JP2567679Y2 - 湯水混合弁 - Google Patents

湯水混合弁

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JP2567679Y2
JP2567679Y2 JP1992021515U JP2151592U JP2567679Y2 JP 2567679 Y2 JP2567679 Y2 JP 2567679Y2 JP 1992021515 U JP1992021515 U JP 1992021515U JP 2151592 U JP2151592 U JP 2151592U JP 2567679 Y2 JP2567679 Y2 JP 2567679Y2
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hot
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茂 ▲榊▼原
繁 高木
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浄水器を備えた湯水混
合水栓に内蔵される湯水混合弁の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水器を備えた湯水混合水栓に
は、実開平2−121673号公報に記載のものがあ
る。この湯水混合水栓60は、図に示す如く、水栓本
体61の内部を切換室63と流出室64とに仕切壁62
で区画し、切換室63に湯水混合弁65を内蔵してあ
る。湯水混合弁65と流出室64とは、バイパス通路6
6で連絡してある。そして、バイパス通路66は、その
適所に、浄水器67及び逆止弁68を接続してある。
【0003】上記湯水混合弁65は、セラミック素材等
から成形された固定板71と可動板72を水密且つ摺動
自在に重ね合わせたものであり、操作ハンドル75の操
作で可動板72が半径方向又は円周方向へ移動するよう
にしてある。なお、固定板71及び可動板72は、図
におけるF−F線及びG−G線で断面したものを図
に示してある。
【0004】上記固定板71は、図に示す如く、重ね
合わせ面71eに、この重ね合わせ面を二分する一方領
域に湾曲長孔状の水流入口71b及び湯流入口71c
を、他方領域に扇状の混合湯水流出口71a及び丸状の
浄水用の水流出口71dを夫々開設してある。
【0005】前記可動板72は、固定板71に当接する
板部73と、板部73に水密状に嵌着するホルダー74
とからなる。可動板72は、その重ね合わせ面72e
に、周方向に長い湾曲長孔状の混合凹部72aが穿設さ
れている。可動板72は、混合凹部72aを二分する中
心線上に、浄水用の先細り長孔状の出水凹部72bを穿
設してある。可動板72は、混合凹部72aと出水凹部
72bを、ホルダー74の凹部74aで連絡してある。
混合凹部72aは、可動板72の回動操作により、固定
板71の水流入口71b及び湯流入口71cとの重なり
合う割合が調節される。更に、出水凹部72bは、可動
板72の回動操作により、固定板71の混合湯水流出口
71a又は水流出口71dと選択的に重なり合う。
【0006】前記固定板71は、図に示す如く、水流
入口71bに給水管69が接続され、湯流入口71cに
給湯管70が接続され、混合湯水流出口71aに前記流
出室64が接続され(図示は省略)、水流出口71dに
前記バイパス通路66が接続されている。上記湯水混合
弁65は、操作ハンドル75の操作で可動板72が半径
方向又は円周方向へ移動するのに伴い、水と湯の混合割
合の調節及び混合湯水の吐水量の調節並びにバイパス通
路66への浄水用水の流出量の調節を行うことができ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の湯水
混合弁65は、可動板72の構成板が、板部73に○リ
ング76を介してホルダー74を水密状に嵌着したもの
であるため、部品点数が増えて製造及び組立のコストを
増大させると共に、可動板72が厚くなって混合水栓本
体61を大形化する問題点がある。更に、従来の湯水混
合弁65は、操作ハンドル75の操作で可動板72を円
周方向へ回動させて水量調節するものであるが、混合湯
水量を調節するための回動範囲の位置と浄水用水量を調
節するための回動範囲の位置とが異なるため、両回動範
囲の総和が可動板72の全回動範囲となり、可動板72
及び操作ハンドル75の全回動範囲が広くなる。しか
し、操作ハンドル75の回動範囲が広いことは、湯水混
合水栓60の取り付けに大きなスペースが必要となると
共に、操作性が悪くなる。 また、従来の湯水混合弁65
は、可動板72を回動させて湯水吐出と浄水吐出とを選
択させるため、冷水の吐出と浄水の吐出との選択間違い
が生じやすい。
【0008】本考案は、上記問題点を解決するために、
可動板にボルダーを必要としない湯水混合弁であつて、
冷水の吐出と浄水の吐出との選択間違いを生じ難くし、
更に可動板及び操作ハンドルの全回動範囲を広くさせな
い湯水混合弁の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案が採用した手段
は、固定板に可動板を水密且つ摺動自在に重ね合わせて
なる湯水混合弁において、前記固定板の重ね合わせ面に
は、その中央寄りに混合湯水流出口を、混合湯水流出口
の周囲に水流入口,湯流入口,浄水用流出口を夫々開設
し、前記可動板は、一枚の板部材からなり、前後方向の
移動により湯水混合専用域と浄水専用領域との選択がで
き、その重ね合わせ面に、湯水混合専用域内における
動により固定板の混合湯水流出口に対する水流入口及び
湯流入口の重なり合う割合を調節する湯水用凹部と、
水専用領域内における回動により固定板の混合湯水流出
口に対して水流入口及び湯流入口が重なり合わない状態
流入口と浄水用流出口とを連絡する浄水用凹部と
独立して凹設したことを特徴とする湯水混合弁である。
前記可動板は、前記湯水混合専用域内における回動範囲
と前記浄水専用領域内における回動範囲とを重複させる
こともある。
【0010】
【作用】本考案は、一枚の板部材の重ね合わせ面に、湯
水分配凹部及び水分配専用凹部を独立して凹設して可動
板を形成してあるため、可動板を1点の部品で形成で
き、可動板を薄くできる。また、可動板は、前後方向の
移動により湯水混合専用域と浄水専用領域とを選択させ
るため、冷水の吐出と浄水の吐出との選択間違いが生じ
難い。 更に、可動板は、湯水混合専用域内における回動
範囲と浄水専用領域内における回動範囲とを重複させて
あるので、操作ハンドルの全回動範囲を広くさせること
がない。
【0011】
【実施例】以下、本考案に係る湯水混合弁(以下「本案
混合弁」という)を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
【0012】図1乃至図4は、本案混合弁17及び本案
混合弁17を用いた湯水混合水栓10を示すものであ
る。湯水混合水栓10は、図及び図に示す如く、流
し台8のカウンター9等に取り付けた水栓本体11と、
カウンター9の裏面側に延設したバイパス通路13と、
カウンター9の裏面側でバイパス通路13に接続した浄
水器12とを備えている。
【0013】該水栓本体11は、配管からなる給水路1
5及び給湯路16が接続されていると共に、本案混合弁
17が本体ケース23に内蔵されている。該本案混合弁
17は、固定板18と可動板19を水密に重ね合わせた
セラミック素材等からなるデスク式であり、操作ハンド
ル20の操作で可動板19が回動方向及び前後方向へ
動するのに伴い、水と湯の混合割合の調節及び混合湯水
の吐水量の調節並びに浄水用水の流出量の調節を行うも
のである。
【0014】該固定板18は、図(A)(C)に示す
如く、可動板19が重なり合う面18eに4個の開口部
が開設されている。これら開口部は、図及び図に示
す如く、吐出管21に通じる混合湯水流出口18aと、
給水路15に通じる水流入口18と、給湯路16に通
じる湯流入口18と、バイパス通路13に通じる浄水
用流出口18dとからなる。
【0015】前記可動板19は、図(B)(D)に示
す如く、固定板18と重なり合う面19eに2個の独立
した溝状の凹部が設けられている。これら凹部は、固定
板18の混合湯水流出口18aから流出する水と湯の混
合割合の調節及び混合湯水の流出量の調節するための
湯水用凹部19aと、固定板18の浄水用流出口18
から流出する水の流量を調節するための浄水用凹部19
bとからなる。
【0016】前記本案混合弁17は、図に示すよう
に、操作ハンドル20を揺動範囲A内で上下揺動させる
と可動板19が吐水全開の位置から止水の位置までの間
に形成した前後方向の湯水混合専用域を前後移動し、更
に揺動範囲Aの範囲内において操作ハンドル20を回動
範囲C内で左右回動させると可動板19が水のみ吐出の
位置から混合の位置を経て湯のみ吐出の位置までの間を
動する。また、本案混合弁17は、操作ハンドル20
を揺動範囲B内で上下揺動させると可動板19が止水の
位置から浄水の位置までの間に形成した前後方向の浄水
専用領域を前後移動し、更に揺動範囲Bの下方位置B−
1において操作ハンドル20を回動範囲D内で左右回動
させると可動板19が浄水全閉の位置から浄水全開の位
置までの間を動する。
【0017】前記水栓本体11は、図3及び図4に示す
如く、本案混合弁17の混合湯水流出口18aと首振り
自在な吐水管21とを混合流出路22で接続してある。
前記バイパス通路13は、湯水混合水栓本体11の混合
流出路22と本案混合弁17の浄水用流出口18dとを
接続する配管等で形成されている。バイパス通路13
は、その途中に前記浄水器12を接続してあり、浄水器
12より下流側に逆止弁24が配設されいる。
【0018】該浄水器12は、カウンター9の裏面側に
配したブラケット27に接合されている。浄水器12
は、活性炭や中空糸膜等からなる濾過材を内蔵したもの
であり、前記本案混合弁17の浄水用流出口18dから
バイパス通路13を介して供給される水道水を、濾過材
通過中に浄化するものである。この洗浄器12の濾過材
を充填した濾過部12aは、交換可能となっている。
【0019】次に、本案混合弁17の動作を湯水混合水
栓10の使用態様に基づいて説明する。通常の湯水混合
水栓として用いるときには、図に示す如く、操作ハン
ドル20を揺動範囲Aで上下揺動させると共に回動範囲
Cで左右回動させて用いる。操作ハンドル20の位置に
より水と湯の混合割合の調節及び混合湯水の吐水量の調
節が行われる。
【0020】浄水を吐出させるときには、操作ハンドル
20を止水位置にして本案混合弁17の可動板19を図
中の位置イに移動させ、その後に操作ハンドル20を揺
動範囲Bの下方位置B−1へ移動させて可動板19を図
中の位置ロに移動させる。この状態では、可動板19
は、固定板18の水流入口18と浄水用流出口18d
とを連通させておらず、浄水全閉の状態である。続け
て、操作ハンドル20を揺動範囲Bの下方位置B−1に
おいて回動範囲D内で左回動させることにより可動板1
9を浄水全閉の位置ロから浄水全開の位置ハまで移動
せると、可動板19の浄水用凹部19bは、固定板18
の水流入口18と浄水用流出口18dを連通させて
水用流出口18dから水を流出させる。
【0021】水用流出口18dから流出た水は、図
及び図に示すバイパス通路13で導かれて浄水器12
を通過する間に、濁り,カルキ,雑菌等が除去された浄
水となり、吐出管21を通過して吐水口21aから吐水
する。
【0022】
【考案の効果】以上詳述の如く、本案混合弁は、可動板
を1点の部品で形成でき且つ可動板を薄くできるため、
製造及び組立のコストの低減が図れると共に、混合水栓
本体を小型化できる実用的効果を有する。また、可動板
の前後移動により湯水混合専用域と浄水専用領域とを選
択させるため、冷水の吐出と浄水の吐出との選択間違い
が生じ難い湯水混合水栓を提供できる。 更に、本案混合
弁は、可動板の湯水混合専用域内における回動範囲と浄
水専用領域内における回動範囲とを重複させてあるの
で、操作ハンドルの全回動範囲を湯水混合専用の場合と
同等にすることができ、取り付けに大きなスペースを必
要としないと共に、操作性が悪くならない湯水混合水栓
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案混合弁の実施例を示すものであって、
(A)は固定板の重ね合わせ面を正視したもの、(B)
は可動板の重ね合わせ面を正視したもの、(C)はL−
L線で断面した固定板の断面図、(D)はM−M線で断
面した可動板の断面図である。
【図2】同実施例における、固定板と可動板との位置関
係を示す説明図である。
【図3】上記本案考案を用いた湯水混合水栓を縦断し且
つ吐出管の一部を省略して示す側面図である。
【図4】同上の湯水混合水栓を略して示すスケルトン図
である。
【図5】従来の湯水混合弁を用いた湯水混合水栓の縦断
側面図である。
【図6】従来の湯水混合弁を示すものであって、(A)
は固定板の重ね合わせ面を正視したもの、(B)は可動
板の重ね合わせ面を正視したもの、(C)は固定板を中
央で縦断した側面断面図、(D)はG−G線で断面した
可動板の断面図である。
【符号の説明】
19…可動板 19a…湯水用凹部 19b…浄水用凹部 19e…重ね合わせ面 18…固定板 18a…混合湯水流出口 18b…流入口 18c…流入口 18d…浄水用流出口 18e…重ね合わせ面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定板に可動板を水密且つ摺動自在に重ね
    合わせてなる湯水混合弁において、前記固定板の重ね合
    わせ面には、その中央寄りに混合湯水流出口を、混合湯
    水流出口の周囲に水流入口,湯流入口,浄水用流出口
    夫々開設し、前記可動板は、一枚の板部材からなり、
    後方向の移動により湯水混合専用域と浄水専用領域との
    選択ができ、その重ね合わせ面に、湯水混合専用域内に
    おける回動により固定板の混合湯水流出口に対する水流
    入口及び湯流入口の重なり合う割合を調節する湯水用凹
    と、浄水専用領域内における回動により固定板の混合
    湯水流出口に対して水流入口及び湯流入口が重なり合わ
    ない状態で流入口と浄水用流出口とを連絡する浄水用
    凹部とを独立して凹設しことを特徴とする湯水混合弁。
  2. 【請求項2】前記可動板は、前記湯水混合専用域内にお
    ける回動範囲と前記浄水専用領域内における回動範囲と
    を重複させた、請求項1に記載の湯水混合弁。
JP1992021515U 1992-02-24 1992-02-24 湯水混合弁 Expired - Lifetime JP2567679Y2 (ja)

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