JPH035729Y2 - - Google Patents

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JPH035729Y2
JPH035729Y2 JP1985051357U JP5135785U JPH035729Y2 JP H035729 Y2 JPH035729 Y2 JP H035729Y2 JP 1985051357 U JP1985051357 U JP 1985051357U JP 5135785 U JP5135785 U JP 5135785U JP H035729 Y2 JPH035729 Y2 JP H035729Y2
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valve
water
hot water
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movable plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、衛生機器のうち湯水混合栓に於け
るセラミツクス製板弁の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、単一のハンドルを水平方向のみに操作す
ることで湯、水又は混合水の供給を行なうことが
できる混合水栓として公知のものに実開昭49−
5047号公報の第1図乃至第3図(本願図面の第4
図イ,ロ,ハ)のものがある。
上記第4図イ,ロ,ハに就いて簡単に説明する
と、筒状本体40の底部に、円弧状長孔の熱湯流
入口41及び冷水流入口42を開設し、筒壁に温
水吐出口43を開口しており、本体の混合室44
中に円板状の回転バルブ45を配備し、スプリン
グ46によつて回転バルブ45を筒状本体40の
底面に圧接している。回転バルブ45は2ケ所に
円弧状の長孔47,47aを開設し、中央に軸部
48を突設して蓋49を貫通し先端につまみ50
を備えているから、つまみ50の操作によつて回
転バルブ45の長孔47,47aの何れか一方又
は両方へ重ならせて、温水吐出口43からは冷水
或は混合水又は熱湯を流出させるものである。
上記のものにあつては、つまみを止水位置から
回転させると最初は必ず水が流出し、さらに回転
させることで混合水、熱湯と吐出するために、混
合水又は熱湯を得る場合であつても水が流出して
しまい、さらに使用後につまみを止水位置に戻す
時にも水を流出させてしまうため、無駄な水を二
度流出させることとなり非常に使い勝手の悪いも
のであつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案が解決しようとする問題点は、弁機構
の弁の開閉を司る可動板弁を、水平方向の単純な
回動によつてのみ、湯、水、及び混合水の通水、
止水を行なう混合水栓に於いて、不要な水の吐出
を防止し、いちはやく希望する温度の流体を得ら
れるようにすることである。
(問題点を解決するための技術的手段) 上記問題点を解決するために本考案が講じた技
術的手段は、セラミツクスを素材とした成型によ
る固定板弁と、可動板弁との組合せによる板弁機
構に於いて、固定板弁の摺接面のほぼ直径線上
に、湯弁口と水弁口を両面に貫通して設け、前記
可動板弁の摺接面には該摺接面をほぼ3等分にす
る位置であつて、同じく両面に貫通させると共
に、前記湯弁口を断続させる湯出口及び前記水弁
口を交互に断続させる複数個の水出口を同じく両
面に貫通して設け、この固定板弁と可動板弁とを
互いの摺接面を向い合せた板弁機構を混合水栓の
座孔に介在させ、ハンドルを有した弁棒と連繋さ
せることにより、ハンドルの右水平方向への操作
で水を供給し、左水平方向への操作で湯及び混合
水を供給できるようにしたものである。
(作用) ハンドルを止水位置から右方向へ変位させると
水のみを供給し、同じく止水位置から左方向へ変
位させると湯のみを供給し、この位置からさらに
左方向へ変位させると混合水を供給することがで
きる。
(実施例の説明) 以下、この考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
この考案の実施例は、第1図イ,ロに示すよう
にセラミツクスを素材とする成型により同一の円
板形を呈する一対の固定板弁1及び可動板弁2を
設け、その固定板弁1は摺接面3(前記可動板弁
2との合せ面)のほぼ直径線上に、断面ほぼ扇形
状の湯弁口4及び同形状の水弁口5を両面に貫通
して設け、前記可動板弁2は、同じく摺接面3a
を有すると共に該摺接面3aにこの摺接面3aを
ほぼ3等分する位置に前記湯弁口4を開閉させる
湯出口6及び水弁口5と交互に連通する水出口
7,7aを同じく両面に貫通して設け、前記摺接
面3aの一対辺の上面には後記の弁棒8の爪9と
係合するほぞ孔10の一対を凹設し、この固定板
弁1と可動板弁2とを互いの摺接面3,3aを向
合せにして可動板弁2を上位に重ね合せることに
より、板弁機構11を構成し、この板弁機構11
を後記の混合水栓12を設けた座孔13に取付け
るようにしたものであつてこの混合水栓12は、
第2図に示す通常の湯沸器14と連通しており、
該湯沸器14は、給湯管15及び湯流路16を経
て前記混合水栓12の給湯室17に通じており、
この給湯室17は、湯と水を分離のまま供給でき
るように給水室18との間を遮壁19により区切
られており、これら給湯室17及び給水室18
は、湯通口20と水通口21によつて前記混合水
栓12の一次分岐弁室22にそれぞれ連通してい
る。
この一次分岐弁室22は、前記座孔13に介在
させた内筒24の下部内に形成されており、この
内筒24の周面には前記一次分岐弁室22と二次
分岐弁室25の上部とを連通させている複数個の
通口26を開口し、前記内筒24の縦挿孔27に
は前記弁棒8を挿通し、該弁棒8は、軸方向と直
角に突設したピン29を介して内筒24頂部の案
内溝30に係合してハンドル31の操作により、
前記可動板弁2の開度を規制するように連繋して
いる。上記可動板弁2は、前記弁棒8下端の爪9
と係合する前記ほぞ孔10により係合して下部の
固定板弁1に重ね合されており、前記可動板弁2
を左方へ回動させると、可動板弁2の前記湯出口
6と固定板弁1の前記湯弁口4おび前記通口26
とが一致して湯のみを前記二次分岐弁室25に供
給するように連通し、右方への回動によつて前記
水出口7aと固定板弁1の水弁口5とが一致し、
同時に前記通口26とも通じて水のみを二次分岐
弁室25へ供給できるように連通しており、該二
次分岐弁室25へ供給された湯又は水は、流路3
4と通じる切替弁機構35のハンドル31aの操
作により、シヤワーヘツドに通じるホース36又
は蛇口管37へ交互に給湯水できるように連通し
ている。
いま、第3図ホ,ヘに示すハンドル31の向き
のとき、可動板弁2の湯出口6及び水出口7a
と、固定板弁1の湯弁口4及び水弁口5との関係
は、湯水何れも止水の状態にあり、この位置から
ハンドル31を第3図ハ,ニの位置に変位させる
と、湯弁口4及び湯出口6とが一致し、同時に第
2図に示すように下部で給湯室17に通じている
湯通口20に、上部で二次分岐弁室25に通じて
いる通口26とも連通するので予じめ所要の湯温
に設定されている湯沸器14の湯が、湯流路16
及び給湯室17の順序を経て流入し、該給湯室1
7と連通している湯通口20、湯弁口4、湯出口
6及び通口26を経て二次分岐弁室25に達し、
該二次分岐弁室25に流路34を経て通じている
切替弁機構35により予じめ切替えられているホ
ース36側又は蛇口管37側へ適温の湯を連続的
に供給する。この際、ハンドル31aを回転方向
に操作することにより湯は、ホース36と蛇口管
37側とに交互に供給できる。
次に、ハンドル31を第3図ト,チの位置へ変
位させると、水弁口5及び水出口7aが連通する
ので、第2図に示す給水室18に達している水
は、水通口21、水弁口5、水出口7a及び通口
26を経て二次分岐弁室25から前述の要領でホ
ース36又は蛇口管37へ供給される。この場
合、可動板弁2の変位によつて湯出口6及び水出
口7は、何れも閉塞の状態になるために水のみが
供給される。
また、適温の混合水を得るにはハンドル31を
左方向へ一杯に回動させて第3図イ,ロの位置へ
変位させると、湯弁口4と湯出口6及び水弁口5
と水出口7が互いに約半分ずつの開口面積を有し
て連通するので、湯と水を等分の流量で供給する
ことができる。
(考案の効果) この考案は、上記のように構成したので、次の
利点を有する。
(1) 固定板弁の摺接面のほぼ直径線上に、湯弁口
と水弁口を両面に貫通して設けると共に、可動
板弁の摺接面に、該摺接面をほぼ3等分する位
置に同一平断面形状の湯出口と複数個の水出口
とを同じく両面に貫通して設けたので、ハンド
ルを止水位置から右方向へ操作すれば水を供給
することができ、左方向へ操作すれば湯及び混
合水を供給することができ、使い勝手が極めて
よい。
(2) 従来のものが混合水又は湯を必要な場合でも
ハンドルを水平方向へ操作すると必要でない水
を無駄に流出してしまうものと異なり、本考案
はハンドルを止水位置から左方向へ操作すれば
水を流出することなく湯又は混合水を供給する
ことができるので、極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは、本案板弁機構の分解時の拡大
平面図、第2図は、本案板弁機構を装着した混合
水栓と通常の湯沸器との関係を示す説明図、第3
図イ乃至チは、ハンドルの向きと湯水の弁口及び
湯水の出口相互の対応関係を示す説明図で、ロ
は、イに於けるA−B線の断面図、ニは、ハに於
けるC−D線の断面図、ヘは、ホに於けるE−F
線の断面図、チは、トに於けるG−H線の断面
図、第4図イ,ロ,ハは、従来技術の説明図であ
る。 主要部分の符号の説明、1……固定板弁、2…
…可動板弁、3,3a……摺接面、4……湯弁
口、5……水弁口、6……湯出口、7,7a……
水出口、8……弁棒、11……板弁機構、12…
…混合水栓、13……座孔、28……弁棒、31
……ハンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツクスを素材とした成型による固定板弁
    1と、可動板弁2との組合せによる板弁機構11
    に於いて、固定板弁1の摺接面3のほぼ直径線上
    に、湯弁口4と水弁口5を両面に貫通して設け、
    前記可動板弁2の摺接面3aには該摺接面3aを
    ほぼ3等分にする位置であつて、同じく両面に貫
    通させると共に、前記湯弁口4を断続させる湯出
    口6及び前記水弁口5を交互に断続させる複数個
    の水出口7,7aを同じく両面に貫通して設け、
    この固定板弁1と可動板弁2とを互いの摺接面
    3,3aを向い合せた板弁機構11を混合水栓1
    2の座孔13に介在させ、ハンドル31を有した
    弁棒28と連繋させることにより、ハンドル31
    の右方向への操作で水を供給し、左方向への操作
    で湯及び混合水を供給することを特徴とする混合
    水栓用板弁の構造。
JP1985051357U 1985-04-06 1985-04-06 Expired JPH035729Y2 (ja)

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