湯用の二つの流入ポート
    と、湯と水の混合水を流出させる混合水流出ポー
    トとを備えた湯水混合栓において、 前記混合栓本体に浄水器用流出ポートを設ける
    とともに、混合栓本体内に形成された流路を前記
    二つの流入ポートと混合水流出ポートとを結ぶ混
    合水系流路と、前記水用の流入ポートのみと浄水
    器用流出ポートとを結ぶ浄水器系流路とに区分で
    き、かつ混合水系流路と浄水器系流路とを選択的
    に切換える切換手段を設けたことを特徴とする湯
    水混合栓。
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