JP2567005Y2 - 浄水器などの水処理器付水栓 - Google Patents

浄水器などの水処理器付水栓

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JP2567005Y2
JP2567005Y2 JP1991028467U JP2846791U JP2567005Y2 JP 2567005 Y2 JP2567005 Y2 JP 2567005Y2 JP 1991028467 U JP1991028467 U JP 1991028467U JP 2846791 U JP2846791 U JP 2846791U JP 2567005 Y2 JP2567005 Y2 JP 2567005Y2
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八平 渡辺
潤一 中島
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は浄水器などの水処理器を
備えた水処理器付水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、此種水栓は、配管途中や吐出口等
に浄水器を組込み、レバーハンドル等の切換操作で選択
的に原水・浄水のどちらか一方を吐出するよう構成され
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の水処理器付
水栓によれば、吐出される浄水は給水源より供給される
原水と同じ温度、即ち常温であるため、その浄水を例え
ばお茶やコーヒーを入れたり、水割り等を作るために利
用しようとする場合、その浄水をコンロで沸かしたり冷
蔵庫で冷やす等の手間が必要であった。
【0004】本考案は上述したような従来事情に鑑みて
なされたものであり、その目的とする処は、浄水器で処
理された浄水を予め加熱又は冷却した状態で吐出口から
吐出できるようにすることである。
【0005】
【課題を達成するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案第1の水栓は、原水入口,該原水入口に連
絡する原水出口,浄水入口,該浄水入口に連絡する吐出
口を有すると共に、前記原水入口と原水出口の連絡又は
浄水入口と吐出口の連絡を開閉する開閉弁を備えた水栓
本体と、浄水器などの水処理器と、該水処理器で処理さ
れた浄水を加熱する加熱装置又は冷却する冷却装置又は
選択的に加熱,冷却する加熱冷却装置を備え、上記原水
入口を給水源に、原水出口を水処理器の入口に、加熱装
置又は冷却装置又は加熱冷却装置の入口を水処理器の出
口に,出口を浄水入口に、夫々連絡してなることを特徴
とする。
【0006】
【0007】また、本考案第2の水栓は、原水入口,浄
水入口,前記両入口に連絡する吐出口を有すると共に、
該吐出口と前記両入口の連絡の一方を選択的に遮断する
か又は双方を遮断する開閉弁を備えた水栓本体と、浄水
器などの水処理器と、該水処理器で処理された浄水を加
熱する加熱装置又は冷却する冷却装置又は選択的に加
熱,冷却する加熱冷却装置とを備え、上記水処理器の入
口と原水入口を給水源に、加熱装置又は冷却装置又は加
熱冷却装置の入口を水処理器の出口に,出口を浄水入口
に、夫々連絡してなることを特徴とする。
【0008】また、本考案第3の水栓は、原水出口,吐
出口,該吐出口に連絡する浄水入口,原水出口と吐出口
に連絡する原水入口を有すると共に、該原水入口と原水
出口・吐出口との連絡の一方を遮断するか又は双方を遮
断する開閉弁を備えた水栓本体と、浄水器などの水処理
器と、該水処理器で処理された浄水を加熱する加熱装置
又は冷却する冷却装置又は選択的に加熱,冷却する加熱
冷却装置とを備え、上記原水入口を給水源に、原水出口
を水処理器の入口に、加熱装置又は冷却装置又は加熱冷
却装置の入口を水処理器の出口に,出口を浄水入口に、
夫々連絡してなることを特徴とする。
【0009】また、本考案第4の水栓は、浄水入口,原
水入口,温水入口,吐出口を有すると共に、一つのハン
ドルの操作により原水入口と温水入口を開度調整しつつ
吐出口に連絡させるか、又は浄水入口を吐出口に連絡さ
せる開閉弁を備えた水栓本体と、浄水器などの水処理器
と、該水処理器で処理された浄水を加熱する加熱装置又
は冷却する冷却装置又は選択的に加熱,冷却する加熱冷
却装置とを備え、上記原水入口と水処理器の入口を給水
源に、温水入口を給湯源に、加熱装置又は冷却装置又は
加熱冷却装置の入口を水処理器の出口に,出口を浄水入
口に、夫々連絡してなることを特徴とする。
【0010】また、本考案第5の水栓は、原水入口,原
水出口,温水入口,吐出口を有すると共に、一つのハン
ドルの操作により原水入口と温水入口を開度調整しつつ
吐出口に連絡させるか、又は原水入口を原水出口に連絡
させる開閉弁を備えた水栓本体と、浄水器などの水処理
器と、該水処理器で処理された浄水を加熱する加熱装置
又は冷却する冷却装置又は選択的に加熱,冷却する加熱
冷却装置とを備え、上記原水入口を給水源に、原水出口
を水処理器の入口に、温水入口を給湯源に、加熱装置又
は冷却装置又は加熱冷却装置の入口を水処理器の出口
に,出口を吐出口に、夫々連絡してなることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】上記第1の水栓によれば、開閉弁を開いた状態
で、水処理器で処理された浄水が加熱又は冷却され、高
温側又は低温側の浄水が吐出口から吐出される。
【0012】
【0013】上記第2の水栓によれば、開閉弁の作動に
より吐出口を浄水入口に連絡させた状態で、水処理器で
処理された浄水が加熱又は冷却され、高温側又は低温側
の浄水が吐出口から吐出される。また、開閉弁の作動に
より吐出口を原水入口に連絡させれば、吐出口から原水
が吐出される。
【0014】上記第3の水栓によれば、開閉弁の作動に
より原水入口を原水出口に連絡させた状態で、水処理器
で処理された浄水が加熱又は冷却され、高温側又は低温
側の浄水が吐出口から吐出される。また、開閉弁の作動
により原水入口を吐出口に連絡させれば、吐出口から原
水が吐出される。
【0015】上記第4の水栓によれば、開閉弁の作動に
より浄水入口と吐出口を連絡させた状態で、水処理器で
処理された浄水が加熱又は冷却され、高温側又は低温側
の浄水が吐出口から吐出される。また、開閉弁の作動に
より原水入口と温水入口を開度調整しながら吐出口に連
絡させれば、温水又は原水若しくは温水と原水を混合さ
せた所望温度の混合水が吐出口から吐出される。
【0016】上記第5の水栓によれば、開閉弁の作動に
より原水入口を原水出口に連絡させた状態で、水処理器
で処理された浄水が加熱又は冷却され、高温側又は低温
側の浄水が吐出口から吐出される。また、開閉弁の作動
により原水入口と温水入口を開度調整しながら吐出口に
連絡させれば、温水又は原水若しくは温水と原水を混合
させた所望温度の混合水が吐出口から吐出される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を順次説明する
が、各例において、前出の例中に記載される構成部分に
ついては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0018】図1及び2は本願の請求項1〜6に係る水
栓ではないが、その基本構造を説明するための参考例と
して表し、図中a1は水栓本体、bは水処理器、cは加
熱装置、dは冷却装置、eは給水源を示す。水栓本体a
1は、セラミック等からなる固定ディスクと可動ディス
クを弁室内に配して開閉弁を形成すると共に、一つの操
作ハンドルの操作でその開閉弁(詳しくは可動ディス
ク)を作動させて吐出口からの吐水・止水及び吐水形態
の切換えを行うよう構成されるものであり、本体a1周
壁に突設したスパウト部1の先端に吐出口2を、本体a
1底壁に高温側入口3と低温側入口4を夫々開設する。
また、本体a1内部に弁室5及び該弁室5を吐出口2に
連絡する吐出流路6、高温側入口3に連絡する高温側流
入路7、低温側入口4に連絡する低温側流入路8を区画
形成し、さらに本体a1上部には操作ハンドル9を回動
且つ傾動自在に支持する。上記弁室5内には固定ディス
ク11と可動ディスク12が配設される。
【0019】固定ディスク11は弁室5内に移動不能に配
設されるもので、その上面(可動ディスク12との摺接
面)から下面にわたって、高温側の浄水入口11a、低温
側の浄水入口11b、導出口11cが貫通開穿される。ま
た、前記浄水入口11aには高温側流入路7が、浄水入口
11bには低温側流入路8が、導出口11cには吐出流路6
が、夫々連絡する。
【0020】可動ディスク12は、前記固定ディスク11の
上面に水密且つ滑動自在に周設し、その下面(固定ディ
スク11との摺接面)には、前記二つの浄水入口11a・
11bを連絡可能な略三日月形の第1凹部12aと、該第1
凹部12aに連通し且つ第1凹部12aと導出口11cを連絡
可能な第2凹部12bが凹設される。
【0021】上記可動ディスク12は不図示の連係機構を
介して操作ハンドル9に連係し、操作ハンドル9の回動
操作により回動して第1凹部12aを2つの浄水入口11a
・11bの一方に選択的に連絡させるか、又は2つの浄水
入口11a・11bの開度を調整しつつ第1凹部12aを双方
(11aと11b)に連絡させ、これにより第2凹部12bに
流入する浄水を高温側と低温側の何れか一方に選択し、
又は高温側と低温側の流入比を調整して所望温度に混合
させる。さらに、前記何れかの状態から操作ハンドル9
の傾動操作により前後摺動して、第2凹部12bと導出口
11cを連絡又は遮断させ、これにより吐出口2からの浄
水の吐水又は止水を行うものである。
【0022】水処理器bは、内部に中空糸等からなる瀘
過体を備えた周知の浄水器で、その入口b1を給水源e
に、出口b2を加熱装置cの入口c1と冷却装置dの入
口d1に、夫々配管f1,f2で接続し、給水源eから
供給される原水を瀘過して浄水とし、その浄水を加熱装
置cと冷却装置dに供給する。
【0023】加熱装置cは内部にヒーター等の加熱器具
を備え、入口c1より流入する浄水を所定温度に加熱し
て出口c2から送り出すもので、その出口c2を水栓本
体a1の高温側入口3に配管f3で接続する。加熱装置
cで加熱された浄水は、配管f3、高温側流入路7を介
して高温側の浄水入口11aに供給される。
【0024】冷却装置dは内部に冷却器等を備え、入口
d1より流入する浄水を所定温度に冷却して出口d2か
ら送り出すもので、その出口d2を水栓本体a1の低温
側入口4に配管f4で接続する。冷却装置dで冷却され
た浄水は、配管f4、低温側流入路8を介して低温側の
浄水入口11bに供給される。
【0025】図中g1,g2は配管途中に設けた止水
栓、g3は分岐水栓である。以上の構成によれば、操作
ハンドル9の操作により、高温側の浄水入口11aが導出
口11cに連絡すれば、加熱装置cで加熱された高温側の
浄水が吐出口2から吐出される。また、低温側の浄水入
口11bが導出口11cに連絡すれば、冷却装置dで冷却さ
れた低温側の浄水が吐出口2から吐出される。また、夫
々の浄水入口11a・11bを開度調整しつつ導出口11cに
連絡させれば、前記高温側と低温側の浄水が所望温度に
混合されて吐出口2から吐出される。尚、この参考例
は開閉弁を2枚のディスクから構成したが、たとえば
知のボ−ルバルブ等を用いて前記開閉弁を構成すること
も可能である。
【0026】図3は請求項1又は6に係る水栓の一実施
例で、図中a2は水栓本体、bは水処理器、kは加熱冷
却装置でc´はその加熱部、d´は冷却部、eは給水
源、hは切換弁を示す。加熱部c´は上記加熱装置c
と、冷却部d´は上記冷却装置dと、夫々同様に構成さ
れる。水栓本体a2は底壁に原水入口21、原水出口22、
浄水入口23を、スパウト部1の先端に吐出口2を夫々開
設すると共に、内部には原水入口21に連絡する原水導入
流路24、該原水導入流路24と原水出口22を連絡する原水
導出流路25、吐出口2と浄水入口23を連絡する浄水導出
流路26を区画形成し、且つ原水導入流路24を開閉する開
閉弁27を設ける。さらに上部には前記開閉弁27を開閉動
させる操作ハンドル28を設ける。
【0027】上記原水入口21は給水源eに、原水出口22
は水処理器bの入口b1に、浄水入口23は加熱部c´の
出口c´2と冷却部d´の出口d´2に、夫々配管f5
〜f7で接続する。
【0028】切換弁hは内部に配した弁体をハンドルh
1の操作で作動させる周知の構造のもので、水処理器b
の出口b2に連通する配管f8を、加熱部c´の入口c
´1に連通する配管f9、又は冷却部d´の入口d´1
に連通する配管f10のどちらか一方に選択的に連絡させ
る。
【0029】以上の構成によれば、開閉弁27を開いた状
態で、切換弁hを加熱側にセットすると加熱部c´で加
熱された高温側の浄水が吐出口2から吐出され、冷却側
にセットすると冷却部d´で冷却された低温側の浄水が
吐出口2から吐出される。
【0030】尚、開閉弁27は必ずしも原水導入流路24途
中に設ける必要はなく、原水導出流路25又は浄水導出流
路26途中に設けてその流路25又は26を開閉するようにし
ても、上記同様の作用を得られる。また、開閉弁27を原
水導入流路24又は原水導出流路25途中に設けた場合は、
水処理器bが開閉弁27の2次側に位置し、開閉弁27が水
処理器bに連絡する止水栓として兼用され、別途水処理
器b用の止水栓を設ける必要なく水処理器bのメンテナ
ンスを行うことができる。また、請求項1に記載される
水栓においては、切換弁hを必ずしも設ける必要はな
く、切換弁を設けない場合は切換スイッチの操作により
加熱部又は冷却部を機能させる加熱冷却装置(後述する
j)、又は上記加熱装置c・冷却装置dの何れか一方を
適宜用いる。
【0031】図4及び図5は請求項2又は6に係る水栓
の一実施例で、図中a3は水栓本体、bは水処理器、k
は加熱冷却装置、eは給水源、hは切換弁を示す。水栓
本体a3は原水入口31、浄水入口32、該両入口31・32に
連絡する吐出口33を有すると共に、前記吐出口33と原水
入口31・浄水入口32の連絡の一方を選択的に遮断する
か、又は双方を遮断する開閉弁34を備え、また上部には
操作ハンドル35を回動自在に支持する。開閉弁34は水栓
本体a3内に回動自在に配備され、操作ハンドル35と一
体に回動して前記の如く作動する。
【0032】上記原水入口31は給水源eに、浄水入口32
は加熱部c´の出口c´2と冷却部d´の出口d´2
に、水処理器の入口b1は給水源eに、夫々配管f11〜
f13で接続する。
【0033】図中g4は分岐水栓である。以上の構成に
よれば、開閉弁34の作動により吐出口33を浄水入口32に
連絡させた状態で、切換弁hを加熱側にセットすると高
温側の浄水が吐出口33から吐出され、冷却側にセットす
ると低温側の浄水が吐出口33から吐出される。また、開
閉弁34の作動により吐出口33を原水入口31に連絡させれ
ば、吐出口33からは給水源より供給される原水が吐出さ
れる。尚、この実施例では開閉弁をボ−ルバルブで構成
したが、本考案はこれに限定されず、例えば前述の2枚
のディスクを用いて構成することも可能である。また、
請求項2記載の水栓では、請求項1の水栓同様、必ずし
も切換弁hを設ける必要はない。
【0034】図6は請求項3又は6記載の水栓の一実施
例で、図中a4は水栓本体、bは水処理器、kは加熱冷
却装置、eは給水源、hは切換弁を示す。水栓本体a4
は原水出口41、吐出口42、該吐出口42に連絡する浄水入
口43、原水出口41と吐出口42に連絡する原水入口44を有
すると共に、前記原水入口44と原水出口41・吐出口42と
の連絡の一方を遮断するか、又は双方を遮断する開閉弁
45を備え、また上部には操作ハンドル46を回動自在に支
持する。開閉弁45は水栓本体a3内に回動自在に配備さ
れ、操作ハンドル46と一体に回動して前記の如く作動す
る。
【0035】上記原水出口41は水処理器bの入口b1
に、浄水入口43は加熱部c´の出口c´2と冷却部d´
の出口d´2に、原水入口44は給水源eに、夫々配管f
14〜f16をで接続する。
【0036】図中g5は浄水入口43への原水の逆流を阻
止する逆止弁である。以上の構成によれば、開閉弁45の
作動により原水入口44を原水出口41に連絡させた状態
で、切換弁hを加熱側又は冷却側にセットすれば、高温
側若しくは低温側の浄水が吐出口42から吐出される。ま
た、開閉弁45の作動により原水入口44を吐出口42に連絡
させれば、吐出口42からは原水が吐出される。尚、この
実施例でも、上述の如く、開閉弁を2枚のディスクによ
り構成できることは言うまでもない。また、請求項3
載の水栓では、前述の如く、切換弁hを設けないように
することも可能である。
【0037】次に、請求項4又は6記載の水栓の一実施
例を図7〜12を参照して説明する。図中a5は水栓本
体、bは水処理器、eは給水源、iは給湯源、jは加熱
冷却装置を示している。水栓本体a5は前述の水栓本体
a1と略同様に構成されるもので、スパウト部1、吐出
口2、弁室5、吐出流路6、操作ハンドル9を有し、前
記弁室5内にはセラミック等からなる固定ディスク51と
可動ディスク52を配して開閉弁を形成する。
【0038】固定ディスク51は弁室5内に移動不能に配
設されるもので、その上面(可動ディスク52との摺接
面)から下面にわたって、浄水入口51a、原水入口51
b、温水入口51c、導出口51dが貫通開穿される(図9
参照)。
【0039】上記浄水入口51aは加熱冷却装置jの出口
j1に、原水入口51bは給水源eに、温水入口51cは給
湯源iに、夫々配管f17〜f19で接続される。導出口51
dは吐出流路6を介して吐出口2に連絡する。
【0040】可動ディスク52は前記固定ディスク51の上
面に水密且つ滑動自在に摺接し、その下面(固定ディス
ク51との摺接面)には、略三日月形の第1凹部52aと、
該第1凹部52aに連絡し、且つ第1凹部52aと導出口51
dを連絡可能な第2凹部52bが凹設される(図10参
照)。
【0041】第1凹部52aは、図11の如く浄水入口51
aのみに連絡するか、図12の如く原水入口51bと温水
入口51cの双方又は何れか一方に選択的に連絡するもの
である。
【0042】上記可動ディスク52は、水栓本体a5内に
配した連係機構kを介して操作ハンドル9に連係し、操
作ハンドル9の回動操作により回動して第1凹部52aを
原水入口51bと温水入口51cの一方に連絡させるか、又
は双方(51bと51c)の開度を調整しつつ第1凹部52a
を双方(51bと51c)に連絡させるか、又は第1凹部52
aを浄水入口51aに連絡させる。そうして、第2凹部52
bに原水と温水の何れか一方を選択的に流入させ、又は
原水と温水の流入比を調整しながら両者を第2凹部52b
に流入させ、又は第2凹部52bに浄水を流入させる。こ
れにより吐出形態を原水・温水・混合水・浄水の何れか
一つに選択するものである。
【0043】さらに、前記何れかの状態から、操作ハン
ドル9の傾動操作により前後摺動して、第2凹部52bと
導出口51dを連通又は遮断させ、これにより吐出口2か
らの吐水又は止水を行うものである。
【0044】加熱冷却装置jは上述した加熱装置cと冷
却装置dの機能を兼ね備えたもので、不図示の切換スイ
ッチ等の操作で選択的に加熱装置又は冷却装置として機
能する。前記切換の操作は、使用者の好みや使用目的等
に応じて任意に行うものである。
【0045】上記水処理器bの入口b1は給水源eに、
出口b2は加熱冷却装置jの入口j2に、夫々配管f2
0,f21で接続する。以上の構成によれば、加熱冷却装
置jを加熱側又は冷却側にセットした状態で、可動ディ
スク52の作動により浄水入口51aと導出口51dを連絡さ
せれば、加熱又は冷却された高温側若しくは低温側の浄
水が吐出口2から吐出される。また、可動ディスク52の
作動により原水入口51bと温水入口51cを開度調整しな
がら導出口51dに連絡させれば、温水又は原水若しくは
温水と原水を混合させた所望温度の混合水が吐出口2か
ら吐出される。
【0046】尚、上記連係機構kは、一つの操作ハンド
ルの回動・傾動操作で可動ディスクを作動させるタイプ
の水栓においては周知のものであり、上端に操作ハンド
ル9を固定すると共に、下端を係止部材k1を介して可
動ディスク52上面に係合するレバーk2を備え、該レバ
ーk2をピンk3で揺動自在に支持すると共に、レバー
ガイドk4で回動自在に支持している。尚、この実施例
でも、開閉弁をボ−ルバルブなどで構成することは可能
であると共に、加熱冷却装置jに代えて上記加熱装置c
・冷却装置dの何れか一方を適宜に用いても構わない。
また、請求項6の水栓では、加熱冷却装置jに代えて、
上述の加熱冷却装置kと切換弁hを設けることは言うま
でもない。
【0047】次に、請求項5又は6記載の水栓の一実施
例を図13〜15を参照して説明する。図中a6は水栓
本体、bは水処理器、eは給水源、iは給湯源、jは加
熱冷却装置を示している。水栓本体a6は、上記水栓本
体a5同様、スパウト部1、弁室5、操作ハンドル9を
有し、前記弁室5内には固定ディスク61と可動ディスク
62を配するが、スパウト部1先端には浄水吐出口2aと
原水吐出口2bを個別に開設し、前記浄水吐出口2aは
配管f22を介して加熱冷却装置jの出口j1に、原水吐
出口2bは吐出流路6を介して弁室5に、夫々各別に連
絡する。
【0048】固定ディスク61は前述した固定ディスク51
と略同様のものであるが、図15の如く、その上面(可
動ディスク62との摺接面)から下面にわたって、原水出
口61a、原水入口61b、温水入口61c、導出口61dが貫
通開穿される。
【0049】上記原水出口61aは水処理器bの入口b1
に、原水入口61bは給水源eに、温水入口61cは給湯源
iに、夫々配管f23〜f25で接続される。導出口61dは
前述の吐出流路6を介して原水吐出口2bに連絡する。
【0050】可動ディスク62は前述した可動ディスク52
と略同様のものであるが、その下面(固定ディスク61と
の摺接面)には、略三日月形の第1凹部62aと、該第1
凹部62aに連絡し、且つ第1凹部62aと導出口61d を連
絡可能な第2凹部62bが凹設される。
【0051】第1凹部62aは、図15の如く原水出口61
aと原水入口61bとに連絡するか、若しくは原水入口61
bと温水入口61cとの双方又は何れか一方に選択的に連
絡するものである。
【0052】上記可動ディスク62は、水栓本体a6内に
配した連係機構kを介して操作ハンドル9に連係し、操
作ハンドル9の回動操作により回動して第1凹部62aを
原水入口61bと温水入口61cの一方に連絡させるか、又
は双方(61bと61c)の開度を調整しつつ第1凹部62a
を双方(61bと61c)に連絡させる。そうして、第2凹
部62bに原水と温水の何れか一方を選択的に流入させ、
又は原水と温水の流入比を調整しながら両者を第2凹部
62bに流入させる。さらに、前記の何れかの状態から操
作ハンドル9の傾動操作により前後摺動して、第2凹部
62bと導出口61dを連通又は遮断させ、これにより、原
水吐出口2bからの吐出形態を原水・温水・混合水の何
れか一つに選択し、且つその吐水又は止水を行うもので
ある。
【0053】また、上記可動ディスク62は、操作ハンド
ル9の回動操作により回動して図15の如く第1凹部62
aを原水出口61aと原水入口61bとに連絡させ、給水源
からの原水を水処理器b、加熱冷却装置jを介して浄水
吐出口2aから吐出させるものである。
【0054】以上の構成によれば、加熱冷却装置jを加
熱側又は冷却側にセットした状態で、可動ディスク62の
作動により原水出口61aと原水入口61bを連絡させれ
ば、加熱又は冷却された高温側若しくは低温側の浄水が
浄水吐出口2aから吐出される。また、可動ディスク62
の作動により原水入口61bと温水入口61cを開度調整し
ながら導出口61dに連絡させれば、温水又は原水若しく
は温水と原水を混合させた所望温度の混合水が原水吐出
口2bから吐出される。尚、この実施例でも、開閉弁を
ボ−ルバルブなどで構成することは可能であると共に、
加熱冷却装置jに代えて上記加熱装置c・冷却装置dの
何れか一方を適宜に用いても構わない。また、請求項6
の水栓では、加熱冷却装置jに代えて、上述の加熱冷却
装置kと切換弁hを設けることは言うまでもない。さら
に、この実施例では、浄水側と原水側の吐出口を夫々設
けて浄水の制菌性が確保できるようにしたが、本考案は
これに限定されず、配管f22を吐出流路6に連絡させ
て浄水側と原水側の吐出口を兼用しても良い。
【0055】
【考案の効果】本考案請求項1〜請求項6に記載された
浄水器などの水処理器付水栓によれば、水処理器で処理
された浄水を、従来の如くコンロで沸かしたり冷蔵庫で
冷やす等の手間を要することなく、お茶やコーヒー等を
入れるための高温水、若しくは水割り等を作るための低
温水としてそのまま利用できる効果がある。
【0056】また、各請求項に記載された水栓の特有の
効果を以下に記す。請求項2の水栓によれば、高温側の
浄水、低温側の浄水、原水の3種類の吐水を選択的に行
える。 請求項3の水栓によれば、上記請求項2に係る効
果に加えて、水処理器が開閉弁の2次側にあるので、開
閉弁の作動により原水入口と原水出口の連絡を遮断すれ
ば、水処理器の上流側での止水作業を別途行う必要がな
くなる。よって、水処理器のメンテナンスを容易に行う
ことができる。
【0057】
【0058】請求項4の水栓によれば、高温側又は低温
側の浄水、温水、原水、混合水の4種類の吐水を、一つ
のレバーハンドルの操作で行える。請求項5の水栓によ
れば、上記請求項4に係る効果に加えて、水処理器が開
閉弁の2次側にあるので、前述の如く、水処理器のメン
テナンスを容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】水処理器水栓の参考例を示す模式図。
【図2】図1における固定ディスクと可動ディスクの摺
接状態の平面図で、高温側と低温側の混合状態を示す。
【図3】本考案の水処理器付水栓の一実施例を示す模式
図。
【図4】本考案の水処理器付水栓の一実施例を示す模式
図。
【図5】図4における開閉弁の横断平面図。
【図6】本考案の水処理器付水栓の一実施例を示す模式
図。
【図7】本考案の水処理器付水栓の一実施例を示す模式
図。
【図8】図7における水栓本体の縦断正面図。
【図9】図7における固定ディスクの平面図。
【図10】図7における可動ディスクの平面図。
【図11】図7における固定ディスクと可動ディスクの
摺接状態の平面図で、浄水の吐出状態を示す。
【図12】図7における固定ディスクと可動ディスクの
摺接状態の平面図で、混合水の吐出状態を示す。
【図13】本考案の水処理器付水栓の一実施例を示す模
式図。
【図14】図13における水栓本体の縦断正面図。
【図15】図13における固定ディスクと可動ディスク
の摺接状態の平面図で、浄水の吐出状態を示す。
【符号の説明】
a1〜a6:水栓本体 b:水処
理器 c:加熱装置 d:冷却装置 e:給水源 h:切換弁 i:給湯源 j、k:加熱冷却
装置 11,51,61:固定ディスク 12,52,62:可動
ディスク 2,33,42:吐出口 27,34,45:開閉
弁 2a:浄水吐出口 2b:原水吐出口

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水入口,該原水入口に連絡する原水
    出口,浄水入口,該浄水入口に連絡する吐出口を有する
    と共に、前記原水入口と原水出口の連絡又は浄水入口と
    吐出口の連絡を開閉する開閉弁を備えた水栓本体と、浄
    水器などの水処理器と、該水処理器で処理された浄水を
    加熱する加熱装置又は冷却する冷却装置又は選択的に加
    熱,冷却する加熱冷却装置を備え、上記原水入口を給水
    源に、原水出口を水処理器の入口に、加熱装置又は冷却
    装置又は加熱冷却装置の入口を水処理器の出口に,出口
    を浄水入口に、夫々連絡してなる浄水器などの水処理器
    付水栓。
  2. 【請求項2】 原水入口,浄水入口,前記両入口に連
    絡する吐出口を有すると共に、該吐出口と前記両入口の
    連絡の一方を選択的に遮断するか又は双方を遮断する開
    閉弁を備えた水栓本体と、浄水器などの水処理器と、該
    水処理器で処理された浄水を加熱する加熱装置又は冷却
    する冷却装置又は選択的に加熱,冷却する加熱冷却装置
    とを備え、上記水処理器の入口と原水入口を給水源に、
    加熱装置又は冷却装置又は加熱冷却装置の入口を水処理
    器の出口に,出口を浄水入口に、夫々連絡してなる浄水
    器などの水処理器付水栓。
  3. 【請求項3】 原水出口,吐出口,該吐出口に連絡す
    る浄水入口,原水出口と吐出口に連絡する原水入口を有
    すると共に、該原水入口と原水出口・吐出口との連絡の
    一方を遮断するか又は双方を遮断する開閉弁を備えた水
    栓本体と、浄水器などの水処理器と、該水処理器で処理
    された浄水を加熱する加熱装置又は冷却する冷却装置又
    は選択的に加熱,冷却する加熱冷却装置とを備え、上記
    原水入口を給水源に、原水出口を水処理器の入口に、加
    熱装置又は冷却装置又は加熱冷却装置の入口を水処理器
    の出口に,出口を浄水入口に、夫々連絡してなる浄水器
    などの水処理器付水栓。
  4. 【請求項4】 浄水入口,原水入口,温水入口,吐出
    口を有すると共に、一つのハンドルの操作により原水入
    口と温水入口を開度調整しつつ吐出口に連絡させるか、
    又は浄水入口を吐出口に連絡させる開閉弁を備えた水栓
    本体と、浄水器などの水処理器と、該水処理器で処理さ
    れた浄水を加熱する加熱装置又は冷却する冷却装置又は
    選択的に加熱,冷却する加熱冷却装置とを備え、上記原
    水入口と 水処理器の入口を給水源に、温水入口を給湯源
    に、加熱装置又は冷却装置又は加熱冷却装置の入口を水
    処理器の出口に,出口を浄水入口に、夫々連絡してなる
    浄水器などの水処理器付水栓。
  5. 【請求項5】 原水入口,原水出口,温水入口,吐出
    口を有すると共に、一つのハンドルの操作により原水入
    口と温水入口を開度調整しつつ吐出口に連絡させるか、
    又は原水入口を原水出口に連絡させる開閉弁を備えた水
    栓本体と、浄水器などの水処理器と、該水処理器で処理
    された浄水を加熱する加熱装置又は冷却する冷却装置又
    は選択的に加熱,冷却する加熱冷却装置とを備え、上記
    原水入口を給水源に、原水出口を水処理器の入口に、温
    水入口を給湯源に、加熱装置又は冷却装置又は加熱冷却
    装置の入口を水処理器の出口に,出口を吐出口に、夫々
    連絡してなる浄水器などの水処理器付水栓。
  6. 【請求項6】 上記水処理器と加熱冷却装置の間に、
    水処理器で処理された浄水を加熱冷却装置の加熱部側又
    は冷却部側に選択的に連通させる切換弁を配してなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5記載
    浄水器などの水処理器付水栓。
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