JP2631823B2 - セラミックディスクを用いた三方弁 - Google Patents

セラミックディスクを用いた三方弁

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JP2631823B2
JP2631823B2 JP31275294A JP31275294A JP2631823B2 JP 2631823 B2 JP2631823 B2 JP 2631823B2 JP 31275294 A JP31275294 A JP 31275294A JP 31275294 A JP31275294 A JP 31275294A JP 2631823 B2 JP2631823 B2 JP 2631823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックディスクを
用いた三方弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、可動および固定の2
枚のセラミック製ディスクからなる切換弁は、円筒状弁
箱と、該弁箱に収容された2枚のディスクと、から構成
され、これらのディスクには扇形通水口がそれぞれ開口
されていて、可動ディスクをスピンドルにより回転させ
て、これらの通水口の一致・不一致により弁開閉を行う
ようにしている(例えば、実開昭61−50164号公
報、実開平1−89688号公報、実開平4−1486
6号公報等参照)。
【0003】ところで、かかるディスク弁は、可動ディ
スクを固定ディスクに対し回転させるには、ディスク中
心で摺動面に直交して設けているスピンドルにより行う
ので、スピンドルを設けた分だけディスク摺動面積を減
らし、したがって、通水口を大にしようとすれば、それ
だけディスク径が大となり、しかもスピンドルの先端に
はハンドルを必要とすることから、スピンドル軸方向の
寸法も大となる、という問題があって、かかるディスク
弁を、2または3個の流出口に切換える三方弁に適用す
れば、全体が嵩高になる、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、円筒状弁本体(1)に、固定および可動の重
合した2枚のセラミック製ディスク(14)(15)を
収容する弁室(13)を設け、前記可動ディスク(1
5)の外周に係合したハンドル(29)を弁本体(1)
の外周面に沿って回動させて第1および第2の流出口を
切換えする三方弁にあって、前記固定ディスク(14)
に、流入側通水口(16)と流出側通水口(16a)と
をそれぞれ貫通して設け、前記可動ディスク(15)
に、前記流入側通水口(16)と連通する貫通した通水
口(25)と、該通水口(25)に隣接し且つ前記流入
側通水口(16)を閉塞可能とする閉塞ランド部(2
6)と、これらの通水口(25)と閉塞ランド部(2
6)とから隔絶され且つ前記流入側通水口(16)と流
出側通水口(16a)とに同時に連通するバイパス用凹
部(27)とを、それぞれ設けたことを特徴とするセラ
ミックディスクを用いた三方弁にある。
【0005】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例により詳細に
説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は図1
(または図3)のA〜矢視断面図、図3は図2のB〜矢
視断面図、図4は図3(または図2)のC〜矢視断面
図、図5は図1の分解斜視図、図6は図5の要部拡大平
面図である。
【0006】本実施例の三方弁は、流し台等に設置され
た単水栓に付設する、2または3個の流出口をもつ小形
コンパクトな三方弁に好適であって、2個の流出口をも
つ三方弁の場合は、例えば、単水栓の吐水管に付設され
て、浄水器へ原水を供給する通水と、浄水器を逆洗する
通水とを別々に又は同時に行うことができるものであ
る。
【0007】先ず、弁本体1について述べる。図1にお
いて、これは円筒状の弁本体1で、この弁本体1には、
その軸方向の一方側には流入口ジョイント3が、他方側
には第1の流出口ジョイント4がそれぞれ螺着されてい
る。また、その軸直交方向の上方側には第2の流出口ジ
ョイント5が、軸直交方向の下方側には第3の流出口ジ
ョイント6がそれぞれ螺着されている。したがって、第
1の流出口ジョイント4に対し、第2および第3の流出
口ジョイント5,6は直交して配置されている。
【0008】そして、これらの流入または流出口ジョイ
ントは、図3に示すように、弁本体1に螺着され、接続
する管が着脱自在に螺着できるネジ7が外周に設けら
れ、しかも、その軸方向には貫通した流路8が形成され
ている接続部材で構成されている。
【0009】また、この弁本体1は黄銅製円筒を用い、
その軸に平行に貫通した貫通キリ孔9と、軸に平行であ
るが、貫通しない不貫通キリ孔10とを設けると共に、
軸直交方向の同一線上に、互に連通しない第1および第
2のキリ孔11,12を設けている。そして、貫通キリ
孔9と第1のキリ孔11とが、不貫通キリ孔10と第2
のキリ孔12とがそれぞれ連通している。したがって、
連通キリ孔9は、流入口ジョイント3、第2の流出口ジ
ョイント5、および後記のディスク弁2を介して、第1
の流出口ジョイント4にそれぞれ連通している。
【0010】また、不貫通キリ孔10は、ディスク弁2
を介して、第3の流出口ジョイント6に連通している。
また、この弁本体1の軸方向には、ディスク弁2が収納
される大径の弁室13が設けられ、この弁室13の外端
側内周にメネジが刻設され、このメネジに前記第1の流
出口ジョイント4が螺着している。
【0011】次に、ディスク弁2について述べる。この
ディスク弁2はセラミック製であって、径26mmφ、
外形厚さ5.5mmの固定ディスク14と、径26mm
φ、外形厚さ14mmの可動ディスク15とがグリ−ス
等を介して重合されている。
【0012】固定ディスク14には180°対向した2
つの扇形通水口が開口しており、その一つは流入側通水
口15で、他は流出側通水口16aになっている。ま
た、固定ディスク14の反摺動側には、ゴム製のカラ−
パッキン17が入るパッキン嵌合部18と、2つのバネ
受筒19,19が入る筒凹部20,20とが、それぞれ
凹設されている。このパッキン嵌合部18は、前記流入
側通水口16と同軸上になって連通している。また、バ
ネ受筒19,19には圧縮形コイルバネ21が収容さ
れ、このコイルバネ21はバネ受筒19と、前記弁本体
1に凹設されているバネ受筒用嵌合部22の底部とをバ
ネ受としている。
【0013】したがって、このゴム製のカラ−パッキン
17や2つのバネ受筒19のコイルバネ21によって、
固定ディスク14に偏った水圧が作用しても、これを矯
正したり、また、固定ディスク14の回り止めにした
り、更には、固定ディスク14と可動ディスク15との
摺動抵抗を軽減している。
【0014】可動ディスク15は、外輪部23と、この
外輪部23を支持したリブ板24と、このリブ板24に
設けた、中心角で約60°の広がりをもつ扇形通水口2
5と、この扇形通水口25に隣接した、中心角で約60
°の広がりをもつ閉塞ランド部26と、これらの扇形通
水口25と閉塞ランド部26とから隔絶した、中心角で
約240°の広がりをもつバイパス用凹部27と、から
大略構成されている。
【0015】したがって、外輪部23の側端面が固定デ
ィスク14と摺動しており、扇形通水口25は、固定デ
ィスク14の流入側通水口16と第1の流出口ジョイン
ト4とにそれぞれ連通しており、閉塞ランド部26は固
定ディスク14の流入側通水口16を閉塞するようにな
っており、また、バイパス用凹部27は固定ディスク1
4の流入側通水口16と、流出側通水口16aとに同時
に連通した後、第3の流出口ジョイント6に連通してい
る。
【0016】この可動ディスク15の外輪部23の周面
軸方向には、対向する2つの係合溝28,28が設けら
れており、これらの係合溝28に、180°対向した2
つのツマミ型(指先で把持して一寸回転操作するもの)
ハンドル29,29aのそれぞれの足30が弁本体1に
設けた切欠31を介して挿入され、このツマミ型ハンド
ル29を約120°の範囲で回転させることにより、弁
の切換えができるようにしている。
【0017】次に、本実施例の作用を述べる。本実施例
の三方弁の流入口ジョイント3を単水栓(不図示)に接
続して水道水を導入するようにする。そして、第1の流
出口ジョイント4を浄水器の逆洗用ホ−ス(いずれも不
図示)に接続し、第2の流出口ジョイント5に閉塞蓋3
2を装着し、更に、第3の流出口ジョイント6を浄水器
の原水用ホ−ス(不図示)に接続する。
【0018】そこで、図2において、ツマミ型ハンドル
29,(29a)を、Gの状態にすれば完全閉塞位置と
なって、水道水を浄水器の逆洗水や原水のいずれにも導
入しない。次いで、ツマミ型ハンドル29をHの状態に
すれば、浄水器へ逆洗水を導入し始める。Jの状態で浄
水器は完全逆洗浄の状態となる。次いで、ツマミ型ハン
ドル29をMの状態にすれば、逆洗水と原水とが浄水器
に導入され、次いで、Kの状態からLの状態にすれば、
原水の導入だけとなる。したがって、ツマミ型ハンドル
29を図中、下方から上方に向け回動することにより、
閉塞→逆洗→逆洗・原水→原水の導入となるので、誤作
動なく完全な浄水を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、円筒状弁本体の外周面
に沿って回転するハンドルを、可動ディスクの外周に係
合させて回動するので、ディスクに通水口を大きく形成
しても、小型コンパクトなディスク弁となり、ひいては
コンパクトな三方弁に構成することができる。しかも、
固定ディスクに流入側通水口と流出側通水口を設け、可
動ディスクに通水口と閉塞ランド部とバイパス用凹部と
を設けたので、可動ディスクの回転により、三方弁にお
ける第1の流出口と第2の流出口との同時連通部分が形
成でき、閉塞、第1の流出口、第1と第2の流出口の重
複、および第2の流出口の各切換えが得られ、三方弁の
切換えを多様化することができる。更に、通水口はもと
より、閉塞ランド部やバイパス用凹部を設けるだけであ
るので、これらが小片のセラミックディスクに容易に成
形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】図1(または図3)のA〜矢視断面図である。
【図3】図2のB〜矢視断面図である。
【図4】図3(または図2)のC〜矢視断面図である。
【図5】図1の分解斜視図である。
【図6】図5の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1…弁本体、13…弁室、14…固定ディスク、15…
可動ディスク、16…流入側通水口、16a…流出側通
水口、25…扇形通水口、26…閉塞ランド部、27…
バイパス用凹部、29…ハンドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状弁本体(1)に、固定および可動
    の重合した2枚のセラミック製ディスク(14)(1
    5)を収容する弁室(13)を設け、前記可動ディスク
    (15)の外周に係合したハンドル(29)を弁本体
    (1)の外周面に沿って回動させて第1および第2の流
    出口を切換えする三方弁にあって、 前記固定ディスク(14)に、流入側通水口(16)と
    流出側通水口(16a)とをそれぞれ貫通して設け、 前記可動ディスク(15)に、前記流入側通水口(1
    6)と連通する貫通した通水口(25)と、該通水口
    (25)に隣接し且つ前記流入側通水口(16)を閉塞
    可能とする閉塞ランド部(26)と、これらの通水口
    (25)と閉塞ランド部(26)とから隔絶され且つ前
    記流入側通水口(16)と流出側通水口(16a)とに
    同時に連通するバイパス用凹部(27)とを、それぞれ
    設けたことを特徴とするセラミックディスクを用いた三
    方弁。
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